説明

ガラス板輸送用パレット

【課題】積載する板ガラスの大きさに合わせてパレットの横幅が調整可能なように左右にスライド部材を設けたパレットに関して、スライド部材の円滑な伸縮動作を長期間保障できるガラス板輸送用パレットを提供する。
【解決手段】
背枠の左右に伸縮自在な一対のスライド部材とを備えるガラス板輸送用パレットであって、前記背枠に備えられた前記スライドガイドには、レールが備えられ、前記レールの一端にスライドガイド車輪が軸着されており、前記一対のスライド部材は、それぞれ少なくとも1本のスライド軸を備えており、前記スライド軸は、その一端部に、スライド軸車輪が軸着されており、前記スライド軸を、前記スライドガイドに挿入したときに、前記スライド軸は、前記レールよりも下方に位置しており、前記スライド軸車輪は、前記レールの下方から前記レールに当接し、前記スライドガイド車輪は、前記スライド軸の下方から前記スライド軸に当接している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築用ガラス板などの大型ガラス板の輸送用のガラス板輸送用パレットに関する。
【背景技術】
【0002】
窓ガラスや壁パネルとして使用される板ガラスは、工場で必要な大きさにカットされ、パレットに積載されて工事現場まで運搬されている。運搬される板ガラスの大きさはさまざまなであり、そのさまざまな大きさのガラス板に合わせてさまざまなパレットを所持することは不経済であるため、さまざまな大きさのガラス板に対して一種類のパレットで対応する手段がこれまで提案されてきている。
【0003】
例えば特開平6−183477号公報には、パレット本体の左右両端に、左右に伸縮自在なスライド部材を有しており、前記スライド部材同士が左右同時に伸縮動作させられるように左右相互に連結されており、輸送するガラス板の大きさに合わせて左右のスライド部材を伸縮させて前記ガラス板輸送用パレットの幅を調整するガラス板輸送用パレットが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−183477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された発明は、前記スライド部材同士を左右同時に伸縮動作させるために、左右のスライド部材のそれぞれに結合されたスライド軸がパレット本体中央部に設置された歯車に左右からそれぞれ噛合する構成になっているため、長期間繰り返し使用していると、左右のスライド軸が歯車とうまく噛合できずスライド部材が動かなくなるなど、円滑な伸縮動作を長期間保障することが難しいという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこの問題点に鑑みて、左右に伸縮自在なスライド部材を備えるガラス板輸送用パレットに関して、前記パレットで輸送するガラス板の大きさに合わせて左右に設けているスライド部材を伸縮させて前記パレットの幅を調整する際に、前記スライド部材を伸縮させる機構を単純な構成とすることで、前記スライド部材を長期間円滑に動作させることが可能であるガラス板輸送用パレットを提供することを目的としている。
【0007】
すなわち本発明は、ガラス板を背面から支持する背受けを備える背枠と、前記背枠を載置する架台と、前記背枠の左右端に配設され左右に伸縮自在な一対のスライド部材とを備えるガラス板輸送用パレットにおいて、前記背枠は、少なくとも1本のスライドガイドを配設しており、前記スライドガイドは、長尺の剛性部材からなり、その長手方向が前記背枠の左右方向であるレールが備えられ、前記レールの左右端のうちの少なくとも一端にスライドガイド車輪が軸着されており、前記一対のスライド部材は、それぞれスライド部材背受けと、少なくとも1本のスライド軸とを備えており、前記スライド部材背受けは、その表面が前記背枠に備えられた背受けの表面と同一平面上となるように配設される板状部材であり、前記スライド軸は、長尺の剛性フレーム材であり、その一端は、スライド部材背受けの側面に接合され、もう一端には、スライド軸車輪が軸着されており、前記スライド軸を、前記スライドガイドの左右端からそれぞれ挿入したときに、前記スライド軸は、前記レールよりも下方に位置しており、前記スライド軸車輪は、前記レールの下方から前記レールに当接し、前記スライドガイド車輪は、前記スライド軸の下方から前記スライド軸に当接していることを特徴とするガラス板輸送用パレットである。
【0008】
