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クリップおよび弾性体取付部品
説明

クリップおよび弾性体取付部品

【課題】 簡易な構成により、被固定部材を継続的に保持することができるクリップ、および、そのクリップにより被固定対象が挟持されている弾性体取付部品を提供することにある。
【解決手段】 クリップ1に、部品21を挟持できるように、互いに対向配置される1対の挟持板2と、1対の挟持板2の下端部が回動可能に連結され、パネル22に設置されるベース板3と、挟持板2に備えられ、1対の挟持板2間において部品21を押圧保持するための押圧板6とを備え、そのクリップ1で、部品21を挟持することにより、弾性体取付部品Pを得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップおよび弾性体取付部品に関し、詳しくは、弾性体を固定対象に取り付けるためのクリップ、および、そのクリップにより弾性体が挟持されている弾性体取付部品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動車、電気製品、住宅製品などの各種の産業製品には、部材の隙間をシールするためのシール材が用いられている。
【0003】
このようなシール材としては、例えば、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、加硫剤および発泡剤を含む混和物を、加硫発泡することにより得られる発泡体などが、耐候性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性などに優れ、かつ、安価であることから、広く用いられている。
【0004】
そして、このような発泡体は、例えば、シールすべき部材の隙間に、クリップを介して固定される(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、自動車のピラーなどの閉断面として形成される中空部材には、エンジンの振動や騒音、あるいは、風きり音などが車室内に伝達されることを防止するために、発泡体を充填することが知られている。
【0006】
このような発泡体は、加熱により発泡する発泡充填用組成物を所定形状に成形し、得られた成形物を、クリップを介して中空部材に固定して、その後、焼付塗装時の乾燥ライン工程での加熱によって、発泡充填用組成物を、発泡、架橋および硬化させることにより、形成するようにしている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−171490号公報
【特許文献2】特開2007−314755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかるに、特許文献1に記載される発泡体などは、経時的な劣化により、反発力が低下する。そのため、当初、クリップでしっかりと固定していても、時間の経過に伴って発泡体の反発力が低下すると、クリップによる発泡体の保持が緩くなり、その結果、クリップから発泡体が外れてしまう場合を生じる。
【0009】
また、発泡充填用組成物をクリップによって中空部材に固定するためには、クリップが発泡充填用組成物を確実に保持する必要があるところ、特許文献2のクリップは、発泡充填用組成物を貫通するように保持しているのみであり、クリップによる発泡充填用組成物の保持が不十分である。
【0010】
一方、発泡充填用組成物を確実に保持しようとすると、発泡充填用組成物を継続的に保持するための保持部材が別途必要となり、クリップの構成が複雑となる。
【0011】
本発明の目的は、簡易な構成により、弾性体を継続的に保持することができるクリップ、および、そのクリップにより弾性体が挟持されている弾性体取付部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明のクリップは、弾性体を挟持できるように、互いに対向配置される1対の挟持部材と、1対の前記挟持部材の一方側端部が連結され、かつ、少なくとも一方の前記挟持部材が回動可能に連結されており、固定対象に設置されるベース部材と、前記挟持部材に備えられ、1対の前記挟持部材間において前記弾性体を押圧保持するための押圧部材とを備えることを特徴としている。
【0013】
本発明のクリップでは、挟持部材に備えられる押圧部材によって、弾性体が挟持される。そのため、本発明のクリップによれば、簡易な構成によって、弾性体を継続的に保持することができる。
【0014】
また、本発明のクリップでは、少なくとも一方の挟持部材がベース部材に回動可能に連結されるので、押圧部材の押圧力に、挟持部材を追従させることができ、弾性体を継続的に保持することができる。
【0015】
また、本発明のクリップでは、一方の前記挟持部材に嵌合部材が設けられるとともに、他方の前記挟持部材に被嵌合部材が設けられており、前記嵌合部材と前記被嵌合部材との嵌合により、1対の前記挟持部材の挟持状態が保持可能であることが好適である。
【0016】
このようなクリップでは、挟持部材に備えられる嵌合部材および被嵌合部材の嵌合によって、より確実に挟持部材の挟持状態を保持することができ、弾性体を継続的に保持することができる。
【0017】
また、本発明のクリップでは、前記挟持部材が、板形状に形成されていることが好適である。
【0018】
このようなクリップによれば、板形状の挟持部材により弾性体を保持するので、クリップの構成をより簡易にすることができる。
【0019】
また、本発明のクリップでは、1対の前記挟持部材と前記ベース部材とが樹脂材料により一体成型されており、回動可能に連結される少なくとも一方の前記挟持部材とベース部材との連結部が、薄肉ヒンジであることが好適である。
【0020】
このようなクリップによれば、挟持部材とベース部材とが一体成型されているため、部品点数の低減化、および、生産効率の向上を図ることができる。
【0021】
さらに、このようなクリップによれば、回動可能に連結される挟持部材とベース部材との連結部が薄肉ヒンジであるため、挟持部材を回動可能とするための他の部材を必要とせず、クリップの構成をより簡易にすることができる。
【0022】
また、本発明のクリップは、前記ベース部材から前記一方側に突出し、前記固定対象に係止される係止部材を備えていることが好適である。
【0023】
クリップが係止部材を備えていると、その係止部材を固定対象に係止させることによって、ベース部材を固定部材にしっかりと設置することができる。そのため、弾性体を固定部材に対して、しっかりと固定することができる。
【0024】
また、本発明のクリップでは、前記係止部材は、前記ベース部材から突出され、前記固定対象に対して挿通される挿通部と、前記挿通部の遊端部に設けられ、前記挿通部の挿通方向に対して直交方向に突出する鉤部とを備えていることが好適である。
【0025】
この係止部材では、挿通部を固定対象に挿通するとともに、その遊端部に設けられる鉤部を固定対象に係止することができる。そのため、係止部材を固定対象に確実に係止することができる。
【0026】
また、本発明のクリップでは、前記押圧部材が、各前記挟持部材に1対として設けられ、一方の前記挟持部材に設けられる各前記押圧部材が、前記他方の前記挟持部材に向かって立設され、他方の前記挟持部材に設けられる各前記押圧部材が、前記一方の前記挟持部材に向かって立設され、一方側の前記挟持部材の1対の前記押圧部材と、他方側の前記挟持部材の1対の前記押圧部材とが、1対の前記挟持部材間において前記弾性体を押圧保持可能としていることが好適である。
【0027】
このようなクリップでは、押圧部材が、各挟持部材において1対として設けられ、それら各押圧部材によって弾性体が保持されるので、1対の挟持部材のそれぞれに設けられる1対の押圧部材、すなわち、4つの押圧部材によって、より確実に弾性体を保持することができる。
