説明

ガイド軸支持装置及びディスク装置

【課題】ディスク装置の昇降フレームに副軸をネジで取り付ける際に、ネジのぐらつき等を防止する。
【解決手段】昇降フレーム11のフレーム本体11aに、その背面側に突出した円筒状のバーリング40を形成する。ネジ37を、その頭部37aがプレート本体11aの表面側に位置するように、軸部37bをバーリング40内に挿通して、先端部37cを副軸31のネジ穴31cに螺合させる。バーリング40により支持されたネジ37によって副軸31のぐらつき等が防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ピックアップ等のヘッドの移動を案内するガイド軸を、プレート上に支持するガイド軸支持装置、及びこのガイド軸支持装置を備えるディスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディスク装置は、ターンテーブルに装着された光ディスクを回転させながら光ピックアップを移動して、光ディスクにデータを高密度で記録したり、或いは光ディスクからデータの読み取りを行う。この光ピックアップは一対のガイド軸により移動可能に支持されている。ガイド軸は、ディスク装置のプレート、例えばスロットインタイプでは昇降フレームの裏面に、またトレイタイプでは底板(フレーム)の上面にネジ等で固定されている。特にブルーレイ対応のディスク装置では、光ピックアップをより高精度に移動させるために、ガイド軸を高い位置精度でプレートに固定することが求められている。
【0003】
例えば、プレートの一部を切り起こして位置決め部を形成し、この位置決め部にガイド軸を当接させて位置決めした後、ガイド軸をプレートにネジで固定する方法が知られている(特許文献1〜3参照)。特許文献1では、ガイド軸の位置決め後、プレートの貫通穴に反対側からネジを挿通して、ガイド軸のネジ穴に螺合させている。特許文献2及び3では、ガイド軸の位置決め後、プレートに形成されたネジ穴にネジを螺合して、ネジの頭部でガイド軸をプレートに押さえ付けている。
【0004】
また、特許文献4には、バーリングを使用して基板をカバーに高精度で位置決めすることが記載されている。カバーには、皿状に突出した台座に、バーリングが形成されている。基板の穴をバーリングに嵌め込んだ状態で、基板を台座の上に重ねる。基板の上から、ネジをバーリングのネジ穴に螺合して、基板を台座上に押し付けている。
【特許文献1】特開2002−367301号公報
【特許文献2】特開平11−126440号公報
【特許文献3】特開2000−276860号公報
【特許文献4】特開2003−338170号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1〜3では、位置決め部のスペースを確保する必要があるため、ディスク装置の小型化・薄型化が難しくなる。従って、ネジのみでガイド軸をプレートに位置決め固定することが好ましいが、プレートは厚みが薄いため、充分な長さのネジ穴をプレートに形成することができない。このため、ネジのみを使用すると、ネジがぐらついたり、或いは傾いたりすることになり、ガイド軸の位置精度が悪くなってしまう。
【0006】
また、上記特許文献4では、基板にバーリングを嵌合させるための位置決め穴を形成しているが、バーリングの外径はネジの径よりも大きいので、これに応じて位置決め穴の径も大きくする必要がある。特にブルーレイ対応のディスク装置では、小径のガイド軸が用いられるので、特許文献4の技術をガイド軸の位置決めに利用した場合に、バーリングが嵌合可能な大きさの位置決め穴を形成することが困難である。また、ガイド軸に形成する穴の径を大きくすることが可能であっても、穴径を大きくした分だけ肉厚が薄くなるから、ガイド軸の強度が低下して破損のおそれが生じる。従って、特許文献4に記載の方法を利用して、ガイド軸を位置決め固定することは実際には不可能である。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためのものであり、プレート上にガイド軸をネジで取り付ける際に、ネジのぐらつき等を防止することができるガイド軸支持装置及びディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドを往復動可能に案内するガイド軸を、プレート上に支持するためのガイド軸支持装置において、前記プレートの第1面側に突出するように形成した円筒状のバーリングと、頭部と軸部とを有し、この頭部が前記プレートの第1面側と反対の第2面側に位置するように、前記軸部が前記バーリング内を挿通され、このバーリングに位置決めされた状態で、前記プレートの第1面側に位置する前記ガイド軸の端部を支持するネジと、を備えたことを特徴とする。
