説明

グルカン合成酵素阻害剤として有用であるピリダジノン誘導体

その多くの実施形態において、本発明により、グルカン合成酵素阻害剤としての置換されたピリダジノン化合物、そのような化合物の調製方法、そのような化合物を1種類以上含む医薬、1種類以上のそのような化合物を含むか、または1種類以上のそのような化合物を他の抗真菌剤とともに含む薬学的処方物の調製方法、ならびに、そのような化合物または薬学的組成物を使用する、グルカン合成酵素が関係している1種類以上の真菌感染の処置、予防、阻害、または緩和方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化447】

または、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、式中:
【化448】

は、価数要件によって許容される二重結合または単結合を示し、ただし、EがNである場合には、二重結合が存在し、Rは存在しない;
AはOまたはSである;
DおよびEは、独立して、CまたはNである;
ただし、Dが炭素である場合には、Dは、水素、アルキル、−Oアルキル、−Nアルキル、または−Sアルキルで置換される;
は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、アリールアルコキシルアルキル、アリールアルコキシルアルケニル、シクロアルコキシルアルキル、シクロアルコキシルアルケニル、シクロアルケノキシルアルキル、およびシクロアルケニオキシルアルキルからなる群より選択される部分である;
ここで、該アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、アリールアルコキシルアルキル、アリールアルコキシルアルケニル、シクロアルコキシルアルキル、シクロアルコキシルアルケニル、シクロアルケノキシルアルキル、シクロアルケニオキシルアルケニルはそれぞれ、非置換であってよく、また、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され得置換され得、それぞれの部分は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロゲン、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、−NR、−OR、−SR、−NO、−CN、−NR16COR、−NR16SO、−COR、−CO、−SO、−CONR16、および−N=C=Oからなる群より別々に選択される;
Yは存在しても、存在しなくてもよく;あるいは、
Yは、
【化449】

