説明

カーナビゲーションシステム

【課題】乗客情報を何らかの記録手段、例えばICカード、に記録し、一度指示を受けて走行すれば該指定のルートをカーナビゲーションシステムに記録可能とすることで、次回以降は乗客の指示無く該指定のルートを走行可能なようにするモニタリングシステムを提供する。
【解決手段】ICカードリーダ505は、ICカード506から読み出した走行軌跡をナビゲーション部503に送信する。また、GPS受信部504は、該移動局の現在位置情報をナビゲーション部503に送信する。ナビゲーション部503は、これらの情報を受け取りルートの選定を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、AVM(Automatic Vehicle Monitoring)システムなどにおける移動局の管理、特に乗客のニーズに合致したルート選択方法に関する。
【背景技術】
【0002】
AVMシステムとは、基地局及び運行管理センタが移動局たる車載発信器からの電波を元に運行中の車両の位置や状況を管理するシステムをいう。カーナビゲーションなどに使われるGPS(Global Positioning System)技術を応用し、運行管理センタ内のパソコン画面で運行状況を管理することが主たる機能となる。
【0003】
従来のタクシー配車用AVMシステムでは、車両の現在位置情報を該車両内部システムの一部であるGPSにより特定し、該車両の内部システムが記憶する。そして、基地局は定期的なポーリング信号を送信(ポーリング送信)し、これに対して移動局はランダムな送信スロットを用いて記憶している車両の現在位置情報を応答(ポーリング返信)する。基地局または基地局と接続している運行管理センタは、通信範囲内に存在する全ての移動局の現在位置情報を管理する。基地局は少なくとも1、またはそれ以上存在し、それらは運行管理センタに接続されている。
【0004】
乗客からの要求に従い、運行管理センタでは移動局の現在位置情報から最適な車両検索を行ってタクシー車両の配車を行う。配車を行うと、該車両の内部システムの1であるカーナビゲーションシステムが独自に最適ルートを設定する。
【0005】
特開2005−269143号公報(特許文献1)には、基地局に存在する乗務員情報データベースに乗務員のデータを保管し、最適な乗務員を配する技術が開示されている。
【0006】
また同種の技術としては、特開2007−78664号公報(特許文献2)が上げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−269143号公報
【特許文献2】特開2007−78664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、車載のカーナビゲーションシステムは主に幹線道路を選択してルート設定を行うことが多い。このため、出発地と目的地が近接する住宅街に位置する場合などは、カーナビゲーションシステムが最短ルートを選択するとは必ずしも限らない。選択された最短ルートとは別に、路地などを通るルートで目的地に向かった方が最短距離でたどり着けることも往々にしてある。かかる場合には、乗客が自らルートを指定する場合があり、乗客に対して負担をかけてしまう場合があった。
【0009】
本発明の目的は、乗客情報を何らかの記録手段、例えばICカード、に記録し、一度指示を受けて走行すれば該指定のルートをカーナビゲーションシステムに記録可能とすることで、次回以降は乗客の指示無く移動局が該指定のルートを走行可能なようにするカーナビゲーションシステムを提供することにある。
【0010】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0012】
本発明の代表的な実施の形態に関わるカーナビゲーションシステムは、外部記憶媒体と通信可能なリーダユニットを含む移動局と、移動局と通信可能な基地局とを含み、移動局は、基地局から送信される配車情報に基づく走行ルートと、リーダユニットが読み出す走行軌跡に基づく走行ルートのいずれも導出可能なことを特徴とする。
【0013】
本発明の代表的な実施の形態に関わる移動局は、外部記憶媒体と通信可能なリーダユニットと、GPS受信部と、ナビゲーション部と、を備え、該移動局は基地局と通信可能であり、このリーダユニットは、読み出した走行軌跡情報をナビゲーション部に送信し、GPS受信部が、該移動局の現在位置情報をナビゲーション部に送信し、ナビゲーション部は、走行軌跡情報及び現在位置情報を用いてルート選択を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に関わる移動局を用いることで、乗客が最短距離などのルートを自ら指定したい場合に、走行軌跡を記録させることが可能となる。これにより、同一乗客の略同一の出発地点から略同一の目的地点までの走行を行う際に、乗客の指示を仰ぐ必要がなくなる。これにより、乗員、乗客双方の負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態の構成要素を表す構成図である。
