説明

クリトリス摩擦刺激器具および性行中の女性性感帯刺激方法

【課題】本発明は女性が興奮とオルガズムを得、不感症を治療することを主な目的とした医用工学に関する発明である。
【解決手段】本発明は、起伏面のついたストリップ状の刺激器具、ペニスの亀頭冠状溝に装着可能な接続リング、張力器具、および性行中の女性性感帯刺激法で構成されている。刺激器具の一端をペニスの亀頭冠状溝に固定し、もう一端を張力装置に固定する。刺激器具が女性の恥骨部分に密着し、前後に移動してクリトリス周辺部位の女性性感帯に継続的に接触することで、クリトリスを刺激しより強い快感を与える。本発明は女性の性感を高め、オルガズムを促進し、不感症を治療することを目的としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリトリス摩擦刺激器具および性行中の女性性感帯刺激法(バリエーション)に係り、性科学分野における、女性の不感症を治療し、快感を高めオルガズムを促進するための医用工学に関する発明であり、性の不一致の修復にも利用できる。
【背景技術】
【0002】
本発明の類型は「オルガズムリング」特許RU 2005446 A61F5/41 MПК 5だが、これはペニスの根本に固定するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、刺激効果が弱く、ペニスが膣に完全に挿入された状態でのみ刺激できるため、クリトリスへの接触時間が短く、快感が弱いため、女性の不感症の治療には効果が乏しいという欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、起伏面のついたストリップ状の刺激器具の一端に接続リングがあり、もう一端は調節機構のついた張力器具に接続され得る。接続リングのついた刺激器具は伸縮性素材であり、本製品の品質要件を満たしたものとなっている。張力器具の可動部分はゴムまたは金属製であり、調節機構は布地や革製となっている。
【0005】
性交中に女性性感帯を刺激する方法としては、ペニスと張力器具の動作により、刺激器具が前後に動くことによって、クリトリス周辺を継続的に接触して女性外陰を刺激する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の優れた点は、ストリップ状の刺激器具に起伏面があり、女性の性感帯を刺激できること、接続リングにより刺激器具をペニスの亀頭冠状溝に固定できること、張力器具が刺激器具と反対方向の動きを生むこと、刺激器具の前後動作によって女性外陰を刺激できること、クリトリス周辺部位に継続的に刺激を与えられることである。技術的結果として、女性の性感を高め、オルガズムを促進し、不感症の治療に効果がある。
【0007】
本発明は、女性の不感症を治療し、男性および女性の性欲を充足させることを目的としている。本発明を利用することで、膣内オルガズムを得られない女性も、膣内性行為におけるクリトリスのオルガズムによって性感を得ることができ、パートナーにとっても、より相性の合ったセックスを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の構成は、図1に示すように、刺激器具1を、起伏パターンは2および3、接続リングはペニスの大きさに合わせ2つの直径があり図中4、5で示す。選択した起伏パターンの接続リング4はペニス6の亀頭冠状溝7に装着する。
接続リング5側の固定されていない刺激器具は、女性の腹部近辺、恥骨上部9に位置し、張力器具(図無し)と接続する。ペニス6を膣10に挿入する際、刺激器具が内陰唇11および外陰唇12に触れ、女性器内をペニスに沿って移動し、外陰に密着しながらクリトリス周辺8を刺激する。ペニス6が逆に動くと、張力器具が接続リング5のついた刺激器具1を引っ張り、この逆の動きによってもクリトリス8が刺激される。張力リング(図6)は、刺激器具を締めて固定するための穴および女性の首や胸、腰に装着するための輪で構成され、ベルト状の調節機構で輪の大きさを調節することができる。
【0009】
本発明は、接続リングおよび刺激器具によって次に述べるバリエーションが考えられ、それぞれ脱着することができる。ペニスを固定する接続リングを特殊な形状にし、より小さい補助リングを接続するタイプ。接続リングを長円形にし、内部を広くし、ペニスに固定されるよう滑り止めの起伏パターンを持ったタイプ。一方の接続リングの大きさを調節でき(図7)、大きさの固定はリングではなく、刺激器具に埋め込まれた機構によりロックできるタイプ。刺激器具がペニスの張形やバイブレーター(図8)と一体型となったタイプや、それらと接続するタイプ。刺激器具がコンドームと一体型となったタイプ(図9)。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明における刺激器具の一例を示している。この例では作用部分に起伏があり、直径の異なる接続リングが2つあり、一体化している(図3視点A)
【図2】図1の茂樹器具を図3視点bの図である。
【図3】図1におけるB点からB点までを横から見た形状を示す。
【図4】本発明の刺激器具を装着したペニス挿入開始時の摩擦開始段階位置を示す。
【図5】本発明の刺激器具を装着したペニス挿入摩擦最終段階位置を示す。
【図6】本発明の張力器具の一例を示している。
【図7】直径が調節可能な接続リングを示す。
【図8】本発明の刺激器具をペニスに装着した状態の断面図である。
【図9】コンドームを装着したペニスに本発明の刺激器具を装着した状態の断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続リングがついた刺激器具は、起伏面のついた伸縮性ストリップを膣内へ完全に挿入し、女性の恥骨に密着させるための長さを有し、外陰のクリトリス周辺を刺激するための充分な幅を有し、前記接続リングは刺激器具の一端をペニスに装着できることを特徴とするクリトリス摩擦刺激器具。
【請求項2】
前記接続リング付きの刺激器具は、接続リングがペニスの張形やバイブレーター、コンドームと一体型となったタイプである請求項1記載の器具。
【請求項3】
前記接続リング付きの刺激器具は、接続リングを長円形にし、その内部を広くし、ペニスにより強固に固定されるよう滑り止めの起伏パターンを有するタイプである請求項1記載の器具。
【請求項4】
前記接続リング付きの刺激器具は、接続リングに、直径と断面がより小さな補助リングを外周に取り付け、ペニスの亀頭部分に装着することで刺激器具をより強固に固定できるタイプである請求項1記載の器具。
【請求項5】
前記接続リング付きの刺激器具は、接続リングの輪の大きさを可変できるタイプである請求項1記載の器具。
【請求項6】
前記接続リング付きの刺激器具は、刺激器具の後進動作を提供するための、女性の体に固定された張力器具と接続するタイプである請求項1記載の器具。
【請求項7】
刺激器具をペニスの亀頭冠状溝に固定し、膣内に一方向から挿入し、刺激器具の他端を張力器具の可動部分と接続し、刺激器具の反対側は女性の腹部に位置し、刺激器具はペニスの動きおよび張力器具の作用を利用して女性器内を移動し、クリトリス周辺の性感帯に継続的に刺激を与える性交中の女性性感帯の刺激法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2008−541787(P2008−541787A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505255(P2008−505255)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際出願番号】PCT/RU2006/000121
【国際公開番号】WO2006/110066
【国際公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【出願人】(507325471)
【Fターム(参考)】