説明

カーナビゲーションシステム及びその制御方法

【課題】簡易な構成で運転席側及び助手席側のユーザに応じた表示データをモニタに表示させることができるカーナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係る本体10は、左右に回転可能に設置されたモニタ12と、モニタの回転に応じて表示データを生成するデータ出力部13と、を有することを特徴とする。データ出力部13は、車両100の進行方向を検出する進行方向検出部(2軸加速度センサ24)と、進行方向検出部によって検出された進行方向Dに基づいてモニタ12の方向を検出するモニタ方向検出部(モータ駆動回路23、CPU20)と、モニタ方向検出部によって検出されたモニタ12の方向に基づいて、表示データをモニタ12に出力するデータ出力部(CPU20)と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両に搭載されるTV(テレビジョン)機能を備えたカーナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、テレビ機能を備えたカーナビゲーションシステムが知られている。運転席のドライバーは、カーナビゲーションシステムのモニタに表示される道路案内を参照しながら自動車を運転することができる。一方、助手席に座っている同乗者は、モニタに表示されるTVやDVD等の映像を見ることができる。しかしながら、ドライバーは、運転の安全性を確保するために、テレビなどの映像を見ながら運転することが禁止されている。そこで、運転席側のドライバーには、カーナビゲーションシステムの情報を提供する一方、TV等の映像を見えないようにするカーナビゲーションシステムが知られている。
【0003】
特許文献1には、モニタに視野角制御シャッターを設け、運転席側からはカーナビゲーションシステムの映像を見ることができるが、助手席側の乗客が見ているTV等の映像を見ることができないように構成されたカーナビゲーションシステムが開示されている。特許文献2には、カーナビゲーションシステム機能は有していないが、関連技術として、車載用のテレビが開示されている。この車載用テレビは、回転台の上にテレビが搭載され、車両の進行状況に応じてテレビの表示/非表示を切り替えるよう構成されている。
【特許文献1】特開2003−15535号公報
【特許文献2】実開平2−16676号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたカーナビゲーションシステムは、運転席側と助手席側に提供するデータを視野角シャッターによって切り分けるため、モニタの解像度が低下する。また、視野角シャッターを設けることで構造が複雑になるという問題点を有する。また、関連技術として挙げた特許文献2に開示された車載用テレビは、車両に設けられた車速パルスに基づき車両の走行状態を検出し、この走行状態に基づいてテレビの表示/非表示を切り替えている。そのため、特許文献2に開示された車載用テレビでは、車両自体に設置された車速計から車速パルスを入力しなければならないという問題点を有する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るカーナビゲーションシステムの一態様によれば、左右に回転可能に設置されたモニタと、前記モニタの方向に応じた表示データを前記モニタに出力するデータ出力部と、を有することを特徴とする。このように、本発明の一態様によれば、モニタの方向に応じて表示データを出力することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係るカーナビゲーションシステムによれば、安全性及び利便性を両立させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施の形態に係るカーナビゲーションシステムの全体構成例を示す図である。このカーナビゲーションシステムの本体10は、自動車等の車両100内に設置される。本体10は、取り外しを容易に行うことができるポータブルカーナビゲーションシステムの本体である。本体10は、例えば、車両100のダッシュボード101に設置され、ドライバーや同乗者によって任意の向きに取り付けが可能である。本体10は、左右に回転可能に設置されたモニタ12と、モニタ12の方向に応じてモニタ12に表示データを出力するデータ出力部13と、を有している。運転席102に座っているドライバーや、助手席103に座っている同乗者は、任意の向きに設置された本体10を、更に回転台11に調整することで任意の向きに調整することができる。データ出力部13は、モニタ12の向いている方向に応じて、目的地への道案内や近隣の店を表示する道路情報や(以下、ナビゲーションという)、TV、映画などのDVD等を表示するデータを選択してモニタ12に出力するよう構成されている。
【0009】
