キナーゼ阻害剤としての二環式複素環化合物
式(I):
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),(N,N,CR5,C),(N,C,CR5,N),(S,C,CR5,C)または(S,C,N,C);R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;R3は置換基を有していてもよいアミノ;R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;式
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),(N,N,CR5,C),(N,C,CR5,N),(S,C,CR5,C)または(S,C,N,C);R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;R3は置換基を有していてもよいアミノ;R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;式
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),
(N,N,CR5,C),
(N,C,CR5,N),
(S,C,CR5,C)または
(S,C,N,C);
R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;
R3は置換基を有していてもよいアミノ;
R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;
R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;
式
【化2】
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。
但し、
(1)(Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,CR5,C)の場合、式
【化3】
で表される基は、式
【化4】
(式中、R6は(1’)アミノ、(2’)モノC1−6アルキルアミノ、(3’)ジC1−6アルキルアミノ、(4’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ、(5’) モノ(C3−6シクロアルキル−カルボニル)アミノ、(6’) モノ(C3−6シクロアルケニル−カルボニル)アミノ、(7’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C6−10アリール−カルボニル)アミノ、(8’)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(9’) (a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(10’)モノ(3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(11’)モノC1−6アルコキシ-カルボニルアミノ、(12’)C1−6アルキル−アミノカルボニル、(13’)ジC1−6アルキル−アミノカルボニルまたは(14’)ニトロ、環Bはさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示す)で表される基を示し、
(2) (Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,N,C)の場合、式
【化5】
で表される基は、置換基を有する芳香族環状基を示す。〕で表される化合物(但し、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(4-ニトロフェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(フェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アセトアミドフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アミノフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンおよび6-(4-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノカルボニルアミノ)フェノキシ-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンを除く。)またはその塩。
【請求項2】
R1が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R2が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R3がアシルで置換されていてもよいアミノである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R3が
(1)アミノ、
(2)モノC1−6アルキルアミノ-カルボニルアミノ、
(3)モノC3−6シクロアルキルアミノ-カルボニルアミノ、
(4)(a)ハロゲン原子、(b)ヒドロキシ、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C1−6アルキルを1個有していてもよい3ないし8員の非芳香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−5アルキル-カルボニルアミノ、
(5)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC3−6シクロアルキル-カルボニルアミノ、
(6)ハロゲン原子およびC1−6アルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニルアミノ、
(7)C3−6シクロアルキル-スルホニルアミノ、または
(8)ハロゲン原子を1個有していてもよい5ないし7員の単環式芳香族複素環−アミノである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R4が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R5が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CH,N,CH,C),
(N,N,CH,C),
(N,C,CH,N),または
(S,C,N,C);
式
【化6】
で表される基が置換基を有するフェニルである請求項1記載の化合物。
【請求項9】
Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CH,N,CH,C),
(N,N,CH,C),
(N,C,CH,N),または
(S,C,N,C);
式
【化7】
で表される基が
(1)ハロゲン原子、
(2)(a)ハロゲン原子、および、
(b)5または6員の単環式芳香族複素環基
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(3)(a)C6−10アリール、および、(b)C1−6アルキルを1個有していてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基から選ばれる置換基を1個有していてもよいモノC1−6アルキルアミノ、
(4)5または6員の単環式芳香族複素環−アミノ、
(5)オキソを1個有していてもよい、ベンゼン環と縮合していてもよい環状アミノ、
(6)5または6員の単環式芳香族複素環基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニルアミノ、
(7)C3−6シクロアルキル−カルボニルアミノ、
(8)C3−6シクロアルケニル−カルボニルアミノ、
(9)C6−10アリールを1個有していてもよいC2−6アルキニル−カルボニルアミノ、
(10)(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)ヒドロキシ、
(d)アミノ、
(e)ハロゲン原子およびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(f)シアノを1個有していてもよいC3−6シクロアルキル、
(g)C1−6アルコキシ、
(h)モノC1−6アルキルアミノ、
(i)ジC1−6アルキルアミノ、
(j)C1−6アルキル−カルボニルアミノ、および、
(k)C1−4アルキレンジオキシ
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6−10アリール−カルボニルアミノ、
(11)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)アミノ、
(d)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(e)C6−10アリール、
(f)C1−6アルコキシ、
(g)C1−6アルキルスルファニルおよび
(h)C3−6シクロアルキル
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、
(12)(a)ハロゲン原子、
(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(c)C1−6アルコキシ、および、
(d)C3−6シクロアルキル
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、
(13)3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニルアミノ、
(14)(a)ハロゲン原子、
(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、および、
(c)C1−6アルキルスルホニル
から選ばれる置換基を1個有していてもよいC6−10アリール−スルホニルアミノ、
(15)C1−6アルキルを1個有していてもよい5または6員の単環式芳香族複素環−スルホニルアミノ、および
(16)(a)C1−6アルキル、
(b)C6−10アリール、および、
(c)5または6員の単環式芳香族複素環基
から選ばれる置換基を有していてもよいウレイド、
から選ばれる置換基を1ないし3個有するフェニルである請求項1記載の化合物。
