カード利用者端末におけるバックアップ取得方式
【課題】ICカードの使用履歴のバックアップにおいて、カード利用者の端末を利用し、カード発行者端末のバックアップ情報を減らすバックアップ取得方式を実現する。
【解決手段】カード利用者端末はICカードの使用データを管理する。ポイント操作端末はポイント使用時のみ使用データをカード発行者端末に送信し、カード発行者端末はポイント操作端末から送られてくるデータのみをバックアップデータとして管理する。
【解決手段】カード利用者端末はICカードの使用データを管理する。ポイント操作端末はポイント使用時のみ使用データをカード発行者端末に送信し、カード発行者端末はポイント操作端末から送られてくるデータのみをバックアップデータとして管理する。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードのデータのバックアップ取得方法にかかり、特にポイントサービスで用いられるICカード内のポイントの再発行をするバックアップ方式である。
【0002】
【従来の技術】従来、カードプログラムに格納されたバリューの管理は、ポイント等のサービスを行うカード発行者の責任において管理されていた。したがって、カード発行者はカードの使用により、カードプログラム内のポイント等のバリューが変更する度にカード発行者が持つカード利用者毎のデータベース内の現在のバリュー値を管理する必要があった。カード使用時にカードプログラムのバックアップを取得し、管理する方式としては、特開平8-115390号公報「ICカードのバックアップ及び回復を行うシステム」があるが、特開平8-115390号公報の方式ではICカードを用いるたびにバックアップを取得し、各端末でバックアップ情報を取得しておかなければならなかった。本発明ではカード利用者の端末を利用し、カード発行者端末のバックアップ情報を減らすバックアップ取得方式は例をみない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術では、ICカードにデータを書き込む時に、ICカードにアクセスする端末によりバックアップを取得していた。この端末は店舗等の複数のカード利用者を扱う端末が想定されており、それら全部のバックアップを取得するため大容量のデータベースを必要とし、また、カード識別のための情報を保持する必要があった。
【0004】本発明の目的は、カード利用者端末を用いることによって、カード発行者端末の少容量でのバックアップ方式を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記データベースの大容量化を解決するため、本発明では、カード利用者が本人のカードに関する履歴だけを管理し、カード発行者はポイント使用時のみのデータを管理する。カード紛失等のアクシデントの時、カード利用者、カード発行者のデータの差分により、カード内格納ポイントの回復を実現可能にした。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を用いて、本発明のシステム構成を説明する。システムはICカード100とポイント操作端末400、カード発行者端末300、カード利用者端末200から構成される。ICカード100は内部に処理装置とメモリ(主記憶装置)を備えたカードであり、ICカード100使用時のポイント残高等のバリューとバックアップを取得し、カード利用者端末200へバックアップ情報を渡すためのプログラムを格納する。販売店等に設置するポイント操作端末400は処理装置、メモリ、リーダライタを備えた計算機であり、商品購入に対するサービスとして、ポイントを顧客に付与するときや、ポイントを商品等に還元した場合に、カードから商品単価に該当するポイントを削除するための端末である。
【0007】カード発行会社に設置されるカード発行者端末300は処理装置、メモリ、リーダライタを備えた計算機であり、ポイントを商品等に還元した場合にカードから商品単価に該当するポイントを削除した個人のカード情報を管理するための端末であり、500で示す専用線で400のポイント操作端末と結ばれている。カード利用者端末200はカード利用者が保持する処理装置、メモリ、リーダライタを備えた計算機であり、カードに蓄積されたポイントのバックアップを取得するための端末であり、600に示すネットワークを通じてインターネットでカード発行者端末と通信することができる。
【0008】図2は図1の100で示したICカードの内部構成を示す図である。ICカード100の電子回路は、マイクロプロセッサのような処理装置140、EEPROM、フラッシュメモリなどで構成される記憶装置160、及びICカード100に電源を供給するとともに、ポイント操作端末400やカード利用者端末200との間で情報の転送を行うためのインタフェース部150を有する。
【0009】記憶装置160はポイント操作端末400から起動要求されるポイントを負荷したり削除したりするポイントAP110と、ポイント操作端末400とカード利用者端末200の間で、ポイント取得や削除の履歴をカード内に格納するための、カードデータ管理AP120及び制御プログラム130を持つ。カードデータ管理AP120は、データ履歴テーブル送信機能121、データ履歴テーブル作成機能122、データ消去機能123の機能を持ち、格納データとしてデータ履歴テーブル124、カード発行時にカード発行者により設定されるカード発行者秘密鍵125を持つ。
【0010】図3はデータ履歴テーブル124の構造を示す。データ管理テーブル124は、ポイントの格納単位であるAPを示すAP番号11、ポイントを使用した最新日付である使用日付12、最新のポイント数を表すポイント残高13とAP番号11、使用日付12、ポイント残高13を連続したデータにカード内に格納されているカード発行者秘密鍵125で暗号化した履歴データの署名14から構成される。