本体10は、回転台11、2軸加速度センサ24を更に備えている。モニタ12は、回転台11の上に設置されている。モニタ12は、回転台11の上に留め金又は両面テープによって固定されている。モニタ12は、液晶表示パネルによって構成されている。モニタ12には、モニタ12に対する進行方向を検出する2軸加速度センサ24が設けられている。回転台11は、進行方向に対して左右に回転することで、本体10に設けられたモニタ12の向きを任意に調整することができる。回転台11の向きは、ドライバーや同乗者がリモコンを操作したり、本体10に設けられたスイッチ(図示せず)を操作することによって調整することができる。また、回転台11は、ドライバーや同乗者が手動で回転させることでも任意にモニタ12の向きを調整することができる。
【0010】
図2は、本発明の実施形態に係る本体10の更に詳細な構成を示すブロック図である。本体10は、車両100の進行方向を検出する進行方向検出部としての2軸加速度センサ24と、2軸加速度センサ24によって検出された車両100の進行方向に基づいてモニタ12の方向を検出するモニタ方向検出部としてのCPU20と、検出されたモニタ12の方向に基づいて、モニタ12の方向に応じた表示データをモニタ12に出力するデータ出力部としてのセレクタ26と、を備えている。更に、本体10は、リモコン受信部22、TVアンテナ27、TVユニット28、GPS(Grobal Positioning System)アンテナ29、及びナビゲーションユニット30を備えて構成されている。また、モニタ12には、回転台11を回転駆動するためのモータ25が設けられている。
【0011】
リモコン受信部22は、ドライバー又は同乗者がリモコン21を操作することによって送出された無線データを受信する。リモコン受信部22によって受信された無線データは、CPU20に出力される。モータ駆動回路23は、回転台11を駆動するモータ25に接続されている。モータ駆動回路23は、CPU20から入力される制御信号に基づいてモータ25の回転を制御するよう構成されている。
【0012】
2軸加速度センサ24は、車両100の2軸方向の加速度を検出する。より具体的には、2軸加速度センサ24は、モニタ12に設置されており、モニタ12に対してどの方向に車両100が進んでいるのかを検出することができる。2軸加速度センサ24によって検出された車両100の2軸方向の加速度は、CPU20に出力される。なお、本実施の形態では、車両100の進行方向Dを検出する手段として2軸加速度センサ24を用いているが、車両100の進行方向Dを検出する手段として3軸加速度センサを用いてもよい。
【0013】
CPU20は、2軸加速度センサ24から車両100の2軸方向の加速度が入力される。CPU20は、後述するように、この2軸方向の加速度から進行方向Dを算出することで、モニタ12が車内でどちらの方向を向いているのかを検出することができる。すなわち、CPU20は、モニタ12が車両100内で運転席102側を向いているのか、助手席103側を向いているのかを判定することができる。なお、運転席102側を向いているのか、助手席103側を向いているのかは、例えば、進行方向である中心から右側に0°〜90°を向いていれば運転席側と判定し、中心から左側に0°〜90°を向いていれば助手席側と判定する。CPU20は、モニタ12の向きを判定した後、モニタ12の向きに応じた制御信号をセレクタ26に出力する。その他の方向を向いているときは、ドライバーが見えない状態にあるので、助手席を向いているときと同等に扱うことができる。
【0014】
TVユニット28は、TVアンテナ27によって受信された無線データに基づいてTVの映像をモニタ12に表示させるための表示データを生成してセレクタ26に出力する。ナビゲーションユニット30は、GPSアンテナ29によって取得された無線データに基づいて道路案内情報を提供するためのカーナビゲーションシステム用の表示データを生成してセレクタ26に出力する。
【0015】
セレクタ26は、CPU20から入力される制御信号に応じて、運転席102のドライバーに提供するための運転席側用の表示データ又は助手席103の同乗者側用の表示データを選択してモニタ12に出力する。ここで、運転席側用の表示データは、本体10がドライバーに提供する映像情報であり、カーナビゲーションシステム映像、TV映像、DVD映像等の映像である。助手席側用の表示データは、本体10が同乗者に提供する映像情報であり、カーナビゲーションシステム映像、TV映像、DVD映像等の映像である。例えば、CPU20においてモニタ12が運転席102側を向いていることが検出されると、セレクタ26は、CPU20の制御信号により運転席側用の表示データを選択してモニタ12に出力する。すなわち、CPU20は、モニタ12が運転席102側を向いていることを検出すると、セレクタ26を制御してカーナビゲーションシステム用の表示データをモニタ12に出力する。なお、表示データは、車両の走行中/停止中に応じて提供するデータを切り替えるように構成することもできる。すなわち、車両100の走行中には、カーナビゲーションシステムの表示データを出力し、車両100が停止していれば、TVやDVD等の表示データをモニタ12に出力するように構成することもできる。
