キャタピラー型チェーンコンベヤ
【課題】本体フレーム上にてキャタピラーチェーンを所定の方向へ走行させる際に摩耗を低減して耐久性が高める。また、本体フレーム上を走行する際に摩耗粉が発生するのを低減して被搬送物の品質を良好に保つ。
【解決手段】チェーン単位部材相互を、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結してコンベヤチェーンを構成する。
【解決手段】チェーン単位部材相互を、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結してコンベヤチェーンを構成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、多数のチェーン単位部材を屈曲可能に連結して載置された被搬送物を搬送するキャタピラー型チェーンコンベヤに関する。
【背景技術】
【０００２】
本出願人は、特許文献1に示すチェーンコンベヤを使用し、載置された被搬送物を所定の位置へ搬送する搬送システムを提案した。該搬送システムにおいて使用するチェーンコンベヤは、搬送直交方向幅の間隔をおいて相対配置して固定バーにより連結された一対の本体フレームの一方端部に電動モータに連結された駆動軸９及び他方端部に従動軸が夫々回転可能に支持されると共にこれら駆動軸及び従動軸に固定されたスプロケットにキャタピラーチェーンを掛渡し、電動モータの駆動に伴って本体フレームを摺動するキャタピラーチェーン上に載置された被搬送物を搬送するように構成される。
【０００３】
該キャタピラーチェーンは、フッ化樹脂で、載置板の両側にて搬送方向上手へ延出する外リンク板及び搬送方向下手へ延出する内リンク板を有した多数の単位部材相互を互いに重なり合った内リンク板及び外リンク板に固定軸を挿通して屈曲するように構成してなる。
【０００４】
該チェーンコンベヤは、キャタピラーチェーンの単位部材が活動性に優れたフッ化樹脂で形成されるが、本体フレーム上を摺動するように掛渡されるため、経時使用に伴って単位部材が摩耗し易く、耐久性が悪い問題を有している。また、搬送時においては、上記摩耗により摩耗粉が発生して周囲の雰囲気を汚染し、摩耗粉が被搬送物に付着して品質を低下させる問題を有している。特に、高いクリーン度が要求されるクリーンルーム内にて加工することが要求される被搬送物を搬送する用途には、上記チェーンコンベヤを使用することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２００３−４０４３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
解決しようとする問題点は、キャタピラーチェーンを所定の方向へ走行させる際に本体フレーム上を摺接することにより摩耗して耐久性が悪い点にある。また、上記摺接により摩耗粉が発生して被搬送物に付着し、被搬送物の品質を悪くする点にある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、多数のチェーン単位部材相互が屈曲可能に連結された無端状のコンベヤチェーンを本体フレームの支持面上にて支持した状態で、かつ一方端部に設けられた駆動回転体及び他方端部に設けられた従動回転体に掛渡したチェーンコンベヤにおいて、チェーン単位部材相互は、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結されたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、本体フレーム上にてキャタピラーチェーンを所定の方向へ走行させる際に摩耗を低減して耐久性が高めることができる。また、本体フレーム上を走行する際に摩耗粉が発生するのを低減して被搬送物の品質を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】キャタピラー型チェーンコンベヤの概略を示す略体斜視図である。
【図２】チェーン単位部材の分解斜視図である。
【図３】図1のＡ−Ａ線縦断面図である。
【図４】図1のＢ−Ｂ線縦断面図である。
【図５】被搬送物の搬送状態を示す説明図である。
【図６】転動ローラの軸線長さを変更する例を示す説明図である。
【図７】実施例２に係る転動ローラを示す説明図である。
【図８】実施例２に係るチェーン単位部材の縦断面図である。
【図９】実施例３に係るチェーン単位部材の説明図である。
【図１０】実施例３に係るチェーン単位部材の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
チェーン単位部材相互を、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結してコンベヤチェーンを構成することを最良の実施形態とする。
【実施例１】
【００１１】
以下、実施例を示す図に従って本発明を説明する。
