説明

ガス供給調整装置、とりわけ呼吸補助装置

本発明は、ガスを供給するための装置(1)、とりわけ呼吸補助装置に関し、モータ(10)と羽根(11)を有したロータとボリュート(12)とを有したベンチレータ(2)、モータ冷却用導管(4)、およびベンチレータ(2)とモータ冷却用導管(4)を収納する防音ハウジング(5)を含む。モータ冷却用導管(4)は、モータ(10)及びボリュート(12)の壁に相似する形状を有し、したがって、前記モータ(10)と前記ボリュート(12)の周囲に流路を設ける。導管は、2つのハウジング部(3)を含み、そのうちの1つは、防音ハウジング(5)及びモータ冷却用導管(4)の一部を形成する壁(21,22a,22b,22c,22d)のセットを含み、そのうちの他の1つは、防音ハウジング(5)及びモータ冷却用導管(4)の適合する部分を形成する壁(21,22a,22b,22c,22d)を含む。ハウジング(3)の同じ部位上の防音ハウジング(5)及びモータ冷却導管(4)の一部は、互いに一体に設けられ、ハウジング(3)の2つの部分は、前記モータ冷却用導管(4)及び前記防音ハウジング(5)を共同して形成するようにベンチレータ(2)の周囲に一体に組み立てられるのに適している。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
本発明は、ガス供給調整装置、とりわけ呼吸補助装置に関する。
【0002】
例えば、仏国特許発明第2908482号明細書に記載されているように、本質的にモータ、羽根付ロータ、このロータを格納するボリュートからなるベンチレータと;ベンチレータのモータを冷却するためのダクトと;ベンチレータおよびモータ冷却ダクトを格納する防音ハウジングと;を備えるガス供給調整装置、特に、呼吸補助装置を使用することが知られている。
【0003】
ベンチレータの類のモータを高回転で使用すると、実質的にモータの過熱を引き起こすので、このモータを冷却することは重要である。このモータを冷却することは、この装置の性能と寿命に直接的に影響を与える。
【0004】
現在、既存の装置は、この点からすると完全に満足できない。さらに、既存の装置は、膨大な数の部品、組立ての難しさ及び長い組立時間を含んだ比較的複雑な構造を有している。
【0005】
さらに、このタイプの装置において、低騒音かつ最小圧力降下の両方を兼ね備える空気取り入れ口の設計は難しい。
【0006】
本発明の目的は、モータの充分で効果的な冷却を備え、さらにこの装置の組立において複雑ではない簡単な構造を有した、呼吸補助装置のようなガス供給装置を提供することによって、これらすべての欠点を改善することである。
【0007】
好ましくは規制された方法において、本発明に係る解決策は、モータと羽根付ロータとこのロータを格納するボリュートとを備えるベンチレータ、モータを冷却するダクト、ベンチレータとモータ冷却ダクトを格納する防音ハウジング、を備えるガス供給装置、特に呼吸補助装置であって、以下のことを特徴とする。
【0008】
− モータ冷却ダクトは、モータの形状及びベンチレータのボリュートの形状に適合した形状を有し、このモータ冷却ダクトを区切る壁が、モータ及びボリュートの壁に接近して延びており、したがって、このモータとこのボリュートの周りに流動ダクトを備え、
− 装置は、2つのケーシング部;その1つのケーシング部は、背壁及び少なくとも1つの側壁を備えて防音ハウジングの一部を形成する壁のセットと、モータ冷却ダクトの部分を形成する壁のセットとを含み;もう1つのケーシング部は、背壁及び少なくとも1つの側壁を備えて防音ハウジングの補足的部分を形成する壁のセットと、モータ冷却ダクトの補足的部分を形成する壁のセットとを含み;同じケーシング部上の防音ハウジングの前記部分及びモータ冷却ダクトの前記部分は互いに一体であり、2つのケーシング部は、前記モータ冷却ダクト及び前記防音ハウジングを共同して形成するように、ベンチレータの周囲に一緒に組み立てることができる。
【0009】
