説明

カーナビゲーションシステム及びプログラム

【課題】地図ディスクからメモリに所定範囲の地図データを一時的に読み出すことで、地図表示等を継続させながら別のディスクを用いた所定の処理を実行できる、というコリドール動作の有用性を低下させないようにする。
【解決手段】コリドール動作を実行する場合、地図ディスクを取り出す前に、目的地までの誘導経路に沿うと共に、その記憶された地図データの範囲を示す境界(破線a参照)に極力近く、停車が可能な場所(停車可能場所)を探索する。本例では、地図データ境界aと誘導経路との交点bに近く道路左側に位置する駐車場1が選択される。そして、その停車可能場所を臨時的な目的地として経路案内をさせる。したがって、その経路案内された停車可能場所に停車させれば、安全に地図ディスクを再セットすることができる。これによってコリドール動作の有用性を低下させることがなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
カーナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
データを記録したディスク状記録媒体(以下、単にディスクと称す。)を用いて所定の処理を行う車載用システムとしてカーナビゲーションシステムが挙げられる。地図データ等を記録したディスク(以下、単に地図ディスクと称す。)をディスクプレーヤにセットし、地図ディスクから地図データ等を読み出して地図表示や経路探索等を実行していた。また、ディスクを用いて所定の処理を行う車載用システムとしては、カーナビゲーションシステム以外にも、音楽CDや映像DVD(以下、総称してAVディスクと称す。)から音楽データや映像/音声データを読み出して再生するAVシステムが挙げられる。
【0003】
これらカーナビゲーションシステムとAVシステムのそれぞれが専用のディスクプレーヤを備えていれば何ら問題はないが、物理的な設置スペースの制限やコストダウンの観点から、1つのディスクプレーヤにて地図ディスクからのデータ読み出しとAVディスクからのデータ読み出しを兼用させることが考えられている。但し、単にディスクを入れ替えるだけであると、地図ディスクがセットされていない場合に地図表示や経路探索が全くできなくなってしまう。そのような不都合を解決するため、地図データを一時的に記憶しておくメモリを準備し、地図ディスクから所定範囲の地図データを読み出してメモリに記憶させておくことが提案されている(例えば特許文献1参照)。これによって、地図ディスクがセットされていなくても、そのメモリに記憶された所定範囲の地図データを用いた地図表示等が実行できることとなる。
【特許文献1】特開2002−196051号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、地図ディスクから所定範囲の地図データを読み出してメモリに記憶させておく場合、そのメモリの容量制限のため、大量のデータを一時記憶させておくことは現実的に難しい。そのため、地図表示範囲や経路探索範囲が「記憶されている地図データの所定範囲」を超えてしまうと、そのままでは地図表示や経路探索が続行できない。したがって、それら地図表示や経路探索を続行するためには、地図ディスクを再セットして必要な地図データ等を読み出す必要がある。
【0005】
その場合、例えばAVディスクがセットされているのであればそのAVディスクを取り出して地図ディスクをセットする動作を利用者が行うこととなるが、利用者が運転者の場合、車両を運転しながらその作業を行うのは安全面で好ましくない。そのため車両を停止させてその作業を行うこととなるが、道路を走行中、停止に適した場所が任意場所に存在するとは限らない。そのため、運転者が自分で判断しながら停止に適した場所を探している間に「記憶されている地図データの所定範囲」を超えてしまうと、現在位置の表示すらできなくなってしまう。これでは、地図ディスクから所定範囲の地図データを読み出してメモリに記憶させておくことでディスクプレーヤを兼用できる、という有用性を著しく低下させてしまう。
【0006】
そこで本発明は、地図ディスクからメモリに所定範囲の地図データを一時的に読み出すことで、地図表示等を継続させながら別のディスクを用いた所定の処理を実行できる、という技術の有用性を低下させないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のカーナビゲーションシステムは、地図データを記憶した第一のディスクと地図データ以外のデータを記憶した第二のディスクを入れ替えてデータ読み出しが可能なディスク再生手段(28:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)と、ディスク再生手段を介して第一のディスクから読み出した所定範囲の地図データを記憶しておくための記憶手段(26)と、ディスク再生手段にて第一のディスクを再生している場合には、第一のディスクから読み出した地図データに基づき表示装置(27)に地図を表示させ、ディスク再生手段にて第二のディスクを再生している場合には、記憶手段(26)に記憶された地図データに基づき表示装置に地図を表示させる制御手段(29)と、現在地を特定する現在地特定手段(21)と、目的地までの経路を案内する経路案内手段(29,27等)と、を備えている。
