説明

ガンマセクレターゼモジュレーター

本発明の多くの実施形態において、本発明は、ガンマセクレターゼのモジュレーターとしての新規クラスの5員の窒素含有複素環式化合物、そのような化合物を調製する方法、1種または複数のそのような化合物を含有する医薬組成物、1種または複数のそのような化合物を含む医薬製剤を調製する方法、およびそのような化合物または医薬組成物を使用する、中枢神経系に関連する1種または複数の疾患の治療、予防、阻害または改善の方法を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化281】

の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル[式中、
、R、R、R10、B、WおよびXは独立に選択され、
波線
【化282】

は任意選択の結合を表し、但し、Xとの前記任意選択の結合が存在するか、またはBとの前記任意選択の結合が存在するかのいずれかであるが両方ではなく、
Bは、H、アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル−、ヒドロキシアルキル−、−OR15a、=O、=S、=N−O−アルキルおよび
【化283】

からなる群から選択され、但し、
(a)Nとの前記任意選択の結合が存在する(すなわち、Bとの前記任意選択の結合が存在する)場合、前記R12置換基は存在せず、
(b)但し、Xが−N(R14)−または=N−であり、Wが−C(O)−である場合、Bは=Oでも=Sでもなく、
Wは、−C(O)−および−S(O)−からなる群から選択され、
Xは、
(a)Xとの前記任意選択の結合が存在する場合、−N(R14)−および−C(R)(R)−、ならびに
(b)Xとの前記任意選択の結合が存在しない場合、−N=、−C(R)=および−C(R)=
からなる群から選択され、
部分:
【化284】

中の前記任意選択の結合が存在する場合、前記部分は、
【化285】

であり、部分:
【化286】

中の前記任意選択の結合が存在しない場合、前記部分は、
【化287】

からなる群から選択され、ここで、各R21は独立に選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−であるR基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−であるR基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
は、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−であるR基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
は、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−であるR基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
は、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−であるR基のそれぞれは、1〜3個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−であるR基のそれぞれは、1〜3個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
10は、結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、
【化288】

【化289】

【化290】

(式中、Xは、O、N(R14)またはSである)
からなる群から選択され、ここで、前記R10置換基(前記R10結合を除く)のそれぞれは、1〜3個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
12は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−であるR12基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
各R14は、同じであるかまたは異なっており、それぞれ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−であるR14基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21置換基で場合によって置換されており、
15aは、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリールヘテロシクリル−、(R18−アルキル−、(R18−シクロアルキル−、(R18−シクロアルキルアルキル−、(R18−ヘテロシクリル−、(R18−ヘテロシクリルアルキル−、(R18−アリール−、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリール−および(R18−ヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、nは1〜5であり、
15は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリールヘテロシクリル−、(R18−アルキル−、(R18−シクロアルキル−、(R18−シクロアルキルアルキル−、(R18−ヘテロシクリル−、(R18−ヘテロシクリルアルキル−、(R18−アリール−、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリール−および(R18−ヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、nは1〜5であり、
16およびR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル−、(R18−シクロアルキル−、(R18−シクロアルキルアルキル−、(R18−ヘテロシクリル−、(R18−ヘテロシクリルアルキル−、(R18−アリール−、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリール−および(R18−ヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され、
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アリールアルキニル−、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルコキシアルキル、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択されるか、
あるいは、隣接する炭素上の2個のR18部分は一緒に結合して、
【化291】

を形成してよく、
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル−およびヘテロアリールアルキル−からなる群から選択され、
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキル−からなる群から選択され、
各R21は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R15(ここで、各R15は独立に選択される)、
【化292】

からなる群から独立に選択され、
ここで、R21中の前記アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アルケニルおよびアルキニル基のそれぞれは、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、
【化293】