【0016】
また、CPU20は、モニタ12が助手席103側を向いていることを検出すると、セレクタ26を制御することにより助手席103側用の表示データを選択してモニタ12に出力する。すなわち、CPU20は、モニタ12が助手席103側を向いていることを検出すると、セレクタ26を制御して、TVやDVD等の映像をモニタ12に出力する。CPU20は、モニタ12が助手席側を向いている場合であっても、カーナビゲーションシステムの案内情報がある場合には、カーナビゲーションシステムの音声案内だけを図示しないスピーカより出力する。
【0017】
図3は、2軸加速度センサ24の構成例を示すブロック図である。2軸加速度センサ24は、Xセンサ31、Yセンサ33、発振回路32、復調回路34、36、ローパスフィルタ35、37を有している。2軸加速度センサ24は、例えば、半導体回路である。2軸加速度センサ24は、ウェハに固定された固定電極と、ウェハ表面に対して可動に接続された可動電極とを有している。車両100が走行すると、固定電極に対して可動電極が加速度に比例した振幅で振れる。この振幅をXセンサ31、Yセンサ33により検出する。具体的には、発振回路32により所定のサンプリング周波数で可動電極を発振させると、加速度に比例した周波数で振れが大きくなる。
【0018】
この振れを、Xセンサ31、Yセンサ33で検出する。そして、Xセンサ31、Yセンサ33の出力XOUT、YOUTは、復調回路34、36、ローパスフィルタ35、36によって整流され、アナログ信号としてCPU20のA/D(アナログ/デジタル)コンバータ38に出力される。A/Dコンバータ38は、整流されたXOUT、YOUTをA/D変換する。これにより、Xセンサ31、Yセンサ33によって検出されたX軸方向の加速度a、及びY軸方向の加速度aが得られる。CPU20は、このX軸方向の加速度a及びY軸方向の加速度aを積分することにより、X軸方向の速度V、及びY軸方向の速度Vを得る。そして、X軸方向の速度V、及びY軸方向の速度Vの大きさから進行方向Dを検出する。この進行方向Dに基づいてモニタ12の方向を検出する。
【0019】
なお、CPU20は、Xセンサ31の出力XOUT、Yセンサ33の出力YOUTがあるしきい値よりも小さければ、車両100は停止しているものと判断し、しきい値よりも大きい場合には、車両100が走行中であると判断する。また、2軸加速度センサ24だけでは、半径Rの小さいカーブなどを等速で通る場合には、走行中であることを検出することが困難であるため、別途ジャイロセンサを設けてもよい。
【0020】
次に、図4を用いてモニタ12の方向の検出方法について説明する。図4(a)、(b)は、進行方向Dと、検出されるX軸方向の速度V及びY軸方向の速度Vの関係を示している。図4(a)に示すように、モニタ12の向きに対して基準となる基準方向Eが設定されている。ここでは、モニタ12が、進行方向Dに対して直交している場合、進行方向Dと基準方向Eが一致するよう設定されている。すなわち、基準方向Eは、モニタ12に対して直交するように設定されているものとして説明する。なお、基準方向Eは、モニタ12に対して一意に設定されていればよく、モニタ12に対して直交していなくてもよい。CPU20は、2軸加速度センサ24によって検出された加速度に基づいて求められたX軸方向の速度V及びY軸方向の速度Vを算出することで、進行方向Dを検出することができる。
【0021】
ここで、図4(b)に示すように、モニタ12が進行方向Dに対してθだけ回転した状態にある場合には(X'Y'平面)、進行方向Dは、基準方向Eに対してθだけ傾いた方向に検出される。CPU20は、この検出された進行方向Dと、基準方向Eと比較することで、モニタ12の傾き(θ)を検出することができる。これにより、CPU20は、モニタ12が運転席102側を向いているのか、助手席103側を向いているのか検出することができる。
【0022】
次に、このように構成された本体10の制御方法について説明する。ドライバーや同乗者は、TV若しくはカーナビゲーションシステムを見ている(S0)。CPU20は、2軸加速度センサ24によって検出された加速度a、aに基づき、車両100が走行中であるか判定する(S1)。ステップS1において、車両100が停止中であると判断されると、CPU20は、表示データを切り替える制御を行わずに、ドライバー又は同乗者によって選択された映像を出力する(S2)。そしてステップS0に戻る。ステップS1において、車両100が走行中であると判断されると、CPU20は、セレクタ26を介してモニタ12に出力されている表示データを判別し、ドライバーや同乗者がカーナビゲーションシステムを見ているか否かを判定する(S3)。ドライバーや同乗者がカーナビゲーションシステムを見ていれば、カーナビゲーションシステム画面をモニタ12に出力する(S4)。すなわち、カーナビゲーションシステムを出力している間は、表示の切り替えを行わない。そして、ステップS0に戻る。
【0023】