図1乃至図4に示すように、キャタピラー型チェーンコンベヤ１の本体フレーム３は、長手方向が被搬送物５の搬送長さで、長手直交方向が被搬送物５の幅に応じた長さで、上面に支持面３ａが形成される。該本体フレー３の搬送方向下手側端部には、電動モータ７に連結され、搬送直交方向に軸線を有した駆動軸９が回転可能に軸支され、該駆動軸９には駆動スプロケット等の駆動回転体１１が軸線方向に対して適宜の間隔をおいて固定される。図示の例では、駆動軸９の軸線方向端部側に駆動回転体１１を固定した例を示すが、これに限定されるものではない。
【００１２】
また、該本体フレー３の搬送方向上手側端部には、搬送直交方向に軸線を有した従動軸１３が回転可能に軸支され、該従動軸１３には従動スプロケット等の従動回転体１５が上記駆動回転体１１に一致して固定される。そして上記駆動回転体１１及び従動回転体１５には、キャタピラー型のコンベヤチェーン１７が、上記支持面３ａ上にて支持されるように掛渡される。
【００１３】
上記コンベヤチェーン１７は、フッ化樹脂により成形された多数のチェーン単位部材１９相互を無端状で、互いに屈曲するように連結した構造からなる。該チェーン単位部材１９は、搬送直交方向に対する被搬送物５の幅に一致し、搬送直交方向へ延出する載置板２１の長手方向両端部にて垂下する一対の側板２３の搬送方向上手側にて搬送方向へ延出する内リンク板２５及び該側板２３の搬送方向下手側にて搬送方向へ延出して内リンク板２５の外側に位置する外リンク板２７を一体形成したリンク部材２８と、重ね合わされた外リンク板２７及び内リンク板２５の中央部に形成された軸支孔２５ａ・２７ａ内に挿通される連結軸２９と、該連結軸２９に回転可能に支持され、外周下部が外リンク板２７及び内リンク板２５の下端から下方へ突出して支持面３ａ上を転動する外径の転動ローラ３１とから構成される。
【００１４】
上記リンク部材２８は、搬送直交方向に対する被搬送物５の幅に応じた長さの載置板２１を有するように形成され、被搬送物５の幅に応じて複数種類、用意される。また、転動ローラ３１は、上記リンク部材２８における内リンク板２５間の間隔に応じた軸線長さに形成される。
【００１５】
なお、一方側の外リンク板２７及び内リンク板２５側から挿入されて他方の外リンク板２７及び内リンク板２５から突出した連結軸２９の軸端部には、段差部２９ａが形成され、該段差部２９ａに挿嵌されるＣリング等の抜け止め部材２９ｂにより連結軸２９が抜け止めされる。また、上記軸支孔２５ａ周縁の内リンク板２５内面には、連結突部３７より若干長い軸線長さが内側へ突出するスペ―サ用のスリーブ２５ｂが一体形成される。
【００１６】
上記転動ローラ３１は、軸線方向が上記一対の内リンク板２５におけるスリーブ２５ｂ間の間隔を等分割した軸線長さからなる少なくとも２個以上（図示の例は、３個とする。）の単位ローラ３３相互を軸線方向へ連結して構成される。各単位ローラ３３の中心部には、上記連結軸２９が挿通される軸孔３５が軸線方向へ貫通して形成されると共に各端面には、該軸孔３５を中心とする対角位置に連結突部３７及び連結凹部３９がそれぞれ形成される。これら３個の単位ローラ３３は、お互いに対向し合う連結突部３７を連結凹部３９に挿嵌して一体化して転動ローラ３１を構成する。
【００１７】
なお、図示の例では、３個の単位ローラ３３を軸線方向へ連結して転動ローラ３１を構成したが、内リンク板２５間の幅に応じた個数の単位ローラ３３を軸線方向へ連結して軸線方向が長尺の転動ローラ３１を構成すればよい。
【００１８】
次に、上記のように構成されたキャタピラー型チェーンコンベヤ１による搬送作用を説明する。
【００１９】
電動モータ７の駆動により駆動軸９を所定の方向へ回転してコンベヤチェーン１７を図示する実線矢印方向へ走行し、走行するコンベヤチェーン１７の各載置板２１上に被搬送物５を乗せて搬送させる。このとき、図５に示すように本体フレーム３上を走行するコンベヤチェーン１７は、支持面３ａに対して各チェーン単位部材１９の転動ローラ３１が回転して走行するため、支持面３ａに対する走行抵抗を低減すると共に各チェーン単位部材１９の摩耗を低減する。また、コンベヤチェーン１７の各チェーン単位部材１９は、支持面３ａに対して転動する転動ローラ３１により摩耗が低減することにより摩耗粉の発生が低減される。更に、転動ローラ３１の軸線方向端面においては、単位ローラ３３の連結突部３７が突出しているが、内リンク板２５の内面と転動ローラ３１の各端面の間に連結突部３７の突出幅より若干長い軸線長さのスリーブ２５ｂが介在するため、これら連結突部３７が内リンク板２５の内面に当接して回転不良になることが防止される。
【００２０】
搬送直交方向に対する幅が長い被搬送物５を搬送する際には、図６に示すように被搬送物５の幅に応じた長さの載置板２１を有したリンク部材２８に対し、例えば図示の例では４個（４個以上であってもよいことは、勿論である。）の単位ローラ３３を軸線方向に連結して一体化した転動ローラ３１を構成した後、これらチェーン単位部材１９相互に上記転動ローラ３１を回転するように支持しながら連結してコンベヤチェーン１７を構成する。
【００２１】
