説明

キースイッチ及び携帯端末装置

【課題】 入力操作を容易に行うことが出来るキースイッチを提供する。
【解決手段】 キースイッチは、下側筐体13の切欠き26に沿ってスライド可能に支持され、切欠き26と直交方向に押下可能なキートップ31と、下側筐体13の内部に切欠き26に対向して固定される固定コンタクト46と、キートップ31と固定コンタクト46との間に配設され、キートップ31の押下によって押下されて固定コンタクト46に接触する可動コンタクト40とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置に好適な構造を有するキースイッチ、及び、該キースイッチを備える携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話等の携帯端末装置では、キースイッチは、標準的な手の特徴に合わせて配置されている。ところが、携帯端末装置を使用するユーザは、実際には、様々な手の特徴を有し、これらの手の特徴によって、操作が容易な位置にキースイッチが存在せず、操作を不便と感じる例がある。また、ユーザによっては、所望の位置にキースイッチが存在しないので、操作を不便と感じることもある。これらの問題に対して、特許文献1は、複数のキースイッチが配置される入力部の全体を平行方向又は回転方向にスライド可能とした携帯端末装置を提案している。
【特許文献1】特開2004−112758号公報(図1等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の携帯端末装置では、ユーザが入力部を所望の位置にスライドさせることによって、入力操作を容易に行うことが出来る。しかし、ユーザによっては、入力部を所望の位置にスライドできても、個々のキースイッチの位置関係によって、操作を不便と感じることがある。例えば、携帯端末装置を片手で操作する場合に、手が小さい子供は、入力部の縁部のキースイッチに指が届き難いと感じ、手が大きい大人は、このキースイッチが近すぎて操作が不便と感じることがある。
【0004】
本発明は、上記に鑑み、特許文献1の携帯端末装置とは別な構成を採用したキースイッチであって、入力操作を容易に行うことが出来るキースイッチ、及び、そのようなキースイッチを備える携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係るキースイッチは、筐体の開口に沿ってスライド可能に支持され前記開口と直交方向に押下可能なキートップと、筐体の内部に前記開口に対向して固定される固定コンタクトと、前記キートップと前記固定コンタクトとの間に配設され、前記キートップの押下によって押下されて前記固定コンタクトに接触する可動コンタクトとを備えることを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る携帯端末装置は、上記本発明のキースイッチを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のキースイッチによれば、キートップが筐体の開口に沿ってスライド可能に支持されることによって、位置調節が可能なキースイッチを実現している。ユーザは、手の特徴や好みに合わせて、キースイッチを所望の位置にスライドさせることによって、キースイッチの入力操作を容易に行うことが出来る。
【0008】
本発明のキースイッチの好適な実施態様では、前記固定コンタクトは、前記キートップのスライド方向のほぼ全範囲に延在している。前記キートップのスライド方向のほぼ全範囲で入力が可能な構成を実現している。
【0009】
上記実施態様では、前記可動コンタクトが、前記キートップのスライドと共にスライドし前記キートップの押下によって押下される可動支持体に支持されている構成とすることが出来る。この場合、好ましくは、前記可動コンタクトは、前記可動支持体を前記固定コンタクトから離れる方向に付勢する弾性部材であり、可動コンタクトと弾性部材とを一体的に構成することによって、キースイッチを簡素に構成することが出来る。前記可動コンタクトは、例えば板バネで構成できる。
【0010】
