説明

クリップを用いた取付構造およびクリップおよび自動車のガーニッシュ・モール部材取付構造

【課題】クリップを用いたガーニッシュ・モール部材等の取付構造において、組み付け性を悪化することなく信頼性の高い充分な止水性を得ること。
【解決手段】取付部材52に設けられた連結用凸部56が、脚部材14の係合部38を貫通してクリップ本体12の係合部28に差し込まれることにより、取付部材52をクリップ本体12に固定すると共に、この差し込みによってシール当接部26が被取付部材50に近付く方向に移動し、シール当接部26と被取付部材50との間に挟まれているシール部材48の圧縮量が増加するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップを用いた取付構造およびクリップおよび自動車のガーニッシュ・モール部材取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車のガーニッシュやモール(以下、総称してガーニッシュ・モール部材と云う)を車体に取り付ける取付構造として、アンカクリップを用いたものが知られている(例えば、特許文献1、2)。この取付構造は、車体に取り付けたアンカクリップにガーニッシュ・モール部材に係合させることにより、ガーニッシュ・モール部材を車体に取り付けるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平5−73306号公報
【特許文献2】特開2006−105290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンカクリップを用いたガーニッシュ・モール部材の取付構造では、車体に貫通孔を形成し、貫通孔にアンカクリップの脚部を差し込むことにより、アンカクリップを車体に固定することが行われる。このため、雨水等が貫通孔より車体内側に浸入することを防止するゴム状弾性体製のシール部材を設ける必要がある。
【0005】
このようなシール部材は、ガーニッシュ・モール部材と車体との間、あるいはアンカクリップと車体との間に挟み設けられるが、シール部材の挟み込み力、つまりシール部材の圧縮量は、アンカクリップの脚部が貫通孔に挿入されて車体に逆止係合することだけで得るから、アンカクリップの車体に対する組み付け性等を考慮すると、十分な圧縮量を確保することが難しく、信頼性の高い充分な止水性を得ることができない。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、クリップを用いたガーニッシュ・モール部材等の取付構造において、組み付け性を悪化することなく信頼性の高い充分な止水性を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるクリップを用いた取付構造は、被取付部材(50)に係止されるクリップ(10)によって取付部材(52)を前記被取付部材(50)に固定する取付構造であって、前記クリップ(10)は、前記被取付部材(50)に形成された貫通孔(68)に挿入されることにより前記被取付部材(50)に係止される脚部材(14)と、前記貫通孔(68)の外周を取り囲んで当該貫通孔(68)のシールを行うシール部材(48)を前記被取付部材(50)との間に挟み込むシール当接部(26)を含むクリップ本体(12)とを別部品として有し、前記取付部材(52)には連結用凸部(56)が設けられ、前記クリップ本体(12)と前記脚部材(14)には前記連結用凸部(56)が差し込まれる係合部(38、28)が形成され、前記クリップ本体12の係合部(28)と前記脚部材(14)の係合部(38)とは、前記連結用凸部(56)を差し込まれていない状態では、差し込み方向に交差する方向に互いに偏倚し、前記連結用凸部(56)が一方の係合部(38)を貫通して他方の係合部(28)に差し込まれることにより、前記取付部材(52)を前記クリップ本体(12)に固定すると共に、前記偏倚をなくす方向に相対的に変位し、前記脚部材(14)に対してクリップ本体(12)を、前記シール当接部(26)が前記被取付部材(50)に近付く方向に移動させる。
【0008】
本発明によるクリップを用いた取付構造は、好ましくは、更に、前記クリップ本体(12)と前記連結用凸部(56)には、前記連結用凸部(56)が一方の係合部(38)を貫通して他方の係合部(28)に差し込まれた状態において互い係合し、前記連結用凸部(56)が前記係合部(28、38)より抜け出すことを阻止する係止部(30、60)が形成されている。
【0009】