【0008】
そして制御手段は、記憶手段に記憶された地図データに基づき表示装置に地図を表示させる場合、目的地までの経路に沿うと共に、その記憶された地図データの範囲を示す境界に極力近く、停車が可能な場所(停車可能場所)を臨時的な目的地として経路案内手段に経路案内をさせる。
【0009】
地図データを記憶した第一のディスクをディスク再生手段にセットした状態でその第一のディスクから記憶手段に所定範囲の地図データを一時的に読み出し、第一のディスクに替えて第二のディスクをディスク再生手段にセットしている状態であっても、記憶手段に記憶された地図データを用いた地図表示や経路案内を実行できる。そして、その記憶手段に記憶された地図データ範囲外に外れてしまう前に停車可能場所への経路案内がなされるため、その場所にて停車させ、第二のディスクに替えて地図データを記憶した第一のディスクをディスク再生手段にセットする動作を安全に実行できる。したがって、その第一のディスクをセットした状態で読み出した地図データを用いて地図表示や経路案内を実行することもできるし、あるいは、再度その第一のディスクから記憶手段に読み出した地図データを用いて地図表示や経路案内を実行することもできる。これにより、地図表示等を継続させながら第二のディスクを用いた所定の処理を実行できる、という有用性を低下させないようにすることができる。
【0010】
前記停車可能場所としては種々の場所が考えられるが、例えば地図データに施設を示すデータである施設データが含まれている場合には、その施設データに基づき、駐車場が存在すると想定される施設を停車可能場所として採用することが考えられる(請求項2)。このような施設としては駐車場、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等が挙げられる。
【0011】
このように停車可能場所としての施設を決定する場合、地図データの範囲を示す境界からその施設までの距離及びその施設が自車走行車線側に位置するか反対車線側に位置するかを加味することが考えられる(請求項3)。記憶手段に記憶された所定範囲の地図データをなるべく有効活用するためには境界に近い方が有利であるため、地図データの範囲を示す境界からその施設までの距離を加味する。しかし、単に境界から最も近い施設を選択してしまうと次のような不都合が生じる。つまり、例えば左側通行を前提として説明すれば、道路の左側(自車走行車線側)に存在する施設と右側(反対車線側)に存在する施設とでは、その施設へ停車させる上での容易さ(逆に言えば困難性)に差がある。例えば中央分離帯が存在する場合には、反対車線側へ直接は移動できず、結局はかなり遠回りしなければ到達できないこととなる。また、中央分離帯がなくても、交通量が多いとなかなか反対車線を横断して当該施設へ移動することが困難な場合も多い。したがって、道路の左側(自車走行車線側)に存在する施設を優先して採用するようにすればよい。
【0012】
本発明の場合、ディスク再生手段へのディスクのセット・交換は利用者が手作業を行うことを前提としているため、記憶手段への地図データの一時記憶に関しても、利用者からの指示があった場合にのみ実行するようにしても十分である。そこで、利用者の操作を受け付ける操作受付手段(22,23a)を備え、制御手段が、操作受付手段を介して地図データの一時記憶指示を受け付けた場合、ディスク再生手段にて再生している第一のディスクから読み出した所定範囲の地図データを記憶手段に記憶させるようにすればよい(請求項4)。
【0013】
この場合、請求項5に示すように、地図データの一時記憶指示を受け付けた場合、現在地特定手段によって特定された現在地を基準とした所定範囲の地図データを第一のディスクから読み出して記憶手段に記憶させることが考えられる。
【0014】
また、請求項6に示すように、記憶手段に地図データが記憶されていない場合には、報知手段を介してその旨を報知するようにしてもよい。この報知によって、利用者が地図データを記憶させたいと考えた場合には、そのための対処を取ることができる。なお、報知態様としては、表示による報知であってもよいし音声による報知であってもよい。もちろん両者を併用しても良い。
【0015】
ところで、目的地までの経路が設定されていれば、その経路に沿うと共に、記憶手段に記憶された地図データの範囲を示す境界に極力近く、停車が可能な場所を決定することができる。しかし、経路が設定されていない場合にはこの手法は使えない。そこで、経路設定がなされていない場合には、請求項7に示すような構成を採用することが考えられる。
【0016】
つまり、地図データを記憶した第一のディスクと地図データ以外のデータを記憶した第二のディスクを入れ替えてデータ読み出しが可能なディスク再生手段と、ディスク再生手段を介して前記第一のディスクから読み出した所定範囲の地図データを記憶しておくための記憶手段と、ディスク再生手段にて第一のディスクを再生している場合には、第一のディスクから読み出した地図データに基づき表示装置に地図を表示させ、ディスク再生手段にて第二のディスクを再生している場合には、記憶手段に記憶された地図データに基づき表示装置に地図を表示させる制御手段と、現在地を特定する現在地特定手段と、を備えている点は請求項1のカーナビゲーションシステムの場合と同じである。そしてさらに、利用者に報知するための報知手段を備え、制御手段が、記憶手段に記憶された地図データに基づき表示装置に地図を表示させる場合、表示装置に表示可能な地図データの範囲を示す境界から所定距離内に近づいた場合には、現在地から前記境界までの間に存在し、停車が可能な場所を報知手段によって報知させるのである。