あるいはまた本発明は、前記レールの左右端に一対のスライドガイド車輪を軸着したことを特徴とする上述のガラス板輸送用パレットである。
【0009】
あるいはまた本発明は、前記スライドガイドが、断面が矩形状で下辺が開放されているフレーム材であり、前記レールが、前記矩形状で下辺が開放されているフレーム材の内側上辺であることを特徴とする上述のガラス板輸送用パレットである。
【0010】
あるいはまた本発明は、前記レールの前記スライド軸車輪との当接面が、前記背枠の前記背受けの表面に対して直交していることを特徴とする上述のガラス板輸送用パレットである。
【0011】
あるいはまた本発明は、前記レールの長さを前記背枠の左右幅と同じにしたことを特徴とする上述のガラス板輸送用パレットである。
【0012】
あるいはまた本発明は、前記スライド部材背受けの下端にスライド部材支持車輪を設置したことを特徴とする上述のガラス板輸送用パレットである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、前記ガラス板輸送用パレットに積載するガラス板の大きさに合わせて前記スライド部材の前記スライド軸を前記スライドガイドの前記レールに沿って伸縮動作させる際に、前記スライド軸がレールよりも下方に位置しており、前記スライド軸の先端に備えられた前記スライド軸車輪が前記レールの下方から当接し、前記スライドガイドの端部に配設された前記スライドガイド車輪が、前記スライド軸の下方から前記スライド軸に当接する構成としているため、前記スライド部材背受けが自重によって下方に傾こうとすることに対して、前記スライド軸が前記スライドガイドに引っ掛かることを防ぎ、前記スライド軸の円滑な動作を保障することができる。
【0014】
また、本発明は、歯車同士の噛合する箇所がなく、前記スライドガイドと前記スライド軸に備えられた車輪による円滑な動作によって前記スライド部材の伸縮動作を行うため、石などの噛み込みや歯の欠けなどによって前記スライド部材の伸縮動作ができなくなることを防ぐことができ、長期間の円滑なスライド部材の伸縮動作を保障することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレット全体の斜視図。
【図2】本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレットのスライド部材の斜視図。
【図3】本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレットのスライドガイド端部とスライド部材におけるスライド軸端部のスライド軸車輪とを示した拡大図
【図4】本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレットで、スライド部材のスライド軸をスライドガイドに挿入したときの、スライドガイドのレール、スライド軸車輪、スライド軸及びスライドガイド車輪との位置関係を示したスライドガイドの左右方向断面図。
【図5】図1で示した本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレット全体図において、左右のスライド部材を閉じたとき様子を示したときの斜視図。
【図6】本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレットに前枠を取付けたときの様子を示した斜視図。
【図7】本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレットに前枠を取付け、さらにパレット全体を台車に載置したときの様子を示した斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<パレットの全体構造>
本発明のガラス板輸送用パレット1は、図1に示される背枠10と、架台20と、スライドガイド30と、背枠10の左右に設置されている一対のスライド部材50とから構成されている。
【0017】
背枠10は、輸送するガラス板を支持するための背受け12及びガラス板受け16並びに背受け12を支持するための背枠支柱14、背枠上フレーム11、背枠中フレーム17、背受け上フレーム13及び背受け支持フレーム15とから構成されている。
【0018】
背枠支柱14は複数本備えられており、それぞれの背枠支柱14は、架台20の後縁部から垂直に立設されている。そして、背枠支柱14の上端部には、パレットの左右方向に伸びている背枠上フレーム11が接続されており、背枠支柱14の途中部には、パレットの左右方向に伸びている背枠中フレーム17が接続されており、背枠支柱14を安定させている。また、背枠上フレーム11には背受け12を接続するための背受け上フレーム13が所定の間隔で複数本接続されている。