本発明によるクリップ(10)は、取付部材(52)を被取付部材(50)に固定するためのクリップであって、前記被取付部材(52)に形成された貫通孔(68)に挿入されることにより前記被取付部材(50)に係止される脚部材(14)と、前記貫通孔(68)の外周を取り囲んで当該貫通孔(68)のシールを行うシール部材(48)を前記被取付部材(50)との間に挟み込むシール当接部(26)を含むクリップ本体(12)とを別部品として有し、前記クリップ本体(12)と前記脚部材(14)とに、前記取付部材(52)に設けられた連結用凸部(56)が差し込まれる係合部(28、38)が形成され、前記クリップ本体(12)の係合部(28)と前記脚部材(14)の係合部(38)は、前記連結用凸部(56)を差し込まれていない状態では、差し込み方向に交差する方向に互いに偏倚し、前記連結用凸部(56)が一方の係合部(38)を貫通して他方の係合部(28)に差し込まれることにより、前記取付部材(52)を前記クリップ本体(12)に固定すると共に、前記偏倚をなくす方向に相対的に変位し、前記脚部材(14)に対してクリップ本体(12)を、前記シール当接部(26)が前記被取付部材(50)に近付く方向に移動させる。
【0010】
本発明によるクリップは、好ましくは、更に、前記クリップ本体(12)には、前記連結用凸部(56)が一方の係合部(38)を貫通して他方の係合部(28)に差し込まれた状態において、前記連結用凸部(56)に形成された係止部(60)と係合することにより、前記連結用凸部(56)が前記係合部(28、38)より抜け出すことを阻止する係止部(30)が形成されている。
【0011】
本発明によるガーニッシュ・モール部材取付構造は、上述の発明によるクリップを用いた取付構造によってガーニッシュ・モール部材を車体に取り付ける自動車のガーニッシュ・モール部材取付構造であって、前記被取付部材が車体(50)であり、前記取付部材がガーニッシュ・モール部材(52)である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるクリップを用いた取付構造によれば、ガーニッシュ・モール部材等の取付部材に設けられた連結用凸部が、クリップ本体の係合部と脚部材の係合部のうちの一方を貫通して他方の係合部に差し込まれることにより、取付部材をクリップ本体に固定することが行われると共に、この差し込みによってシール当接部が車体等の被取付部材に近付く方向に移動するので、シール当接部と被取付部材との間に挟まれているシール部材の圧縮量が増加する。これにより、組み付け性を悪化することなく信頼性の高い充分な止水性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明によるクリップの一つの実施例を示す分解斜視図。
【図2】本実施例におけるガーニッシュの正面図。
【図3】(A)、(B)は本発明によるクリップを用いた取付構造の一つの実施例を示す断面図(図2の線III−III断面相当)。
【図4】本実施例によるクリップを用いた取付構造の係止部の断面図(図2の線IV−IV断面相当)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
この発明によるクリップを用いた取付構造およびクリップおよび自動車のガーニッシュ・モール部材取付構造の一つの実施例を、図1〜図3を参照して説明する。
【0015】
本実施例では、被取付部材は自動車のフロントピラー50であり、取付部材はガーニッシュ52であり、クリップ10を用いてフロントピラー50の車外側にガーニッシュ52を取り付ける。
【0016】
まず、ガーニッシュ52について説明する。ガーニッシュ52は、合成樹脂製で、ガーニッシュ部54と、ガーニッシュ部54の裏面側より突出した連結用凸部である連結用突片部56とを一体成形されている。連結用突片部56は、ガーニッシュ部54の長手方向の所定間隔毎に2個ずつ互いに間隙58をおいて設けられている。連結用突片部56には係止用開口60が形成されている。ガーニッシュ部54には、フロントピラー50に接触するウェザストリップ62と、フロントシールドガラス70に接触するウェザストリップ64とが設けられている。
【0017】
フロントピラー50にはクリップ取付面部66があり、クリップ取付面部66には後述するクリップ10の脚部材14を挿入されるクリップ取付用の貫通孔(丸孔)68が貫通形成されている。
【0018】
クリップ10は、合成樹脂製で、クリップ本体12と、脚部材14とを別部品として成形されている。
【0019】
クリップ本体12は、略V字形の横断面形状をしており、フロントピラー50のクリップ取付面部66と対向する前壁部16と、前壁部16より後方(図2で見て左方)に配置された後壁部18と、前壁部16と後壁部18とを接続する底壁部20とを有する。
【0020】
前壁部16と後壁部18には、脚挿入孔22、24が前壁部16を直角に貫通する方向に延在する一つの中心軸線上に貫通形成されている。脚挿入孔22、24は、フロントピラー50に形成された貫通孔68と略同一径の丸孔である。
【0021】
前壁部16の外側面には脚挿入孔22と同心のテーパ孔によるシール当接部26が形成されている。シール当接部26には、シール当接部26のテーパ内周面に整合するテーパ外周面を有する円環状のゴム状弾性体製のシール部材48が配置されている。
【0022】
