【課題】多くのプロテインキナーゼならびに多数の増殖性およびその他のＰＫ関連疾患を背景に、ＰＫ阻害剤として、したがってこれらのＰＫ関連疾患の処置において有用である化合物を提供する必要に対処することが本発明の課題である。
【解決手段】式Ｉ


の化合物および動物またはヒトの処置におけるそれらの使用、式Ｉの化合物を含む医薬組成物、並びにプロテインキナーゼ依存性疾患の、とりわけ増殖性疾患、例えばとりわけ腫瘍疾患の処置用医薬組成物の製造のための式Ｉの化合物の使用を提供することにより、上記課題を解決する。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
５−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−４−フルオロ−２−メチル−２，３−ジヒドロ−インドール−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
５−（６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−インドール−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
５−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−インドール−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（４−メチル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（４−メチル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、または
７−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（４−モルホリン−４−イルメチル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項２】
式：
【化１】

〔式中、
【化２】

は：
【化３】

から選択される基である。〕
の化合物またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項３】
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−メチル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミドまたは
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（２−トリフルオロメチル−ピリジン−４−イル）−アミド、
またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項４】
式：
【化４】

〔式中、
【化５】

は：
【化６】

から選択される。〕
から選択される化合物、またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項５】
６−（２−アセチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−メトキシカルボニルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（２−アセチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（４−メチル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（２−メトキシカルボニルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸（４−メチル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−２，３−ジヒドロ−ベンゾ［１，４］オキサジン−４−カルボン酸［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニル］−アミド、
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−モルホリン−４−イル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸ｃｉｓ／ｔｒａｎｓ−（４−イソプロピル−シクロヘキシル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−アミノ−６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、または
６−（２−アミノ−６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−４−クロロ−フェニル）−アミド、またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項６】
６−（２−アミノ−６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ベンゾオキサゾール−３−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−４−クロロ−フェニル）−アミド、
【化７】

６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イル−メチル）−３−トリフルオロメチル−フェニル］−アミド、または
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［３，４−ビス（トリフルオロメチル）−フェニル］−アミド、
次の式：
【化８】

〔式中、
【化９】

は：
【化１０】

から選択される。〕
の化合物、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−シクロプロピル−４−フルオロ−フェニル）−アミド、
式：
【化１１】

〔式中、
【化１２】

は：
【化１３】

から選択される。〕
から選択である化合物、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−モルホリン−４−イル−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
式：
【化１４】

〔式中、
【化１５】

は：
【化１６】

から選択される。〕
から選択される化合物、
６−（６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−シアノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノメチル−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
｛６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−イルメチル｝−カルバミン酸メチルエステル、
６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−カルボン酸エチルエステル、
６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−カルボン酸、
６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−カルボン酸ジメチルアミド、
６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−カルボン酸アミド、
６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−カルボン酸メチルアミド、
６−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリミジン−４−カルボン酸イソプロピルアミド、
６−（６−クロロメチル−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−メチルアミノメチル−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−ジメチルアミノメチル−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
｛６−［５−（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルスルファニル］−ピリミジン−４−イル｝−カルバミン酸ｔｅｒｔ−ブチルエステル、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルスルファニル）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルスルファニル）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−スルフィニル）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−スルホニル）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルスルファニル）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメトキシ−フェニル）−アミド、
６−（ピリジン−４−イル−メチル）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（２−メチル−ピリジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
４−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリジン−２−カルボン酸ブチルエステル、
４−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリジン−２−カルボン酸アミド、
４−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリジン−２−カルボン酸（２−ジメチルアミノ−エチル）−アミド、
６−（２−アミノ−ピリジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
｛４−［５−（３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル）−ナフタレン−２−イルオキシ］−ピリジン−２−イル｝−カルバミン酸メチルエステル、
６−［２−（２−アミノ−ピリミジン−４−イル）−エチル］−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルエチニル）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（３−メトキシ−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
式：
【化１７】

〔式中、Ｒは
【化１８】

から選択される。〕
の化合物、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１−メチル−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
式
【化１９】