【0009】
前記プレートと前記ガイド軸の端部との間に位置するように、前記バーリングに取り付けられ、前記ガイド軸の端部を付勢して、この端部が前記バーリングから離れて、前記プレートから所定の高さに浮き上がった状態に保つ付勢部材を備えたことが好ましい。
【0010】
前記ヘッドは、光ディスクに対して情報の読み取り及び/または記録を行う光ピックアップであり、前記ガイド軸は、前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に案内する主軸及び副軸の少なくともいずれか一方であることが好ましい。
【0011】
また、本発明のディスク装置は、光ディスクに対して情報の読み取り及び/または記録を行う光ピックアップと、前記光ピックアップが前記光ディスクの半径方向に移動するときに、前記光ピックアップを支持して案内するガイド軸と、請求項1または2記載のガイド支持装置と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、プレートに形成したバーリングでガイド軸支持用のネジを支持するので、装置本体の厚みが薄くても、ネジがぐらついたり、傾いたりすることが防止される。これにより、プレート上に支持されるガイド軸の位置精度を高くすることができるので、ヘッドをより高精度に移動させることができる。また、プレートの一部を切り起こしてガイド軸の位置決め部材を形成したり、別途設ける必要がなくなるので、構造が簡単であるとともに、ガイド軸を固定するためのスペースを小さくすることができる。
【0013】
また、プレートとガイド軸の端部との間に付勢部材を設けて、ガイド軸の端部を付勢しているから、ネジのネジ込み量で、プレートからのガイド軸の高さを簡単に調節することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1において、ディスク装置1は、シールド状態に構成された本体ケース2を備えている。この本体ケース2の前面に、ベゼル3が取り付けられている。このベゼル3には、ディスクDIを挿入するスロット3aと、ディスクDIのイジェクトを指示するための押しボタン4と、ディスク装置1の動作状態を表示するためのインジケータ5とが設けられている。
【0015】
本体ケース2には、天板6が取り付けられている。この天板6のほぼ中央には、ディスクDIのチャッキング時にチャッキングヘッド16(図2参照)が僅か入り込むための開口6aが形成されている。
【0016】
天板6を取り外した図2において、本体ケース2を上下に仕切るように、ベースパネル10が本体ケース2に固定されている。このベースパネル10には、中央から斜め方向に延びた開口10aが形成されている。この開口10a内には、昇降フレーム11が配置されている。
【0017】
昇降フレーム11は、例えば板金プレス等で形成された枠状のフレーム本体11a(図3参照)と、フレーム本体11aの表面側に取り付けられたフレームカバー11bとから構成されている。このフレーム本体11aは、本発明のプレートに相当する。フレームカバー11bには、中央から斜め方向に延びた開口11cが形成されている。
【0018】
昇降フレーム11は、ディスクDIを本体ケース2に搬入または搬出するときに、ベゼル3側を支点にして、本体ケース2の中央に位置する先端側が上下方向に揺動する。この昇降動中の衝撃およびデータの記録/読み取り動作中における外乱による衝撃を緩和するために、昇降フレーム11は、ベースパネル10と本体ケース2の底板との間に設けた軸と、これに嵌合するゴムリングとからなる緩衝支持構造12により複数箇所でベースパネル10に取り付けられている。
【0019】
昇降フレーム11の先端部には、ターンテーブルユニット13が取り付けられている。このターンテーブルユニット13は、スピンドルモータ14、ターンテーブル15、チャッキングヘッド16を備えている。スピンドルモータ14は、昇降フレーム11の内面に固定され、その駆動軸にターンテーブル15が固定されている。このターンテーブル15に、チャッキングヘッド16が一体に形成されている。このチャッキングヘッド16は、ディスクDIの中心孔がチャッキングヘッド16と一致するチャッキング位置にセットされ、昇降フレーム11が上昇したときに、ディスクDIをチャッキングする。更に、チャッキングヘッド16には、バネで付勢された複数のチャッキング爪16aが設けられており、ディスクDIを着脱可能に係止する。
