説明

クランプ装置

【課題】残りのないアンダーワインディングを可能にするクランプ装置を提供する。
【解決手段】固定クランプ要素4と可動クランプ要素3の間にクランプすべき糸を導入可能なクランプ間隙12が形成されるように、固定クランプ要素4に対して可動クランプ要素3を軸方向に離す、本質的にシリンダ状のクランプ装置がスピンドル上部に配設された、紡糸機又は撚糸機のスピンドルに糸をクランプするためのクランプ装置において、クランプ装置が、その一方のクランプ要素3,4に、糸をクランプするための他方のクランプ要素3,4の、中断のない表面を備える押付け面に支持される、クランプ間隙12の方向に向いた環状突出部8を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定クランプ要素と、この固定クランプ要素にバネ荷重により押付け可能な軸方向に移動可能な可動クランプ要素とを有し、可動クランプ要素に、バネ荷重とは反対向きの力を作用可能であり、この力が、固定クランプ要素と可動クランプ要素の間にクランプすべき糸を導入可能なクランプ間隙が形成されるように、固定クランプ要素に対して可動クランプ要素を軸方向に離す、本質的にシリンダ状のクランプ装置がスピンドル上部に配設された、紡糸機又は撚糸機のスピンドルに糸をクランプするためのクランプ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1から、スピンドル軸上に配設された、冒頭で述べた形式のクランプ装置が公知である。スピンドル軸は、はずみ車内に差し込まれており、このはずみ車に、スピンドル軸の長手方向に移動可能なスライドスリーブが取り付けられている。スライドスリーブは、糸をアンダーワインディングクラウンとスライドスリーブの間にクランプするために、バネ荷重によって、スピンドル軸上ではずみ車の上に配設されたアンダーワインディングクラウンに対して移動可能である。
【0003】
このため、スライドスリーブは、アンダーワインディングクラウン側に収容口を備え、スライドスリーブがアンダーワインディングクラウンに押し付けられた場合に、この収容口内に、アンダーワインディングクラウンを入れることができる。この位置で、アンダーワインディングクラウンの平坦な下面と、スライドスリーブの平坦な上面は、その間に糸を面プレスに基づいて挟み込むために、重なっている。スライドスリーブは、リングバンクのリングフレームによって操作可能である。糸の確実なクランプを達成するため、糸は、アンダーワインディングされた糸がスライドスリーブとアンダーワインディングクラウンの平坦なクランプ面の間に挟み込まれるまで、何度もスピンドル軸に巻き付けられる。
【0004】
このクランプ装置では、一方では、クランプ間隙を開放した時に巻きついた糸が遠心分離されないために、コイルの取外しに労力を要すること、他方で、360°よりも少なくスピンドル軸を回転させた時には、面プレスに基づいて、運転中に糸を確実にクランプするために、クランプ作用が十分でないことが、欠点であると分かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国特許出願公開第42 25 964号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第10 2006 022 484号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の課題は、残りのないアンダーワインディングを可能にするクランプ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、本発明によれば、請求項1を特徴付ける特徴によって解決される。
【0008】
発明の有利な発展形は、従属請求項の対象である。
【0009】
請求項1は、クランプ装置が、その一方のクランプ要素に、糸をクランプするための他方のクランプ要素の、中断のない表面を備える押付け面に支持される、クランプ間隙の方向に向いた環状突出部を備えることを提案する。クランプ装置の開放位置でクランプ間隙に導入される糸は、クランプ間隙内で、スピンドルを完全に取り巻くことなくスピンドルの回りに案内され。このため、クランプすべき糸は、弦状にクランプ間隙に延在し、これにより、糸は、最も良い場合にはスピンドルに接するだけである。引き続くクランプ装置の閉鎖時に、押付け面と環状突出部の協働により、確実なクランプ作用が得られる。クランプ装置が、ドフ工程時に再び開放されると、弦状にスピンドルの傍らを案内されることに基づいて本質的に2箇所だけでクランプ要素の間にクランプされている糸は、スピンドルの回転により遠心分離される。従って、本発明によるクランプ装置により、残りのないアンダーワインディングが、簡単かつ確実な方法で可能になる。