一方、ステップS3において、ドライバーや同乗者がカーナビゲーションシステムを見ていないと判定された場合には、CPU20は、2軸加速度センサ24を用いて検出された加速度a、aに基づき、車両100の進行方向D(V、V)を算出する(S5)。これにより、モニタ12がどの進行方向Dに対してどの方向を向いているのかを検出することができる。そして、モニタ12が助手席103側を向いているか否かを判定する(S6)。モニタ12が助手席103側を向いてれば、データ出力部13はモニタ12に助手席103側用の表示データを出力する。すなわち、助手席103側用の表示データとして、データ出力部13はTV放送をモニタ12に出力する(S7)。そして、ナビゲーションの音声案内情報があるか否かを判定する(S8)。ナビゲーションの音声案内情報がある場合には、本体10に搭載されたスピーカ(図示せず)からナビゲーションの音声を出力する(S9)。そして、ステップS0に戻る。また、ステップS8において、音声案内情報がないと判断された場合には、データ出力部13は、TVの音声をスピーカから出力する(S10)。そして、ステップS0に戻る。
【0024】
一方、ステップS6においてモニタ12が助手席103側を向いていないと判断された場合には、データ出力部13は運転席102側用の表示データをモニタ12に出力する(S11)。すなわち、データ出力部13によって、モニタ12が運転席102側を向いていると判断された場合には、カーナビゲーションシステムの案内画面をモニタ12に出力する。そして、スピーカからカーナビゲーションシステムの音声案内を出力する(S12)。そして、音声案内が終了すると、ステップS0に戻る。
【0025】
このように、本実施形態に係る本体10は、簡易な構成でモニタの向いている方向に応じた表示データをモニタに表示させることができる。そのため、従来のような視野角制御シャッターを設ける必要もなく、また、車両100に搭載された速度計から車速パルスを入力する必要がない。また、本実施形態に係る本体10は、車両から車速パルスを入力する必要がないため、据え置きでないポータブルカーナビゲーションシステムに適用することができる。これにより、ポータブルカーナビゲーションシステムにおいても、モニタの方向に応じた表示データをモニタに表示させることができる。これにより、運転中におけるドライバーへの映像情報の提供をカーナビゲーションシステム以外に制限することで、運転の安全性を確保すると共に、同乗者には映像情報の視聴を何ら制限することのないカーナビゲーションシステムを提供することができる。
【0026】
また、2軸加速度センサ24をモニタ12内に設置することにより、モニタ12の正確な向きを検出することができる。特に、取り外しを容易に行うことができるポータブルカーナビゲーションシステムにおいては、ポータブルカーナビゲーションシステム自体を任意の向きに車体に取り付けることができる。そのため、本体10に設けられた2軸加速度センサ24によって進行方向を検出することにより、実際にモニタ12が車内においてどの方向を向いているかを検出することができる。
また、本実施形態の変形例として、車両が右ハンドルであるか、左ハンドルであるかを選択するスイッチをカーナビゲーションシステムに設置してもよい。この場合、モニタ12が運転席側を向いているか、助手席側を向いているかの判断は、右ハンドルの場合と左ハンドルの場合とで反転させるだけでよい。
【0027】
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明は、ポータブルカーナビゲーションシステム以外にも、車両100に据え置きのカーナビゲーションシステムにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の形態に係るカーナビゲーションシステムの全体構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るカーナビゲーションシステムのデータ出力部の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るカーナビゲーションシステムの2軸加速度センサの構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るカーナビゲーションシステムのモニタの方向の検出方法を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るカーナビゲーションシステムの制御方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0029】
10 カーナビゲーションシステム 11 回転台 12 モニタ
13 データ出力部 21 リモコン 22 リモコン受信部
23 モータ駆動回路 24 2軸加速度センサ 25 モータ
26 セレクタ 27 TVアンテナ 28 TVユニット
29 GPSアンテナ 29 セレクタ 30 ナビゲーションユニット
31 Xセンサ 32 発振回路 33 Yセンサ 34 復調回路