即ち、４個の単位ローラ３３相互を、対向する端面の連結突部３７を連結凹部３９に嵌合して一体化することにより転動ローラ３１を形成した後、リンク部材２８相互を、外リンク板２７間に配置された内リンク板２５間に上記転動ローラ３１を配置した後、一方の外リンク板２７側から連結軸２９をそれぞれの軸支孔２５ａ・２７ａ及び単位ローラ３３の軸孔３５内に挿通して軸端部を他方の外リンク板２７から突出させた後、突出した軸端の段差部２９ａに抜け止め部材２９ｂを嵌め込んでリンク部材２８に転動ローラ３１を取付けると同時にリンク部材２８相互を連結してコンベヤチェーン１７を構成する。
【実施例２】
【００２２】
図７に示すように実施例２に係る転動ローラ７１は、軸線方向が上記一対の内リンク板２５におけるスリーブ２５ｂ間の間隔を等分割した軸線長さからなり、軸線方向端部側に位置する端部ローラ７３及び中間部に位置する連結ローラ７５を軸線方向へ連結して構成される。各端部ローラ７３は、内リンク板２５側に位置する端面の中心部に軸支孔２５ａ・２７ａを挿通する固定軸７７が回り止めされて挿嵌される固定軸孔７９が、また他方の端面中心部に連結ピン８１の一部（半分）が挿嵌される連結孔８３がそれぞれ形成されると共に上記連結孔８３を中心とする対角位置に連結突部８５及び連結凹部８７がそれぞれ形成される。
【００２３】
また、連結ローラ７５は、両端面の中心部に連結ピン８１の一部（半分）が挿嵌される連結孔８９がそれぞれ形成されると共に上記連結孔８９を中心とする対角位置に連結突部９１及び連結凹部９３がそれぞれ形成される。
【００２４】
転動ローラ７１は、両側の端部ローラ７３間に連結ローラ７５を配置し、連結孔８３・８９内に連結ピン８１をそれぞれ挿嵌すると共に相対する連結突部９１を連結凹部８７に、また連結突部８５を連結凹部９３にそれぞれ挿嵌して軸線方向へ連結して構成される。なお、図７及び図８において実施例１と実質的に同じ部材に付いては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
（図８参照）
【００２５】
そして上記のように構成された転動ローラ７１は、一方のリンク部材２８における外リンク板２７間に他方のリンク部材２８における内リンク板２５を配置した状態で軸支孔２５ａ・２７ａ内に挿入される固定軸７７を端部ローラ７３の固定軸孔７９内に回り止め状態で挿嵌して取付けられると共にチェーン単位部材１９相互を屈曲するように連結してコンベヤチェーン１７を形成する。
【実施例３】
【００２６】
図９及び図１０に示すように実施例３に係るコンベヤチェーン１７のチェーン単位部材１０１は、被搬送物５が載置される載置板１０２の下部にて搬送方向の一方へ延出し、中心部に軸受孔１０３が形成された軸受リンク部１０５及び搬送方向の他方側にて上記軸受リンク部１０５の搬送直交方向両端に対して所要の間隔をおいて平行延出し、中心部に軸支孔１０７が形成された前後一対の軸支リンク部１０９が合成樹脂により一体形成されたリンク部材１１１と、上記軸受リンク部１０５の搬送直交方向両端と各軸支リンク部１０９の内面間の間隙にそれぞれ配置され、中心部に軸受孔１１３が形成された複数個（図示の例では、２個とする。）の単位ローラ１１５を連結した転動ローラ１１７と、上記軸受孔１０３，１１３及び軸支孔１０７内に挿通される固定軸１１９から構成される。
【００２７】
上記単位ローラ１１５の搬送直交方向の両端面には、上記軸受孔１１３を中心とする対角位置に係合突部１２１及び係合凹部１２３がそれぞれ形成され、それぞれの係合突部１２１を対向する係合凹部１２３に係合して複数個の単位ローラ１１５を軸線方向へ連結して転動ローラ１１７を構成する。
【００２８】
搬送直交方向に対して幅広の被搬送物５を搬送する際には、載置板１０２の搬送直交方向が被搬送物５の搬送直交方向幅に応じた長さのリンク部材１１１を選択する。該リンク部材１１１にあっては、軸受リンク部１０５の両端面と軸支リンク部１０９の内面の間隔が幅広になるため、両者間に配置される転動ローラ１１７を軸線方向が上記間隔に応じた長さへ変更する必要がある。
【００２９】
本例にあっては、上記間隔に応じた例えば３個の単位ローラ１１５相互を、対向する結合突部１２１を係合凹部１２３に係合して軸線方向へ連結し、上記間隔に応じた軸線方向幅が長い転動ローラ１１７を構成する。
【００３０】
上記実施例１乃至３のキャタピラー型チェーンコンベヤ１にあっては、本体フレーム３の支持面３ａにおいて１列のコンベヤチェーン１７を駆動回転体１１と従動回転体１５の間に掛渡した構成としたが、支持面３ａ上にて複数列のコンベヤチェーン１７を掛渡してキャタピラー型チェーンコンベヤ１を構成してもよい。
【００３１】
また、上記実施例１乃至３に係る複数台のキャタピラー型チェーンコンベヤ１を搬送直交方向へ適宜の間隔をおいて配置すると共に各キャタピラー型チェーンコンベヤ１における駆動軸９及び従動軸１３を一本の軸で構成し、単一の電動モータ７の駆動により各キャタピラー型チェーンコンベヤ１のコンベヤチェーン１７を同期して走行させる構成としてもよい。
【符号の説明】
【００３２】
１ キャタピラー型チェーンコンベヤ
３ 本体フレーム
３ａ 支持面
５ 被搬送物
７ 電動モータ
９ 駆動軸
１１ 駆動回転体
１３ 従動軸