【0010】
特に、環状突出部の横断面は、尖端部を有するように形成されている。この方法で、クランプ作用は、更に強化可能である。これは、クランプ面が線状にされ、これにより、スピンドルの傍らを糸が弦状に案内された時の両クランプ箇所での糸への圧力が増加するからである。
【0011】
これは、選択的に、環状突出部の横断面が、丸みを有するように形成されていることによって達成可能である。
【0012】
環状突出部は、半円形の横断面を備えるのが好ましく、この半円形の横断面は、押付け面に同様に線状に接し、これにより、両クランプ要素には、環状突出部の前記の尖端部を有する形状でもそうであるように、糸の線プレスが生じる。
【0013】
特に、環状突出部は、スピンドルの長手方向軸と同軸に形成されている。これは、対称であることに基づいて、クランプ要素の製造が簡単になるという利点を有する。加えて、達成可能なクランプ作用は、クランプ間隙内の各箇所で等しく、回転するスピンドルの位置に依存しない。
【0014】
更に、押付け面は、スピンドルの長手方向軸に向かって傾斜した表面として形成されている。これにより、糸がクランプ箇所での付加的な転向されることにより、環状突出部の押付け面との協働が改善される。
【0015】
有利なことに、押付け面は、クランプ間隙の外側に凹状の空所を備える。これにより、クランプ装置内に固定された糸がスピンドルの回りを回転するリングロータによって引き抜かれること、が回避可能である。これは、挟み込まれた糸が、凹状の空所の1つに入って引っかかり、これにより、糸が、半径方向に固定されるからである。
【0016】
本発明の好ましい発展形では、クランプ装置は、可動クランプ要素のガイドをするために使用されるアンダーワインディングスリーブを備える。アンダーワインディングスリーブは、直接スピンドルシャフトに固定可能である。
【0017】
更に、アンダーワインディングスリーブに、固定クランプ要素が配設されている。従って、アンダーワインディングスリーブは、本発明によるクランプ装置の重要な部品を支持し、これにより、クランプ装置の組立てが簡素化される。これは、クランプ装置が、スピンドルの上部に配設する前に組立て可能であるからである。
【0018】
クランプ装置のアンダーワインディング領域を360°よりも小さい角度で取り巻く糸のアンダーワインディングのために、アンダーワインディングスリーブが、固定クランプ要素側に環状溝を有するように形成されていることが、有利である。この場合、環状溝は、固定クランプ要素側に、環状の半径方向突出部によって画成されている。
【0019】
加えて、アンダーワインディングスリーブは、周囲にわたって分配配置された、軸方向に延在する複数のウェブを備え、これらウェブは、環状溝まで延在する。
【0020】
可動クランプ要素は、周囲にわたって分配配置された、ウェブと相補的な複数のガイドウェブを備える。ウェブとガイドウェブは、クランプ装置が組み立てられた時に互いに係合し、アンダーワインディングスリーブに対する可動クランプの回転を防止する。
【0021】
特に、クランプ装置の開放位置で、ウェブとガイドウェブの環状溝側の上面は、1つの高さ位置に存在し、これにより、固定クランプ要素とは反対側の環状溝を画成する1つの面を形成する。これは、アンダーワインディングスリーブと可動クランプ要素の間に、繊維又はゴミが侵入可能な環状間隙が形成されず、これが、挟み込まれた糸のクランプ装置の解放時の遠心分離を邪魔するとの利点を有する。更に、これにより、クランプ装置の内部の、特にバネの領域及びバネの下の汚染が、侵入する繊維又は汚れによって回避される。
【0022】
特に、固定クランプ要素は、アンダーワインディングクラウンとして形成されている。これは、仕上がったコイルのドフ時にアンダーワインディングクラウンの切断装置で糸を切断するために、特に有利であることが分かった。
【0023】
