キナーゼのビ−アリールメタ−ピリミジン阻害剤

【課題】タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤並びにそれを含有する医薬組成物の提供。
【解決手段】一般構造(A)を有する、ビアリールメタ-ピリミジン化合物。該ピリミジン化合物は、Jakキナーゼファミリーの一員、および様々な他の特異的受容体キナーゼおよび非受容体キナーゼのようなキナーゼを阻害することが可能であり、骨髄増殖性障害、真性赤血球増加症、本態性血小板血症、骨髄様化生を伴う骨髄線維症、任意の他の骨髄関連障害、増殖性糖尿病性網膜症、癌、眼疾患、炎症、乾癬、血管新生に関連した任意の疾患、またはウイルス感染症等の治療に有効である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、タンパク質チロシンキナーゼの阻害剤、本発明の化合物を含有するそれらの薬学的に許容できる組成物、および様々な障害の治療におけるこれらの組成物の使用法の分野に関する。特に本発明は、タンパク質チロシンキナーゼのJAKファミリーの阻害剤に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
プロテインキナーゼは、タンパク質中の特定の残基のリン酸化を触媒する酵素ファミリーであり、おおまかにチロシンキナーゼおよびセリン/トレオニンキナーゼに分類される。変異、過剰発現、または不適切な調節、異常調節または脱調節、更には増殖因子もしくはサイトカインの過剰-もしくは過小-産生から生じる不適切なキナーゼ活性は、非限定的に癌、心血管疾患、アレルギー、喘息および他の呼吸器疾患、自己免疫疾患、炎症疾患、骨疾患、代謝障害、ならびに神経学的および神経変性障害、例えばアルツハイマー病を含む、多くの疾患に関係している。不適切なキナーゼ活性は、前述の疾患および関連疾患に関わる細胞増殖、細胞分化、生存、アポトーシス、有糸分裂誘発、細胞周期制御、および細胞移動性に関連している様々な細胞反応の引き金をひく。
【0003】
プロテインキナーゼは、治療的介入の標的として重要な酵素クラスとして浮かび上がってきている。特に細胞タンパク質チロシンキナーゼのJAKファミリー(Jak1、Jak2、Jak3、およびTyk2)は、サイトカインシグナル伝達において中心的役割を果たす(Kisseleva et al, Gene, 2002, 285, 1(非特許文献1);Yamaoka et al. Genome Biology 2004, 5, 253(非特許文献2)))。サイトカインは、それらの受容体への結合時に、JAKを活性化し、これは次にサイトカイン受容体をリン酸化し、これによりシグナル伝達分子の連結部位、とりわけシグナル伝達性転写因子(STAT)ファミリーが形成され、最終的に遺伝子発現につながる。多くのサイトカインが、JAKファミリーを活性化することがわかっている。これらのサイトカインは、IFNファミリー(IFN-αs/β/ω/リミチン、IFN-γ、IL-10、IL-19、IL-20、IL-22)、gp130ファミリー(IL-6、IL-11、OSM、LIF、CNTF、NNT-1/BSF-3、G-CSF、CT-1、レプチン、IL-12、IL-23)、γCファミリー(IL-2、IL-7、TSLP、IL-9、IL-15、IL-21、IL-4、IL-13)、IL-3ファミリー(IL-3、IL-5、GM-CSF)、1本鎖ファミリー(EPO、GH、PRL、TPO)、受容体チロシンキナーゼ(EGF、PDGF、CSF-1、HGF)、およびG-タンパク質共役受容体(AT1)である。
【0004】
最近まで、JAK阻害剤の治療的可能性は、免疫系の様々な病理に影響を及ぼす疾患に集中していた。これらは、アトピー(アレルギー性喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎)、細胞媒介過敏症(アレルギー性接触皮膚炎、過敏性肺炎)、リウマチ性疾患(全身性エリテマトーデス(SLE)、慢性関節リウマチ、若年性関節炎、シェーグレン症候群、強皮症、多発性筋炎、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎)、移植(移植片拒絶反応、移植片対宿主疾患)、ウイルス性疾患(エプスタイン・バー・ウイルス、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV1、水痘帯状疱疹ウイルス、ヒトパピローマウイルス)、癌(白血病、リンパ腫)、心血管疾患(心肥大、アテローム硬化症および動脈硬化症)、神経変性疾患(運動ニューロン疾患)、食物アレルギー、炎症性腸疾患、クローン病、皮膚炎症、および固形腫瘍により誘導された免疫抑制を含むが、これらに限定されるものではない。今日までほとんどの努力は、例えば臓器移植および同種移植片受容などの免疫抑制のためのJAK3阻害に向けられてきた(総説については、Borie et al. Current Opinion in Investigational Drugs, 2003, 4(11), 1297(非特許文献3)を参照のこと)。
【0005】
ごく最近には、骨髄増殖症候群および増殖性糖尿病性網膜症におけるEPO-JAK2シグナル伝達経路の役割に関する2つの重要な知見が認められた。第一に、JAK2キナーゼの機能獲得型の体細胞(後天性)変異(V617F)は、真性赤血球増加症、本態性血小板血症および骨髄様化生を伴う骨髄線維症を含む、多くの「定型」骨髄増殖症候群における原因因子であること、ならびにこの変異は、「非定型」骨髄増殖疾患および骨髄異形成症候群のいずれかの患者において認められることが報告された(総説については、Tefferi and Gilliland, Cell Cycle 2005, 4(8), e61(非特許文献4);Pesu et. al. Molecular Interventions 2005, 5(4), 211(非特許文献5)を参照のこと)。加えて、(a)細胞ベースの実験において、V617F JAK2変異は、JAK2およびその下流エフェクターの構成的リン酸化に加え、エリスロポエチン過敏症の誘導に関連していること、(b)V617F JAK2-誘導した細胞増殖シグナルは、JAK2の小型分子阻害剤により阻害されたこと、ならびに、(c)V617F JAK2を含むレトロウイルスが形質導入されたマウス骨髄は、移植されたマウスにおいて赤血球増加症を誘発したことがわかった。
【0006】
更に最近になって、EPO-Rの変異は、骨髄増殖性障害につながる構成的に活性化されたJAK経路を保持することがわかった。
【0007】
第二に、EPOは、糖尿病の壮年期の患者が罹患する失明の主因である増殖性糖尿病性網膜症における強力な血管新生因子であることがわかった(例えば、Aiello, New England Journal of Medicine, 2005, 353 (8), 839(非特許文献6);Watanabe et al. New England Journal of Medicine 2005 353 (8), 782(非特許文献7)を参照のこと)。
【0008】
更にWatanabe研究室の知見は、(a)眼内EPOレベルおよびVEGF(増殖性糖尿病性網膜症における別の周知の血管新生因子)は、増殖性糖尿病性網膜症の患者において、静止期疾患または非-糖尿病性の対照よりも、有意に増加すること、(b)EPOおよびVEGFレベルは、密に相関していないこと、(c)EPOレベルは、増殖性糖尿病性網膜症の存在に、VEGFよりもより強力に相関していること、(d)EPOは、網膜内皮細胞の増殖および細胞内シグナル伝達を刺激すること、ならびに、(e)EPOまたはVEGFのいずれかの阻害剤は、齧歯類モデルにおいて低酸素症が誘導した網膜新血管形成を低下したことを示した。
【0009】
最近、EPO受容体の変異は、JAK経路に関連したシグナル伝達にも影響を及ぼすことがあり、およびこれはJAKシグナル伝達が細胞周期において重要である病態に関して関連を有し得ることが示された。
【0010】
JAK経路の阻害剤に関する別の特徴が存在する。JAK経路は、細胞生存および増殖において動員され得ることが明らかにされている。例えば、慢性骨髄性白血病(CML)を生じるフィラデルフィア染色体陽性である細胞の場合、Jak経路は、構成的活性化において動員されることを示す証拠がある。従って、JAK阻害剤の使用は、フィラデルフィア染色体が、ハイブリッドBcr-Ablを生じ、その結果細胞の構成的活性を維持することが示されているCMLにおいて有用であろう。
【0011】
T315Iゲートキーパー変異またはいずれか他の変異の場合のように、BCR-ABLに対する特異的阻害剤のため生じる抵抗性変異(resistance mutation)の場合について更に述べると、(BCR-ABL(T3151)変異の場合のように)Jak経路を利用するBCR-ABL変異体により使用される経路のために、JAK阻害剤の使用が可能であってよい。従ってJak阻害剤は、BCR-ABLが直接標的とされ、ならびに現存する療法が失敗した患者の全ての耐性において薬剤耐性が優性(50〜90%)であることが示されている、既知の療法に対し抵抗性である患者の治療において使用されてよい。
【0012】
JAK阻害剤の使用は、他の骨髄性病態、血液障害および骨髄不全を伴う他の病態の両方、ならびにJAK経路が直接または間接に関連している他の病態において有用であることもわかっている。
【0013】
従って、JAKシグナル伝達経路が異常調節された、または直接もしくは間接に動員された前述の疾患に利用可能な不適切な治療を鑑み、キナーゼ、特にJAKキナーゼの阻害剤として有用である化合物を開発する必要がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0014】
【非特許文献1】Kisseleva et al, Gene, 2002, 285, 1
【非特許文献2】Yamaoka et al. Genome Biology 2004, 5, 253
【非特許文献3】Borie et al. Current Opinion in Investigational Drugs, 2003, 4(11), 1297
【非特許文献4】Tefferi and Gilliland, Cell Cycle 2005, 4(8), e61
【非特許文献5】Pesu et. al. Molecular Interventions 2005, 5(4), 211
【非特許文献6】Aiello, New England Journal of Medicine, 2005, 353 (8), 839
【非特許文献7】Watanabe et al. New England Journal of Medicine 2005 353 (8), 782
【発明の概要】
【0015】
概要
1つの態様に従って、構造(A)を有する化合物が提供される。

【0016】
別の態様に従って、構造(A)を有する化合物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、多形体、結晶形、N-酸化物、ならびに個々のエナンチオマーおよびジアステレオマーの少なくとも1つの治療的有効量を、必要とする対象へ投与することを含む、そのような治療を必要とする対象に対する血管新生関連障害の治療方法が提供される。
【0017】
別の態様に従って、構造(A)を有する化合物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、および個々のジアステレオマーの少なくとも1つを含有する、医薬組成物および製品が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0018】
詳細な説明
A. 用語および定義
以下の用語および定義は、概して国際純正・応用化学連合(IUPAC)により推奨される用語に従い、本出願において使用されるように適用される。
【0019】
「ヘテロ原子」という用語は、炭素以外の任意の原子、例えばN、O、またはSを意味する。
【0020】
「芳香族」という用語は、ケクレ構造のような仮定の局在化構造のものよりも著しく大きく、非局在化のために安定した、環式に共役された分子実体を意味する。
【0021】
「ヘテロ環式」という用語は、芳香環を説明するために使用される場合、少なくとも1個の先に定義されたヘテロ原子を含む芳香環を意味する。
【0022】
「ヘテロ環式」という用語は、芳香環を説明するために使用されない場合は、芳香族基以外の環式(すなわち、環を含む)基であり、この環式基が3〜約14個の炭素原子および少なくとも1個の先に説明されたヘテロ原子により形成されるものを意味する。
【0023】
「置換されたヘテロ環式」という用語は、芳香族構造および非芳香族構造の両方に関して、以下に説明される1個または複数の置換基を更に持つヘテロ環式基を意味する。
【0024】
「アルキル」という用語は、1〜約12個の炭素原子を有する、一価の直鎖または分枝鎖の炭化水素基を意味し、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル(n-アミルとしても公知)、n-ヘキシルなどである。「低級アルキル」という用語は、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。
【0025】
「置換されたアルキル」という用語は、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アリールオキシ、置換されたアリールオキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、アミド、アルデヒド、アシル、オキシアシル、カルボキシル、スルホニル、スルホンアミド、スルフリルなどの、1個または複数の置換基を更に有するアルキル基を意味する。
【0026】
「アルケニル」という用語は、少なくとも1個の炭素-炭素二重結合を有し、かつ約2〜約12個の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル基を意味し、「置換されたアルケニル」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアルケニル基を意味する。
【0027】
「アルキニル」という用語は、少なくとも1個の炭素-炭素三重結合を有し、かつ約2〜約12個の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル基を意味し、「置換されたアルキニル」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアルキニル基を意味する。
【0028】
「アリール」という用語は、約5〜約14個の炭素原子を有する芳香族基を意味し、「置換されたアリール」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアリール基を意味する。
【0029】
「ヘテロアリール」という用語は、環構造が、3〜約14個の炭素原子および少なくとも1個の先に説明されたヘテロ原子により形成されている、芳香族環を意味し、「置換されたヘテロアリール」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するヘテロアリール基を意味する。
【0030】
「アルコキシ」という用語は、部分-O-アルキルを意味し、式中アルキルは先に定義されたとおりであり、「置換されたアルコキシ」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアルコキシ基を意味する。
【0031】
「シクロアルキル」という用語は、環として配置された3〜約8個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、「置換されたシクロアルキル」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するシクロアルキル基を意味する。
【0032】
「アルキルアリール」という用語は、アルキル-置換されたアリール基を意味し、「置換されたアルキルアリール」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアルキルアリール基を意味する。
【0033】
「アリールアルキル」という用語は、アリール-置換されたアルキル基を意味し、「置換されたアリールアルキル」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアリールアルキル基を意味する。
【0034】
「アリールアルケニル」という用語は、アリール-置換されたアルケニル基を意味し、「置換されたアリールアルケニル」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアリールアルケニル基を意味する。
【0035】
「アリールアルキニル」という用語は、アリール-置換されたアルキニル基を意味し、「置換されたアリールアルキニル」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアリールアルキニル基を意味する。
【0036】
「アリーレン」という用語は、5〜約14個の炭素原子を有する二価の芳香族基を意味し、「置換されたアリーレン」という用語は、1個または複数の先に説明された置換基を更に有するアリーレン基を意味する。
【0037】
「化学的に連結された」という用語は、2つの部分がそれらの間に直接化学結合を形成している化学実体を形成することと定義される。
【0038】
「キナーゼ」という用語は、タンパク質残基へのリン酸基付加を触媒する任意の酵素を意味し;例えば、セリンおよびトレオニンキナーゼは、セリンおよびトレオニン残基へのリン酸基の付加を触媒する。
【0039】
「JAKキナーゼ」という用語は、白血球の発達時に得られた細胞シグナル伝達プロセスに関与する免疫系の細胞において認められる酵素を意味する。
【0040】
「治療的有効量」という用語は、例えば、血管安定状態(vasculostasis)の回復もしくは維持、または血管安定状態が損なわれるもしくは喪失(loss or)の予防;腫瘍組織量の減少;罹患率および/または死亡率の低下など、研究者、獣医、医師または他の医療従事者により求められる、組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的反応を誘起するであろう、化合物または医薬組成物の量を意味する。
【0041】
「薬学的に許容できる」という用語は、担体、希釈剤または賦形剤が、製剤の他の成分と適合性があり、かつそれらのレシピエントに無害でなければならないという事実を意味する。
【0042】
「化合物の投与」または「化合物を投与する」という用語は、本発明の化合物または医薬組成物を、治療を必要とする対象へ提供するという作業を意味する。
【0043】
「抗体」という用語は、ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体の無傷の分子に加え、抗原決定基に結合することが可能であるそれらの断片、例えばFabおよびF(ab')2、FvおよびSCA断片を意味する。
【0044】
「血管安定状態」という用語は、正常な生理的機能につながる、恒常的血管機能の維持を意味する。
【0045】
「血管安定剤」という用語は、血管安定状態の喪失を防止または回復または維持することにより、血管安定状態が損なわれた状態に対処しようとする作用剤を意味する。
【0046】
B. 発明の態様
本発明の態様に従い、構造(A)を有する化合物が、様々な疾患、障害、および病理の治療のために提供される。

【0047】
構造(A)において、Xは、結合、O、C=O、SO2、またはCH2のいずれかであることができ、かつYは、結合またはNR9であることができるか;または、XおよびYは一緒に結合であることができる。更に構造(A)において、R1およびR2の各々は、H、C1-C6置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のヘテロ環、置換もしくは非置換のアリール、もしくは置換もしくは非置換のヘテロアリールのいずれかであることができるか;または、R1およびR2は一緒に結合であることができるか;または、R1およびR2は一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができ、式中p、q、r、n、mの各々は独立して、0〜6の間の値を有する整数である。
【0048】
更に構造(A)において、R9は、H、C1-C6アルキル、C1-C6シクロアルキル、C1-C6分枝アルキル、C1-C6置換アルキル、C1-C6アミノアルキル、またはC1-C6ヒドロキシアルキルの1つであることができ;G0は、N、O、H、またはCHの1つであることができ、但しG0がNである場合、R3およびR4の各々が、H、C1-C6アルキル、C1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、C1-C6置換もしくは非置換の分枝アルキル、置換もしくは非置換のアリール、もしくは置換もしくは非置換のヘテロアリールの1つであることができるか、または、R3およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、もしくは(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができることを条件とする。
【0049】
いくつかの追加の条件が、構造(A)のG0に関して更に存在する。更に具体的には、G0がNである場合、R1およびR9が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができるか;または、R1およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、もしくは(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができるか;または、R9およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができるか;または、R3およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR6-(CH2)m、もしくは(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができる。
【0050】
構造(A)において、G0がOである場合、基R4を伴わずに、R3が、H、C1-C6アルキル、およびC1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、置換もしくは非置換の分枝アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、炭素もしくは窒素を介して結合した置換ヘテロ環、置換もしくは非置換のアリール、炭素もしくは窒素を介して結合した置換もしくは非置換のヘテロアリールの1つであることができるか;R1およびR9が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、もしくは(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができるか;または、R1およびR3が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができるか;または、R9およびR3が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、もしくは(CH2)r-O-(CH2)mの1つのような部分を形成することができる。
【0051】
構造(A)において、G0=CHである場合、R3およびR4の各々は、H、C1-C6アルキル、C1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、C1-C6置換もしくは非置換の分枝アルキル、置換もしくは非置換のアリール、炭素もしくは窒素を介して結合したC1-C6置換もしくは非置換のヘテロ環、もしくは炭素もしくは窒素を介して結合した置換もしくは非置換のヘテロアリールの1つであることができるか;または、R3およびR4は一緒に、(CHR9)r-(CHR9)m-(CHR9)p、(CHR9)r-S-(CHR9)m、(CHR9)r-SO-(CHR9)m、(CHR9)r-SO2-(CHR9)m、(CHR9)r-NR9-(CHR9)m、もしくは(CHR9)r-O-(CHR9)mの1つのような部分を形成することができる。
【0052】
更に、但し2個を超えない基GがNであることができ、更に、但し各CR6について、各R6が、互いに他の基R6から独立していることを条件として、更に、構造(A)において、Gは、NまたはCR6であることができ、かつ各Gは、互いに他のGから独立している。
【0053】
更に構造(A)において、R5はメチルであり、および部分Qは以下に示す。

【0054】
部分Qにおいて、R6、R7、R8の各々が、H、C1-C6置換もしくは非置換のアルキル、C1-C6置換もしくは非置換のアルケニル、C1-C6置換もしくは非置換のアルキニル、C1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、C1-C6置換もしくは非置換の分枝アルキル、C1-C6置換もしくは非置換のシクロアルキル、炭素もしくはヘテロ原子を介して結合した置換もしくは非置換のアリール、炭素もしくはヘテロ原子を介して結合した置換もしくは非置換のヘテロアリール、C1-C6アルコキシ、ハロゲン、CF3、-OCF3、CHR3R4、SR3、SOR3、SO2R3、SO2NR3R4、SO3R3、POR3、PO2R3、PO2NR3R4、PO2CR3R4、PO3R3、NR3R4、NO2、CN、OH、C0NR3R4、COR3、COOR3、NR3COR4、NR3CONR3R4、OCONR3R4、CSNR3R4、CSR3、NR3CSNR3R4、SCONR3R4、SCSNR3R4、もしくはSCSNR3R4の1つであることができるか;または、R6およびR7が一緒に、もしくはR7およびR8が一緒に、もしくはR6およびR8が一緒に、のいずれかの形で、-HN-CH=CH-、-HN-N=CH-、-HN-N=N-、-O(CH2)nO-、-S(CH2)nS-、-N=CH-S-、-CH=N-O-、-CH=N-S-、-N=CH-O-、-C=N-O-、-C=N-O-、-CH=CH-CH=CH-、-N=CH-CH=CH-、-CH=N-CH=CH-、-0-CH=CH、および-S-CH=CH-のいずれかから独立して選択された部分を形成することができるか;または、R3およびR4が一緒に、(CHR9)r-(CHR9)m-(CHR9)p、(CHR9)r-S-(CHR9)m、(CHR9)r-SO-(CHR9)m、(CHR9)r-SO2-(CHR9)m、(CHR9)r-NR9-(CHR9)m、もしくは(CHR9)r-O-(CHR9)mの1つのような部分を形成することができる。
【0055】
更に構造(A)において、Aは、O、NR3、CR3R4、S、SO、およびSO2の1つであることができ;かつ、部分Qにおいて、G1は、CH、N、NH、S、およびOのいずれかであることができ、かつG2は、CR7、N、NH、S、およびOのいずれかであることができ、各基R7は、互いに基R7から独立し;かつ、G1またはG2がNH、S、またはOである場合、Qは、6員の芳香環または非芳香環に縮合されてもよい、5員のヘテロ芳香環であり;かつ、G1またはG2がNである場合、Qは、6員の芳香環または非芳香環に縮合されてもよい、5または6員の芳香環であり、更に、但しXもしくはG0が、Xに含まれかつO、S、およびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含むこと、もしくは、G0が、ヘテロ原子を含む少なくとも4個の非-水素原子を含み、かつR3およびR4、もしくはR1およびR9、もしくはR1およびR4、もしくはR9およびR4が一緒に、芳香族、ヘテロ芳香族、環式もしくはヘテロ環式環システムを形成すること、または非環式システムが存在する場合に1個よりも多いヘテロ原子が存在し、およびAがNR3である場合に任意のR6、R7、もしくはR8、もしくは任意のそれらの組合せが独立して、少なくとも2個の非水素置換基を含むか、またはAがNR3である場合にQが、R6からR7の、もしくはR7からR8の縮合環を形成することを条件とする。
【0056】
使用することができる構造(A)により説明された化合物の例の一部は、以下に示された下記化合物IからCLXIIを含むが、これらに限定されるものではない。
































【0057】
別の本発明の態様に従って、一般構造(Z)を有する化合物が、様々な疾患、障害、および病理の治療のために提供される。
B-C (Z)
【0058】
一般構造(Z)は、2つの化学的に結合された部分BおよびCを含む。一般構造(Z)の部分Bは、以下の基から選択された任意の部分を含む。