クリップ本体12は、前壁部16と後壁部18とで、脚挿入孔22、24より底壁部20の側に、クリップ側係合凹部28を形成している。クリップ側係合凹部28は、図にて上方よりガーニッシュ52の連結用突片部56を差し込まれる凹溝状の係合部であり、連結用突片部56の前後方向の厚さTgと同等の前後方向溝幅Tcを有している。
【0023】
後壁部18の内側には、連結用突片部56がクリップ側係合部28に差し込まれることにより、連結用突片部56の係止用開口60と係合する逆止形状の係止爪部30が形成されている。
【0024】
脚部材14は、脚挿入孔22、24、貫通孔68の内径と同径あるいは少し小さい外径を有する円柱状の軸部32と、軸部32の一端に形成されたフランジ部34と、軸部32の他端近傍に形成された逆止形状の係止爪部36とを有し、クリップ本体12の脚挿入孔22、24及びフロントピラー50の貫通孔68に挿入可能になっている。
【0025】
軸部32の一端近傍には軸部32の外周面の両側に、軸部32の径方向に長いキー溝状の脚側係合凹部38が形成されている。脚側係合凹部38は、クリップ側係合凹部28の前後方向溝幅Tcと同等の前後方向溝幅Tpを有し、図3(A)に示されているように、脚部材クリップ本体12の14がクリップ本体12の脚挿入孔22、24に挿入されて脚部材14のフランジ部34が後壁部18に接合する初期状態(脚側係合凹部38とクリップ側係合凹部28とに連結用突片部56が差し込まれていない状態)では、クリップ側係合凹部28に対して、連結用突片部56の差し込み方向(図3で見て上下方向)に交差し、且つ脚部材14の挿入方向と同方向(図3にて左右方向)に、偏倚量Δtだけ、前壁部16の側に偏倚している。
【0026】
次に、組み付け手順について説明する。
【0027】
まず、脚挿入孔22の側からフランジ部34が後壁部18に接合するまで脚部材14を脚挿入孔22、24に挿入し、脚部材14をクランプ本体12に組み付ける。つぎに、脚部材14の先端側からシール部材70を脚部材14の外周に装着し、係止爪部36を乗り越えてシール部材70をクランプ本体12のシール当接部24に配置する。これにより、クランプ本体12と脚部材14とシール部材70の組立体ができる。
【0028】
次に、シール部材70より前方に突出している脚部材14の先端側を、シール部材70の座面がフロントピラー50のクリップ取付面部68に当接するまでフロントピラー50の貫通孔68に挿入する。この挿入により、脚部材14の係止爪部36が貫通孔68を通過してフロントピラー50の内側に入り込み、係止爪部36がフロントピラー50に逆止係合、つまり、抜け止め係合する。これにより、図4(A)に示されているように、クランプ本体12と脚部材14とシール部材70との組立体がフロントピラー50に固定される。なお、この組立体は、複数個あって、フロントピラー50の長手方向に複数箇所に取り付けられる。
【0029】
次に、ガーニッシュ52の連結用突片部56の間隙58側の縁部を、図3で見て上方より脚部材14の脚側係合凹部38に挿入する。この挿入は、隣接する二つの連結用突片部56間の間隙58に、脚側係合凹部38が形成されている部分の脚部材14が入り込み、ガーニッシュ52が脚部材14を跨ぐように行われる。
【0030】
これより更に連結用突片部56を押し込むと、図4(B)に示されているように、連結用突片部56は、脚側係合凹部38を通過(貫通)してクリップ本体12のクリップ側係合凹部28に差し込まれる。これにより、ガーニッシュ52がクリップ本体12に固定され、ガーニッシュ52はクリップ10によってフロントピラー50に固定装着される。この固定装着状態では、ウェザストリップ62はフロントピラー50に接合し、ウェザストリップ64はフロントシールドガラス70に接合する。
【0031】
上述の如く、連結用突片部56が脚側係合凹部38を通過してクリップ側係合凹部28に差し込まれることにより、ガーニッシュ52がクリップ本体12と固定されると同時に、クリップ本体12が脚部材14に対して、脚側係合凹部38とクリップ側係合凹部28との偏倚をなくす方向に偏倚量Δtだけ変位する。これにより、シール当接部26がフロントピラー50のクリップ取付面部66に近付く方向に偏倚量Δtだけ移動する。
【0032】
この移動により、シール当接部26とクリップ取付面部66との挟まれているシール部材48の圧縮量が増加する。このシール部材48の圧縮量増加は、脚部材14を貫通孔68に挿入する押し込み量によって得るものでなく、ガーニッシュ52をクリップ10に取り付けるために連結用突片部56を脚側係合凹部38、クリップ側係合凹部28に差し込むことにより得られるから、フロントピラー50に対する脚部材14の組み付けに必要な押込力を増加することがない。これにより、組み付け性を悪化することなく信頼性の高い充分な止水性が得られる。
【0033】
なお、脚側係合凹部38を通過した連結用突片部56が偏倚を無くしつつクリップ側係合凹部28に円滑に進入するよう、連結用突片部56の先端部は面取りによる傾斜面56Aになっている。この傾斜面は、連結用突片部56に代えてクリップ側係合凹部28の入口部分に形成されていてもよい。