【0011】図4はカード利用者端末200の構成を示す図である。カード利用者端末200は記憶装置210とインタフェース部220、処理装置230及び制御プログラム240からなるPCなどの端末であり、記憶装置210にはICカード100に格納された履歴を取得するためのデータ履歴テーブル取得プログラム211と、カード紛失等のアクシデントによりカード発行者に履歴を送信する場合のカード発行者へのメッセージ送信プログラム212を持ち、データとしてICカード100から取得した履歴を格納するデータ履歴テーブル213を持つ。
【0012】図5はデータ履歴テーブル213の構造を示す。データ管理テーブル213は、ICカード上のデータ履歴テーブル124と同様のポイントの格納単位であるAPを示すAP番号21、ポイントを使用した最新日付である使用日付22、最新のポイント数を表すポイント残高23とAP番号21、使用日付22、ポイント残高23を連続したデータにカード内に格納されているカード発行者秘密鍵125で暗号化した履歴データの署名24から構成される。
【0013】図6はカード発行者端末300の構成を示す図である。カード発行者端末300は記憶装置310とインターフェース部320、処理装置330からなるPCなどの端末であり、記憶装置310にはカード紛失などのアクシデントにより、カード利用者端末から送られてきたデータ履歴テーブルを取得するカード再発行情報取得プログラム340、ポイント操作端末400から送られてきたデータ履歴テーブルを取得、管理するポイント使用時の履歴データ管理プログラム350、カードを再発行時、カード内にポイントを付加するポイント回復プログラム360、送られてきたデータの整合性を確認するための公開鍵を格納してある公開鍵格納部370及び制御プログラム380を持つ。カード再発行情報取得プログラム340は、格納データとして履歴データ格納部341、ポイント使用時の履歴データ管理プログラム350には、格納データとしてポイント使用時の履歴データ格納部351を持つ。
【0014】図7は履歴データ格納部341の構造を示す。データ履歴格納部341はカード利用者端末のメッセージ送信プログラム212で作成されたポイントの格納単位である顧客番号を示す顧客番号(カード番号)31、カード上のAPを示すAP番号32、カードを利用した日付である使用日付33、使用日付までに搭載されていたポイント数34とカード内のカード発行者秘密鍵125で暗号化された履歴データの署名35から構成される。
【0015】図8はポイント使用時の履歴データ格納部351の構造を示す。ポイント使用時のデータ履歴格納部351はポイント操作端末のポイント操作プログラム450で作成されたポイントの格納単位である顧客番号を示す顧客番号(カード番号)41、ポイントを利用したAPを示すAP番号42、カード上のポイントを利用した日付である使用日付43、使用日付までのポイント残高をあらわすポイント数44とカード内のカード発行者秘密鍵125で暗号化された履歴データの署名45から構成される。
【0016】図9はポイント操作端末400の構成を示す図である。ポイント操作端末400は記憶装置410とインターフェース部420、処理装置430からなるPCなどの端末であり、記憶装置410にはカード上のデータ履歴テーブルに必要なデータを送信、またカード発行端末へデータ履歴テーブルを送信などのポイント操作プログラム450、データとしてICカード100から取得した履歴を格納するデータ履歴テーブル451及び制御プログラム440から構成される。
【0017】図10はデータ履歴テーブル451の構造を示す。データ管理テーブル451は、ICカード上のデータ履歴テーブル124と同様のポイントの格納単位であるAPを示すAP番号51、ポイントを使用した最新日付である使用日付52、最新のポイント数をあらわすポイント残高53とAP番号51、使用日付52、ポイント残高53を連続したデータにカード内に格納されているカード発行者秘密鍵125で暗号化した履歴データの署名54から構成される。
【0018】図11a,図11bはポイント操作端末400のICカード100にデータ履歴テーブル124の作成及びポイント操作プログラム450の処理の流れを示すフローチャートである。ポイント操作プログラム450は、ポイント操作端末400上にICカード100の挿入を要求するメッセージを表示し(ステップ61)、カードが挿入されたかどうかを判定する(ステップ62)。利用者のICカード100がリーダライタ700に挿入されると、ポイント操作プログラム450はICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121を呼び出す(ステップ63)。ICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121よりデータ履歴テーブル124を返す(ステップ64)。
【0019】受け取ったデータ履歴テーブル124をポイント操作端末400のデータ履歴テーブル451に格納する(ステップ65)。買い物によりポイント操作(図示せず)を行い、リーダライタ700及びインターフェース部150を介して使用したAP番号51、使用日付52、現在のポイント数53をパラメータとしてICカード100中のステップ67のデータ履歴テーブル作成機能122を呼び出す(ステップ66)。ICカード100中のデータ履歴テーブル作成機能122からステップ74の作成したデータ履歴テーブル124を返す(ステップ67)。受け取ったデータ履歴テーブル124をポイント操作端末400中のデータ履歴テーブル451に格納する(ステップ68)。