本発明に係る装置は、それ故に、モータ及びボリュートの外壁のすぐ近くに流すために羽根付ロータで駆動される流体すなわちガスを流すモータ冷却ダクトを含み、したがって、これらの部品の冷却を確実にし、そして、防音ハウジングと全く一体化されたこのモータ冷却ダクトを有し、したがって、モータによって発生した熱を排出することを強制対流によって可能にする。ベンチレータのモータの最適な冷却をこのようにして得る。
【0010】
装置の組み立ては、モータ冷却ダクト及び防音ハウジングの設計によって、2つの前述のケーシング部分の形で、実現される。
【0011】
この設計は、モータ冷却の点で成し得る性能に加えて、以下の利点を有する。
【0012】
装置を構成する部品点数がかなり減少する。その結果、組立ての容易さを増大させ、したがって、組立時間を短縮する。そして、モータ冷却ダクト及び防音ハウジングを作るために少しの材料しか必要ない。
【0013】
さらに、ケーシング部は、成形によって設けられ、したがって、防音ハウジングにおけるモータ冷却ダクトの配置の可能性、および、高い音響減衰及び最小の圧力降下を有する流体入口を装置に最適に統合する可能性、を増大させる。
【0014】
好ましくは、ケーシング部は、モータ冷却ダクトの長手方向の軸線、すなわち、ベンチレータがモータ冷却ダクトにおける設置位置にある場合にベンチレータの羽根付ロータの回転軸と同軸の軸線、を実質的に通る組立面において一緒に組み立てることのできるハーフケーシングである。
【0015】
別の可能性によれば、ケーシング部は、モータ冷却ダクトの長手方向の軸線、すなわち、ベンチレータがモータ冷却ダクトにおける設置場所にある場合にベンチレータの羽根付ロータの回転軸と同軸の軸線、に対して実質的に垂直な組立面において一緒に組み立てられる。
【0016】
第1のハーフケーシングにベンチレータを組み込むことは、第1のハーフケーシングに対する第2のハーフケーシングの組み立てのように、容易に行われる。
【0017】
好ましくは、各ケーシング部は、少なくとも1つのハウジング部を形成し、そして、ケーシング部の組立後、2つのハウジング部は、ベンチレータの対象部分を密接に格納するのに適したハウジングを、直接的に、または、実装部材を介して、特に、柔軟な振動減衰部材を介して、共同して形成する。
【0018】
したがって、モータ冷却ダクトにベンチレータを設置することが簡単なだけでなく、上述の全てにおいても、ベンチレータによって発生した振動を完全に減衰するように設置される。
【0019】
各ケーシング部は、特に、下部ハウジング部、およびケーシング部を組み立てた後でボリュート又はこの端部に固定された部品からモータの反対側の端部を密接に収納できるハウジングを共同して形成する2つの下部ハウジング部を含む。
【0020】
したがって、モータの前記端部は、簡単な方法で完璧に固定される。前記ハウジングは、特にモータ冷却ダクトの下端部に隣接したケーシングの側壁に設けてもよい。
【0021】
各ケーシング部は、ボリュートの吐出口を収納する部分と、ケーシング部を組み立てた後で搭載/減衰シール材を介在させてボリュートの吐出口を密接に収納することができるハウジングを共同して形成しボリュートの吐出口を収納するための2つの部分とを含む。
【0022】
各ケーシング部は、ベンチレータを嵌合するためのハウジング部と、ケーシング部を組み立てた後で搭載/減衰シール材を介在させてボリュートと一体にベンチレータを嵌合するためのスタッドを密接に格納することのできるハウジングを共同して形成するベンチレータ嵌合用の2つのハウジング部、を含む。
【0023】
ベンチレータを嵌合するための各ハウジング部は、特に、モータ冷却ダクトにおいてボリュートの吐出ノズルを収納する位置に対して直径方向に反対側の位置に設けられる。
【0024】
2つのケーシング部は、いかなる手段、特に、それらを一体にねじ止めする、またはそれらを接着することによって組み立てられていてもよい。
【0025】
場合によって、本発明の装置は、以下の特徴の1つまたはそれ以上を含むことができる。
【0026】
− それは、2つのうちの1つが、防音ハウジングの一部を形成する背壁及びいくつかの側壁を含む壁のセット及びモータ冷却ダクトの一部を形成する壁のセットを含み、2つのうちのもう1つが背壁及びいくつかの側壁の壁のセットを含む、2つのケーシング部を備え、この2つのケーシング部は、好ましくは、4つの側壁を具備する。
