説明

キナーゼ阻害剤としての2−アミノフェニル−4−フェニルピリミジン

本発明は、式(I)の化合物又はその薬学的に許容できる塩に関し、この際、変数は、明細書中に定義されている。本化合物は、キナーゼ阻害剤として作用する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物又はその薬学的に許容できる塩:
【化1】

[式中、
Zは、CR10又はNであり;
1及びRの一方は、(CH11、(CH12、(CHNR1213、(CHOR12、(CHNR13CO(CH11、(CHNR13COR12、(CHCONR13(CHn11、(CHCONR1213、(CHCO(CH11及び(CHCOR12から選択され;ここで、mは、0、1、2、3又は4であり、nは、1、2、3又は4であり;
1及びRの他方は、H又はR11であり;
及びRは両方ともHであり;
は、H又はR11であり;
は、H又は(CH11であり、ここで、pは、0又は1であり;
、R及びR10はそれぞれ独立に、H又はR11であり;
は、H、ハロゲン、NO、CN、OR13、NR1314、NHCOR13、CF、COR13、R13、CONR1315、SONR1314、SO13、NR13SO14、OCHCHOH、OCHCHOMe、モルホリン、ピペリジン及びピペラジンから選択され;
11はそれぞれ独立に、ハロゲン、NO、CN、(CHOR13、(CHNR1314、NHCOR13、CF、COR13、R13、CONR1314、SONR1314、SO13、OR12、NR13SO14、OCHCHOH、OCHCHOMe、NR13SO12、(CHNR1213、モルホリン、ピペリジン又はピペラジンから選択され、ここで、q、r及びsはそれぞれ独立に、0、1、2、3又は4であり;
12はそれぞれ独立に、1個又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、1個又は複数のR11基で置換されていてもよいヒドロカルビル基であり;
各R13及び各R14は独立に、H又はアルキル基であり;
15は、アルキル基であるが;
但し、
−ZがCR10であり、RがHである場合、R、R及びR10の少なくとも1個は、OMe以外であり;
−ZがCR10であり、R〜RがすべてHである場合、R10は、OCFCHF以外である]。
【請求項2】
及びRの一方は、(CH11、(CH12、(CHNR1213、(CHNR13COR12及び(CHOR12から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、(CH11、(CH12、(CHNR1213、(CHNR13COR12及び(CHOR12から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
及びRの一方は、NO、CN、ハロゲン、CH11、CH12、OR12、NR1213、NR13COR12、CHNR1213、CHNHSO14、CF、NR1314、R13、CHNR13COR12及びNR13SO12から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
は、NO、CN、ハロゲン、CH11、CH12、OR12、NR1213、NR13COR12、CHNR1213、CHNHSO14、CF、NR1314、R13、CHNR13COR12及びNR13SO12から選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
12はそれぞれ独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、環式基、飽和又は不飽和脂環式基及びアリール基から選択され、これらはそれぞれ、O、S及びNから選択される1から4個のヘテロ原子を含有していてもよく、1、2又は3個のR11基で置換されていてもよい、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
各R13及び各R14は独立に、H又はC〜Cアルキル基である、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
15は、C〜Cアルキル基である、請求項1から7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
11はそれぞれ独立に、ハロゲン、NO、CN、(CHOR13、(CHNR1314、NHCOR13、CF、COR13、R13、CONR1314、SONR1314、SO13、NR13SO14、OCHCHOH、OCHCHOMe、NR13SO12、(CHNR1213、モルホリン、ピペリジン又はピペラジンから選択され、ここで、q、r及びsはそれぞれ独立に、0、1、2、3又は4である、請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
各R11は、ハロゲン、NO、CN、OH、NH、NHCOMe、CF、COMe、Me、Et、Pr、NHMe、NMe、CONH、CONHMe、CONMe、SONH、SONHMe、SONMe、SOMe、OMe、OEt、OCHCHOH、OCHCHOMe、モルホリン、ピペリジン及びピペラジンから選択される、請求項1から9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
及びRの一方は、NO、NH、N(Et)COMe、NHCOMe、N(Me)COMe、N(Pr)COMe、NHMe、Cl、F、CN、CHNHSOMe、OMe、CHN(Pr)(Et)、NHEt、CHNHCHPh、NHEt、Me、CHNMe、OH、CF、NMeSOMe、CHN(Pr)COMe、CHOH、CHNEt
【化2】

から選択される、請求項2又は4に記載の化合物。
【請求項12】
は、NO、NH、N(Et)COMe、NHCOMe、N(Me)COMe、N(Pr)COMe、NHMe、Cl、F、CN、CHNHSOMe、OMe、CHN(Pr)(Et)、NHEt、CHNHCHPh、NHEt、Me、CHNMe、OH、CF、NMeSOMe、CHN(Pr)COMe、CHOH、CHNEt
【化3】

