説明

クラック誘発目地材

【課題】 コンクリート構造物の壁厚さに対応して必要な断面欠損率を確保することができ、製造上や保管上の問題が生じることもないクラック誘発目地材を提供すること。
【解決手段】 基盤部材11の接続部13である継ぎ足し用凸部13aに接続部材12の接続部である継ぎ足し用凹部13bを接続することで、継ぎ足すことができ、基盤部材11と接続部材12との組合せを変えることで、少ない品種でコンクリート構造物の壁厚さに対応した断面欠損率の確保が容易にできるようになる。また、止水部材18によりクラックが誘発されてもコンクリートとの密着性により止水することができ、浸水による補強鉄筋4の腐食などを防止する。
これにより、コンクリート構造物の壁厚さに対応して必要な断面欠損率を確保することができ、新たな設備を必要とする製造上の問題や品種の増大などによる保管上の問題を回避することができ、ユニット化することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はクラック誘発目地材に関し、コンクリート構造物の予め定めた場所にクラックを誘発することで他の部分でのクラックの発生を抑制するようにしたもので、特に、コンクリート構造物の壁厚さが厚くなっても簡単に対応できるようにユニット化したものである。
【背景技術】
【0002】
土木および建築におけるコンクリート構造物の場合には、セメントの水和熱や外気温による温度変化および乾燥収縮などの要因により変形が生じることがあり、このような変形が拘束されると、クラックが発生する。このクラックが任意の多数の箇所に発生すると、美観を損ねたり、水分の浸入による補強鉄筋の腐食などの問題が生じる。
そこで、予め定めた場所にクラックを集中させる目的でコンクリート構造物に所定の間隔で断面欠損部を設けておき、クラックを人為的に生じさせるクラック誘発目地部を設けている。
このクラック誘発目地部には、断面を欠損させるため介在物が埋め込まれ、例えば、塩ビパイプ、プレキャストコンクリート、あるいは鉄板などがコンクリート構造物に埋め込まれるほか、予め成形したクラック誘発目地材が種々提案されて採用されている。
【0003】
例えば特許文献1のクラック誘発目地材では、縦長の鉄板を芯材としてその両側に柔軟なブチルゴムなどを縦角棒状に形成して取り付けた止水性調整欠損材を、型枠に取り付けた目地材本体のコンクリート壁となる内側に対向して設けるようにしている。
【0004】
また、特許文献2のクラック誘発目地本体は、横断面形状が平坦部と平坦部の反対側に行くにつれて先細りとなる先細り部とからなり、平坦部に平坦面側が開口するT字形のねじ溝が設けられ、先細り部の先端に開口溝が設けられ、開口溝がコンクリートが透過しないシートで覆われるとともに、それ以外が被覆層で覆われて構成されており、型枠に取り付けたねじ頭部をねじ溝に入れることで型枠に固定し、対向させて用いるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−161544号公報
【特許文献2】特開2010−1644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、これまでのクラック誘発目地材では、コンクリート壁厚方向の高さが一定であり、コンクリート構造物が大型化し、コンクリート壁厚さが厚くなると、クラックを誘発するのに必要な断面欠損率を高く(37.5%以上に)設定することができないという問題がある。
そこで、壁厚さ方向の高さを増大したものを用意すれば良いが、樹脂成形品では新たな製造設備が必要になるなどの問題があるとともに、壁厚さに対応したものを多数用意しようとすると、品種が増大し、保管場所や在庫管理の問題が生じる。
また、既存のクラック誘発目地材に汎用の塩ビパイプなどを隣接させて設置することも考えれるが、既存のクラック誘発目地材に比較して重量が重く取り扱いがし難く、施工性も悪いという問題がある。
【0007】