35 ローパスフィルタ 38 A/Dコンバータ 100 車両
101 ダッシュボード 101 運転席 101 ダッシュボード
103 助手席 a X軸方向の加速度 a Y軸方向の加速度
Ref 基準面 V 進行方向D X軸方向の速度 V Y軸方向の速度
OUT Xセンサの出力 YOUT Yセンサの出力 θ 回転
θ 角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右に回転可能に設置されたモニタと、
前記モニタの向きに応じて前記モニタに出力する表示データを切り替えるデータ出力部と、を有する
カーナビゲーションシステム。
【請求項2】
車両の進行方向を検出する進行方向検出部を更に備え、
前記進行方向検出部が検出した前記進行方向に基づいて、前記モニタの向きを判定する
請求項1記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項3】
前記データ出力部は、
前記モニタが助手席側を向いている場合には、助手席側用の表示データを前記モニタに出力し、
前記モニタが運転席側を向いている場合には、運転席側用の表示データを前記モニタに出力する
請求項2記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項4】
前記助手席側用の表示データ及び前記運転席側用の表示データは、カーナビゲーションシステム映像、TV映像、DVD映像の一である
請求項3に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項5】
前記データ出力部は、
前記モニタが助手席側を向いている場合には、前記カーナビゲーションシステム映像、前記TV映像、DVD映像の一を前記モニタに出力すると共に、前記カーナビゲーションシステムの音声データを前記車両内に設けられたスピーカに出力する
請求項4に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項6】
前記進行方向と前記モニタのなす角度が所定の範囲内である場合に前記運転席側を向いていると判定する
請求項3乃至5のうちいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項7】
2軸加速度センサを更に備え、
前記2軸加速度センサの出力を前記進行方向検出部に供給する
請求項2乃至6のうちいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項8】
更にジャイロセンサを備え、
前記ジャイロセンサの出力を前記進行方向検出部に供給する
請求項7に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項9】
前記カーナビゲーションシステムは、取り外し可能なポータブルカーナビゲーションシステムである
請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項10】
前記車両が右ハンドルか左ハンドルかを指定するスイッチを備えた
請求項3乃至9のうちいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項11】
左右に回転可能に設けられたモニタの向きに応じて前記モニタに出力する表示データを切り替える
カーナビゲーションシステムの制御方法。
【請求項12】
車両の進行方向を検出し、
検出された前記進行方向に基づいて前記モニタの向きを判定する
請求項11記載のカーナビゲーションシステムの制御方法。
【請求項13】
前記モニタが助手席側を向いていることを検出した場合には、助手席側用の表示データを前記モニタに出力し、
前記モニタが運転席側を向いていることを検出した場合には、運転席側用の表示データを前記モニタに出力する
請求項11又は12記載のカーナビゲーションシステムの制御方法。
【請求項14】
前記助手席側用の表示データ及び前記運転席側用の表示データは、前記カーナビゲーションシステム映像、前記TV映像、DVD映像の一である
請求項11乃至13のうちいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステムの制御方法。
【請求項15】
前記進行方向と前記モニタのなす角度が所定の範囲内である場合に前記運転席側を向いていると判定する
請求項11乃至14のうちいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−150804(P2009−150804A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329740(P2007−329740)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(302062931)NECエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】