【0028】
また、本発明のクリップでは、1対の前記押圧部材は、1対の前記挟持部材の対向方向に直交する方向に間隔を隔てて配置されていることが好適である。
【0029】
このようなクリップでは、1対の押圧部材が挟持部材の対向方向に直交する方向に間隔を隔てて配置されるので、より安定して弾性体を保持することができる。
【0030】
また、本発明のクリップでは、前記挟持部材が、台座部と圧接部とを備え、前記台座部は、相対的に厚板であって、前記ベース部材に連結されており、前記圧接部は、相対的に厚板であって、前記台座部に対して前記ベース部材の反対方向に向かって延び、前記押圧部材は、相対的に薄板であって、前記圧接部に備えられていることが好適である。
【0031】
このようなクリップによれば、台座部および圧接部が相対的に厚板であるため、それら台座部および圧接部によって、クリップを強固に固定対象に固定することができる。また、押圧部材が相対的に薄板であるため、挟持状態において、相対的に厚板の圧接部と、相対的に薄板の押圧部材との間に応力(反発力)を生じさせることができ、確実に弾性体を保持することができる。
【0032】
また、本発明のクリップでは、前記嵌合部材および前記被嵌合部材は、前記圧接部に備えられていることが好適である。
【0033】
このようなクリップによれば、嵌合部材および被嵌合部材が厚板の圧接部に備えられているので、1対の挟持部材の各圧接部を対向状態で保持することができ、その圧接部に備えられる薄板の押圧部材により、確実に弾性体を保持することができる。
【0034】
また、本発明のクリップでは、押圧部材が、可撓性板状に形成されていることが好適である。
【0035】
このようなクリップでは、押圧部材が可撓性板状に形成されているので、その可撓性により、弾性体をより確実に保持することができる。
【0036】
また、本発明のクリップは、少なくとも一方の前記挟持部材に設けられ、前記ベース部材よりも前記一方側に突出する弾性部材を備えていることが好適である。
【0037】
このようなクリップでは、ベース部材を固定対象に設置すると、ベース部材よりも一方側に突出している弾性部材が、固定対象に当接して、他方側に向かう反力を受ける。すると、弾性部材が連結されている挟持部材が、固定対象に当接した弾性部材からの反力により、ベース部材に対して弾性体を挟持する方向に回動する。これによって、弾性体が1対の挟持部材によって挟持される。そして、ベース部材が固定対象に設置されている限り、挟持部材には、弾性部材から反力が継続的に加わるので、このクリップでは、簡易な構成により、弾性体を継続的に保持することができる。
【0038】
また、本発明のクリップでは、前記弾性部材は、両方の前記挟持部材に設けられていることが好適である。
【0039】
弾性部材が両方の挟持部材に設けられていれば、1対の挟持部材の両方からの挟持力により、弾性体をしっかりと挟持することができる。
【0040】
また、本発明のクリップでは、前記弾性部材は、前記挟持部材に連結され、相対的に不可撓性の基部と、前記基部に連結され、相対的に可撓性の遊端部とを備えていることが好適である。
【0041】
この弾性部材では、可撓性の遊端部が、固定部材に当接して反力により撓むので、その撓みによる弾性力が、不可撓性の基部を介して、挟持部材に伝達される。そのため、弾性部材が受けた反力を挟持部材にしっかりと伝達することができ、挟持部材による弾性体の挟持を確実に達成することができる。
【0042】
また、本発明の弾性体取付部品は、弾性部材と、前記弾性部材を挟持する、上記のクリップとを備えていることを特徴としている。
【0043】
本発明の弾性体取付部品は、上記したクリップにより、弾性体が挟持されているので、簡易な構成により、弾性体を継続的に保持することができる。
【発明の効果】
【0044】
本発明のクリップは、簡易な構成により弾性体を継続的に保持することができる。
【0045】
本発明の弾性体取付部品では、簡易な構成により、弾性体を継続的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1は、本発明のクリップの第1実施形態(挟持板に押圧板が備えられる形態)によって部品がパネルに固定されている態様を示し、(a)は、斜視図、(b)は、正面図を示す。
【図2】図2は、図1に示すクリップに部品を装着する態様の正面図を示す。
【図3】図3は、図1に示すクリップに部品が装着されている態様の正面図を示す。
【図4】図4は、充填用発泡体が図1に示すクリップを介してピラーの内部空間に固定されている実施形態を示す断面図である。
【図5】図5は、自動車のピラーの内部空間を充填用発泡体によって充填する方法の一実施形態の工程図であって、(a)は、発泡充填用組成物が装着されているクリップをピラーの内部空間に設置する工程を示し、(b)は、加熱により発泡充填用組成物を発泡、架橋および硬化させることにより、充填用発泡体によってピラーの内部空間を充填する工程を示す。
【図6】図6は、本発明のクリップの第2実施形態(挟持板に押圧板および弾性片が備えられる形態)によって部品がパネルに固定されている態様を示し、(a)は、斜視図、(b)は、正面図を示す。
【図7】図7は、本発明のクリップの第3実施形態(挟持板に押圧板が備えられず、弾性片が備えられる形態)によって部品がパネルに固定されている態様を示し、(a)は、斜視図、(b)は、正面図を示す。
【図8】図8は、図7に示すクリップに部品を装着する態様の正面図を示す。
【図9】図9は、図7に示すクリップに部品が装着されている態様の正面図を示す。
【図10】図10は、充填用発泡体が図7に示すクリップを介してピラーの内部空間に固定されている実施形態を示す断面図である。
【図11】図11は、自動車のピラーの内部空間を充填用発泡体によって充填する方法の一実施形態の工程図であって、(a)は、発泡充填用組成物が装着されているクリップをピラーの内部空間に設置する工程を示し、(b)は、加熱により発泡充填用組成物を発泡、架橋および硬化させることにより、充填用発泡体によってピラーの内部空間を充填する工程を示す。
【図12】図12は、本発明のクリップの第4実施形態(クリップに係止片を設けず、パネルにねじを設ける実施形態)の斜視図を示す。
【図13】図13は、本発明のクリップの第5実施形態(嵌合爪および嵌合受部が複数ある実施形態)の正面図を示す。
【図14】図14は、本発明のクリップの第6実施形態(爪が複数設けられる実施形態)の正面図を示す。
【図15】図15は、本発明のクリップの第7実施形態(挟持板が片開きである実施形態)の正面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0047】
図1は、本発明のクリップの第1実施形態(挟持板に押圧板が備えられる形態)によって部品がパネルに固定されている態様を示し、(a)は、斜視図、(b)は、正面図を示す。図2は、図1に示すクリップに部品を装着する態様の正面図を示す。図3は、図1に示すクリップに部品が装着されている態様の正面図を示す。
【0048】
以下の説明において、図1(b)を基準として、一方側を下側、他方側を上側とし、紙面中において、上下方向に直交する方向を左右方向とし、紙厚方向を前後方向とする。
【0049】
図1において、本発明の一実施形態のクリップ1は、各種産業分野において、部品21を、構造体のパネル22などに固定するために用いられる。
【0050】
クリップ1は、硬質プラスチックの射出成型品などからなり、1対の挟持部材としての、1対の挟持板2と、1対の挟持板2の下端部(一方側端部)を連結するベース部材としてのベース板3と、挟持板2に備えられる押圧部材としての押圧板6と、ベース板3から下側(一方側)に突出する係止部材としての係止片5とを、一体的に備えている。