上記実施態様では、前述の構成に代えて、前記可動コンタクトが、前記キートップのスライド方向のほぼ全範囲に延在して前記固定コンタクトと共に固定的に支持されており、前記可動コンタクトの一部が前記キートップの押下によって押下されて前記固定コンタクトに接触する構成とすることも出来る。この場合、好ましくは、前記キートップが、該キートップを押下したときに前記固定コンタクトを支持する支持台に押し付けられて弾性的に変形する弾性部材を備える。キートップを押下した状態で、キートップを前記固定コンタクトから離れる方向に付勢することが出来る。また、可動コンタクトを板バネ等の弾性部材で構成し、キートップを固定コンタクトから離れる方向に付勢することも好ましい態様である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、図面を参照し、本発明の実施形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す斜視図である。携帯端末装置10は、携帯電話端末として構成され、複数のキースイッチ11から成る入力キー部28、及びマイクロフォン12等を搭載する下側筐体13と、液晶ディスプレイ14、及びスピーカ15等を搭載する上側筐体16とを備える。下側筐体13と上側筐体16とはそれらの一方の縁部に形成されたヒンジ構造17によって、下側筐体13と上側筐体16とが密着する折り畳み位置と、下側筐体13と上側筐体16とがほぼ水平に展開された展開位置との間で相互に回動可能に接続されている。
【0012】
下側筐体13は、下側筐体の前面18及び側面19の一部に連続して形成された前面ケーシング20と、下側筐体の背面21及び側面19の一部に連続して形成された背面ケーシング22とを備える。キースイッチ11は、下側筐体の前面18に配設され、電源キー、オンフックキー、及び文字数字キー等を含む前面キースイッチ23と、下側筐体の一方の側面19に配設され、携帯端末装置10の様々な機能に対応した入力が行われる側面キースイッチ24,25とを含む。
【0013】
前面キースイッチ23は、前面ケーシング20の切欠きに配設される。前面キースイッチ23のうち、符号23aに示したキーは、筐体表面に対して上下及び左右の斜方向に押下可能で、その他のキーは、筐体表面に対して垂直方向に押下可能に配設されている。側面キースイッチ24,25はそれぞれ、前面ケーシング20と背面ケーシング22との隣接部分をストライプ状に切り欠いた切欠き26,27に係合し、切欠き26,27に沿ってスライド移動可能である。
【0014】
図2に、図1のII−II方向に沿って見た断面を示す。下側筐体13の内部には、背面ケーシング22寄りに、プリント基板30が配設されている。側面キースイッチ24は、下側筐体の側面22の外側に一部が露出し、且つ側面22に対して垂直方向に可動なキートップ31と、プリント基板30上に固定された固定ユニット32と、キートップ31と固定ユニット32との間に配設され、キートップ31の押下力を固定ユニット32側へ中継する中継ユニット(可動支持体)33とを備える。
【0015】
キートップ31は、切欠き26に係合する第1凹部34を有する。第1凹部34は、下側筐体13の厚みよりも大きな幅を有し、第1凹部34と下側筐体13との間には隙間35が形成される。キートップ31は、また、下側筐体13の内部に対向する面31aを直方体状に切り欠いた第2凹部36を有し、第2凹部36の内部に中継ユニット33が収容される。第2凹部の底面36aには、押し子37が固定されている。押し子37は、底面36aを底辺とする台形の断面形状を有する。
【0016】
中継ユニット33は、直方体状の外形を有し、内側が中空のユニット筐体38と、固定ユニット32に対向するユニット筐体の面38bの切欠き39に接続された可動コンタクト40と、キートップ31に対向するユニット筐体の面38aの切欠き41からユニット筐体38の内部に挿入される押し棒42とを備える。ユニット筐体38は、キートップの第2凹部36によって、キートップ31の押下方向と垂直方向に固定される。
【0017】
可動コンタクト40は、その形状が円筒形の一部を構成し、断面に垂直方向、即ちキートップ31のスライド方向に延在して形成されている。可動コンタクト40は、金属板バネから成り、押下に際して円筒形の形状が裏返ってクリック感を生じると共に、変形によって元の形状に復帰する復元力を生じるようにユニット筐体38に対して固定されている。
【0018】
押し棒42は、T字形の断面形状を有し、押し子37に当接する平坦部43と、平坦部43から、切欠き41を通ってユニット筐体38の内部に延びる軸部44とから成る。軸部44の端部は、可動コンタクト40の面に当接し、キートップ31が押下されない状態では、下側筐体の側面22と第1凹部34との間、及び、平坦部43とユニット筐体の面38aとの間にそれぞれ隙間35,45が形成される。