【請求項10】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項11】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項12】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項13】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−メチルフェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項14】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)フェニル]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項15】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項16】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]−1−エチル−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項17】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項18】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項19】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−5−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項20】
請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項21】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
【請求項22】
キナーゼ阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項23】
血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項24】
血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)2阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項25】
血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項26】
Raf阻害薬である請求項21記載の医薬。
【請求項27】
血管新生阻害剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項28】
癌の予防または治療剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項29】
癌の増殖阻害剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項30】
癌の転移抑制剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項31】
哺乳動物に対して式(I):
【化8】
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),
(N,N,CR5,C),
(N,C,CR5,N),
(S,C,CR5,C)または
(S,C,N,C);
R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3は置換基を有していてもよいアミノ;
R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;
式
【化9】
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。
但し、
(1)(Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,CR5,C)の場合、式
【化10】
で表される基は、式
【化11】
(式中、R6は(1’)アミノ、(2’)モノC1−6アルキルアミノ、(3’)ジC1−6アルキルアミノ、(4’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ、(5’) モノ(C3−6シクロアルキル−カルボニル)アミノ、(6’) モノ(C3−6シクロアルケニル−カルボニル)アミノ、(7’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C6−10アリール−カルボニル)アミノ、(8’)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(9’) (a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(10’)モノ(3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(11’)モノC1−6アルコキシ-カルボニルアミノ、(12’)C1−6アルキル−アミノカルボニル 、(13’)ジC1−6アルキル−アミノカルボニルまたは(14’)ニトロ、環Bはさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示す)で表される基を示し、
(2) (Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,N,C)の場合、式
【化12】
で表される基は、置換基を有する芳香族環状基を示す。〕で表される化合物(但し、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(4-ニトロフェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(フェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アセトアミドフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アミノフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンおよび6-(4-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノカルボニルアミノ)フェノキシ-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンを除く。)もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法。
【請求項32】
癌の予防・治療剤を製造するための式(I):
【化13】
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),
(N,N,CR5,C),
(N,C,CR5,N),
(S,C,CR5,C)または
(S,C,N,C);
R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3は置換基を有していてもよいアミノ;
R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;
式
【化14】
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。
但し、
(1)(Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,CR5,C)の場合、式
【化15】
で表される基は、式
【化16】
(式中、R6は(1’)アミノ、(2’)モノC1−6アルキルアミノ、(3’)ジC1−6アルキルアミノ、(4’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ、(5’) モノ(C3−6シクロアルキル−カルボニル)アミノ、(6’) モノ(C3−6シクロアルケニル−カルボニル)アミノ、(7’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C6−10アリール−カルボニル)アミノ、(8’)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(9’) (a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(10’)モノ(3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(11’)モノC1−6アルコキシ-カルボニルアミノ、(12’)C1−6アルキル−アミノカルボニル(例、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル等)、(13’)ジC1−6アルキル−アミノカルボニル(例、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカルボニル等)または(14’)ニトロ、環Bはさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示す)で表される基を示し、
(2) (Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,N,C)の場合、式
【化17】
で表される基は、置換基を有する芳香族環状基を示す。〕で表される化合物(但し、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(4-ニトロフェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(フェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アセトアミドフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アミノフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンおよび6-(4-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノカルボニルアミノ)フェノキシ-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンを除く。)もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
【請求項1】
式(I):
【化1】
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),
(N,N,CR5,C),
(N,C,CR5,N),
(S,C,CR5,C)または
(S,C,N,C);
R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;
R3は置換基を有していてもよいアミノ;