【0051】
1対の挟持板2は、両方共に同一形状に形成されており、詳しくは、剛性を有する、上下方向に長い略矩形板形状に形成されている。1対の挟持板2は、左右方向において、弾性体としての部品21を挟持できる間隔(すなわち、部品21の左右方向長さよりもやや幅狭の間隔)を隔てて互いに対向配置されている。
【0052】
各挟持板2は、台座部7と圧接部8とをそれぞれ備えている。
【0053】
台座部7は、上下方向に沿って延び、その上端部で、1対の挟持板2の対向方向内方に向かって屈折する側面視略逆L字板形状(すなわち、鉤状)に形成されている。このような台座部7は、後述する押圧板6よりも相対的に厚板であって、その下端部が、後述するベース板3に連結されている。
【0054】
圧接部8は、上下方向に長く、前後方向において台座部7よりも幅狭な略矩形板形状に形成されている。このような圧接部8は、後述する押圧板6よりも相対的に厚板であって、上記の台座部7の上端部から上方向に向かって延びるように形成されている。
【0055】
ベース板3は、その下面が設置面10となって、固定対象としてのパネル22に設置される。ベース板3は、剛性を有する、前後方向に長い略矩形板形状に形成されている。ベース板3の前後方向長さは、1対の挟持板2の前後方向長さと、同一長さに形成されている。
【0056】
このようなベース板3は、上記の1対の挟持板2と同一の樹脂材料により一体成型されている。
【0057】
また、ベース板3は、その右側端部において、右側(一方)の挟持板2の下端部と、薄肉ヒンジ11を介して、連結されており、右側の挟持板2は、ベース板3に対して、ベース板3の右側端部を支点として、紙面内において回動可能に連結されている。つまり、回動可能に連結される右側(一方)の挟持板2とベース板3との連結部が、薄肉ヒンジ11とされている。
【0058】
また、ベース板3は、その左側端部において、左側(他方)の挟持板2の下端部と、薄肉ヒンジ11などを介することなく連結されており、左側の挟持板2は、ベース板3に対して回動不能に連結されている。
【0059】
これによって、右側(一方)の挟持板2は、薄肉ヒンジ11を介して、挟持方向(1対の挟持板2の対向方向内方)とその反対方向(1対の挟持板2の対向方向外方)に回動させることにより、ベース板3に対して、片開きできるように連結されている。
【0060】
押圧板6は、圧接部8の上下方向長さと略同一長さの略矩形可撓性板状に形成され、圧接部8の前後方向両端部に備えられている。このような押圧板6は、上記した圧接部8および台座部7よりも相対的に薄板に形成されており、1対の挟持板2間において、部品21を押圧保持するために、各挟持板2のそれぞれに2つ、1対として設けられている。
【0061】
より具体的には、左側(一方)の挟持板2に設けられる2つ(1対)の押圧板6が、右側(他方)の挟持板2に向かって立設されており、また、右側(他方)の挟持板2に設けられる2つ(1対)の押圧板6が、左側(一方)の挟持板2に向かって立設されている。これにより、左側(一方側)の1対の押圧板6と、右側(他方側)の1対の押圧板6とが、1対の挟持板2の間において、部品21を押圧保持可能としている。
【0062】
詳しくは、1対の押圧板6は、1対の挟持板2の対向方向に直交する方向(具体的には、前後方向)における圧接部8の両側端縁から、圧接部8と鈍角(具体的には、上面視において100〜170°、好ましくは、140〜160°)を成すように立設されている。これにより、1対の押圧板6は、1対の挟持板2の対向方向に直交する方向(具体的には、前後方向)に間隔を隔てて配置されている。
【0063】
また、1対の挟持板2において、左側の挟持板2の圧接部8に、嵌合部材としての嵌合爪12が設けられ、右側の挟持板2の圧接部8に、被嵌合部材としての嵌合受部13が設けられている。
【0064】
嵌合爪12は、左側の挟持板2の上下方向途中から、右側の挟持板2に向かって突出する台座20と、台座20から右側の挟持板2に向かって突出する突出片29と、その突出片29の遊端部に設けられる鉤状の爪19とを備えている。
【0065】
嵌合受部13は、嵌合爪12の爪19が嵌合可能な嵌合孔からなり、右側の挟持板2の上下方向途中に、圧接部8の厚み方向を貫通する側面視略矩形状に形成されている。
【0066】
そして、詳しくは後述するように、嵌合爪12と嵌合受部13との嵌合によって、1対の挟持板2の挟持状態が保持可能とされている。
【0067】
係止片5は、剛性を有し、パネル22に係止するために設けられ、パネル22の係止孔23に挿通される挿通部16と、挿通部16の遊端部に設けられる鉤部17とを備えている。
【0068】
挿通部16は、突出板または軸形状に形成されており、ベース板3の設置面10における左右方向および前後方向の中央から、パネル22よりも長く下方に突出するように、設けられている。
【0069】
鉤部17は、挿通部16の遊端部から、挿通部16の挿通方向に対して直交する左右方向(または図示しないが前後方向)に突出するように、2つ設けられており、具体的には、鉤部17は、挿通部16の遊端部を左右(または図示しないが前後)から挟むように2つ設けられており、各鉤部17は、挿通部16の遊端部から上方に折り返されるように突出しており、挿通部16に対して近接および離間する方向に可撓性を有している。各鉤部17は、その弾性力により、常には、挿通部16に対して離間している。
【0070】
次に、このクリップ1によって、部品21をパネル22に固定する方法を、図1〜図3を参照して説明する。
【0071】
部品21は、その目的および用途に応じて異なり、特に制限されないが、例えば、弾性変形可能なゴム材料や発泡材料からなり、具体的には、後述するフォーム材(発泡済みのゴム)から、略矩形平板形状に形成されている。また、部品21には、嵌合爪12および台座20が通過可能な貫通孔(図示せず)が形成されている。
【0072】
また、パネル22は、各種産業分野で利用可能な構造体の一部であり、クリップ1が係止される平面視円形状の係止孔23が穿孔されている。
【0073】
この部品21をパネル22に固定するには、まず、図2に示すように、右側(一方)の挟持板2を、ベース板3に対して片開きにしつつ、部品21を、部品21の長手方向が上下方向に沿うようにして、それら挟持板2の間に挿入する。そして、部品21の貫通孔(図示せず)を、嵌合爪12および台座20に貫通させ、挟持板2の間に部品21を保持する。
【0074】
続いて、図3に示すように、1対の挟持板2を、それらが互いに近接するように、ベース板3に対して挟持方向へ回動させて、部品21を、1対の挟持板2によって挟持する。このとき、嵌合爪12の爪19が、嵌合受部13に嵌合し、1対の挟持板2の挟持状態が保持される。また、このとき、部品21は、4つの押圧板6によって挟持板2の対向方向内方に向けて押圧され、その圧力によって、挟持板2に挟持される。
【0075】
これによって、部品21がクリップ1に装着され、部品21と、その部品21を挟持するクリップ1とを備える弾性体取付部品Pが作製される。
【0076】
そして、図1に示すように、係止片5をパネル22に係止する。具体的には、係止片5を係止孔23へ押し込む。この時、鉤部17は挿通部16に近接するように押圧され、クリップ1の挿通部16を、パネル22の係止孔23に、ベース板3の設置面10がパネル22の上面に設置されるまで挿通し、その後、押圧は解放される。すると、鉤部17は、その弾性力により、挿通部16から離間し、鉤部17の遊端部がパネル22の下面に当接することにより、係止片5がパネル22に係止される。
【0077】
これによって、クリップ1は、1対の挟持板2で部品21を挟持しつつ、ベース板3の設置面10と鉤部17の遊端部との間でパネル22を挟み込むことにより、パネル22に固定され、クリップ1によって、部品21がパネル22に固定される。