【0019】
それぞれの背受け12は、その上端が背受け上フレーム13に接続され、その下端が架台20に接続され、ガラス板を傾斜させて支持できるように、斜め後方に傾斜され、それぞれの背受け12の表面は、同一平面上に位置されるように設置されており、背受け12によってガラス板を安定して支持できるようにしている。そして、それぞれの背受け12を支持するための背受け支持フレーム15が背受け12ごとに複数個所ずつ、背枠支柱14と背受け12との間に接続されている。また、背受け12の下端部には、ガラス板受け16が設置されており、背受け12の下端部から、架台20の前縁部にかけて上がり勾配となるように設置されており、パレット1に載置されたガラス板がパレット1から滑り落ちないようにしている。
【0020】
架台20には、左右に伸びる複数の架台横フレーム21と架台横フレーム21と直交し、それぞれの架台横フレーム21と接続される複数の架台つなぎフレーム22と、パレットを支持する架台脚部23とが備えられており、さらに架台横フレーム21の下部にはフォークリフトでパレット1を持ち上げる際に、フォークリフトのフォークを差し込む位置決めを容易にするためのフォーク受け25が設置されている。
【0021】
<スライド部材の構造>
スライドガイド30は、少なくとも1本備えられている必要があり、背受け12の背面に設置されている。スライドガイド30は、断面形状が矩形状で下辺が開放されたフレーム材であり、その長手方向が背枠10の左右方向となるように設置されている。そして、スライドガイド30である前記フレーム材の内側上辺をレール31として使用している。また、図3に示すようにスライドガイド30の両端部には、スライドガイド車輪受け33となる一対の板片が下辺に、スライドガイド30の長手方向の左右に対向するように並設されており、スライドガイド車輪32の回転軸が前記板片に直交するように軸着している。スライドガイド30は、1本備えていれば十分スライド部材50を支持することができるが、2本以上のスライドガイド30を上下に並設することで、スライド部材50の支持をより安定させることができる。
【0022】
スライド部材50は、図1に示すように、背枠10の左右に設置されている。スライド部材50の構成は図2に示すように、輸送するガラス板を支持するスライド部材背受け51と、スライド軸52と、スライド軸52の先端に設置されるスライド軸車輪受け56とスライド軸車輪受け56に軸着されるスライド軸車輪55とを備えている。
【0023】
スライド軸52は、スライドガイド30と同じ本数だけ設けられ、スライドガイド30と同じ間隔だけ離して並設し、それぞれの一端をスライド部材背受け51に接合している。
【0024】
スライド軸52をスライガイド30に挿入したときのレール31、スライド軸52、スライド軸車輪55及びスライドガイド車輪32の位置関係は図4に示したようになる。スライド軸52は、レール31とスライドガイド車輪32とに上下に挟まれるようにスライドガイド30に挿入されており、スライド軸車輪55は、レール31に下方から当接しており、スライドガイド車輪32は、スライド軸52に下方から当接している。このような位置関係とすることによって、スライド部材背受け51が自重によって下方向に下がろうとする力によって上方向に上がろうとするスライド軸車輪55が、レール31に押付けられ、スライドガイド30端部で下方向に下がろうとするスライド軸52が、スライドガイド車輪32に押付けられることになり、スライド軸52をスライドガイド30のレール31の端部で引っ掛けることなく円滑にスライドガイド30の長手方向に動作させることができる。また、レール31とスライドガイド車輪32との間隔を適当にとって、スライド軸52をはさみこむ構成とすることで、スライド部材背受け51を安定的に支持することができる。
【0025】
また、スライドガイド30は、長くするほど、スライド部材51を安定して支持することができるが、スライドガイド30の長さを背枠10の左右方向の幅と同じくらいにしたときに、パレット1の幅を背枠自体の幅から最大限度まで伸縮させることが可能となる。図5に示したようなパレット1では、パレット1に備えられているそれぞれのスライドガイド30に左右からそれぞれスライド軸52を挿入しているため、パレット1の幅を背枠10自体の幅から、背枠10の幅の略2倍程度まで伸張させることが可能となる。