から選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
は、H、ハロゲン、OR13又は(CH12である、請求項1から12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
は、H、Cl、OMe、OEt、
【化4】

から選択される、請求項1から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
は、H、OR13、ハロゲン又はR13である、請求項1から14のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
は、H、OMe、Me又はFである、請求項1から15のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
、R、R及びR10はそれぞれ独立に、H、ハロゲン、NO、CN、OH、NH、NHCOMe、CF、COMe、Me、Et、Pr、NHMe、NMe、CONHMe、CONMe、SONH、SONHMe、SONMe、SOMe、OMe、OEt、OCHCHOH、OCHCHOMe、CHOH、モルホリン、ピペリジン及びピペラジンから選択される、請求項1から16のいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
及びRは両方ともHである、請求項1から17のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
は、H、NO、NR1314、OR13、CN、CF、CHOR13、SO13及びハロゲンから選択される、請求項1から18のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
は、H、NO、NH、OH、OMe、CN、CHOH、F、CF及びSOMeから選択される、請求項1から19のいずれかに記載の化合物。
【請求項21】
は、H、OR13、NO、OCHCHOMe、ハロゲン、NR1314、N−モルホリン及びOR13から選択される、請求項1から20のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
は、H、OH、NO、OCHCHOMe、Cl、F、NMe、N−モルホリン、Me及びOMeから選択される、請求項1から21のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
Zは、CR10である、請求項1から22のいずれかに記載の化合物。
【請求項24】
10は、H、ハロゲン、NO、CN、OR13、NR1314、NHCOR13、CF、COR13、R13、CONR1314、SONR1314、SO13、NR13SO14、OCHCHOH、OCHCHOMe、モルホリン、ピペリジン及びピペラジンから選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
10は、NO、NH、H、OH、OMe、CN、F、CHOH、CF及びSOMeから選択される、請求項23又は24に記載の化合物。
【請求項26】
10は、Hである、請求項23又は24に記載の化合物。
【請求項27】
Zは、Nである、請求項1から26のいずれかに記載の化合物。
【請求項28】
以下:
4−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[1];
(4−ニトロ−フェニル)−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[2];
[4−(3−アミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−[4−(2−メトキシ−エトキシ)フェニル]−アミン[3];
[4−(3−アミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(4−ニトロ−フェニル)−アミン[4];
(3−ニトロ−フェニル)−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[5];
(4−フルオロ−フェニル)−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[6];
[4−(3−アミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(4−フルオロ−フェニル)−アミン[7];
N−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−ベンゼン−1,3−ジアミン[8];
N,N−ジメチル−N’−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,4−ジアミン[9];
N−エチル−N−{3−[2−(4−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]フェニル}−アセトアミド[10];
N−{3−[2−(4−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]フェニル}−アセトアミド[11];
N−{3−[2−(4−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−N−メチル−アセトアミド[12];
N−{3−[2−(4−ヒドロキシフェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−N−イソブチル−アセトアミド[13];
4−[4−(3−メチルアミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[14];
4−[4−(3−アミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[15];
(4−クロロ−フェニル)−[4−(3−クロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[16];
4−[4−(3−クロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[17];
3−[4−(3−クロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[18]
[4−(3−アミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[19];
N−[4−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−N’,N’−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン[20];
4−[4−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[21];
3−[4−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[22];
N−エチル−N−{3−[2−(4−メトキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[23];
N−エチル−N−{3−[2−(4−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[24];
[4−(3−エチルアミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−アミン[25];
[4−(3−エチルアミノ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(4−ニトロ−フェニル)−アミン[26];
{4−[3−(ベンジルアミノ−メチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イル}−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[27];
3−{4−[3−(ベンジルアミノ−メチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イルアミノ}−フェノール[28];
[4−(3−イミダゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[29];
(3−ニトロ−フェニル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[30];
[4−(3,4−ジクロロ−フェニル)ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[31];
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[32];
4−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[33];
3−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[34];
(3−メトキシ−フェニル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[35];
3−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンゾニトリル[36]
フェニル−(4−フェニル−ピリミジン−2−イル)−アミン[37];
[4−(5−フルオロ−2−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−フェニル−アミン[38];
[4−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[39];
N−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−メタンスルホンアミド[40];
(4−ニトロ−フェニル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[41];
(4−メトキシ−フェニル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[42];
N,N−ジメチル−N’−[4−{3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−ベンゼン−1,4−ジアミン[43];
[4−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[44];
4−[4−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[45];
(4−(3−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−フェニル}−ピリミジン−2−イル)−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[46];
[4−(4−クロロ−3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[47];
{4−[3−(ベンジルアミノ−メチル)フェニル]−ピリミジン−2−イル}−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−アミン[48];
[4−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[49];
(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[50];
3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンゾニトリル[51];
[4−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[52];
(4−{3−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−フェニル}−ピリミジン−2−イル)−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[53];
{4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イル}−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[54];
3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェノール[55];
[3−[2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]フェノール[56];
3−[2−(3−フルオロ−フェニルアミノ)ピリミジン−4−イル]−フェノール[57];
(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−{4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イル}−アミン[58];
[4−(3−イミダゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[59];
N−{3−[2−(3−ヒドロキシメチル−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[60];
[4−(2,5−ジメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[61];
3−[4−(2,5−ジメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[62];
[4−(2,5−ジメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−フルオロ−フェニル)−アミン[63];
3−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[64];
(3−フルオロ−フェニル)−[4−(3−ニトロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[65];
N−[3−(2−フェニルアミノ−ピリミジン−4−イル)−フェニル]−アセトアミド[66];
N−{3−[2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[67];