【0017】
この報知手段による報知態様としては、表示による報知であってもよいし音声による報知であってもよい。もちろん両者を併用しても良い。表示による報知の場合は表示装置を援用すればよい。
【0018】
なお、上述したカーナビゲーションシステムにおける制御手段をコンピュータにて実現する場合にはコンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、この制御手段としての機能を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明のカーナビゲーションシステムが適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0020】
[カーナビゲーションシステムの説明]
図1は本実施例のカーナビゲーションシステム1の概略構成を示すブロック図である。 本実施例のカーナビゲーションシステム1は、車両に搭載されており、AVシステム2とも接続されている。
【0021】
カーナビゲーションシステム1は、図1に示すように、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、利用者からの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、操作スイッチ群22と同様に各種指示を入力可能なリモートコントロール端末(以下、リモコンと称す。)23aと、リモコン23aからの信号を入力するリモコンセンサ23bと、外部情報入出力装置24と、汎用的なデータのメモリとして機能する外部メモリ(汎用)25と、地図データ専用のメモリとして機能する外部メモリ(地図)26と、地図表示画面やTV画面等の各種表示を行うための表示装置27と、地図ディスクやDVDビデオディスク等を再生するためのDVDプレーヤ28と、通信装置30と、カーナビゲーションシステム1全体の制御を司るナビ制御回路29とを備えている。
【0022】
一方、AVシステム2は、DVDビデオデコーダ41と、CDプレーヤ42と、MDプレーヤ43と、ラジオ・TV用のチューナ44と、外部メモリ45と、スピーカ47に接続されたパワーアンプ46と、AVシステム2全体の制御を司るAV制御回路49とを備えている。
【0023】
カーナビゲーションシステム1各部の構成についてさらに説明する。
全体位置検出器21は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置等を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両の走行距離を検出するための距離センサ21cとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21cは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したうちの一部のセンサで構成してもよく、また地磁気センサや、ステアリングの回転センサや、各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0024】
操作スイッチ群22としては、表示装置27と一体に構成され、表示画面上に設置されるタッチパネル及び表示装置27の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。なおタッチパネルと表示装置27とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、いずれを用いてもよい。
【0025】
外部情報入出力装置24は、各種の情報収集機器等からの情報を入力するためのものであり、例えば図示しないラジオアンテナを介して受信したFM放送信号や、道路近傍に配置されたVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報システム)サービス用の固定局から受信した電波ビーコン信号及び光ビーコン信号などを入力する。
【0026】
DVDプレーヤ28は、上述したように地図ディスクやDVDビデオディスク等を再生するためのものであるが、本実施例の場合、ディスクドライブが1つしかなく、再生させたいディスクを利用者が手動で入れ替えてセットするようになっている。地図ディスクには、ネットワークデータとしての道路データ、位置特定の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ等の地図データ、施設に関する施設データ、案内用の画像や音声データ等を含む各種のデータが記録されている。
【0027】
外部メモリ(汎用)25は、ナビ制御回路29が誘導経路の算出・経路誘導・オーディオシステム2の制御情報の生成・ナビゲーションシステム1の制御のための各種処理を実行する際に使用するためのものである。