からなる群から独立に選択される1〜5個のR22基で場合によって置換されている]。
【請求項2】
前記R10が、アリールおよび1個または複数のR21基で置換されているアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1個または複数のR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、各R21は独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記R10が、1個のR21基で置換されているフェニルであり、前記Rが、1個のR21基で置換されているイミダゾリルであり、ここで、各R21は独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記R−R10−部分が、
【化294】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記R−R10−部分が、
【化295】

であるか、あるいは
前記R−R10−部分が、
【化296】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記R基が、
【化297】

[式中、R21は、置換されていないか、または1個もしくは複数の独立に選択されるR22基で置換されている]
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリールはフェニルであり、前記アルキル基はメチルまたはエチルであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1個または複数のR22基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1個または複数のR22基で置換されており、ここで、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1または2個のR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1または2個のR22ハロ基で置換されており、ここで、前記ハロはFであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がアリール基であり、前記アリール基が、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSFおよび−Si(R15からなる群から選択され、ここで、各R15は独立に選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22は、−SF、−OSFおよび−Si(R15からなる群から選択され、ここで、各R15は独立に選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個または複数のR22基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個または複数のR22基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは、1、2または3個のR22ハロ基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは、1、2または3個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1または2個のR22ハロ基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1または2個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、
【化298】

[式中、一方のR21は非置換または置換アルキル基であり、他方のR21は非置換または置換フェニル基である]
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個または複数のR22基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個または複数のR22基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは、1、2または3個のR22ハロ基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1または2個のR22ハロ基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは、1、2または3個のR22ハロ基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1または2個のR22ハロ基で置換されており、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは、1、2または3個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1または2個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは、1、2または3個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1または2個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個のR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個のR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは1個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは2個の前記同じまたは異なるR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは2個の前記同じまたは異なるR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは2個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは2個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは3個の前記同じまたは異なるR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは3個の前記同じまたは異なるR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているエチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは3個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているメチル基であり、前記R21基はフェニルであり、前記フェニルは3個のR22F基で置換されているか、あるいは
が、
【化299】

であり、R21は、非置換フェニルまたは1個もしくは複数の独立に選択されるR22基で置換されているフェニルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記Rが、
【化300】

【化301】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
前記R10が、ヘテロアリールおよび1個または複数のR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1個または複数のR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、各R21は独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
(1)
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基が、1個または複数の独立に選択されるR22基で置換されており、
10が、アリールおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているアリールからなる群から選択され、
が、ヘテロアリールおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択されるか、あるいは
(2)
が、1個のフェニルで置換されているアルキル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているアルキル基であり、前記フェニルが、1個または複数の独立に選択されるR22基で置換されており、
10が、フェニルおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、イミダゾリルおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(3)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1個または複数の独立に選択されるハロで置換されており、
10が、フェニルおよび1個または複数の独立に選択される−OR15基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、イミダゾリルおよび1個または複数の独立に選択されるアルキル基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(4)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1または2個の独立に選択されるハロで置換されており、
10が、フェニルおよび1または2個の独立に選択される−OR15基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで、R15がアルキルであり、
が、イミダゾリルおよび1または2個の独立に選択されるアルキル基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(5)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1または2個のFで置換されており、
10が、フェニルおよび1または2個の独立に選択される−OR15基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで、R15がメチルであり、
が、イミダゾリルおよび1または2個の独立に選択されるメチル基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(6)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1または2個のFで置換されており、
10が、1個の−OR15基で置換されているフェニルであり、ここで、R15がメチルであり、
が、イミダゾリルおよび1個のメチル基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(7)
が、
【化302】

【化303】

からなる群から選択され、ここで、R−R10−部分が、
【化304】

であるか、あるいは
(8)
が、
【化305】

【化306】

からなる群から選択され、ここで、R−R10−部分が、
【化307】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Wが−C(O)−である、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
Bが、
【化308】