特に、可動クランプ要素は、アンダーワインディングスリーブ上にガイドされたスライドスリーブとして形成されている。
【0024】
本発明を、以下で、図面に図示した実施例に基づいて詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】閉鎖位置にあるクランプ装置の断面図を示す。
【図2】図1の詳細Aを示す。
【図3】開放位置にある図1のクランプ装置の断面図を示す。
【図4】図3の詳細Bを示す。
【図5】図1のクランプ装置の部分的に切断した分解図を示す。
【図6】閉鎖位置にあるクランプ装置の第2の実施形の部分断面図を示す。
【図7】図6の詳細Cを示す。
【図8】開放位置にある図6のクランプ装置の部分断面図を示す。
【図9】図8の詳細Dを示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1に、紡糸機又は撚糸機用のスピンドル上部又はスピンドルの駆動部はずみ車に取付け可能なクランプ装置1が図示されている。本発明によるクランプ装置1は、例えば仕上がった巻糸のドフ時に糸をクランプするために使用される。図1に図示したクランプ装置1は、遠心力操作され、2つの位置を占めることが、即ち、図1に図示したような、2つのクランプ要素の間に糸を挟むクランプ位置と、図3に図示したような、糸を供給すること、もしくは予め挟まれている糸を解放し、遠心分離することができる開放位置を占めることができる。
【0027】
クランプ装置1は、スピンドル又はスピンドル上に配設されたはずみ車に配設されたアンダーワインディングスリーブ2を有する。更に、クランプ装置1は、アンダーワインディングスリーブ2に対してスピンドルの長手方向に移動可能なスライドスリーブ3を備える。図示したクランプ装置1の閉鎖位置で、スライドスリーブ3は、コイルスプリング7によって、アンダーワインディングスリーブ2の上に配設されたアンダーワインディングクラウン4に押し付けられる。アンダーワインディングスリーブ2内に、ボール5として形成された複数の遠心力要素が配設されており、これら遠心力要素は、ガイド6内にガイドされている。
【0028】
このような遠心力操作されるクランプ装置1の構造及び機能方法は、これを引き合いに出した特許文献2から分かる。選択的に、スライドスリーブ3の操作は、ドフ時に下げられ、再び持ち上げられるリングバンクのリングフレームによって行なっても、多数の紡糸箇所にわたって延在し、クランプ装置を操作するためにこれら紡糸箇所に対して垂直に移動可能な例えばレールのような作用方向が垂直な付加的な操作装置によって行なってもよい。
【0029】
図3は、開放位置にあるクランプ装置1を示すので、アンダーワインディングクラウン4とスライドスリーブ3の間に、クランプすべき糸を導入可能なクランプ間隙12が形成される。クランプ間隙12の開放は、スピンドルの運転時に、高い回転数の時に遠心力に基づいてボール5が外に向かってガイド6内に押し込まれることによって、得られる。この場合、ガイド6の傾斜により、アンダーワインディングスリーブ2に対するスライドスリーブ3の相対運動が、コイルスプリング7のバネ荷重を克服して、得られる。このことは、特許文献2に詳細に記載されている。この開放位置で、予め挟み込まれていた糸の残りが遠心分離可能である。これに続いて、ドフ工程の準備のために、新たに糸がクランプ間隙12に導入され、この糸は、360°よりも小さい巻付き角度でスピンドルを取り巻く。
【0030】
特に、糸は、弦状にクランプ間隙12を通って案内され、これにより、クランプすべき糸は、スピンドルに接するだけである。スピンドルの回転数が約4000min−1以下の値に下がると、ボール5に作用する遠心力は、コイルスプリング7によって加えられるバネ荷重を克服するために不十分である。スライドスリーブ3は、アンダーワインディングスリーブ2に対してアンダーワインディングクラウン4の方向に移動され、これにより、クランプ間隙12が閉じられ、これにより、糸が挟み込まれる。
【0031】
図2及び4に関連して、糸のクランプを達成するための手段を説明する。図2に図示した図1の詳細Aは、スライドスリーブ3側の下面に環状突出部8が配設されたアンダーワインディングクラウン4を示す。図2に図示したように、環状突出部8は、クランプ装置1の閉鎖位置で、スライドスリーブ3の押付け面9に当接する。押付け面9は、特にスピンドル側の内面も、スライドスリーブ3のスピンドルとは反対側の外面も、円錐形に形成することができる。更に、詳細Aから、アンダーワインディングスリーブ2が、クランプすべき糸を少なくとも部分的に導入する環状溝13を備えることが、分かる。