【0028】
一方、外部メモリ(地図)26は、地図データを専用に記憶しておくためのものである。本実施例では、上述したようにDVDプレーヤ28にてDVDビデオディスクを再生させる場合には地図ディスクと入れ替えてセットしなくてはならないため、DVDビデオディスク再生中には、DVDプレーヤ28がビデオ再生に占有されてしまうこととなる。この場合、地図データをキャッシュしておかなければ地図表示や誘導経路探索・案内を継続して行えないため、地図ディスクから所定範囲の地図データを読み出して外部メモリ(地図)26に一時的に記憶させる。
【0029】
表示装置27は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,CRTなどがあるが、そのいずれを用いてもよい。表示装置27の表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在位置と地図ディスクあるいは外部メモリ(地図)26から読み込んだ地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。また、施設のガイド等も表示できる。
【0030】
また、通信装置30は、インターネット、情報センタ等との間で情報交換を行うためのものであり、例えばネットワーク上の音楽配信サーバと連携して、圧縮オーディオファイルのストリーミング再生のためのデータ通信を実行する。
【0031】
ナビ制御回路29は、MPU,ROM,DRAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、位置検出器21からの各検出信号に基づき座標及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、地図ディスクあるいは外部メモリ(地図)26から読み込んだ現在位置付近の地図や、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作によって指示された範囲の地図等を表示装置27に表示する地図表示処理や、地図ディスクあるいは外部メモリ(地図)26に格納された地点データに基づき、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作に従って目的地となる施設を選択し、現在位置から目的地までの最適な誘導経路を自動的に求める経路計算を行って経路案内を行う経路案内処理を行う。このように自動的に最適な誘導経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。
【0032】
また、ナビ制御回路29は、AVシステム2のAV制御回路49と接続されており、AV制御回路49に対して各種制御要求を行う。この制御要求は、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作に基づいて行う。制御要求を受けたAV制御回路49は、音声ソース切替、映像ソース切替、ランダム・リピート、早送り、巻き戻し等の再生制御、疑似音場制御処理などを、外部メモリ45を用いて実行する。DVDビデオデコーダ41、CDプレーヤ42、MDプレーヤ43、チューナ44から取得した音声信号の出力は、パワーアンプ46を介してスピーカ47にて実行される。一方、チューナ44から取得した映像信号やDVDビデオデコーダ41から取得した画像信号の出力は、ナビ制御回路29を介して表示装置27にて実行される。DVDプレーヤ28にてDVDビデオを再生する場合は、DVDプレーヤ28にて読み出したMPEG2形式のファイルデータがDVDビデオデコーダ41へ転送される。DVDビデオデコーダ41では、このMPEG2形式のファイルデータをデコードし、DVDビデオ再生を行う。再生画像はAV制御回路49からナビ制御回路29へ転送され、表示装置27にて出力される。一方、再生音声は、パワーアンプ46を介してスピーカ47にて出力される。
【0033】
なお、カーナビゲーション機能の1つとして、誘導経路の音声案内や施設ガイドなどの各種音声案内機能がある。この音声案内機能を実行する場合には、ナビ制御回路29がAV制御回路49に対して制御要求を出し、パワーアンプ46を介してスピーカ47からその音声案内が実行される。
【0034】
[地図データ、施設データの説明]
(地図データについて)
ここで地図データの階層構造に関して説明する。図2に示すように、地図データ100は、詳細度別に、レベル5からレベル0までのレベル毎に生成され、記録されている。レベル5は、各領域地図データ50の収録範囲が地図上で最も広い(すなわちx1とy1の値が最も大きい)レベルであり、地形データのみを格納している。レベル4は、レベル5に続いて各領域地図データ50の収録範囲が広く設定されたものであり、地形データと高速道の道路データを格納している。レベル3は、レベル4に続く広さで各領域地図データ50の収録範囲が設定されたものであり、地形データと高速道の道路データに加え国道の道路データを格納している。レベル2は、レベル3に続く広さで各領域地図データ50の収録範囲が設定されたものであり、地形データと高速道・国道の道路データに加え、県道の道路データを格納している。レベル1は、レベル2に続く広さで各領域地図データ50の収録範囲が設定されたものであり、地形データと高速道・国道・県道の道路データに加え、市道の道路データを格納している。レベル0は、レベル1に続く広さで各領域地図データ50の収録範囲が設定されたものであり、地形データと高速道・国道・県道・市道の道路データに加え、細街路の道路データを格納している。すなわち、レベル5が最も広域のデータを格納したものであり、レベル0が最も詳細なデータを格納したものである。