からなる群から選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】

【化309】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】

【化310】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】

【化311】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
Xが−N=であり、式(I)の化合物がIAであるか、あるいは
Xが−N(R14)−であり、式(I)の化合物がIBであるか、あるいは
Xが−N=であり、式(I)の化合物がICであるか、あるいは
Xが−N(R14)−であり、式(I)の化合物がIDであるか、あるいは
Xが−N=であり、式(I)の化合物がIEであるか、あるいは
Xが−N(R14)−であり、式(I)の化合物がIFであるか、あるいは
Xが−N=であり、式(I)の化合物がIGであるか、あるいは
Xが−N(R14)−であり、式(I)の化合物がIHであるか、あるいは
Xが−N=であり、式(I)の化合物がIIであるか、あるいは
Xが−N(R14)−であり、式(I)の化合物がIJであるか、あるいは
Xが−N=であり、式(I)の化合物がIKである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Bが、
Hであるか、または
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシおよびヘキソキシからなる群から選択されるか、または
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルからなる群から選択されるか、または
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルからなる群、もしくは
ピペリジニルおよびピロリジニルから選択されるか、または
CH−O−CH−、CH−O−CH−CH−、CH−O−CH−CH−CH−およびCH−O−CH−CH−CH−CH−からなる群から選択されるか、または
HO−CH−、HO−CH−CH−、HO−CH−CH−CH−およびHO−CH−CH−CH−CH−からなる群から選択されるか、
−OR15aであるか、または
=Oであるか、または
=Sもしくは
=N−O−CHであるか、または
HO−CH−N=、HO−CH−CH−N=、HO−CH−CH−CH−N=およびHO−CH−CH−CH−CH−N=からなる群から選択されるか、または
=NH、メトキシ−N=、エトキシ−N=、プロポキシ−N=、ブトキシ−N=、ペントキシ−N=、ヘキソキシ−N=、メチル−N=、エチル−N=、プロピル−N=、ブチル−N=、ペンチル−N=、ヘキシル−N=、シクロプロピル−N=、シクロブチル−N=、シクロペンチル−N=、シクロヘキシル−N=、シクロヘプチル−N=、=O、CH−O−CH−N=、CH−O−CH−CH−N=、CH−O−CH−CH−CH−N=およびCH−O−CH−CH−CH−CH−N=からなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
Bが、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシおよびヘキソキシからなる群から選択されるか、または
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルからなる群から選択されるか、または
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルからなる群、もしくは
ピペリジニルおよびピロリジニルから選択されるか、または
CH−O−CH−、CH−O−CH−CH−、CH−O−CH−CH−CH−およびCH−O−CH−CH−CH−CH−からなる群から選択されるか、または
HO−CH−、HO−CH−CH−、HO−CH−CH−CH−およびHO−CH−CH−CH−CH−からなる群から選択されるか、
−OR15aもしくは
=N−O−CHであるか、または
HO−CH−N=、HO−CH−CH−N=、HO−CH−CH−CH−N=およびHO−CH−CH−CH−CH−N=からなる群から選択されるか、または
=NH、メトキシ−N=、エトキシ−N=、プロポキシ−N=、ブトキシ−N=、ペントキシ−N=、ヘキソキシ−N=、メチル−N=、エチル−N=、プロピル−N=、ブチル−N=、ペンチル−N=、ヘキシル−N=、シクロプロピル−N=、シクロブチル−N=、シクロペンチル−N=、シクロヘキシル−N=、シクロヘプチル−N=、=O、CH−O−CH−N=、CH−O−CH−CH−N=、CH−O−CH−CH−CH−N=およびCH−O−CH−CH−CH−CH−N=からなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
Xが−NHであり、Bが=N−Rであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルキルであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルキルであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがシクロアルキルであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがシクロアルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがシクロアルキルアルキルであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−アルキル−OHであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−アルキル−OHであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−アルキル−OHであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルコキシアルキル−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルコキシアルキル−であり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−N=であり、Bが=N−Rであり、Rがアルコキシアルキル−であり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがアルコキシであるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがアルコキシであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bがアルコキシであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがヘテロシクロアルキルであるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがヘテロシクロアルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがヘテロシクロアルキルであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−O−アルキルであるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−O−アルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−O−アルキルであり、Wが−S(O)−であるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−Rであり、RがHであるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−Rであり、RがHであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−Rであり、RがHであり、Wが−S(O)−である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
Xが−NHであり、Bが=N−Rであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルキルであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがシクロアルキルであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがシクロアルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−アルキル−OHであるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−アルキル−OHであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルコキシアルキル−であるか、あるいは