であり、ただし、YがOである場合は、Y−Rは一緒になって、以下の式のアルコキシルではない:
【化450】

式中、−CH11および−OR10は、これらが結合したCHとともに、ヘテロシクリルを形成し、これは、アルキルおよびアリールからなる群より選択される、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換されるか、あるいは:
式中、R10はHであり、R11は、ヒドロキシルまたはブチルアミンである;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、アルケニル−O−アルキル、アルコキシアルケニル、アルケニル−O−アルケニル、アルキニル−O−アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキル−S−アルキル、アルケニル−S−アルキル、アルキル−S−アルケニル、アルケニル−S−アルケニル、アルキル−SO−アルキル、アルケニル−SO−アルキル、アルキル−SO−アルケニル、アルケニル−SO−アルケニル、アルキル−SO−アルキル、アルケニル−SO−アルキル、アルキル−SO−アルケニル、アルケニル−SO−アルケニル、アルキル−NR−アルキル、アルケニル−NR−アルキル、アルキル−NR−アルケニル、アルケニル−NR−アルケニル、アルキル−CO−アルキル、アルケニル−CO−アルキル、アルキル−CO−アルケニル、アルケニル−CO−アルケニル、アルキル−OC−アルキル、アルケニル−OC−アルキル、アルキル−OC−アルケニル、アルケニル−OC−アルケニル、アルキル−NCO−アルキル、アルケニル−NCO−アルキル、アルキル−NCO−アルケニル、アルケニル−NCO−アルケニル、アルキル−CON−アルキル、アルケニル−CON−アルキル、アルキル−CON−アルケニル、アルケニル−CON−アルケニル、アルキル−NCON−アルキル、アルケニル−NCON−アルキル、アルキル−NCON−アルケニル、アルケニル−NCON−アルケニル、アルキル−CO−アルキル、アルケニル−CO−アルキル、アルキル−CO−アルケニル、アルケニル−CO−アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、スピロヘテロアリール、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロシクリル、スピロヘテロアリールアルキル、スピロヘテロアリールアルケニル、スピロヘテロシクレニルアルキル、スピロヘテロシクレニルアルケニル、スピロヘテロシクリルアルキル、スピロヘテロシクリルアルケニル、スピロシクロアルキル、スピロシクロアルキルアルキル、スピロシクロアルキルアルケニル、スピロシクレニル、スピロシクレニルアルキル、スピロシクレニルアルケニル、スピロアリール、スピロアリールアルキル、スピロアリールアルケニル、アルキルシクロアルキル、アルキルシクロアルキルアルキル、アルキルシクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、へテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル、ベンゾ縮合シクロアルキルアルキル、またはベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキルである;
ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、アルケニル−O−アルキル、アルコキシアルケニル、アルケニル−O−アルケニル、アルキニル−O−アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキル−S−アルキル、アルケニル−S−アルキル、アルキル−S−アルケニル、アルケニル−S−アルケニル、アルキル−SO−アルキル、アルケニル−SO−アルキル、アルキル−SO−アルケニル、アルケニル−SO−アルケニル、アルキル−SO−アルキル、アルケニル−SO−アルキル、アルキル−SO−アルケニル、アルケニル−SO−アルケニル、アルキル−NR−アルキル、アルケニル−NR−アルキル、アルキル−NR−アルケニル、アルケニル−NR−アルケニル、アルキル−CO−アルキル、アルケニル−CO−アルキル、アルキル−CO−アルケニル、アルケニル−CO−アルケニル、アルキル−OC−アルキル、アルケニル−OC−アルキル、アルキル−OC−アルケニル、アルケニル−OC−アルケニル、アルキル−NCO−アルキル、アルケニル−NCO−アルキル、アルキル−NCO−アルケニル、アルケニル−NCO−アルケニル、アルキル−CON−アルキル、アルケニル−CON−アルキル、アルキル−CON−アルケニル、アルケニル−CON−アルケニル、アルキル−NCON−アルキル、アルケニル−NCON−アルキル、アルキル−NCON−アルケニル、アルケニル−NCON−アルケニル、アルキル−CO−アルキル、アルケニル−CO−アルキル、アルキル−CO−アルケニル、アルケニル−CO−アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、スピロヘテロアリール、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロシクリル、スピロヘテロアリールアルキル、スピロヘテロアリールアルケニル、スピロヘテロシクレニルアルキル、スピロヘテロシクレニルアルケニル、スピロヘテロシクリルアルキル、スピロヘテロシクリルアルケニル、スピロシクロアルキル、スピロシクロアルキルアルキル、スピロシクロアルキルアルケニル、スピロシクレニル、スピロシクレニルアルキル、スピロシクレニルアルケニル、スピロアリール、スピロアリールアルキル、スピロアリールアルケニル、アルキルシクロアルキル、アルキルシクロアルキルアルキル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル、ベンゾ縮合シクロアルキルアルキル、またはベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキルは、非置換であってよく、また、以下からなる群より別々に選択される少なくとも1つの部分で別々に置換され得る:アルキル、アルケニル、アリール、OR、アリールアルキル、アリールアルケニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、アルキルCOアルキル−、ハロゲン、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、シクロアルキル、シクレニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、チオヒドロキシアルキル、チオヒドロキシアルケニル、ヒドロキシアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシアルキル、−CN、−NO、−OSiR、−NR16COR、−OCONR、−NR16CONR、−NR16SO、−NR、−N=C=O、
【化451】

、−NR16CO、−COR、−CO、−OCOR、−SO、−SOR、−SR、−SON(R、またはCONR16;ここで、該アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロゲン、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、シクロアルキル、シクレニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、チオヒドロキシアルキル、チオヒドロキシアルケニル、ヒドロキシアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシアルキルはそれぞれ、非置換であってよく、また、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され得、該部分はそれぞれRから別々に選択される;
Zは、式Iの親となる環にそのいずれかの末端で結合したリンカーであり、ここで、該リンカーは以下からなる群より選択される:
【化452】