【0035】
この地図データ中の道路データは、交差点等の複数のノード間をリンクにより接続して地図を構成したものであって、それぞれのリンクに対し、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端とのx,y座標、リンクの道路幅、および道路種別(有料道路等の道路情報を示すもの)、道路を特定するための道路IDのデータからなるリンク情報を備える。また地図データ中には、地名情報、交通情報、施設情報がその座標(x,y座標)とともに記憶されている。また地形データは、例えば画像データで構成することができる。
【0036】
(施設データについて)
上述した施設データは、地図上に表示可能な施設を示すデータであって、施設の種類、付加情報、施設名称、緯度・経度の座標等の各データから構成されている。施設の種類としては、例えば空港やゴルフコース、あるいは公園のように建物も含むある程度広いエリアを有する施設や、ホテル、病院、市役所、図書館等のように主に大型の建物を有する施設や、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、駐車場など比較的小型の建物を有する施設などが挙げられる。
【0037】
[カーナビゲーションシステム1の動作説明]
上述したように、本実施例のカーナビゲーションシステム1では、DVDプレーヤ28にてDVDビデオディスクを再生させる場合には地図ディスクと入れ替えてセットしなくてはならないため、DVDビデオディスク再生中には、DVDプレーヤ28がビデオ再生に占有されてしまう。その対処のための動作について説明する。
【0038】
図3(a)に示すように、地図ディスクが(DVDプレーヤ28に)セットされている場合には、ナビ制御回路29は地図ディスクから読み出した地図データに基づいて地図表示や誘導経路の設定・案内処理を実行することができる。しかし、地図ディスクが(DVDプレーヤ28に)セットされていない場合には、ナビ制御回路29は地図ディスクから地図データを読み出すことができない。そこで、 図3(b)に示すように、地図ディスクが(DVDプレーヤ28から)抜かれる前に、所定範囲の地図データを読み出して外部メモリ(地図)26に一時的に記憶させる。そのため、ナビ制御回路29は外部メモリ(地図)26から読み出した地図データに基づいて地図表示や誘導経路の設定・案内処理を実行することができる。このような動作を以下「コリドール動作」と称す。
【0039】
しかし、外部メモリ(地図)26の容量制限のため、大量のデータを一時記憶させておくことは難しい。そのため、地図表示範囲や経路探索範囲が「記憶されている地図データの所定範囲」を超えてしまうと、そのままでは地図表示や経路探索が続行できなくなる。したがって、それら地図表示や経路探索を続行するためには、地図ディスクをDVDプレーヤ28に再セットして必要な地図データ等を読み出す必要がある。
【0040】
その場合のディスクの取り出し及び地図ディスクのセット動作は利用者が行うこととなるが、利用者が運転者の場合、車両を運転しながらその作業を行うのは安全面で好ましくない。そのため車両を停止させてその作業を行うこととなるが、道路を走行中、停止に適した場所が任意場所に存在するとは限らない。そのため、運転者が自分で判断しながら停止に適した場所を探している間に「記憶されている地図データの所定範囲」を超えてしまうと、現在位置の表示すらできなくなってしまう。そこで、本実施例のカーナビゲーションシステム1では次のような対処を施す。すなわち、地図ディスクを取り出す前に、目的地までの誘導経路に沿うと共に、その記憶された地図データの範囲を示す境界に極力近く、停車が可能な場所(停車可能場所)を臨時的な目的地として経路案内をさせるのである。
【0041】
(地図データの切り出し)
図4(a)に示すように、地図ディスクがDVDプレーヤ28にセットされている状態での表示可能な地図範囲に対して、外部メモリ(地図)26が地図メディアと同等の記憶容量を確保できないため、地図データの一部分を外部メモリ(地図)26の容量に合わせて切り出す必要がある。なお、この際、図2に示すように地図データは階層構造を有するため、経路誘導が可能なこと、広域・詳細メッシュの相互関係(詳細メッシュは上位メッシュに従属して存在する)を考慮して、詳細な地図データの切り出しを行う。
【0042】
(データ入替目的地設定方法)
図4(b)において、破線aにて表す領域を「外部メモリ(地図)26に切り出すことのできる地図領域の境界」と定義する。地図データの切り出しは、本実施例では、ユーザ操作によって現在値を基準とした矩形領域の地図データを切り出すものとする。詳細な地図データが無ければ経路誘導を行うことはできないため、図4(b)の状態からそのまま地図ディスクを抜いてしまうと誘導経路データは消失されてしまう。また、外部メモリ(地図)26に切り出した地図データだけでは目的地までの誘導経路を探索することはできない。そこで、地図データがDVDプレーヤ28にセットされている状態で探索された経路情報と外部メモリ(地図)26に切り出した地図データの境界aとの交点bを探索する。