【0032】
図4の図は、押付け面9とアンダーワインディングクラウン4の環状突出部8が互いに離され、これにより、クランプ間隙12が解放された図3の詳細Bを示す。更に、図4の図は、クランプ間隙12の外側のスライドスリーブ3に凹状の空所が設けられていることを示す。
【0033】
凹状の空所10の配設は、この空所が、クランプ装置1の閉鎖位置で環状突出部8と押付け面9の間に形成されるクランプラインの上に位置するようになっている。凹状の空所10は、リングロータによって引き起こされる張力が半径方向に挟み込まれた糸に作用した時にリングロータが両クランプ箇所の領域で空所10の1つに引っ掛かったり、傾いたりすることによって、スピンドルの回りを回転するリングロータによる挟み込まれた糸の引抜きを回避するために役立つ。クランプ間隙12の外側への空所10の配設は、付加的に、挟む糸がクランプ間隙12に入る前に転向されるという利点を有する。アンダーワインディングスリーブ2の環状溝13は、クランプ装置1の開放位置で解放される。糸がクランプ装置1の開放位置で供給されると、環状溝13の底に、クランプすべき糸が敷かれ、糸は、360°よりも小さい角度でアンダーワインディングスリーブ2を取り巻く。環状溝13は、軸方向にアンダーワインディングクラウン4に向かって、半径方向外に向かって延在するアンダーワインディングスリーブ2の環状の段付部14によって画成されている。
【0034】
アンダーワインディングスリーブ2とスライドスリーブ3の斜視図を示す図5の図に関連して、以下で、クランプ間隙12を解放した時に繊維及び汚れがアンダーワインディングスリーブ2とスライドスリーブ3の間に達するのを回避するために、どのように、環状溝13が、クランプ装置1の開放位置で、アンダーワインディングスリーブ2の軸方向でアンダーワインディングクラウン4とは反対側を制限されるかを説明する。このため、アンダーワインディングスリーブ2は、周囲にわたって均等に分配されたウェブ15を備え、これらウェブは、アンダーワインディングスリーブ2の長手方向に延在し、同様にその長手方向に延在するスライドスリーブ3の相補的なガイドウェブ16に係合する。ガイドウェブ16とウェブ15は、本質的に長方形の横断面を備える。ウェブ15は、アンダーワインディングスリーブ2の軸方向に環状溝13まで延在し、これにより、環状溝は、アンダーワインディングクラウン4とは反対側で部分的に周方向が制限される。クランプ装置1の開放位置で、ウェブ15の上面と、相補的なガイドウェブ16の上面は、1つの高さ位置に存在し、これにより、環状溝13の下に1つの水平面が形成され、この水平面により、アンダーワインディングスリーブ2とスライドスリーブ3の間に、クランプ間隙12の開放時に繊維及び汚れが侵入可能な環状間隙が形成されることが防止される。
【0035】
図6及び8に、本質的に図1及び3のクランプ装置1に相当するクランプ装置1の第2の実施形が図示されている。違いは、図示した実施例でスライドスリーブ3とアンダーワインディングクラウン4によって構成されるクランプゾーンの形成にある。これは、それぞれ閉鎖位置もしくは開放位置にあるクランプ装置1の詳細Cもしくは詳細Dを示す図7及び9により明らかとなる。
【0036】
図7に図示したように、スライドスリーブ3は、クランプ間隙12の領域に、半径方向外に向かって傾斜した押付け面11を備え、この押付け面が、アンダーワインディングクラウン4の環状突出部8に押し付けられる。クランプ作用の支援のため、押付け面11の表面は、クランプ作用を静止摩擦によって更に支援するために、粗面化してもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 クランプ装置
2 アンダーワインディングスリーブ
3 スライドスリーブ
4 アンダーワインディングクラウン
5 ボール
6 ガイド
7 コイルスプリング
8 環状突出部
9 押付け面
10 空所
11 押付け面
12 クランプ間隙
13 環状溝
14 段付部
15 ウェブ