【0019】
固定ユニット32は、キートップ31のスライド方向に長手方向を持つ直方体状の形状を有する。中継ユニット33に対向する固定ユニットの面32aには、可動コンタクト40に対向して、一対の固定コンタクト46が配設されている。
【0020】
図3に、キートップ、中継ユニット、及び固定ユニットの構成を斜視図で示す。図2は、同図のII−II方向に沿って見た断面を示している。一対の固定コンタクト46は、キートップ31のスライド方向に、レール状に相互に平行に延在している。また、キートップ31がスライドする距離範囲で延在している。固定ユニット32の内部には、これら一対の固定コンタクト46とプリント基板30の配線とをそれぞれ接続する配線47が配設されている。
【0021】
可動コンタクト40及び固定コンタクト46はスイッチを構成し、導電性を有する可動コンタクト40が一対の固定コンタクト46に接触することによって、スイッチが閉じた状態となる。
【0022】
図4に、キートップが押下された状態を示す。キートップ31に対して矢印48の方向に外力を加えると、キートップ31、押し子37、及び押し棒42が固定ユニット32側に一体的に押し下げられ、押し棒42の端部が可動コンタクト40の面を押し下げる。これによって、可動コンタクト40が略平らに変形し、可動コンタクト40が一対の固定コンタクト46に接触する。電気信号が配線47を介してプリント基板30の配線に到達することによって、側面キースイッチ24の入力が検知される。また、可動コンタクト40が変形した状態で、可動コンタクト40の復元力によって固定コンタクト46から離れる方向に力を生じ、外力の印加を止めると、図2に示した元の状態に戻る。
【0023】
本実施形態の携帯端末装置によれば、一対の固定コンタクト46をキートップ31のスライド方向に延在させ、且つ、可動コンタクト40をキートップ31と一体的にスライドさせる構成により、スライド可能な側面キースイッチ24を実現することが出来る。また、可動コンタクト40を、固定コンタクト46を囲む円筒形の一部を構成する形状で、且つキートップ31のスライド方向に延在させることによって、キートップ31が押下された状態で、可動コンタクト40を元の形状に復帰させる復元力を得ることが出来る。更に、可動コンタクト40を金属板バネで構成することによって、キートップ31の押下に際してクリック感を生じさせることが出来る。
【0024】
ユーザは、手の特徴や好みに合わせて、側面キースイッチ24を所望の位置にスライドさせることによって、側面キースイッチ24を他のキースイッチ11に対して相対的に移動させ、キースイッチ11の操作をより容易に行うことが出来る。
【0025】
なお、可動コンタクト40は、板バネ機能を有するものであれば金属板に限らず、樹脂シート等の絶縁性シートを用いることも出来る。絶縁性シートを用いる場合には、固定コンタクト46に対向する絶縁性シートの面に導電膜を形成する。また、スイッチは、本実施形態で示した構成に限定されず、例えば、図2に示した固定コンタクト46近傍の固定ユニット32の内部に配設されてもよい。この場合、板バネと固定ユニット32の表面とが接触した際の圧力によって、スイッチが閉じた状態になるように構成する。
【0026】
図5は、本発明の第2実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す斜視図である。携帯端末装置50は、携帯電話端末として構成され、携帯端末装置50では、前面ケーシング20に下側筐体13の左右方向にストライプ状に切り欠いた切欠き51が形成され、特定の前面キースイッチ52が、切欠き51の延在方向にスライド可能に係合されている。
【0027】
図6に、図5のVI−VI方向に沿って見た断面を示す。同図中、図2に示した携帯端末装置と同様の構成を有する部分については、同じ符号で示す。携帯端末装置50では、固定ユニット32が配設されず、キートップ31及び中継ユニット33が、プリント基板30の面に対向して配設されている。中継ユニット33では、可動コンタクト40が、ユニット筐体の内面38cに、切欠き39を差し渡して接続されている。
【0028】