【0059】
前記構造(Z)の部分Cは、以下の基から選択された任意の部分を含む。


【0060】
本発明の化合物および方法、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形および個々のジアステレオマーは、単独または他の作用剤(例えば、以下に説明する化学療法薬またはタンパク質治療薬)との併用のいずれかで投与される場合、例えば、骨髄増殖症候群、増殖性糖尿病性網膜症、ならびに固形腫瘍および他の癌型を含む他の血管新生関連障害、眼疾患、炎症、乾癬、ならびにウイルス感染症を含むが、これらに限定されるものではない、様々な障害を治療する上で有用である。治療することができる癌の種類は、消化管/胃腸管の癌、結腸癌、肝癌、皮膚癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、リンパ腫、白血病(急性骨髄性白血病および慢性骨髄性白血病を含む)、腎癌、肺癌、筋肉の癌、骨癌、膀胱癌、および脳の癌を含むが、これらに限定されるものではない。
【0061】
治療することができる疾患および障害の例の一部は、眼の新血管形成、乳児の血管腫;臓器の低酸素症、血管過形成、臓器移植拒絶反応、狼瘡、多発性硬化症、慢性関節リウマチ、乾癬、I型糖尿病および糖尿病の合併症、炎症疾患、急性膵炎、慢性膵炎、喘息、アレルギー、成人呼吸窮迫症候群、心血管疾患、肝疾患、他の血液障害、喘息、鼻炎、アトピー、皮膚炎、自己免疫性甲状腺障害、潰瘍性大腸炎、クローン病、転移性黒色腫、カポジ肉腫、多発性骨髄腫、サイトカインが関連した状態、および糸球体腎炎、強皮症、慢性甲状腺炎、グレーヴス病、自己免疫性胃炎、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性好中球減少症、血小板減少症、アトピー(例えば、アレルギー性喘息、アトピー性皮膚炎、またはアレルギー性鼻炎)、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、多発性硬化症、炎症性腸疾患、移植片対宿主疾患を含む、他の自己免疫疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮側索硬化症、ハンチントン病、脳虚血、または外傷性傷害、打撃、グルタミン酸神経毒性、低酸素症により引き起こされた神経変性疾患を含む、神経変性疾患;脳卒中時の虚血性/再灌流傷害、心筋虚血、腎虚血、心臓発作、心肥大、アテローム硬化症および動脈硬化症、臓器の低酸素症、血小板凝集も含む。
【0062】
追加の治療することができる疾患および障害の例の一部は、細胞媒介過敏症(アレルギー性接触皮膚炎、過敏性肺炎)、リウマチ性疾患(例えば、全身性エリテマトーデス(SLE)、若年性関節炎、シェーグレン症候群、強皮症、多発性筋炎、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎)、ウイルス性疾患(エプスタイン・バー・ウイルス、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV1、水痘-帯状疱疹ウイルス、ヒトパピローマウイルス)、食物アレルギー、皮膚炎症、および固形腫瘍により誘発された免疫抑制も含む。
【0063】
本発明の態様は、包装材、およびその包装材内に包含された医薬組成物を含むことができる製品も提供する。包装材は、その医薬組成物を先に確定された1種または複数の障害の治療に使用することができることを記しているラベルを含むことができる。
【0064】
医薬組成物は、本発明の化合物を含むことができる。本発明の化合物に加え、この医薬は、他の治療薬も含んでよく、かつ医薬製剤の技術分野において公知である技術に従い、例えば、通常の固形または液体のビヒクルまたは希釈剤に加え、望ましい投与様式に適した型の医薬添加剤(例えば、賦形剤、結合剤、保存剤、安定化剤、香料など)を使用することにより、製剤されてもよい。
【0065】
従って、1つの態様において、本発明は、治療薬および本発明の化合物を含有する、医薬組成物を提供する。この化合物は、例えば、癌を治療するために、または先に説明された別の疾患もしくは障害を治療するために有効な濃度で存在する。
【0066】
本発明の化合物は、天然形または塩形として治療用組成物へ製剤されてよい。薬学的に許容できる無毒の塩は、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、または水酸化第二鉄のような無機塩基、ならびにイソプロピルアミン、トリメチルアミン、2-エチルアミノエタノール、ヒスチジン、プロカインなどのような有機塩基に由来してよい、塩基付加塩(遊離カルボキシル基または他の陰イオン基から形成された)を含む。そのような塩は、任意の遊離陽イオン基との酸付加塩として形成されてもよく、これは一般に、例えば、塩酸、硫酸、もしくはリン酸のような無機酸、または酢酸、クエン酸、p-トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、酒石酸、マンデル酸などのような有機酸により形成されるであろう。
【0067】
本発明の塩は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸によるアミノ基のプロトン化により形成されたアミン塩を含むことができる。本発明の塩は、p-トルエンスルホン酸、酢酸、メタンスルホン酸のような好適な有機酸によるアミノ基のプロトン化により形成されたアミン塩を含むこともできる。本発明の実践において使用することが企図された追加の賦形剤は、米薬局方(USP)第XXII号および米国医薬品規格第XVII号、U.S. Pharmacopeia Convention, Inc., ロックビル, MD (1989)において認められるもののような、当業者に利用可能なものであり、これらの書籍の関連内容は、本明細書に参照により組入れられている。加えて本発明の化合物の多形体が、本発明に含まれる。
【0068】
本発明の医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤または散剤の形で経口的に;舌下的に;口腔内に;皮下、静脈内、筋肉内、鞘内、または槽内注射もしくは輸液注入技術などで、非経口的に(例えば、無菌の注射用の水性または非-水性の溶液または懸濁液として);吸入スプレーなど、経鼻的に;クリーム剤または軟膏剤の形など、局所的に;または、坐剤の形などで、経直腸的に;無毒の薬学的に許容できるビヒクルまたは希釈剤を含有する単位剤形の製剤など、好適な手段により投与されてもよい。本化合物は、例えば、即時放出または持続放出に好適な形で投与されてもよい。即時放出または持続放出は、本化合物を含有する好適な医薬組成物の使用により、または特に持続放出の場合、皮下インプラントもしくは浸透圧ポンプのような器具の使用により、実現されてよい。本化合物は、リポソームにより投与されてもよい。
【0069】
ヒトのような霊長類に加え、様々な他の哺乳類を、本発明の方法に従って治療することができる。例えばウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、モルモット、ラット、または他のウシ科、ヒツジ科、ウマ科、イヌ科、ネコ科、齧歯類、もしくはネズミ科の種を含むが、これらに限定されるものではない哺乳類を、治療することができる。しかし本方法は、トリ科の種(例えばニワトリ)のような他の種においても実践することができる。
【0070】
本態様の化合物の投与のための医薬組成物は、単独または他の治療薬との併用のいずれかで、好都合には単位剤形で存在してもよく、かつ調剤の技術分野において周知の任意の方法により調製されてもよい。全ての方法は、活性成分を、1種または複数のアクセサリー成分で構成される担体と会合させることを含む。一般に、医薬組成物は、活性成分を、液体担体または細粉化された固形担体または両方と均一かつ密に会合させ、次に必要ならば所望の製剤に製品を成形することにより調製される。本医薬組成物において、活性のある目的化合物は、疾患の経過または状態に対し所望の作用をもたらすのに十分な量で含有される。本活性成分を含有する医薬組成物は、例えば、錠剤、トローチ剤、舐剤、水性もしくは油性懸濁剤、分散性散剤もしくは顆粒剤、乳剤、硬もしくは軟カプセル剤、またはシロップ剤もしくはエリキシル剤などの、経口使用に好適な形であってよい。
【0071】
経口使用が意図された組成物は、医薬組成物製造の技術分野において公知の任意の方法に従い調製されてよく、そのような組成物は、薬学的に洗練されかつ口当たりがよい調合剤を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤からなる群より選択される1種または複数の物質を含んでよい。錠剤は、錠剤の製造に適している無毒の薬学的に許容できる賦形剤との混合物中に活性成分を含有する。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳糖、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムなどの、不活性希釈剤;例えばコーンスターチまたはアルギン酸などの、造粒剤および崩壊剤;例えばデンプン、ゼラチンまたはアカシアゴムなどの、結合剤;ならびに、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクなどの、滑沢剤である。錠剤は、コーティングされなくともよく、またはこれらは、胃腸管における崩壊および吸収を遅延し、これによりより長期間の持続作用を提供するために、公知の技術によりコーティングされてもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルのような徐放性物質を、使用することができる。これらは、放出制御のための浸透圧による治療的錠剤を形成するためにコーティングされてもよい。
【0072】
経口使用のための製剤は、活性成分が不活性固形希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリンと混合されている硬ゼラチンカプセル剤として、または活性成分が、水もしくは油性媒体、例えば、ピーナッツ油、流動パラフィン、もしくはオリーブ油と混合されている、軟ゼラチンカプセル剤として提供されてもよい。
【0073】
水性懸濁剤は、活性物質を水性懸濁剤の製造に適した賦形剤と混合して含有する。このような賦形剤は、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガントガムおよびアカシアゴムなどの、懸濁化剤であり;分散剤または湿潤剤は、天然のホスファチド、例えば、レシチン、または例えばポリオキシエチレンステアレートのようなアルキレンオキシドの脂肪酸との縮合生成物、または例えばヘプタデカエチレンオキシセタノールのようなエチレンオキシドの長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、またはポリオキシエチレンソルビトールモノオレエートのようなエチレンオキシドの脂肪酸およびヘキシトール由来の部分エステルとの縮合生成物、または例えばポリエチレンソルビタンモノオレエートのようなエチレンオキシドの脂肪酸および無水ヘキシトール由来の部分エステルとの縮合生成物である。同じく可溶化剤としても有用なものは、例えばポリエチレングリコールである。水性懸濁液は、例えば、p-ヒドロキシ安息香酸エチルまたはp-ヒドロキシ安息香酸n-プロピルなどの1種または複数の保存剤、1種または複数の着色剤、1種または複数の香味剤、ならびにショ糖またはサッカリンなどの1種または複数の甘味剤も含む。
【0074】
油性懸濁剤は、活性成分を、例えば落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしくはココナツ油などの植物油、または流動パラフィンなどの鉱物油の中に懸濁することにより製剤することができる。油性懸濁剤は、増粘剤、例えば蜜ろう、固形パラフィンまたはセチルアルコールなどを含んでもよい。前述の甘味剤のような甘味剤、および香味剤を添加し、口当たりのよい経口調合剤を提供してもよい。これらの組成物は、アスコルビン酸のような抗酸化剤の添加により保存されてもよい。
【0075】
水の添加による水性懸濁剤の調製に適している分散性散剤および顆粒剤は、分散剤または湿潤剤、懸濁化剤、および1種もしくは複数の保存剤と混合して活性成分を提供する。好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤は、既に先に言及されたものにより例示される。例えば甘味剤、香味剤、および着色剤などの追加の賦形剤も存在してよい。
【0076】
シロップ剤およびエリキシル剤は、甘味剤、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、またはショ糖と共に製剤されてよい。このような製剤は、鎮痛薬、保存剤、および香味剤、および着色剤を含有してもよい。
【0077】
この医薬組成物は、無菌の注射用の水性または油性の懸濁液の形であってもよい。この懸濁液は、前述の好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用する公知の技術に従い製剤されてもよい。無菌の注射用調合剤は、非経口に許容できる希釈剤または溶媒または共溶媒または複合剤または分散剤または賦形剤またはそれらの組合せ、例えば1,3-ブタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エタノールまたは他のアルコール、ポビドン、様々な商品名のTWEEN界面活性剤、ドデシル硫酸ナトリウム、デオキシコール酸ナトリウム、ジメチルアセトアミド、ポリソルベート、ポロキサマー、シクロデキストリン、脂質など、および賦形剤、例えば無機塩(例えば塩化ナトリウム)、緩衝剤(例えばクエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム)、および糖質(例えば、サッカロースおよびデキストロース)の中の、無菌の注射用溶液または懸濁液であることもできる。中でも使用することができる許容できるビヒクルおよび溶媒は、水、デキストロース溶液、リンゲル液および等張塩化ナトリウム溶液である。加えて無菌の不揮発油が、通常溶媒または懸濁媒体として使用される。この目的のために、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む、任意の商品名の不揮発油を使用することができる。加えて、オレイン酸のような脂肪酸は、注射用調合剤中での使用を認める。
【0078】
治療される状態に応じて、これらの医薬組成物は、全身的または局所的に製剤および投与されてもよい。製剤および投与の技術は、「Remington's Pharmaceutical Sciences」最新版(Mack Publishing Co. Easton Pa)に認めることができる。好適な経路は、例えば、経口的または経粘膜的投与;更には、筋肉内、皮下、髄内、鞘内、脳室内、静脈内、腹腔内、または鼻腔内投与を含む、非経口的送達であってよい。注射に関して、本発明の医薬組成物は、水溶液中、好ましくは生理的に適合可能な緩衝液、例えばハンクス液、リンゲル液、または生理的に緩衝された食塩水などの中に製剤されてもよい。組織または細胞投与に関して、透過されるべき特定の障壁に適した浸透剤が、その製剤に使用される。このような浸透剤は一般に、当該技術分野において公知である。非経口的投与のための薬学的製剤は、水溶性型の活性化合物の水溶液を含む。加えて、活性化合物の懸濁液は、好適な油性注射用懸濁剤として調製されてもよい。好適な親油性溶媒またはビヒクルは、ゴマ油などの脂肪油、またはオレイン酸エチルもしくはトリグリセリドのような合成脂肪酸エステル、またはリポソームを含む。水性注射用懸濁剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビトール、またはデキストランなどの、懸濁液の粘度を増大する物質を含んでもよい。任意に懸濁液は、高濃度の溶液の調製を可能にするために、好適な安定化剤または化合物の溶解度を増大する物質も含むことができる。
【0079】
本発明の化合物は、薬物の直腸投与のため坐剤の形で投与されてもよい。これらの組成物は、薬物を、常温では固形であり、直腸温度で液体であり、その結果直腸内で溶融し薬物を放出するような、好適な非刺激性の賦形剤と混合することにより調製することができる。このような物質は、カカオバターおよびポリエチレングリコールである。
【0080】
局所使用に関して、本発明の化合物を含有するクリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、液剤、または懸濁剤などが使用される。(この適用を目的として、局所適用は、マウスウォッシュおよび含嗽剤を含むこととする)。
【0081】
1つの態様において、本発明の化合物は、抗炎症薬、抗ヒスタミン薬、化学療法薬、免疫調節薬、治療的抗体、またはプロテインキナーゼ阻害剤、例えばチロシンキナーゼ阻害剤と組合せて、治療が必要な対象へ投与される。限定することを欲するものではないが、化学療法薬は、例えばメトトレキセートなどの代謝拮抗薬、例えばシスプラチン/カルボプラチンなどのDNA架橋剤;例えばカンブシル(canbusil)などのアルキル化剤;例えばダクチノマイシンなどのトポイソメラーゼI阻害剤;例えばタキソール(パクリタキソール)などの微小管阻害剤を含む。別の化学療法薬は、例えば、ビンカアルカロイド、マイトマイシン型抗生物質、ブレオマイシン型抗生物質、抗葉酸薬、コルヒチン、デメコリン(demecoline)、エトポシド、タキサン、アントラサイクリン抗生物質、ドキソルビシン、ダウノルビシン、カルミノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサントロン、4-ジメトキシ-ダウノマイシン、11-デオキシダウノルビシン、13-デオキシダウノルビシン、アドリアマイシン-14-安息香酸、アドリアマイシン-14-オクタン酸、アドリアマイシン-14-ナフタレン酢酸、アムサクリン、カルムスチン、シクロホスファミド、シタラビン、エトポシド、ロバスタチン、メルファラン、トポテカン、オキサラプラチン、クロラムブシル、メトトレキセート、ロムスチン、チオグアニン、アスパラギナーゼ、ビンブラスチン、ビンデシン、タモキシフェン、またはメクロレタミンを含む。限定することを欲するものではないが、治療的抗体は、HER2タンパク質に対する抗体、例えばトラスツズマブ;増殖因子または増殖因子受容体に対する抗体、例えば血管内皮増殖因子を標的とするベバシズマブ、および表皮増殖因子を標的とするOSI-774;インテグリン受容体を標的とする抗体、例えばビタキシン(MEDI-522としても公知)などを含む。本発明の組成物および方法における使用に好適な抗癌剤の種類は、以下を含むが、これらに限定されるものではない:(1)アルカロイドで、微小管阻害剤(例えばビンクリスチン、ビンブラスチン、およびビンデシンなど)、微小管安定化剤(例えば、パクリタキセル[タキソール]、およびドセタキセル、タキソテレなど)を含むもの、ならびにクロマチン機能阻害剤で、トポイソメラーゼ阻害剤、例えばエピポドフィロトキシン(例えば、エトポシド[VP-16]、およびテニポシド[VM-26]など)を含むもの、ならびにトポイソメラーゼIを標的とする物質(例えば、カンプトテシンおよびIsイリノテカン[CPT-11]など);(2)共有的DNA-結合剤[アルキル化剤]で、ナイトロジェンマスタード(例えば、メクロレタミン、クロラムブシル、シクロホスファミド、イホスファミド、およびブスルファン[ミレラン]など)、ニトロソ尿素(例えば、カルムスチン、ロムスチン、およびセムスチンなど)、および他のアルキル化剤(例えば、ダカルバジン、ヒドロキシメチルメラミン、チオテパ、およびマイトマイシン(マイトシシン(Mitocycin))など)を含むもの;(3)非共有的DNA-結合剤[抗腫瘍抗生物質]で、核酸阻害剤(例えば、ダクチノマイシン[アクチノマイシンD]など)、アントラサイクリン(例えば、ダウノルビシン[ダウノマイシン、およびセルビジン]、ドキソルビシン[アドリアマイシン]、およびイダルビシン[イダマイシン]など)、アントラセンジオン(例えば、アントラサイクリンアナログ、例えば[ミトキサントロン]など)、ブレオマイシン(ブレオキサン(Blenoxane))など、ならびにプリカマイシン(ミトラマイシン)などを含むもの;(4)代謝拮抗薬で、抗葉酸薬(例えば、メトトレキセート、フォレックス(Folex)、およびメキセート(Mexate)など)、プリン代謝拮抗薬(例えば、6-メルカプトプリン[6-MP, プリネトール(Purinethol)]、6-チオグアニン[6-TG]、アザチオプリン、アシクロビル、ガンシクロビル、クロロデオキシアデノシン、2-クロロデオキシアデノシン[CdA]、および2'-デオキシコフォルマイシン[ペントスタチン]など)、ピリミジンアンタゴニスト(例えば、フルオロピリミジン[例えば、5-フルオロウラシル(アドルシル(Adrucil))、5-フルオロオキシウリジン(FdUrd)(フロキシウリジン)]など)、ならびにシトシンアラビノシド(例えば、シトサル(Cytosar)[ara-C]およびフルダラビンなど)を含むもの;(5)酵素で、L-アスパラギナーゼを含むもの;(6)ホルモンで、糖質コルチコイド、例えば抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェンなど)、非ステロイド性抗男性ホルモン物質(例えば、フルタミドなど)、およびアロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール[アリミデックス(Arimidex)]など)を含むもの;(7)白金化合物(例えば、シスプラチンおよびカルボプラチンなど);(8)制癌薬、毒素、および/または放射性核種などに複合したモノクローナル抗体;(9)生物反応修飾剤(例えば、インターフェロン[例えば、IFN-αなど]およびインターロイキン[例えば、IL-2など]など);(10)養子免疫療法;(11)造血性増殖因子;(12)腫瘍細胞分化を誘導する物質(例えば、オール-トランスレチノイン酸など);(13)遺伝子療法技術;(14)アンチセンス療法技術;(15)腫瘍ワクチン;(16)腫瘍転移に対する療法(例えば、バチミスタット(Batimistat)など);ならびに、(17)血管新生の阻害剤。
【0082】
本発明の医薬組成物および方法は、前述の病的状態の治療に通常適用される、本明細書に注記された他の治療的活性化合物を更に含んでよい。他の治療薬の例は、以下を含む:シクロスポリン(例えば、シクロスポリンA)、CTLA4-Ig、抗体、例えばICAM-3、抗-IL-2受容体(Anti-Tac)、抗-CD45RB、抗-CD2、抗-CD3(OKT-3)、抗-CD4、抗-CD80、抗-CD86など、CD40とgp39の間の相互作用を妨害する物質、例えばCD40および/またはgp39(すなわちCD154)に特異的な抗体、CD40およびgp39(CD40IgおよびCD8gp39)から構築された融合タンパク質、阻害剤、例えばNF-κB機能の核移行阻害剤、デオキシスペルグアリン(DSG)など、コレステロール生合成阻害剤、例えばHMG CoAレダクターゼ阻害剤(ロバスタチンおよびシムバスタチン)、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)、例えばイブプロフェンなど、およびシクロオキシゲナーゼ阻害剤、例えばロフェコキシブなど、ステロイド、例えばプレドニソンまたはデキサメタゾンなど、金化合物、抗増殖剤、例えばメトトレキセート、FK506(タクロリムス、プログラフ(Prograf))、ミコフェノレートモフェチル、細胞毒性薬、例えばアザチオプリンおよびシクロホスファミド、TNF-a阻害剤、例えばテニダプ、抗-TNF抗体または可溶性TNF受容体、ならびにラパマイシン(シロリムスまたはラパムネ(Rapamune))またはそれらの誘導体。
【0083】
本発明の化合物と併用して投与することができる他の物質は、タンパク質治療薬、例えばサイトカイン、免疫調節薬および抗体を含む。本明細書において使用される用語「サイトカイン」は、ケモカイン、インターロイキン、リンホカイン、モノカイン、コロニー刺激因子、および受容体関連タンパク質、ならびにそれらの機能断片を含む。本明細書において使用される用語「機能断片」は、規定された機能アッセイを通じて同定される生物学的機能または活性を有するポリペプチドまたはペプチドを意味する。
【0084】
サイトカインは、内皮単球活性化ポリペプチドII(EMAP-II)、顆粒球-マクロファージ-CSF(GM-CSF)、顆粒球-CSF(G-CSF)、マクロファージ-CSF(M-CSF)、IL-1、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-12、およびIL-13、ならびにインターフェロンなどを含み、これは細胞または細胞機構における特定の生物学的、形態学的、または表現型的変更に関連している。
【0085】
他の治療薬が本発明の化合物と組合せて使用される場合、これらは、例えば、米国医薬品便覧(Physician Desk Reference)(PDR)に記された量で使用されるか、そうでなければ当業者により決定されてよい。
【0086】
細胞増殖に関連した状態の治療または予防において、好適な用量レベルは、一般に、約0.01〜約1000mg/患者体重1kg/日であり、これは単回または反復投与することができる。例えば、用量レベルは、約0.01〜約250mg/kg/日であり;より狭くは、約0.5〜約100mg/kg/日であることができる。好適な用量レベルは、約0.01〜約250mg/kg/日、約0.05〜約100mg/kg/日、または約0.1〜約50mg/kg/日、または約1.0mg/kg/日であることができる。例えば、この範囲内で、その用量は、約0.05〜約0.5mg/kg/日、または約0.5〜約5mg/kg/日、または約5〜約50mg/kg/日であることができる。経口投与に関して、この組成物は、治療される患者へ用量を症候により調節するために、活性成分を約1.0〜約1,000mg、例えば活性成分を約1.0、約5.0、約10.0、約15.0、約20.0、約25.0、約50.0、約75.0、約100.0、約150.0、約200.0、約250.0、約300.0、約400.0、約500.0、約600.0、約750.0、約800.0、約900.0、および約1,000.0mg含有する錠剤の形で提供することができる。これらの化合物は、1日1〜4回の投与様式、例えば1日1または2回で投与することができる。休薬期間に続けて、別の投与様式が存在してもよい。
【0087】
しかしながら、いずれか特定の患者に関する具体的投与量レベルおよび投与頻度を変動させてもよく、かつ使用される具体的化合物の活性、その化合物の代謝安定性および作用持続時間、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与様式および時間、排泄率、併用薬、特定の状態の重症度、ならびに療法を受ける宿主を含む、様々な要因に左右されることは理解されるであろう。
【0088】
本発明の化合物は、腫瘍の治療のために、単独で、または有効量の治療的抗体(またはそれらの治療的断片)、化学療法薬または免疫毒性物質と併用して使用することができる。この目的で使用することができる化学療法薬の例証的例は、ドキソルビシン、ドセタキセル、またはタキソールである。更に、本発明が、チロシン、セリンまたはトレオニンキナーゼ阻害剤のような血管安定状態物質、および任意の化学療法薬または治療的抗体を含むがこれらに限定されるものではない本発明の化合物を含む併用療法を含むことが、理解されるべきである。
【実施例】
【0089】
C. 実施例
下記実施例は、本発明の利点および特徴を更に例証するために提供されるが、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0090】
実施例1. 一般的方法
全ての実験は、言及しない限りは、乾燥機で乾燥した器具を利用し、かつ空気に敏感に反応する(air-sensitive)物質の取り扱いの標準技術を用い、アルゴン大気中、無水条件下(すなわち無水溶媒)下で行った。炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)および塩化ナトリウム(ブライン)の水溶液は、飽和した。分析用薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Merck Kieselgel 60 F254プレート上で行い、紫外線および/またはアニスアルデヒド、過マンガンカリウムまたはリンモリブデン酸浸漬により視覚化した。逆相HPLCクロマトグラフィーは、Waters Symmetry Shield(商標)RP 18 7μm(40×100mm) Prep-Pakカートリッジを備えたGilson 215リキッドハンドラー上で行った。移動相は、標準アセトニトリル(ACN)およびDI水からなり、各々0.1%TFAを添加した。精製は、流量40mL/分で行った。NMRスペクトル:1H核磁気共鳴スペクトルは、500MHzで記録した。データは、以下のように提示する:化学シフト、多重度(s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、qn=五重線、dd=二重の二重線、m=多重線、brs=幅広一重線)、カップリング定数(J/Hz)、および積分。カップリング定数は、スペクトルから直接入手し、補正しなかった。低解像質量スペクトル:エレクトロスプレー(ES+)イオン化を使用した。プロトン化された親イオン(M+H)または最高質量のフラグメントを記した。分析用勾配は、特に指定しない限りは、水中10%ACNから、最高100%ACNまで、5分間かけて、傾斜した。
【0091】
実施例2. N4-(4-メトキシ-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体1)