【0043】
図4(c)は、図4(b)において破線aで囲まれた領域を拡大したもの(外部メモリ(地図)26に切り出すことのできる地図領域)である。ここで点bは、切り出した地図データの境界aと誘導経路との交点である。
【0044】
そして、「切り出された地図範囲の境界付近で車を停止して作業ができる場所(施設)」を探索して記憶する。図4(c)において、現在地から端点bまでの誘導経路沿いに存在する「車を停止して作業ができる場所」として、経路沿いの施設を探索する。ここで、「車を停止して作業ができる場所」=「駐車場のある施設」と定義し、コンビニ・ガソリンスタンド・駐車場などを対象として検索する。この際、経路沿いに無い施設(例えば図4(c)中であれば、ガソリンスタンド1・ガソリンスタンド2)は探索対象外とする。そうすると、図4(c)において誘導経路上に存在する施設は、駐車場1・駐車場2・コンビニ1・コンビニ2の4施設となる。これらの施設を端点bから近い順にソートする。
【0045】
但し、この際、端点bからの距離が同距離の場合は道路左側にある施設を優先するように、端点bからの距離及び道路の左右の何れに存在するかで重み付け演算を行う。これは、例えば中央分離帯が存在する場合には、反対車線側へ直接は移動できず、結局はかなり遠回りしなければ到達できないこととなることや、中央分離帯がなくても、交通量が多いとなかなか反対車線を横断して当該施設へ移動することが困難な場合も多いため、道路の左側(自車走行車線側)に存在する施設を優先して採用する意図である。
【0046】
このようにしてソートした結果、駐車場1→コンビニ1→駐車場2→コンビニ2となり、端点bに一番近い施設「駐車場1」をコリドール動作時の目的地として設定する。
それでは次に、上述した動作の実現するためカーナビゲーションシステム1のナビ制御回路29が実行する処理について図5,6のフローチャートを参照して説明する。
【0047】
処理が開始されると、まずS10において各種初期化を行う。具体的には、Flag初期化・動作モードFlag→地図Navi・コリドール動作異常報知Flag→OFF・地図データ入力元→地図ディスクである。
【0048】
S20では、DVDプレーヤ28に地図ディスクが挿入されているか否か判断し、地図ディスクが挿入されている場合には(S20:Yes)、S30へ移行する。一方、地図ディスクが挿入されていない場合には(S20:No)、図6のS120へ移行する。ここでS20にて否定判断の場合には、DVDプレーヤ28にディスクが未挿入であるか、DVDビデオディスクその他の「地図ディスク以外の」ディスクが挿入されている場合を意味する。
【0049】
S30では、動作モードFlagが「コリドNAVI」か否か判断し、「コリドNAVI」でない場合は(S30:No)、S40へ移行して地図NAVIモードで動作させる(経路誘導・地図表示)。一方、動作モードが「コリドNAVI」の場合は(S30:Yes)、動作モードFlag→地図NAVIとし(S50)、コリドール動作異常報知Flag→OFFとする(S60)。そして、地図データ入力元を「外部メモリ」→「地図ディスク」に切り替え、地図NAVI動作を開始する(S70)。
【0050】
S40又はS70の処理後はS80へ移行し、操作スイッチ群22又はリモコン23aにおいて地図データ読込ボタンが押下されたか否か判断する。地図データ読込ボタンが押下されていない場合は(S80:No)、S20へ戻るが、地図データ読込ボタンが押下された場合は(S80:Yes)、S90へ移行し、地図データを地図ディスクより外部メモリ(地図)26の記憶容量に合わせて切り出す。
【0051】
そして、誘導経路が設定されているか否か判断する(S100)。誘導経路が設定されていない場合は(S100:No)、そのままS20へ戻るが、誘導経路が設定されている場合は(S100:Yes)、探索されている誘導経路沿いで、切り出された地図範囲の境界付近で車を停止して作業ができる場所(施設)を検索し、記憶してから(S110)、S20へ戻る。
【0052】
元々DVDプレーヤ28に地図ディスクが挿入されていなかった場合、あるいはセットされていた地図ディスクを取り出した場合には、S20にて否定判断となり、図6のS120へ移行する。
【0053】
S120では、外部メモリ(地図)26に地図データが切り出されているか否か判断し、地図データが切り出されている場合には(S120:Yes)、S130へ移行して動作モードFlagが「地図NAVI」か否か判断する。そして、動作モードFlagが「地図NAVI」でない場合は(S130:No)、S140へ移行し、コリドNAVIモードで動作させる(経路誘導・地図表示)。つまり、外部メモリ(地図)26に切り出されている地図データを用いて経路誘導・地図表示を実行する。S140の処理後は、図5のS20へ戻る。
【0054】
