キノリノン系非定型抗精神病薬剤の組成物、合成、及び使用方法
本発明は、統合失調症並びに急性躁病、双極性障害、自閉性障害、及び鬱病等の関連の精神病を治療するのに有利に用いられ得る新規なキノリノン誘導体を提供するものである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式(I):
【化1】
[式中、
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物であって、ソフト部分構造を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項2】
ソフト部分構造が、アミド、エステル、カルボナート、ホスファート、スルファート、又はカルバマートである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ソフト部分構造が、さらにスペーサーを含む、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
スペーサーが、O、S、アルキル、置換されたアルキル、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミノ、カルボキシ、又はアルコキシカルボニルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
スペーサーがアルキル又は置換されたアルキルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
構造式(II):
【化2】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成しており、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項7】
スペーサーが、O、S、アルキル、置換されたアルキル、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミノ、カルボキシ、又はアルコキシカルボニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
スペーサーが、アルキル又は置換されたアルキルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
R4及びR5が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
環が、O、N、又はSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
環が、置換基で置換されている、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
置換基が、アルキル、置換されたアルキル、ハロ、ヒドロキシル、又はカルボニルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R7及びR8が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項6に記載の化合物。
【請求項14】
環が、O、N、又はSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
環が、置換基で置換されている、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
置換基が、アルキル、置換されたアルキル、ハロ、ヒドロキシル、又はカルボニルである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
R7及びR8が、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している、請求項6に記載の化合物。
【請求項18】
ラクトン又はラクタムが、置換基で置換されている、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
置換基が、アルキル、ハロ、ヒドロキシル、又はカルボニルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
構造式(III):
【化3】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項21】
構造式(IV):
【化4】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であることがあり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R4、R5、及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであるように選択され、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項22】
構造式(V):
【化5】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R3、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項23】
構造式(VI):
【化6】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R3、R4及びR5は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキルであるように選択され;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項24】
構造式(VII):
【化7】
[式中、
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項25】
構造式(VIII):
【化8】
[式中、
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R1、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項26】
構造式(IX):
【化9】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R1、R2、R3、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項27】
構造式(X):
【化10】
[式中、
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R1、R2、R3、R4及びR5は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項28】
化合物が、
(a)ドパミンD2受容体に対して親和性を有している;
(b)セロトニン5−HT1A受容体に対して親和性を有している;
(c)セロトニン5−HT2A受容体に対して親和性を有している;
(d)加水分解酵素によって非酸化的に開裂され得る少なくとも1つの加水分解可能結合を有している;
(e)非酸化的代謝経路から生じる一次代謝産物を有している;
(f)血漿中親薬物の通常治療濃度では無視できる程度のHERG(ヒトエーテルアゴーゴー関連遺伝子)カリウムチャネルにおける阻害活性を有する一次代謝産物を有している;
(g)他の薬物と共投与された場合に代謝性薬物−薬物相互作用(DDI)の発生がない又は減少している;
(h)単独で投与された場合に肝機能検査(LFT)値を実質的に上昇させない;又は
(i)経口バイオアベイラビリティを有している;
ことによって特徴付けられる、請求項1〜23のいずれかに記載の化合物。
【請求項29】
患者の治療方法であって、
式(II):
【化11】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;
R8は、アルキル、置換されたアルキルであるか、R7及びR8が一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成しているか、又はR7及びR8が一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物と、
薬学的に許容される賦形剤と
を含む医薬組成物を患者に投与することを含む方法。
【請求項30】
スペーサーが、O、S、アルキル、置換されたアルキル、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミノ、カルボキシ、又はアルコキシカルボニルである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
R4及びR5が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
R7及びR8が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
賦形剤が、経口、経粘膜、経直腸、非経口、経皮、又は皮下投与用のものである、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
疾患が、精神病、統合失調症、急性躁病、双極性障害、自閉性障害、又は鬱病である、請求項29に記載の方法。
【請求項35】
疾患が、統合失調症である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
疾患が、双極性障害である、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
疾患が、鬱病である、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
疾患が、急性躁病である、請求項34に記載の方法。
【請求項1】
構造式(I):
【化1】
[式中、
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物であって、ソフト部分構造を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項2】
ソフト部分構造が、アミド、エステル、カルボナート、ホスファート、スルファート、又はカルバマートである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ソフト部分構造が、さらにスペーサーを含む、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
スペーサーが、O、S、アルキル、置換されたアルキル、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミノ、カルボキシ、又はアルコキシカルボニルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
スペーサーがアルキル又は置換されたアルキルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
構造式(II):
【化2】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成しており、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項7】
スペーサーが、O、S、アルキル、置換されたアルキル、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミノ、カルボキシ、又はアルコキシカルボニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
スペーサーが、アルキル又は置換されたアルキルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
R4及びR5が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