【0027】
− ケーシング部は、鋳造によって設けられる。
【0028】
− モータ冷却ダクトは、防音ハウジングと一体に一つの部材で形成される。
【0029】
− モータ冷却ダクトは、ベンチレータのモータの形状及びボリュートの形状にほぼ合致するとともにモータ及びボリュートの周囲にガスが流れる空隙を設ける嵌合形状を有する。
【0030】
− 2つのハウジング部は、ケーシング部を組み立てた後、柔軟な振動減衰部材を介在させてベンチレータの対象となる部分を密接に格納するように適合するハウジングを共同して形成する。
【0031】
− モータ冷却ダクトの内壁は、
それらの間にガスの流路、すなわち、ガスがモータの外表面に接して流れしたがって冷却することを許容する隙間を形成するように、モータ及びボリュートの外表面から離間された状態に、ベンチレータのモータ及びボリュートの輪郭の外形に適合する形状を有する。
【0032】
− 2つのケーシング部は、ベンチレータの周囲に、とりわけねじ止めによって、特に、ネジ、ボルト、ナットの手段、あるいはいかなる他の類似する固定手段によって、互いに固定される。
【0033】
本発明に係るガスの調整された供給のための装置の特徴及び動作は、添付された図面を参照した以下の詳細な説明によってよりよく理解されるであろう。
【0034】
− 図1は、本発明の実施形態の分解斜視図である。
【0035】
− 図2は、ベンチレータが装置に装着される前の、この装置のハーフケーシングの図である。
【0036】
− 図3は、ベンチレータが装着された後の図2と同様のハーフケーシングの図である。
【0037】
− 図4は、ベンチレータが有する羽根付ロータの回転軸を通るこの装置の断面図である。
【0038】
図1から図4は、ガスの供給が制御された装置1、特に呼吸補助装置を示し、ベンチレータ2と、このベンチレータ2の周りに一緒に組み立てることができる2つのハーフケーシング3を含み、これらのハーフケーシング3の組立はベンチレータ2のモータを冷却するためのダクト4及び防音ハウジング5を形成し得る。
【0039】
これらの図において、破線矢印は、ガスの流れ、すなわち空気の流れを表している。
【0040】
ベンチレータ2は、モータ10、羽根付ロータ11、このロータ11を収納するボリュート12の必須要素によって構成されている。モータ10は、一般的な円筒形であって、ロータ11がマウントされている軸線上のシャフトを有している。この下部において、ベンチレータは、そこに装着されたエラストマ性のシール材13を支持している。羽根付ロータ11は、ボリュート12の入口に配置され、軸線方向の空気入口と、羽根に隣接した気流ダクトと、その上部フランジとを有する。ボリュート12は、軸方向の空気入口と、環状胴部と、空気出口ノズル14とを備える。上記構成の組み合わせは、それ自体よく知られているので、それより詳しく詳述されることはない。
【0041】
ベンチレータ2は、ボリュート12と一体に設けられてベンチレータ2をダクト4に装着するためのスタッド15を含む。このスタッド15は、ほぼ円筒形であり、ノズル14に対して直径方向へ反対側の位置へ配置され、ボリュート12から半径方向に外側へ延びている。
【0042】
各ハーフケーシング3は、合成樹脂で成形された単一部品で形成され、他のハーフケーシングと組み立てるための一連のねじ孔を備える。これは、冷却ダクト4の二分の一を形成する壁20のセット、および、防音ハウジング5の二分の1を構成する背壁21と4つの側壁22a,22b,22c,22dによって形成される壁のセットとを備える。
【0043】
壁20のセットは、モータ10とボリュート12とノズル14とスタッド15のそれぞれ二分の一の形状に合致する概形を有している。それは、したがって(以下のものによって)定義される。
【0044】
− モータ10の本体の大部分を格納する概ね半円筒形の(装置を通る気流の方向に対して)上流ハウジング25、
− ボリュート12を格納するための中央ハウジング26、