【0078】
このクリップ1では、挟持板2に備えられる押圧板6によって、部品21が挟持される。そのため、このクリップ1によれば、簡易な構成によって、部品21を継続的に保持することができる。
【0079】
また、このクリップ1では、右側の挟持板2がベース板3に回動可能に連結されるので、右側の押圧板6の押圧力に、挟持板2を追従させることができ、部品21を継続的に保持することができる。
【0080】
また、このようなクリップ1によれば、板形状の挟持板2により部品21を保持するので、クリップ1の構成をより簡易にすることができる。
【0081】
また、このようなクリップ1によれば、挟持板2とベース板3とが一体成型されているため、部品点数の低減化、および、生産効率の向上を図ることができる。
【0082】
さらに、このようなクリップ1によれば、回動可能に連結される挟持板2とベース板3との連結部が薄肉ヒンジ11であるため、挟持板2を回動可能とするための他の部材を必要とせず、クリップ1の構成をより簡易にすることができる。
【0083】
また、このようなクリップ1では、押圧板6が、各挟持板2において1対として設けられ、それら各押圧板6によって部品21が保持されるので、1対の挟持板2のそれぞれに設けられる1対の押圧板6、すなわち、4つの押圧板6によって、より確実に部品21を保持することができる。
【0084】
また、このようなクリップ1では、1対の押圧板6が挟持板2の対向方向に直交する方向に間隔を隔てて配置されるので、より安定して部品21を保持することができる。
【0085】
また、このようなクリップ1によれば、台座部7および圧接部8が相対的に厚板であるため、それら台座部7および圧接部8によって、クリップ1を強固にパネル22に固定することができる。また、押圧板6が相対的に薄板であるため、挟持状態において、相対的に厚板の圧接部8と、相対的に薄板の押圧板6との間に応力(反発力)を生じさせることができ、確実に部品21を保持することができる。
【0086】
また、このようなクリップ1では、押圧板6が可撓性板状に形成されているので、その可撓性により、部品21をより確実に保持することができる。
【0087】
さらに、このようなクリップ1では、挟持板2に備えられる嵌合爪12および嵌合受部13の嵌合によって、より確実に挟持板2の挟持状態を保持することができ、部品21を継続的に保持することができる。
【0088】
また、このようなクリップ1によれば、嵌合爪12および嵌合受部13が厚板の圧接部8に備えられているので、1対の挟持板2の各圧接部8を、対向状態で保持することができ、その圧接部8に備えられる薄板の押圧板6により、確実に部品21を保持することができる。
【0089】
加えて、このクリップ1では、係止片5をパネル22に係止させることによって、ベース板3をパネル22にしっかりと設置することができる。そのため、部品21をパネル22に対して、しっかりと固定することができる。
【0090】
しかも、係止片5では、挿通部16をパネル22の係止孔23に挿通するとともに、その遊端部に設けられる鉤部17をパネル22の下面に係止することができる。そのため、係止片5をパネル22に確実に係止することができる。
【0091】
そのため、このような弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、部品21を継続的に挟持しつつ、パネル22に固定できるので、部品21が経時的に劣化するフォーム材であり、フォーム材が経時的に劣化して、反発力が低下してしまっても、両方の挟持板2が、その反発力の低下に追従してフォーム材を挟持するので、安定して、フォーム材を保持することができる。
【0092】
そのため、このような弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、部品21として、部材の隙間や中空部材の内部空間を充填するための発泡体(以下、充填用発泡体とする。)を、部材の隙間や中空部材の内部空間に固定するために、好適に用いられる。
【0093】
なお、部品21としては、比較的剛性のフォーム材であってもよく、比較的軟性のフォーム材であってもよい。
【0094】
また、クリップ1に、予め発泡させた充填用発泡体を保持させ、パネル22に固定してもよく(後述する図4参照)、また、発泡前の充填用発泡体を保持させ、パネル22に固定した後、フォーム材を発泡させてもよい(後述する図5参照)。
【0095】
図4は、充填用発泡体が図1に示すクリップを介してピラーの内部空間に固定されている実施形態を示す断面図である。
【0096】
例えば、図4が参照されるように、この弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、自動車のピラー25などの閉断面として形成される中空部材の内部空間に、エンジンの振動や騒音、あるいは、風きり音などが車室内に伝達されることを防止するための充填用発泡体28を充填するために用いられる。
【0097】
充填用発泡体28は、例えば、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、加硫剤および発泡剤を含む混和物を、加硫発泡することにより形成される発泡体(フォーム材)である。
【0098】
充填用発泡体28により、ピラー25の内部空間を充填するには、上記したように、部品21としての充填用発泡体28が装着されたクリップ1をピラー25内に設置する。より具体的には、充填用発泡体28が装着されたクリップ1を、図1が参照されるように、パネル22としてのインナパネル26に固定する。
【0099】
なお、ピラー25は、断面略凹状のインナパネル26およびアウタパネル27を備えており、充填用発泡体28をインナパネル26に設置した後、インナパネル26およびアウタパネル27の両端部を溶接により接合することによって、閉断面として形成される。なお、このようなピラー25は、より具体的には、自動車のフロントピラー、サイドピラーまたはリヤピラーである。
【0100】
また、この弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、発泡前の発泡充填用組成物がシート形状に形成されている部品21を、ピラー25の内部空間に固定し、その後、部品21を発泡させて、充填用発泡体28を形成し、その充填用発泡体28によって、ピラー25の内部空間を充填するためにも用いられる。
【0101】
図5は、自動車のピラーの内部空間を充填用発泡体によって充填する方法の一実施形態の工程図であって、(a)は、発泡充填用組成物が装着されているクリップをピラーの内部空間に設置する工程を示し、(b)は、加熱により発泡充填用組成物を発泡、架橋および硬化させることにより、充填用発泡体によってピラーの内部空間を充填する工程を示す。
【0102】
次いで、図5を参照して、自動車のピラーの内部空間を充填用発泡体によって充填する方法の一実施形態を説明する。
【0103】
この方法では、図5(a)に示すように、まず、発泡前の発泡充填用組成物がシート形状に形成されている部品21が装着されたクリップ1、すなわち、弾性体取付部品Pを、図3が参照されるように用意する。
【0104】
部品21は、加熱により、発泡、架橋および硬化することのできる発泡充填用組成物から形成されており、このような発泡充填用組成物は、ポリマーおよび発泡剤などを含有する公知の発泡充填用組成物(例えば、特開2007−314755号公報に記載される発泡充填用組成物など)をシート形状に成形することにより、調製することができる。
【0105】
発泡充填用組成物は、発泡時の体積発泡倍率(発泡前密度/発泡後密度)が、例えば、2倍以上、好ましくは、10以上である。
【0106】
