説明

キナーゼ阻害剤としてのピラジノピラジンおよび誘導体

本発明は下記一般式で示される化合物(式中、各変動記号の意味は明細書に定義されている通り)及びそれらの製造及び用途に関する。
【化145】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式Iで示される化合物、並びにその互変異性体及び薬剤に許容される塩及び溶媒和物。
【化140】

式中、
1は、アリール基、3〜8員炭素環式基、又は炭素原子とO、N、P(O)及びS(O)rから独立して選ばれた1〜4個のヘテロ原子とを含む5、6又は7員ヘテロ環若しくはヘテロアリール環基を表し、W1は場合により1〜5個のRa基で置換されていてもよく;
2は、アリール基又は炭素原子とO、N、P(O)及びS(O)rから独立して選ばれた1〜3個のヘテロ原子とを含む5又は6員ヘテロアリール環基を表し、W2は場合により1〜5個のRb基で置換されていてもよく;
Qは、N又はCRcであり;
1およびL2は、単結合、C1-6−アルキル、O−C0-6−アルキル、NR1−C0-6−アルキル、C(O)NR1−C0-6−アルキル、NR1C(O)−C0-6−アルキル、C2-6−アルケニル、C2-6−アルキニル、C0-6−アルキル−S(O)r、C0-6−アルキル−S(O)2NR1、C0-6−アルキル−NR1S(O)2、C(O)−C0-6−アルキル、OC(O)NR1−C0-6−アルキル、NR1C(O)O−C0-6−アルキル、NR1C(O)NR1−C0-6−アルキルよりなる群から独立して選ばれ;リンカーL1およびL2はどちらの向きに含まれていてもよく;
aおよびRbは、ハロゲン、−CN、−NO2、−R1、−OR2、−O−NR12、−NR12、−NR1−NR12、−NR1−OR2、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR1C(O)YR2、−SC(O)YR2、−NR1C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR1)YR2、−YC(=N-OR1)YR2、−YC(=N−NR12)YR2、−YP(=O)(YR3)(YR3)、−Si(R3)3、−NR1SO22、−S(O)r2、−SO2NR12、及び−NR1SO2NR12よりなる群から独立して選ばれ、或いは2つの隣接Ra又は2つの隣接Rbは、それらが結合している原子と共に、場合により置換されていてもよく、N、O、P(O)及びS(O)rから選ばれた0〜3個のヘテロ原子を含有する5、6又は7員の飽和、部分飽和又は不飽和環を形成していてもよく;
cは、ハロゲン、−R3、−OR2および−SR2よりなる群から選ばれ;
ここで、各Yは独立して、単結合、−O−,−S−又は−NR1−であり;
rは0、1又は2であり;
nは1又は2であり;
1及びR2は出てくるごとに独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロ環基及びヘテロアリールから選ばれ;
3は出てくるごとに独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロ環基及びヘテロアリールから選ばれるか;
或いは、各NR12部分は、N、O、P(O)及びS(O)rから選ばれた0〜2個の追加ヘテロ原子を含有する、場合により置換されていてもよい、飽和、部分飽和又は不飽和の5、6又は7員環であってもよく;
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロ環部分は場合により置換されていてもよい。
【請求項2】
nが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
nが2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
QがNである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
QがCRcである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
cがアルキルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
cがハロゲンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
1が単結合である、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
1がC(O)C0-6アルキルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
1がC(O)NHC0-6アルキルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
1がアリールである、請求項1〜3及び8〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
1が5又は6員環ヘテロアリールである、請求項1〜3及び8〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
1が5、6又は7員環のヘテロ環基である、請求項1〜3及び8〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
1が3〜8員環炭素環式基である、請求項1〜3及び8〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
2がCH2又はCH(CH3)である、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
2がCH2である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
下記一般式で示される請求項15に記載の化合物。
【化141】

式中、RはCH3又はHである。
【請求項18】
下記一般式で示される請求項15に記載の化合物。
【化142】

【請求項19】
下記一般式で示される請求項17に記載の化合物。
【化143】

【請求項20】
QがNである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
QがCRcである、請求項19に記載の化合物。
【請求項22】
cが低級アルキル又はハロゲンである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
nが1である、請求項19に記載の化合物。
【請求項24】
nが2である、請求項19に記載の化合物。
【請求項25】
1及びW2が、それぞれ1〜5個のRa及び1〜5個のRbで場合により置換されていてもよいアリールであり、RがHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項26】
1が1〜5個のRaで場合により置換されていてもよい5若しくは6員環ヘテロアリールであり、W2が1〜5個のRbで場合により置換されていてもよいアリールであり、RがHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項27】
2がC(O)C0-6アルキルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項28】
2がC(O)である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
2がC(O)CH2である、請求項27に記載の化合物。
【請求項30】
下記一般式で示される請求項27に記載の化合物。
【化144】

【請求項31】
1及びW2が、それぞれ1〜5個のRa及び1〜5個のRbで場合により置換されていてもよいアリールである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
1が1〜5個のRaで場合により置換されていてもよい5若しくは6員環ヘテロアリールであり、W2が1〜5個のRbで場合により置換されていてもよいアリールである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
QがNである、請求項30に記載の化合物。
【請求項34】
QがCRcである、請求項30に記載の化合物。
【請求項35】
cが低級アルキル又はハロゲンである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
nが1である、請求項30に記載の化合物。
【請求項37】
nが2である、請求項30に記載の化合物。
【請求項38】
治療有効量の請求項1〜37のいずれかに記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物若しくは水和物を哺乳動物に投与することからなる、がん治療を必要とする哺乳動物におけるがんを治療する方法。
【請求項39】
がんが、非小細胞型肺がん、グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、食道がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、乳がん、横紋筋肉腫、未分化大細胞型リンパ腫、又は炎症性筋線維芽細胞性腫瘍である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
請求項1〜37のいずれかに記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物若しくは水和物、並びに製薬用担体、希釈剤若しくはビヒクルを含む組成物。

【公表番号】特表2012−508690(P2012−508690A)
【公表日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−535570(P2011−535570)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/006057
【国際公開番号】WO2010/056311
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(500430383)アリアド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】