説明

キメラRSV−Fポリペプチド、およびレンチウイルスGagまたはアルファレトロウイルスGagに基づくVLP

本発明は、キメラRSV−Fポリペプチド、およびレンチウイルスGagまたはアルファレトロウイルスGagに基づく、ウイルス様粒子(VLP)に関する。本発明はまた、このようなキメラVLPを作製し、用いる方法も包含する。ある実施形態では、キメラVLPのGAGポリペプチドが、HIV GAGポリペプチドまたはALV GAGポリペプチドを含む。好ましい実施形態では、キメラVLPが、レンチウイルスGagポリペプチドまたはアルファレトロウイルスGagポリペプチド、および呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンチウイルスGagポリペプチドまたはアルファレトロウイルスGagポリペプチドと、呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドとを含む、キメラウイルス様粒子。
【請求項2】
前記Gagポリペプチドが、サル免疫不全ウイルスまたはヒト免疫不全ウイルスに由来する、請求項1に記載のウイルス様粒子。
【請求項3】
前記Gagポリペプチドが、トリ白血病ウイルスまたはラウス肉腫ウイルスに由来する、請求項1に記載のウイルス様粒子。
【請求項4】
哺乳動物型グリコシル化をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のウイルス様粒子。
【請求項5】
前記ウイルス様粒子と混合されたアジュバントをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のウイルス様粒子。
【請求項6】
前記ウイルス様粒子の外部に前記アジュバントが配置される、請求項5に記載のウイルス様粒子。
【請求項7】
前記ウイルス様粒子の内部に前記アジュバントが配置される、請求項5に記載のウイルス様粒子。
【請求項8】
前記アジュバントが、前記呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドに共有結合して、共有結合を形成する、請求項5から7のいずれか一項に記載のウイルス様粒子。
【請求項9】
抗RSV−F中和抗体が、前記呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドに結合する、請求項1から8のいずれか一項に記載のウイルス様粒子。
【請求項10】
前記抗RSV−F中和抗体が、パリビズマブである、請求項9に記載のウイルス様粒子。
【請求項11】
さらなるVLP会合抗原をさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載のウイルス様粒子。
【請求項12】
第2の抗原に連結された、さらなるVLP会合ポリペプチドをさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載のウイルス様粒子。
【請求項13】
キメラウイルス様粒子を生成させる方法であって、
(a)レンチウイルスGagポリペプチドまたはアルファレトロウイルスGagポリペプチド、および呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドを発現する、1または複数の発現ベクターを併せて用意するステップと、
(b)前記1または複数の発現ベクターを、培地中の真核細胞内に導入するステップと、
(c)前記Gagポリペプチドおよび前記呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドを発現させて、前記キメラウイルス様粒子を生成させるステップと
を含む方法。
【請求項14】
前記真核細胞が、酵母細胞、哺乳動物細胞、または昆虫細胞である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記真核細胞が、哺乳動物細胞である、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記Gagポリペプチドが、サル免疫不全ウイルスまたはヒト免疫不全ウイルスに由来する、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記Gagポリペプチドが、トリ白血病ウイルスまたはラウス肉腫ウイルスに由来する、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記真核細胞が培養されている前記培地から、前記ウイルス様粒子を回収するステップをさらに含む、請求項13から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記発現ベクターが、ウイルスベクターである、請求項13から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記ウイルスベクターが、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、ポックスウイルス、およびレトロウイルスからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ウイルスベクターがヘルパー細胞内で増殖される場合、前記呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドの発現を下方制御するか、または前記真核細胞内で前記呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドの発現を上方制御する、転写制御因子を、前記ウイルスベクターがさらに包含する、請求項19または20に記載の方法。
【請求項22】
前記転写制御因子が、tetレプレッサーまたはメタロチオネイン誘導性エンハンサーである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記真核細胞が、BHK細胞、VERO細胞、HT1080細胞、MRC−5細胞、WI 38細胞、MDCK細胞、MDBK細胞、HEK293細胞、293T細胞、RD細胞、COS−7細胞、CHO細胞、PER.C6(TM)細胞、ジャーカット細胞、HUT細胞、SUPT細胞、C8166細胞、MOLT4/クローン8細胞、MT−2細胞、MT−4細胞、H9細胞、PM1細胞、CEM細胞、骨髄腫細胞、SB20細胞、LtK細胞、HeLa細胞、WI−38細胞、L2細胞、CMT−93細胞、およびCEMX174細胞からなる群から選択される、請求項13から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
さらなるVLP会合抗原をさらに含む、請求項13から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
第2の抗原に連結された、さらなるVLP会合ポリペプチドをさらに含む、請求項13から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
抗RSV−F中和抗体が、発現した前記呼吸器合胞体ウイルスFポリペプチドに結合する、請求項13から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記抗RSV−F中和抗体が、パリビズマブである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
呼吸器合胞体ウイルス感染を治療または予防する方法であって、対象に、免疫原性量の、請求項1から10のいずれか一項に記載のウイルス様粒子、または請求項13から27のいずれか一項に記載の方法により生成させたウイルス様粒子を投与するステップを含む方法。
【請求項29】
前記投与するステップが、前記対象において防御的免疫反応を誘導する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記投与するステップが、皮下送達(subcutaneous)、経皮送達、皮内送達、皮下送達(subdermal)、筋肉内送達、経口(peroral)送達、経口(oral)送達、鼻腔内送達、頬送達、舌下送達、腹腔内送達、膣内送達、肛門送達、および頭蓋内送達からなる群から選択される、請求項28から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
免疫原性量の、請求項1から11のいずれか一項に記載のウイルス様粒子、または請求項13から27のいずれか一項に記載の方法により生成させたウイルス様粒子を含む医薬組成物。
【請求項32】
薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項33】
呼吸器合胞体ウイルス感染に対する防御を提供する方法であって、対象に、免疫原性量の、請求項1から11のいずれか一項に記載のウイルス様粒子、または請求項13から27のいずれか一項に記載の方法により生成させたウイルス様粒子を投与するステップを含む方法。
【請求項34】
前記投与するステップが、皮下送達(subcutaneous)、経皮送達、皮内送達、皮下送達(subdermal)、筋肉内送達、経口(peroral)送達、経口(oral)送達、鼻腔内送達、頬送達、舌下送達、腹腔内送達、膣内送達、肛門送達、および頭蓋内送達からなる群から選択される、請求項33に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38a】
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【図38b】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【公表番号】特表2013−510091(P2013−510091A)
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537218(P2012−537218)
【出願日】平成22年11月3日(2010.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/055334
【国際公開番号】WO2011/056899
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(509024190)リゴサイト ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】LIGOCYTE PHARMACEUTICALS,INC.
【住所又は居所原語表記】2155 Analysis Drive,Bozeman,MT 59718−6831,United States of America
【Fターム(参考)】