そして、この方法では、図5(a)に示すように、部品21が装着されたクリップ1をピラー25内に設置する。より具体的には、発泡充填用組成物からなる部品21が装着されたクリップ1を、図1が参照されるように、インナパネル26に固定する。
【0107】
なお、ピラー25は、断面略凹状のインナパネル26およびアウタパネル27を備えており、部品21をインナパネル26に設置した後、インナパネル26およびアウタパネル27の両端部を溶接により接合することによって、閉断面として形成される。なお、このようなピラー25は、より具体的には、自動車のフロントピラー、サイドピラーまたはリヤピラーである。
【0108】
その後、この方法では、その後の焼付塗装時の乾燥ライン工程での熱を利用して、例えば、140℃以上180℃以下、好ましくは、160℃以上180℃以下で、ピラー25を加熱する。これにより、発泡充填用組成物を発泡、架橋および硬化させることにより、図5(b)に示すように、充填用発泡体28(フォーム材)を形成でき、充填用発泡体28によってピラー25の内部空間をほぼ隙間なく充填することができる。
【0109】
なお、部品21の形状、設置位置、配置方向および配置数などは、ピラー25の形状などに応じて適宜選択される。
【0110】
また、上記した説明では、部品21を圧接部8の間に配置し、押圧保持する一方、台座部7の間には部品21を配置しなかったが、図示しないが、例えば、圧接部8および台座部7の間にわたって部品21を配置し、それらの間において押圧保持することもできる。
【0111】
このような場合には、側面視略逆L字板形状(すなわち、鉤状)の台座部7により、部品21が押圧され、より確実に保持される。
【0112】
また、上記した説明では、一方(右側)の挟持板2を、薄肉ヒンジ11を介してベース板3に対して回動可能に連結することにより、右側が開く片開きとしたが、図示しないが、例えば、他方(左側)の挟持板2を、薄肉ヒンジ11を介してベース板3に対して回動可能に連結することにより、左側が開く片開きとすることができる。また、図示しないが、例えば、挟持板2の両方(右側および左側)の挟持板2を、薄肉ヒンジ11を介してベース板3に対して回動可能に連結することにより、1対の挟持板2を、ベース板3に対して両開きできるように連結することができる。
【0113】
このクリップ1によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0114】
図6は、本発明のクリップの第2実施形態(挟持板に押圧板および弾性片が備えられる形態)によって部品がパネルに固定されている態様を示し、(a)は、斜視図、(b)は、正面図を示す。
【0115】
以下の説明において、図6(b)を基準として、一方側を下側、他方側を上側とし、紙面中において、上下方向に直交する方向を左右方向とし、紙厚方向を前後方向とする。
【0116】
なお、図6において、上記した各部に対応する部材については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0117】
クリップ1は、さらに、1対の挟持板2にそれぞれ設けられる弾性部材としての弾性片4を備えることができる。
【0118】
弾性片4は、前後方向において挟持板2と同幅の略矩形板形状に形成されており、両方の挟持板2に、それぞれ設けられている。具体的には、各弾性片4は、1対の挟持板2の対向方向の外側面の上下方向途中において、台座部7に連結され、各外側面から下方に突出し、下方に延びるに従って、各外側面から離間して外方に向かうように、すなわち、各外側面から下方外側に向かって傾斜状に突出するように、設けられている。
【0119】
なお、弾性片4は、挟持板2と同幅であることが好適であるが、その目的および用途に応じて、挟持板2と異なる幅で形成することもできる。その場合、弾性片4と挟持板2との幅の比は、好ましくは、1:2〜2:1である。
【0120】
また、各弾性片4は、図6において、各挟持板2の外側面から下方外側に向かって傾斜状に突出しているが、例えば、各挟持板2の外側面から、一旦外方に延び、その後、下方に延びるように、正断面視略L字形状となるように、設けることもできる。
【0121】
各弾性片4の遊端部は、1対の挟持板2が部品21を挟持する状態において、ベース板3の設置面10よりも、下方(一方側)に突出している。
【0122】
そして、弾性片4は、挟持板2の外側面に連結される基部14と、基部14に連結される遊端部15とを備えている。
【0123】
基部14は、相対的に不可撓性、すなわち、硬質であり、弾性片4における基端側約3/4部分として、形成されている。
【0124】
遊端部15は、基部14よりも薄肉に形成されており、相対的に可撓性、すなわち、軟質であり、弾性片4における遊端側約1/4部分として、形成されている。遊端部15は、基部14よりも外方に広がるように設けられており、これによって、遊端部15は、基部14に対して外方に屈曲して、上下方向に撓むことができる。
【0125】
このようなクリップ1には、上記と同様にして、部品21が装着され、部品21と、その部品21を挟持するクリップ1とを備える弾性体取付部品Pが作製される。
【0126】
そして、図6(b)に示すように、係止片5がパネル22に係止される。すなわち、クリップ1は、1対の挟持板2で部品21を挟持しつつ、ベース板3の設置面10と鉤部17の遊端部との間でパネル22を挟み込むことにより、パネル22に固定され、クリップ1によって、部品21がパネル22に固定される。
【0127】
このクリップ1では、ベース板3をパネル22に設置すると、ベース板3よりも下側に突出している弾性片4の遊端部15が、パネル22に当接して、上側に向かう反力を受ける。すると、可撓性の遊端部15が反力により撓むので、その撓みよる弾性力が、不可撓性の基部14を介して、挟持板2に伝達される。すると、両挟持板2が、その反力により、ベース板3に対して部品21を挟持する方向に回動する。これによって、部品21が1対の挟持板2によって挟持される。そして、ベース板3がパネル22に設置されている限り、両方の挟持板2には、弾性片4から反力が継続的に加わるので、このようなクリップ1では、簡易な構成により、部品21を継続的に保持することができる。換言すると、弾性体取付部品Pでは、簡易な構成により、部品21を継続的に保持することができる。
【0128】
とりわけ、このクリップ1では、弾性片4は、両方の挟持板2に設けられているので、1対の挟持板2の両方からの挟持力により、部品21をしっかりと挟持することができる。
【0129】
さらに、弾性片4では、可撓性の遊端部15が、パネル22に当接して反力により撓むので、その撓みよる弾性力が、不可撓性の基部14を介して、挟持板2に伝達される。そのため、弾性片4が受けた反力を挟持板2にしっかりと伝達することができ、挟持板2による部品21の挟持を確実に達成することができる。
【0130】
そして、図4および図5が参照されるように、このような弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、自動車のピラー25などの閉断面として形成される中空部材の内部空間に、エンジンの振動や騒音、あるいは、風きり音などが車室内に伝達されることを防止するための充填用発泡体28を充填するために用いられる。
【0131】
図7は、本発明のクリップの第3実施形態(挟持板に押圧板が備えられず、弾性片が備えられる形態)によって部品がパネルに固定されている態様を示し、(a)は、斜視図、(b)は、正面図を示す。図8は、図7に示すクリップに部品を装着する態様の正面図を示す。図9は、図7に示すクリップに部品が装着されている態様の正面図を示す。
【0132】
以下の説明において、図7(b)を基準として、一方側を下側、他方側を上側とし、紙面中において、上下方向に直交する方向を左右方向とし、紙厚方向を前後方向とする。