１５ 従動回転体
１７ コンベヤチェーン
１９ チェーン単位部材
２１ 載置板
２３ 側板
２５ 内リンク板
２５ａ 軸支孔
２５ｂ スリーブ
２７ 外リンク板
２７ａ 軸支孔
２８ リンク部材
２９ 連結軸
２９ａ 段差部
２９ｂ 抜け止め部材
３１ 転動ローラ
３３ 単位ローラ
３５ 軸孔
３７ 連結突部
３９ 連結凹部
７１ 転動ローラ
７３ 端部ローラ
７５ 連結ローラ
７７ 固定軸
７９ 固定軸孔
８１ 連結ピン
８３ 連結孔
８５ 連結突部
８７ 連結凹部
８９ 連結孔
９１ 連結突部
９３ 連結凹部
１０１ チェーン単位部材
１０２ 載置板
１０３ 軸受孔
１０５ 軸受リンク部
１０７ 軸支孔
１０９ 軸支リンク部
１１１ リンク部材
１１３ 軸受孔
１１５ 単位ローラ
１１７ 転動ローラ
１１９ 固定軸
１２１ 係合突部
１２３ 係合凹部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、多数のチェーン単位部材を屈曲可能に連結して載置された被搬送物を搬送するキャタピラー型チェーンコンベヤに関する。
【背景技術】
【０００２】
本出願人は、特許文献1に示すチェーンコンベヤを使用し、載置された被搬送物を所定の位置へ搬送する搬送システムを提案した。該搬送システムにおいて使用するチェーンコンベヤは、搬送直交方向幅の間隔をおいて相対配置して固定バーにより連結された一対の本体フレームの一方端部に電動モータに連結された駆動軸９及び他方端部に従動軸が夫々回転可能に支持されると共にこれら駆動軸及び従動軸に固定されたスプロケットにキャタピラーチェーンを掛渡し、電動モータの駆動に伴って本体フレームを摺動するキャタピラーチェーン上に載置された被搬送物を搬送するように構成される。
【０００３】
該キャタピラーチェーンは、フッ化樹脂で、載置板の両側にて搬送方向上手へ延出する外リンク板及び搬送方向下手へ延出する内リンク板を有した多数の単位部材相互を互いに重なり合った内リンク板及び外リンク板に固定軸を挿通して屈曲するように構成してなる。
【０００４】
該チェーンコンベヤは、キャタピラーチェーンの単位部材が活動性に優れたフッ化樹脂で形成されるが、本体フレーム上を摺動するように掛渡されるため、経時使用に伴って単位部材が摩耗し易く、耐久性が悪い問題を有している。また、搬送時においては、上記摩耗により摩耗粉が発生して周囲の雰囲気を汚染し、摩耗粉が被搬送物に付着して品質を低下させる問題を有している。特に、高いクリーン度が要求されるクリーンルーム内にて加工することが要求される被搬送物を搬送する用途には、上記チェーンコンベヤを使用することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２００３−４０４３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
解決しようとする問題点は、キャタピラーチェーンを所定の方向へ走行させる際に本体フレーム上を摺接することにより摩耗して耐久性が悪い点にある。また、上記摺接により摩耗粉が発生して被搬送物に付着し、被搬送物の品質を悪くする点にある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、多数のチェーン単位部材相互が屈曲可能に連結された無端状のコンベヤチェーンを本体フレームの支持面上にて支持した状態で、かつ一方端部に設けられた駆動回転体及び他方端部に設けられた従動回転体に掛渡したチェーンコンベヤにおいて、チェーン単位部材相互は、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結されたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、本体フレーム上にてキャタピラーチェーンを所定の方向へ走行させる際に摩耗を低減して耐久性が高めることができる。また、本体フレーム上を走行する際に摩耗粉が発生するのを低減して被搬送物の品質を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】キャタピラー型チェーンコンベヤの概略を示す略体斜視図である。
【図２】チェーン単位部材の分解斜視図である。
【図３】図1のＡ−Ａ線縦断面図である。
【図４】図1のＢ−Ｂ線縦断面図である。
【図５】被搬送物の搬送状態を示す説明図である。
【図６】転動ローラの軸線長さを変更する例を示す説明図である。
【図７】実施例２に係る転動ローラを示す説明図である。
【図８】実施例２に係るチェーン単位部材の縦断面図である。
【図９】実施例３に係るチェーン単位部材の説明図である。
【図１０】実施例３に係るチェーン単位部材の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
チェーン単位部材相互を、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結してコンベヤチェーンを構成することを最良の実施形態とする。
【実施例１】
【００１１】