【0020】買い物によりポイントを使用したかを判定し(ステップ69)、ポイントを使用していなければ(ステップ69N)ステップ71の処理を行う。ポイントを使用していれば(ステップ69Y)、カード発行者端末300へ専用線500を介して顧客番号(図示せず)及びデータ履歴テーブル451を送信する(ステップ70)。ポイント操作端末400のデータ履歴テーブル451を消去する(ステップ71)。
【0021】図12はICカード100上のデータ履歴テーブル作成機能122の処理の流れを示すフローチャートである。履歴テーブル作成機能122はポイント操作端末400からのAP番号51、使用日付52、現在のポイント数53をパラメータとしてカード発行者秘密鍵125で暗号化し、履歴データの署名14を作成し(ステップ72)、ポイント操作端末400からのパラメータをAP番号11、使用日付12、現在のポイント数13、ステップ69の履歴データの署名14をデータ履歴テーブル124に格納する(ステップ73)。格納したデータ履歴テーブル124をポイント操作端末400に返す(ステップ74)。
【0022】図13はカード利用者端末200のデータ履歴テーブル取得プログラム211及びICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121、データ消去機能123の処理の流れを示すフローチャートである。データ履歴テーブル取得プログラム211は、カード利用者端末200上にICカード100の挿入を要求するメッセージを表示し(ステップ75)、カードが挿入されたかどうかを判定する(ステップ76)。
【0023】利用者のICカード100がリーダライタ800に挿入されると、データ履歴テーブル取得プログラム211はリーダライタ800及びインターフェース部150を介してICカード100中のステップ78のデータ履歴テーブル送信機能121を呼び出す(ステップ77)。ICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121よりデータ履歴テーブル124を返す(ステップ78)。
【0024】受け取ったデータ履歴テーブル124をカード利用者端末200のデータ履歴テーブル213に格納する(ステップ79)。リーダライタ800及びインターフェース部150を介してICカード100中のステップ81のデータ消去機能123を呼び出す(ステップ80)。ICカード100中のデータ消去機能121よりICカード中のデータ履歴テーブル124を消去する(ステップ81)。
【0025】図14はカード利用者がカードを紛失時のカード利用者端末200とカード発行者端末300との処理の流れを示すフローチャートである。カード利用者はカード紛失時にカード発行者端末300のWeb(図示せず)上にアクセスし(ステップ82)、カード発行者端末300のWeb上は紛失届け用フォーム(図示せず)を表示する(ステップ83)。カード利用者はWeb上の紛失届けに入力し(ステップ84)、カード発行者端末300はWeb上からカード紛失届けを受け取る(ステップ85)。カード発行者端末300はカード利用者端末100へカード利用者端末100中のメッセージ送信プログラム212の起動要求表示する(ステップ86)。
【0026】カード利用者はカード利用者端末200上のメッセージ送信プログラム212を起動し、カード利用者端末200内のデータ履歴テーブル213を取出し、カード利用者の顧客番号及びデータ履歴テーブル213を添付して送付メッセージ(図示せず)を作成する(ステップ87)。作成した送付メッセージをカード発行者端末300へ送信し(ステップ88)、カード発行者端末300はカード利用者からの送付メッセージを受取り、カード発行者端末300上のカード再発行情報取得プログラム340を起動する(ステップ89)。
【0027】図15はカード発行者端末300上のカード再発行情報取得プログラム340の処理の流れを示すフローチャートである。カード再発行情報取得プログラム340はカード利用者端末200からの送付メッセージに添付されたカード利用者の顧客番号、及びデータ履歴テーブル213をカード再発行情報取得プログラム340内の履歴データ格納部341へ格納する(ステップ90)。
【0028】図16はカード発行者端末300上のポイント使用時の履歴データ管理プログラム350の処理の流れを示すフローチャートである。ステップ70のカード利用者がポイント使用時にポイント操作端末400より専用線500を介して、送信するデータ履歴テーブル451がカード発行者端末300へ送信されているものとする。送信された顧客番号及びデータ履歴テーブル451をポイント使用時の履歴データ管理プログラム350内のポイント使用時の履歴データ格納部351へ格納する(ステップ91)。
【0029】図17カード発行者端末300上のカード再発行プログラム360の処理の流れを示すフローチャートである。カード利用者がカード利用者端末200上のメッセージ送信プログラム212を介して、データ履歴テーブル213をカード発行者端末300へ送信されているものとする。受取ったカード利用者のデータ履歴テーブル213をカード発行者端末300の公開鍵格納部370内のカード発行者端末の公開鍵(図示せず)により、データ履歴テーブル213が正しいかどうかを判定する(ステップ92)。
【0030】一致しなければ、カード利用者へデータ不一致を通達(図示せず)し終了する(ステップ92N)。正しければ(ステップ92Y)、カード利用者がポイント使用経歴があるかどうかをポイント使用時の履歴データ格納部351より確認する(ステップ93)。使用経歴がなければ(ステップ93N)、ステップ95の処理を実行する。使用経歴があれば(ステップ93Y)、カード発行者端末300内のポイント使用時の履歴データ格納部351の使用日付63とカード発行者端末300内の履歴データ格納部の使用日付53を比較する(ステップ94)。