【0133】
上記した説明では、押圧板6を押圧部材として挟持板2に備えたが、押圧板6を備えることなく、例えば、上記した弾性片4を押圧部材として、挟持板2に備えることもできる。
【0134】
図7において、本発明の一実施形態のクリップ1は、各種産業分野において、部品21を、構造体のパネル22などに固定するために用いられる。
【0135】
クリップ1は、硬質プラスチックの射出成型品などからなり、1対の挟持部材としての、1対の挟持板2と、1対の挟持板2の下端部(一方側端部)を連結するベース部材としてのベース板3と、1対の挟持板2にそれぞれ設けられる弾性部材および押圧部材としての弾性片4と、ベース板3から下側(一方側)に突出する係止部材としての係止片5とを、一体的に備えている。
【0136】
1対の挟持板2は、両方共に同一形状に形成されており、詳しくは、剛性を有する、上下方向に長い略矩形板形状に形成されている。1対の挟持板2は、左右方向において、弾性体としての部品21を挟持できる間隔(すなわち、部品21の左右方向長さよりもやや幅狭の間隔)を隔てて互いに対向配置されている。
【0137】
ベース板3は、その下面が設置面10となって、固定対象としてのパネル22に設置される。ベース板3は、剛性を有する、前後方向に長い略矩形板形状に形成されている。ベース板3の前後方向長さは、1対の挟持板2の前後方向長さと、同一長さに形成されている。
【0138】
ベース板3は、その右側端部において、右側(一方)の挟持板2の下端部と、薄肉ヒンジ11を介して、連結されており、右側の挟持板2は、ベース板3に対して、ベース板3の右側端部を支点として、紙面内において回動可能に連結されている。
【0139】
ベース板3は、その左側端部において、左側(他方)の挟持板2の下端部と、薄肉ヒンジ11を介して、連結されており、左側の挟持板2は、ベース板3に対して、ベース板3の左側端部を支点として、紙面内において回動可能に連結されている。
【0140】
これによって、1対の挟持板2は、薄肉ヒンジ11を介して、挟持方向(1対の挟持板2の対向方向内方)とその反対方向(1対の挟持板2の対向方向外方)に回動させることにより、ベース板3に対して、両開きできるように連結されている。
【0141】
また、1対の挟持板2において、左側の挟持板2に、嵌合部材としての嵌合爪12が設けられ、右側の挟持板2に、被嵌合部材としての嵌合受部13が設けられている。
【0142】
嵌合爪12は、左側の挟持板2の上下方向途中から、右側の挟持板2に向かって突出する台座20と、台座20から右側の挟持板2に向かって突出する突出片29と、その突出片29の遊端部に設けられる鉤状の爪19とを備えている。
【0143】
嵌合受部13は、嵌合爪12の爪19が嵌合可能な嵌合孔からなり、右側の挟持板2の上下方向途中に、挟持板2の厚み方向を貫通する側面視略矩形状に形成されている。
【0144】
弾性片4は、前後方向において挟持板2と同幅の略矩形板形状に形成されており、両方の挟持板2に、それぞれ設けられている。具体的には、各弾性片4は、1対の挟持板2の対向方向の外側面の上下方向途中に連結され、各外側面から下方に突出し、下方に延びるに従って、各外側面から離間して外方に向かうように、すなわち、各外側面から下方外側に向かって傾斜状に突出するように、設けられている。
【0145】
なお、弾性片4は、挟持板2と同幅であることが好適であるが、その目的および用途に応じて、挟持板2と異なる幅で形成することもできる。その場合、弾性片4と挟持板2との幅の比は、好ましくは、1:2〜2:1である。
【0146】
また、各弾性片4は、図7において、各挟持板2の外側面から下方外側に向かって傾斜状に突出しているが、例えば、各挟持板2の外側面から、一旦外方に延び、その後、下方に延びるように、正断面視略L字形状となるように、設けることもできる。
【0147】
各弾性片4の遊端部は、1対の挟持板2が部品21を挟持する状態において、ベース板3の設置面10よりも、下方(一方側)に突出している。
【0148】
そして、弾性片4は、挟持部材2の外側面に連結される基部14と、基部14に連結される遊端部15とを備えている。
【0149】
基部14は、相対的に不可撓性、すなわち、硬質であり、弾性片4における基端側約3/4部分として、形成されている。
【0150】
遊端部15は、基部14よりも薄肉に形成されており、相対的に可撓性、すなわち、軟質であり、弾性片4における遊端側約1/4部分として、形成されている。遊端部15は、基部14よりも外方に広がるように設けられており、これによって、遊端部15は、基部14に対して外方に屈曲して、上下方向に撓むことができる。
【0151】
係止片5は、剛性を有し、パネル22に係止するために設けられ、パネル22の係止孔23に挿通される挿通部16と、挿通部16の遊端部に設けられる鉤部17とを備えている。
【0152】
挿通部16は、突出板または軸形状に形成されており、ベース板3の設置面10における左右方向および前後方向の中央から、パネル22よりも長く下方に突出するように、設けられている。
【0153】
鉤部17は、挿通部16の遊端部から、挿通部16の挿通方向に対して直交する左右方向(または図示しないが前後方向)に突出するように、2つ設けられており、具体的には、鉤部17は、挿通部16の遊端部を左右(または図示しないが前後)から挟むように2つ設けられており、各鉤部17は、挿通部16の遊端部から上方に折り返されるように突出しており、挿通部16に対して近接および離間する方向に可撓性を有している。各鉤部17は、その弾性力により、常には、挿通部16に対して離間している。
【0154】
次に、このクリップ1によって、部品21をパネル22に固定する方法を、図7〜図9を参照して説明する。
【0155】
部品21は、その目的および用途に応じて異なり、特に制限されないが、例えば、弾性変形可能なゴム材料や発泡材料からなり、具体的には、フォーム材(後述)から、略矩形平板形状に形成されている。また、部品21には、嵌合爪12が通過可能な貫通孔(図示せず)が形成されている。
【0156】
また、パネル22は、各種産業分野で利用可能な構造体の一部であり、クリップ1が係止される平面視円形状の係止孔23が穿孔されている。
【0157】
この部品21をパネル22に固定するには、まず、図8に示すように、1対の挟持板2を、ベース板3に対して両開きにしつつ、部品21を、部品21の長手方向が上下方向に沿うようにして、それら挟持板2の間に挿入して、部品21の下端部をベース板3の上面に設置する。
【0158】
続いて、図9に示すように、1対の挟持板2を、それらが互いに近接するように、ベース板3に対して挟持方向へ回動させて、部品21を、1対の挟持板2によって挟持する。このとき、嵌合爪12の爪19が、部品21の貫通穴を貫通して、嵌合受部13に嵌合し、1対の挟持板2の挟持状態が保持される。
【0159】
これによって、部品21がクリップ1に装着され、部品21と、その部品21を挟持するクリップ1とを備える弾性体取付部品Pが作製される。
【0160】
そして、図7に示すように、係止片5をパネル22に係止する。具体的には、係止片5を係止孔23へ押し込む。この時、鉤部17は挿通部16に近接するように押圧され、クリップ1の挿通部16を、パネル22の係止孔23に、ベース板3の設置面10がパネル22の上面に設置されるまで挿通し、その後、押圧は解放される。すると、鉤部17は、その弾性力により、挿通部16から離間し、鉤部17の遊端部がパネル22の下面に当接することにより、係止片5がパネル22に係止される。
【0161】
これによって、クリップ1は、1対の挟持板2で部品21を挟持しつつ、ベース板3の設置面10と鉤部17の遊端部との間でパネル22を挟み込むことにより、パネル22に固定され、クリップ1によって、部品21がパネル22に固定される。