〔式中、Ｒは
【化２０】

から選択される。〕
の化合物、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１−エチル−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１−エチル−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−１−イソ−プロピル−１Ｈ−インドール−３−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−アセチルアミノピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−ピペラジン−１−イルメチル−３−トリフルオロメチルフェニル）アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（４−ピペラジン−１−イルメチル−３−トリフルオロメチルフェニル）アミド、
｛６−［５−（４−ピペラジン−１−イルメチル−３−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル）ナフタレン−２−イルオキシ］ピリミジン−４−イル｝カルバミン酸メチルエステル、
６−（６−アセチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニル］−アミド、
６−（６−アミノピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニル］−アミド、
（６−｛５−［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル］−ナフタレン−２−イルオキシ｝−ピリミジン−４−イル）−カルバミン酸メチルエステル、
６−（６−アセチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）ナフタレン−１−カルボン酸［４−（４−イソプロピルピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチルフェニル］アミド、
６−（６−アミノピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［４−（４−イソプロピル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチルフェニル］アミド、
（６−｛５−［４−（４−イソプロピル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル］−ナフタレン−２−イルオキシ｝−ピリミジン−４−イル）−カルバミン酸メチルエステル、
７−（６−アセチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−イソキノリン−４−カルボン酸［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニル］−アミド、
（６−｛４−［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル］−イソキノリン−７−イルオキシ｝−ピリミジン−４−イル）−カルバミン酸メチルエステル、
７−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−イソキノリン−４−カルボン酸［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−３−トリフルオロメチル−フェニル］−アミド、
７−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−イソキノリン−４−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（４−イソプロピル−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
７−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−イソキノリン−４−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（４−フルオロ−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
７−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−イソキノリン−４−カルボン酸（４−フルオロ−３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
７−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−イソキノリン−４−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（４−ジメチルアミノメチル−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸｛５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−［４−（４−メチル−ピペラジン−１−イルメチル）−フェニル］−２Ｈ−ピラゾール−３−イル｝−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸｛５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−［４−（モルホリン−４−イルメチル）−フェニル］−２Ｈ−ピラゾール−３−イル｝−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸｛５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−［４−（モルホリン−４−イルメチル）−フェニル］−２Ｈ−ピラゾール−３−イル｝−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（３−メチル−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸｛５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−［３−（モルホリン−４−イルメチル）−フェニル］−２Ｈ−ピラゾール−３−イル｝−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（３−ジメチルアミノｍｅｔｙｌ−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（３−ジメチルアミノｍｅｔｙｌ−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（３−ジメチルカルバモイル−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、または
６−（６−メチルアミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸［５−ｔｅｒｔ−ブチル−２−（３−ジメチルカルバモイル−フェニル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−アミド、
またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項７】
６−（２−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項８】
６−（６−アミノ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項９】
５−（２−アミノ−６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−４−フルオロ−２−メチル−２，３−ジヒドロ−インドール−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項１０】
６−（２−アミノ−６−クロロ−ピリミジン−４−イルオキシ）−ナフタレン−１−カルボン酸（３−トリフルオロメチル−フェニル）−アミド、またはその互変異性体、あるいはその塩。
【請求項１１】
請求項１に記載の式Ｉの化合物を薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項１２】
動物またはヒトの処置に使用するための、請求項１から１０のいずれかに記載の化合物。
【請求項１３】
プロテインキナーゼ依存性疾患の処置において使用するための、請求項１２に記載の化合物。
【請求項１４】
処置されるプロテインキナーゼ依存性疾患が、ＥｐｈＢ４、ｃ−Ａｂｌ、Ｂｃｒ−Ａｂｌ、ｃ−Ｋｉｔ、Ｒａｆ、ＲＥＴ、ＰＤＧＦ−ＲおよびＶＥＧＦ−Ｒの１種以上のプロテインキナーゼに依存するプロテインキナーゼ依存性疾患である、請求項１３に記載の化合物。
【請求項１５】
プロテインキナーゼ依存性疾患がＶＥＧＦ−Ｒに依存するプロテインキナーゼ依存性疾患である、請求項１４に記載の化合物。
【請求項１６】
プロテインキナーゼ依存性疾患が増殖性疾患である、請求項１３から１５の何れかに記載の化合物。
【請求項１７】
プロテインキナーゼ依存性疾患の処置用医薬組成物の製造のための、請求項１から１０のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項１８】
プロテインキナーゼ依存性疾患が、ＥｐｈＢ４、ｃ−Ａｂｌ、Ｂｃｒ−Ａｂｌ、ｃ−Ｋｉｔ、Ｒａｆ、ＲＥＴ、ＰＤＧＦ−ＲおよびＶＥＧＦ−Ｒの１種以上のプロテインキナーゼに依存するプロテインキナーゼ依存性疾患である、請求項１７に記載の使用。
【請求項１９】
プロテインキナーゼ依存性疾患が、ＶＥＧＦ−Ｒに依存するプロテインキナーゼ依存性疾患である、請求項１８に記載の使用。
【請求項２０】
プロテインキナーゼ依存性疾患が増殖性疾患である、請求項１７から１９のいずれかに記載の使用。
【請求項２１】
プロテインキナーゼ依存性疾患が眼血管新生、糖尿病性網膜症、加齢斑変性、乾癬、フォン・ヒッペル・リンドウ病、血管芽細胞腫、血管腫、糖尿病性腎症、悪性腎硬化症、血栓性微小血管症候群、移植片拒絶、糸球体腎炎、メサンギウム増殖性糸球体腎炎、溶血性尿毒症症候群、糖尿病性腎症、高血圧性腎硬化症、粉瘤、動脈再狭窄、自己免疫疾患、急性炎症、肝硬変、糖尿病、子宮内膜症、慢性喘息、動脈または移植後アテローム性動脈硬化症、神経変性障害、白血病、乳癌、腺癌腫、結直腸がん、肺がん、腎がん、肝臓がん、膵臓がん、卵巣がん、前立腺のがん、骨髄腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、ＡＭＬ（急性骨髄性白血病）、ＡＭＭ（原発性骨髄線維症）、中皮腫、神経膠腫および膠芽細胞腫から選択される、請求項１３から１６のいずれかに記載の化合物。

【公開番号】特開２０１１−１４８８０８（Ｐ２０１１−１４８８０８Ａ）
【公開日】平成２３年８月４日（２０１１．８．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−５０３３１（Ｐ２０１１−５０３３１）
【出願日】平成２３年３月８日（２０１１．３．８）
【分割の表示】特願２００７−５３０８０２（Ｐ２００７−５３０８０２）の分割
【原出願日】平成１７年９月１４日（２００５．９．１４）
【出願人】（５０４３８９９９１）ノバルティス　アーゲー (806)
【Ｆターム（参考）】