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、コンクリート構造物の壁厚さに対応して必要な断面欠損率を確保することができ、製造上や保管上の問題が生じることもないクラック誘発目地材を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来技術の課題を解決するこの発明の請求項1記載のクラック誘発目地材は、コンクリート構造物の壁厚方向に沿って埋設され断面欠損を生じさせてクラックを誘発するクラック誘発目地材であって、前記コンクリート構造物の壁内補強鉄筋の内部側に配置されて一端部が補強鉄筋に支持固定されるとともに、他端部に接続部が設けられる基盤部材と、この基盤部材の前記接続部に接続される接続部を備えて継ぎ足し接続される接続部材とで構成され、これら基盤部材および接続部材には、コンクリートと密着させて止水する止水部材が設けられて構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
この発明の請求項2記載のクラック誘発目地材は、請求項1記載の構成に加え、前記接続部が、継ぎ足し用凹部と継ぎ足し用凸部とで構成され、スライドして接続可能に構成してあることを特徴とするものである。
【0010】
この発明の請求項3記載のクラック誘発目地材は、請求項1または2記載の構成に加え、前記接続部材には、一端部の接続部に加えて他端部に接続部を形成して構成し、複数の接続部材を継ぎ足し接続可能に構成したことを特徴とするものである。
【0011】
この発明の請求項4記載のクラック誘発目地材は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記基盤部材を、コンクリート壁面に沿う壁面平行基盤部と、この壁面平行基盤部から壁厚方向に突き出した突出基盤部とで略T字状に構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
この発明の請求項1記載のクラック誘発目地材によれば、コンクリート構造物の壁厚方向に沿って埋設され断面欠損を生じさせてクラックを誘発するクラック誘発目地材であって、前記コンクリート構造物の壁内補強鉄筋の内部側に配置されて一端部が補強鉄筋に支持固定されるとともに、他端部に接続部が設けられる基盤部材と、この基盤部材の前記接続部に接続される接続部を備えて継ぎ足し接続される接続部材とで構成され、これら基盤部材および接続部材には、コンクリートと密着させて止水する止水部材が設けられて構成されているので、基盤部材の接続部に接続部材の接続部を接続することで、継ぎ足すことができ、基盤部材と接続部材との組合せを変えることで、少ない品種でコンクリート構造物の壁厚さに対応した断面欠損率の確保が容易にできる。また、止水部材によりクラックが誘発されてもコンクリートとの密着性により止水することができ、浸水による補強鉄筋の腐食などを防止することができる。
これにより、コンクリート構造物の壁厚さに対応して必要な断面欠損率を確保することができ、新たな設備を必要とする製造上の問題や品種の増大などによる保管上の問題を回避することができ、ユニット化することができる。
【0013】
この発明の請求項2記載のクラック誘発目地材によれば、前記接続部が、継ぎ足し用凹部と継ぎ足し用凸部とで構成され、スライドして接続可能に構成してあるので、接続部を継ぎ足し用凹凸部でスライドさせて接続することで、簡単に継ぎ足すことができ、しかも確実に接続することができる。
【0014】
この発明の請求項3記載のクラック誘発目地材によれば、前記接続部材には、一端部の接続部に加えて他端部に接続部を形成して構成し、複数の接続部材を継ぎ足し接続可能に構成したので、接続部材同士を複数接続して継ぎ足すことができ、コンクリート壁の厚さの変化への対応性を一層向上することができ、接続部材の品種を少なくし、使用数量を変えて対応するユニット化ができる。
【0015】