プリント基板30上には、キートップ31のスライド方向に延在する直方体状のレール53が配設され、ユニット筐体38の切欠き39に係合される。レール53の表面には、一対の固定コンタクト46が、キートップ31のスライド方向に沿って相互に平行に配設されている。レール53の内部には、これら一対の固定コンタクト46とプリント基板30の配線とをそれぞれ接続する配線(図示なし)が配設されている。
【0029】
図7に、キートップが押下された状態を示す。キートップ31に対して矢印54の方向に外力を加えると、キートップ31、押し子37、及び押し棒42がプリント基板30側に一体的に押し下げられ、押し棒42の端部が可動コンタクト40の面を押し下げる。これによって、可動コンタクト40が略平らに変形し、可動コンタクト40が一対の固定コンタクト46に接触する。電気信号がレール53の内部の配線を介してプリント基板30の配線に到達することによって、前面キースイッチ52の入力が検知される。
【0030】
本実施形態の携帯端末装置によれば、ユニット筐体38の切欠き39に係合するレール53を配設したことによって、可動コンタクト40と固定コンタクト46との相対位置をより的確に設定することが出来る。
【0031】
図8は、本発明の第3実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す断面図である。同図中、図2に示した携帯端末装置と同様の構成を有する部分については、同じ符号で示す。携帯端末装置60では、図2に示した可動コンタクト40と同様の断面形状を有する可動コンタクト61が、固定ユニットの面32aに固定されている。また、キートップ31と固定ユニット32との間に、中継ユニット33に代えて、弾性部材62が配設される。弾性部材62は、コの字形の断面形状を有し、キートップの第2凹部36に収容される。また、ゴムから成り、変形によって元の形状に復帰する復元力を生じる。
【0032】
キートップ31に対向する弾性部材の面62aの切欠き63に、キートップの押し子37が挿入され、押し子37の端部が可動コンタクト61の面に当接する。また、弾性部材の面62aがキートップの第2凹部の底面36aに、弾性部材62の端部が固定ユニットの面32aにそれぞれ当接する。キートップ31が押下されていない状態では、下側筐体の側面22と第1凹部34との間に隙間35が形成される。
【0033】
図9に、図8の携帯端末装置について、キートップ、弾性部材、及び固定ユニットの構成を斜視図で示す。図8は、同図のVIII−VIII方向に沿って見た断面を示している。可動コンタクト61は、一対の固定コンタクト46の全体を覆って、キートップ31がスライドする距離範囲で延在している。弾性部材62には、キートップ31のスライド方向の端部64に、可動コンタクト61を避ける切欠き65が形成されている。
【0034】
図10に、キートップが押下された状態を示す。キートップ31に対して矢印48の方向に外力を加えると、キートップ31が固定ユニット32側に押し下げられ、弾性部材62の端部近傍が変形する。同時に、可動コンタクト61の面が、押し子37によって押し下げられる。これによって、可動コンタクト61が略平らに変形し、一対の固定コンタクト46に接触する。また、可動コンタクト61及び弾性部材62が変形した状態で、可動コンタクト61及び弾性部材62の復元力によって、固定コンタクト46から離れる方向に力を生じ、外力の印加を止めると図8に示した元の状態に戻る。
【0035】
本実施形態の携帯端末装置によれば、可動コンタクト61をキートップ31がスライドする距離範囲で延在させ、且つ一対の固定コンタクト46を覆って固定ユニット32に固定する構成により、スライド可能な側面キースイッチ24を実現することが出来る。また、押し子37が可動コンタクト61の面に直接に接触する構成によって、第1実施形態のキースイッチに比して、キースイッチの構造を簡素化し、コストを低減することが出来る。更に、キートップ31と固定ユニット32との間に、弾性部材62が配設されることによって、キートップ31を押下した状態で、固定コンタクト46から離れる方向に強い力を得ることが出来る。
【0036】
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明に係るキースイッチ及び携帯端末装置は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したキースイッチ及び携帯端末装置も、本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II方向に沿って見た断面を示す断面図である。