【0031】カード発行者端末300内の履歴データ格納部の使用日付53の方が最新であれば(ステップ94■)、カード発行者端末300内の履歴データ格納部341のデータを基にAPとポイントを付加しカードを再発行する(ステップ95)。カード発行者端末300内のポイント使用時の履歴データ格納部351の使用日付63の方が最新であれば(ステップ94■)、カード発行者端末300内のポイント使用時の履歴データ格納部351のデータを基にAPとポイントを付加し、カードを再発行する(ステップ96)。
【0032】
【発明の効果】本発明では、カード利用者が本人のカードに関する履歴だけを管理し、カード発行者はポイント使用時のみのデータを管理する。カード紛失等のアクシデントの時、カード利用者、カード発行者のデータの差分により、カード内格納ポイントの回復を実現可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示したシステム構成図である。
【図2】本発明のICカード100の内部構成図である。
【図3】本発明のデータ履歴テーブル124のデータ構成図である。
【図4】本発明のカード利用者端末200の内部構成図である。
【図5】本発明のデータ履歴テーブル213のデータ構成図である。
【図6】本発明のカード発行者端末300の内部構成図である。
【図7】本発明の履歴データ格納部341のデータ構成図である。
【図8】本発明のポイント使用時の履歴データ格納部351のデータ構成図である。
【図9】本発明のポイント操作端末400の内部構成図である。
【図10】本発明のデータ履歴テーブル451のデータ構成図である。
【図11a】本発明のポイント操作プログラム450の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11b】本発明のポイント操作プログラム450の処理の流れを示すフローチャート(続き)である。
【図12】本発明のICカード100のデータ履歴テーブル作成の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明のカード利用者端末200の処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明のカード紛失時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明のカード再発行情報取得プログラム340の処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明のポイント使用時の履歴データ管理プログラム350の処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明のカード再発行プログラム360の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ICカード、124…ICカード内のデータ履歴テーブル、200…カード利用者端末、213…カード利用者端末内のデータ履歴テーブル、300…カード発行者端末、340…カード再発行情報取得プログラム、341…履歴データ格納部、350…ポイント使用時の履歴データ格納部、351…ポイント使用時の履歴データ格納部、400…ポイント操作端末、450…ポイント操作プログラム、451…ポイント操作端末のデータ履歴テーブル。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードのデータのバックアップ取得方法にかかり、特にポイントサービスで用いられるICカード内のポイントの再発行をするバックアップ方式である。
【0002】
【従来の技術】従来、カードプログラムに格納されたバリューの管理は、ポイント等のサービスを行うカード発行者の責任において管理されていた。したがって、カード発行者はカードの使用により、カードプログラム内のポイント等のバリューが変更する度にカード発行者が持つカード利用者毎のデータベース内の現在のバリュー値を管理する必要があった。カード使用時にカードプログラムのバックアップを取得し、管理する方式としては、特開平8-115390号公報「ICカードのバックアップ及び回復を行うシステム」があるが、特開平8-115390号公報の方式ではICカードを用いるたびにバックアップを取得し、各端末でバックアップ情報を取得しておかなければならなかった。本発明ではカード利用者の端末を利用し、カード発行者端末のバックアップ情報を減らすバックアップ取得方式は例をみない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術では、ICカードにデータを書き込む時に、ICカードにアクセスする端末によりバックアップを取得していた。この端末は店舗等の複数のカード利用者を扱う端末が想定されており、それら全部のバックアップを取得するため大容量のデータベースを必要とし、また、カード識別のための情報を保持する必要があった。