この発明の請求項4記載のクラック誘発目地材によれば、前記基盤部材を、コンクリート壁面に沿う壁面平行基盤部と、この壁面平行基盤部から壁厚方向に突き出した突出基盤部とで略T字状に構成したので、壁面平行基盤部で補強鉄筋などに簡単に支持固定することができるとともに、突出基盤部で断面欠損率を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明のクラック誘発目地材の一実施の形態にかかるクラック誘発目地部の概略斜視図である。
【図2】この発明のクラック誘発目地材の一実施の形態にかかるクラック誘発目地部の概略平面図である。
【図3】この発明のクラック誘発目地材の一実施の形態にかかる基盤部材の平面図である。
【図4】この発明のクラック誘発目地材の一実施の形態にかかる接続部材の平面図である。
【図5】この発明のクラック誘発目地材の一実施の形態にかかり、異なる壁厚さに対応する継ぎ足し接続状態の平面図である。
【図6】この発明のクラック誘発目地材の他の一実施の形態にかかり、異なる接続部を備えた継ぎ足し接続状態の平面図、接続部材の平面図および基盤部材の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
この発明のクラック誘発目地材10は、コンクリート構造物においてクラックを人為的に生じさせる場所となるクラック誘発目地部Aに設けることで、このA部分でのコンクリート構造物の壁厚さ方向の断面欠損率をクラックの誘発に必要な37.5%以上に設定するためのものである。
【0018】
このクラック誘発目地部Aには、例えば壁厚さ方向の両端部にコンクリートパネル1,1が壁厚さの間隔で配置され、その内側に鉛直方向の主筋2および水平方向の配力筋3による補強鉄筋4が設けられており、コンクリートパネル1の内側には、化粧目地材5が取り付けられている。そして、クラックを誘発するためコンクリートパネル1の化粧目地材5と補強鉄筋4との間に略Ω型のクラック誘発目地材6が設けられ、このクラック誘発目地材6と補強鉄筋4を挟むコンクリート壁となる内側にこの発明のクラック誘発目地材10,10Aが配置され、これらクラック誘発目地材10,10Aの壁厚方向の高さd1+d2(およびクラック誘発目地材6の高さ2・d+化粧目地材5の高さ2・d3)が全壁厚Dに対してクラックを誘発できる欠損率となるように設定される。
なお、クラック誘発目地材10,10Aにおける高さとは、コンクリート構造物の壁厚方向の寸法であり、図1,2に示したd1,d2、d3をいう。
【0019】
クラック誘発目地材10,10Aは、補強鉄筋4に支持固定される壁厚方向外側の基盤部材11と、この基盤部材11と継ぎ足し接続される接続部材12とで構成され、これら基盤部材11と接続部材12には、互いを接続する接続部13が設けられて継ぎ足し接続できるようにしてある。
このクラック誘発目地材10では、基盤部材11として高さが異なるものを2種類(11,11A)と、接続部材12として高さが異なるものを3種類(12,12A,12B)用意し、基盤部材11を単独で用いるほか、これら2種類の基盤部材11,11Aと3種類の接続部材12,12A、12Bとを接続部13で任意の組み合わせ(種類および接続数量)で継ぎ足すことで、継ぎ足し接続されたクラック誘発目地材10としての高さd1を変えることができるようにしている。
【0020】
基盤部材11は、壁面平行基盤部14と、この壁面平行基盤部14の中央から垂直に突き出した突出基盤部15とでT字状に構成され、壁面平行基盤部14の中央部の外側および突出基盤部15の中間部両側には、凸条部16が設けられる一方、壁面平行基盤部14の両端部には、補強鉄筋4への固定のための結束線用の取付け穴17が形成してあり、例えばABS樹脂で一体成形される。そして、基盤部材11の突出基盤部15の端部に接続部13を構成する略2等辺三角状の継ぎ足し用凸部13aが一体に形成してある。
【0021】
また、基盤部材11の突出基盤部15の両側には、誘発されたクラックによる浸水などを防止するためブチルゴムなどの柔軟性がありコンクリートとの密着性が良い止水部材18が設けてあり、施工前には剥離紙が取り付けてある。
【0022】
また、基盤部材11Aでは、突出基盤部15の高さが高くしてあり、中間部に中間壁面平行部14aが一体に設けてある。
なお、他の構成は基盤部材11と同一であり、同一部分に同一記号を記し説明は省略する。
