説明

クレーン用吊り具及びクレーン

【課題】長尺の被搬送物の搬送に有利であり、高いクレーン揚程を確保することができるクレーン用吊り具及びクレーンを提供する。
【解決手段】本発明は、クレーンに取り付けられ、被搬送物Tを吊り下げるクレーン用吊り具6であって、被搬送物Tに吸着する第1のリフティングマグネット19を有する第1の吊り部材14と、被搬送物Tに吸着する第2のリフティングマグネット31を有する第2の吊り部材15と、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15を貫通すると共に、貫通方向で第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15の少なくとも一方に対してスライド可能なスライドバー16と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被搬送物の搬送に用いられるクレーン用吊り具及びクレーンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術文献として、例えば特開2010−24005号公報が知られている。この公報に記載された吊りビーム装置は、クレーンに支持される長尺状のベースフレームと、ベースフレームの長手方向で進退可能な複数のビームと、ベースフレーム及び複数のビームに吊り下げられたリフティングマグネットと、複数のビームを進退させるための駆動系と、を備えている。
【0003】
この吊りビーム装置によれば、ベースフレームから複数のビームを伸ばすことにより装置の長さを変更することできるので、様々な長さの被搬送物に対応して搬送することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−24005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した従来の吊りビーム装置では、強度確保の観点や駆動系を設ける必要性から、ベースフレームに十分な厚みを持たせる必要があり、その分使用できるクレーン揚程が低くなってしまう。このため、被搬送物を高く積み上げることができず、スペースの利用効率が低下する。
【0006】
そこで、本発明は、長尺の被搬送物の搬送に有利であり、高いクレーン揚程を確保することができるクレーン用吊り具及びクレーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、クレーンに取り付けられ、被搬送物を吊り下げるクレーン用吊り具であって、被搬送物に吸着する第1のリフティングマグネットを有する第1の吊り部材と、被搬送物に吸着する第2のリフティングマグネットを有する第2の吊り部材と、第1の吊り部材及び第2の吊り部材を貫通すると共に、貫通方向で第1の吊り部材及び第2の吊り部材の少なくとも一方に対してスライド可能なスライドバーと、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るクレーン用吊り具によれば、スライドバーが第1の吊り部材及び第2の吊り部材を貫通しているので、高さ方向で第1の吊り部材及び第2の吊り部材の位置関係をキープすることができ、長尺の被搬送物の搬送を安定して行うことができる。しかも、スライドバーが貫通方向でスライド可能に構成されているので、貫通方向における第1の吊り部材と第2の吊り部材との間隔を自在に調節することができ、様々な長さの被搬送物に対応することができる。更に、このクレーン用吊り具によれば、従来の吊りビームのように厚みのあるベースフレームを備える必要がないので、高いクレーン揚程を確保することができる。その結果、被搬送物を高く持ち上げて多く積み上げることができるので、搬送に係るスペース効率を向上させることができる。また、従来の吊りビームと比べて吊り具自体に駆動系を備えないので、構造を非常に簡素化することができる。このことは、クレーン設備の低コスト化に寄与する。
【0009】
本発明に係るクレーン用吊り具において、スライドバーの端部には、第1の吊り部材又は第2の吊り部材が前記スライドバーから抜けることを防ぐ抜け止め部が設けられていても良い。
本発明に係るクレーン用吊り具によれば、第1の吊り部材や第2の吊り部材がスライドバーから抜けることを防止することで、より安定性の高い搬送を行うことができる。
【0010】
本発明に係るクレーン用吊り具において、第1の吊り部材及び第2の吊り部材の少なくとも一方は、スライドバーをスライド可能に支持するリニアベアリングを有していても良い。
本発明に係るクレーン用吊り具によれば、リニアベアリングによりスライドバーをスライド可能に支持することができる。また、他の支持構造と比べて吊り具の小型化に有利である。
【0011】
或いは、本発明に係るクレーン用吊り具において、第1の吊り部材及び第2の吊り部材の少なくとも一方は、スライドバーをスライド可能に支持するローラ部を有していても良い。
本発明に係るクレーン用吊り具によれば、ローラ部によりスライドバーをスライド可能に支持することができる。また、他の支持構造と比べてスライドバーに傾きが生じた場合の許容量や耐久性を高くすることができるので、吊り具の長寿命化に有利である。
【0012】