【0020】
また、昇降フレーム11にはピックアップヘッド(ヘッド)19が取り付けられている。このピックアップヘッド19は、昇降フレーム11の開口11cの下方に配置され、光ピックアップ20が設けられている。ディスクDIに対してデータの記録/読み取りを行う際には、ピックアップヘッド19が開口11cに沿って、ディスクDIの半径方向に移動するとともに、光ピックアップ20がディスクDIの記録面にレーザ光を照射する。
【0021】
昇降フレーム11には、ディスクDIの下面をガイドするためのディスクガイド片21が取り付けられている。このディスクガイド片21は、ディスクDIの搬入方向に沿って、先端部がターンテーブル15の脇まで延びている。また、ディスクガイド片21には、先端部に向けて徐々に高くなったスロープが形成されており、ディスクDIを上に持ち上げることで、チャッキングヘッド16に衝突することなく、本体ケース2内に搬入されるようにしている。
【0022】
ベースパネル10上には、ディスクDIの搬入および搬出を行うためのディスク支持アーム24と、スロット3aから挿入されたディスクDIを本体ケース2内へ搬入するための誘引アーム25とが揺動可能に配置されている。ディスク支持アーム24は、ホルダー24aでディスクDIの前端縁を保持し、軸23を中心にして揺動する。誘引アーム25は、フランジ付ローラ25aでディスクDIの後端縁を保持し、軸26を中心にして揺動する。この誘引アーム25を揺動させるために、リンクレバー27が連結されている。
【0023】
ディスク支持アーム24、及び誘引アーム25(リンクレバー27)は、ベースパネル10の背面側に設けられた周知のディスクローディング機構(図示せず)により駆動されて、ディスクDIの搬入/搬出を行う。また、ディスクローディング機構は、昇降フレーム11に設けられたピン29a,29bを介して、昇降フレーム11を下降位置、上昇位置(記録/読み取り位置)等の間で揺動させる。
【0024】
図3に示すように、光ピックアップ20を保持するピックアップヘッド19は、主軸30及び副軸31からなる一対のガイド軸により支持されている。主軸30及び副軸31は、それぞれ昇降フレーム11のフレーム本体11aの背面に固定されている。主軸30は、リードスクリュー34の回転力で直線移動する軸受け部19aを支持するものであるため、比較的大きな負荷が作用する。一方、副軸31は、ピックアップヘッド19を水平に保つためのものであるから、負荷は小さい。
【0025】
ピックアップヘッド19には、主軸30が挿通される軸受け部19aと、副軸31をフックする断面略U字形状のフック部19bとが形成されている。軸受け部19aに主軸30を挿通し、フック部19bを副軸31にフックすると、ピックアップヘッド19は、主軸30及び副軸31に支持され、ディスクDIの半径方向に移動自在となる。
【0026】
フレーム本体11aの背面には、前述のターンテーブルユニット13の他に、スレッドモータ32、ギヤトレイン33、リードスクリュー34等が固定されている。スレッドモータ32の回転は、ギヤトレイン33を介してリードスクリュー34に伝達され、リードスクリュー34を回転させる。
【0027】
リードスクリュー34は、主軸30の近傍で主軸30と平行になるように固定されている。リードスクリュー34には、ピックアップヘッド19の軸受け部19aに設けられたティース35が噛合している。これにより、スレッドモータ32が駆動してリードスクリュー34が回転すると、ピックアップヘッド19がディスクDIの半径方向に移動する。
【0028】
光ピックアップ20を高精度に移動させるために、主軸30及び副軸31は、それぞれ高い位置精度でフレーム本体11aの背面に支持されている。主軸30の両端部は、フレーム本体11aの一部を切り起こして形成した位置決め部材36aと、フレーム本体11aの背面に別途取り付けられた位置決め部材36bとにより位置決めされた状態で、フレーム本体11aの背面に支持されている。
【0029】
図4ないし図6に示すように、副軸31は、ネジ37及びコイルバネ(付勢部材)38でフレーム本体11aの背面に支持される。この副軸31は、金属製の軸本体31aと、この軸本体31aの両端部に取り付けられた樹脂製のネジ取付部31bとから構成される。ネジ取付部31bには、金属製のネジ37が螺合するネジ穴31cが形成されている。ネジ37は、頭部37aと軸部37bとを有している。軸部37bは、その先端部37cにネジ切りされている。