【0004】本発明の目的は、カード利用者端末を用いることによって、カード発行者端末の少容量でのバックアップ方式を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記データベースの大容量化を解決するため、本発明では、カード利用者が本人のカードに関する履歴だけを管理し、カード発行者はポイント使用時のみのデータを管理する。カード紛失等のアクシデントの時、カード利用者、カード発行者のデータの差分により、カード内格納ポイントの回復を実現可能にした。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を用いて、本発明のシステム構成を説明する。システムはICカード100とポイント操作端末400、カード発行者端末300、カード利用者端末200から構成される。ICカード100は内部に処理装置とメモリ(主記憶装置)を備えたカードであり、ICカード100使用時のポイント残高等のバリューとバックアップを取得し、カード利用者端末200へバックアップ情報を渡すためのプログラムを格納する。販売店等に設置するポイント操作端末400は処理装置、メモリ、リーダライタを備えた計算機であり、商品購入に対するサービスとして、ポイントを顧客に付与するときや、ポイントを商品等に還元した場合に、カードから商品単価に該当するポイントを削除するための端末である。
【0007】カード発行会社に設置されるカード発行者端末300は処理装置、メモリ、リーダライタを備えた計算機であり、ポイントを商品等に還元した場合にカードから商品単価に該当するポイントを削除した個人のカード情報を管理するための端末であり、500で示す専用線で400のポイント操作端末と結ばれている。カード利用者端末200はカード利用者が保持する処理装置、メモリ、リーダライタを備えた計算機であり、カードに蓄積されたポイントのバックアップを取得するための端末であり、600に示すネットワークを通じてインターネットでカード発行者端末と通信することができる。
【0008】図2は図1の100で示したICカードの内部構成を示す図である。ICカード100の電子回路は、マイクロプロセッサのような処理装置140、EEPROM、フラッシュメモリなどで構成される記憶装置160、及びICカード100に電源を供給するとともに、ポイント操作端末400やカード利用者端末200との間で情報の転送を行うためのインタフェース部150を有する。
【0009】記憶装置160はポイント操作端末400から起動要求されるポイントを負荷したり削除したりするポイントAP110と、ポイント操作端末400とカード利用者端末200の間で、ポイント取得や削除の履歴をカード内に格納するための、カードデータ管理AP120及び制御プログラム130を持つ。カードデータ管理AP120は、データ履歴テーブル送信機能121、データ履歴テーブル作成機能122、データ消去機能123の機能を持ち、格納データとしてデータ履歴テーブル124、カード発行時にカード発行者により設定されるカード発行者秘密鍵125を持つ。
【0010】図3はデータ履歴テーブル124の構造を示す。データ管理テーブル124は、ポイントの格納単位であるAPを示すAP番号11、ポイントを使用した最新日付である使用日付12、最新のポイント数を表すポイント残高13とAP番号11、使用日付12、ポイント残高13を連続したデータにカード内に格納されているカード発行者秘密鍵125で暗号化した履歴データの署名14から構成される。
【0011】図4はカード利用者端末200の構成を示す図である。カード利用者端末200は記憶装置210とインタフェース部220、処理装置230及び制御プログラム240からなるPCなどの端末であり、記憶装置210にはICカード100に格納された履歴を取得するためのデータ履歴テーブル取得プログラム211と、カード紛失等のアクシデントによりカード発行者に履歴を送信する場合のカード発行者へのメッセージ送信プログラム212を持ち、データとしてICカード100から取得した履歴を格納するデータ履歴テーブル213を持つ。
【0012】図5はデータ履歴テーブル213の構造を示す。データ管理テーブル213は、ICカード上のデータ履歴テーブル124と同様のポイントの格納単位であるAPを示すAP番号21、ポイントを使用した最新日付である使用日付22、最新のポイント数を表すポイント残高23とAP番号21、使用日付22、ポイント残高23を連続したデータにカード内に格納されているカード発行者秘密鍵125で暗号化した履歴データの署名24から構成される。
【0013】図6はカード発行者端末300の構成を示す図である。カード発行者端末300は記憶装置310とインターフェース部320、処理装置330からなるPCなどの端末であり、記憶装置310にはカード紛失などのアクシデントにより、カード利用者端末から送られてきたデータ履歴テーブルを取得するカード再発行情報取得プログラム340、ポイント操作端末400から送られてきたデータ履歴テーブルを取得、管理するポイント使用時の履歴データ管理プログラム350、カードを再発行時、カード内にポイントを付加するポイント回復プログラム360、送られてきたデータの整合性を確認するための公開鍵を格納してある公開鍵格納部370及び制御プログラム380を持つ。カード再発行情報取得プログラム340は、格納データとして履歴データ格納部341、ポイント使用時の履歴データ管理プログラム350には、格納データとしてポイント使用時の履歴データ格納部351を持つ。
【0014】図7は履歴データ格納部341の構造を示す。データ履歴格納部341はカード利用者端末のメッセージ送信プログラム212で作成されたポイントの格納単位である顧客番号を示す顧客番号(カード番号)31、カード上のAPを示すAP番号32、カードを利用した日付である使用日付33、使用日付までに搭載されていたポイント数34とカード内のカード発行者秘密鍵125で暗号化された履歴データの署名35から構成される。
【0015】図8はポイント使用時の履歴データ格納部351の構造を示す。ポイント使用時のデータ履歴格納部351はポイント操作端末のポイント操作プログラム450で作成されたポイントの格納単位である顧客番号を示す顧客番号(カード番号)41、ポイントを利用したAPを示すAP番号42、カード上のポイントを利用した日付である使用日付43、使用日付までのポイント残高をあらわすポイント数44とカード内のカード発行者秘密鍵125で暗号化された履歴データの署名45から構成される。