それに対して動作モードFlagが「地図NAVI」である場合は(S130:Yes)、動作モードFlag→コリドNAVIとし(S150)、地図データ入力元を「地図ディスク」→「外部メモリ」に切り替えてコリドール動作を開始する(S160)。そして、地図範囲の境界付近で車を停止して作業ができる場所(施設)」が記憶されているか否か判断する(S170)。当該場所(施設)が記憶されていない場合は(S170:No)、そのまま図5のS20へ戻り、当該場所(施設)が記憶されている場合は(S170:Yes)、記憶されている「切り出された地図範囲の境界付近で車を停止して作業ができる場所(施設)」を目的地として設定してから(S180)、図5のS20へ戻る。このように設定された目的地までの経路誘導は、S140にて実行される。
【0055】
一方、外部メモリ(地図)26に地図データが切り出されていない場合には(S120:No)、S190へ移行してコリドール動作異常報知Flagが「ON」状態か否か判断する。コリドール動作異常報知Flagが「ON」状態の場合は(S190:Yes)、そのまま図5のS20へ戻るが、コリドール動作異常報知Flagが「OFF」状態の場合は(S190:No)、S200及びS210の処理を実行してから図5のS20へ戻る。つまり、S200では外部メモリ(地図)26に地図データが無く、コリドール動作できないことを表示装置27にて報知する。なお、スピーカ47から音声にて報知してもよい。続くS210では、コリドール動作異常報知Flag→ONとする。
【0056】
このように、本実施例のカーナビゲーションシステム1においては、地図ディスクが(DVDプレーヤ28から)抜かれる前に、所定範囲の地図データを読み出して外部メモリ(地図)26に一時的に記憶させ、ナビ制御回路29は外部メモリ(地図)26から読み出した地図データに基づいて地図表示や誘導経路の設定・案内処理を実行することができる。このようなコリドール動作を実行する場合、地図ディスクを取り出す前に、目的地までの誘導経路に沿うと共に、その記憶された地図データの範囲を示す境界に極力近く、停車が可能な場所(停車可能場所)を臨時的な目的地として経路案内をさせる。したがって、その経路案内された停車可能場所に停車させれば、安全に地図ディスクをDVDプレーヤ28に再セットすることができる。これによってコリドール動作の有用性を低下させることがなくなる。
【0057】
[別実施例]
(1)上記実施例では、目的地までの誘導経路が設定されていることを前提としているため、その誘導経路に沿うと共に、外部メモリ(地図)26に記憶された地図データの範囲を示す境界に極力近く、停車が可能な場所を決定することができる。しかし、誘導経路が設定されていない場合にはこの手法は使えない。そこで、経路設定がなされていない場合には、例えばナビ制御回路29が次のような処理を実行することが考えられる。つまり、外部メモリ(地図)26に一時記憶された地図データの範囲を示す境界から所定距離内に自車位置が近づいた場合には、現在地から境界までの間に存在し、停車が可能な場所を表示装置27等によって利用者に報知させるのである。この場合、自車の進行方向を加味して境界付近の停車可能場所を探索することが考えられる。その際、現在走行している道路を道なりに走行した場合の経路沿いにある場所であって、切り出された地図データの境界に極力近い特定の場所を、停車可能場所として探索することが考えられる。但し、この場合は、その道なりに走行した場合の経路沿いに適切な場所が存在しない可能性があるため、道なり以外に走行した経路沿いの場所を採用しても良い。
【0058】
(2)上記実施例では図1に示すようにAVシステム2側にCDプレーヤ42が存在しているが、例えばDVDプレーヤ28によって地図ディスク・映像DVD・音楽CDを入れ替えて再生するようにしてもよく、その場合はCDプレーヤ42を備えないようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】実施例のカーナビゲーションシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】地図データのレベルの説明図である。
【図3】コリドール動作の説明図である。
【図4】地図データの切り出し。停車可能場所の探索等の説明図である。
【図5】実施例のナビ制御回路にて実行される処理の前半を示すフローチャートである。
【図6】実施例のナビ制御回路にて実行される処理の後半を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
1…カーナビゲーションシステム、2…AVシステム、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…距離センサ、22…操作スイッチ群、23a…リモコン、23b…リモコンセンサ、24…外部情報入出力装置、25…外部メモリ(汎用)、26…外部メモリ(地図)、27…表示装置、28…DVDプレーヤ、29…ナビ制御回路、30…通信装置、41…DVDビデオデコーダ、42…CDプレーヤ、43…MDプレーヤ、44…チューナ、45…外部メモリ、46…パワーアンプ、47…スピーカ、49…AV制御回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図データを記憶した第一のディスクと地図データ以外のデータを記憶した第二のディスクを入れ替えてデータ読み出しが可能なディスク再生手段と、