以下、実施例を示す図に従って本発明を説明する。
図1乃至図4に示すように、キャタピラー型チェーンコンベヤ１の本体フレーム３は、長手方向が被搬送物５の搬送長さで、長手直交方向が被搬送物５の幅に応じた長さで、上面に支持面３ａが形成される。該本体フレー３の搬送方向下手側端部には、電動モータ７に連結され、搬送直交方向に軸線を有した駆動軸９が回転可能に軸支され、該駆動軸９には駆動スプロケット等の駆動回転体１１が軸線方向に対して適宜の間隔をおいて固定される。図示の例では、駆動軸９の軸線方向端部側に駆動回転体１１を固定した例を示すが、これに限定されるものではない。
【００１２】
また、該本体フレー３の搬送方向上手側端部には、搬送直交方向に軸線を有した従動軸１３が回転可能に軸支され、該従動軸１３には従動スプロケット等の従動回転体１５が上記駆動回転体１１に一致して固定される。そして上記駆動回転体１１及び従動回転体１５には、キャタピラー型のコンベヤチェーン１７が、上記支持面３ａ上にて支持されるように掛渡される。
【００１３】
上記コンベヤチェーン１７は、フッ化樹脂により成形された多数のチェーン単位部材１９相互を無端状で、互いに屈曲するように連結した構造からなる。該チェーン単位部材１９は、搬送直交方向に対する被搬送物５の幅に一致し、搬送直交方向へ延出する載置板２１の長手方向両端部にて垂下する一対の側板２３の搬送方向上手側にて搬送方向へ延出する内リンク板２５及び該側板２３の搬送方向下手側にて搬送方向へ延出して内リンク板２５の外側に位置する外リンク板２７を一体形成したリンク部材２８と、重ね合わされた外リンク板２７及び内リンク板２５の中央部に形成された軸支孔２５ａ・２７ａ内に挿通される連結軸２９と、該連結軸２９に回転可能に支持され、外周下部が外リンク板２７及び内リンク板２５の下端から下方へ突出して支持面３ａ上を転動する外径の転動ローラ３１とから構成される。
【００１４】
上記リンク部材２８は、搬送直交方向に対する被搬送物５の幅に応じた長さの載置板２１を有するように形成され、被搬送物５の幅に応じて複数種類、用意される。また、転動ローラ３１は、上記リンク部材２８における内リンク板２５間の間隔に応じた軸線長さに形成される。
【００１５】
なお、一方側の外リンク板２７及び内リンク板２５側から挿入されて他方の外リンク板２７及び内リンク板２５から突出した連結軸２９の軸端部には、段差部２９ａが形成され、該段差部２９ａに挿嵌されるＣリング等の抜け止め部材２９ｂにより連結軸２９が抜け止めされる。また、上記軸支孔２５ａ周縁の内リンク板２５内面には、連結突部３７より若干長い軸線長さが内側へ突出するスペ―サ用のスリーブ２５ｂが一体形成される。
【００１６】
上記転動ローラ３１は、軸線方向が上記一対の内リンク板２５におけるスリーブ２５ｂ間の間隔を等分割した軸線長さからなる少なくとも２個以上（図示の例は、３個とする。）の単位ローラ３３相互を軸線方向へ連結して構成される。各単位ローラ３３の中心部には、上記連結軸２９が挿通される軸孔３５が軸線方向へ貫通して形成されると共に各端面には、該軸孔３５を中心とする対角位置に連結突部３７及び連結凹部３９がそれぞれ形成される。これら３個の単位ローラ３３は、お互いに対向し合う連結突部３７を連結凹部３９に挿嵌して一体化して転動ローラ３１を構成する。
【００１７】
なお、図示の例では、３個の単位ローラ３３を軸線方向へ連結して転動ローラ３１を構成したが、内リンク板２５間の幅に応じた個数の単位ローラ３３を軸線方向へ連結して軸線方向が長尺の転動ローラ３１を構成すればよい。
【００１８】
次に、上記のように構成されたキャタピラー型チェーンコンベヤ１による搬送作用を説明する。
【００１９】
電動モータ７の駆動により駆動軸９を所定の方向へ回転してコンベヤチェーン１７を図示する実線矢印方向へ走行し、走行するコンベヤチェーン１７の各載置板２１上に被搬送物５を乗せて搬送させる。このとき、図５に示すように本体フレーム３上を走行するコンベヤチェーン１７は、支持面３ａに対して各チェーン単位部材１９の転動ローラ３１が回転して走行するため、支持面３ａに対する走行抵抗を低減すると共に各チェーン単位部材１９の摩耗を低減する。また、コンベヤチェーン１７の各チェーン単位部材１９は、支持面３ａに対して転動する転動ローラ３１により摩耗が低減することにより摩耗粉の発生が低減される。更に、転動ローラ３１の軸線方向端面においては、単位ローラ３３の連結突部３７が突出しているが、内リンク板２５の内面と転動ローラ３１の各端面の間に連結突部３７の突出幅より若干長い軸線長さのスリーブ２５ｂが介在するため、これら連結突部３７が内リンク板２５の内面に当接して回転不良になることが防止される。
【００２０】
搬送直交方向に対する幅が長い被搬送物５を搬送する際には、図６に示すように被搬送物５の幅に応じた長さの載置板２１を有したリンク部材２８に対し、例えば図示の例では４個（４個以上であってもよいことは、勿論である。）の単位ローラ３３を軸線方向に連結して一体化した転動ローラ３１を構成した後、これらチェーン単位部材１９相互に上記転動ローラ３１を回転するように支持しながら連結してコンベヤチェーン１７を構成する。