− ノズル14を格納するための下流ハウジング27、及び
− スタッド15を格納するためのハウジング28。
【0045】
ハウジング25の上流開口部は、隣接する側壁22aから離れた配置され、通過する空気の静かな流れを作るために空気取入カウルを備える。
【0046】
ハウジング26は、半環状であり、ハウジング25と同軸である。
【0047】
ハウジング27は、ハウジング26に対して半径方向へ延びており、半筒型空洞を形成する壁30とつながっており、この空洞は、他のハーフケーシング3の同形の部分30とともに、ケーシング5から空気を放出するために側壁22bに開いている開口を構成する。ハウジング27によって定義される壁は、ノズル14を装着して密閉するとともにベンチレータ2の運転によって発生する振動を減衰させるために柔らかい材料で作られたシール材31を格納するためのほぼ環状の空洞を形成する。壁30は、シール材32を格納するための半環状の空洞も有している。
【0048】
ハウジング28は、ハウジング27に対して直径方向へ反対側に同軸に設けられ、ベンチレータ2を装着しそれによって発生する振動を減衰させるために柔らかい材料で作られたシール材33を介してスタッド15を格納するように設計されている。
【0049】
2つのハーフケーシング3のそれぞれの組立面は、ハウジング25〜28の軸線を概ね通る面上に並んでいる。
【0050】
ダクト4に対して壁22bの反対側に位置している側壁22cは、半円形の凹部35を有しており、この凹部は、ケーシング5に入る空気のための入口開口部を、他のハーフケーシング3の同系の凹部とともに構成する。
【0051】
さらに、側壁22aは、半円形の壁36を有しており、この壁36は、ハウジング25と同軸で、他のハーフケーシング3の同系の半円形の壁とともに、シール材13をぴったり格納するための円形ハウジング37を区画する。
【0052】
実際には、ベンチレータ2は、各ハウジング37,27,28のシール材13,31,33で合されることによってハーフケーシング3の1つに装着され、他のハーフケーシング3は、ネジなどで装着されることによって第1のハーフケーシング3に組み合わされて固定され、したがって、ダクト4、ケーシング5、ベンチレータ2を据え付けるための様々なハウジング、及び空気入口開口部と空気出口開口部を一体に形成する。
【0053】
ベンチレータ2は、したがってダクト4に簡単に装着され、いったん組み付けられると、このベンチレータ2は、振動を減衰されて、このダクト4内においてこの場所に完全に固定される。この設置位置において、壁20は、モータ10及びボリュート12の壁の近くまで延びており、したがって、このモータ10とこのボリュート12のすぐ近くに空気の強制流れのための流路を設け、実質的にこれらを冷却する。このダクト4が防音ハウジング5と同じ部材で一体に形成されているという事実は、強制対流によって、モータ10で発生した熱を除去することを可能にする。
【0054】
互いに組み合わせることのできる2つのハーフケーシング3の形状における装置1の設計は、以下の利点がある。装置を構築する部品数が大幅に削減される。その結果、格段に組み立てやすくなるので、組立工数も短縮される。モータ10及び防音ハウジング5の冷却のためのダクト4を形成するために必要となる材料が削減される。
【0055】
さらに、鋳造によるハーフケーシング3の は、ケーシング5の中におけるダクト4の位置決めの可能性、及び、高い音響減衰かつ最小の圧力降下を有した空気入口を装置1内に最適に一体化させる可能性を増加させる。
【0056】
本発明は、実施例の方法によって提供された一実施形態を参照して上述された。発明はこの実施形態によって限定されないこと、及び、添付された請求項によって補足されるすべての変更及び修正を含むことは、言うまでもない。特に、ケーシング部は、「ハーフケーシング」でなくてもよく、すなわち、これらの部分の1つが異なる厚みを有してもよいし;ケーシング部は、それ以外に示された組立面において一緒に組み立てられるように形成されていてもよいし、例えば、装置は、図面に示されたものに対して垂直な組立て面で互いに組み付けることができる左側ケーシングと右側ケーシング部を備えてもよいし;ケーシング部は、上部ケーシング部及び下部ケーシング部を存在させることによってダクト4のハウジング25,26の軸線に対して垂直な面において一緒に組立てできるように形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