前記ディスク再生手段を介して前記第一のディスクから読み出した所定範囲の地図データを記憶しておくための記憶手段と、
前記ディスク再生手段にて前記第一のディスクを再生している場合には、前記第一のディスクから読み出した地図データに基づき表示装置に地図を表示させ、前記ディスク再生手段にて前記第二のディスクを再生している場合には、前記記憶手段に記憶された地図データに基づき前記表示装置に地図を表示させる制御手段と、
現在地を特定する現在地特定手段と、
目的地までの経路を案内する経路案内手段と、
を備えたカーナビゲーションシステムであって、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された地図データに基づき前記表示装置に地図を表示させる場合、前記目的地までの経路に沿うと共に、その記憶された地図データの範囲を示す境界に極力近く、停車が可能な場所(以下、停車可能場所と称す。)を臨時的な目的地として前記経路案内手段に経路案内をさせること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
前記地図データには、施設を示すデータである施設データが含まれており、
前記停車可能場所を決定する場合、前記施設データに基づき、駐車場が存在すると想定される施設を採用すること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
前記停車可能場所としての施設を決定する場合、前記地図データの範囲を示す境界からその施設までの距離及びその施設が自車走行車線側に位置するか反対車線側に位置するかを加味すること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかに記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
利用者の操作を受け付ける操作受付手段を備え、
前記制御手段は、前記操作受付手段を介して地図データの一時記憶指示を受け付けた場合、前記ディスク再生手段にて再生している前記第一のディスクから読み出した所定範囲の地図データを前記記憶手段に記憶させること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項5】
請求項4に記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
前記制御手段は、前記地図データの一時記憶指示を受け付けた場合、前記現在地特定手段によって特定された現在地を基準とした所定範囲の地図データを前記第一のディスクから読み出して前記記憶手段に記憶させること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項6】
請求項1〜5の何れかに記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
利用者への報知を行う報知手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に地図データが記憶されていない場合には、前記報知手段を介してその旨を報知すること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項7】
地図データを記憶した第一のディスクと地図データ以外のデータを記憶した第二のディスクを入れ替えてデータ読み出しが可能なディスク再生手段と、
前記ディスク再生手段を介して前記第一のディスクから読み出した所定範囲の地図データを記憶しておくための記憶手段と、
前記ディスク再生手段にて前記第一のディスクを再生している場合には、前記第一のディスクから読み出した地図データに基づき表示装置に地図を表示させ、前記ディスク再生手段にて前記第二のディスクを再生している場合には、前記記憶手段に記憶された地図データに基づき前記表示装置に地図を表示させる制御手段と、
現在地を特定する現在地特定手段と、
利用者に報知するための報知手段と、
を備えたカーナビゲーションシステムであって、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された地図データに基づき前記表示装置に地図を表示させる場合、前記表示装置に表示可能な地図データの範囲を示す境界から所定距離内に近づいた場合には、現在地から前記境界までの間に存在し、停車が可能な場所を前記報知手段によって報知させること
を特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項8】
請求項1〜7の何れかに記載のカーナビゲーションシステムの備える前記制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−10644(P2006−10644A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−191789(P2004−191789)
【出願日】平成16年6月29日(2004.6.29)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】