Xが−NHであり、Bが=N−Rであり、Rがアルコキシアルキル−であり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがアルコキシであるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがアルコキシであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがヘテロシクロアルキルであるか、あるいは
Xが−N=であり、Bがヘテロシクロアルキルであり、Wが−C(O)−であるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−O−アルキルであるか、あるいは
Xが−NH−であり、Bが=N−O−アルキルであり、Wが−C(O)−である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
純粋および単離された形態である、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
A9a1〜A9k1、A9n1〜Aq1、A9a〜A9u、A9ab、B1〜B11、(+)−B11、(−)−B11、B12〜B23、C7a〜C7fおよびD1からなる群から選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項25】
A9a1〜A9k1、A9n1〜Aq1、A9a〜A9u、A9ab、B1〜B11、(+)−B11、(−)−B11、B12〜B23、C7a〜C7f、およびD1からなる群から選択される、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
A9a1〜A9k1、A9n1〜Aq1、A9a〜A9u、A9ab、B1〜B11、(+)−B11、(−)−B11、B12〜B23、C7a〜C7f、およびD1からなる群から選択される、請求項24に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステル。
【請求項27】
A9a〜A9u、A9ab、B1〜B11、(+)−B11、(−)−B11、B12〜B23、C7a〜C7f、およびD1からなる群から選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項28】
A9a〜A9u、A9ab、B1〜B11、(+)−B11、(−)−B11、B12〜B23、C7a〜C7f、およびD1からなる群から選択される、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
A9a〜A9u、A9ab、B1〜B11、(+)−B11、(−)−B11、B12〜B23、C7a〜C7f、およびD1からなる群から選択される、請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステル。
【請求項30】
前記化合物がA9mである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物がA9rである、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
前記化合物がA9tである、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
前記化合物がA9uである、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
前記化合物がB2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
前記化合物がB4である、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
前記化合物がB5である、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
前記化合物がB6である、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
前記化合物がB7である、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
前記化合物がB8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物がB10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
前記化合物がB11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
前記化合物が(+)−B11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
前記化合物が(−)−B11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
前記化合物がB12である、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
前記化合物がB13である、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
前記化合物がB14である、請求項1に記載の化合物。
【請求項47】
前記化合物がB15である、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
前記化合物がB18である、請求項1に記載の化合物。
【請求項49】
前記化合物がB22である、請求項1に記載の化合物。
【請求項50】
前記化合物が23である、請求項1に記載の化合物。
【請求項51】
少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項52】
少なくとも1種の請求項24に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項53】
有効量の1種または複数の請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項54】
前記他の薬学的活性成分が、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される、請求項52に記載の組成物。
【請求項55】
薬学的に許容される担体、有効量の1種または複数の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくは溶媒和物の組合せを、コリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の化合物と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項56】
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項57】
中枢神経系障害を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップ
を含む方法。
【請求項58】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項59】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項24に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項24に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項60】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項61】
(a)ガンマセクレターゼ活性を調節する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(b)ベータアミロイドタンパク質の沈着を阻害する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(c)1種または複数の神経変性疾患を治療する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項62】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項1に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項63】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項24に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項24に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。

【公表番号】特表2010−540524(P2010−540524A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−526942(P2010−526942)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際出願番号】PCT/US2008/011112
【国際公開番号】WO2009/045314
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】