【0016】図9はポイント操作端末400の構成を示す図である。ポイント操作端末400は記憶装置410とインターフェース部420、処理装置430からなるPCなどの端末であり、記憶装置410にはカード上のデータ履歴テーブルに必要なデータを送信、またカード発行端末へデータ履歴テーブルを送信などのポイント操作プログラム450、データとしてICカード100から取得した履歴を格納するデータ履歴テーブル451及び制御プログラム440から構成される。
【0017】図10はデータ履歴テーブル451の構造を示す。データ管理テーブル451は、ICカード上のデータ履歴テーブル124と同様のポイントの格納単位であるAPを示すAP番号51、ポイントを使用した最新日付である使用日付52、最新のポイント数をあらわすポイント残高53とAP番号51、使用日付52、ポイント残高53を連続したデータにカード内に格納されているカード発行者秘密鍵125で暗号化した履歴データの署名54から構成される。
【0018】図11a,図11bはポイント操作端末400のICカード100にデータ履歴テーブル124の作成及びポイント操作プログラム450の処理の流れを示すフローチャートである。ポイント操作プログラム450は、ポイント操作端末400上にICカード100の挿入を要求するメッセージを表示し(ステップ61)、カードが挿入されたかどうかを判定する(ステップ62)。利用者のICカード100がリーダライタ700に挿入されると、ポイント操作プログラム450はICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121を呼び出す(ステップ63)。ICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121よりデータ履歴テーブル124を返す(ステップ64)。
【0019】受け取ったデータ履歴テーブル124をポイント操作端末400のデータ履歴テーブル451に格納する(ステップ65)。買い物によりポイント操作(図示せず)を行い、リーダライタ700及びインターフェース部150を介して使用したAP番号51、使用日付52、現在のポイント数53をパラメータとしてICカード100中のステップ67のデータ履歴テーブル作成機能122を呼び出す(ステップ66)。ICカード100中のデータ履歴テーブル作成機能122からステップ74の作成したデータ履歴テーブル124を返す(ステップ67)。受け取ったデータ履歴テーブル124をポイント操作端末400中のデータ履歴テーブル451に格納する(ステップ68)。
【0020】買い物によりポイントを使用したかを判定し(ステップ69)、ポイントを使用していなければ(ステップ69N)ステップ71の処理を行う。ポイントを使用していれば(ステップ69Y)、カード発行者端末300へ専用線500を介して顧客番号(図示せず)及びデータ履歴テーブル451を送信する(ステップ70)。ポイント操作端末400のデータ履歴テーブル451を消去する(ステップ71)。
【0021】図12はICカード100上のデータ履歴テーブル作成機能122の処理の流れを示すフローチャートである。履歴テーブル作成機能122はポイント操作端末400からのAP番号51、使用日付52、現在のポイント数53をパラメータとしてカード発行者秘密鍵125で暗号化し、履歴データの署名14を作成し(ステップ72)、ポイント操作端末400からのパラメータをAP番号11、使用日付12、現在のポイント数13、ステップ69の履歴データの署名14をデータ履歴テーブル124に格納する(ステップ73)。格納したデータ履歴テーブル124をポイント操作端末400に返す(ステップ74)。
【0022】図13はカード利用者端末200のデータ履歴テーブル取得プログラム211及びICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121、データ消去機能123の処理の流れを示すフローチャートである。データ履歴テーブル取得プログラム211は、カード利用者端末200上にICカード100の挿入を要求するメッセージを表示し(ステップ75)、カードが挿入されたかどうかを判定する(ステップ76)。
【0023】利用者のICカード100がリーダライタ800に挿入されると、データ履歴テーブル取得プログラム211はリーダライタ800及びインターフェース部150を介してICカード100中のステップ78のデータ履歴テーブル送信機能121を呼び出す(ステップ77)。ICカード100中のデータ履歴テーブル送信機能121よりデータ履歴テーブル124を返す(ステップ78)。
【0024】受け取ったデータ履歴テーブル124をカード利用者端末200のデータ履歴テーブル213に格納する(ステップ79)。リーダライタ800及びインターフェース部150を介してICカード100中のステップ81のデータ消去機能123を呼び出す(ステップ80)。ICカード100中のデータ消去機能121よりICカード中のデータ履歴テーブル124を消去する(ステップ81)。
【0025】図14はカード利用者がカードを紛失時のカード利用者端末200とカード発行者端末300との処理の流れを示すフローチャートである。カード利用者はカード紛失時にカード発行者端末300のWeb(図示せず)上にアクセスし(ステップ82)、カード発行者端末300のWeb上は紛失届け用フォーム(図示せず)を表示する(ステップ83)。カード利用者はWeb上の紛失届けに入力し(ステップ84)、カード発行者端末300はWeb上からカード紛失届けを受け取る(ステップ85)。カード発行者端末300はカード利用者端末100へカード利用者端末100中のメッセージ送信プログラム212の起動要求表示する(ステップ86)。