【図3】図1の側面キースイッチ、中継ユニット、及び固定ユニットの構成を示す斜視図である。
【図4】図1の携帯端末装置について、側面キースイッチが押下された状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI方向に沿って見た断面を示す断面図である。
【図7】図5の携帯端末装置について、前面キースイッチが押下された状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る携帯端末装置の構成を示す断面図である。
【図9】図8の側面キースイッチ、弾性部材、及び固定ユニットの構成を示す斜視図である。
【図10】図8の携帯端末装置について、側面キースイッチが押下された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0038】
10,50,60:携帯端末装置
11:キースイッチ
12:マイクロフォン
13:下側筐体
14:液晶ディスプレイ
15:スピーカ
16:上側筐体
17:ヒンジ構造
18:(下側筐体の)前面
19:(下側筐体の)側面
20:前面ケーシング
21:(下側筐体の)背面
22:背面ケーシング
23,23a:前面キースイッチ
24,25:側面キースイッチ
26,27:切欠き
28:入力キー部
30:プリント基板
31:キートップ
31a:(キートップの)面
32:固定ユニット
32a:(固定ユニットの)面
33:中継ユニット
34:(キートップの)第1凹部
35:隙間
36:(キートップの)第2凹部
36a:(第2凹部の)底面
37:押し子
38:ユニット筐体
38a:(ユニット筐体の)面
38b:(ユニット筐体の)面
38c:(ユニット筐体の)内面
39:切欠き
40:可動コンタクト
41:切欠き
42:押し棒
43:平坦部
44:軸部
45:隙間
46:固定コンタクト
47:配線
48:押下方向
51:切欠き
52:前面キースイッチ
53:レール
54:押下方向
61:可動コンタクト
62:弾性部材
62a:(弾性部材の)面
63:(弾性部材の)切欠き
64:(弾性部材の)端部
65:(弾性部材の)切欠き

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の開口に沿ってスライド可能に支持され前記開口と直交方向に押下可能なキートップと、筐体の内部に前記開口に対向して固定される固定コンタクトと、前記キートップと前記固定コンタクトとの間に配設され、前記キートップの押下によって押下されて前記固定コンタクトに接触する可動コンタクトとを備えることを特徴とするキースイッチ。
【請求項2】
前記固定コンタクトは、前記キートップのスライド方向のほぼ全範囲に延在している、請求項1に記載のキースイッチ。
【請求項3】
前記可動コンタクトは、前記キートップのスライドと共にスライドし前記キートップの押下によって押下される可動支持体に支持されている、請求項2に記載のキースイッチ。
【請求項4】
前記可動コンタクトは、前記可動支持体を前記固定コンタクトから離れる方向に付勢する弾性部材である、請求項3に記載のキースイッチ。
【請求項5】
前記可動コンタクトが板バネである、請求項4に記載のキースイッチ。
【請求項6】
前記可動コンタクトが、前記キートップのスライド方向のほぼ全範囲に延在して前記固定コンタクトと共に固定的に支持されており、前記可動コンタクトの一部が前記キートップの押下によって押下されて前記固定コンタクトに接触する、請求項2に記載のキースイッチ。
【請求項7】
前記キートップは、該キートップを押下したときに前記固定コンタクトを支持する支持台に押し付けられて弾性的に変形する弾性部材を備える、請求項6に記載のキースイッチ。
【請求項8】
請求項1〜7の何れか一に記載のキースイッチを有することを特徴とする携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−261021(P2006−261021A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−79219(P2005−79219)
【出願日】平成17年3月18日(2005.3.18)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】