4-クロロ-ピリミジン-2-イルアミン(0.30g, 2.3mmol)および4-メトキシフェニルアミン(0.30g, 2.4mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、100℃で2時間加熱した。混合物を、室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を、水(20mL)中に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンからEtOAc)により精製し、標題中間体1(0.23g, 45%)を白色固形物として得た。

【0092】
実施例3. N4-(4-メトキシ-フェニル)-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物I)

化合物Iを合成するために、先に説明された中間体1および中間体2を使用した。以下に示した中間体2である1-[2-(4-ブロモ-フェノキシ)-エチル]-ピロリジンは、市販されており、受け取った状態で使用した。

【0093】
ジオキサン/DMF(3/1;4mL)中の中間体1(74mg, 0.34mmol)、中間体2(0.10g, 0.37mmol)、Pd(OAc)2(5mg, 0.022mmol)、キサントホス(26mg, 0.05mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(80mg, 0.71mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製し、標題化合物I(TFA塩20mg, 11%)を茶色固形物として得た。

【0094】
実施例4. 4-[4-(4-メトキシ-フェニルアミノ)-ピリミジン-2-イルアミノ]-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンゼンスルホンアミド(化合物II)

化合物IIを合成するために、先に説明された中間体1および中間体3を使用した。その式を以下に示した中間体3である4-ブロモ-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンゼンスルホンアミドは、4-ブロモフェニルスルホニルクロリドおよび2-アミノエチルピロリジンから、一般に公知の合成技術を用いて合成した。

【0095】
ジオキサン/DMF(3/1;4mL)中の先に説明された中間体1(70mg, 0.32mmol)、中間体3(0.12g, 0.36mmol)、Pd(OAc)2(5mg, 0.022mmol)、キサントホス(26mg, 0.05mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(80mg, 0.71mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製し、標題化合物II(TFA塩0.16g, 85%)を白色固形物として得た。

【0096】
実施例5. 4-[4-(4-ヒドロキシ-フェニルアミノ)-ピリミジン-2-イルアミノ]-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンゼンスルホンアミド(化合物III)

DCM(6mL)中の先に説明された化合物II(50mg, 0.09mmol)の溶液へ、室温で、BBr3(0.1mL)を添加し、この混合物を室温で2.5時間攪拌した。この反応を、飽和NaHCO3溶液をpH〜7となるまで加え、停止し、混合物をEtOAc(30mL)で抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を、最小量のEtOAcに再溶解した。固形物が破砕されるまで、ヘキサンを添加し、標題化合物IIIを濾過し白色固形物とし(25mg, 64%)、更に精製することはなかった。

【0097】
実施例6. 4-(4-クロロ-ピリミジン-2-イルアミノ)-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンゼンスルホンアミド(中間体4)

4-クロロ-ピリミジン-2-イルアミン(1.0g, 7.8mmol)、前述の中間体3(2.6g, 7.8mmol)、Pd(OAc)2(90mg, 0.40mmol)、キサントホス(0.50g, 0.86mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(2.2g, 20mmol)の混合物を、ジオキサン(30mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で16時間還流加熱した。この混合物を水(30mL)へ注ぎ、EtOAc(60mL)で抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから25%MeOH/DCM)により精製し、標題中間体4(0.15g, 5%)を茶色固形物として得た。MS (ESI+): m/z 382 (M+H)+
【0098】
実施例7. 4-[4-(3-メトキシ-フェニルアミノ)-ピリミジン-2-イルアミノ]-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンゼンスルホンアミド(化合物IV)

先に説明された中間体4(0.10g, 0.26mmol)および3-メトキシ-フェニルアミン(0.05mL, 0.45mmol)の混合物を、酢酸(6mL)中に懸濁し、100℃で1.5時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)中に溶かし、pH〜7に中和した。得られた溶液をEtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物IV(TFA塩55mg, 36%)を白色固形物として得た。

【0099】
実施例8. 4-[4-(3-ヒドロキシ-フェニルアミノ)-ピリミジン-2-イルアミノ]-N-(2-ピロリジン-1-イル-エチル)-ベンゼンスルホンアミド(化合物V)

DCM(6mL)中の前述の化合物IV(30mg, 0.05mmol)の溶液へ、室温で、BBr3(0.1mL)を添加し、この混合物を室温で2.5時間攪拌した。この反応を、飽和NaHCO3溶液をpH〜7となるまで加え、停止し、この混合物をEtOAc(30mL)で抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製し、標題化合物V(TFA塩13mg, 46%)を帯黄白色固形物として得た。

【0100】
実施例9. ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体5)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.30g, 2.1mmol)、5-ブロモ-ベンゾ[1,3]ジオキソール(0.45g, 2.2mmol)、Pd(OAc)2(30mg, 0.13mmol)、キサントホス(0.15g, 0.26mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(0.45g, 4.0mmol)の混合物を、ジオキサン(15mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で16時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(20mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから50%EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題中間体5(0.10g, 18%)を白色固形物として得た。MS(ESI+): m/z 264 (M+H)+
【0101】
実施例10. N4-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物VI)

化合物VIを合成するために、先に説明された中間体5および中間体6を使用した。その式を以下に示した中間体6である4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミンは、最初に2-クロロエチルピロリジンを使用する4-ニトロフェノールのアルキル化、それに続く還元の2工程で合成され、アニリン誘導体を生じる。

【0102】
一般に公知の合成技術を使用し、中間体6を合成する。先に説明された中間体5(90mg, 0.34mmol)、中間体6(95mg, 0.46mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.02mmol)、キサントホス(30mg, 0.05mmol)および炭酸セシウム(0.30g, 0.9mmol)の混合物を、ジオキサン(10mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(20mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物VI(TFA塩40mg, 21%)を茶色固形物として得た。

【0103】
実施例11. (4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体7)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.50g, 3.5mmol)、4-ブロモ-1-クロロ-2-メトキシ-ベンゼン(0.65mL, 4.8mmol)、Pd2(dba)3(0.17g, 0.19mmol)、キサントホス(0.22g, 0.38mmol)および炭酸セシウム(2.3g, 7.1mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で5時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから40%EtOAc/ヘキサン)で精製し、標題中間体7(0.55g, 55%)を黄色固形物として得た。

【0104】
実施例12. (4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-メチル-アミン(中間体8)

THF(10mL)中の中間体7(0.50g, 1.8mmol)および水素化ナトリウム(鉱物油中60%, 0.15g, 3.8mmol)の懸濁液を、アルゴン大気下0℃で5分間攪拌した。ヨウ化メチル(0.15mL, 2.4mmol)を、同じ温度で前記混合物へシリンジ注入した。得られた溶液を、0℃から室温で15分間攪拌し、更に室温で加えて17時間攪拌した。この反応を、水(10mL)で停止し、その後EtOAc(30mL)で抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから20%EtOAc/ヘキサン)で精製し、標題中間体8(0.20g, 38%)を白色固形物として得た。MS(ESI+): m/z 298 (M+H)+
【0105】
実施例13. N2-4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(4-クロロ-3-メトキシフェニル)-N4,5-ジメチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物VII)

それらの各中間体は先に説明されている中間体8(0.15g, 0.49mmol)および中間体6(0.15g, 0.73mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中に懸濁し、100℃で17時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(15mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7へ中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物VII(TFA塩0.14g, 49%)を白色固形物として得た。

【0106】
実施例14. (2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-(4-クロロ-フェニル)-アミン(中間体9)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.30g, 2.1mmol)、1-ブロモ-4-クロロ-ベンゼン(0.60g, 3.1mmol)、Pd2(dba)3(95mg, 0.10mmol)、キサントホス(0.12g, 0.20mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4.0mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で4時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(20mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから30%EtOAc/ヘキサン)で精製し、標題中間体9(0.15g, 28%)を淡黄色固形物として得た。MS(ESI+): m/z 254 (M+H)+
【0107】
実施例15. N4-(4-クロロ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物VIII)

前述の中間体9(0.15g, 0.60mmol)および中間体6(0.20g, 0.97mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中に懸濁し、100℃で6時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(15mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7へ中和した。得られた茶色固形物を濾過し、更にHPLCにより精製し、標題化合物VIII(TFA塩38mg, 12%)を茶色油状物として得た。

【0108】
実施例16. 2-(4-アミノ-フェノキシ)-エタノール(中間体10)

MeOH(30mL)中の2-(4-ニトロ-フェノキシ)-エタノール(2.1g, 12mmol)の溶液を、アルゴンでフラッシュし、その後Pd/C(10重量%)を装填した。混合物を室内減圧下で蒸発させ、その後水素バルーンから水素を補給した。このサイクルを再度繰り返し、混合物を室温で2時間攪拌した。不均一な反応混合物を、セライトパッドを通して濾過し、MeOHで洗浄し、真空中で濃縮し、標題中間体10(1.8g, 99%)を茶色固形物として提供した。MS(ESI+): m/z 154 (M+H)+
【0109】
実施例17. 2-{4-[4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-フェノキシ}-エタノール(化合物IX)

ジオキサン(3mL)中の前述の中間体7(50mg, 0.17mmol)、中間体10(40mg, 0.26mmol)、Pd2(dba)2(8mg, 0.01mmol)、キサントホス(10mg, 0.02mmol)および炭酸セシウム(0.13g, 0.40mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンからEtOAc)により精製し、標題化合物IX(14mg, 21%)を明茶色固形物として得た。

【0110】
実施例18. 5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体11)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.13g, 0.87mmol)および前述の中間体6(0.30g, 1.5mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中に懸濁し、100℃で2時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(15mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた固形物を濾過し(30mg)、エーテルで洗浄した。濾液をEtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、追加の固形物(0.2g)を得、これを最初のバッチと一緒にし、標題中間体11(0.23g, 85%)を明茶色固形物として得た。

【0111】
実施例19. 5-メチル-N4-フェニル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物X)

ジオキサン(3mL)中の前述の中間体11(25mg, 0.08mmol)、ブロモベンゼン(0.05mL, 0.50mmol)、Pd2(dba)2(5mg, 0.006mmol)、キサントホス(10mg, 0.02mmol)および炭酸セシウム(70mg, 0.21mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィー(DCMから30%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物X(10mg, 32%)を明茶色固形物として得た。

【0112】
実施例20. (4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体12)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.50g, 3.5mmol)、4-ブロモ-1-クロロ-2-フルオロ-ベンゼン(1.0g, 4.8mmol)、Pd2(dba)3(0.16g, 0.17mmol)、キサントホス(0.20g, 0.34mmol)および炭酸セシウム(2.3g, 7.0mmol)の混合物を、ジオキサン(25mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で15時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから40%EtOAc/ヘキサン)で精製し、標題中間体12(0.75g, 80%)を帯黄白色固形物として得た。MS (ESI+): m/z 272 (M+H)+
【0113】
実施例21. N4-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XI)

前述の中間体12(0.20g, 0.74mmol)および中間体6(0.20g, 0.97mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中に懸濁し、100℃で6時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(15mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから30%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物XI(90mg, 28%)を白色固形物として得た。

【0114】
実施例22. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XII)

ジオキサン(3mL)中の前述の中間体7(50mg, 0.17mmol)、4-モルホリン-4-イルメチル-フェニルアミン(50mg, 0.26mmol)、Pd2(dba)2(8mg, 0.009mmol)、キサントホス(10mg, 0.02mmol)および炭酸セシウム(0.13g, 0.40mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製し、標題化合物XII(TFA塩40mg, 43%)を淡黄色固形物として得た。

【0115】
実施例23. ベンゾ[b]チオフェン-5-イル-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体13)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.30g, 2.1mmol)、5-ブロモ-ベンゾ[b]チオフェン(0.6g, 2.8mmol)、Pd2(dba)3(95mg, 0.10mmol)、キサントホス(0.12g, 0.20mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4.0mmol)の混合物を、ジオキサン(25mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で3時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。この混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから30%EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題中間体13(0.23g, 40%)を白色固形物として得た。MS (ESI+): m/z 276 (M+H)+
【0116】
実施例24. N4-ベンゾ[b]チオフェン-5-イル-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XIII)

前述の中間体13(0.23g, 0.83mmol)および中間体6(0.35g, 1.7mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中に懸濁し、100℃で1日間加熱した。混合物を室温へ冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(15mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから15%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物XIII(0.13g, 35%)を白色固形物として得た。

【0117】
実施例25. ベンゾ[b]チオフェン-3-イル-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体14)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.30g, 2.1mmol)、3-ブロモ-ベンゾ[b]チオフェン(0.6g, 2.8mmol)、Pd2(dba)3(95mg, 0.10mmol)、キサントホス(0.12g, 0.20mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4.0mmol)の混合物を、ジオキサン(25mL)中で懸濁し、アルゴン大気下で3時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから30%EtOAc/ヘキサン)で精製し、標題中間体14(65mg, 11%)を黄色固形物として得た。MS (ESI+): m/z 276 (M+H)+
【0118】
実施例26. N4-ベンゾ[b]チオフェン-3-イル-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XIV)

前述の中間体14(50mg, 0.18mmol)および中間体6(0.10g, 0.48mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中に懸濁し、100℃で15時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(10mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(20mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから15%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物XIV(10mg, 13%)を帯黄白色固形物として得た。

【0119】
実施例27. (2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-(3-クロロ-フェニル)-アミン(中間体15)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.30g, 2.1mmol)、1-ブロモ-3-クロロ-ベンゼン(0.60g, 3.1mmol)、Pd2(dba)3(95mg, 0.10mmol)、キサントホス(0.12g, 0.20mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4.0mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で4時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(20mL)で希釈した。この混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから40%EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題中間体15(0.30g, 56%)を淡黄色固形物として得た。MS (ESI+): m/z 254 (M+H)+
【0120】
実施例28. N4-(3-クロロ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XV)

前述の中間体15(0.15g, 0.59mmol)および中間体6(0.25g, 1.2mmol)の混合物を、酢酸(8mL)中で懸濁し、100℃で21時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(15mL)に溶かし、7M NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから10%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物XV(60mg, 24%)を白色固形物として得た。

【0121】
実施例29. 3-ブロモ-N-メチル-ベンズアミド(中間体16)

30mL THF中の3-ブロモ-ベンゾイルクロリド(2.93g, 13.3mmol, 1当量)の溶液を、激しく攪拌し、THF中の2.0Mメチルアミン(15mL, 29.4mmol, 2.2当量)で処理した。白色沈殿を認め、この反応液を20分間攪拌させた。その後反応液を、酢酸エチル(100mL)へ注ぎ、水(2×150mL)およびブライン(1×150mL)で洗浄した。有機相を水相から取り出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発し、標題中間体16を白色粉末(2.29g, 収率82%)として得た。
【0122】
実施例30. 3-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ)-N-メチル-ベンズアミド(中間体17)

乾燥した50mL丸底フラスコ中に、2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.3g, 2.09mmol, 1当量)、3-ブロモ-N-メチル-ベンズアミド(0.489g, 2.29mmol, 1.1当量)、炭酸セシウム(2.04g, 6.27mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.242g, 0.418mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.191g, 0.209mmol, 0.1当量)を一緒にした。反応体を、ジオキサン(20mL)で希釈し、アルゴンでフラッシュし、還流冷却器を装備した。反応液を16時間還流加熱した。その後反応液を遠心チューブに移し、回転沈降させ、デカントし、蒸発させた。得られた黄色固形物を、DCMで希釈し、シリカゲル上に吸着させた。クロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチルから100%酢酸エチルまでの勾配)は、標題中間体17を淡黄色粉末(0.25g, 収率43%)として得た。MS (ESI+): 277.01 (M+H), 保持時間=1.92分。
【0123】
実施例31. N-メチル-3-{5-メチル-2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンズアミドTFA塩(化合物XVI)

前述の中間体17(0.068g, 0.246mmol, 1当量)、4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.061g, 0.296mmol, 1.2当量)、炭酸セシウム(0.241g, 0.74mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.029g, 0.05mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.023g, 0.025mmol, 0.1当量)を、15mlのマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体をジオキサン7mlで希釈し、160℃で15分間マイクロ波をかけた。次に反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。HPLC精製は、標題生成物XVIのTFA塩(0.084g, 76%)を生じた。MS (ESI+): 447.20 (M+H), 保持時間=1.53分。

【0124】
実施例32. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミンTFA塩(化合物XVII)

前述の中間体7(0.083g, 0.293mmol, 1当量)、4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.073g, 0.352mmol, 1.2当量)、炭酸セシウム(0.287g, 0.879mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.034g, 0.059mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.027g, 0.029mmol, 0.1当量)を、15mlのマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体をジオキサン7mlで希釈し、160℃で15分間マイクロ波をかけた。次に反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。HPLC精製は、標題生成物XVIIのTFA塩(0.1g, 75%)を生じた。MS (ESI+): 454.13 (M+H), 保持時間=1.82分。

【0125】
実施例33. N-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-N',N'-ジメチル-ベンゼン-1,3-ジアミン(中間体18)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.343g, 2.38mmol, 1当量)、(3-ブロモ-フェニル)-ジメチルアミン(0.524g, 2.62mmol, 1.1当量)、炭酸セシウム(2.3g, 7.15mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチル キサンテン(0.276g, 0.476mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.218g, 0.238mmol, 0.1当量)を、30mlのマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体をジオキサン12mlで希釈し、160℃で25分間マイクロ波をかけた。次に反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。得られた固形物を、DCMで希釈し、シリカゲル上に吸着させた。クロマトグラフィー(DCM中0%メタノールからDCM中25%メタノールまでの勾配)は、標題中間体18をオレンジ色固形物(0.184g, 収率29%)として得た。MS (ESI+): 263.02 (M+H), 保持時間=1.72分。
【0126】
実施例34. N4-(3-ジメチルアミノ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミンTFA塩(化合物XVIII)

前述の中間体18(0.092g, 0.35mmol, 1当量)、4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.087g, 0.42mmol, 1.2当量)、炭酸セシウム(0.343g, 1.05mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.041g, 0.0702mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.032g, 0.035mmol, 0.1当量)を、15mlマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体をジオキサン7mlで希釈し、160℃で15分間マイクロ波をかけた。次に反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。HPLC精製は、標題化合物XVIIIのTFA塩(0.035g, 23%)を得た。MS (ESI+): 433.21 (M+H), 保持時間=1.52分。

【0127】
実施例35. (2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-(3,4-ジクロロ-フェニル)-アミン(中間体19)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.408g, 2.83mmol, 1当量)、4-ブロモ-1,2-ジクロロ-ベンゼン(0.704g, 3.12mmol, 1.1当量)、炭酸セシウム (2.8g, 8.49mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.328g, 0.57mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.26g, 0.283mmol, 0.1当量)を、30mlマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体を、ジオキサン12mlで希釈し、160℃で25分間マイクロ波をかけた。その後反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。得られる固形物をDCMで希釈し、シリカゲル上に吸着した。クロマトグラフィー(ヘキサン中15%酢酸エチルからヘキサン中80%酢酸エチルまでの勾配)は、標題中間体19を淡黄色粉末(0.366g, 収率45%)として得た。MS (ESI+): 287.97 (M+H), 保持時間=3.12分。
【0128】
実施例36. N4-(3,4-ジクロロ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミンTFA塩(化合物XIX)

前述の中間体19(0.09g, 0.313mmol, 1当量)、4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.078g, 0.376mmol, 1.2当量)、炭酸セシウム(0.307g, 0.941mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.036g, 0.063mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.029g, 0.0314mmol, 0.1当量)を、15mlマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体を、ジオキサン7mlで希釈し、160℃で15分間マイクロ波をかけた。その後反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。HPLC精製は、標題化合物XIXのTFA塩(0.056g, 39%)を得た。MS (ESI+): 458.1 (M+H), 保持時間=1.93分。

【0129】
実施例37. 4-{3-[4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンジル}-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体20)

(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(0.092g, 0.325mmol, 1当量)、4-(3-アミノ-ベンジル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.114g, 0.39mmol, 1.2当量)、炭酸セシウム(0.318g, 0.975mmol, 3当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.038g, 0.065mmol, 0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.03g, 0.0325mmol, 0.1当量)を、15mlマイクロウェーブ容器中で一緒にした。その後反応体を、ジオキサン7mlで希釈し、160℃で15分間マイクロ波をかけた。その後反応容器を回転沈降させ、デカントし、蒸発乾固した。HPLC精製は、標題化合物20のTFA塩(0.075g, 43%)を得た。MS (ESI+): 539.32 (M+H), 保持時間=2.09分。
【0130】
実施例38. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(3-ピペラジン-1-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミンTFA塩(化合物XX)

DCM(6ml)中の前述の中間体20(0.075g, 0.14mmol, 1当量)の攪拌溶液を、TFA(2ml)で処理した。2時間後、反応溶媒を蒸発させ、得られた残渣をエーテルで摩砕し、標題化合物XXを白色の吸湿性固形物のTFA塩(0.05g, 82%)として得た。MS (ESI+): 439.13 (M+H), 保持時間=1.67分。

【0131】
実施例39. 2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)-4-アミノピリミジン-5-カルボニトリル(中間体21)

1,4-ジオキサン(20mL)中の2,4-ジアミノピリミジン-5-カルボニトリル(135mg, 1.00mmol)の溶液へ、1-(2-(4-ブロモフェノキシ)エチル)ピロリジン(270mg, 1.0mmol)、Cs2CO3(1.3g, 4.0mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 174mg, 0.3mmol)を添加した。混合物をAr下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLになるまで除去し、ヘキサン(50mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題中間体21(32mg, 10%)を得た。
【0132】
実施例40. 4-(2,4-ジクロロ-5-メトキシフェニルアミノ)-2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル-アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(化合物XXI)

1,4-ジオキサン(10mL)中の前述の中間体21(32mg, 0.1mmol)の溶液へ、1-ブロモ-2,4-ジクロロ-5-メトキシベンゼン(28mg, 0.11mmol)、Cs2CO3(97mg, 0.3mmol)、Pd2(dba)3(7mg, 0.0074mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 13mg, 0.022mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をクロマトグラフィー(SiO2/CH2Cl2、その後CH2Cl2:MeOH:NH3・H2O=100:10:1)で精製し、標題化合物XXI(35mg, 67%)を得た。

【0133】
実施例41. 2-(3-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)-4-アミノピリミジン-5-カルボニトリル(中間体22)

1,4-ジオキサン(20mL)中の2,4-ジアミノピリミジン-5-カルボニトリル(145mg, 1.07mmol)の溶液へ、1-(2-(3-ブロモフェノキシ)エチル)ピロリジン(290mg, 1.07mmol)、Cs2CO3(1.43g, 4.4mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 174mg, 0.3mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLになるまで除去し、ヘキサン(50mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物を、HPLCにより精製し、標題中間体22(55mg, 16%)を得た。
【0134】
実施例42. 4-(2,4-ジクロロ-5-メトキシフェニルアミノ)-2-(3-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル-アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(化合物XXII)

1,4-ジオキサン(10mL)中の前述の中間体22(50mg, 0.15mmol)の溶液へ、1-ブロモ-2,4-ジクロロ-5-メトキシベンゼン(44mg, 0.17mmol)、Cs2CO3(200mg, 0.62mmol)、Pd2(dba)3(14mg, 0.015mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 27mg, 0.05mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXII(6mg, 8%)を得た。