【0030】
フレーム本体11aには、バーリング加工によって穴39を有する円筒状のバーリング40が形成されている。バーリング40は、フレーム本体11aの背面側に突出しており、その高さh1が、フレーム本体11aからの副軸31の高さh2の1/3以上になるように形成されている。穴39の径は、ネジ37の軸部37bの径よりも僅かに大きい。
【0031】
コイルバネ38は、フレーム本体11aとネジ取付部31bとの間に配置され、ネジ取付部31bをフレーム本体11aから離れる方向に常時付勢する。コイルバネ38の一端側がバーリング40に取り付けられ、他端側が、ネジ取付部31bのフレーム本体11aに対向する面側に形成された切り欠き31dに当接している。
【0032】
次に、副軸31の取付手順について説明を行う。最初にフレーム本体11aのバーリング40にコイルバネ38を取り付ける。次いで、コイルバネ38を間に挟むようにして、フレーム本体11aの背面上に副軸31をセットする。そして、ネジ37を、その頭部37aがフレーム本体11aの表面側に位置するように、軸部37bをバーリング内40及びコイルバネ38内に挿通させた後、先端部37cをネジ穴31cに螺合させる。これにより、副軸31がフレーム本体11aの背面上に支持されるとともに、水平方向[ラジアル方向(ディスクDIの半径方向)、スラスト方向]に位置決めされる。また、軸部37bのねじ切りされていない部分がバーリング40に嵌る。
【0033】
ネジ37の頭部37aは、コイルバネ38の付勢力により、フレーム本体11aの表面に常に押し付けられた状態となる。これにより、ネジ取付部31bは、フレーム本体11aから所定の高さに浮き上がった状態で保たれ、高さ方向に位置決めされる。また、ネジ37のネジ込み量を調節して、フレーム本体11aからのネジ取付部31bの高さを調節することができる。これにより、ディスクDIと光ピックアップ20の間隔が所定の値に設定される。また、片側のネジ37のネジ込み量を調節することにより、ディスクDIの記録面に対する副軸31の傾角を調節することができる。これにより、副軸31をディスクDIの記録面に対して平行にすることができる。
【0034】
ネジ37は、フレーム本体11aのバーリング40内に挿通され、このバーリング40により位置決めされた状態で支持されるから、フレーム本体11aの厚みが薄くとも、ネジ37がぐらついたり、傾いたりすることが防止される。
【0035】
また、コイルバネ38がバーリング40に嵌めてあるので、バーリング40が、コイルバネ38の位置決め部材としても機能している。従って、ネジ37の挿通時に、コイルバネ38が動かないので、ディスク装置1の組立が簡単に行える。更に、ディスク装置1の使用中にコイルバネ38が動いてしまうことがない。
【0036】
次に、図1〜図3を用いて上記実施形態の作用について説明する。ディスクDIの挿入前は、昇降フレーム11は下降位置にある。ディスクDIが本体ケース2内に挿入されると、ディスクDIの先端縁がディスク支持アーム24のホルダー24aに支持される。ディスクDIがさらに押し込まれると、ディスクローディング機構(図示せず)が作動して、ディスク支持アーム24が反時計方向に揺動するとともに、誘引アーム25が時計方向に揺動する。誘引アーム25は、その先端に取り付けたローラ25aがディスクD1の後端縁を押す。これにより、ディスクDIがチャッキング位置に搬入される。
【0037】
次いで、昇降フレーム11が下降位置から記録/読み取り位置に向かって上昇する。これにより、チャッキングヘッド16がディスクDIの中心孔に入り込み、チャッキング爪16aで係止される。チャッキングの完了後に、スピンドルモータ14が回転して、ディスクDIを高速回転する。この状態で、スレッドモータ32が回転することで、ピックアップヘッド19が主軸30及び副軸31に沿って移動する。ピックアップヘッド19上の光ピックアップ20は、ディスクDIの半径方向に移動して、ディスクDIの記録/再生を行なう。
【0038】
ディスクの記録/再生を終了する場合には押しボタン4を押す。この押しボタン4が押されると、スピンドルモータ14が停止し、またスレッドモータ32が逆転して、ピックアップヘッド19を初期位置に復帰させる。次に、ディスクローディング機構が作動し、前述したディスクDIの搬入と逆の動作が行われ、ディスクDIが搬出される。