環が、O、N、又はSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
環が、置換基で置換されている、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
置換基が、アルキル、置換されたアルキル、ハロ、ヒドロキシル、又はカルボニルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R7及びR8が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項6に記載の化合物。
【請求項14】
環が、O、N、又はSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
環が、置換基で置換されている、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
置換基が、アルキル、置換されたアルキル、ハロ、ヒドロキシル、又はカルボニルである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
R7及びR8が、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している、請求項6に記載の化合物。
【請求項18】
ラクトン又はラクタムが、置換基で置換されている、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
置換基が、アルキル、ハロ、ヒドロキシル、又はカルボニルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
構造式(III):
【化3】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項21】
構造式(IV):
【化4】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であることがあり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R4、R5、及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであるように選択され、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項22】
構造式(V):
【化5】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R3、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキルであり;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項23】
構造式(VI):
【化6】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R1、R2、R3、R4及びR5は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキルであるように選択され;そして
R8は、アルキル、置換されたアルキルであって、R7及びR8は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、又はR7及びR8は、一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項24】
構造式(VII):
【化7】
[式中、
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項25】
構造式(VIII):
【化8】
[式中、
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R1、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項26】
構造式(IX):
【化9】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R1、R2、R3、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項27】
構造式(X):
【化10】
[式中、
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;そして
R1、R2、R3、R4及びR5は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもある]
を含む化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項28】
化合物が、
(a)ドパミンD2受容体に対して親和性を有している;
(b)セロトニン5−HT1A受容体に対して親和性を有している;
(c)セロトニン5−HT2A受容体に対して親和性を有している;
(d)加水分解酵素によって非酸化的に開裂され得る少なくとも1つの加水分解可能結合を有している;
(e)非酸化的代謝経路から生じる一次代謝産物を有している;
(f)血漿中親薬物の通常治療濃度では無視できる程度のHERG(ヒトエーテルアゴーゴー関連遺伝子)カリウムチャネルにおける阻害活性を有する一次代謝産物を有している;
(g)他の薬物と共投与された場合に代謝性薬物−薬物相互作用(DDI)の発生がない又は減少している;
(h)単独で投与された場合に肝機能検査(LFT)値を実質的に上昇させない;又は
(i)経口バイオアベイラビリティを有している;
ことによって特徴付けられる、請求項1〜23のいずれかに記載の化合物。
【請求項29】
患者の治療方法であって、
式(II):
【化11】
[式中、
Xは、O、S、NH又はNR8であり;
SPは、スペーサーであり;
「A」は、−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−S(O)(O)−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−CH2−O−(CH2)n−、−(CH2)n−O−CH2−CH2−、−CH2−S−(CH2)n−、−(CH2)n−S−CH2−CH2−、−CH2−S(O)(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−S(O)(O)−CH2−CH2−、−O−C(O)−(CH2)n−、−S−C(O)−(CH2)n−、−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−C(O)−O−(CH2)n−、−CH2−C(O)−NH−(CH2)n−、−CH2−C(O)−S−(CH2)n−、−(CH2)n−C(O)−O−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−NH−CH2−CH2−、−(CH2)n−C(O)−S−CH2−CH2−、−CH2−O−C(O)−(CH2)n−、−CH2−NH−C(O)−(CH2)n−、−CH2−S−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)n−O−C(O)−CH2−CH2−、−(CH2)n−NH−C(O)−CH2−CH2−、又は−(CH2)n−S−C(O)−CH2−CH2−であり、nは、1〜7の整数であり;
R2、R3、R4、R5及びR6は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、アシルアルキルオキシカルボニル、アシルオキシアルキルオキシカルボニル、アシルアルキルオキシカルボニルアミノ、アシルオキシアルキルオキシカルボニルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルコキシ、アリールアルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルコキシ、アリールオキシカルボニルアルキルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、カルボナート、シアノ、ハロ、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシ、ホスファート、ホスホナート、スルファート、スルホナート、及びスルホンアミドからなる群から独立に選択され、R4及びR5は、場合により同じ炭素上に存在していることがあり、R4及びR5は、一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を場合により形成していることもあり;
R7は、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、又は置換されたヘテロアリールアルキルであり;
R8は、アルキル、置換されたアルキルであるか、R7及びR8が一緒になって、場合によりヘテロ原子を含有している5又は6員置換もしくは非置換の環を形成しているか、又はR7及びR8が一緒になって、5又は6員置換もしくは非置換のラクトン又はラクタムを形成している]
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物と、
薬学的に許容される賦形剤と
を含む医薬組成物を患者に投与することを含む方法。
【請求項30】
スペーサーが、O、S、アルキル、置換されたアルキル、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミノ、カルボキシ、又はアルコキシカルボニルである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
R4及びR5が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
R7及びR8が、5又は6員置換もしくは非置換の環を形成している、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
賦形剤が、経口、経粘膜、経直腸、非経口、経皮、又は皮下投与用のものである、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
疾患が、精神病、統合失調症、急性躁病、双極性障害、自閉性障害、又は鬱病である、請求項29に記載の方法。
【請求項35】
疾患が、統合失調症である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
疾患が、双極性障害である、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
疾患が、鬱病である、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
疾患が、急性躁病である、請求項34に記載の方法。
【公表番号】特表2010−528042(P2010−528042A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−509539(P2010−509539)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/064433
【国際公開番号】WO2008/144764
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(509322616)レビバ ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/064433
【国際公開番号】WO2008/144764
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(509322616)レビバ ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド (2)
【Fターム(参考)】
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