【0135】
実施例43. 2-クロロ-N-(2,4-ジクロロ-5-メトキシフェニル)-5-メチルピリミジン-4-アミン(中間体23)

1,4-ジオキサン(20mL)中の2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(44.8mg, 0.31mmol)の溶液へ、1-ブロモ-2,4-ジクロロ-5-メトキシベンゼン(96mg, 0.37mmol)、Cs2CO3(408mg, 1.25mmol)、Pd2(dba)3(37mg, 0.04mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 70mg, 0.12mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物を更に精製することなく次工程で使用した。
【0136】
実施例44. N2-(3-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(2,4-ジクロロ-5-メトキシフェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXIII)

1,4-ジオキサン(10mL)中の前述の中間体23の溶液へ、3-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(77.3mg, 0.38mmol)、Cs2CO3(488mg, 1.25mmol)、Pd2(dba)3(28mg, 0.03mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 53mg, 0.09mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXIII(25mg, 15%)を得た。

【0137】
実施例45. 2-クロロ-N-(3-メトキシフェニル)-5-メチルピリミジン-4-アミン(中間体24)

1,4-ジオキサン(40mL)中の2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(320mg, 2.23mmol)の溶液へ、1-ブロモ-3-メトキシベンゼン(458.5mg, 2.45mmol)、Cs2CO3(2.9g, 8.9mmol)、Pd2(dba)3(201mg, 0.22mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 382mg, 0.66mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLになるまで除去し、ヘキサン(100mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物の標題中間体24(500mg, 90%)を更に精製することなく次反応において使用した。
【0138】
実施例46. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(3-メトキシフェニル)-5-メチル-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXIV)

1,4-ジオキサン(20mL)中の前述の中間体24(240mg, 0.96mmol)の溶液へ、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(200mg, 0.96mmol)、Cs2CO3(1.3mg, 4.0mmol)、Pd2(dba)3(82mg, 0.09mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 156mg, 0.27mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXIV(85mg, 20%)を得た。

【0139】
実施例47. 3-(2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)-5-メチルピリミジン-4-イルアミノ)-フェノール(化合物XXV)

無水CH2Cl2(10mL)中の前述の化合物XXIV(50mg, 0.1mmol)の溶液へ、CH2Cl2(0.3mL, 0.3mmol)中の1.0M BBr3を添加した。混合物を室温で3時間攪拌した。飽和NaHCO3(20mL)を添加し、有機層を分離した。水性液を、CH2Cl2(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機溶液を、乾燥した(Na2SO4)。生成物を、HPLCにより精製し、標題化合物XXV(17mg, 35%)を黄色固形物として得た。

【0140】
実施例48. 2-クロロ-5-メチル-N-(3-ニトロフェニル)ピリミジン-4-アミン(中間体25)

1,4-ジオキサン(40mL)中の2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(232mg, 1.61mmol)の溶液へ、1-ブロモ-3-ニトロベンゼン(359mg, 1.78mmol)、Cs2CO3(2.1g, 6.4mmol)、Pd2(dba)3(146mg, 0.16mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 278mg, 0.48mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLまで除去し、ヘキサン(100mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物である標題中間体25を、更に精製することなく次反応に使用した。
【0141】
実施例49. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-N4-(3-ニトロフェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXVI)

1,4-ジオキサン(40mL)中の前述の中間体25の溶液へ、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(367mg, 1.78mmol)、Cs2CO3(2.1g, 6.4mmol)、Pd2(dba)3(146mg, 0.16mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 218mg, 0.48mmol)を添加した。この混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXVI(51mg, 7%)を得た。

【0142】
実施例50. 4-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イルアミノ)-2-クロロベンゾニトリル(中間体26)

1,4-ジオキサン(20mL)中の2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン (144mg, 1.0mmol)の溶液へ、4-ブロモ-2-クロロベンゾニトリル(217mg, 1.0mmol)、Cs2CO3(1.3g, 4.0mmol)、Pd2(dba)3(91mg, 0.1mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 173mg, 0.3mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLになるまで除去し、ヘキサン(100mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物である標題中間体26を、更に精製することなく次反応で使用した。
【0143】
実施例51. 4-(2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)-5-メチルピリミジン-4-イルアミノ)-2-クロロベンゾニトリル(化合物XXVII)

1,4-ジオキサン(20mL)中の前述の中間体26(140mg, 0.5mmol)の溶液へ、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(113mg, 0.55mmol)、Cs2CO3(660mg, 2.0mmol)、Pd2(dba)3(46mg, 0.05mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 87mg, 0.15mmol)を添加した。混合物をAr下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXVII(11.5mg, 5%)を黄色固形物として得た。

【0144】
実施例52. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-N4-p-トリルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXVIII)

1,4-ジオキサン(20mL)中の前述の中間体11(50mg, 0.16mmol)の溶液へ、1-ブロモ-4-メチルベンゼン(28mg, 0.16mmol)、Cs2CO3(210mg, 0.64mmol)、Pd2(dba)3(10mg, 0.01mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 18mg, 0.03mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過した。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXVIII(15.7mg, 6%)を黄色固形物として得た。

【0145】
実施例53. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXIX)

1,4-ジオキサン(20mL)中の前述の中間体11(80mg, 0.25mmol)の溶液へ、4-ブロモ-1-クロロ-2-メチルベンゼン(63mg, 0.30mmol)、Cs2CO3(326mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(18mg, 0.02mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 36mg, 0.06mmol)を添加した。混合物をAr下で4時間還流加熱した。固形物を濾過した。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXIX(17.5mg, 15%)を黄色固形物として得た。

【0146】
実施例54. N-[4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-4-ベンジル-5-メチルピリミジン-2-アミン(化合物XXX)

1,4-ジオキサン(20mL)中の4-ベンジル-2-クロロピリミジン(286mg, 1.4mmol)の溶液へ、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(288mg, 1.4mmol)、Cs2CO3(1.82g, 5.6mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 173mg, 0.3mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過した。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXX(42mg, 10%)を黄色固形物として得た。

【0147】
実施例55. 4-((1H-インドール-4-イル)メチル)-N-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチルピリミジン-2-アミン(化合物XXXI)

1,4-ジオキサン(20mL)の前述の中間体11(460mg, 1.46mmol)の溶液へ、4-ブロモ-1H-インドール(288mg, 1.46mmol)、Cs2CO3(1.95g, 6.0mmol)、Pd2(dba)3(128mg, 0.14mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 243mg, 0.42mmol)を添加した。混合物を、Ar下で一晩還流加熱した。固形物を濾過した。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXXI(66mg, 10%)を黄色固形物として得た。

【0148】
実施例56. 2-クロロ-5-メチル-N-(ナフタレン-1-イル)ピリミジン-4-アミン(中間体27)

1,4-ジオキサン(40mL)中の2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(144mg, 1.0mmol)の溶液へ、1-ブロモナフタレン(227mg, 1.1mmol)、Cs2CO3(1.3g, 4.0mmol)、Pd2(dba)3(91mg, 0.1mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 183mg, 0.3mmol)を得た。混合物をAr下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLまで除去し、ヘキサン(100mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物である標題中間体27を、更に精製することなく、次反応に使用した。
【0149】
実施例57. N-[4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-4-(ナフタレン-1-イル)ピリミジン-2-アミン(化合物XXXII)

1,4-ジオキサン(20mL)中の前述の中間体27(235mg, 0.87mmol)の溶液へ、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(183mg, 0.87mmol)、Cs2CO3(1.3g, 4.0mmol)、Pd2(dba)3(46mg, 0.05mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 87mg, 0.15mmol)を添加した。混合物をAr下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXXII(89mg, 21%)を黄色固形物として得た。

【0150】
実施例58. 1-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)イソキノリン(中間体28)

1,4-ジオキサン(40mL)中の2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(144mg, 1.0mmol)の溶液へ、1-クロロイソキノリン(164mg, 1.0mmol)、Cs2CO3(1.3g, 4.0mmol)、Pd2(dba)3(91mg, 0.1mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 183mg, 0.3mmol)を添加した。混合物をAr下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×100mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を5mLになるまで除去し、ヘキサン(100mL)を添加し、固形物を濾過により収集した。粗生成物である標題中間体28を、更に精製することなく、次反応に使用した。
【0151】
実施例59. N-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-4-(イソキノリン-1-イル)-5-メチルピリミジン-2-アミン(化合物XXXIII)

1,4-ジオキサン(20mL)中の前述の中間体28(90mg, 0.33mmol)の溶液へ、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(76mg, 0.37mmol)、Cs2CO3(391mg, 1.2mmol)、Pd2(dba)3(28mg, 0.03mmol)、および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチキサンテン(キサントホス, 52mg, 0.09mmol)を添加した。混合物を、Ar下で4時間還流加熱した。固形物を濾過し、濾液をブライン(1×50mL)で洗浄した。有機溶液を分離し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物XXXIII(21mg, 15%)を黄色固形物として得た。

【0152】
実施例60. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXXIV)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(143mg, 1.0mmol)、1-ブロモ-3-(トリフルオロメチル)ベンゼン(225mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(9.0mg, 0.01mmol)、キサントホス(12mg, 0.02mmol)および炭酸セシウム(650mg, 2.0mmol)の混合物を、ジオキサン(15mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で15時間還流加熱した。反応混合物を、室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、HPLCを用い精製し、N4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミンを帯黄白色固形物(192mg, 67%)として得た。MS (ESI+): m/z 288 (M+H)+。N4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(28.7mg, 0.1mmol)および4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(22mg, 0.12mmol)の混合物を、酢酸(5mL)に溶解し、マイクロ波で150℃で10分間加熱した。混合物を室温に冷却し、減圧下で酢酸を除去した。残渣を、HPLCにより精製し、標題化合物XXXIVを茶色固形物(16mg, 35%)として得た。

【0153】
実施例61. 2-クロロ-N-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-4-アミン(中間体29)

2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(159μL, 1.2mmol)、1-ブロモ-4-(トリフルオロメチル)ベンゼン(150mg, 1.0mmol)、カリウムtert-ブトキシド(224mg, 2.0mmol)、キサントホス(120mg, 0.2mmol)、および酢酸パラジウム(26mg, 0.1mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。混合物を室温へ冷却した後、固形物を濾過し、DCMを用いてすすぎ、この溶液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンからEtOAc)でにより精製し、標題中間体29(128.7mg, 43%)を白色固形物として得た。MS (ESI+): m/z 288 (M+H)+
【0154】
実施例62. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXXV)

前述の中間体29(128mg, 0.5mmol)および中間体6(212mg, 1.0mmol)の混合物を、酢酸(5mL)中に懸濁し、75℃で18時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を飽和NaHCO3水溶液(50mL)により塩基性とし、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層を真空中で濃縮し、粗生成物をC18上の逆相フラッシュクロマトグラフィー(水からCH3CN, 0.1%TFA)により精製した。水性画分を、飽和NaHCO3水溶液で中和し、EtOAcで抽出した。有機物を真空中で濃縮し、残渣をDCMに溶かした。ジオキサン中のHClを、エーテルと共に添加し、得られた固形物を濾過し、標題化合物XXXVの塩酸塩(166mg, 70%)を灰色固形物として得た。

【0155】
実施例63. ベンゾ[1,3]ジオキソール-4-イル-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体30)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(1.4g, 9.7mmol)、4-ブロモ-ベンゾ[1,3]ジオキソール(2.0g, 10mmol)、Pd2(dba)3(0.80g, 0.87mmol)、キサントホス(1.0g, 1.7mmol)および炭酸セシウム(6.3g, 19mmol)の混合物を、ジオキサン(40mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で5時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから50%EtOAc/ヘキサン)で精製し、標題化合物(1.0g, 39%)を白色固形物として得た。

【0156】
実施例64. N4-ベンゾ[1,3]ジオキソール-4-イル-5-メチル-N4-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXXVI)

酢酸(15mL)中の中間体30(0.25g, 0.95mmol)および4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.40g, 1.9mmol)の混合物を、100℃で20時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、10%NaOH溶液でpH〜7に中和した。得られた溶液をEtOAc(2×30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから20%MeOH/DCM)で精製し、標題化合物(0.14g, 34%)を白色固形物として得た。

【0157】
実施例65. N4-ベンゾ[1,3]ジオキソール-4-イル-5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXXVII)

酢酸(3mL)中の中間体30(0.10g, 0.38mmol)および4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミン(0.12g, 0.51mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で150℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を10%NaOH溶液で固形物が沈殿するまで中和した。固形物を濾過し、その後シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから15%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物(22mg, 14%)を明赤色固形物として得た。

【0158】
実施例66. (4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体31)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.50g, 3.5mmol)、4-ブロモ-1-クロロ-2-メトキシ-ベンゼン(0.65mL, 4.8mmol)、Pd2(dba)3(0.17g, 0.19mmol)、キサントホス(0.22g, 0.38mmol)、および炭酸セシウム(2.3g, 7.1mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で5時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから40%EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.55g, 55%)を黄色固形物として得た。

【0159】
実施例67. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-ピラゾール-1-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXXVIII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体31(0.20g, 0.70mmol)、4-ピラゾール-1-イルメチル-フェニルアミン(0.14g, 0.81mmol)、Pd2(dba)3(40mg, 0.044mmol)、キサントホス(50mg, 0.086mmol)、および炭酸セシウム(0.50g, 1.5mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(40mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、固形物が沈殿するまでヘキサンを添加した。濾過後、標題化合物が、帯黄白色固形物(0.13g, 44%)として得られた。

【0160】
実施例68. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体32)

酢酸(15mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(1.0g, 6.9mmol)および4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミン(1.5mL, 7.8mmol)の混合物を、100℃で2.5時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を、固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。濾過および水で洗浄した後、標題化合物を灰色固形物(1.3g, 63%)として得た。

【0161】
実施例69. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XXXIX)

ジオキサン/DMF(3/1, 8mL)中の中間体32(0.30g, 1.0mmol)、4-ブロモ-1-クロロ-2-メトキシ-ベンゼン(0.20mL, 1.5mmol)、Pd2(dba)3(50mg, 0.055mmol)、キサントホス(65mg, 0.11mmol)、および炭酸セシウム(0.70g, 2.1mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(40mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を、EtOAc/ヘキサン(1/5, 30mL)の混合液中で摩砕した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(0.20g, 46%)として得た。

【0162】
実施例70. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XL)

酢酸(3mL)中の中間体31(0.10g, 0.35mmol)および4-モルホリン-4-イル-フェニルアミン(80mg, 0.45mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を、固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。固形物を濾過し、その後シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから10%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物(55mg, 37%)を明茶色固形物として得た。

【0163】
実施例71. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-ピラゾール-1-イル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XLI)

酢酸(3mL)中の中間体31(90mg, 0.32mmol)および4-ピラゾール-1-イル-フェニルアミン(70mg, 0.44mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を、固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。固形物を濾過し、その後HPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、濃縮し、標題化合物(TFA塩40mg, 24%)を白色固形物として得た。

【0164】
実施例72. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-ピペリジン-1-イル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(XLII)

酢酸(3mL)中の中間体31(0.11g, 0.39mmol)および4-ピペリジン-1-イル-フェニルアミン(90mg, 0.51mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を、固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。固形物を濾過し、その後シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから70%EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(10mg, 6%)を明茶色固形物として得た。

【0165】
実施例73. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イルメチル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(XLIII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体31(50mg, 0.18mmol)、4-(4-メチル-ピペラジン-1-イルメチル)-フェニルアミン(50mg, 0.24mmol)、Pd2(dba)3(10mg, 0.011mmol)、キサントホス(13mg, 0.022mmol)、および炭酸セシウム(0.12g, 0.37mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから10%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物(35mg, 44%)を帯黄白色固形物として得た。

【0166】
実施例74. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XLIV)

酢酸(4mL)中の中間体31(0.20g, 0.70mmol)および4-(4-アミノ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.22g, 0.79mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で150℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(40mL)へ注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(0.10g, 33%)として得た。

【0167】
実施例75. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物XLV)

ジオキサン/DMF(3/1, 8mL)中の中間体32(0.30g, 1.0mmol)、3-ブロモ-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(0.35g, 1.2mmol)、Pd2(dba)3(60mg, 0.066mmol)、キサントホス(70mg, 0.12mmol)、および炭酸セシウム(0.70g, 2.1mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(40mL)に注いだ、一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/7, 40mL)で摩砕した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(0.30g, 59%)として得た。

【0168】
実施例76. N-tert-ブチル-3-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ)-ベンゼンスルホンアミド(中間体33)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.4g, 2.8mmol)、3-ブロモ-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(1.0g, 3.4mmol)、Pd2(dba)3(0.17g, 0.19mmol)、キサントホス(0.2g, 3.5mmol)、および炭酸セシウム(2.0g, 6.1mmol)の混合物を、ジオキサン(25mL)に懸濁し、アルゴン大気下で3時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物(1.2g, 98%)を明茶色固形物として得た。これを、精製することなく、次工程で使用した。MS (ES+): m/z 355 (M+H)+
【0169】
実施例77. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物XLVI)

中間体33(0.50g, 1.4mmol)、4-モルホリン-4-イルメチル-フェニルアミン(0.35g, 1.8mmol)、Pd2(dba)3(0.10g, 0.11mmol)、キサントホス(0.12g, 0.21mmol)、および炭酸セシウム(1.0g, 3.1mmol)の混合物を、ジオキサン(25mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で3時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、HPLCにより精製し、収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(50mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×50mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(0.23g, 31%)として得た。

【0170】
実施例78. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-オキシ-モルホリン-4-イルメチル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物XLVII)

クロロホルム(30mL)中の前述の化合物XLVI(30mg, 0.06mmol)および3-クロロ過安息香酸(77%, 14mg, 0.06mmol)の溶液を、室温で1時間攪拌した。溶媒を回転蒸発により除去し、得られた混合物を、溶離液として20%CH3OH/CHCl3を使用し、シリカゲルにより精製し、標題化合物を帯黄白色固形物(15mg, 48%)として得た。

【0171】
実施例79. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-ピラゾール-1-イル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物XLVIII)

酢酸(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)および4-ピラゾール-1-イル-フェニルアミン(50mg, 0.31mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で130℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、この混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。茶色固形物を濾過し、その後HPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(15mg, 11%)として得た。

【0172】
実施例80. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(6-ピペラジン-1-イル-ピリジン-3-イルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物XLIX)

酢酸(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)および4-(5-アミノ-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(90mg, 0.32mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で130℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣をDCM(5mL)に溶解し、30%TFA/DCM(6mL)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(10mg, 7%)として得た。

【0173】
実施例81. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-ピラゾール-1-イルメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物L)

酢酸(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)および4-ピラゾール-1-イルメチルフェニルアミン(50mg, 0.29mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で130℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を、白色固形物(12mg, 9%)として得た。

【0174】
実施例82. 5-メチル-N2-[3-(ピペリジン-1-スルホニル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体34)

酢酸(4mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.25g, 1.74mmol)および3-(ピペリジン-1-スルホニル)-フェニルアミン(0.50g, 2.1mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で130℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、10%NaOH溶液でpHを〜9に調節した。得られた溶液を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、有機層を分離した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物(〜0.6g)を精製せずに次工程で使用した。MS (ES+): m/z 348 (M+H)+
【0175】
実施例83. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[3-(ピペリジン-1-スルホニル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ)-ベンゼンスルホンアミド(化合物LI)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体34(0.10g, 0.29mmol)、3-ブロモ-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(84mg, 0.29mmol)、Pd2(dba)3(15mg, 0.016mmol)、キサントホス(20mg, 0.035mmol)、および炭酸セシウム(0.18g, 0.55mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(20mg, 12%)として得た。

【0176】
実施例84. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イルメチル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(4-メチル-ピペラジン-1-イルメチル)-フェニルアミン(65mg, 0.32mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.18g, 0.55mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で170℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(53mg, 36%)として得た。

【0177】
実施例85. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-ピペラジン-1-イル-3-トリフルオロメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物LIII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(4-アミノ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.1g, 0.29mml)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.18g, 0.55mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で170℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣をDCM(5mL)に溶解し、50%TFA/DCM(6mL)を添加した。混合物を室温で2時間攪拌し、濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(42mg, 26%)として得た。

【0178】
実施例86. 3-{2-[4-(4-アセチル-ピペラジン-1-イル)-3-トリフルオロメチル-フェニルアミノ]-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ}-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(化合物LIV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、1-[4-(4-アミノ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-エタノン(0.1g, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(15mg, 0.016mmol)、キサントホス(20mg, 0.035mmol)、および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCで精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(64mg, 38%)として得た。

【0179】
実施例87. 5-メチル-N2-[3-(4-メチル-ピペラジン-1-スルホニル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体35)

酢酸(4mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.25g, 1.74mmol)および3-(4-メチル-ピペラジン-1-スルホニル)-フェニルアミン(0.50g, 2.0mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で130℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、10%NaOH溶液でpHを〜9に調節した。得られた溶液を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、有機層を分離した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物(〜0.42g)を精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 363 (M+H)+
【0180】
実施例88. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[3-(4-メチル-ピペラジン-1-スルホニル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体35(0.10g, 0.28mmol)、3-ブロモ-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(80mg, 0.27mmol)、Pd2(dba)3(15mg, 0.016mmol)、キサントホス(20mg, 0.035mmol)、および炭酸セシウム(0.18g, 0.55mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を最小量のEtOAcで抽出し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(10mg, 6%)として得た。

【0181】
実施例89. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-ピペラジン-1-イルメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物LVI)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(4-アミノ-ベンジル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.1g, 0.34mmol)、Pd2(dba)3(15mg, 0.016mmol)、キサントホス(20mg, 0.035mmol)、および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で170℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣をDCM(6mL)に溶解し、TFA(3mL)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、濃縮し、残渣をHPLCで精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)中に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を、ヘキサン/EtOAc(10/1, 55mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を白色固形物(32mg, 22%)として得た。

【0182】
実施例90. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LVII)

酢酸(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)および4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.10g, 0.49mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で150℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物を最小量のEtOAcに溶解し、ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(40mg, 27%)として得た。

【0183】
実施例91. 3-{5-メチル-2-(4-[4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LVIII)

ジオキサン(3mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-ベンゼンスルホンアミド(0.10g, 0.42mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCで精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、標題化合物を灰色固形物(10mg, 7%)として得た。

【0184】
実施例92. N-メチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LIX)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-N-メチル-ベンゼンスルホンアミド(0.11g, 0.44mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をDCM/Et2Oの混合液(1/5, 30mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を明茶色固形物(65mg, 42%)として得た。

【0185】
実施例93. N,N-ジメチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LX)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.13g, 0.43mmol)、3-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンゼンスルホンアミド(0.14g, 0.53mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)、および炭酸セシウム(0.33g, 1.0mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/5, 30mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(60mg, 29%)として得た。

【0186】
実施例94. N-イソプロピル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LXI)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-N-イソプロピル-ベンゼンスルホンアミド(0.11g, 0.39mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサン(1/10, 33mL)混合液中で摩砕した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(47mg, 29%)として得た。

【0187】
実施例95. N4-(3-メタンスルホニル-4-メチル-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、4-ブロモ-2-メタンスルホニル-1-メチル-ベンゼン(0.10g, 0.40mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/5, 30mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を明茶色固形物(41mg, 27%)として得た。

【0188】
実施例96. N-シクロヘキシル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LXIII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-N-シクロヘキシル-ベンゼンスルホンアミド(0.13g, 0.41mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を、EtOAc/ヘキサン(1/10, 33mL)の混合液中で摩砕した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(45mg, 25%)として得た。

【0189】
実施例97. N,N-ジエチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LXIV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-N,N-ジエチル-ベンゼンスルホンアミド(0.12g, 0.41mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/10, 33mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(45mg, 27%)として得た。

【0190】
実施例98. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-N4-[3-(モルホリン-4-スルホニル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、4-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-モルホリン(0.12g, 0.39mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)、および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。これらの画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/10, 33mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を明赤色固形物(90mg, 52%)として得た。

【0191】
実施例99. 3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-安息香酸エチルエステル(中間体36)