【００２１】
即ち、４個の単位ローラ３３相互を、対向する端面の連結突部３７を連結凹部３９に嵌合して一体化することにより転動ローラ３１を形成した後、リンク部材２８相互を、外リンク板２７間に配置された内リンク板２５間に上記転動ローラ３１を配置した後、一方の外リンク板２７側から連結軸２９をそれぞれの軸支孔２５ａ・２７ａ及び単位ローラ３３の軸孔３５内に挿通して軸端部を他方の外リンク板２７から突出させた後、突出した軸端の段差部２９ａに抜け止め部材２９ｂを嵌め込んでリンク部材２８に転動ローラ３１を取付けると同時にリンク部材２８相互を連結してコンベヤチェーン１７を構成する。
【実施例２】
【００２２】
図７に示すように実施例２に係る転動ローラ７１は、軸線方向が上記一対の内リンク板２５におけるスリーブ２５ｂ間の間隔を等分割した軸線長さからなり、軸線方向端部側に位置する端部ローラ７３及び中間部に位置する連結ローラ７５を軸線方向へ連結して構成される。各端部ローラ７３は、内リンク板２５側に位置する端面の中心部に軸支孔２５ａ・２７ａを挿通する固定軸７７が回り止めされて挿嵌される固定軸孔７９が、また他方の端面中心部に連結ピン８１の一部（半分）が挿嵌される連結孔８３がそれぞれ形成されると共に上記連結孔８３を中心とする対角位置に連結突部８５及び連結凹部８７がそれぞれ形成される。
【００２３】
また、連結ローラ７５は、両端面の中心部に連結ピン８１の一部（半分）が挿嵌される連結孔８９がそれぞれ形成されると共に上記連結孔８９を中心とする対角位置に連結突部９１及び連結凹部９３がそれぞれ形成される。
【００２４】
転動ローラ７１は、両側の端部ローラ７３間に連結ローラ７５を配置し、連結孔８３・８９内に連結ピン８１をそれぞれ挿嵌すると共に相対する連結突部９１を連結凹部８７に、また連結突部８５を連結凹部９３にそれぞれ挿嵌して軸線方向へ連結して構成される。なお、図７及び図８において実施例１と実質的に同じ部材に付いては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
（図８参照）
【００２５】
そして上記のように構成された転動ローラ７１は、一方のリンク部材２８における外リンク板２７間に他方のリンク部材２８における内リンク板２５を配置した状態で軸支孔２５ａ・２７ａ内に挿入される固定軸７７を端部ローラ７３の固定軸孔７９内に回り止め状態で挿嵌して取付けられると共にチェーン単位部材１９相互を屈曲するように連結してコンベヤチェーン１７を形成する。
【実施例３】
【００２６】
図９及び図１０に示すように実施例３に係るコンベヤチェーン１７のチェーン単位部材１０１は、被搬送物５が載置される載置板１０２の下部にて搬送方向の一方へ延出し、中心部に軸受孔１０３が形成された軸受リンク部１０５及び搬送方向の他方側にて上記軸受リンク部１０５の搬送直交方向両端に対して所要の間隔をおいて平行延出し、中心部に軸支孔１０７が形成された前後一対の軸支リンク部１０９が合成樹脂により一体形成されたリンク部材１１１と、上記軸受リンク部１０５の搬送直交方向両端と各軸支リンク部１０９の内面間の間隙にそれぞれ配置され、中心部に軸受孔１１３が形成された複数個（図示の例では、２個とする。）の単位ローラ１１５を連結した転動ローラ１１７と、上記軸受孔１０３，１１３及び軸支孔１０７内に挿通される固定軸１１９から構成される。
【００２７】
上記単位ローラ１１５の搬送直交方向の両端面には、上記軸受孔１１３を中心とする対角位置に係合突部１２１及び係合凹部１２３がそれぞれ形成され、それぞれの係合突部１２１を対向する係合凹部１２３に係合して複数個の単位ローラ１１５を軸線方向へ連結して転動ローラ１１７を構成する。
【００２８】
搬送直交方向に対して幅広の被搬送物５を搬送する際には、載置板１０２の搬送直交方向が被搬送物５の搬送直交方向幅に応じた長さのリンク部材１１１を選択する。該リンク部材１１１にあっては、軸受リンク部１０５の両端面と軸支リンク部１０９の内面の間隔が幅広になるため、両者間に配置される転動ローラ１１７を軸線方向が上記間隔に応じた長さへ変更する必要がある。
【００２９】
本例にあっては、上記間隔に応じた例えば３個の単位ローラ１１５相互を、対向する結合突部１２１を係合凹部１２３に係合して軸線方向へ連結し、上記間隔に応じた軸線方向幅が長い転動ローラ１１７を構成する。
【００３０】
上記実施例１乃至３のキャタピラー型チェーンコンベヤ１にあっては、本体フレーム３の支持面３ａにおいて１列のコンベヤチェーン１７を駆動回転体１１と従動回転体１５の間に掛渡した構成としたが、支持面３ａ上にて複数列のコンベヤチェーン１７を掛渡してキャタピラー型チェーンコンベヤ１を構成してもよい。
【００３１】
また、上記実施例１乃至３に係る複数台のキャタピラー型チェーンコンベヤ１を搬送直交方向へ適宜の間隔をおいて配置すると共に各キャタピラー型チェーンコンベヤ１における駆動軸９及び従動軸１３を一本の軸で構成し、単一の電動モータ７の駆動により各キャタピラー型チェーンコンベヤ１のコンベヤチェーン１７を同期して走行させる構成としてもよい。