【0162】
そして、このクリップ1では、ベース板3をパネル22に設置すると、ベース板3よりも下側に突出している弾性片4の遊端部15が、パネル22に当接して、上側に向かう反力を受ける。すると、可撓性の遊端部15が反力により撓むので、その撓みよる弾性力が、不可撓性の基部14を介して、挟持板2に伝達される。すると、両挟持板2が、その反力により、ベース板3に対して部品21を挟持する方向に回動する。これによって、部品21が1対の挟持板2によって挟持される。そして、ベース板3がパネル22に設置されている限り、両方の挟持板2には、弾性片4から反力が継続的に加わるので、このようなクリップ1では、簡易な構成により、部品21を継続的に保持することができる。換言すると、弾性体取付部品Pでは、簡易な構成により、部品21を継続的に保持することができる。
【0163】
とりわけ、このクリップ1では、弾性片4は、両方の挟持板2に設けられているので、1対の挟持板2の両方からの挟持力により、部品21をしっかりと挟持することができる。
【0164】
さらに、弾性片4では、可撓性の遊端部15が、パネル22に当接して反力により撓むので、その撓みよる弾性力が、不可撓性の基部14を介して、挟持板2に伝達される。そのため、弾性片4が受けた反力を挟持板2にしっかりと伝達することができ、挟持板2による部品21の挟持を確実に達成することができる。
【0165】
また、このクリップ1では、係止片5をパネル22に係止させることによって、ベース板3をパネル22にしっかりと設置することができる。そのため、部品21をパネル22に対して、しっかりと固定することができる。
【0166】
しかも、係止片5では、挿通部16をパネル22の係止孔23に挿通するとともに、その遊端部に設けられる鉤部17をパネル22の下面に係止することができる。そのため、係止片5をパネル22に確実に係止することができる。
【0167】
そのため、このような弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、部品21を継続的に挟持しつつ、パネル22に固定できるので、部品21が経時的に劣化するフォーム材(発泡体)であり、フォーム材が経時的に劣化して、反発力が低下してしまっても、両方の挟持板2が、その反発力の低下に追従してフォーム材を挟持するので、安定して、フォーム材を保持することができる。
【0168】
そのため、このような弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、部品21として、部材の隙間や中空部材の内部空間を充填するための発泡体(以下、充填用発泡体とする。)を、部材の隙間や中空部材の内部空間に固定するために、好適に用いられる。
【0169】
図10は、充填用発泡体が図7に示すクリップを介してピラーの内部空間に固定されている実施形態を示す断面図である。
【0170】
例えば、図10が参照されるように、この弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、自動車のピラー25などの閉断面として形成される中空部材の内部空間に、エンジンの振動や騒音、あるいは、風きり音などが車室内に伝達されることを防止するための充填用発泡体28を充填するために用いられる。
【0171】
充填用発泡体28は、例えば、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、加硫剤および発泡剤を含む混和物を、加硫発泡することにより形成される発泡体(フォーム材)である。
【0172】
充填用発泡体28により、ピラー25の内部空間を充填するには、上記したように、部品21としての充填用発泡体28が装着されたクリップ1をピラー25内に設置する。より具体的には、充填用発泡体28が装着されたクリップ1を、図7が参照されるように、パネル22としてのインナパネル26に固定する。
【0173】
なお、ピラー25は、断面略凹状のインナパネル26およびアウタパネル27を備えており、充填用発泡体28をインナパネル26に設置した後、インナパネル26およびアウタパネル27の両端部を溶接により接合することによって、閉断面として形成される。なお、このようなピラー2は、より具体的には、自動車のフロントピラー、サイドピラーまたはリヤピラーである。
【0174】
また、この弾性体取付部品Pにおいて、クリップ1は、発泡前の発泡充填用組成物がシート形状に形成されている部品21を、ピラー25の内部空間に固定し、その後、部品21を発泡させて、充填用発泡体28を形成し、その充填用発泡体28によって、ピラー25の内部空間を充填するためにも用いられる。
【0175】
図11は、自動車のピラーの内部空間を充填用発泡体によって充填する方法の一実施形態の工程図であって、(a)は、発泡充填用組成物が装着されているクリップをピラーの内部空間に設置する工程を示し、(b)は、加熱により発泡充填用組成物を発泡、架橋および硬化させることにより、充填用発泡体によってピラーの内部空間を充填する工程を示す。
【0176】
次いで、図11を参照して、自動車のピラーの内部空間を充填用発泡体によって充填する方法の一実施形態を説明する。
【0177】
この方法では、図11(a)に示すように、まず、発泡前の発泡充填用組成物がシート形状に形成されている部品21が装着されたクリップ1、すなわち、弾性体取付部品Pを、図9が参照されるように用意する。
【0178】
部品21は、加熱により、発泡、架橋および硬化することのできる発泡充填用組成物から形成されており、このような発泡充填用組成物は、ポリマーおよび発泡剤などを含有する公知の発泡充填用組成物(例えば、特開2007−314755号公報に記載される発泡充填用組成物など)をシート形状に成形することにより、調製することができる。
【0179】
発泡充填用組成物は、発泡時の体積発泡倍率(発泡前密度/発泡後密度)が、例えば、2倍以上、好ましくは、10以上である。
【0180】
そして、この方法では、図11(a)に示すように、部品21が装着されたクリップ1をピラー25内に設置する。より具体的には、発泡充填用組成物からなる部品21が装着されたクリップ1を、図7が参照されるように、インナパネル26に固定する。
【0181】
なお、ピラー25は、断面略凹状のインナパネル26およびアウタパネル27を備えており、部品21をインナパネル26に設置した後、インナパネル26およびアウタパネル27の両端部を溶接により接合することによって、閉断面として形成される。なお、このようなピラー2は、より具体的には、自動車のフロントピラー、サイドピラーまたはリヤピラーである。
【0182】
その後、この方法では、その後の焼付塗装時の乾燥ライン工程での熱を利用して、例えば、140℃以上180℃以下、好ましくは、160℃以上180℃以下で、ピラー25を加熱する。これにより、発泡充填用組成物を発泡、架橋および硬化させることにより、図11(b)に示すように、充填用発泡体28(フォーム材)を形成でき、充填用発泡体28によってピラー25の内部空間をほぼ隙間なく充填することができる。
【0183】
なお、部品21の形状、設置位置、配置方向および配置数などは、ピラー25の形状などに応じて適宜選択される。
【0184】
なお、上記の説明では、クリップ1において、係止片5は、ベース板3とともに一体的に設けられているが、係止片5は、別部品としてベース板3に取り付けてもよく、さらには、クリップ1には設けずに、図12に示すように、パネル22にクリップ1を係止できる部品を設けることもできる。
【0185】
図12は、本発明のクリップの第4実施形態(クリップに係止片を設けず、パネルにねじを設ける実施形態)の斜視図を示す。
【0186】