R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、(3)炭素原子を介して結合する基、(4)窒素原子を介して結合する基、(5)酸素原子を介して結合する基または(6)硫黄原子を介して結合する基;
R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;
式
【化2】
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。
但し、
(1)(Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,CR5,C)の場合、式
【化3】
で表される基は、式
【化4】
(式中、R6は(1’)アミノ、(2’)モノC1−6アルキルアミノ、(3’)ジC1−6アルキルアミノ、(4’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ、(5’) モノ(C3−6シクロアルキル−カルボニル)アミノ、(6’) モノ(C3−6シクロアルケニル−カルボニル)アミノ、(7’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C6−10アリール−カルボニル)アミノ、(8’)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(9’) (a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(10’)モノ(3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(11’)モノC1−6アルコキシ-カルボニルアミノ、(12’)C1−6アルキル−アミノカルボニル、(13’)ジC1−6アルキル−アミノカルボニルまたは(14’)ニトロ、環Bはさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示す)で表される基を示し、
(2) (Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,N,C)の場合、式
【化5】
で表される基は、置換基を有する芳香族環状基を示す。〕で表される化合物(但し、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(4-ニトロフェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(フェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アセトアミドフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アミノフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンおよび6-(4-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノカルボニルアミノ)フェノキシ-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンを除く。)またはその塩。
【請求項2】
R1が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R2が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R3がアシルで置換されていてもよいアミノである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R3が
(1)アミノ、
(2)モノC1−6アルキルアミノ-カルボニルアミノ、
(3)モノC3−6シクロアルキルアミノ-カルボニルアミノ、
(4)(a)ハロゲン原子、(b)ヒドロキシ、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C1−6アルキルを1個有していてもよい3ないし8員の非芳香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−5アルキル-カルボニルアミノ、
(5)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC3−6シクロアルキル-カルボニルアミノ、
(6)ハロゲン原子およびC1−6アルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニルアミノ、
(7)C3−6シクロアルキル-スルホニルアミノ、または
(8)ハロゲン原子を1個有していてもよい5ないし7員の単環式芳香族複素環−アミノである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R4が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R5が水素原子である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CH,N,CH,C),
(N,N,CH,C),
(N,C,CH,N),または
(S,C,N,C);
式
【化6】
で表される基が置換基を有するフェニルである請求項1記載の化合物。
【請求項9】
Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CH,N,CH,C),
(N,N,CH,C),
(N,C,CH,N),または
(S,C,N,C);
式
【化7】
で表される基が
(1)ハロゲン原子、
(2)(a)ハロゲン原子、および、
(b)5または6員の単環式芳香族複素環基
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(3)(a)C6−10アリール、および、(b)C1−6アルキルを1個有していてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基から選ばれる置換基を1個有していてもよいモノC1−6アルキルアミノ、
(4)5または6員の単環式芳香族複素環−アミノ、
(5)オキソを1個有していてもよい、ベンゼン環と縮合していてもよい環状アミノ、
(6)5または6員の単環式芳香族複素環基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニルアミノ、
(7)C3−6シクロアルキル−カルボニルアミノ、
(8)C3−6シクロアルケニル−カルボニルアミノ、
(9)C6−10アリールを1個有していてもよいC2−6アルキニル−カルボニルアミノ、
(10)(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)ヒドロキシ、
(d)アミノ、
(e)ハロゲン原子およびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(f)シアノを1個有していてもよいC3−6シクロアルキル、
(g)C1−6アルコキシ、
(h)モノC1−6アルキルアミノ、
(i)ジC1−6アルキルアミノ、
(j)C1−6アルキル−カルボニルアミノ、および、
(k)C1−4アルキレンジオキシ
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6−10アリール−カルボニルアミノ、
(11)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)アミノ、
(d)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(e)C6−10アリール、
(f)C1−6アルコキシ、
(g)C1−6アルキルスルファニルおよび
(h)C3−6シクロアルキル
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、
(12)(a)ハロゲン原子、
(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、
(c)C1−6アルコキシ、および、
(d)C3−6シクロアルキル
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、
(13)3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニルアミノ、
(14)(a)ハロゲン原子、
(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、および、
(c)C1−6アルキルスルホニル
から選ばれる置換基を1個有していてもよいC6−10アリール−スルホニルアミノ、
(15)C1−6アルキルを1個有していてもよい5または6員の単環式芳香族複素環−スルホニルアミノ、および
(16)(a)C1−6アルキル、
(b)C6−10アリール、および、
(c)5または6員の単環式芳香族複素環基
から選ばれる置換基を有していてもよいウレイド、
から選ばれる置換基を1ないし3個有するフェニルである請求項1記載の化合物。
【請求項10】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項11】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項12】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項13】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−メチルフェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項14】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)フェニル]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項15】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項16】
N−[5−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]−1−エチル−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項17】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項18】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項19】