【0026】
さらに、図5のパレット1のように1本のスライドガイドを左右のスライド部材50のスライド軸52で共有するのではなくて、個々のスライド軸52ごとにスライドガイド30を用意すれば、パレット1の幅を最大で背枠10の略3倍まで伸張させることが可能となる。
【0027】
スライド部材背受け51の表面と、背受け12の表面とは、同一平面となるようにスライド部材背受け51を背枠10の左右に設置している。このように両背受け12を同一平面になるように設置する際には、2本以上のスライドガイド30を備えることとし、レール31のスライド軸車輪55との当接面が背受け12の表面と直交するようにし、同時にスライドガイド30と同数のスライド軸52をスライドガイド30の背受け12に沿った方向での間隔と同じになるようにスライド部材背受け51の表面に平行となるように、かつ表面から適当な距離を離して接合するとよい。このようにすることによって、各スライド軸52をそれぞれのスライドガイド30に挿入したとき、スライド部材背受け51の表面が、背受け12の表面と同一平面となる。
【0028】
また、図6に示したように、スライド部材50を伸張させた状態で長時間保管もしくは使用されているときに、スライド部材背受け51の下端に設けられているスライド部材支持車輪54が接地することによって、スライド部材背受け51の自重によってスライド軸車輪55及びスライドガイド車輪32にかかる負荷を減少させることができるため、各車輪の破損を防ぐ効果を得ることができる。
【0029】
また、スライド部材背受け51の側部には、バンド掛け53が設置されており、ガラス板をパレット1に積載したときの、パレット1へのガラス板のバンドでの固定を容易にしている。
【0030】
<前枠の使用>
ガラス板を本発明の実施形態に係わるパレット1に積載した際には、積載したガラス板の前部を覆うように、図6に示したように前枠40を架台に設置して、ガラス板の前面を保護している。
【0031】
パレット1に積載して輸送する際には、図6のように前枠40を接続させるが、背枠10の両端上部と各前枠の前縁部の側端部にフック60をそれぞれ設置することによって、クレーンを用いたパレット1の積み下ろしが容易に行えるようにしている。また、パレット1は、図7に示したように台車70に搭載することができ、例えばガラスの積載場内での移動が容易に行えるようにしている。
【0032】
<スライド部材の動作>
続いて、本発明の実施形態に係わるガラス板輸送用パレット1のスライド部材の伸縮動作について図4を用いて説明する。
【0033】
図4は、スライドガイド30にスライド軸52を挿入したときのスライドガイド30の左右方向の断面図である。スライドガイド30を構成する断面形状が矩形状で下辺が開放されたフレーム材の上辺側の内面をレール31としており、スライド軸車輪55をレール31の下方からレール31に当接させている。また、スライドガイド車輪32が、スライド軸52に下方から当接させられている。
【0034】
このような位置関係とすることによって、スライド部材背受け51が自重によって下方向に下がろうとする力によって上方向に上がろうとするスライド軸車輪55が、レール31に押付けられ、スライドガイド30端部で下方向に下がろうとするスライド軸52が、スライドガイド車輪32に押付けられることになり、スライド軸52をスライドガイド30のレール31や端部で引っ掛けることなく円滑にスライド部材50を伸縮動作させることができる。また、スライド軸車輪55及びスライド軸52は、スライド部材背受け51の自重によって、それぞれレール31とスライドガイド車輪32に押付けられることとなるため、スライド軸車輪55及びスライドガイド車輪32が脱輪する可能性を減少させることができる。
【0035】
そして、スライド部材50を伸縮させて所望の位置で固定するためにスライドガイド30のレール31に一定間隔で伸縮方向に貫通孔(図示せず)を設置するとともに、スライド軸52にも、レール31と対向する面にレール31に設けた貫通孔と同じ間隔で貫通孔(図示せず)を設置している。そして、スライド部材50をある位置で固定するときには、レール31に設置した貫通孔とスライド軸52に設置した貫通孔との上下位置が合致する位置に合わせて、複数個所にボルトを通してスライド軸52が動かないようにする。
【0036】
このように、スライド部材50は、前記貫通孔の間隔でしか、その伸縮幅を調整できないが、数十mm間隔で貫通孔を設置しておけば実用上問題はない。