N−{3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[68];
N−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[69];
N−{3−[2−(ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−アセトアミド[70];
[4−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[71];
3−[2−(3−ヒドロキシメチル−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェノール[72];
3−[2−(ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェノール[73];
3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]フェノール[74];
3−[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェノール[75];
3−[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[76];
[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[77];
N−イソプロピル−N−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−アセトアミド[78];
(1−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−2−イル)−メタノール[79];
3−[4−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[80];
4−[4−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[81];
[4−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン[82];
[4−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[83];
[4−(3−ジエチルアミノメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[84];
N−メチル−3−ニトロ−N−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ベンゼンスルホンアミド[85];
(3−ニトロ−フェニル)−{4−[3−(2−フェニルアミノメチル−ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−ピリミジン−2−イル}−アミン[86];
[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[87];
3−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[88];
4−[4−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[89];
[4−(3,4−ジメトキシフェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[90];
{3−[2−(3−ニトロフェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−メタノール[91];
3−[2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンゾニトリル[92];
3−[2−(4−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンゾニトリル[93];
[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[94];
3−[4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[95];
4−[4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[96];
(3−ニトロ−フェニル)−[4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)ピリミジン−2−イル]−アミン[97];
4−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[98];
1−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−3−カルボン酸アミド[99];
2−(1−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−3−イル)−エタノール[100];
(1−{3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−2−イル)−メタノール[101];
(1−{3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−2−イル)−メタノール[102];
3−{4−[3−(2−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イルアミノ}−フェノール[103];
(3−メタンスルホニル−フェニル)−[4−(3−[1,2,4]トリアゾール−1−イルメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[104];
(1−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−3−イル)−メタノール[105];
4−{4−[3−(2−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イルアミノ}−フェノール[106];
(1−{3−[2−(3,5−ビス−ヒドロキシメチル−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−2−イル)−メタノール[107];
(1−{3−[2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニルアミノ)ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−2−イル)−メタノール[108];
3−[4−(4−エトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[109];
4−[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[110];
[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン[111];
[4−(3−クロロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[112];
4−[4−(3−フルオロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[113];
3−[4−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[114];
3−[4−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−フェノール[115];
{3−[2−(3−フルオロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−メタノール[116];
{3−[2−(3,5−ジニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−メタノール[117];
(3−フルオロ−フェニル)−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[118];
(3−フルオロ−フェニル)−[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−アミン[119];
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェノール[121];
3−[2−(4−ヒドロキシ−フェニルアミノ)ピリミジン−4−イル]−フェノール[122];
[4−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(3−ニトロ−フェニル)−アミン[123];
[4−(4−メトキシ−フェニル)−ピリミジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン[124];
{3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−メタノール[125];
(3−ニトロ−フェニル)−{4−[4−(2−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−エチル)−フェニル]−ピリミジン−2−イル}−アミン[126];
(1−{4−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−ベンジル}−ピペリジン−2−イル)−メタノール[127];
N−メチル−N−{3−[2−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド[129];
N−{3−[2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]フェニル}−N−メチル−メタンスルホンアミド[130];
N−{3−[2−(4−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−フェニル}−N−メチル−メタンスルホンアミド[131];及び
N−{3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]フェニル}−N−メチル−メタンスルホンアミド[132]
から選択される、化合物又はその薬学的に許容できる塩。
【請求項29】
キナーゼ阻害に関して10μM未満のIC50値を示す、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
キナーゼ阻害に関して1μM未満のIC50値を示す、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
キナーゼ阻害に関して0.1μM未満のIC50値を示す、請求項28に記載の化合物。
【請求項32】
72h MTT細胞毒性アッセイで測定してin vitroで、1種又は複数の形質転換ヒト細胞系に対して10μM未満のIC50値(平均)を示す、請求項28に記載の化合物。
【請求項33】
72h MTT細胞毒性アッセイで測定してin vitroで、1種又は複数の形質転換ヒト細胞系に対して5μM未満のIC50値(平均)を示す、請求項28に記載の化合物。
【請求項34】
72h MTT細胞毒性アッセイで測定してin vitroで、1種又は複数の形質転換ヒト細胞系に対して1μM未満のIC50値(平均)を示す、請求項28に記載の化合物。
【請求項35】
薬学的に許容できる希釈剤、賦形剤又は担体と混合されている、請求項1から34のいずれかに記載の化合物を含有する薬剤組成物。
【請求項36】
増殖性障害を治療する医薬品の調製における、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項37】
増殖性障害は、がん又は白血病である、請求項36に記載の使用。
【請求項38】
増殖性障害は、糸球体腎炎、慢性関節リウマチ、乾癬又は慢性閉塞性肺障害である、請求項37に記載の使用。
【請求項39】
ウイルス性障害を治療する医薬品の調製における、請求項1から34のいずれか一項に記載の使用。
【請求項40】
ウイルス性障害は、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)、1型単純ヘルペスウイルス(HSV−1)、1型ヒト免疫不全ウイルス(HIV−1)及び水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)から選択される、請求項39に記載の使用。
【請求項41】
CNS障害を治療する医薬品の調製における、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項42】
CNS障害は、アルツハイマー病又は双極性障害である、請求項41に記載の使用。
【請求項43】
脱毛症を治療する医薬品の調製における、請求項1から34のいずれか一項に記載の使用。
【請求項44】
脳卒中を治療する医薬品の調製における、請求項1から34のいずれか一項に記載の使用。
【請求項45】
少なくとも1種のPLK酵素を阻害するのに十分な量で化合物を投与する、請求項36から44のいずれか一項に記載の使用。
【請求項46】
PLK酵素は、PLK1である、請求項45に記載の使用。
【請求項47】
少なくとも1種のCDK酵素を阻害するのに十分な量で化合物を投与する、請求項36から44のいずれか一項に記載の使用。
【請求項48】
CDK酵素は、CDK1、CDK2、CDK3、CDK4、CDK6、CDK7、CDK8及び/又はCDK9である、請求項47に記載の使用。
【請求項49】
オーロラキナーゼを阻害するのに十分な量で化合物を投与する、請求項36から44のいずれか一項に記載の使用。
【請求項50】
糖尿病を治療する医薬品の調製における、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項51】
糖尿病は、II型糖尿病である、請求項50に記載の使用。
【請求項52】
GSKを阻害するのに十分な量で化合物を投与する、請求項50又は51のいずれか一項に記載の使用。
【請求項53】
GSK3βを阻害するのに十分な量で化合物を投与する、請求項53に記載の使用。
【請求項54】
サイクリン依存性キナーゼ、GSK及びPLK酵素の1種又は複数を阻害することが可能であるさらなる候補化合物を同定するアッセイにおける、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項55】
前記のアッセイは、競合結合アッセイである、請求項54に記載の使用。
【請求項56】
請求項1に記載の式Iの化合物を調製する方法であって、
【化5】