N−[3−({2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ][1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−5−イル}オキシ)フェニル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドまたはその塩。
【請求項20】
請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項21】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
【請求項22】
キナーゼ阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項23】
血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項24】
血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)2阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項25】
血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)阻害剤である請求項21記載の医薬。
【請求項26】
Raf阻害薬である請求項21記載の医薬。
【請求項27】
血管新生阻害剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項28】
癌の予防または治療剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項29】
癌の増殖阻害剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項30】
癌の転移抑制剤である、請求項21記載の医薬。
【請求項31】
哺乳動物に対して式(I):
【化8】
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),
(N,N,CR5,C),
(N,C,CR5,N),
(S,C,CR5,C)または
(S,C,N,C);
R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3は置換基を有していてもよいアミノ;
R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;
式
【化9】
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。
但し、
(1)(Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,CR5,C)の場合、式
【化10】
で表される基は、式
【化11】
(式中、R6は(1’)アミノ、(2’)モノC1−6アルキルアミノ、(3’)ジC1−6アルキルアミノ、(4’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ、(5’) モノ(C3−6シクロアルキル−カルボニル)アミノ、(6’) モノ(C3−6シクロアルケニル−カルボニル)アミノ、(7’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C6−10アリール−カルボニル)アミノ、(8’)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(9’) (a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(10’)モノ(3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(11’)モノC1−6アルコキシ-カルボニルアミノ、(12’)C1−6アルキル−アミノカルボニル 、(13’)ジC1−6アルキル−アミノカルボニルまたは(14’)ニトロ、環Bはさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示す)で表される基を示し、
(2) (Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,N,C)の場合、式
【化12】
で表される基は、置換基を有する芳香族環状基を示す。〕で表される化合物(但し、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(4-ニトロフェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(フェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アセトアミドフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アミノフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンおよび6-(4-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノカルボニルアミノ)フェノキシ-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンを除く。)もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする癌の予防・治療方法。
【請求項32】
癌の予防・治療剤を製造するための式(I):
【化13】
〔式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、以下の組み合わせを示し、
(Z1,Z2,Z3,Z4)=(CR4,N,CR5,C),
(N,N,CR5,C),
(N,C,CR5,N),
(S,C,CR5,C)または
(S,C,N,C);
R1およびR2は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3は置換基を有していてもよいアミノ;
R4およびR5は、同一または異なって、それぞれ(1)水素原子、(2)炭素原子を介して結合する基、(3)窒素原子を介して結合する基、(4)酸素原子を介して結合する基または(5)硫黄原子を介して結合する基;
R3はR4と一緒になって置換基を有していてもよい環を形成していてもよい;
式
【化14】
で表される基は、置換基を有していてもよい環状基を示す。
但し、
(1)(Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,CR5,C)の場合、式
【化15】
で表される基は、式
【化16】
(式中、R6は(1’)アミノ、(2’)モノC1−6アルキルアミノ、(3’)ジC1−6アルキルアミノ、(4’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ、(5’) モノ(C3−6シクロアルキル−カルボニル)アミノ、(6’) モノ(C3−6シクロアルケニル−カルボニル)アミノ、(7’) ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいモノ(C6−10アリール−カルボニル)アミノ、(8’)(a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(5または6員の単環式芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(9’) (a)ハロゲン原子、(b)ハロゲン原子を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C1−6アルコキシおよび(d)C3−6シクロアルキルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいモノ(8ないし12員の縮合芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(10’)モノ(3ないし8員の非芳香族複素環−カルボニル)アミノ、(11’)モノC1−6アルコキシ-カルボニルアミノ、(12’)C1−6アルキル−アミノカルボニル(例、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル等)、(13’)ジC1−6アルキル−アミノカルボニル(例、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカルボニル等)または(14’)ニトロ、環Bはさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示す)で表される基を示し、
(2) (Z1,Z2,Z3,Z4)=(S,C,N,C)の場合、式
【化17】
で表される基は、置換基を有する芳香族環状基を示す。〕で表される化合物(但し、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(4-ニトロフェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、2-メトキシカルボニルアミノ-6-(フェノキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アセトアミドフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジン、6-(4-アミノフェノキシ)-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンおよび6-(4-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノカルボニルアミノ)フェノキシ-2-メトキシカルボニルアミノイミダゾ[1,2-a]ピリジンを除く。)もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
【公表番号】特表2010−527909(P2010−527909A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−549311(P2009−549311)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【国際出願番号】PCT/JP2008/060629
【国際公開番号】WO2008/150015
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【国際出願番号】PCT/JP2008/060629
【国際公開番号】WO2008/150015
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】
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