【符号の説明】
【００３２】
１ キャタピラー型チェーンコンベヤ
３ 本体フレーム
３ａ 支持面
５ 被搬送物
７ 電動モータ
９ 駆動軸
１１ 駆動回転体
１３ 従動軸
１５ 従動回転体
１７ コンベヤチェーン
１９ チェーン単位部材
２１ 載置板
２３ 側板
２５ 内リンク板
２５ａ 軸支孔
２５ｂ スリーブ
２７ 外リンク板
２７ａ 軸支孔
２８ リンク部材
２９ 連結軸
２９ａ 段差部
２９ｂ 抜け止め部材
３１ 転動ローラ
３３ 単位ローラ
３５ 軸孔
３７ 連結突部
３９ 連結凹部
７１ 転動ローラ
７３ 端部ローラ
７５ 連結ローラ
７７ 固定軸
７９ 固定軸孔
８１ 連結ピン
８３ 連結孔
８５ 連結突部
８７ 連結凹部
８９ 連結孔
９１ 連結突部
９３ 連結凹部
１０１ チェーン単位部材
１０２ 載置板
１０３ 軸受孔
１０５ 軸受リンク部
１０７ 軸支孔
１０９ 軸支リンク部
１１１ リンク部材
１１３ 軸受孔
１１５ 単位ローラ
１１７ 転動ローラ
１１９ 固定軸
１２１ 係合突部
１２３ 係合凹部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
多数のチェーン単位部材相互が屈曲可能に連結された無端状のコンベヤチェーンを本体フレームの支持面上にて支持した状態で、かつ一方端部に設けられた駆動回転体及び他方端部に設けられた従動回転体に掛渡したチェーンコンベヤにおいて、
チェーン単位部材相互は、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結されたキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項２】
請求項１において、各チェーン単位部材は、被搬送物が載置される載置板の搬送直交方向端部にて垂下し、搬送方向の一方に向かって延出する外リンク板及び搬送方向の他方に向かって延出し、外リンク板間に位置する内リンク板を一体形成したリンク部材と、内リンク板間に配置される転動ローラと、隣接して重ね合わされた外リンク板及び内リンク板に設けられた軸支孔及び転動ローラの軸孔に挿通される固定軸からなるキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項３】
請求項１において、上記転動ローラは、軸線方向が内リンク板間の間隔を等分割した軸線長さで、中心部に軸孔が形成された複数個の単位ローラを軸線方向へ連結してなるキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項４】
請求項３において、各単位ローラは、端面中心部に軸線方向へ貫通する軸孔が形成されると共に両端面に上記軸孔を中心とする対角位置に連結突部及び連結凹部が形成され、連結突部を対向する対向する連結凹部に挿嵌して一体化したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項５】
多数のチェーン単位部材相互が屈曲可能に連結された無端状のコンベヤチェーンを本体フレームの支持面上にて支持した状態で、かつ一方端部に設けられた駆動回転体及び他方端部に設けられた従動回転体に掛渡したチェーンコンベヤにおいて、
チェーン単位部材は、被搬送物が載置される載置板下部にて搬送方向の一方へ延出し、中心部に軸受孔が形成された軸受リンク部及び搬送方向の他方へ平行延出し、中心部に軸支孔がそれぞれ形成され、両者間に上記軸受リンク部が位置される一対の軸支リンク部を有したリンク部材と、各軸支リンク部と軸受リンク部間に配置され、中心部に軸受孔が形成された転動ローラと、各軸受孔及び軸支孔を挿通して軸受リンク部、転動ローラ及び軸支リンク部を連結する固定軸とからなると共に、
上記転動ローラは、軸線方向が上記軸受リンク部及び軸支リンク部間の間隔を等分割した軸線長さで、中心部に軸受孔が形成された複数個の単位ローラを軸線方向へ連結してなるキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項６】
請求項５において、各単位ローラは、端面中心部に軸線方向へ貫通する軸受孔が形成されると共に両端面に上記軸受孔を中心とする対角位置に連結突部及び連結凹部がそれぞれ形成され、連結突部を対向する連結凹部に挿嵌して一体化したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項７】
請求項１及び６のいずれかにおいて、本体フレームの支持面上に支持された複数のコンベヤチェーンをそれぞれの駆動回転体及び従動回転体に掛渡したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項８】
請求項１及び６のいずれかにおいて、複数台のキャタピラー型チェーンコンベヤを搬送直交方向へ適宜の間隔をおいて平行配置したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項９】