(i)式IIIのフェニルボロン酸と式IIの2,4−ジハロゲン化ピリミジンとを反応させて、式IVの化合物を形成するステップと;
(II)前記の式IVの化合物と式Vのアニリンとを反応させて、式Iの化合物を形成するステップと
を含む方法。
【請求項57】
請求項1に記載の式Iの化合物を調製する方法であって、
【化6】

(i)式VIの化合物とRCOCl(ここで、Rは請求項1と同様に定義される)とを反応させて、式VIIの化合物を形成するステップと;
(II)前記の式VIIの化合物を式VIIIの化合物に変換するステップと;
(III)前記の式VIIIの化合物と式IXの化合物とを反応させて、式Iの化合物を形成するステップと
を含む方法。
【請求項58】
オーロラキナーゼ依存性障害を治療する方法であって、オーロラキナーゼを阻害するのに十分な量で、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項59】
PLK依存性障害を治療する方法であって、PLKを阻害するのに十分な量で、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項60】
CDK依存性障害を治療する方法であって、サイクリン依存性キナーゼを阻害するのに十分な量で、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項61】
GSK依存性障害を治療する方法であって、GSKを阻害するのに十分な量で、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。

【公表番号】特表2007−500179(P2007−500179A)
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521665(P2006−521665)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/GB2004/003284
【国際公開番号】WO2005/012262
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(598059000)サイクラセル・リミテッド (15)
【氏名又は名称原語表記】Cyclacel Limited
【Fターム(参考)】