ジオキサン(3mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-安息香酸エチルエステル(0.07mL, 0.44mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから10%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物(0.10g, 68%)を得た。MS (ES+): m/z 447 (M+H)+
【0192】
実施例100. 3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンズアミド(化合物LXVI)

濃NH4OH中の中間体36(0.10g, 0.22mmol)の混合物を、反応チューブ中に密封し、50℃で3日間加熱した。混合物を水(15mL)に注ぎ、EtOAc(2×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサン混合液(1/10, 33mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を、白色固形物(10mg, 11%)として得た。

【0193】
実施例101. 2-メチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-安息香酸エチルエステル(化合物LXVII)

ジオキサン(3mL)中の中間体32(0.10g, 0.33mmol)、3-ブロモ-2-メチル-安息香酸エチルエステル(0.10mL, 0.41mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の懸濁液を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMからDCM中30%MeOHおよび1%TEA)により精製し、標題化合物(0.14g, 92%)を明茶色油状物として得た。

【0194】
実施例102. 2-メチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンズアミド(化合物LXVIII)

DMF(5mL)中の前述の化合物LXVII(0.10g, 0.22mmol)およびホルムアミド(0.05mL, 1.3mmol)の混合物へ、100℃で、NaOMe(0.10g, 0.46mmol)をアルゴン大気下で添加した。この混合物を同じ温度で2時間攪拌し、その後室温で更に15時間攪拌した。混合物を水(15mL)へ注ぎ、EtOAc(2×15mL)で抽出した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/5, 30mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を白色固形物(20mg, 21%)として得た。

【0195】
実施例103. (2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニル)-アミン(中間体37)

ジオキサン/DMF(6/1, 7mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.30g, 2.1mmol)、4-ブロモ-1-クロロ-2-トリフルオロメチル-ベンゼン(0.40mL, 2.7mmol)、Pd2(dba)3(0.10g, 0.11mmol)、キサントホス(0.13g, 0.22mmol)および炭酸セシウム(1.5g, 4.6mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから50%EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.65g, 96%)を白色固形物として得た。MS (ES+): m/z 322 (M+H)+
【0196】
実施例104. N4-(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXIX)

酢酸(3mL)中の中間体37(0.10g, 0.31mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.12g, 0.41mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で150℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。得られた固形物を濾過し、HPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、標題化合物を白色固形物(30mg, 20%)として得た。

【0197】
実施例105. 5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体38)

酢酸(8mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.50g, 3.5mmol)および4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(1.1g, 5.3mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で150℃で15分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(30mL)に溶かし、pH〜10まで10%NaOH溶液で中和した。得られた水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、標題化合物を灰色固形物(0.80g, 73%)として得た。これを精製することなく、次工程で使用した。MS (ES+): m/z 314 (M+H)+
【0198】
実施例106. 3-{5-メチル-2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物LXX)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体38(0.10g, 0.32mmol)、3-ブロモ-ベンゼンスルホンアミド(0.10g, 0.42mmol)、Pd2(dba)3(20mg, 0.022mmol)、キサントホス(25mg, 0.043mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で170℃で25分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過し、濾過した固形物をDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、固形物をEtOAc/ヘキサンの混合液(1/10, 33mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を白色固形物(11mg, 7%)として得た。

【0199】
実施例107. 5-メチル-N2-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体39)

酢酸(15mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.40g, 2.8mmol)および4-モルホリン-4-イルメチルフェニルアミン(0.60g, 3.1mmol)の混合物を、70℃で17時間加熱した。室温へ冷却後、混合物を濃縮した。残渣を水(30mL)に溶かし、pH〜10まで10%NaOH溶液で中和した。得られた水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、標題化合物を茶色シロップ(0.70g, 83%)として得た。これを精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 300 (M+H)+
【0200】
実施例108 N4-(1H-インドール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXI)

中間体39(0.40g, 1.3mmol)、4-ブロモ-1-トリイソプロピルシラニル-1H-インドール(0.50g, 1.4mmol)、Pd2(dba)3(0.10g, 0.11mmol)、キサントホス(0.12g, 0.21mmol)および炭酸セシウム(0.90g, 2.8mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で4時間還流加熱した。反応混合物を室温へ冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンからEtOAc)で精製し、TIPS保護された前駆体を黄色油状物として得た。
【0201】
前述のTHF(5mL)中のTIPS保護された前駆体(50mg, 0.088mmol)に、TBAF(0.5mL, THF中1M)を添加した。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後水(20mL)に注いだ。水層をEtOAc(2×20mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した(corrected)画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、固形物を最小量のEtOAcに溶解し、その後固形物が沈殿するまで、ヘキサンを添加した。濾過後、標題化合物を、明茶色固形物(6mg, 全体の収率1%)として得た。

【0202】
実施例109. 4-[4-(4-アミノ-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ)-ベンジル]-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体40)

酢酸(20mL)中の2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.35g, 2.4mmol)および4-(4-アミノ-ベンジル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.80g, 2.8mmol)の混合物を、70℃で1日加熱した。室温へ冷却後、混合物を濃縮した。残渣を水(30mL)に溶かし、pH〜10まで10%NaOH溶液で中和した。得られた水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、標題化合物を精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 399 (M+H)+
【0203】
実施例110. N4-(1H-インドール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-ピペラジン-1-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXII)

中間体40(0.78g, 2.0mmol)、4-ブロモ-1-トリイソプロピルシラニル-1H-インドール(0.70g, 2.0mmol)、Pd2(dba)3(0.15g, 0.16mmol)、キサントホス(0.19g, 0.32mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4.0mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中で懸濁し、アルゴン大気下で4.5時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾過した固形物をDCM(30mL)で した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから30%EtOAc/ヘキサン)で精製し、TIPS保護された前駆体を得た。
【0204】
前述のDCM(8mL)中のTIPS保護された前駆体(0.10g, 0.15mmol)に、TFA(2mL)を添加した。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、固形物をEtOAc/ヘキサン混合液(1/5, 30mL)中で摩砕した。濾過後、標題化合物を白色固形物(25mg, 全体の収率3%)として得た。

【0205】
実施例111. 5-メチル-N4-(7-メチル-1H-インドール-4-イル)-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXIII)

中間体32(674mg, 2.25mmol)、4-ブロモ-7-メチル-1H-インドール(522mg, 2.48mmol)、Pd2(dba)3(182mg, 0.2mmol)、キサントホス(360mg, 0.6mmol)および炭酸セシウム(2.6g, 8mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。この混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩136mg, 13%)を白色固形物として得た。

【0206】
実施例112. N4-(7-クロロ-1H-インドール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXIV)

中間体32(298mg, 1.0mmol)、4-ブロモ-7-クロロ-1H-インドール(231mg, 1.04mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。この混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩251mg, 51%)を白色固形物として得た。

【0207】
実施例113. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-N4-(7-メチル-1H-インドール-4-イル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXV)

中間体38(410mg, 1.3mmol)、4-ブロモ-7-メチル-1H-インドール(275mg, 1.3mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩92mg, 15%)を白色固形物として得た。

【0208】
実施例114. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-N4-(7-クロロ-1H-インドール-4-イル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXVI)

中間体38(270mg, 0.86mmol)、4-ブロモ-7-クロロ-1H-インドール(198mg, 0.86mmol)、Pd2(dba)3(72mg, 0.08mmol)、キサントホス(140mg, 0.24mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中で懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。この混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩33mg, 8%)を白色固形物として得た。

【0209】
実施例115. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-N4-(7-フルオロ-1H-インドール-4-イル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXVII)

中間体38(413mg, 1.3mmol)、4-ブロモ-7-フルオロ-1H-インドール(310mg, 1.45mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩10mg, 1.5%)を茶色固形物として得た。

【0210】
実施例116, N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXVIII)

中間体32(298mg, 1.0mmol)、1-tert-ブチル-3-ブロモベンゼン(256mg, 1.2mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩27mg, 6%)を白色固形物として得た。

【0211】
実施例117. N-(3-tert-ブチルフェニル)-2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(中間体41)

2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(670mg, 4.7mmol)、1-tert-ブチル-3-ブロモベンゼン(1.5g, 7mmol)、Pd2(dba)3(366mg, 0.4mmol)、キサントホス(695mg, 1.2mmol)および炭酸セシウム(6.2g, 19mmol)の混合物を、ジオキサン(150mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc(10mL)中に溶解し、ヘキサン(100mL)を添加した。固形物を濾過により収集し、ヘキサンで洗浄し、粗標題化合物(1.2g, 99%)を黄色固形物として得た。
【0212】
実施例118. N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXIX)

中間体41(740mg, 2.68mmol)およびtert-ブチル 4-(4-アミノフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(500mg, 1.71mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、100℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜7に中和した。得られた溶液をEtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩276mg, 35%)を黄色固形物として得た。

【0213】
実施例119. tert-ブチル-4-(4-(4-アミノ-5-メチルピリミジン-2-イルアミノ)フェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(中間体42)

2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(540mg, 3.7mmol)、tert-ブチル 4-(4-アミノフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(1.1g, 3.7mmol)の混合物を、酢酸(20mL)中に懸濁し、70℃で1時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜7に中和した。得られた溶液をEtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、標題化合物(1.4g, 95%)を黄色固形物として得た。
【0214】
実施例120. N4-(1H-インダゾール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXX)

中間体42(480mg, 1.2mmol)、4-ブロモ-1H-インダゾール(236mg, 1.2mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩4mg, 1.2%)を黄色固形物として得た。

【0215】
実施例121. 4-{3-[4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンジル}-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体43)

中間体31(0.092g, 0.33mmol)、4-(3-アミノ-ベンジル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.11g, 0.39mmol)、Pd2(dba)3(0.03g, 0.033mmol)、キサントホス(0.038g, 0.065mmol)および炭酸セシウム(0.32g, 0.98mmol)の混合物を、ジオキサン(5mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間加熱した。反応 混合物を室温に冷却し、遠沈した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(0.075g, 43%)を茶色固形物として得た。
【0216】
実施例122. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(3-ピペラジン-1-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXXI)

DCM(8mL)中の中間体43(0.075g, 0.14mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。2時間攪拌した後、溶媒を除去し、得られた残渣をジエチルエーテルで摩砕し、白色の吸湿性の粉末(0.05g, 82%)を得た。

【0217】
実施例123. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXXII)

酢酸(15mL)中の中間体31(0.66g, 2.3mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.88mg, 3.0mmol)の混合物を、マイクロ波で160℃で15分間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を固形物が沈殿するまで、10%NaOH溶液で中和した。濾過、それに続くカラムクロマトグラフィーは、標題化合物をベージュ色固形物(0.51g, 50%)として生じた。

【0218】
実施例124. 4-{3-[4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-フェニル}-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体44)

酢酸(8mL)中の中間体31(0.13g, 0.46mmol)および4-(3-アミノ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸t-ブチルエステル(0.19mg, 0.68mmol)の混合物を、80℃で15時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、混合物を10%NaOH溶液で中和した。次にこれを酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、油状の残渣に蒸発させた。カラムクロマトグラフィーは、標題化合物を白色固形物(0.12g, 48%)として生じた。
【0219】
実施例125. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(3-ピペラジン-1-イル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXXIII)

DCM(8mL)中の中間体44(0.11g, 0.21mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理した。3時間攪拌した後、溶媒を除去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶かし、10%炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。次に有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、白色粉末に乾燥した。これをDCM(5mL)で希釈し、ジオキサン中の4M HCl(0.5mL)で処理した。直ちに溶媒を除去し、標題化合物のHCl塩を白色固形物(0.06g, 67%)として得た。

【0220】
実施例126. 2-[4-(3-ブロモ-フェニル)-ピペリジン-1-イル]-エタノール(中間体45)

4-(3-ブロモ-フェニル)-ピペリジン(1.2g, 4.8mmol)および2-ブロモエタノール(0.72mL, 10mmol)を、DMF(20mL)で希釈し、炭酸カリウム(2.7g, 20mmol)で処理した。これらを周囲温度で18 攪拌し、その後水へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。次に有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発させ、透明油状物(0.6g, 44%)とした。
【0221】
実施例127. 2-[4-(3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-フェニル)-ピペリジン-1-イル]-エタノール(化合物LXXXIV)

中間体32(0.11g, 0.38mmol)、中間体45(0.21g, 0.75mmol)、Pd2(dba)3(0.034g, 0.037mmol)、キサントホス(0.043g, 0.075mmol)および炭酸セシウム(0.37g, 1.1mmol)の混合物を、ジオキサン(10mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、遠沈した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(0.075g, 43%)を紫色固形物(0.02g, 11%)として得た。

【0222】
実施例128. 4-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニルアミノ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体46)

3-ブロモ-ベンゼンスルホニルクロリド(2.2g, 8.7mmol)および4-アミノ-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(2g, 10mmol)を一緒にし、DCM(50mL)およびTEA(3.6mL, 26mmol)で希釈した。16時間後、反応液を分液漏斗へ注ぎ、水で洗浄した。次に有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、透明な油状物へと蒸発させ、これを静置して固化した(3.6g, 98%)。
【0223】
実施例129. 4-(3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホニルアミノ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体47)

中間体32(0.15g, 0.518mmol)、中間体46(0.28g, 0.67mmol)、Pd2(dba)3(0.024g, 0.026mmol)、キサントホス(0.03g, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.34g, 1mmol)の混合物を、ジオキサン(10mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、遠沈した。反応液を氷にデカントした。得られた沈殿を乾燥し、直接脱保護工程を実行した(0.2g)。
【0224】
実施例130. 3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-N-ピペリジン-4-イル-ベンゼンスルホンアミド(化合物LXXXV)

中間体47(0.2g, 0.32mmol)を、DCM(10mL)で希釈し、TFA(0.3mL)で処理した。3時間後、反応溶媒を除去し、得られた残渣をHPLCにより精製した(0.01g, 6%)。

【0225】
実施例131. N4-(4-(トリフルオロメチル)-3-メチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン塩酸塩(化合物LXXXVI)

ジオキサン(20mL)中の中間体32(0.12g, 0.40mmol)、1-ブロモ-3-(トリフルオロメチル)-2-メチルベンゼン(0.14g, 0.59mmol)、Pd2(dba)3(37mg, 0.04mmol)、キサントホス(47mg, 0.08mmol)および炭酸セシウム(0.39g, 1.20mmol)の懸濁液を、アルゴンで2分間脱気し、次に密封したチューブで一晩還流した。室温へ冷却後、溶媒を回転蒸発により除去し、得られた混合物をシリカゲルにより、溶離液として10%CH3OH/CHC13を使用し精製し、標題化合物を白色固形物として得た。この白色物質を、CHCl3(30mL)に溶解し、ジオキサン中の2M HClでpH1へと滴定した。溶媒を回転蒸発により除去し、固形物をアセトンから再結晶した(25mg, 13%)。

【0226】
実施例132. 5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-N4-(3-(メチルスルホニル)フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物LXXXVII)

ジオキサン(50mL)中の中間体32(0.13g, 0.44mmol)、1-ブロモ-3-(メチルスルホニル)ベンゼン(0.24g, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(40mg, 0.04mmol)、キサントホス(50mg, 0.08mmol)および炭酸セシウム(0.43g, 1.32mmol)の懸濁液を、アルゴンで2分間脱気し、次に一晩還流した。室温へ冷却後、溶媒を回転蒸発により除去し、得られた混合物をシリカゲルにより溶離液として30%CH3OH/CHC13を使用し精製し、標題化合物を淡黄色固形物(35mg, 15%)として得た。

【0227】
実施例133. 1-ブロモ-3-(プロピルスルホニル)ベンゼン(中間体48)

ジオキサン(50mL)中の3-ブロモベンゼンチオール(0.50g, 2.6mmol)の溶液へ、1-ヨードプロパン(1.1g, 6.5mmol)および炭酸セシウム(2.2g, 6.8mmol)を添加し、全ての3-ブロモベンゼンチオールが反応するまで還流温度で攪拌した。 この反応を、飽和NaHCO3溶液(25mL)で停止し、混合物をCHCl3(60mL)で抽出した。CHCl3中の生成物を、全ての出発物質が反応するまで、mCPBA(2.9g, 13mmol)と共に還流した。有機層を2M NaOHで洗浄し、過剰なmCPBAを除去し、Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、粗生成物をシリカゲルカラムにより、溶離液として1:1ヘキサン/CHCl3を使用し精製し、無色の油状物(0.30g, 2工程で43%)を得た。

【0228】
実施例134. 5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-N4-(3-(プロピルスルホニル)フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン塩酸塩(化合物LXXXVIII)

ジオキサン(50mL)中の中間体32(0.25g, 0.84mmol)、中間体48(0.26g, 1mmol)、Pd2(dba)3(8mg, 0.01mmol)、キサントホス(16mg, 0.03mmol)および炭酸セシウム(0.82g, 2.52mmol)の懸濁液を、アルゴンで2分間脱気し、その後一晩還流した。室温へ冷却後、溶媒を回転蒸発により除去し、得られた混合物をシリカゲルにより溶離液として10%CH3OH/CHCl3を使用し精製し、標題化合物を白色固形物として得た。白色物質をCHCl3(30mL)に溶解し、ジオキサン中の2M HClでpH1まで滴定した。溶媒を回転蒸発により除去し、固形物をメタノール(65mg, 15%)から再結晶した。

【0229】
実施例135. 3-(モルホリノメチル)ベンゼンアミン(中間体49)

塩化亜鉛(0.1g, 0.73mmol)を、メタノール(50mL)中の3-ニトロベンズアルデヒド(5.9g, 39.02mmol)、モルホリン(3.4g, 39.02mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.7g, 43mmol)の溶液へ室温で添加した。この溶液を1時間還流加熱した。冷却後、反応を水(2mL)で停止し、メタノールを回転蒸発により除去した。粗生成物を2M NaOH(50mL)に溶解し、CHCl3により抽出し、Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空下で濃縮した。
【0230】
メタノール(20OmL)中の前記粗生成物を、ラネーニッケルおよびヒドラジンにより室温で還元した。反応を、酢酸エチル中のTLCによりモニタリングした。全ての出発材料が反応した後、メタノールを回転蒸発により除去した。粗物質を、シリカゲルにより溶離液として酢酸エチルを使用し精製し、白色固形物(1.5g, 2工程で50%)を得た。

【0231】
実施例136 5-メチル-N2-(3-(モルホリノメチル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体50)

2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(0.17g, 1.17mmol)および中間体49(0.25g, 1.30mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、100℃で2時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜8へ中和した。得られた溶液をCHCl3(100mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をシリカゲルカラムにより溶離液として10%CH3OH/EtOAcを使用し精製し、標題化合物を油状物(0.15g, 43%)として得た。

【0232】
実施例137. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(3-モルホリン-4-イルメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド塩酸塩(化合物LXXXIX)

ジオキサン(50mL)中の中間体50(1.0g, 3.42mmol)、3-ブロモ-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(1.28g, 4.28mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.03mmol)、キサントホス(40mg, 0.07mmol)および炭酸セシウム(3.34g, 10.24mmol)の懸濁液を、アルゴンで2分間脱気し、その後一晩還流した。室温へ冷却後、溶媒を回転蒸発により除去し、得られた混合物をシリカゲルにより溶離液として10%CH3OH/CHCl3を用い精製し、標題化合物を白色固形物として得た。白色物質を、温ジオキサン(150mL)に溶解し、ジオキサン中の2M HClでpH1へ滴定した。溶媒を回転蒸発により除去し、固形物をメタノールから再結晶した(0.15g, 8%)。

【0233】
実施例138. 2-クロロ-5-メチル-N-(3,5-ジメチルフェニル)ピリミジン-4-アミン(中間体51)

ジオキサン(8mL)中の1-ブロモ-3,5-ジメチルベンゼン(104μL, 0.77mmol)、2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イルアミン(104mg, 0.72mmol)、Pd(OAC)2(15mg, 0.07mmol)、キサントホス(83mg, 0.14mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(159mg, 1.42mmol)の混合物を、マイクロ波で160℃で20分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、DCMおよびメタノールですすいだ。濾液を濃縮し、勾配フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)により精製し、標題化合物を黄色油状物(89mg, 50%)として得た。MS (ES+): m/z 248 (M+H)+
【0234】
実施例139. 5-メチル-N4-(3,5-ジメチルフェニル)-N2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XC)

酢酸中の中間体51(89mg, 0.36mmol)、および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(139mg, 0.47mmol)の混合物を、室温で16時間攪拌し、その後95℃で2時間加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し、分取HPLCにより精製した。生成物を、NaHCO3(aq)(10mL)により塩基性とし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(5mL)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濃縮した。遊離塩基を、MeOH(5mL)および濃HCl(5滴)に溶解し、2分後DCMおよびヘキサンの存在下、真空中で濃縮し、標題化合物のHCl塩を帯黄白色固形物(63mg, 40%)として得た。

【0235】
実施例140. 2-クロロ-N-(3,5-ジメトキシフェニル)-5-メチルピリミジン-4-アミン(中間体52)

ジオキサン(15mL)およびDMF(5mL)中の1-ブロモ-3,5-ジメトキシベンゼン(436mg, 2.01mmol)、2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(287mg, 2.00mmol)、Pd(OAc)2(44mg, 0.20mmol)、キサントホス(237mg, 0.41mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(448mg, 3.99mmol)の混合物を、マイクロ波で160℃で20分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、DCMおよびメタノールですすいだ。濾液を濃縮し、勾配フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)により精製し、標題化合物を黄色固形物(182mg, 33%)として得た。

【0236】
実施例141. N4-(3,5-ジメトキシフェニル)-5-メチル-N2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XCI)

酢酸中の中間体52(100mg, 0.36mmol)、および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(106mg, 0.36mmol)の混合物を、95℃で2時間加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し、分取HPLCにより精製し、標題化合物のTFA塩を黄褐色固形物(75mg, 39%)として得た。

【0237】
実施例142. 5-メチル-N2-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-N4-(3-(ピペリジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XCII)

ジオキサン(4mL)中の1-(3-ブロモフェニル)ピペリジン(91mg, 0.38mmol)、中間体32(99mg, 0.33mmol)、Pd2(dba)3(15mg, 0.02mmol)、キサントホス(24mg, 0.04mmol)および炭酸セシウム(219mg, 0.67mmol)の混合物を、マイクロ波で160℃で15分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮し、メタノールに溶かし、濾過し、DCMおよびメタノールですすいだ。濾液を濃縮し、分取HPLCにより精製し、標題化合物のTFA塩を帯黄白色固形物(14mg, 8%)として得た。

【0238】
実施例143. N4-(3-(1H-ピロール-1-イル)フェニル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XCIII)

ジオキサン(4mL)中の1-(3-ブロモフェニル)-1H-ピロール(86mg, 0.39mmol)、中間体32(99mg, 0.33mmol)、Pd2(dba)3(16mg, 0.02mmol)、キサントホス(26mg, 0.05mmol)および炭酸セシウム(215mg, 0.66mmol)の混合物を、マイクロウェーブにより160℃で15分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮し、メタノールに溶かし、濾過し、DCMおよびメタノールをすすいだ。濾液を濃縮し、分取HPLCにより精製し、標題化合物のTFA塩を帯黄白色固形物(32mg, 18%)として得た。

【0239】
実施例144. 5-{2-[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニルアミノ]-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ}-インドール-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体53)

ジオキサン(5mL)中のtert-ブチル 5-ブロモ-1H-インドール-1-カルボキシラート(161mg, 0.54mmol)、中間体42(202mg, 0.50mmol)、Pd2(dba)3(29mg, 0.03mmol)、キサントホス(36mg, 0.07mmol)および炭酸セシウム(321mg, 0.98mmol)の混合物を、マイクロ波で160℃で20分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、DCMですすいだ。濾液を濃縮し、勾配フラッシュクロマトグラフィー(DCM中0〜20%MeOH)により精製し、標題化合物を明茶色固形物(290mg, 94%)として得た。MS (ES+): m/z 615 (M+H)+
【0240】
実施例145. N4-(1H-インドール-5-イル)-5-メチル-N2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XCIV)