式中、
nは1から4であり、
pは0から2であり、
qは1から3である;
は、
【化453】

、−CR、−SONR13−アルキル−C(O)−アリール、またはヘテロアリールであり、ここで、該
【化454】

または−CR−はそれぞれ、一方の末端でZに結合し、そして第2の末端は、同じであっても異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され、それぞれの部分は、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルケニル、アリールアルケニル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、−OR、および−NRからなる群より別々に選択され、さらに、ここで該アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルケニル、アリールアルケニル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニルアルケニル、またはヘテロアリールアルケニルはそれぞれ、非置換であってよく、また、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され得、それぞれの部分は、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、−OR、アルキルOR、アルキルCO、アルキルNR16COR、アルキルNR16CONR、アルキルSO、アルキルCOR、アルキルSONR、アルキルNR、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、アルキルSR、アルキルSOR、−CN、−CO、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、−NR16COR、−NR16CONR、−NR16SO−R13、−SO、−COR、−NO、−SONR、アリール、ヘテロアリール、−NR、−SR、−SOR、−C(=NOH)−NR13
【化455】

からなる群より別々に選択されるか;
あるいは、RがHではという条件で、Y−Rは一緒にHであり;また、Zが
【化456】

であり、RがHではないという条件で、Y−Rは一緒にHであり、RはHである;
あるいは、Yが−O−であり、Rが−SO−であるという条件で、RおよびR上の第2の末端置換基は、一緒に、−アルキル−、−アルケニル−、−アルキル−NH−、または−アルケニル−NH−であり、それらが結合した−O−および−SO−基とともに環を形成する;
あるいは、Rが−OR置換基を有している基であり、Yが−O−である場合には、RおよびR基のR部分が一緒に2価のアルキル基であり、それらが結合した−O−原子とともに環を形成する;
あるいは、Yが−O−であり、Rが−SO−である場合には、RおよびRの第2の末端置換基は一緒に、−アルキル−フェニレン−アルキル−NR13−基または−アルキル−フェニレン−アルキル−基であり、それらが結合した−O−および−SO−基とともに環を形成する;
あるいは、Yが−O−であり、Rが−SO−である場合には、RおよびRの第2の末端置換基は、一緒に、−アルキル−ヘテロアリーレン−アルキル−基または−アルキル−ヘテロアリーレン−アルキル−NR13−基であり、それらが結合した−O−および−SO−基とともに環を形成する;
あるいは、ZとRが一緒に、以下であり:
【化457】

式中、
rが1または2であり;
sが0または1であり:
または、−Y−R、−ZRと、それらが結合した炭素は以下の基を形成し:
【化458】

式中、Jは−O−、−S−、または−NR13−である;
は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、アリールアルコキシルアルキル、アリールアルコキシルアルケニル、アリールアルコキシル、シクロアルコキシル、シクロアルコキシルアルキル、シクロアルコキシルアルケニル、シクロアルキルアルコキシル、シクロアルケノキシル、シクロアルケノキシルアルキル、シクロアルケニオキシルアルキル、−NR、−OR、−NO、−NR16COR、−NR16CON(R17、−NR16SO、−COR、−CO、または−CONR16である;
式中、該アルキル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、アリールアルコキシルアルキル、アリールアルコキシルアルケニル、アリールアルコキシル、シクロアルコキシル、シクロアルコキシルアルキル、シクロアルコキシルアルケニル、シクロアルキルアルコキシル、シクロアルケノキシル、シクロアルケノキシルアルキル、シクロアルケニオキシルアルケニルはそれぞれ、非置換であってよく、また、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され得、それぞれの部分は、ハロゲン、アルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、−NR、−OR、−SR、−NO、−CN、−NR16COR、−NR16SO、−COR、−CO、−SO、−CONR16、および−NR16CON(R17からなる群より別々に選択される;
はそれぞれ、Hおよびアルキルからなる群より別々に選択される;
は、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分であり、それぞれの部分は、H、アリール、アリールアルキル、アルキル、
【化459】

、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、アルケニル、アルキニル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、−NR、−OR、−SR、−NR16COR、−NR16CON(R17、−NR16SO、−COR、−CO、−SO、および−CONR16からなる群より別々に選択され、
式中、該アリール、アリールアルキル、アルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、アルケニル、およびアルキニルはそれぞれ非置換であってよく、また、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され得、それぞれの部分は、ハロゲン、アルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、−NR、−OR、−SR、−NO、−CN、−NR16COR、−NR16SO、−COR、−CO、−SO、−CONR16、および−NR16CON(R17からなる群より別々に選択される;
は、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分であり、それぞれの部分は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキルチオアルキル、アルキルチオアルケニル、アルケニルチオアルキル、アルケニルチオアルケニル、アルコキシルアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルケニル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、アルコキシアリール、トリハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルキル、ジハロアルケニル、モノハロアルキル、およびモノハロアルケニルからなる群より別々に選択される;
ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシルアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルケニル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、およびアルコキシアリールはそれぞれ、非置換であってよく、また、同じであっても、異なっていてもよい1つ以上の部分で置換され得、それぞれの部分は、ハロゲン、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、ヒドロキシル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、−N(R12、アルキル、アルキニル、シクロアルキル、アルケニル、シクレニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクレニル、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルケニル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルケニル、ヘテロシクレニルアルケニル、−CN、−NO、−SO17、−C(O)N(R20、−CO19
【化460】