【0034】
また、連結用突片部56が脚側係合凹部38を通過してクリップ側係合凹部28に差し込まれると、図4に示されているように、連結用突片部56の係止用開口60にクランプ本体12の係止爪部30が逆止係合する。これにより、連結用突片部56が脚側係合凹部38、クリップ側係合凹部28より抜け出すことを阻止される。これにより、ガーニッシュ52がクリップ10によってフロントピラー50に固定された装着状態が安定維持される。
【0035】
上述の実施例では、脚部材14に形成されている係合部は、脚側係合凹部38に限られることなく、ガーニッシュ52の連結用突片部56に如何により、軸部32を貫通する貫通孔により構成することもできる。
【0036】
なお、本実施例による取付構造は、ガーニッシュ52の取付構造に限られることなく、取付部にシール部材を必要する各種の部品を固定することに広く適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
10 クリップ
12 クリップ本体
14 脚部材
22、24 脚挿入孔
26 シール当接部
28 クリップ側係合凹部
30 係止爪部
32 軸部
34 フランジ部
36 係止爪部
38 脚側係合凹部
48 シール部材
50 フロントピラー
52 ガーニッシュ
54 ガーニッシュ部
56 連結用突片部
60 係止用開口
66 クリップ取付面部
68 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部材に係止されるクリップによって取付部材を前記被取付部材に固定する取付構造であって、
前記クリップは、前記被取付部材に形成された貫通孔に挿入されることにより前記被取付部材に係止される脚部材と、前記貫通孔の外周を取り囲んで当該貫通孔のシールを行うシール部材を前記被取付部材との間に挟み込むシール当接部を含むクリップ本体とを別部品として有し、
前記取付部材には連結用凸部が設けられ、
前記クリップ本体と前記脚部材には前記連結用凸部が差し込まれる係合部が形成され、
前記クリップ本体の係合部と前記脚部材の係合部とは、前記連結用凸部を差し込まれていない状態では、差し込み方向に交差する方向に互いに偏倚し、前記連結用凸部が一方の係合部を貫通して他方の係合部に差し込まれることにより、前記取付部材を前記クリップ本体に固定すると共に、前記偏倚をなくす方向に相対的に変位し、前記脚部材に対してクリップ本体を、前記シール当接部が前記被取付部材に近付く方向に移動させることを特徴とするクリップを用いた取付構造。
【請求項2】
前記クリップ本体と前記連結用凸部には、前記連結用凸部が一方の係合部を貫通して他方の係合部に差し込まれた状態において互い係合し、前記連結用凸部が前記係合部より抜け出すことを阻止する係止部が形成されている請求項1に記載のクリップを用いた取付構造。
【請求項3】
取付部材を被取付部材に固定するためのクリップであって、
前記被取付部材に形成された貫通孔に挿入されることにより前記被取付部材に係止される脚部材と、前記貫通孔の外周を取り囲んで当該貫通孔のシールを行うシール部材を前記被取付部材との間に挟み込むシール当接部を含むクリップ本体とを別部品として有し、
前記クリップ本体と前記脚部材とに、前記取付部材に設けられた連結用凸部が差し込まれる係合部が形成され、
前記クリップ本体の係合部と前記脚部材の係合部は、前記連結用凸部を差し込まれていない状態では、差し込み方向に交差する方向に互いに偏倚し、前記連結用凸部が一方の係合部を貫通して他方の係合部に差し込まれることにより、前記取付部材を前記クリップ本体に固定すると共に、前記偏倚をなくす方向に相対的に変位し、前記脚部材に対してクリップ本体を、前記シール当接部が前記被取付部材に近付く方向に移動させることを特徴とするクリップ。
【請求項4】
前記クリップ本体には、前記連結用凸部が一方の係合部を貫通して他方の係合部に差し込まれた状態において、前記連結用凸部に形成された係止部と係合することにより、前記連結用凸部が前記係合部より抜け出すことを阻止する係止部が形成されている請求項3に記載のクリップ。
【請求項5】
請求項1に記載のクリップを用いた取付構造によってガーニッシュ・モール部材を車体に取り付ける自動車のガーニッシュ・モール部材取付構造であって、
前記被取付部材が車体であり、前記取付部材がガーニッシュ・モール部材であるガーニッシュ・モール部材取付構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−7647(P2012−7647A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−142358(P2010−142358)
【出願日】平成22年6月23日(2010.6.23)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】