【0023】
次に、接続部材12は、平板状の接続部本体12aを備え、一端部に接続部13を構成する継ぎ足し用凹部13bが設けられ、一端側が開口した2等辺三角形状の凹部を取り囲むように形成され、開口部両側にフランジ状の平行突出部が形成されて中間壁面平行部14aと兼用できるようにしてあり、他端部には、接続部13を構成する継ぎ足し用凸部13aが設けてある。そして、接続部本体12aの中間部両側には、凸条部16が設けられており、このような接続部材12が、例えばABS樹脂などの合成樹脂で一体成形してある。
【0024】
接続部材12A,12Bでは、接続部本体12aの高さが変えてあるとともに、接続部材12の接続部本体12aの中間部の両側に、誘発されたクラックによる浸水などを防止するためブチルゴムなどの柔軟性がありコンクリートとの密着性が良い止水部材18が設けてあり、施工前には剥離紙が取り付けてある。なお、他の構成は接続部材12と同一であり、同一部分に同一記号を記し説明は省略する。
【0025】
このような基盤部材11と接続部材12とを組み合わせるクラック誘発目地材10は、図1,2,5(a)に示すように、基盤部材11Aと接続部材12Aとを接続部13の継ぎ足し用凸部13aと継ぎ足し用凹部13bとを接続したものであり、基盤部材11Aの継ぎ足し用凸部13aを接続部材12Aの継ぎ足し用凹部13bにスライドさせて連結することが互いが継ぎ足され、壁厚さ方向には外れないように接続することができる。
【0026】
このようなクラック誘発目地材10によれば、基盤部材11Aを単独で使用する場合に比べて接続部材12Aの高さ分だけ壁厚方向の高さを増大することが簡単にでき、保管も基盤部材11Aと接続部材12Aを分離した状態で行えば良く、保管スペースの確保も容易となる。
また、クラック誘発目地材10Bでは、クラック誘発目地材10よりも高さを増大したものであり、接続部材12Bを継ぎ足して構成してある。すなわち、このクラック誘発目地材10Bでは、基盤部材11Aと、接続部材12A,12Bと継ぎ足し足して構成され、接続部材12Aの継ぎ足し用凸部13aと接続部材12Bの継ぎ足し用凹部13bとをスライドさせて連結することで継ぎ足され、壁厚さ方向には外れないように接続してある。
このようなクラック誘発目地材10Bによれば、基盤部材11Aを単独で使用する場合に比べて接続部材12A、12Bの高さ分だけ壁厚方向の高さを増大することが簡単にでき、保管も基盤部材11Aと接続部材12A、12Bをそれぞれ分離した状態で行えば良く、保管スペースの確保も容易となる。
【0027】
なお、ここでは、2つの実施形態を例に説明したが、こられの例に限らず、クラック誘発目地材としては、基盤部材と接続部材の組み合わせ(種類および接続数量)を任意に選択することで、壁厚方向の高さを変えることができ、コンクリート構造物の壁厚に応じてクラックを誘発できる断面欠損率を容易に確保することができる。
【0028】
次に、接続部の形状を変えたクラック誘発目地材20について、図6により説明する。なお、既に説明したクラック誘発目地材10,10A、10Bと同一部分には、同一記号を記し、重複する説明は省略する。
このクラック誘発目地材20は、基盤部材21およびこれに接続される接続部材22で構成され、これら基盤部材21と接続部材22は、接続部23で継ぎ足し接続される。この接続部23は、継ぎ足し用凸部23aと、継ぎ足し用凹部23bとで構成され、スライドさせることで接続できるようにしてあり、継ぎ足し用凸部23aは両側の半円を平面で連結する略楕円形状とされ、継ぎ足し用凹部23bは、この略楕円形状の外側を囲むことができる略楕円状の凹部で構成され、凹部の一端に、基盤部材11や接続部材12の厚さに対応する開口部が形成してあり、スライドさせて接続し、継ぎ足すことができるようにしてある。
なお、他の構成は、既に説明したクラック誘発目地材と同一である。
【0029】
また、この接続部23を備える基盤部材21や接続部材22についても、図6では、1例を示したものに過ぎず、壁厚方向の高さの異なるものを用意し、これらを任意に組み合わせることで、高さを変えて断面欠損率を調整できるようにすることは言うまでもない。
