説明

キノン誘導体、医薬組成物、およびそれらの使用

本願は、Ape1/Ref1の酸化還元部位を標的とするキノン誘導体を記載する。また、本発明には、この誘導体を含有する医薬処方物およびこの誘導体の治療用途も含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(a)の化合物
【化1】

(式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロ、C〜Cアルコキシ、またはチオ(C〜Cアルキル)であり、

【化2】

であり、式中、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、−COOR11、または
【化3】

であり、式中、R11は水素またはC〜Cアルキルであり、R12はC〜Cアルキルまたは
【化4】

であり、式中、nは1〜6であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルコキシ、CCO−、または−COOR11であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、R10は−COOR11であり、かつ
およびRは、各々独立にC〜Cアルコキシであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒に6員の炭素環を形成するが、ただし、RおよびRが各々C〜Cアルコキシである場合、Rは水素、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシではなく、かつRは−COOR11ではない)
およびその塩。
【請求項2】
前記化合物が、式
【化5】

を有する化合物、またはその塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がハロまたはチオ(C〜Cアルキル)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がハロまたはチオ(C〜Cアルキル)である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
が、
【化6】

である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
が−COOR11である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
がハロまたはチオ(C〜Cアルキル)である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
薬学的に許容できる担体、希釈剤、または賦形剤と組み合わせて、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容できる塩を含む医薬組成物。
【請求項9】
Ape1/Ref1の酸化還元機能を阻害する方法であって、それを必要とする被験体に、式(a)の化合物
【化7】

(式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロ、C〜Cアルコキシ、またはチオ(C〜Cアルキル)であり、

【化8】

であり、式中、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、−COOR11、または
【化9】

であり、式中、R11は水素またはC〜Cアルキルであり、かつR12はC〜Cアルキルまたは
【化10】

であり、式中、nは1〜6であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルコキシ、CCO−、または−COOR11であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、R10は−COOR11であり、かつ
およびRは、各々独立にC〜Cアルコキシであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒に6員の炭素環を形成する)
およびその塩を投与することを含む方法。
【請求項10】
血管新生の変性と関連する生理的障害を阻害する方法であって、それを必要とする被験体に、有効量の式(a)の化合物
【化11】

(式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロ、C〜Cアルコキシ、またはチオ(C〜Cアルキル)であり、

【化12】

であり、式中、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、−COOR11、または
【化13】

であり、式中、R11は水素またはC〜Cアルキルであり、かつR12はC〜Cアルキルまたは
【化14】

であり、式中、nは1〜6であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルコキシ、CCO−、または−COOR11であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、R10は−COOR11であり、かつ
およびRは、各々独立にC〜Cアルコキシであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒に6員の炭素環を形成する)
およびその塩を投与することを含む方法。
【請求項11】
前記障害が、癌、心血管疾患、慢性炎症性疾患、関節リウマチ、糖尿病性網膜症、黄斑変性症、後水晶体線維増殖症、特発性肺線維症、急性成人呼吸促迫症候群、喘息、子宮内膜症、乾癬、ケロイド、および全身性硬化症から選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項12】
前記障害が癌である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つのさらなる治療薬が前記被験体に投与される、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記さらなる治療薬がアバスチンである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
癌を阻害する方法であって、それを必要とする被験体に、有効量の式(a)の化合物
【化15】

(式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロ、C〜Cアルコキシ、またはチオ(C〜Cアルキル)であり、

【化16】

であり、式中、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、−COOR11、または
【化17】

であり、式中、R11は水素またはC〜Cアルキルであり、かつR12はC〜Cアルキルまたは
【化18】

であり、式中、nは1〜6であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルコキシ、CCO−、または−COOR11であり、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、R10は−COOR11であり、かつ
およびRは、各々独立にC〜Cアルコキシであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒に6員の炭素環を形成する)
およびその薬学的に許容できる塩を投与することを含む方法。
【請求項16】
前記癌が、乳癌、前立腺癌、膵臓癌、結腸癌、子宮頚癌、胚細胞腫瘍、成人および小児の神経膠腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、非小細胞性肺癌、白血病、および多発性骨髄腫から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
少なくとも1つのさらなる治療薬が前記被験体に投与される、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記さらなる治療薬が、メルファラン、ゲムシタビン、シスプラチン、サリドマイドおよびその誘導体、ならびにレチノイン酸から選択される、請求項17に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図9G】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図16D】
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【図16E】
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【図16F】
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【図16G】
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【図16H】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図17E】
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【図17F】
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【図17G】
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【図17H】
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【公表番号】特表2010−540545(P2010−540545A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−527065(P2010−527065)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2008/077213
【国際公開番号】WO2009/042544
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(301046787)インディアナ・ユニバーシティ・リサーチ・アンド・テクノロジー・コーポレーション (24)
【出願人】(598063203)パーデュー・リサーチ・ファウンデーション (59)
【氏名又は名称原語表記】PURDUE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】