16 ガイドウェブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定クランプ要素(4)と、この固定クランプ要素(4)にバネ荷重により押付け可能な軸方向に移動可能な可動クランプ要素(3)とを有し、可動クランプ要素(3)に、バネ荷重とは反対向きの力を作用可能であり、この力が、固定クランプ要素(4)と可動クランプ要素(3)の間にクランプすべき糸を導入可能なクランプ間隙(12)が形成されるように、固定クランプ要素(4)に対して可動クランプ要素(3)を軸方向に離す、本質的にシリンダ状のクランプ装置(1)がスピンドル上部に配設された、紡糸機又は撚糸機のスピンドルに糸をクランプするためのクランプ装置(1)において、
クランプ装置(1)が、その一方のクランプ要素(3,4)に、糸をクランプするための他方のクランプ要素(3,4)の、中断のない表面を備える押付け面に支持される、クランプ間隙(12)の方向に向いた環状突出部(8)を備えることを特徴とするクランプ装置。
【請求項2】
環状突出部(8)の横断面が、尖端部を有するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項3】
環状突出部(8)の横断面が、丸みを有するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項4】
環状突出部(8)が、スピンドルの長手方向軸と同軸に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のクランプ装置。
【請求項5】
押付け面(9,11)が、スピンドルの長手方向軸に向かって傾斜した表面として形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のクランプ装置。
【請求項6】
押付け面(9,11)が、クランプ間隙(12)の外側に凹状の空所(10)を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のクランプ装置。
【請求項7】
クランプ装置(1)が、可動クランプ要素(3)のガイドをするために使用されるアンダーワインディングスリーブ(2)を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のクランプ装置。
【請求項8】
アンダーワインディングスリーブ(2)に、固定クランプ要素(4)が配設されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のクランプ装置。
【請求項9】
アンダーワインディングスリーブ(2)が、固定クランプ要素(4)側に環状溝(13)を有するように形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のクランプ装置。
【請求項10】
アンダーワインディングスリーブ(2)が、周囲にわたって分配配置された、軸方向に延在する複数のウェブ(15)を備え、これらウェブが、環状溝(13)まで延在することを特徴とする請求項9に記載のクランプ装置。
【請求項11】
可動クランプ要素(3)が、周囲にわたって分配配置された、ウェブ(15)と相補的な複数のガイドウェブ(16)を備えることを特徴とする請求項9に記載のクランプ装置。
【請求項12】
クランプ装置(1)の開放位置で、ウェブ(15)とガイドウェブ(16)の環状溝(13)側の上面が、1つの高さ位置に存在し、これにより、環状溝(13)を画成する1つの閉じた面を形成することを特徴とする請求項10に記載のクランプ装置。
【請求項13】
固定クランプ要素(4)が、アンダーワインディングクラウンとして形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のクランプ装置。
【請求項14】
可動クランプ要素(3)が、アンダーワインディングスリーブ(2)上にガイドされたスライドスリーブとして形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のクランプ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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