【図2】従来の移動局のカーナビゲーションシステムの構成を表すブロック図である。
【図3】本発明に関わる移動局のカーナビゲーションシステム構成を表すブロック図である。
【図4】従来の移動局のカーナビゲーションシステムの動作を表す概念図である。
【図5】従来の移動局のカーナビゲーションシステムの動作についてのフローチャートである。
【図6】本発明の移動局のICカードの利用に関する動作を表す概念図である。
【図7】本発明の移動局のICカードの利用に関する動作についてのフローチャートである。
【図8】本発明の移動局のICカードの書き込みに関する動作を表す概念図である。
【図9】本発明の移動局のICカードの書き込みに関する動作についてのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下の実施の形態においては、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明する。しかし、特に明示した場合を除き、それは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部又は全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものでなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0017】
以下、図を用いて本発明の実施の形態に付いて説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態の構成要素を表す構成図である。
【0019】
本システムは、GPS衛星200を利用可能な環境下での運用を想定する。管理センタ1と基地局11、基地局12を接続する通信路3で接続する固定設備と、タクシー等の車両である移動局21、22から構成される。
【0020】
また、管理センタ1より、適切な基地局を介して配車指示が各移動局に出力される。
【0021】
管理センタ1は各基地局から送られてくる各移動局の現在位置情報を収集し管理するサーバである。管理センタ1による各基地局からの現在位置情報の収集は通信路3を介して行われる。
【0022】
基地局11、12は、自身の通信カバーエリアに属する各移動局との間で通信を行う基地局(Node―B)である。基地局のカバーエリアは通信方式及びそれの用いる周波数帯域によって決定される。
【0023】
基地局11、12による移動局の現在位置情報の収集手段としては、1)基地局による定期的なポーリング送信及びそれに対するポーリング返信により取得した各移動局の現在位置情報を収集する方法、2)現在位置情報が変化した移動局が主体的に自身の現在位置情報を送信する方法が考えられる。これらの内の1を利用しても良いし、組み合わせて現在位置情報を収集しても良い。
【0024】
基地局11、12から管理センタ1へは、各基地局が有する移動局の現在位置情報を送信する。この際、定期的に更新するのか、それとも基地局11、12が保持する現在位置情報のアップデートが行われる度に基地局11、12から管理センタ1へ送信するか、管理センタ1の求めに応じて基地局11、12から各基地局が有する移動局の現在位置情報を送信するなどの方法が考えられる。いずれの方法をとるかは設計事項である。
【0025】
各移動局と各基地局との間の無線区間の通信方式として、本明細書ではデジタルSCPC方式を使用することを想定している。しかし、通信方式はこれに拘るものではない。
【0026】
移動局21、22は、タクシー等の車両及びその周辺機材であり、かつ、管理センタ1による管理対象である。各移動局にはカーナビゲーションシステム31、32がシステム中に含まれている。このカーナビゲーションシステム31、32が複数のGPS衛星200からの電波を受け取ることで現在位置情報を導出する。
【0027】
なお、カーナビゲーションシステム31、32は原則として同じ仕様である。従って、以下ではカーナビゲーションシステム31のみについて説明する。
【0028】
カーナビゲーションシステム31、32はある基地局経由で管理センタ1より送出される配車情報を受信する。カーナビゲーションシステム31、32は配車情報に含まれる目的地までの最適なルートを設定し、乗員等に対して表示する。
【0029】
次に、移動局21のカーナビゲーションシステム31の構成について説明する。
【0030】
図2は、従来の移動局21のカーナビゲーションシステム31の構成を表すブロック図である。また、図3は本発明に関わる移動局21のカーナビゲーションシステム31の構成を表すブロック図である。
【0031】
まず、従来の移動局21のカーナビゲーションシステム31について説明する。
【0032】
この従来のカーナビゲーションシステムは制御部501、無線部502、ナビゲーション部503、GPS受信部504を含んで構成される。本明細書の制御部501では内部バス500を通じて無線部502、ナビゲーション部503、GPS受信部504と接続している。
【0033】