本発明に係るガスの調整された供給のための装置の特徴及び動作は、添付された図面を参照した以下の詳細な説明によってよりよく理解されるであろう。
【図1】図1は、本発明の実施形態の分解斜視図である。
【図2】図2は、ベンチレータが装置に装着される前の、この装置のハーフケーシングの図である。
【図3】図3は、ベンチレータが装着された後の図2と同様のハーフケーシングの図である。
【図4】図4は、ベンチレータが有する羽根付ロータの回転軸を通るこの装置の断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ(10)と羽根付ロータ(11)とこのロータ(11)を格納するボリュート(12)とを含むベンチレータ(2)、前記モータを冷却するためのダクト(4)、及び、前記ベンチレータ(2)と前記モータ冷却ダクト(4)を格納する防音ハウジング(5)、を備えてガスを供給するための装置(1)、特に呼吸補助装置であって、
− 前記モータ冷却ダクト(4)は、前記ベンチレータ(2)の前記モータ(10)の形状及び前記ボリュート(12)の形状に適合する形を有し、該モータ冷却ダクト(4)を区画する前記壁(20)は、前記モータ(10)及び前記ボリュート(12)の壁の近傍へ延び、したがって、このモータ(10)及びこのボリュート(12)の周りに流れダクトを設け、
− 前記装置(1)は、2つのケーシング部(3)を備え、そのうちの1つは、防音ハウジング(5)の一部を形成する背壁(21)及び少なくとも1つの側壁(22a,22b,22c,22d)を有する壁のセットと、前記モータ冷却ダクト(4)の一部を形成する壁(20)のセットとを含み、そのうちの他方は、防音ハウジング(5)の補足的部分を形成する背壁(21)及び少なくとも1つの側壁(22a,22b,22c,22d)を有する壁のセットと、モータ冷却ダクト(4)の補足的部分を形成する壁(20)のセットとを含み、同一のケーシング部(3)における前記防音ハウジング(5)及び前記モータ冷却ダクト(4)の前記部分は互いに一体であって、2つの前記ケーシング部(3)は前記モータ冷却ダクト(4)及び前記防音ハウジング(5)を共同で形成するように前記ベンチレータ(2)の周りに互いに組み立てることができる
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1に記載された装置において、前記ケーシング部は、ハーフケーシング(3)であって、前記モータ冷却ダクト(4)の長手方向の軸線を実質的に通る組立面において一体に組み立てられる
ことを特徴とする。
【請求項3】
請求項1に記載された装置において、
前記ケーシング部は、前記モータ冷却ダクトの長手方向の軸線に実質的に垂直な組立面において一体に組み立てられる
ことを特徴とする。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載された装置において、
各ケーシング部(3)は、少なくとも1つのハウジング部(25〜28,37)を形成し、
2つの前記ハウジング部(25〜28,37)は、前記ケーシング部(3)の組立後、直接的にまたは特に柔軟な振動減衰部材を設置部材(13,31,33)として介在させて、ベンチレータ(2)の対象部位を密接に格納するように適合するハウジングを共同して形成する
ことを特徴とする。
【請求項5】
請求項4に記載された装置において、
各ケーシング部(3)は、下部ハウジング部を含み、
前記下部ハウジング部は、前記ケーシング部(3)の組立後、前記ボリュート(12)またはこの端部に固定されたピース(13)から前記モータ(10)の反対側の端部を密接に格納することのできるハウジング(37)を共同して警世する