本発明は、上述のクレーン用吊り具を備えたクレーンであって、直線状に延在するガーダーと、ガーダーの延在方向と直交する水平方向にガーターを移動させる移動手段と、第1の吊り部材を吊り下げるための第1のワイヤロープを有し、ガーダーに沿って移動する第1の横行手段と、第2の吊り部材を吊り下げるための第2のワイヤロープを有し、ガーダーに沿って移動する第2の横行手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係るクレーンによれば、上述のクレーン用吊り具を備えているので、長尺の被搬送物の搬送を安定して行うことができる。しかも、スライドバーの貫通方向で第1の吊り部材と第2の吊り部材との間隔を自在に調節することができるので、様々な長さの被搬送物に対応することが容易である。また、従来の吊りビームを備える場合と比べて厚みのあるベースフレームが存在しないので、高いクレーン揚程を確保することができる。その結果、被搬送物を高く持ち上げて多く積み上げることができるので、搬送に係るスペース効率を向上させることができる。また、従来の吊りビームと比べて吊り具自体に駆動系を持たないことから、構造を非常に簡素化することができる。このことは、クレーンの低コスト化に寄与する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、長尺の被搬送物の搬送に有利であり、高いクレーン揚程を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るクレーンの一実施形態を示す正面図である。
【図2】第1の吊り部材を示す正面図である。
【図3】第1の吊り部材を示す側面図である。
【図4】第2の吊り部材を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、鉛直方向をZ軸方向、水平方向で直交する二方向をX軸方向及びY軸方向として説明を行う。
【0017】
図1に示されるように、本実施形態に係るクレーン1は、建物の天井空間に備えられるクラブトロリ式天井クレーンである。クレーン1は、一対の走行レール2A,2Bと、一対の走行レール2の間に掛け渡されたガーダー3と、ガーダー3上を走行する二台の横行機構4,5と、二台の横行機構(横行手段)4,5によって吊り下げられたクレーン用吊り具6と、を備えている。
【0018】
一対の走行レール2A,2Bは、建物の側壁に対向して設けられた支持用突部8A,8B上にそれぞれ設置されたレールである。走行レール2A,2Bは、Y軸方向に延在する直線状のレールであり、互いに平行に配置されている。
【0019】
ガーダー3は、走行レール2A,2Bの間に掛け渡され、X軸方向に沿って直線状に延在する部材である。ガーダー3は、走行レール2A,2Bの間を跨ぐ二本の桁部材を有しており、二本の桁部材はY軸方向で並列している。
【0020】
ガーダー3の両端には、ガーダー3を走行レール2A,2Bに沿って移動させるためのサドル部(移動手段)3a,3bが設けられている。ガーダー3は、サドル部3a、3bにおける走行ローラの駆動により走行レール2A,2Bに沿ってY軸方向に移動する。
【0021】
第1の横行機構4及び第2の横行機構5は、ガーダー3上を走行するクラブトロリーである。第1の横行機構4及び第2の横行機構5は、ガーダー3に沿ってX軸方向に走行する。第1の横行機構4及び第2の横行機構5は、各々独立して走行可能である。
【0022】
第1の横行機構4は、図示しない給電装置により電力の供給を受けており、内蔵モータによって車輪を回転駆動させることでガーダー3上を移動する。第1の横行機構4は、第1のワイヤロープ11が巻回された第1のウインチ10を備えている。
【0023】
第1のワイヤロープ11の一端は、第1のウインチ10に固定されており、他端は、第1の横行機構4に固定されている。第1のワイヤロープ11は、その一部がガーダー3を構成する二本の桁部材の間を通って垂下しており、下端となる位置に第1のシーブ12が配置されている。この第1のワイヤロープ11がウインチ10により巻回又は延長されることで第1のシーブ12の昇降が行われる。第1のシーブ12の下には、第1のフック13が固定されており、この第1のフック13にクレーン用吊り具6が取り付けられている。
【0024】
第2の横行機構5は、第1の横行機構4と同一の構成を有している。第2の横行機構5について第1の横行機構4と重複する説明を省略する。第2の横行機構5は、第2のウインチ25、第2のワイヤロープ26、第2のシーブ27、及び第2のフック28を有している。第2の横行機構5の第2のフック28には、クレーン用吊り具6が取り付けられている。すなわち、クレーン用吊り具6は、第1の横行機構4の第1のフック13及び第2の横行機構5の第2のフック28の二つのフックによって吊り下げられている。
【0025】
クレーン用吊り具6は、第1の吊り部材14、第2の吊り部材15、スライドバー16から構成されている。ここで、図2は、第1の吊り部材14を示す正面図であり、図3は、第1の吊り部材14を示す側面図である。
【0026】
図2及び図3に示されるように、第1の吊り部材14は、第1の横行機構4の第1のフック13に吊り下げられた部材である。第1の吊り部材14は、第1のマグネット吊り部17、第1のチェーン18、第1のリフティングマグネット19、及び第1のリニアベアリング20から構成されている。
【0027】
第1のマグネット吊り部17は、シャックル21、本体部22、及びチェーン連結部23から構成されている。シャックル21は、第1のフック13に掛けられ、第1のフック13と本体部22とを連結する。