すなわち、図12に示すように、クリップ1には、係止片5を設けず、ベース板3に、ねじ溝が形成されるねじ孔18を穿孔するとともに、パネル22に、ねじ孔18に螺着可能なねじ24を設ける。
【0187】
そして、パネル22のねじ24を、ベース板3のねじ孔18に螺着させれば、上記と同様の効果を得ることができる。また、クリップ1に係止片5を設ける必要がなく、クリップ1のコストの低減を図ることができる。
【0188】
また、上記の説明では、嵌合部材および被嵌合部材として、嵌合爪12および嵌合受部13を、それぞれ1つ設けたが、図13に示すように、嵌合爪12および嵌合受部13を、それぞれ複数設けることもできる。
【0189】
図13は、本発明のクリップの第5実施形態(嵌合爪および嵌合受部が複数ある実施形態)の正面図を示す。
【0190】
すなわち、図13に示すように、このクリップ1では、左側の挟持板2に、嵌合爪12が上下2つ設けられ、右側の挟持板2に、嵌合受部13が上下2つ設けられている。挟持板2の挟持状態において、各嵌合爪12は、各嵌合受部13に嵌合する。
【0191】
嵌合爪12および嵌合受部13を、それぞれ複数設けることにより、部品21をより確実に挟持することができる。
【0192】
また、嵌合爪12では、爪19を突出方向に間隔を隔てて複数設けることもできる。
【0193】
図14は、本発明のクリップの第6実施形態(爪が複数設けられる実施形態)の正面図を示す。
【0194】
すなわち、図14に示すように、爪19は、挟持板2の挟持間隔を調整するために、嵌合受部13に対して多段で嵌合させることができるように、嵌合爪12の突出方向において、間隔を隔てて複数設けられている。
【0195】
これにより、1対の挟持板2の挟持間隔を調整できるので、部品21に対応して、より確実に挟持することができる。
【0196】
さらに、上記した説明では、1対の挟持板2を、ベース板3に対して両開きできるように連結しているが、図15に示すように、1対の挟持板2を、ベース板3に対して片開きできるように連結することもできる。
【0197】
図15は、本発明のクリップの第7実施形態(挟持板が片開きである実施形態)の正面図を示す。
【0198】
すなわち、図15に示すクリップ1では、1対の挟持板2のうち、一方(例えば、左側)の挟持板2をベース板3に対して回動不能に連結するとともに、他方(例えば、右側)の挟持板2をベース板3に対して回動可能に連結することにより、1対の挟持板2を、ベース板3に対して片開きできるように連結している。
【0199】
このクリップ1によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0200】
なお、詳しくは図示しないが、上記した各種実施形態は、必要および用途に応じて、適宜、組み合わせて用いることができる。
【符号の説明】
【0201】
1 クリップ
2 挟持板
3 ベース板
4 弾性片
5 係止片
6 押圧板
14 基部
15 遊端部
16 挿通部
17 鉤部
21 部品
22 パネル
P 弾性体取付部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性体を挟持できるように、互いに対向配置される1対の挟持部材と、
1対の前記挟持部材の一方側端部が連結され、かつ、少なくとも一方の前記挟持部材が回動可能に連結されており、固定対象に設置されるベース部材と、
前記挟持部材に備えられ、1対の前記挟持部材間において前記弾性体を押圧保持するための押圧部材と、
を備えることを特徴とする、クリップ。
【請求項2】
一方の前記挟持部材に嵌合部材が設けられるとともに、他方の前記挟持部材に被嵌合部材が設けられており、
前記嵌合部材と前記被嵌合部材との嵌合により、1対の前記挟持部材の挟持状態が保持可能であることを特徴とする、請求項1に記載のクリップ。
【請求項3】
前記挟持部材が、板形状に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のクリップ。
【請求項4】
1対の前記挟持部材と前記ベース部材とが樹脂材料により一体成型されており、
回動可能に連結される少なくとも一方の前記挟持部材とベース部材との連結部が、薄肉ヒンジであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクリップ。
【請求項5】
前記ベース部材から前記一方側に突出し、前記固定対象に係止される係止部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクリップ。
【請求項6】
前記係止部材は、
前記ベース部材から突出され、前記固定対象に対して挿通される挿通部と、
前記挿通部の遊端部に設けられ、前記挿通部の挿通方向に対して直交方向に突出する鉤部と
を備えていることを特徴とする、請求項5に記載のクリップ。
【請求項7】
前記押圧部材が、各前記挟持部材に1対として設けられ、
一方の前記挟持部材に設けられる各前記押圧部材が、前記他方の前記挟持部材に向かって立設され、
他方の前記挟持部材に設けられる各前記押圧部材が、前記一方の前記挟持部材に向かって立設され、
一方側の前記挟持部材の1対の前記押圧部材と、他方側の前記挟持部材の1対の前記押圧部材とが、1対の前記挟持部材間において前記弾性体を押圧保持可能としていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のクリップ。
【請求項8】
1対の前記押圧部材は、1対の前記挟持部材の対向方向に直交する方向に間隔を隔てて配置されていることを特徴とする、請求項7に記載のクリップ。
【請求項9】
前記挟持部材が、台座部と圧接部とを備え、
前記台座部は、相対的に厚板であって、前記ベース部材に連結されており、
前記圧接部は、相対的に厚板であって、前記台座部に対して前記ベース部材の反対方向に向かって延び、
前記押圧部材は、相対的に薄板であって、前記圧接部に備えられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のクリップ。
【請求項10】
前記嵌合部材および前記被嵌合部材は、前記圧接部に備えられていることを特徴とする、請求項9に記載のクリップ。
【請求項11】
前記押圧部材が、可撓性板状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のクリップ。
【請求項12】
少なくとも一方の前記挟持部材に設けられ、前記ベース部材よりも前記一方側に突出する弾性部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のクリップ。
【請求項13】
前記弾性部材は、両方の前記挟持部材に設けられていることを特徴とする、請求項12に記載のクリップ。
【請求項14】
前記弾性部材は、
前記挟持部材に連結され、相対的に不可撓性の基部と、
前記基部に連結され、相対的に可撓性の遊端部と
を備えていることを特徴とする、請求項12または13に記載のクリップ。
【請求項15】
弾性部材と、
前記弾性部材を挟持する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のクリップと
を備えていることを特徴とする、弾性体取付部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−15217(P2013−15217A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−117839(P2012−117839)
【出願日】平成24年5月23日(2012.5.23)
【出願人】(000003964)日東電工株式会社 (5,557)
【出願人】(390025243)ポップリベット・ファスナー株式会社 (159)
【Fターム(参考)】