、−NR16−C(O)R19、−NR16CON(R17、−NR16SO17、トリハロアルコキシ、ジハロアルコキシ、モノハロアルコキシ、
【化461】

からなる群より別々に選択され、
さらに式中、2つのR部分がNに結合している場合には、2つのR部分は、それらが結合したNとともに、4から7員のヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環を形成し得、ここで、該環員の1つまたは2つは、互いに隣接するヘテロ原子が存在しないという条件で、−O−、−S−、または−NR18−であり得;そしてここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環は、任意に、アルキル、アルコキシ、−OH、および−NR16からなる群より別々に選択される置換基によって、1個または2個の環炭素原子上で置換されるか、あるいは同じ炭素上の2つの水素原子が=Oによって置き換えられる;
12はそれぞれ、H、アルキル、アリール、およびアリールアルキルからなる群より別々に選択される;
13はそれぞれ、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、およびシクロアルキルアルキルからなる群より別々に選択される;
14は、アルキルまたはアルコキシである;
15は、アリール、アリールアルキル、−N(R13)−アリール、−N(R13)−アルキルアリール、−O−アリール、または−O−アルキルアリールである;
16は、Hおよびアルキルからなる群より別々に選択される
17は、アルキル、アリール、またはアリールアルキルである;
18は、H、アルキル、−COOR19、−COR17、または−CON(R17である;
19はそれぞれ、H、アルキル、およびベンジルからなる群より別々に選択される;
20はそれぞれ、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、およびアルコキシアルキルからなる群より別々に選択される;
ただし、式1には表Aの化合物は含まれない:
【表A−22】

【表A−23】

【表A−24】

【表A−25】

【表A−26】

【表A−27】

【表A−28】

【表A−29】

【表A−30】

【表A−31】

【表A−32】

【表A−33】

【表A−34】

【表A−35】

【表A−36】

【表A−37】

【表A−38】

【表A−39】

【表A−40】

【表A−41】

【表A−42】

【請求項2】
AがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
DがNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
EがCである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
YがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Yが
【化462】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Yが、−S−、
【化463】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
Yが存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Zが
【化464】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】

【化465】

、−CR−、またはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】

【化466】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】

【化467】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
が−CR−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
EがCであり、RがHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
以下の構造:
【化468】

(式中:
Yは−O−であり、Rは−SO−であり、そしてRとR上の第2の末端置換基とは、一緒に、−アルキル−、−アルケニル−、−アルキル−NH−、または−アルケニル−NH−であり、それらが結合した−O−および−SO−基とともに環を形成するか;
あるいは、Yは−O−であり、Rは−SO−であり、そしてRとRの第2の末端置換基とは一緒に、−アルキル−フェニレン−アルキル−NR13−基または−アルキル−フェニレン−アルキル−基であり、それらが結合した−O−および−SO−基とともに環を形成する;
あるいは、Yが−O−であり、Rが−SO−である場合には、RとRの第2の末端置換基とは、一緒に、−アルキル−ヘテロアリーレン−アルキル−基または−アルキル−ヘテロアリーレン−アルキル−NR13−基であり、それらが結合した−O−および−SO−基とともに環を形成する)
を有している、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
以下の構造:
【化469】