メタノール(22mL)中の塩化アセチル(670μL, 9.42mmol)の溶液へ、中間体53(290mg, 0.47mmol)を添加し、反応混合物を60℃で4時間加熱した。混合物を真空中で濃縮し、分取HPLCにより精製し、標題化合物のTFA塩を茶色固形物(6mg, 2%)として得た。

【0241】
実施例146. N4-[4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(6-ピペラジン-1-イル-ピリジン-3-イル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物XCV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体31(0.10g, 0.35mmol)、4-(5-アミノ-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.10g, 0.36mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.033mmol)、キサントホス(35mg, 0.06mmol)および炭酸セシウム(0.23g, 0.71mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で170℃で30分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンからEtOAc)で精製し、Boc-保護された前駆体を得た。DCM(5mL)中の前駆体の溶液に、TFA(3mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌し、濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集された画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた固形物をヘキサン/EtOAc(10/1, 55mL)の混合液中で摩砕した。濾過後、標題化合物を白色固形物(20mg, 13%)として得た。

【0242】
実施例147. 4-(4-アミノ-2-メトキシカルボニル-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体54)

MeOH(30mL)中の4-(2-メトキシカルボニル-4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(1.0g, 2.7mmol)の溶液へ、アルゴン大気下で10質量%Pd/C(質量で0.1当量)を添加した。この混合物を排気し、その後水素を補給し(3サイクル)、室温で2時間攪拌した。不均一な反応混合物を、セライトパッドを通して濾過し、MeOHで洗浄し、真空中で濃縮した。粗アミノ-化合物を、精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 336 (M+H)+
【0243】
実施例148. 5-[4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-2-ピペラジン-1-イル-安息香酸メチルエステル(化合物XCVI)

中間体31(0.10g, 0.35mmol)、中間体54(0.14g, 0.42mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.033mmol)、キサントホス(35mg, 0.06mmol)および炭酸セシウム(0.23g, 0.71mmol)の混合物を、ジオキサン(15mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で2.5時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから60%EtOAc/ヘキサン)で精製し、Boc-保護された前駆体を得た。DCM(5mL)中の前駆体の溶液に、TFA(2mL)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(40mg, 24%)として得た。

【0244】
実施例149. 5-アミノ-2-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-安息香酸メチルエステル(中間体55)

DMF(40mL)中の5-アミノ-2-ヒドロキシ-安息香酸メチルエステル(1.0g, 6.0mmol)、塩酸1-(2-クロロ-エチル)-ピロリジン(1.2g, 7.1mmol)および炭酸セシウム(5.0g, 15mmol)の懸濁液を、60℃で17時間加熱した。この混合物を室温に冷却し、水(60mL)に注ぎ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした抽出物を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCMから30%MeOH/DCM)により精製し、標題化合物(0.2g, 13%)を明茶色固形物として得た。MS (ES+): m/z 265 (M+H)+
【0245】
実施例150. 5-(4-(ベンゾ[1,3]ジオキソール-4-イルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-2-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-安息香酸メチルエステル(化合物XCVII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体30(0.15g, 0.57mmol)、中間体55(0.20g, 0.75mmol)、Pd2(dba)3(50mg, 0.055mmol)、キサントホス(60mg, 0.10mmol)および炭酸セシウム(0.30g, 0.92mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで、添加した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(30mg, 11%)として得た。

【0246】
実施例151. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物XCVIII)

酢酸(3mL)中の中間体33(0.15g, 0.42mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.15g, 0.51mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で150℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、混合物を濃縮した。残渣を水(20mL)に溶かし、そのpHを10%NaOH溶液で、固形物が沈殿するまで調節した。固形物を濾過し、次にHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注ぎ、EtOAc(2×30mL)で抽出した。一緒にした抽出物をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(20mg, 9%)として得た。

【0247】
実施例152. 2-(5-アミノ-ピリジン-2-イルオキシ)-エタノール(中間体56)

MeOH(30mL)中の2-(5-ニトロ-ピリジン-2-イルオキシ)-エタノール(1.0g, 5.4mmol)の溶液へ、10質量%Pd/C(質量で0.1当量)をアルゴン大気下で添加した。混合物を排気し、次に水素を補給し(3サイクル)、室温で1時間攪拌した。不均一な反応混合物をセライトパッドを通して濾過し、MeOHで洗浄し、真空中で濃縮した。粗アミノ-化合物を、精製することなく次工程で使用した。 MS (ES+): m/z 155 (M+H)+
【0248】
実施例153. 2-{5-[4-(ベンゾ[1,3]ジオキソール-4-イルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-2-イルアミノ]-ピリジン-2-イルオキシ}-エタノール(化合物XCIX)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体30(0.10g, 0.38mmol)、中間体56(0.10g, 0.65mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.033mmol)、キサントホス(35mg, 0.06mmol)および炭酸セシウム(0.26g, 0.80mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(50mg, 35%)として得た。

【0249】
実施例154. 1-[2-(2-メトキシ-4-ニトロ-フェノキシ)-エチル]-ピロリジン(中間体57)

DMF(35mL)中の2-メトキシ-4-ニトロ-フェノール酸カリウム(2.0g, 9.7mmol)、塩酸1-(2-クロロ-エチル)-ピロリジン(2.0g, 12mmol)および炭酸セシウム (7.0, 22mmol)の懸濁液を、80℃で16時間加熱した。混合物を室温に冷却し、水(60mL)に注ぎ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした抽出物を、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 267 (M+H)+
【0250】
実施例155. 3-メトキシ-4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(中間体58)

MeOH(30mL)中の中間体57(1.7g, 6.4mmol)の溶液へ、10質量%Pd/C(質量で0.1当量)をアルゴン大気下で添加した。混合物を排気し、次に水素を補給し(3サイクル)、室温で1時間攪拌した。不均一な反応混合物をセライトパッドを通して濾過し、MeOHで洗浄し、真空中で濃縮した。粗アミノ-化合物を、精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 237 (M+H)+
【0251】
実施例156. N4-ベンゾ[1,3]ジオキソール-4-イル-N2-[3-メトキシ-4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-5-メチル-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物C)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体30(0.10g, 0.38mmol)、中間体58(0.11g, 0.46mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.033mmol)、キサントホス(35mg, 0.06mmol)および炭酸セシウム(0.25g, 0.77mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(50mg, 28%)として得た。

【0252】
実施例157. N-tert-ブチル-3-[2-(4-イミダゾール-1-イル-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CI)

ジオキサン/DMF(3/1, 8mL)中の中間体33(0.40g, 1.1mmol)、4-イミダゾール-1-イル-フェニルアミン(0.20g, 1.3mmol)、Pd2(dba)3(0.10g, 0.11mmol)、キサントホス(0.12g, 0.21mmol)および炭酸セシウム(0.80g, 2.5mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で30分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(40mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×40mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(0.15g, 28%)として得た。

【0253】
実施例158. N-tert-ブチル-3-[2-(4-イミダゾール-1-イルメチル-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-イミダゾール-1-イルメチル-フェニルアミン(60mg, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を、白色固形物(40mg, 29%)として得た。

【0254】
実施例159. 2-(4-アミノ-フェノキシ)-エタノール(中間体59)

MeOH(30mL)中の2-(4-ニトロ-フェノキシ)-エタノール(2.1g, 12mmol)の溶液を、アルゴンでフラッシュし、次に10質量%Pd/C(質量で0.1当量)を充填した。この混合物を室内減圧下で排気し、次に水素を水素バルーンから補給した。このサイクルを再度繰り返し、混合物を室温で2時間攪拌した。不均一な反応混合物をセライトパッドを通して濾過し、MeOHで洗浄し、真空中で濃縮し、標題化合物(1.8g, 99%)を茶色固形物として提供した。MS (ES+): m/z l54 (M+H)+
【0255】
実施例160. N-tert-ブチル-3-{2-(4-(2-ヒドロキシ-エトキシ)-フェニルアミノ]-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CIII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、中間体59(55mg, 0.36mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(15mg, 11%)として得た。

【0256】
実施例161. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-(4-ピペラジン-1-イルメチル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CIV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体31(0.10g, 0.35mmol)、4-(4-アミノ-ベンジル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.12g, 0.41mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.033mmol)、キサントホス(35mg, 0.06mmol)および炭酸セシウム(0.23g, 0.71mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサンから60%EtOAc/ヘキサン)で精製し、Boc-保護された前駆体を得た。DCM(5mL)中の前駆体の溶液へ、TFA(3mL)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(13mg, 9%)として得た。

【0257】
実施例162. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(2-メチル-イミダゾール-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CV)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(2-メチル-イミダゾール-1-イル)-フェニルアミン(60mg, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(30mg, 22%)として得た。

【0258】
実施例163. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(2-メチル-イミダゾール-1-イルメチル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CVI)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(2-メチル-イミダゾール-1-イルメチル)-フェニルアミン(65mg, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(30mg, 21%)として得た。

【0259】
実施例164. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-ピリジン-4-イルメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CVII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-ピリジン-4-イルメチル-フェニルアミン(65mg, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(45mg, 32%)として得た。

【0260】
実施例165. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-モルホリン-4-イル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CVIII)

ジオキサン/DMF(3/1, 4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-モルホリン-4-イル-フェニルアミン(60mg, 0.34mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcへ溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を灰色固形物(45mg, 32%)として得た。

【0261】
実施例166. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-[1,2,4]トリアゾール-1-イルメチル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CIX)

ジオキサン(4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-[1,2,4]トリアゾール-1-イルメチル-フェニルアミン(60mg, 0.34mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(37mg, 27%)として得た。

【0262】
実施例167. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-イミダゾール-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CX)

ジオキサン(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(4-メチル-イミダゾール-1-イル)-フェニルアミン(60mg, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)へ注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(20mg, 15%)として得た。

【0263】
実施例168. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-[1,2,4]トリアゾール-1-イル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXI)

ジオキサン(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-[1,2,4]トリアゾール-1-イル-フェニルアミン(55mg, 0.34mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物をDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(40mg, 29%)として得た。

【0264】
実施例169. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXII)

ジオキサン(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニルアミン(55mg, 0.34mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(15mg, 11%)として得た。

【0265】
実施例170. 4-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニルアミン(中間体60)

MeOH(30mL)中の5-(4-ニトロ-フェニル)-1H-テトラゾール (1.0g, 5.2mmol)の溶液へ、10質量%Pd/C(質量で0.1当量)をアルゴン大気下で添加した。混合物を排気し、水素を補給し(3サイクル)、室温で1.5時間攪拌した。不均一な反応混合物を、セライトパッドを通して濾過し、MeOHで洗浄し、真空中で濃縮した。粗アミノ-化合物を、精製することなく次工程で使用した。MS (ES+): m/z 162 (M+H)+
【0266】
実施例171. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXIII)

ジオキサン/DMF(3/1;4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、中間体60(60mg, 0.37mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、その後最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(15mg, 11%)として得た。

【0267】
実施例172. 3-{2-[4-(4-アセチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ}-N-tert-ブチル-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXIV)

ジオキサン(3mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、1-[4-(4-アミノ-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-エタノン(80mg, 0.36mmol)、Pd2(dba)3(25mg, 0.027mmol)、キサントホス(30mg, 0.052mmol)および炭酸セシウム(0.20g, 0.61mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcに溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで溶かした。濾過後、標題化合物を帯黄白色固形物(55mg, 37%)として得た。

【0268】
実施例173. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(1-モルホリン-4-イル-エチル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXV)

ジオキサン(4mL)中の中間体33(0.10g, 0.28mmol)、4-(1-モルホリン-4-イル-エチル)-フェニルアミン(80mg, 0.39mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.033mmol)、キサントホス(35mg, 0.061mmol)および炭酸セシウム(0.26g, 0.80mmol)の混合物を、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で20分間照射した。室温へ冷却後、キャップを取り外し、得られた混合物を濾過した。濾過した固形物を、DCMで洗浄し、濾液を濃縮し、残渣をHPLCにより精製した。収集した画分を一緒にし、飽和NaHCO3溶液(30mL)に注いだ。一緒にした水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、次に最小量のEtOAcへ溶かした。ヘキサンを、固形物が沈殿するまで添加した。濾過後、標題化合物を白色固形物(40mg, 27%)として得た。

【0269】
実施例174. N4-(1H-インドール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXVI)

中間体32(270mg, 0.9mmol)、4-ブロモ-1H-インドール(196mg, 0.9mmol)、Pd2(dba)3(91mg, 0.09mmol)、キサントホス(157mg, 0.27mmol)および炭酸セシウム(1.2g, 3.6mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩55mg, 14%)を白色固形物として得た。

【0270】
実施例175. 2-クロロ-5-メチル-N-(2,3-ジメチルフェニル)ピリミジン-4-アミン(中間体61)

2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-アミン(143.6mg, 1mmol)、1-ブロモ-2,3-ジメチルベンゼン(222mg, 1.2mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(174mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(150mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc(10mL)に溶解し、ヘキサン(100mL)を添加した。固形物を、濾過により収集し、ヘキサンで洗浄し、粗標題化合物を黄色固形物として得た。
【0271】
実施例176. 5-メチル-N4-(2,3-ジメチルフェニル)-N2-(4-ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXVII)

中間体61(1.0mmol)およびtert-ブチル 4-(4-アミノフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(292.4mg, 1.0mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、100℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩105mg, 24%)を黄色固形物として得た。

【0272】
実施例177. N4-(4-クロロ-3,5-ジメチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXVIII)

中間体32(240mg, 0.8mmol)、5-ブロモ-2-クロロ-1,3-ジメチルベンゼン(212mg, 0.96mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(170mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、HPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩63mg, 17%)を白色固形物として得た。

【0273】
実施例178. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXIX)

中間体41(365mg, 1.32mmol)および4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(410mg, 1.98mmol)の混合物を、酢酸(20mL)中に懸濁し、100℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜7に溶かした。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を、真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩127mg, 20%)を白色固形物として得た。

【0274】
実施例179. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(4-(3-tert-ブチルフェニルアミノ)-5-メチルピリミジン-2-イル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXX)

中間体41(210mg, 0.67mmol)、中間体38(185mg, 0.67mmol)、Pd2(dba)3(55mg, 0.06mmol)、キサントホス(104mg, 0.18mmol)および炭酸セシウム(782g, 2.4mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩94mg, 24%)を黄色固形物として得た。

【0275】
実施例180. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-N4-[3-(ピペリジン-1-スルホニ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXI)

中間体32(150mg, 0.5mmol)、1-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-ピペリジン(152mg, 0.5mmol)、Pd2(dba)3(46mg, 0.05mmol)、キサントホス(87mg, 0.15mmol)および炭酸セシウム(652mg, 2mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩84mg, 37%)を白色固形物として得た。

【0276】
実施例181. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル)-N4-[3-(2-メチル-ピペリジン-1-スルホニ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXII)

中間体32(161mg, 0.54mmol)、1-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-2-メチル-ピペリジン(172mg, 0.54mmol)、Pd2(dba)3(46mg, 0.05mmol)、キサントホス(87mg, 0.15mmol)および炭酸セシウム(652mg, 2mmol)の混合物を、ジオキサン(20mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩10mg, 3%)を白色固形物として得た。

【0277】
実施例182. N-シクロペンチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXIII)

中間体32(229mg, 0.78mmol)、3-ブロモ-N-シクロペンチル-ベンゼンスルホンアミド(280mg, 0.92mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩130mg, 25%)を白色固形物として得た。

【0278】
実施例183. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-N4-[3-(ピロリジン-1-スルホニ)フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXIV)

中間体32(298mg, 1.0mmol)、1-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-ピロリジン(360mg, 1.24mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩200mg, 37%)を白色固形物として得た。

【0279】
実施例184. N4-[3-(2,5-ジメチル-ピロリジン-1-スルホニル)-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXV)

中間体32(298mg, 1.0mmol)、1-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-2,5-ジメチル-ピロリジン(318mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩100mg, 17%)を白色固形物として得た。

【0280】
実施例185. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(4-ピペラジン-1-イル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXVI)

中間体33(355mg, 1.0mmol)、tert-ブチル 4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-カルボキシラート(278mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をCH2Cl2(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。混合物を室温で4時間攪拌し、その後10%NaOHを添加した。有機層を分離し、水性物質をCH2Cl2(10mL×2)で抽出した。一緒にした有機層を乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(62mg, 12%)を白色固形物として得た。

【0281】
実施例186. N-tert-ブチル-3-(2-{4-[4-(2-ヒドロキシ-エチル)-ピペラジン-1-イル]-フェニルアミノ}-[5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXVII)

前述の化合物CXXVI(31mg, 0.06mmol)を、DMF(10mL)に溶解し、引き続き2-ブロモエタノール(16mg, 0.13mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(33mg, 0.25mmol)を添加した。混合物を室温で48時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣をEtOAc(20mL)に溶解した。溶液を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄した。一緒にした有機層を乾燥し、溶液2mLとなるまで濃縮し、引き続きEt2O(20mL)を添加した。固形物を遠心により収集し、そのHCl塩(10.7mg, 30%)へ転換した。

【0282】
実施例187. N-tert-ブチル-3-[5-メチル-2-(3-ピペラジン-1-イル-フェニルアミノ)-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXVIII)

中間体33(240mg, 0.67mmol)、tert-ブチル 4-(3-アミノフェニル)ピペラジン-1-カルボキシラート(166mg, 0.6mmol)、Pd2(dba)3(55mg, 0.06mmol)、キサントホス(104mg, 0.18mmol)および炭酸セシウム(782mg, 2.4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をCH2Cl2(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。混合物を室温で4時間攪拌し、その後10%NaOHを添加した。有機層を分離し、水性物質をCH2Cl2(10mL×2)で抽出した。一緒にした有機層を乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(18mg, 6%)を白色固形物として得た。

【0283】
実施例188. N-tert-ブチル-3-(2-{3-[4-(2-ヒドロキシ-エチル)-ピペラジン-1-イル]-フェニルアミノ}-[5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ]-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXIX)

前述の化合物CXXVI(12mg, 0.024mmol)を、DMF(10mL)に溶解し、引き続き2-ブロモエタノール(6.1mg, 0.048mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(12mg, 0.092mmol)を添加した。この混合物を室温で48時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣をEtOAc(20mL)に溶解した。溶液を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄した。一緒にした有機層を乾燥し、溶液2mLまで濃縮し、引き続きEt2O(20mL)を添加した。固形物を遠心により収集し、そのHCl塩(7mg, 51%)に転換した。

【0284】
実施例189. N2-(4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)-N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXX)

中間体41(580mg, 2.1mmol)および4-(1H-ピラゾール-1-イル)ベンゼンアミン(335mg, 2.1mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、100℃で4時間加熱した。この混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜7に中和した。得られた溶液をEtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物(31mg, 4%)を黄色固形物として得た。

【0285】
実施例190. N4-(7-クロロ-1H-インドール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-((ピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXXI)

中間体40(150mg, 0.37mmol)、4-ブロモ-7-クロロ-1H-インドール(87mg, 0.37mmol)、Pd2(dba)3(38mg, 0.04mmol)、キサントホス(76mg, 0.12mmol)および炭酸セシウム(521mg, 1.6mmol)の混合物を、ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をCH2Cl2(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。混合物を室温で4時間攪拌し、その後10%NaOHを添加した。有機層を分離し、水性物質をCH2Cl2(10mL×2)で抽出した。一緒にした有機層を乾燥した(Na2SO4)。溶媒を真空中で除去した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(26mg, 15%)を白色固形物として得た。

【0286】
実施例191. N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXXII)

中間体41(180mg, 0.65mmol)および4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンゼンアミン(113mg, 0.65mmol)、Pd2(dba)3(55mg, 0.06mmol)、キサントホス(104mg, 0.18mmol)および炭酸セシウム(782mg, 2.4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩78mg, 27%)を白色固形物として得た。

【0287】
実施例192. 4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンゼンアミン(中間体62)

DMF(100mL)中の1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(1.7g, 12mmol)の溶液へ、4-メチル-1H-イミダゾール(0.82g, 10mmol)およびK2CO3(11g, 80mmol)を添加した。この混合物を、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc(100mL)に溶解し、ブライン(100mL×2)で洗浄した。有機層を乾燥し、濃縮した。固形物をMeOHに溶解し、Arで2分間泡立て、その後10%Pd-Cを添加した。水素化は、4時間で終了した。触媒を濾過により除去し、溶媒を真空中で除去し、標題化合物(1.5g, 87%)を茶色固形物として得た。
【0288】
実施例193. N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXXIII)

中間体41(318mg, 1.15mmol)および中間体62(200mg, 1.15mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩66mg, 20%)を白色固形物として得た。

【0289】
実施例194. tert-ブチル 4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-カルボキシラート(中間体63)

CH2Cl2(100mL)中の4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(412mg, 2mmol)の溶液へ、炭酸ジ-tert-ブチル(480mg, 2.2mmol)およびN,N-ジメチルピリジン-4-アミン(50mg, 0.4mmol)を添加した。この混合物を室温で20時間攪拌した。混合物に、飽和NaHCO3(100mL)を添加した。有機層を分離し、水性物質をCH2Cl2(50mL×2)で抽出した。一緒にした有機溶液を乾燥し、真空中で濃縮した。残渣を、MeOHに溶解し、Arで2分間泡立て、その後10%Pd-Cを添加した。水素化は4時間で終了した。触媒を濾過により除去し、溶媒を真空中で除去し、標題化合物(460mg, 83%)を白色固形物として得た。
【0290】
実施例195. N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXXIV)

中間体41(170mg, 0.6mmol)および中間体63(170mg, 0.6mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、100℃で4時間加熱した。混合物を室温に冷却し、酢酸を減圧下で除去した。残渣を水(20mL)に溶かし、pH〜7に中和した。得られた溶液を、EtOAc(30mL)で抽出し、有機層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗生成物をHPLCにより精製し、標題化合物(8mg, 3%)を白色固形物として得た。

【0291】
実施例196. N4-(3-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-N2-(4-(1-モルホリノエチル)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXXXV)

中間体41(276mg, 1.0mmol)および4-(1-モルホリノエチル)ベンゼンアミン(210mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(92mg, 0.1mmol)、キサントホス(180mg, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.3g, 4mmol)の混合物を、ジオキサン(100mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で20時間還流加熱した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物(HCl塩17mg, 4%)を黄色固形物として得た。

【0292】
実施例197. 5-ブロモ-2-メチル-ベンゼンスルホニルクロリド(中間体64)

臭化物(1.99g, 11.61mmol)を、激しく攪拌し、クロロスルホン酸(1.55mL, 23.22mmol)で処理した。一旦添加が完了した後、得られた赤色シロップを60℃に加熱した。10分後に、反応液のTLCは、出発材料を示さず、氷へ注ぐことにより反応を停止した。生成物を、EtOAc(2×150mL)による洗浄により抽出した。有機相をNa2SO4上で乾燥し、濾過し、蒸発させ、黄色油状物(2.2g, 70%)とした。
【0293】
実施例198. 5-ブロモ-2,N-ジメチル-ベンゼンスルホンアミド(中間体65)

DCM(5mL)中の中間体64(0.43g, 1.58mmol)の攪拌している懸濁液を、THF中の2.0Mメチルアミン(2.4mL, 4.8mmol)で処理した。16時間後、反応溶媒を除去し、得られた残渣をEtOAc(150mL)で希釈し、水で洗浄した。有機相をNa2SO4上で乾燥し、濾過し、蒸発させ、白色固形物(0.37g, 89%)とした。
【0294】
実施例199. 2,N-ジメチル-5-{5-メチル-2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXXVI)

中間体65(0.14g, 0.52mmol)、中間体38(0.14g, 0.43mmol)、Pd2(dba)3(0.040g, 0.043mmol)、キサントホス(0.050g, 0.087mmol)および炭酸セシウム(0.43g, 1.3mmol)の混合物を、ジオキサン(10mL)に懸濁し、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。反応混合物を室温に冷却し、遠沈した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.052g, 24%)として得た。

【0295】
実施例200. 5-ブロモ-N-tert-ブチル-2-メチル-ベンゼンスルホンアミド(中間体66)