【0030】
以上説明したように、この発明のクラック誘発目地材によれば、基盤部材11の接続部13に接続部材12の被接続部を接続することで、継ぎ足すことができ、基盤部材11と接続部材12との組合せを変えることで、少ない品種でコンクリート構造物の壁厚さに対応した断面欠損率の確保が容易にできる。また、止水部材18によりクラックが誘発されてもコンクリートとの密着性により止水することができ、浸水による補強鉄筋4の腐食などを防止することができる。
これにより、コンクリート構造物の壁厚さに対応して必要な断面欠損率を確保することができ、新たな設備を必要とする製造上の問題や品種の増大などによる保管上の問題を回避することができる。
また、接続部13を継ぎ足し用凹凸部13a,13bでスライドさせて接続することで、簡単に継ぎ足すことができ、しかも確実に接続することができる。
さらに、接続部材12,12同士を複数接続して継ぎ足すことができ、コンクリート壁の厚さの変化への対応性を一層向上することができ、接続部材12の品種を少なくし、使用数量を変えて対応するユニット化ができる。
また、壁面平行基盤部14で補強鉄筋4などに簡単に支持固定することができるとともに、突出基盤部15で断面欠損率を確保することができる。
【0031】
なお、クラック誘発目地材は、接続部で継ぎ足す際、抜け出し防止用に接着剤を塗布した後、スライドさせて接続するようにしても良く、接着剤が硬化した後は一層強固に継ぎ足し接続することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 コンクリート打設用型枠
2 補強鉄筋(主筋)
3 補強鉄筋(配力筋)
4 補強鉄筋
5 化粧目地材
6 誘発目地材(補強鉄筋の外側用)
10,10A,10B、20 クラック誘発目地材
11,11A、21 基盤部材
12,12A,12B,22 接続部材
12a 接続部本体
13,23 接続部
13a,23a 継ぎ足し用凸部
13b,23b 継ぎ足し用凹部
14 壁面平行基盤部
14a 中間壁面平行部
15 突出基盤部
16 突状部
17 取付け穴
18 止水部材
A クラック誘発目地部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート構造物の壁厚方向に沿って埋設され断面欠損を生じさせてクラックを誘発するクラック誘発目地材であって、
前記コンクリート構造物の壁内補強鉄筋の内部側に配置されて一端部が補強鉄筋に支持固定されるとともに、他端部に接続部が設けられる基盤部材と、この基盤部材の前記接続部に接続される接続部を備えて継ぎ足し接続される接続部材とで構成され、これら基盤部材および接続部材には、コンクリートと密着させて止水する止水部材が設けられて構成されていることを特徴とするクラック誘発目地材。
【請求項2】
前記接続部が、継ぎ足し用凹部と継ぎ足し用凸部とで構成され、スライドして接続可能に構成してあることを特徴とする請求項1記載のクラック誘発目地材。
【請求項3】
前記接続部材には、一端部の接続部に加えて他端部に接続部を形成して構成し、複数の接続部材を継ぎ足し接続可能に構成したことを特徴とする請求項1または2記載のクラック誘発目地材。
【請求項4】
前記基盤部材を、コンクリート壁面に沿う壁面平行基盤部と、この壁面平行基盤部から壁厚方向に突き出した突出基盤部とで略T字状に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクラック誘発目地材。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−241353(P2012−241353A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−110092(P2011−110092)
【出願日】平成23年5月17日(2011.5.17)
【出願人】(000196624)西武ポリマ化成株式会社 (60)
【Fターム(参考)】