【0028】
本体部22は、シャックル21にピン固定されたブロック状の部位である。本体部22は、シャックル21に対してXZ平面内で回転可能に連結されている。本体部22の中央には、X軸方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔内にリニアベアリング20が設けられている。
【0029】
チェーン連結部23は、本体部22の左右に形成された一対の環状部位である。一対のチェーン連結部23には、四本の鎖からなる第1のチェーン18を介して第1のリフティングマグネット19が吊り下げられている。
【0030】
第1のリフティングマグネット19は、長尺の鋼板などの被搬送物Tに対して磁気吸着を行う電磁石である。第1のリフティングマグネット19は、被搬送物Tに吸着する磁着面19aを有している。第1のリフティングマグネット19は、図示しない配線部を通じて電気を供給されている。
【0031】
第2の吊り部材15は、第1の吊り部材14と同一の構成を有する部材である。第2の吊り部材15について第1の吊り部材14と重複する説明を省略する。図4は、第2の吊り部材15を示す正面図である。
【0032】
図4に示されるように、第2の吊り部材15は、第2の横行機構5の第2のフック28に吊り下げられた部材である。第2の吊り部材15は、第2のマグネット吊り部29、第2のチェーン30、第2のリフティングマグネット31、及び第2のリニアベアリング32から構成されている。また、第2のマグネット吊り部29は、シャックル33、本体部34、及びチェーン連結部35から構成されている。
【0033】
第2の吊り部材15の第2のリフティングマグネット31の磁着面31aには、被搬送物Tが吸着される。第2のリフティングマグネット31は、第1のリフティングマグネット19と協働で被搬送物Tの確実な保持を行う。
【0034】
図1〜図4に示されるように、スライドバー16は、直線状に延在する金属製の棒部材である。スライドバー16の延在方向に垂直な断面は円形状をなしている。スライドバー16は、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15をX軸方向に貫通して配置されている。具体的には、第1の吊り部材14の本体部22の貫通孔及び第2の吊り部材15の本体部34の貫通孔に挿通された状態で配置されている。スライドバー16は、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15の高さ方向の位置をキープするための十分な強度を有している。
【0035】
また、スライドバー16は、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15に対してX軸方向(貫通方向)でスライド可能に構成されている。なお、貫通方向は必ずしもX軸方向である必要はない。スライドバー16は、第1の吊り部材14の第1のリニアベアリング20及び第2の吊り部材15の第2のリニアベアリング32によってスライド可能に支持されている。
【0036】
スライドバー16の両端には、抜け止め部16aが設けられている。抜け止め部16aは、例えばスライドバー16の直径より大きな径を有するキャップ部材である。この構成により、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15がスライドバー16から抜けることを防止することができるので、より安定性の高い搬送を行うことができる。
【0037】
以上説明したクレーン1及びクレーン用吊り具6によれば、スライドバー16が第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15を貫通しているので、高さ方向で第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15の位置関係をキープすることができ、長尺の被搬送物Tの搬送を安定して行うことができる。しかも、スライドバー16が貫通方向でスライド可能に構成されているので、横行機構4,5の横行により貫通方向における第1の吊り部材14と第2の吊り部材15との間隔を自在に調節することができ、様々な長さの被搬送物Tに対応することができる。
【0038】
更に、このクレーン1及びクレーン用吊り具6によれば、従来の吊りビームのように厚みのあるベースフレームを備える必要がないので、高いクレーン揚程を確保することができる。その結果、被搬送物を高く持ち上げて多く積み上げることができるので、搬送に係るスペース効率を向上させることができる。また、従来の吊りビームと比べて吊り具自体に駆動系を備えないので、構造を非常に簡素化することができる。このことは、クレーン1の低コスト化に寄与する。
【0039】
また、このクレーン用吊り具6によれば、リニアベアリング20によりスライドバーをスライド可能に支持することができる。この構造は、他の支持構造と比べて吊り具6の小型化に有利である。
【0040】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0041】
例えば、本発明に係るクレーンは、クラブトロリ式天井クレーンに限られない。例えば、ロープトロリ式天井クレーンやセミロープトロリ式天井クレーン、ホイスト式天井クレーンであっても良い。また、天井クレーンに限られず、橋形クレーンであっても良い。また、橋形クレーンについても、ロープトロリ式やホイスト式を用いても良く、その他の壁クレーンなどであっても本発明は適用可能である。