(式中:
は、モノハロ−フェニルまたはジハロ−フェニルであり;
は、アルキル、ハロアルキル、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたシクロアルキルアルキル、任意に置換されたベンジル、または任意に置換されたベンゾ縮合シクロアルキルであり;
は、−SO−であり、ここで、前記第2の末端置換基は、アルキル、ハロアルキル、任意に置換されたアリールアルキル、または任意に置換されたヘテロアリールアルキルであるか;あるいは、−N(Rであり、ここで、1つのRがHであり、そしてその他は、任意に置換されたアリールアルキルまたは任意に置換されたヘテロアリールアルキルであるか;
あるいは、RとR上の第2の末端置換基とは、一緒に、−アルケニル−である)
を有している、請求項1に記載の化合物
【請求項17】
以下からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物:
【化470】

【化471】

【請求項18】
以下からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物:
【化472】

【請求項19】
真菌感染の処置または予防方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物をそのような処置が必要な動物または植物に投与する工程を含む方法。
【請求項20】
真菌感染の処置または予防方法であって、有効量の請求項17に記載の化合物をそのような処置が必要な動物または植物に対して投与する工程を含む方法。
【請求項21】
治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と組み合わせて含む、薬学的組成物。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物とは異なる1種類以上の抗真菌剤をさらに含む、請求項21に記載の薬学的組成物。
【請求項23】
前記1種類以上の抗真菌剤が、アゾール、エキノキャンディン、ポリエン、アリルアミン、チオカルバメート、ニッコマイシン、プラディマイシン、5−フルオロシトシン、オキサボロール、シクロピロキソールアミン、グリセオフルビン、およびモルホリンからなる群より選択される、請求項22に記載の薬学的組成物。
【請求項24】
前記1種類以上の抗真菌剤が、フルコナゾール、ミコナゾール、イトラコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール、カスポファンギン、ミカファンギン、アニデュラファンギン、アンホテリシンB、アンホテリシンBのリポソーム処方物、ナイスタチン、テルビナフィン、トルナフテート、シクロピロキソールアミン、グリセオフルビン、およびフェンプロピモルフからなる群より選択される、請求項22に記載の薬学的組成物。
【請求項25】
請求項1で定義された少なくとも1つの化合物が、酵母または糸状菌類による感染を処置または予防するために使用される、請求項19に記載の方法。
【請求項26】
酵母が
【化473−1】

からなる群より選択されるか、または糸状菌類が、
【化473−2】

からなる群より選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記動物が、哺乳類、魚類、鳥類、甲殻類、爬虫類である、請求項19に記載の方法。
【請求項28】
前記動物がヒトである、請求項19に記載の方法。
【請求項29】
請求項1で定義された少なくとも1つの化合物を前記植物に塗布する工程を含む、植物における真菌類病原体の増殖の処置または予防方法。
【請求項30】
請求項1で定義された少なくとも1つの化合物が真菌感染を処置または予防するために使用され、前記真菌感染に以下:
【化474】

【化475】

を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項31】
薬学的に許容される担体中の請求項1で定義された1つ以上の化合物を含む1つの容器と、薬学的に許容される担体中に1種類以上のさらに別の抗真菌剤をそれぞれ含む1つ以上の別の容器とを、単一のパッケージ中に含む、真菌感染を処置または予防するためのキット。
【請求項32】
真菌感染の処置または予防方法であって、有効量の請求項21で定義された薬学的組成物をそのような処置が必要な動物または植物に投与する工程を含む方法、。
【請求項33】
真菌感染の処置または予防方法であって、有効量の請求項22で定義された薬学的組成物をそのような処置が必要な動物または植物に投与する工程を方法。。
【請求項34】
真菌感染の処置または予防方法であって、有効量の請求項23で定義された薬学的組成物をそのような処置が必要な動物または植物に投与する工程を含む方法。
【請求項35】
無生物表面上での真菌類病原体の増殖の処置または予防方法であって、請求項1に記載の1つ以上の化合物を該表面に塗布する工程を含む、方法。
【請求項36】
他の抗真菌剤をさらに含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
1つ以上のグルカン合成酵素を阻害する方法であって、請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを、そのような阻害が必要な患者に投与する工程を含む方法。

【公表番号】特表2010−521461(P2010−521461A)
【公表日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−553612(P2009−553612)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【国際出願番号】PCT/US2008/003257
【国際公開番号】WO2008/115381
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(509002589)アルバニー モレキュラー リサーチ, インコーポレイテッド (14)
【Fターム(参考)】