制御部501は、移動局21のカーナビゲーションシステム31全体の制御を行うコントローラである。制御部501にはマイク501a、スピーカ501b、料金表示部501c、表示部501d、操作部501eが直接接続されている。ただしこれらも内部バス500経由で接続しても良い。
【0034】
マイク501aは、プレストーク式のものであり、ボタン操作時に送信を行うことを想定している。また、スピーカ501bは各基地局から送られてくる音声情報を出力する。料金表示部501cは、タクシー料金、及び現在のタクシーの動作状態(実車、回送、迎車など、動態ともいう)を表示する表示部である。表示部501dはナビゲーション部503が選定した経由の表示を行う液晶ディスプレイ等の表示用画面である。操作部501eはカーナビゲーションシステム31の操作者が該カーナビゲーションシステム31を直接操作するためのキーボード等の入力手段である。
【0035】
無線部502は、基地局11、12からの配車指示などを受信するための無線通信用送受信器である。
【0036】
ナビゲーション部503は、GPS受信部504より得られる現在位置情報及び乗客から指示された目的地に基づき経由(ルート)の設定を行うナビゲーションシステムである。
【0037】
なお本明細書では、表示部501dは制御部501に接続する。ナビゲーション部503によるルート選択の結果は一旦制御部501に出力され、制御部501が表示部501dを用いて外部出力をする構成を取っている。しかし、ナビゲーション部503が自身で表示部を有し、そこからルート選択結果を出力させるようにしても良い。
【0038】
GPS受信部504は、GPS衛星200からの送信を受けて現在位置情報を特定するGPSシステムである。
【0039】
また、ここでは図示していないが、カーナビゲーションシステムに必要な基本的な情報である地図情報、メモリ等の作業領域などは、制御部501やナビゲーション部503が利用可能な状態にしておく必要がある。
【0040】
また、上記は一例であり、二つ以上のモジュールを一つにまとめても良い。
【0041】
この構成に対し、本発明では更にICカードリーダ505及びICカード506を追加する。
【0042】
ICカードリーダ505は、ICカード506などの外部記憶媒体と通信可能なリーダユニットである。本明細書では、Felica(登録商標)などの非接触式ICカードを想定しているが、これだけには限られず、接触式のカードなどを使用してもよい。
【0043】
ICカード506は、乗客に配布するICカード等である。このICカード506中に個人情報等を記録する。これに加え、本発明にかかわるICカード506では、過去の走行軌跡も記録する。
【0044】
なお、制御部501、無線部502、ナビゲーション部503、GPS受信部504、ICカードリーダ505は内部バスを経由して接続するようにしているが、制御部501と各モジュールを直接接続するようにしても良い。
【0045】
これらの構成を元に本発明におけるその動作を説明する。
【0046】
図4は、従来の移動局21中のカーナビゲーションシステム31の動作を表す概念図である。また、図5は従来の移動局21のカーナビゲーションシステム31の動作についてのフローチャートである。図4と図5はリンクしており、図4に記載されたステップ名は図5の同一の名前のステップで行われる処理である。これらを元に従来の移動局21の動作を説明する。
【0047】
この処理は、ある基地局を経由して送信される管理センタ1からの配車指示を無線部502が受信するところから始まる。
【0048】
無線部502は、伝送路、通信路、情報源のそれぞれの復号を行い、制御部501が利用可能な状態にする。この後に無線部502は配車指示を制御部501に送信する(ステップS1001)。
【0049】
ステップS1001で送信された配車指示を受信した制御部501は、その配車指示内に含まれる目的地情報を抽出する(ステップS1002)。
【0050】
制御部501は、この目的地情報をナビゲーション部503に対して送信する(ステップS1003)。
【0051】
目的地情報を取得したナビゲーション部503は、GPS受信部504に対して現在位置情報を請求し、これを取得する(ステップS1004)。
【0052】
この後、ナビゲーション部503はルート選択を行うこととなる。選択されたルートは表示部501dなどを介して操作者に表示される。
【0053】
本実施の形態でも、このようなルート選択は可能である。しかし、これに追加してICカード506に記録された走行軌跡を読み出し、ルート選択を行う機能を追加する。
【0054】
まず、ICカード506に記録された走行軌跡を読み出し、ルート選択を行う機能の処理について説明する。
【0055】
図6は、本発明の移動局21のカーナビゲーションシステム31のICカード506の利用に関する動作を表す概念図である。また、図7は、本発明の移動局21のカーナビゲーションシステム31のICカード506の利用に関する動作についてのフローチャートである。これらの図もリンクしており、図6に記載されたステップ名は図7の同一の名前のステップで行われる処理である。
【0056】
まず、移動局21の操作者(おおむね移動局21たるタクシーの運転手であろう)は、乗客から提示を受けたICカード506に記録された走行軌跡をICカードリーダ505に読み込ませることで処理が開始される。