請求項７及び８のいずれかにおいて、駆動回転体及び従動回転体は単一の軸に設けられたキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項１】
多数のチェーン単位部材相互が屈曲可能に連結された無端状のコンベヤチェーンを本体フレームの支持面上にて支持した状態で、かつ一方端部に設けられた駆動回転体及び他方端部に設けられた従動回転体に掛渡したチェーンコンベヤにおいて、
チェーン単位部材相互は、搬送直交方向に軸線を有し、かつ上記支持面上にて転動する転動ローラを設けて屈曲可能に連結されたキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項２】
請求項１において、各チェーン単位部材は、被搬送物が載置される載置板の搬送直交方向端部にて垂下し、搬送方向の一方に向かって延出する外リンク板及び搬送方向の他方に向かって延出し、外リンク板間に位置する内リンク板を一体形成したリンク部材と、内リンク板間に配置される転動ローラと、隣接して重ね合わされた外リンク板及び内リンク板に設けられた軸支孔及び転動ローラの軸孔に挿通される固定軸からなるキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項３】
請求項１において、上記転動ローラは、軸線方向が内リンク板間の間隔を等分割した軸線長さで、中心部に軸孔が形成された複数個の単位ローラを軸線方向へ連結してなるキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項４】
請求項３において、各単位ローラは、端面中心部に軸線方向へ貫通する軸孔が形成されると共に両端面に上記軸孔を中心とする対角位置に連結突部及び連結凹部が形成され、連結突部を対向する対向する連結凹部に挿嵌して一体化したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項５】
多数のチェーン単位部材相互が屈曲可能に連結された無端状のコンベヤチェーンを本体フレームの支持面上にて支持した状態で、かつ一方端部に設けられた駆動回転体及び他方端部に設けられた従動回転体に掛渡したチェーンコンベヤにおいて、
チェーン単位部材は、被搬送物が載置される載置板下部にて搬送方向の一方へ延出し、中心部に軸受孔が形成された軸受リンク部及び搬送方向の他方へ平行延出し、中心部に軸支孔がそれぞれ形成され、両者間に上記軸受リンク部が位置される一対の軸支リンク部を有したリンク部材と、各軸支リンク部と軸受リンク部間に配置され、中心部に軸受孔が形成された転動ローラと、各軸受孔及び軸支孔を挿通して軸受リンク部、転動ローラ及び軸支リンク部を連結する固定軸とからなると共に、
上記転動ローラは、軸線方向が上記軸受リンク部及び軸支リンク部間の間隔を等分割した軸線長さで、中心部に軸受孔が形成された複数個の単位ローラを軸線方向へ連結してなるキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項６】
請求項５において、各単位ローラは、端面中心部に軸線方向へ貫通する軸受孔が形成されると共に両端面に上記軸受孔を中心とする対角位置に連結突部及び連結凹部がそれぞれ形成され、連結突部を対向する連結凹部に挿嵌して一体化したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項７】
請求項１及び６のいずれかにおいて、本体フレームの支持面上に支持された複数のコンベヤチェーンをそれぞれの駆動回転体及び従動回転体に掛渡したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項８】
請求項１及び６のいずれかにおいて、複数台のキャタピラー型チェーンコンベヤを搬送直交方向へ適宜の間隔をおいて平行配置したキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【請求項９】
請求項７及び８のいずれかにおいて、駆動回転体及び従動回転体は単一の軸に設けられたキャタピラー型チェーンコンベヤ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【公開番号】特開２０１２−１７１７１２（Ｐ２０１２−１７１７１２Ａ）
【公開日】平成２４年９月１０日（２０１２．９．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−３２８９６（Ｐ２０１１−３２８９６）
【出願日】平成２３年２月１８日（２０１１．２．１８）
【出願人】（５０６３２９２９２）スターテクノ株式会社 (45)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年９月１０日（２０１２．９．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年２月１８日（２０１１．２．１８）
【出願人】（５０６３２９２９２）スターテクノ株式会社 (45)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]