【0026】カード利用者はカード利用者端末200上のメッセージ送信プログラム212を起動し、カード利用者端末200内のデータ履歴テーブル213を取出し、カード利用者の顧客番号及びデータ履歴テーブル213を添付して送付メッセージ(図示せず)を作成する(ステップ87)。作成した送付メッセージをカード発行者端末300へ送信し(ステップ88)、カード発行者端末300はカード利用者からの送付メッセージを受取り、カード発行者端末300上のカード再発行情報取得プログラム340を起動する(ステップ89)。
【0027】図15はカード発行者端末300上のカード再発行情報取得プログラム340の処理の流れを示すフローチャートである。カード再発行情報取得プログラム340はカード利用者端末200からの送付メッセージに添付されたカード利用者の顧客番号、及びデータ履歴テーブル213をカード再発行情報取得プログラム340内の履歴データ格納部341へ格納する(ステップ90)。
【0028】図16はカード発行者端末300上のポイント使用時の履歴データ管理プログラム350の処理の流れを示すフローチャートである。ステップ70のカード利用者がポイント使用時にポイント操作端末400より専用線500を介して、送信するデータ履歴テーブル451がカード発行者端末300へ送信されているものとする。送信された顧客番号及びデータ履歴テーブル451をポイント使用時の履歴データ管理プログラム350内のポイント使用時の履歴データ格納部351へ格納する(ステップ91)。
【0029】図17カード発行者端末300上のカード再発行プログラム360の処理の流れを示すフローチャートである。カード利用者がカード利用者端末200上のメッセージ送信プログラム212を介して、データ履歴テーブル213をカード発行者端末300へ送信されているものとする。受取ったカード利用者のデータ履歴テーブル213をカード発行者端末300の公開鍵格納部370内のカード発行者端末の公開鍵(図示せず)により、データ履歴テーブル213が正しいかどうかを判定する(ステップ92)。
【0030】一致しなければ、カード利用者へデータ不一致を通達(図示せず)し終了する(ステップ92N)。正しければ(ステップ92Y)、カード利用者がポイント使用経歴があるかどうかをポイント使用時の履歴データ格納部351より確認する(ステップ93)。使用経歴がなければ(ステップ93N)、ステップ95の処理を実行する。使用経歴があれば(ステップ93Y)、カード発行者端末300内のポイント使用時の履歴データ格納部351の使用日付63とカード発行者端末300内の履歴データ格納部の使用日付53を比較する(ステップ94)。
【0031】カード発行者端末300内の履歴データ格納部の使用日付53の方が最新であれば(ステップ94
【0032】
【発明の効果】本発明では、カード利用者が本人のカードに関する履歴だけを管理し、カード発行者はポイント使用時のみのデータを管理する。カード紛失等のアクシデントの時、カード利用者、カード発行者のデータの差分により、カード内格納ポイントの回復を実現可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示したシステム構成図である。
【図2】本発明のICカード100の内部構成図である。
【図3】本発明のデータ履歴テーブル124のデータ構成図である。
【図4】本発明のカード利用者端末200の内部構成図である。
【図5】本発明のデータ履歴テーブル213のデータ構成図である。
【図6】本発明のカード発行者端末300の内部構成図である。
【図7】本発明の履歴データ格納部341のデータ構成図である。
【図8】本発明のポイント使用時の履歴データ格納部351のデータ構成図である。
【図9】本発明のポイント操作端末400の内部構成図である。
【図10】本発明のデータ履歴テーブル451のデータ構成図である。
【図11a】本発明のポイント操作プログラム450の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11b】本発明のポイント操作プログラム450の処理の流れを示すフローチャート(続き)である。
【図12】本発明のICカード100のデータ履歴テーブル作成の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明のカード利用者端末200の処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明のカード紛失時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明のカード再発行情報取得プログラム340の処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明のポイント使用時の履歴データ管理プログラム350の処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明のカード再発行プログラム360の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ICカード、124…ICカード内のデータ履歴テーブル、200…カード利用者端末、213…カード利用者端末内のデータ履歴テーブル、300…カード発行者端末、340…カード再発行情報取得プログラム、341…履歴データ格納部、350…ポイント使用時の履歴データ格納部、351…ポイント使用時の履歴データ格納部、400…ポイント操作端末、450…ポイント操作プログラム、451…ポイント操作端末のデータ履歴テーブル。