DCM(25mL)中の中間体64(1.22g, 4.5mmol)の攪拌懸濁液を、tert-ブチルアミン(1.4mL, 13.6mmol)で処理した。16時間後、反応溶媒を除去し、得られた固形物を水で摩砕した。固形物を真空下で一晩乾燥した(1.3g, 94%)。
【0296】
実施例201. N-tert-ブチル-5-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ)-2-メチル-ベンゼンスルホンアミド(中間体67)

中間体66(0.90g, 2.96mmol)、2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.33g, 2.28mmol)、Pd2(dba)3(0.21g, 0.23mmol)、キサントホス(0.264g, 0.46mmol)および炭酸セシウム(2.2g, 6.8mmol)の混合物を、ジオキサン(15mL)中に懸濁し、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。反応混合物を室温に冷却し、遠沈した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム上で精製し、標題化合物を白色固形物(0.12g, 14%)として得た。
【0297】
実施例202 N-tert-ブチル-5-[2-(4-イミダゾール-1-イル-フェニルアミノ)-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ]-2-メチル-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXXVII)

中間体67(0.113g, 0.31mmol)、4-イミダゾール-1-イル-フェニルアミン(0.059g, 0.37mmol)、Pd2(dba)3(0.028g, 0.03mmol)、キサントホス(0.036g, 0.06mmol)および炭酸セシウム(0.3g, 0.92mmol)の混合物を、ジオキサン(6mL)中に懸濁し、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.052g, 24%)として得た。

【0298】
実施例203. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(ピロリジン-1-カルボニル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXXXVIII)

中間体33(0.11g, 0.32mmol)、(4-アミノ-フェニル)-ピロリジン-1-イル-メタノン(0.072g, 0.38mmol)、Pd2(dba)3(0.029g, 0.032mmol)、キサントホス(0.037g, 0.063mmol)および炭酸セシウム(0.3g, 0.95mmol)の混合物を、ジオキサン(6mL)中に懸濁し、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.040g, 25%)として得た。

【0299】
実施例204. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(モルホリン-4-カルボニル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド (化合物 CXXXIX)

中間体33(0.13g, 0.37mmol)、(4-アミノ-フェニル)-モルホリン-4-イル-メタノン(0.092g, 0.45mmol)、Pd2(dba)3(0.034g, 0.037mmol)、キサントホス(0.043g, 0.075mmol)および炭酸セシウム(0.37g, 1.1mmol)の混合物を、ジオキサン(6mL)中に懸濁し、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.065g, 33%)として得た。

【0300】
実施例205. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(ピペラジン-1-カルボニル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホンアミド(化合物CXL)

中間体33(0.12g, 0.33mmol)、4-(4-アミノ-ベンゾイル)-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.12g, 0.45mmol)、Pd2(dba)3(0.030g, 0.037mmol)、キサントホス(0.038g, 0.075mmol)および炭酸セシウム(0.33g, 1.1mmol)の混合物を、ジオキサン(6mL)中に懸濁し、マイクロウェーブ反応チューブ中に密封し、マイクロ波で160℃で15分間照射した。反応液をデカントし、有機相を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中25%〜100%EtOAc)により精製した。次に生成物をDCM中の20%TFA溶液20mLで処理した。次に溶媒を回転蒸発器により除去した。得られた物質を、HPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.045g, 26%)として得た。

【0301】
実施例206. tert-ブチル 4-(4-(4-(3-メトキシフェニルアミノ)-5-メチルピリミジン-2-イルアミノ)フェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(中間体68)

ジオキサン(3mL)中の1-ブロモ-3-メトキシベンゼン(69.5μL, 0.56mmol)、中間体42(205mg, 0.51mmol)、Pd2(dba)3(23mg, 0.03mmol)、キサントホス(33mg, 0.06mmol)および炭酸セシウム(359mg, 1.10mmol)の混合物を、マイクロウェーブ中で160℃で20分間照射した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液をDCMおよびMeOHですすいだ。一緒にした液体を、真空中で濃縮し、勾配フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)を用い精製し、標題化合物をベージュ色固形物(215mg, 83%)として得た。
【0302】
実施例207. 3-(2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニルアミノ)-5-メチルピリミジン-4-イルアミノ)フェノール(化合物CXLI)

DCM(4mL)中の中間体68(215mg, 0.42mmol)の混合物へ、BBr3(120μL, 1.27mmol)を添加し、室温で64時間攪拌した。MeOHで反応を停止し、真空中で濃縮した。残渣を、分取HPLCにより精製し、画分を真空中で濃縮し、標題化合物のTFA塩(116mg, 56%)を得た。TFA塩をMeOHに溶かし、SPE PL-HCO3 MP-樹脂カートリッジを通し、真空中で濃縮し、エーテルで摩砕し、濾過し、標題化合物を白色固形物(31mg, 回収率69%)として得た。

【0303】
実施例208. (2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェニル)-アミン(中間体69)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(1.2g, 8.1mmol)、4-ブロモ-1-フルオロ-2-メトキシ-ベンゼン(1.8g, 8.9mmol)、Pd2(dba)3(0.74g, 0.81mmol)、キサントホス(0.93g, 1.6mmol)および炭酸セシウム(7.88g, 24.2mmol)の混合物を、ジオキサン(60mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で5時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、DCM(30mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物をベージュ色の固形物(0.3g, 14%)として得た。
【0304】
実施例209. N4-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXLII)

中間体69(0.1g, 0.37mmol)および4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.16g, 0.75mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、110℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を緑色固形物(0.03g, 17%)として得た。

【0305】
実施例210. (2-クロロ-ピリミジン-4-イル)-(3-メトキシ-2-メチル-フェニル)-アミン(中間体70)

3-メトキシ-2-メチル-フェニルアミン(0.68g, 5mmol)および2,4-ジクロロ-ピリミジン(0.74g, 5mmol)の混合物を、エチルアルコール(10mL)中に懸濁し、室温で20時間攪拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色固形物(0.085g, 7%)として得た。
【0306】
実施例211. N4-(3-メトキシ-2-メチル-フェニル)-N2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXLIII)

中間体70(0.08g, 0.32mmol)および4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミン(0.13g, 0.64mmol)の混合物を、酢酸(10mL)中に懸濁し、80℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を灰色固形物(0.03g, 17%)として得た。

【0307】
実施例212. 4-(4-アセチルアミノ-ベンゼンスルホニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体71)

4-(4-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(4g, 9.92mmol)、アセトアミド(0.88g, 14.9mmol)、Pd2(dba)3(0.46g, 0.49mmol)、キサントホス(0.56g, 0.99mmol)および炭酸セシウム(9.7g, 29.8mmol)の混合物を、ジオキサン(60mL)中に懸濁し、アルゴン大気下で4時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、氷に注いだ。得られた黄色固形物を、濾過により収集し、乾燥した。粗生成物を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物をベージュ色の固形物(3.12g, 82%)として得た。
【0308】
実施例213. 4-(4-アミノ-ベンゼンスルホニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(中間体72)

中間体71(2.6g, 6.7mmol)の懸濁液を、クライゼンアルカリ(KOH 88gをH2O 63mLに溶解し、MeOHで250mLまで希釈した)60mLにより希釈し、90℃に加熱した。2時間後、反応液を加熱から取り外し、室温に冷却し、水(50mL)で希釈した。灰色固形物を、吸引濾過により収集し、水で洗浄し、一晩乾燥した(2.2g, 97%)。
【0309】
実施例214. N4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(ピペリジン-4-スルホニル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXLIV)

中間体31(0.14g, 0.51mmol)、中間体72(0.19g, 0.56mmol)、Pd2(dba)3(0.046g, 0.051mmol)、キサントホス(0.59g, 0.1mmol)および炭酸セシウム(0.5g, 1.52mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、遠沈した。その後溶媒をデカントし、蒸発させた。得られた残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物のN-保護された前駆体を得た。これらの固形物を、DCM溶液中の20%TFAにより処理し、直ちに蒸発させた。残渣を、最小量のEtOAcに溶解し、大量に過剰のジエチルエーテルを滴下した。得られた明黄色粉末を、濾過により収集し、乾燥した(0.16g, 55%)。

【0310】
実施例215. (4-クロロ-3-メチル-フェニル)-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-アミン(中間体73)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.34g, 2.34mmol)、4-ブロモ-1-クロロ-2-メチル-ベンゼン(0.58g, 2.8mmol)、Pd2(dba)3(0.21g, 0.23mmol)、キサントホス(0.47g, 0.47mmol)および炭酸セシウム(2.3g, 7mmol)の混合物を、ジオキサン(9mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で20分間処理した。反応混合物を室温に冷却し、遠沈した。その後溶媒をデカントし、蒸発させた。得られた残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色固形物(0.24g, 38%)として得た。
【0311】
実施例216. N4-(4-クロロ-3-メチル-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CXLV)

中間体73(0.071g, 0.27mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.1g, 0.35mmol)の混合物を、HOAc(5mL)で希釈し、マイクロ波で150℃で15分間処理した。その後溶媒を除去し、得られた残渣をHPLC上で精製した。標題化合物を、白色固形物(0.025g, 22%)として単離した。

【0312】
実施例217. N-(3-ブロモ-フェニル)-アセトアミド(中間体74)

3-ブロモ-フェニルアミン(1.04g, 6mmol)の溶液を、DIEA(2.3mL, 13.3mmol)で処理し、0℃に冷した。塩化アセチル(0.47mL, 6.7mmol)を、シリンジにより滴下した。反応液を室温に戻し、1時間攪拌した。その後反応液を水に注ぎ、1回洗浄した。有機相を蒸発させ、ベージュ色の固形物(1.25g, 98%)を得た。
【0313】
実施例218. N-[3-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド(中間体75)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.71g, 4.9mmol)、中間体74(1.25g, 5.9mmol)、Pd2(dba)3(0.45g, 0.49mmol)、キサントホス(0.57g, 0.98mmol)および炭酸セシウム(4.8g, 14.7mmol)の混合物を、ジオキサン(40mL)中に懸濁し、18時間還流した。その後反応混合物を室温に冷却し、濾過し、溶媒を蒸発させた。得られた残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.44, 32%)として得た。
【0314】
実施例219. N-(3-{5-メチル-2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-フェニル)-アセトアミド(化合物CXLVI)

中間体75(0.074g, 0.27mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.1g, 0.35mmol)の混合物を、HOAc(5mL)で希釈し、マイクロ波で150℃で15分間処理した。その後溶媒を除去し、得られた残渣をHPLC上で精製した。標題化合物を、白色固形物(0.072g, 62%)として単離した。

【0315】
実施例220. N-(3-ブロモ-2-メチル-フェニル)-アセトアミド(中間体76)

3-ブロモ-2-メチル-フェニルアミン(4.1g, 21.9mmol)の溶液を、DIEA(8.4mL, 48mmol)で処理し、0℃に冷やした。塩化アセチル(1.7mL, 24.1mmol)を、シリンジにより滴下した。反応液を室温に戻し、1時間攪拌した。その後反応液を水に注ぎ、1回洗浄した。有機相を蒸発させ、帯黄白色固形物を得た。ヘキサンで摩砕し、標題化合物を白色固形物(4.4g, 89%)として得た。
【0316】
実施例221. N-[3-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ)-2-メチル-フェニル]-アセトアミド(中間体77)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.86g, 5.9mmol)、中間体76(1.6g, 7.1mmol)、Pd2(dba)3(0.55g, 0.59mmol)、キサントホス(0.69g, 1.2mmol)および炭酸セシウム(5.8g, 17.8mmol)の混合物を、ジオキサン(40mL)中に懸濁し、16時間還流した。その後反応混合物を、室温に冷却し、濾過し、溶媒を蒸発させた。得られた残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.56g, 32%)として得た。
【0317】
実施例222. N-(2-メチル-3-{5-メチル-2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-フェニル)-アセトアミド(化合物CXLVII)

中間体77(0.15g, 0.5mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.19g, 0.65mmol)の混合物を、HOAc(5mL)で希釈し、マイクロ波で150℃で15分間処理した。その後溶媒を除去し、得られた残渣をHPLC上で精製した。標題化合物を白色固形物(0.091g, 41%)として単離した。

【0318】
実施例223. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-N4-(3-ニトロ-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体78)

1-ブロモ-3-ニトロ-ベンゼン(0.77g, 3.8mmol)、中間体32(0.95g, 3.2mmol)、Pd2(dba)3(0.29g, 0.32mmol)、キサントホス(0.37g, 0.64mmol)および炭酸セシウム(3.1g, 9.6mmol)の混合物を、ジオキサン(40mL)中に懸濁し、16時間還流した。次に反応混合物を室温に冷却し、濾過し、溶媒を蒸発させた。得られた残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.53g, 40%)として得た。
【0319】
実施例224. N4-(3-アミノ-フェニル)-5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(中間体79)

MeOH(25mL)中の中間体78(0.23g, 0.54mmol)のスラリーを、アルゴンで掃流し、10質量%Pd/C(0.18g)で処理した。反応大気を、水素で置き換え、4時間攪拌した。その後水素バルーンを取り除き、アルゴンを反応液を通してフラッシュし、その後セライトを通して濾過した。次に溶媒を蒸発させ、淡茶色固形物(0.17g, 83%)を得た。
【0320】
実施例225. 1-(3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-フェニル)-3-フェニル-尿素(化合物CXLVIII)

DCM(10mL)中の中間体79(0.17g, 0.45mmol)の懸濁液を、イソシアン酸フェニル(0.058mL, 0.54mmol)で処理し、1時間攪拌した。その後反応溶媒を除去し、得られた残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.075g, 33%)として得た。

【0321】
実施例226. 1-(3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-フェニル)-3-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-尿素(化合物CXLIX)

DCM(8mL)中の中間体79(0.1g, 0.26mmol)の懸濁液を、1-イソシアナト-3-トリフルオロメチル-ベンゼン(0.043mL, 0.31mmol)で処理し、1時間攪拌した。その後反応溶媒を除去し、得られた残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.039g, 26%)として得た。

【0322】
実施例227. (2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イル)-(2-メチル-3-トリフルオロメチル-フェニル)-アミン(中間体80)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.18g, 5.9mmol)、1-ブロモ-2-メチル-3-トリフルオロメチル-ベンゼン(0.33g, 1.4mmol)、Pd2(dba)3(0.12g, 0.13mmol)、キサントホス(0.15g, 0.25mmol)および炭酸セシウム(1.23g, 3.8mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で18分間処理した。その後反応容器を遠沈し、デカントした。次に溶媒を蒸発させ、得られた残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.095g, 25%)として得た。
【0323】
実施例228. 5-メチル-N4-(2-メチル-3-トリフルオロメチル-フェニル)-N2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CL)

中間体80(0.058g, 0.2mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.073g, 0.25mmol)の混合物を、HOAc(5mL)で希釈し、マイクロ波で150℃で15分間処理した。その後溶媒を除去し、得られた残渣をHPLC上で精製した。標題化合物を、白色固形物(0.025g, 30%)として得た。

【0324】
実施例229. (3-ブロモ-フェニル)-ピロリジン-1-イル-メタノン(中間体81)

DCM(40mL)中の3-ブロモ-ベンゾイルクロリド(2.7g, 12mmol)の溶液を、0℃に冷やし、ピロリジン(3mL, 36.8mmol)で処理した。反応液を室温とし、4時間攪拌した。その後混合物を水に注ぎ、1回洗浄した。次に有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発させ、琥珀色油状物(3.1g, 100%)とした。
【0325】
実施例230. [3-(2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミノ)-フェニル]-ピロリジン-1-イル-メタノン(中間体82)

2-クロロ-5-メチル-ピリミジン-4-イルアミン(0.22g, 1.5mmol)、中間体81(0.46g, 1.8mmol)、Pd2(dba)3(0.14g, 0.15mmol)、キサントホス(0.17g, 0.3mmol)および炭酸セシウム(1.5g, 4.5mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で18分間処理した。次に反応容器を遠沈し、デカントした。その後溶媒を蒸発させ、得られた残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.25g, 53%)として得た。
【0326】
実施例231. (3-{5-メチル-2-[4-(ピペリジン-4-イルオキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-フェニル)-ピロリジン-1-イル-メタノン(化合物CLI)

中間体82(0.1g, 0.32mmol)および4-(4-アミノ-フェノキシ)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(0.12g, 0.41mmol)の混合物を、HOAc(6mL)で希釈し、マイクロ波で150℃で15分間処理した。その後溶媒を除去し、得られた残渣をHPLC上で精製した。標題化合物を、白色固形物(0.005g, 3%)として単離した。

【0327】
実施例232. 3-ブロモ-N-イソプロピル-ベンズアミド(中間体83)

DCM(40mL)中の3-ブロモ-ベンゾイルクロリド(0.83g, 3.8mmol)の溶液を、0℃に冷やし、イソプロピルアミン(0.96mL, 11.32mmol)で処理した。反応液を室温とし、24時間攪拌した。その後混合物を水に注ぎ、1回洗浄した。その後有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発させ、白色固形物(0.6g, 66%)を得た。
【0328】
実施例233. N-イソプロピル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンズアミド(化合物CLII)

中間体32(0.1g, 0.34mmol)、中間体83(0.13g, 0.54mmol)、Pd2(dba)3(0.031g, 0.034mmol)、キサントホス(0.039g, 0.067mmol)および炭酸セシウム(0.33g, 1mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。その後反応容器を遠沈し、デカントした。その後溶媒を蒸発させ、得られた残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.011g, 7%)として得た。

【0329】
実施例234. 3-ブロモ-N-tert-ブチル-ベンズアミド(中間体84)

DCM(10mL)中の3-ブロモ-ベンゾイルクロリド(0.83g, 3.8mmol)の溶液を、0℃に冷やし、tert-ブチルアミン(1.2mL, 11.3mmol)で処理した。反応液を室温とし、4時間攪拌した。その後混合物を水に注ぎ、1回洗浄した。その後有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発させ、琥珀色油状物(0.9g, 94%)を得た。
【0330】
実施例235. N-tert-ブチル-3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンズアミド(化合物CLIII)

中間体32(0.1g, 0.34mmol)、中間体84(0.1g, 0.4mmol)、Pd2(dba)3(0.031g, 0.034mmol)、キサントホス(0.039g, 0.067mmol)および炭酸セシウム(0.33g, 1mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。その後反応容器を遠沈し、デカントした。その後溶媒を蒸発させ、得られた残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.055g, 35%)として得た。

【0331】
実施例236. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-N4-(3-ピペリジン-4-イル-フェニル)-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CLIV)

中間体32(0.08g, 0.27mmol)、4-(3-ブロモ-フェニル)-ピペリジン(0.084g, 0.35mmol)、Pd2(dba)3(0.025g, 0.027mmol)、キサントホス(0.031g, 0.054mmol)および炭酸セシウム(0.26g, 0.81mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。その後反応容器を遠沈し、デカントした。その後溶媒を蒸発させ、得られた残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を白色固形物(0.007g, 6%)として得た。

【0332】
実施例237. 4-(3-{5-メチル-2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニルアミノ]-ピリミジン-4-イルアミノ}-ベンゼンスルホニル)-ピペリジン-1-カルボン酸ベンジルエステル(中間体85)

中間体32(0.17g, 0.58mmol)、4-(3-ブロモ-ベンゼンスルホニル)-ピペリジン-1-カルボン酸ベンジルエステル(0.28g, 0.64mmol)、Pd2(dba)3(0.053g, 0.058mmol)、キサントホス(0.067g, 0.12mmol)および炭酸セシウム(0.57g, 1.74mmol)の混合物を、ジオキサン(8mL)中に懸濁し、マイクロ波で160℃で15分間処理した。その後反応容器を遠沈し、氷上にデカントした。黄色固形物を収集し、乾燥し、更に精製することなく使用した(0.4g, 100%)。
【0333】
実施例238. 5-メチル-N2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-N4-[3-(ピペリジン-4-スルホニル)-フェニル]-ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CLV)

DCM(15mL)中の中間体85(0.17g, 0.26mmol)の攪拌溶液を、DCM中の1M BBr3(2mL, 2mmol)で処理した。4時間後、MeOH(4mL)をゆっくり添加することにより、反応を停止し、引き続き溶媒を除去した。残渣をHPLCにより精製し、標題化合物を紫色粉末(0.008g, 6%)として得た。

【0334】
実施例239. tert-ブチル 4-(4-(4-(1H-インドール-4-イルアミノ)-5-メチルピリミジン-2-イルアミノ)フェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(中間体86)

ジオキサン(3mL)中の4-ブロモ-1H-インドール(41μL, 0.33mmol)、中間体42(131mg, 0.33mmol)、Pd2(dba)3(30mg, 0.03mmol)、キサントホス(60mg, 0.10mmol)および炭酸セシウム(428mg, 1.31mmol)の混合物を、マイクロ波を160℃で20分間照射した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、DCMですすいだ。濾液を濃縮し、勾配フラッシュクロマトグラフィー(DCM中0〜15%MeOH)により精製し、標題化合物を白色固形物(30mg, 17%)として得た。
【0335】
実施例240. N4-(1H-インドール-4-イル)-5-メチル-N2-(4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CLVI)

30%TFA/DCM(1mL)中の中間体86(27mg, 0.05mmol)の混合物を、3時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、分取HPLCにより精製した。得られた画分を真空中で濃縮し、標題化合物のTFA塩を黄褐色固形物(11mg, 43%)として得た。

【0336】
実施例241. 2-クロロ-N-{2-[4-(2-ピロリジン-1-イル-エトキシ)-フェニルアミノ]-ピリミジン-5-イル}-5-(3-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-ベンズアミド(化合物CLVII)

ジオキサン(15mL)中の3-ブロモピリジン(379mg, 2.4mmol)、4-アミノ-2-クロロ-5-メチルピリミジン(287mg, 2.0mmol)、Pd2(dba)3(18mg, 0.02mmol)、キサントホス(23mg, 0.04mmol)および炭酸セシウム(975mg, 3.0mmol)の混合物を、アルゴン下で1時間還流加熱した。この溶媒を除去し、残渣をHPLCにより精製し、中間体2-クロロ-5-メチル-N-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-4-アミンを黄色固形物(252mg, 57%)として得た。第二のBuckwaldに関して、ジオキサン(5mL)中の2-クロロ-5-メチル-N-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-4-アミン(80mg, 0.36mmol)、4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(74mg, 0.34mmol)、Pd2(dba)3(3.2mg, 0.003mmol)、キサントホス(4.2mg, 0.007mmol)および炭酸セシウム(234mg, 0.72mmol)の混合物を、アルゴン下で1時間還流加熱した。粗反応混合物を、HPLCを用い精製し、標題化合物を明茶色固形物(28mg, 20%)として得た。

【0337】
実施例242. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-5-メチル-N4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CLVIII)

ジオキサン(15mL)中の1-ブロモ-3-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(241mg, 1.0mmol)、4-アミノ-2-クロロ-5-メチルピリミジン(143mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(9mg, 0.01mmol)、キサントホス(14mg, 0.02mmol)および炭酸セシウム(650mg, 2.0mmol)の混合物を、アルゴン下で10時間還流加熱した。溶媒を除去し、残渣をHPLCにより精製し、中間体2-クロロ-5-メチル-N-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-4-アミンを茶色固形物(260mg, 85%)として得た。氷酢酸(5mL)中のこの中間体(100mg, 0.33mmol)および4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(67mg, 0.33mmol)の混合物を、アルゴン下で3時間還流加熱した。粗反応混合物を、HPLCを用いて精製し、標題化合物を白色固形物(11mg, 7%)として得た。

【0338】
実施例243. N2-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)-N4-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-2,4-ジアミン(化合物CLIX)

ジオキサン(15mL)中の4-ブロモ-1-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ベンゼン(259mg, 1.0mmol)、4-アミノ-2-クロロ-5-メチルピリミジン(143mg, 1.0mmol)、Pd2(dba)3(9mg, 0.01mmol)、キサントホス(14mg, 0.02mmol)および炭酸セシウム(650mg, 2.0mmol)の混合物を、アルゴン下で10時間還流加熱した。溶媒を除去し、残渣をHPLCにより精製し、中間体2-クロロ-N-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-メチルピリミジン-4-アミンを茶色固形物(200mg, 62%)として得た。氷酢酸(5mL)中のこの中間体(161mg, 0.5mmol)および4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ベンゼンアミン(103mg, 0.5mmol)の混合物を、アルゴン下で3時間還流加熱した。粗反応混合物を、HPLCを使用し精製し、標題化合物を茶色固形物(75mg, 31%)として得た。

