説明

クランクレス・ロングストロークエンジン

【課題】ピストンの移動量を大きくするとシリンダー壁にコンロッドが接触してしまうという不都合を解決すること。
【解決手段】コンロッドとクランクシャフトを無くし、油圧で伝動することにより、この課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レシプロエンジンに関係するものであり、クランクシャフトとコンロッドを無くしエネルギーを作動油に伝え、そのエネルギーをフライホイルに伝える。
【背景技術】
【0002】
従来のレシプロエンジンの一般にロングストロークエンジンはボア径より、ストロークの長さが20%程度、長くなった程度であった。
【0003】
ピストンの往復運動距離を長くすることにより、爆発させて発生した膨張エネルギーを有効に利用できる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のレシプロエンジンでピストンの往復距離をロングストロークより長くするには複雑な機構という不都合を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決するため、ピストンで受け止めた爆発エネルギーを、油圧に変換しフライホイルに伝動する。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、ピストンの往復運動距離を簡単に長くできることにより、爆発させて発生した膨張エネルギーを有効利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
複雑な機構でない為、コストダウンになる。
【産業上の利用可能性】
【0008】
レシプロエンジンのピストンで受け止めた爆発エネルギーを油圧に変換し、フライホイルに伝動する。
【産業上の利用可能性】
【0009】
レシプロエンジンのピストンから油圧を介し、その油圧でフライホイルに動力を伝える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 クランクレス・ロングストロークエンジンの縦断図面である。
【0011】
【図2】 クランクレス・ロングストロークエンジンと油圧シリンダーを組み合わせた縦断図面である。
【符号の説明】
【0012】
1 シリンダーヘッド
2 バルブ
3 燃焼室
4 ピストン
5 シリンダー
6 作動油
7 油管
8 油圧シリンダー
9 油圧ピストン
10 連結棒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レシプロエンジンの爆発力をピストンを介し、直接油圧に伝え、その油圧の圧力エネルギーでフライホイルを回転させることを特徴とするクランクレスロングストロークエンジン。
【請求項2】
従来のレシプロエンジンは、ピストン、コンロド、クランクシャフトの構成であるが、コンロッド、クランクシャフトを無くし、エネルギーをピストンから油圧へ伝えることを特徴とするクランクレスロングストロークエンジン。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−17328(P2011−17328A)
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−177007(P2009−177007)
【出願日】平成21年7月7日(2009.7.7)
【出願人】(509213602)