【0057】
ICカードリーダ505は読み込んだ走行軌跡のデータをナビゲーション部503に送信する(ステップS2001)。
【0058】
その後、ナビゲーション部503は、GPS受信部504に対して現在位置情報を請求し、これを取得する(ステップS2002)。
【0059】
取得した走行軌跡及び現在位置情報に基づき、ナビゲーション部503はルート選択を行うこととなる。この際、図4及び図5で表した配車指示に基づいて設定したルートをナビゲーション部503は参考にしても良い。この設定したルートは表示部501dを介して移動局21の操作者に開示される。
【0060】
次に、図6及び図7で用いた「走行軌跡」の記録について説明する。
【0061】
図8は、本発明の移動局21のカーナビゲーションシステム31のICカード506の書き込みに関する動作を表す概念図である。また、図9は、本発明の移動局21のカーナビゲーションシステム31のICカード506の書き込みに関する動作についてのフローチャートである。なお、図8と図9で同じ番号が振られているステップは同じものを指す。
【0062】
まず、制御部501が走行軌跡を記録するメモリ等のワークエリア等の初期化を行う(ステップS3001)。この初期化の後、ナビゲーション部503は、走行軌跡の記録を開始する(ステップS3002)。
【0063】
走行軌跡の記録中、一定の周期でGPS受信部504は現在位置情報をナビゲーション部503に送信する(ステップS3003)。現在位置情報を受信したナビゲーション部は逐次受け取った現在位置情報を追加する形で走行軌跡を更新する(ステップS3004)。このステップS3003、S3004は走行軌跡の記録を続ける間(ステップS3005:No)継続される。
【0064】
こここで、「一定の周期」であるが、この処理専用の周期であっても良い。また、図1で表す各基地局からのポーリング要求に対して返信を行う際に、合わせて処理するような形をとっても良い。
【0065】
走行軌跡の記録が終了する場合には(ステップS3005:Yes)、ナビゲーション部503は記録した走行軌跡をICカードリーダ505に送信する(ステップS3006)。走行軌跡を受信したICカードリーダ505はICカード506に走行軌跡を書き込む(ステップS3007)。
【0066】
以上のように走行軌跡をICカード506に書き込むことで、次回乗車時の走行軌跡の再利用を可能ならしめる。
【0067】
なお、乗客が指示を間違えたことによる迂回等の対応のため、この走行軌跡を編集可能にすることも考えられる。この際、ICカード506自体は下車時に乗客に返還されるため、管理センタ1で編集後の走行軌跡を保管しておくことも考えられよう。
【0068】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
【0069】
たとえば、ICカード506に替えて、乗客の携帯電話機に走行軌跡を記録することも考えられる。
【0070】
また、移動局は移動するため、一定の時間の経過によりルートの選定を行う場合も本発明の射程に含まれる。また、移動して無い場合にルートの選定を行わないことも可能であろう。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明はタクシー配車用AVMシステムを想定したものである。しかしこれだけには限られず、上記以外の無線通信システムに広く活用可能である。
【0072】
また、近年は車両を複数人が供給するカーシェアリングなどが普及の兆しを見せている。このように、サービス提供者が存在しない形態に対しての適用も考えられる。
【符号の説明】
【0073】
1…管理センタ、3…通信路、11、12…基地局、21、22…移動局、
31、32…カーナビゲーションシステム、200…GPS衛星、
500…内部バス、501…制御部、501a…マイク、501b…スピーカ、
501c…料金表示部、501d…表示部、501e…操作部、502…無線部、
503…ナビゲーション部、504…GPS受信部、
505…ICカードリーダ、506…ICカード。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部記憶媒体と通信可能なリーダユニットを含む移動局と、
前記移動局と通信可能な基地局と、を含むカーナビゲーションシステムであって、
前記移動局は、前記基地局から送信される配車情報に基づく走行ルートと、前記リーダユニットが読み出す走行軌跡に基づく走行ルートのいずれも導出可能なことを特徴とするカーナビゲーションシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−47488(P2012−47488A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−187452(P2010−187452)
【出願日】平成22年8月24日(2010.8.24)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】