【0339】
実施例244. Jak2キナーゼに関するIC50値決定
化合物のIC50値は、Upstate Cell Signaling Solutionsから得られた組換えJAK2による、ルミネセンス-ベースのキナーゼアッセイを用いて決定した。白色の平底96-ウェルプレート(Nunc)において、パラレルアッセイを、室温で、最終容積50μLで試行した。各ウェルは、50mM MgCl2、800μM EGTA、350μM Triton X-100、2mM β-メルカプトエタノールを含有する40mMトリス緩衝液(pH7.4)、100μMペプチド基質(PDKtide;Upstate Cell Signaling Solutions)および適量のJAK2(75〜25ng/ウェル)からなる緩衝液40μLを含み、その結果このアッセイは60分間にわたり直線であった。IC5O値決定のためのTargeGen化合物の最終濃度は、DMSO 2.5μL中の適量の化合物の添加により、1000〜0.01μMの範囲であり;各アッセイに存在するDMSOは、5%で一定であった。この反応は、最終アッセイ濃度3μMとなるようなATP 10μLの添加により開始した。反応を60分間進行した後、Kinase-Glo試薬(Promega)50μLを添加し、反応を停止した。次にこの溶液を、更に10分間進行させ、ルミネセンス反応を最大とした。
【0340】
その後値を、輝度測定のためのUltra 384装置(Tecan)セットを用いて測定した。2つの対照反応も試行した:1つの反応は、化合物を含まず、第二の反応は、阻害剤もペプチド基質も含まなかった。IC50値は、Prism(バージョン4;GraphPad Software)の非線形曲線フィッティング可能性を使用し、実験データから得た。結果を表1に示している。
【0341】
(表1)本発明の化合物とそれらのJak2キナーゼに関するIC値


























【0342】
実施例245. 選択された化合物の有効性の決定
HEL、CTLL-2および正常ヒト皮膚線維芽細胞(NHDF)を、アメリカンティシューカルチャーコレクション(American Tissue Culture Collection)(ロックビル, MD)から入手した。BaF/3細胞は、DKFZ癌研究所(ハイデルベルグ, 独国)から入手した。
【0343】
BaF/3、HELおよびNHDF細胞は、ペニシリン、ストレプトマイシン、L-グルタミン、および10%ウシ胎仔血清(FBS)を補充した、RPMI 1640培地(Gibco BRL, Gaithersburg, MD)において増殖した。CTLL-2細胞は、更に20U/mL組換えIL-2(Hoffmann-LaRoche, Nutley, NJ)を補充した、前記培地において増殖した。ヒトJAK2コード配列を含むプラスミドを、Invitrogen(マジソン, WI)から購入した。JAK2V617F cDNAは、部位特異的変異誘発を用い、V617F変異をヒトJAK2コード配列に導入し、その後二方向配列決定を用い検証した。このcDNAを引き続き、レトロウイルスベクターにサブクローニングし、BaF/3細胞へ形質導入した。JAK2V617Fを発現している永久的に形質導入されたBaF/3細胞を選択し、1mg/ml G418で維持した。GFPを、pLenti6-GFP(Invitrogen)を使用するレンチウイルス形質導入によりこの細胞へ導入し、引き続きブラストサイジンで選択し、FACs分析を用いGFP発現を確認した。
【0344】
細胞増殖アッセイを、XTT細胞増殖キットを製造業者(Roche, アラメダ, CA)の指示に従い用いて行った。簡単に述べると、約2.5×103個の細胞を、100μL RPMI増殖培地+様々な用量のXLVのはいったマイクロタイター-プレートウェルに3つ組で配置した。72時間インキュベーション後、ウェルに20μLのXTTを添加し、4〜6時間インキュベーションした。形成された呈色したホルマザン生成物を、450nmでの、Vmax分光光度計(Molecular Devices, サニーベール, CA)を使用し、650nmで補正して、分光光度法により測定した。IC50値は、GraphPad Prism 4.0ソフトウェア(サンディエゴ, CA)を用いて決定し、OD値をy-軸(線形スケール)、および濃度(mM)をx-軸(対数スケール)でプロットした。データには、非線形回帰フィット解析を施し、IC50値を、増殖を50%阻害する濃度として決定した。
【0345】
増殖 EC50:
HEL-27OnM
Baf3:JAK2V617F-297nM
対照データ:IL-2-誘導したJAK3-依存型増殖-3395nM
対照データ:正常ヒト皮膚線維芽細胞対照-6487nM
【0346】
アポトーシスアッセイ
増殖培地(RPMI、10%FBS、1mg/ml G418および10μg/mlブラストサイジン)中で培養したBaF/3-JAKV617F細胞を、XLVの1、3および10μMで24時間処理した。890RCF(相対遠心力)で5分間遠心することにより細胞を収穫した後、ゲノムDNAを、DNA単離キット(Puregen, チノ, CA)を用い、細胞ペレットから単離した。各試料のゲノムDNA 5μgを、1.2%アガロースゲル電気泳動に供し、ゲノムDNA断片化を検出した(DNAラダーアッセイ)。対照として、増殖培地(Cambrex, ウォーカービル, MD)において60%の集密度まで培養した接着性正常ヒト皮膚線維芽細胞(NHDF)を、先に説明されたようにXLVで処理した。氷冷したPBSで2回洗浄した後、ゲノムDNAを、アガロースゲル電気泳動のために、NHDF細胞から単離した。
【0347】
免疫ブロット法
XLVまたはビヒクル対照で処理したBaF/3-JAKV617F細胞を、遠心し、氷冷したPBSで2回洗浄し、RIPA緩衝液を用いて溶解した。タンパク質濃度を、BCA法(Pierce, ロックフォード, IL)を用いて決定し、1× Laemmli緩衝液中の各試料の総細胞タンパク質100μgを、ウェスタンブロット解析に供した。このタンパク質ブロットは、抗-ホスホ-STAT5(Tyr694/699)(Upstate Biotechnology, Charlottesville, VA)によりプロービングし、引き続きストリッピングし、および抗-STAT5抗体(Cell Signaling Technology, Danvers, MA)により再プロービングした。ホスホ-STAT5またはSTAT5タンパク質を、増強式化学発光法(Pierce)により視認した。インビボシグナル伝達試験を、同様の様式で行った。簡単に述べると、細胞注入後11日目に、動物に、ビヒクルまたはXLV 100mg/kgのいずれかを経口投与した。投与後7時間で脾臓を摘出し、FastPrep装置(Qbiogen, アービン, CA)において迅速にホモジナイズした。各脾臓ホモジネート100μgを、ウェスタンブロット解析に供した。このタンパク質ブロットは、抗-ホスホ-STAT5(Tyr694/699)によりプロービングし、引き続き抗-STAT5抗体によりプロービングし、増強式化学発光法により視認した。
【0348】
循環腫瘍組織量のFACs分析
BaF/3-JAK2V617F細胞懸濁液の注射後11日目に、ビヒクルを受け取った1匹のマウスから終末心臓放血法(terminal cardiac bleeding method)により血液1mLを採取し、血液0.1mLを、XLVの10、30または100mg/kgが投与された3群の各々10匹のマウスから致命的でない眼窩後方採血法により採取し、用量群内に共にプールした。血液単核細胞を、Ficoll(Sigma-Aldrich, セントルイス, MO)クッション遠心分離法(600RCFおよび30分間)により単離した。単離された細胞を、FACS分析に供し、GFP陽性BaF/3:JAK2V617F細胞の割合を決定した。結果を、下記図に示す。

【0349】
循環腫瘍モデル
SCIDマウスに、JAK2V617FおよびGFPを発現しているBaF/3細胞を静脈内注射した。XLVを、示された用量で経口投与し、これは注入後3日目に開始し、注入後20日目に終了した。11日目に、各群の動物から血液を採取し、FACs分析に供し、GFP陽性である循環細胞の割合を決定した。平行試験においては、11日目に薬物を単回100mg/kg用量を投与し、4時間後に屠殺すること以外は、動物を先に説明されたように処置し、腫瘍を含む肥大した脾臓におけるSTAT5リン酸化を分析した。結果を、下記図に示す。

【0350】
眼への曝露および有効性データ
点眼投与による0.1%化合物の曝露データ:
0.2%チロキサポール/1%HPMC/4%マンニトール中の0.1%投与量として製剤された化合物の局所的曝露データにおいて、マウスの眼組織後方に認められた曝露レベルを、2つの異なる時点、すなわち2時間および7時間で示した。選択された化合物の有効性データは、表2に示す。
【0351】
(表2)0.1%製剤QDX1の両側局所的滴下注入後のマウス眼組織内の濃度(nM)

【0352】
実施例246. 酸素-誘導型網膜症(OIR)モデルにおける眼の有効性試験における化合物XVII
化合物XVIIを、網膜新血管形成が、仔マウスを正常酸素(normoxia)から酸素過剰へ、その後正常酸素へと戻すようサイクルすることにより誘起される、マウスの酸素-誘導型網膜症(OIR)モデルを用いて試験した。C57BL/6マウスの同腹仔を、出産後7日目(P7)に高酸素環境(70%O2)に移し、開始した。5日後、同腹仔を、正常酸素環境(21%O2)に戻し、そこでこれらを更に5日間維持し、その間にこれらは化合物XVIIまたは好適なビヒクルのいずれかの局所適用を受け取った。この期間の最後に、網膜の全載を調製し、マウスの内皮細胞を認識する蛍光標識したレクチン(BSL I)で染色した。最後に、蛍光顕微鏡によりデジタル画像を得、血管面積を定量するために、画像解析ソフトウェアプログラムを使用し解析した。1つの試験において、化合物XVIIの0.1%製剤を1日2回(bid)投与された動物は、ビヒクル-処理した動物と比べ、血管面積の29%の減少を示し(P<0.05, n=11-15);第二の試験において、22%の減少が認められた(P<0.02, n=6)。結果は、表3にまとめている。
【0353】
(表3)

【0354】
本発明は、前記実施例を参照し説明されているが、修飾および変更は本発明の精神および範囲に包含されることは理解されるであろう。従って本発明は、「特許請求の範囲」によってのみ限定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造(A)を有する化合物、または、化合物(A)の薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、N-酸化物、および個々のジアステレオマー:

式中、
Xは、結合、O、C=O、SO2、およびCH2からなる群より選択され;Yは、結合もしくはNR9からなる群より選択されるか;または、XおよびYは一緒に結合であり;
R1およびR2の各々は独立して、H、C1-C6置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のヘテロ環、置換もしくは非置換のアリール、および置換もしくは非置換のヘテロアリールからなる群より選択されるか;または、R1およびR2は一緒に結合であるか;または、R1およびR2は一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成し;
p、q、r、n、mの各々は独立して、0〜6の間の値を有する整数であり;
R9は、H、C1-C6アルキル、C1-C6シクロアルキル、C1-C6分枝アルキル、C1-C6置換アルキル、C1-C6アミノアルキル、およびC1-C6ヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
G0は、N、O、H、およびCHからなる群より選択され、
但しG0がNである場合、
R3およびR4の各々が独立して、H、C1-C6アルキル、C1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、C1-C6置換もしくは非置換の分枝アルキル、置換もしくは非置換のアリール、および置換もしくは非置換のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または、R3およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成することを条件とし;
追加的に、但しG0がNである場合、
R1およびR9が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成するか;または、R1およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成するか;または、R9およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成するか;または、R3およびR4が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR6-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成することを条件とし;
更に、但しG0がOである場合、
基R4を伴わずに、R3が、H、C1-C6アルキル、およびC1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、置換もしくは非置換の分枝アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、炭素もしくは窒素を介して結合した置換ヘテロ環、置換もしくは非置換のアリール、炭素もしくは窒素を介して結合した置換もしくは非置換のヘテロアリールからなる群より選択されるか;R1およびR9が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成するか;または、R1およびR3が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成するか;または、R9およびR3が一緒に、(CH2)m、(CH2)r-S-(CH2)m、(CH2)r-SO-(CH2)m、(CH2)r-SO2-(CH2)m、(CH2)r-NR9-(CH2)m、および(CH2)r-O-(CH2)mからなる群より選択される部分を形成することを条件とし;
更に、但しG0=CHである場合、R3およびR4の各々が独立して、H、C1-C6アルキル、C1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、C1-C6置換もしくは非置換の分枝アルキル、置換もしくは非置換のアリール、炭素もしくは窒素を介して結合したC1-C6置換もしくは非置換のヘテロ環、および炭素もしくは窒素を介して結合した置換もしくは非置換のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または、R3およびR4が一緒に、(CHR9)r-(CHR9)m-(CHR9)p、(CHR9)r-S-(CHR9)m、(CHR9)r-SO-(CHR9)m、(CHR9)r-SO2-(CHR9)m、(CHR9)r-NR9-(CHR9)m、および(CHR9)r-O-(CHR9)mからなる群より選択される部分を形成することを条件とし;
Gは、NまたはCR6であり、ならびに各Gは、互いに他のGから独立し、更に、但し2個を超えない基GがNであること、更に、但し各CR6について、各R6が、互いに他の基R6から独立していることを条件とし、
R5は、メチルであり;

であり、式中、R6、R7、R8の各々は独立して、H、C1-C6置換もしくは非置換のアルキル、C1-C6置換もしくは非置換のアルケニル、C1-C6置換もしくは非置換のアルキニル、C1-C6置換もしくは非置換のヒドロキシアルキルもしくはアミノアルキル、C1-C6置換もしくは非置換の分枝アルキル、C1-C6置換もしくは非置換のシクロアルキル、炭素もしくはヘテロ原子を介して結合した置換もしくは非置換のアリール、炭素もしくはヘテロ原子を介して結合した置換もしくは非置換のヘテロアリール、C1-C6アルコキシ、ハロゲン、CF3、-OCF3、CHR3R4、SR3、SOR3、SO2R3、SO2NR3R4、SO3R3、POR3、PO2R3、PO2NR3R4、PO2CR3R4、PO3R3、NR3R4、NO2、CN、OH、C0NR3R4、COR3、COOR3、NR3COR4、NR3CONR3R4、OCONR3R4、CSNR3R4、CSR3、NR3CSNR3R4、SCONR3R4、SCSNR3R4、およびSCSNR3R4からなる群より選択されるか;または、任意のR6およびR7は一緒に、もしくはR7およびR8は一緒に、もしくはR6およびR8は一緒に、-HN-CH=CH-、-HN-N=CH-、-HN-N=N-、-O(CH2)nO-、-S(CH2)mS-、-N=CH-S-、-CH=N-O-、-CH=N-S-、-N=CH-O-、-C=N-O-、-C=N-O-、-CH=CH-CH=CH-、-N=CH-CH=CH-、-CH=N-CH=CH-、-0-CH=CH、および-S-CH=CH-からなる群より独立して選択される部分を形成するか;または、R3およびR4は一緒に、(CHR9)r-(CHR9)m-(CHR9)p、(CHR9)r-S-(CHR9)m、(CHR9)r-SO-(CHR9)m、(CHR9)r-SO2-(CHR9)m、(CHR9)r-NR9-(CHR9)m、および(CHR9)r-O-(CHR9)mからなる群より選択される部分を形成し;
Aは、O、NR3、CR3R4、S、SO、およびSO2からなる群より選択され;
G1は、CH、N、NH、S、およびOからなる群より選択され;
G2は、CR7、N、NH、S、およびOからなる群より選択され、各基R7は、他のどの基R7からも独立し;
かつ、G1またはG2がNH、S、またはOである場合、Qは、6員の芳香環または非芳香環に縮合されてもよい、5員のヘテロ芳香環であり;かつ、G1またはG2がNである場合、Qは、6員の芳香環または非芳香環に縮合されてもよい、5または6員の芳香環であり;
更に、但しXもしくはG0が、Xに含まれかつO、S、およびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含むか、もしくは、G0が、ヘテロ原子を含む少なくとも4個の非水素原子を含み、かつ、R3およびR4、もしくはR1およびR9、もしくはR1およびR4、もしくはR9およびR4が一緒に、芳香族、ヘテロ芳香族、環式もしくはヘテロ環式環システムを形成すること、または非環式システムが存在する場合に1個よりも多いヘテロ原子が存在し、およびAがNR3である場合に任意のR6、R7、もしくはR8、もしくは任意のそれらの組合せが独立して、少なくとも2個の非水素置換基を含むか、またはAがNR3である場合にQが、R6からR7の、もしくはR7からR8の縮合環を形成することを条件とする。
【請求項2】
第一部分が、




からなる群より選択され、第二部分が、



からなる群より選択される、
第二部分へ化学的に結合された第一部分を含む化合物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、N-酸化物、および個々のジアステレオマー。
【請求項3】
以下の式I〜CLXIIを有する化合物からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:







































【請求項4】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項5】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項6】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項7】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:




【請求項8】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項9】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:



【請求項10】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項11】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項12】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項13】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項14】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項15】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項16】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:



【請求項17】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項18】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項19】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項20】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項21】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項22】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項23】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項24】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項25】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項26】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項27】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項28】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項29】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項30】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項31】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:



【請求項32】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項33】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項34】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:



【請求項35】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項36】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:




【請求項37】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項38】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項39】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項40】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:



【請求項41】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項42】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項43】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項44】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項45】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項46】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項47】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項48】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項49】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:



【請求項50】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項51】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項52】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項53】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項54】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項55】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項56】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項57】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項58】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項59】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項60】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項61】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項62】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項63】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項64】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項65】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項66】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項67】
以下からなる群より選択される、請求項1記載の化合物:


【請求項68】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項69】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項70】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項71】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項72】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項73】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項74】
以下である、請求項1記載の化合物:


【請求項75】
請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、N-酸化物、および個々のジアステレオマーの治療的有効量を、必要とする対象に投与することを含む、そのような治療を必要とする対象に対する血管新生関連障害の治療法。
【請求項76】
障害が、骨髄増殖性障害、真性赤血球増加症、本態性血小板血症、骨髄様化生を伴う骨髄線維症、任意の他の骨髄関連障害、増殖性糖尿病性網膜症、癌、眼疾患、炎症、乾癬、血管新生に関連した任意の疾患、またはウイルス感染症である、請求項75記載の方法。
【請求項77】
障害が、真性赤血球増加症である、請求項75記載の方法。
【請求項78】
障害が、本態性血小板血症である、請求項75記載の方法。
【請求項79】
障害が、骨髄様化生を伴う骨髄線維症である、請求項75記載の方法。
【請求項80】
障害が、任意の骨髄関連障害である、請求項75記載の方法。
【請求項81】
癌が、消化管/胃腸管の癌、結腸癌、肝癌、皮膚癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、リンパ腫、白血病、腎癌、肺癌、筋肉の癌、骨癌、膀胱癌、および脳の癌からなる群より選択される、請求項76記載の方法。
【請求項82】
障害が、眼の新血管形成、乳児の血管腫;臓器の低酸素症、血管過形成、臓器移植拒絶反応、狼瘡、多発性硬化症、慢性関節リウマチ、乾癬、I型糖尿病またはII型糖尿病、および糖尿病の合併症、炎症疾患、急性膵炎、慢性膵炎、喘息、アレルギー、成人呼吸窮迫症候群、心血管疾患、肝疾患、他の血液障害、喘息、鼻炎、アトピー、皮膚炎、自己免疫性甲状腺障害、潰瘍性大腸炎、クローン病、転移性黒色腫、カポジ肉腫、多発性骨髄腫、サイトカインが関連した状態、および糸球体腎炎、強皮症、慢性甲状腺炎、グレーヴス病、自己免疫性胃炎、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性好中球減少症、血小板減少症、アレルギー性喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、多発性硬化症、炎症性腸疾患、移植片対宿主疾患を含む他の自己免疫疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮側索硬化症、ハンチントン病、脳虚血、または外傷性傷害、打撃、グルタミン酸神経毒性、低酸素症により引き起こされた神経変性疾患;脳卒中時の虚血性/再灌流傷害、心筋虚血、腎虚血、心臓発作、心肥大、アテローム硬化症および動脈硬化症、臓器の低酸素症、血小板凝集、アレルギー性接触皮膚炎、過敏性肺炎、全身性エリテマトーデス、若年性関節炎、シェーグレン症候群、強皮症、多発性筋炎、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、エプスタイン・バー・ウイルス、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV1、水痘-帯状疱疹ウイルス、ヒトパピローマウイルス、食物アレルギー、皮膚炎症、および固形腫瘍により誘発された免疫抑制からなる群より選択される、請求項75記載の方法。
【請求項83】
障害が、心血管疾患である、請求項82記載の方法。
【請求項84】
障害が、血液学的障害である、請求項82記載の方法。
【請求項85】
障害が、慢性骨髄性白血病(CML)である、請求項75記載の方法。
【請求項86】
慢性骨髄性白血病が、現在の治療に対し耐性を示す、請求項85記載の方法。
【請求項87】
障害が、骨髄増殖性障害である、請求項75記載の方法。
【請求項88】
骨髄増殖性障害が、キナーゼの変異に起因して生じる、請求項87記載の方法。
【請求項89】
キナーゼが、JAKファミリーキナーゼである、請求項88記載の方法。
【請求項90】
骨髄増殖性障害が、JAKファミリーキナーゼ経路の機能獲得に起因して生じる、請求項87記載の方法。
【請求項91】
骨髄増殖性障害が、JAKファミリーキナーゼ経路の機能獲得に起因した遺伝子またはタンパク質の融合の結果として生じる、請求項87記載の方法。
【請求項92】
障害が、キナーゼに関連している、請求項75記載の方法。
【請求項93】
キナーゼが、JAKファミリーキナーゼである、請求項92記載の方法。
【請求項94】
請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはそのN-酸化物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、および個々のジアステレオマー、ならびにそれらのための薬学的に許容できる担体を含有する、医薬組成物。
【請求項95】
包装材およびこの包装材内に包含された医薬組成物を含む製品であって、該包装材が、該医薬組成物の血管新生関連障害の治療への使用が可能であることを記すラベルを含み、かつ該医薬組成物が、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはN-酸化物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、および個々のジアステレオマーを含む、製品。
【請求項96】
包装材およびこの包装材内に包含された医薬組成物を含む製品であって、該包装材が、該医薬組成物の骨髄増殖性障害、増殖性糖尿病性網膜症、癌、眼疾患、炎症、乾癬、またはウイルス感染症の治療への使用が可能であることを記すラベルを含み、かつ該医薬組成物が、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはN-酸化物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、および個々のジアステレオマーを含む、製品。
【請求項97】
障害が、消化管/胃腸管の癌、結腸癌、肝癌、皮膚癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、リンパ腫、白血病、腎癌、肺癌、筋肉の癌、骨癌、膀胱癌、および脳の癌からなる群より選択される、請求項96記載の製品。
【請求項98】
請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはN-酸化物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、および個々のジアステレオマーの治療的有効量を、抗炎症薬、化学療法薬、免疫調節薬、治療的抗体、またはプロテインキナーゼ阻害剤と併用して、必要とする対象へ投与することを含む、血管新生関連障害の治療法。
【請求項99】
請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはそのN-酸化物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形の塩、および個々のジアステレオマー、ならびに薬学的に許容できる担体の組合せを組み合わせることを含む、医薬組成物を製造する方法。
【請求項100】
請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つ、またはN-酸化物、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形、および個々のジアステレオマーの治療的有効量を、必要とする対象へ局所投与することを含む、血管新生関連障害の治療法。
【請求項101】
投与が、抗炎症薬、化学療法薬、免疫調節薬、治療的抗体、またはプロテインキナーゼ阻害剤の投与と組合せて実行される、請求項100記載の方法。
【請求項102】
障害が、眼疾患である、請求項100または101記載の方法。
【請求項103】
局所投与が、点眼剤の投与を含む、請求項102記載の方法。

【公開番号】特開2013−56930(P2013−56930A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−257150(P2012−257150)
【出願日】平成24年11月26日(2012.11.26)
【分割の表示】特願2008−538935(P2008−538935)の分割
【原出願日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(507062439)ターゲジェン インコーポレーティッド (8)
【Fターム(参考)】