【0042】
また、クレーン用吊り具6の構成は、上述したものに限られない。例えば、吊り部材の数は、二つに限らず、三つ以上であっても良い。また、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15は、リニアベアリングに代えてスライドバー16を貫通方向でスライド可能に支持するローラ部を有していても良い。この構成によれば、ローラ部によりスライドバー16をスライド可能に支持することができる。また、他の支持構造と比べてスライドバー16に傾きが生じた場合の許容度や耐久性を高くすることができるので、吊り具6の長寿命化に有利である。
【0043】
また、クレーン用吊り具6の構成は、上述したものに限られない。例えば第1のフック13を介さず直接的に第1のワイヤロープ11に第1の吊り部材14が吊り下げられる構成であっても良い。また、スライドバー16は、断面円形状のものに限らず、断面多角形状であっても扁平状であっても良い。また、必ずしも全ての部位が直線状である必要はない。
【0044】
また、スライドバー16は、第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15の一方に対して固定され、他方に対してスライド可能な構成であっても良い。この場合、リニアベアリングやローラ部等のスライド機構は他方の吊り部材にのみ備えられる。
【0045】
また、スライドバー16の抜け止め部16aは、必ずしもスライドバー16の両端に設けられている必要はない。スライドバー16の端部側に位置しており、第1の吊り部材14等の抜け止めが可能な構成であれば良く、例えばスライドバー16上に設けた突起状の部位やスライドバー16の端部を折り曲げる等して形成された部位であっても良い。
【符号の説明】
【0046】
1…クレーン 2A,2B…走行レール 3…ガーダー 3a,3b…サドル部(移動手段) 4…第1の横行機構(第1の横行手段) 5…第2の横行機構(第2の横行手段) 6…クレーン用吊り具 10…第1のウインチ 11…第1のワイヤロープ 12…第1のシーブ 13…第1のフック 14…第1の吊り部材 15…第2の吊り部材 16…スライドバー 16a…抜けとめ部 17…第1のマグネット吊り部 18…第1のチェーン 19…第1のリフティングマグネット 20…第1のリニアベアリング 25…第2のウインチ 26…第2のワイヤロープ 27…第2のシーブ 28…第2のフック 29…第2のマグネット吊り部 30…第2のチェーン 31…第2のリフティングマグネット 32…第2のリニアベアリング H…クレーン揚程 T…被搬送物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレーンに取り付けられ、被搬送物を吊り下げるクレーン用吊り具であって、
前記被搬送物に吸着する第1のリフティングマグネットを有する第1の吊り部材と、
前記被搬送物に吸着する第2のリフティングマグネットを有する第2の吊り部材と、
前記第1の吊り部材及び前記第2の吊り部材を貫通すると共に、貫通方向で前記第1の吊り部材及び前記第2の吊り部材の少なくとも一方に対してスライド可能なスライドバーと、
を備えることを特徴とするクレーン用吊り具。
【請求項2】
前記スライドバーの端部には、前記第1の吊り部材又は前記第2の吊り部材が前記スライドバーから抜けることを防ぐ抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン用吊り具。
【請求項3】
前記第1の吊り部材及び前記第2の吊り部材の少なくとも一方は、前記スライドバーをスライド可能に支持するリニアベアリングを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のクレーン用吊り具。
【請求項4】
前記第1の吊り部材及び前記第2の吊り部材の少なくとも一方は、前記スライドバーをスライド可能に支持するローラ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のクレーン用吊り具。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか一項に記載のクレーン用吊り具を備えたクレーンであって、
直線状に延在するガーダーと、
前記ガーダーの延在方向と直交する水平方向に前記ガーダーを移動させる移動手段と、
前記第1の吊り部材を吊り下げるための第1のワイヤロープを有し、前記ガーダーに沿って移動する第1の横行手段と、
前記第2の吊り部材を吊り下げるための第2のワイヤロープを有し、前記ガーダーに沿って移動する第2の横行手段と、
を備えることを特徴とするクレーン。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−60256(P2013−60256A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−199485(P2011−199485)
【出願日】平成23年9月13日(2011.9.13)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【Fターム(参考)】