【特許請求の範囲】
【請求項1】カード利用時のバックアップファイルをカード発行者端末とカード利用者端末に分散化して格納し、カード発行者端末のバックアップファイルの管理の負荷を削減する方式であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項2】カード利用者の使用履歴をICカード内に持たせ、ICカード内に蓄積された使用履歴をバックアップ情報として取得できるカード利用者端末であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項3】ポイントを顧客のICカードに付与する時やポイントを商品などに還元した時に削除する機能を持ち、ポイント使用時のみのバックアップデータをカード発行者の端末へ送信する機能を持つポイント操作端末であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項4】カード利用者のポイント使用時のみのバックアップを管理する機能を持ち、カード利用者のカード紛失等のアクシデントによるカード再発行の時にカード内の格納ポイントの回復機能を提供するカード発行者端末であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項5】ICカード内の各アプリケーションのバックアップデータを作成、保持するカードアプリケーションであることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項6】カード発行者端末はカード利用者がポイント使用時のみのバックアップと、カード利用者のカード紛失の時に送られてくるカード利用者端末内のバックアップ情報を管理し、両データの日付の差分よりカード格納ポイントの回復を行う方式であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項1】カード利用時のバックアップファイルをカード発行者端末とカード利用者端末に分散化して格納し、カード発行者端末のバックアップファイルの管理の負荷を削減する方式であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項2】カード利用者の使用履歴をICカード内に持たせ、ICカード内に蓄積された使用履歴をバックアップ情報として取得できるカード利用者端末であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項3】ポイントを顧客のICカードに付与する時やポイントを商品などに還元した時に削除する機能を持ち、ポイント使用時のみのバックアップデータをカード発行者の端末へ送信する機能を持つポイント操作端末であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項4】カード利用者のポイント使用時のみのバックアップを管理する機能を持ち、カード利用者のカード紛失等のアクシデントによるカード再発行の時にカード内の格納ポイントの回復機能を提供するカード発行者端末であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項5】ICカード内の各アプリケーションのバックアップデータを作成、保持するカードアプリケーションであることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【請求項6】カード発行者端末はカード利用者がポイント使用時のみのバックアップと、カード利用者のカード紛失の時に送られてくるカード利用者端末内のバックアップ情報を管理し、両データの日付の差分よりカード格納ポイントの回復を行う方式であることを特徴とするカード利用者端末におけるバックアップ取得方式。
【図3】
【図5】
【図1】
【図4】
【図6】
【図12】
【図2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図16】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図5】
【図1】
【図4】
【図6】
【図12】
【図2】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図16】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【公開番号】特開2000−306055(P2000−306055A)
【公開日】平成12年11月2日(2000.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−113202
【出願日】平成11年4月21日(1999.4.21)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(000233055)日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成12年11月2日(2000.11.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成11年4月21日(1999.4.21)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(000233055)日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Fターム(参考)】
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