【0037】
また、スライドガイド30の下方が開放されているが、このようにしておくことで、スライドガイド30内に侵入する塵や埃、石などの異物がたまらず、常にスライドガイド30内がきれいに保たれるので、スライド軸車輪55やスライドガイド車輪32に塵がたまって回転しにくくなるとか、異物が噛み込まれてしまい動かなくなってしまうということなどを防止することができる。
【0038】
以上好適な実施の形態について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えられるものである。
【符号の説明】
【0039】
1 パレット
10 背枠
11 背枠上フレーム
12 背受け
13 背受け上フレーム
14 背枠支柱
15 背受け支持フレーム
16 ガラス板受け
17 背枠中フレーム
20 架台
21 架台横フレーム
22 架台つなぎフレーム
23 架台脚部
24 底板
25 フォーク受け
30 スライドガイド
31 レール
32 スライドガイド車輪
33 スライドガイド車輪受け
40 前枠
41 前枠支柱
42 前枠上桟
43 前枠横フレーム
50 スライド部材
51 スライド部材背受け
52 スライド軸
53 バンド掛け
54 スライド部材支持車輪
55 スライド軸車輪
56 スライド軸車輪受け
60 フック
70 台車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス板を背面から支持する背受けを備える背枠と、前記背枠を載置する架台と、前記背枠の左右端に配設され左右に伸縮自在な一対のスライド部材とを備えるガラス板輸送用パレットにおいて、
前記背枠は、少なくとも1本のスライドガイドを備えており、
前記スライドガイドには、長尺の剛性部材からなり、その長手方向が前記背枠の左右方向であるレールが備えられ、前記レールの左右端のうちの少なくとも一端にスライドガイド車輪が軸着されており、
前記一対のスライド部材は、それぞれスライド部材背受けと、少なくとも1本のスライド軸とを備えており、
前記スライド部材背受けは、その表面が前記背枠に備えられた背受けの表面と同一平面上となるように設置される板状部材であり、
前記スライド軸は、長尺の剛性フレーム材であり、その一端部は、スライド部材背受けに接合され、もう一端には、スライド軸車輪が軸着されており、
前記スライド軸を、前記スライドガイドの左右端からそれぞれ挿入したときに、
前記スライド軸は、前記レールよりも下方に位置しており、
前記スライド軸車輪は、前記レールの下方から前記レールに当接し、
前記スライドガイド車輪は、前記スライド軸の下方から前記スライド軸に当接していることを特徴とするガラス板輸送用パレット。
【請求項2】
前記レールの左右端に一対のスライドガイド車輪を軸着したことを特徴とする請求項1に記載のガラス板輸送用パレット。
【請求項3】
前記スライドガイドは、その断面が矩形状で下辺が開放されているフレーム材であり、前記レールが、前記矩形状で下辺が開放されているフレーム材の内側上辺であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板輸送用パレット。
【請求項4】
前記レールの前記スライド軸車輪との当接面が、前記背枠の前記背受けの表面に対して直交していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のガラス板輸送用パレット。
【請求項5】
前記レールの長さを前記背枠の左右幅と同じにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のガラス板輸送用パレット。
【請求項6】
前記スライド部材背受けの下端にスライド部材支持車輪を設置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のガラス板輸送用パレット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−171653(P2012−171653A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35431(P2011−35431)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(000002200)セントラル硝子株式会社 (1,198)
【出願人】(507238713)株式会社ケイ・エル・エス (3)
【Fターム(参考)】