ことを特徴とする。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載された装置において、
各ケーシング部(3)は、前記ボリュート(12)の出力ノズル(14)を格納する部分、及び、前記ケーシング部の組立後に搭載/減衰シール材(31)を介在させて前記ボリュート(12)の出力ノズル(14)を密接に格納することのできるハウジング(27)を共同して形成する前記ボリュート(12)の前記出力ノズル(14)を格納するための2つの前記部分、を備える、
ことを特徴とする。
【請求項7】
請求項4から6のいずれか1つに記載された装置において、
各ケーシング部(3)は、前記ベンチレータ(2)に嵌合するためのハウジング部、及び、前記ケーシング部の組立後に前記ボリュート(12)と一体に搭載/減衰シール材(33)を介在させて前記ベンチレータ(2)に嵌合するためのスタッド(15)を密接に格納することのできるハウジング(28)を共同して形成する前記ベンチレータ(2)に係合するための2つのハウジング部、を備える
ことを特徴とする。
【請求項8】
請求項7に記載された装置において、
ベンチレータ(2)に嵌合する各ハウジング部は、前記ボリュート(12)の出力ノズル(14)を収納する部分に直径方向に反対側である前記モータ冷却ダクト(4)内の位置に設けられる
ことを特徴とする。
【請求項9】
請求項1に記載された装置において、
前記装置(1)は、2つのケーシング部(3)を備え、その1つは、前記防音ハウジング(5)の一部を形成する背壁(21)及び複数の側壁(22a,22b,22c,22d)を有する壁のセットと、前記モータ冷却ダクト(4)の一部を形成する壁(20)のセットとを含み、他の1つは、背壁(21)及び複数の側壁(22a,22b,22c,22d)を有する壁のセットを含む
ことを特徴とする。
【請求項10】
請求項9に記載された装置において、
前記2つのケーシング部(3)は、4つの側壁(22a,22b,22c,22d)を含む
ことを特徴とする。
【請求項11】
請求項1に記載された装置において、
前記ケーシング部は、鋳造によって設けられる
ことを特徴とする。
【請求項12】
請求項1に記載された装置において、
前記モータ冷却ダクトは、前記防音ハウジングと一体に同じ部材から形成される
ことを特徴とする。
【請求項13】
請求項4に記載された装置において、
2つの前記ハウジング部(25〜28,37)は、柔軟な振動減衰部材(13,31,33)を介在させて、前記ケーシング部(3)の組立後、ベンチレータ(2)の対応する部分に密接に格納するように適合したハウジングを共同して形成する
ことを特徴とする。
【請求項14】
請求項1に記載された装置において、
前記モータ冷却ダクト(4)の内壁は、前記ベンチレータ(2)の前記モータ(10)及び前記ボリュート(12)の外形に適合する形状を有し、前記ガスのための流路を前記モータ(10)及び前記ボリュート(12)の間に形成するように、これらの前記輪郭の外表面から離間して隙間を開ける
ことを特徴とする。
【請求項15】
請求項1に記載された装置において、
2つのハウジング部(3)は、前記ベンチレータ(2)の周囲に互いに固定される
ことを特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−512711(P2013−512711A)
【公表日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541561(P2012−541561)
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【国際出願番号】PCT/FR2010/052551
【国際公開番号】WO2011/067522
【国際公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(509322432)エアー・リキード・メディカル・システムズ・エス.エー. (2)
【住所又は居所原語表記】6, rue Georges Besse−CE 80, 92182 Antony CEDEX, France
【Fターム(参考)】