説明

キノリン誘導体およびそれを有効成分として含んでなる殺虫剤

【課題】農園芸用殺虫剤として使用可能である、優れた殺虫活性を有する化合物の提供。
【解決手段】下記式(I)で表される化合物またはその農園芸上許容可能な酸付加塩。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)で表される化合物またはその農園芸上許容可能な酸付加塩を有効成分として含んでなる、農園芸用殺虫剤:
【化1】

[式中、
は、水素原子、またはCOR(ここで、Rは、C1−4のアルキル基、OR(ここで、RはC1−4のアルキル基を表す)、またはNR(ここで、RおよびRは、互いに独立して、水素原子、またはC1−18アルキル基を表す)を表す)を表し、
は、C1−4アルキル基を表し、
は、C1−4アルキル基を表すか、
あるいは、RとRは一緒になって−(CH−(mは3または4である)を表し、
およびXは、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子により置換されていてもよいC1−4のアルキル基、C1−4のアルキルオキシ基、またはC1−4のアルキルオキシカルボニル基を表し、
ただし、XおよびXは同時に水素原子を表すことはなく、
は、水素原子を表し、
、W、およびWは、それぞれC−Y、C−Y、およびC−Yを表し、
、Y、Y、Y、およびYは、互いに独立して、水素原子、C1−8アルキル基(このC1−8アルキル基は、同一または異なる一以上のハロゲン原子により置換されたものである)、C1−8アルキルオキシ基(このC1−8アルキルオキシ基は、同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子、および/または同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子により置換されたC1−4アルキルオキシ基により置換されたものである)、C1−8アルキルチオ基(このC1−8アルキルチオ基は、同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子により置換されたものである)、またはハロゲン原子を表し、
ただし、Y、Y、Y、Y、およびYの少なくとも1つは、C1−8アルキル基(このC1−8アルキル基は、同一または異なる一以上のハロゲン原子により置換されたものである)、C1−8アルキルオキシ基(このC1−8アルキルオキシ基は、同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子、および/または同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子により置換されたC1−4アルキルオキシ基により置換されたものである)、またはC1−8アルキルチオ基(このC1−8アルキルチオ基は、同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子により置換されたものである)を表し、
あるいは、Y、Y、Y、Y、およびYは、隣り合う2つの基が一緒になって、一以上のハロゲン原子により置換されている−O−(CH−O−(ここでnは1または2を表す)を表してもよく、
Zは酸素原子、OCH、またはO(CHOを表す。]。
【請求項2】
が、COR’またはCOOR(ここで、R’およびRはC1−4のアルキル基を表す)を表し、
がC1−4アルキル基を表し、
がC1−4アルキル基を表し、
およびXが、互いに独立して、水素原子、またはハロゲン原子により置換されていてもよいC1−4のアルキル基を表し、
ただし、XおよびXが同時に水素原子を表すことはなく、
が水素原子を表し、
、W、およびWが、それぞれC−Y、C−Y、およびC−Yを表し、
、Y、Y、Y、およびYが、互いに独立して、水素原子、C1−8アルキルオキシ基(このC1−8アルキルオキシ基は、同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子、および/または同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子により置換されたC1−4アルキルオキシ基により置換されたものである)、またはハロゲン原子を表し、
ただし、Y、Y、Y、Y、およびYの少なくとも1つは、C1−8アルキルオキシ基(このC1−8アルキルオキシ基は、同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子、および/または同一もしくは異なる一以上のハロゲン原子により置換されたC1−4アルキルオキシ基により置換されたものである)を表し、
あるいは、Y、Y、Y、Y、およびYは、隣り合う2つの基が一緒になって、一以上のハロゲン原子により置換されている−O−(CH−O−(ここでnは1または2を表す)を表してもよく、
Zが酸素原子を表す、請求項1に記載の農園芸用殺虫剤。
【請求項3】
請求項1または2に記載の式(I)で表される化合物またはその農園芸上許容可能な酸付加塩の有効量を、植物または土壌に適用することを含んでなる、農園芸上の害虫の防除方法。
【請求項4】
前記害虫が、鱗翅目、半翅目、鞘翅目、ダニ目、膜翅目、直翅目、双翅目、アザミウマ目、および植物寄生性線虫からなる群から選択されるものである、請求項3に記載の防除方法。
【請求項5】
農園芸用殺虫剤としての、請求項1または2に記載の式(I)で表される化合物またはその農園芸上許容可能な酸付加塩の使用。

【公開番号】特開2009−155340(P2009−155340A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−87557(P2009−87557)
【出願日】平成21年3月31日(2009.3.31)
【分割の表示】特願2006−531520(P2006−531520)の分割
【原出願日】平成17年8月3日(2005.8.3)
【出願人】(000006091)明治製菓株式会社 (180)
【出願人】(000004086)日本化薬株式会社 (921)
【Fターム(参考)】