【0039】
上記実施形態では、フレーム本体11aとネジ取付部31bとの間にコイルバネ38が設けられているが、例えば図7に示すように、コイルバネ38の代わりに板バネ42を設けてもよい。板バネ42の一端部には、バーリング40に取り付けるための取付穴42aが形成されており、バーリング40を取付穴42aに嵌め込むことで板バネ42が位置決めされる。板バネ42の他端部は、切り欠き31dに当接して、ネジ取付部31bをフレーム本体11aから離れる方向に付勢する。
【0040】
また、図8に示す実施形態では、コイルバネ38や板バネ42を用いずに、バーリング40上にネジ取付部31bを重ね、ネジ43で固定したものである。この場合には、副軸31の高さ調節はできなくなるが、部品数を減らすことができる。なお、符号43はネジであり、符号43aは頭部であり、符号43bは軸部である。
【0041】
上記実施形態では、主軸30は、その両端部が位置決め部材36a,36b(図3参照)により位置決めされた状態でフレーム本体11a上に支持しているが、副軸31と同様に、バーリングにより位置決めされたネジを使用して主軸30を支持するようにしてよい。
【0042】
本発明はスロットインタイプのディスク装置の他に、トレイタイプに対しても適用することができる。また、本発明は、ピックアップヘッド19の移動を案内するガイド軸(主軸30、副軸31)の支持に限定されるものではなく、磁気ヘッド、インクジェットヘッドなどの各種ヘッドを案内するガイド軸の支持にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明のディスク装置の斜視図である。
【図2】天板を取り外したディスク装置の上面図である。
【図3】底面を省略したディスク装置の底面図である。
【図4】フレーム本体の背面上に支持された副軸の斜視図である。
【図5】本発明のガイド軸装置の分解斜視図である。
【図6】本発明のガイド軸装置の断面図である。
【図7】板バネを使用した実施形態の断面図である。
【図8】ネジ取付部をバーリング上に重ねた実施形態の断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 ディスク装置
11 昇降フレーム
11a フレーム本体
19 ピックアップヘッド
20 光ピックアップ
30 主軸
31 副軸
31a 軸本体
31b ネジ取付部
37 ネジ
38 コイルバネ
40 バーリング
42 板バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドを往復動可能に案内するガイド軸を、プレート上に支持するためのガイド軸支持装置において、
前記プレートの第1面側に突出するように形成した円筒状のバーリングと、
頭部と軸部とを有し、この頭部が前記プレートの第1面側と反対の第2面側に位置するように、前記軸部が前記バーリング内を挿通され、このバーリングに位置決めされた状態で、前記プレートの第1面側に位置する前記ガイド軸の端部を支持するネジと、
を備えたことを特徴とするガイド軸支持装置。
【請求項2】
前記プレートと前記ガイド軸の端部との間に位置するように、前記バーリングに取り付けられ、前記ガイド軸の端部を付勢して、この端部が前記バーリングから離れて、前記プレートから所定の高さに浮き上がった状態に保つ付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のガイド軸支持装置。
【請求項3】
前記ヘッドは、光ディスクに対して情報の読み取り及び/または記録を行う光ピックアップであり、前記ガイド軸は、前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に案内する主軸及び副軸の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1または2記載のガイド軸支持装置。
【請求項4】
光ディスクに対して情報の読み取り及び/または記録を行う光ピックアップと、
前記光ピックアップが前記光ディスクの半径方向に移動するときに、前記光ピックアップを支持して案内するガイド軸と、
請求項1または2記載のガイド支持装置と、
を備えたことを特徴とするディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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