説明

グルコキナーゼ活性化剤

真性糖尿病などの不十分なレベルのグルコキナーゼ活性によって媒介される疾患の処置および/または予防に有用な化合物が提供される。グルコキナーゼの低活性を特徴とするか、またはグルコキナーゼを活性化することによって処置することができる、疾患および障害を処置または予防する方法もまた提供される。本発明はまた、治療有効量の式Iの化合物あるいはその溶媒和物、代謝産物、または薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ、および薬学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物も提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

から選択される化合物およびその塩であって、式中:
Lは、O、S、S(=O)、S(=O)、NR14、CR1415またはC(=O)であり;
Yは、NまたはCRであり;
Gは、NまたはCR11であり;
Zは、NまたはCRであり、GまたはZの少なくとも1つは、Nではなく;
は、式
【化2】

によって表わされるヘテロアリール環であり;
は、S、OまたはNであり;
は、NまたはCR12であり;
は、S、OまたはCR13であり;
は、必要に応じてオキソで置換される、アリール、ヘテロアリール、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、または、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリルであり、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、単環式または二環式であり、さらに、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、O(CHC(=O)OR、O(CHC(=O)NR、C(=O)NR、NR、NRC(=O)R、SR、S(O)R、S(O)、NOから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、該アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリール、V−ヘテロアリール、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)R、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−SR、V−S(O)RおよびV−S(O)から独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、F、Cl、Br、I、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、OC(=O)NR、OC(=S)NR、NR、NRC(=O)R、SR、S(O)R、S(O)またはS(O)NRであり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリール、V−ヘテロアリール、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)R、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−SR、V−S(O)R、V−S(O)およびV−S(O)NRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
は、H、メチル、エチル、F、Cl、Br、I、CF、CHFまたはCHFであり;
およびRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、OR、NR、C(=O)NR、C(=O)RまたはC(=O)ORであり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、C(O)O(C−Cアルキル)、V−アリール、V−ヘテロアリール、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)R、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−SR、V−S(O)R、V−S(O)およびV−S(O)NRで必要に応じて置換される、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリルから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるか、
または、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を形成し、該複素環式環は、N、OまたはSから独立して選択される1つ以上のさらなる環ヘテロ原子を必要に応じて含み、該複素環式環は、オキソ、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−OR、V−C(=O)OR、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−NRC(=O)NR10、アルキル、アルケニルおよびアルキニルから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
、RおよびR10は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリール、V−ヘテロアリール、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−OR、V−NR、V−C(=O)OR、V−C(=O)NRならびにV−NRC(=O)Rから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるか、
またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を形成し、該複素環式環は、N、OまたはSから独立して選択される1つ以上のさらなる環ヘテロ原子を必要に応じて含み、該複素環式環は、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−ORおよびV−CNから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるか、
またはRおよびR10は、それらが結合している原子と一緒になって、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を形成し、該複素環式環は、N、OまたはSから独立して選択される1つ以上のさらなる環ヘテロ原子を必要に応じて含み、該複素環式環は、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−ORおよびV−CNから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
11は、H、メチル、エチル、F、Cl、Br、I、CF、CHF、CHF、OH、O−(C−Cアルキル)またはNHであり;
12およびR13は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NR、NRC(=O)R、SR、S(O)RまたはS(O)であり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリールならびにV−ヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、該ヘテロシクリルは、必要に応じて1つ以上のオキソで置換されるか、
またはR12およびR13は、それらが結合している原子と一緒になって、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族の炭素環式環または複素環式環を形成し、該炭素環式環および複素環式環は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和または部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和または部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、オキソ、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NR、NRC(=O)R、SR、S(O)R、S(O)およびSONRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリールならびにV−ヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
14およびR15は、独立して、H、メチル、エチル、F、Cl、Br、I、CF、CHF、CHF、OH、O−(C−Cアルキル)またはNHであり;
およびRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリールまたはV−ヘテロアリールであり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和または部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和または部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリールおよびV−ヘテロアリールは、必要に応じて1つ以上のOHで置換され;
Vは、1〜12個の炭素を有するアルキレン、または、各々が2〜12個の炭素を有するアルケニレンもしくはアルキニレンであり、該アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンは、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、F、Cl、Br、I、CF、シアノ、OR、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRならびにNRC(=O)Rから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;そして
nは、0または1である、
化合物およびその塩。
【請求項2】
式中:
は、アリール、ヘテロアリール、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキルまたは飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリルであり、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、単環式または二環式であり、さらに、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、O(CHC(=O)OR、O(CHC(=O)NR、C(=O)NR、NR、NRC(=O)R、SR、S(O)RならびにS(O)から独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、該アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリール、V−ヘテロアリール、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)R、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−SR、V−S(O)RおよびV−S(O)から独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;そして
およびRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、OR、NR、C(=O)NR、C(=O)RまたはC(=O)ORであり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリール、V−ヘテロアリール、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)R、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−SR、V−S(O)R、V−S(O)ならびにV−S(O)NRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるか、
またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を形成し、該複素環式環は、N、OまたはSから独立して選択される1つ以上のさらなる環ヘテロ原子を必要に応じて含み、該複素環式環は、オキソ、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−OR、V−C(=O)OR、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、V−NRC(=O)NR10、アルキル、アルケニルおよびアルキニルから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、
【化3】

から選択される、請求項1または2に記載の化合物であって、
式中、R20は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NR、NRC(=O)R、SR、S(O)R、S(O)またはSONRであり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、V−F、V−Cl、V−Br、V−I、V−CF、V−CN、V−OR、V−C(=O)OR、V−OC(=O)R、V−C(=O)NR、V−NR、V−NRC(=O)R、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分的に不飽和のV−シクロアルキル、飽和および部分的に不飽和のV−ヘテロシクリル、V−アリールならびにV−ヘテロアリールから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、
各R20は、他に依存しない、
化合物。
【請求項4】
が、構造:
【化4】

から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
各R20が、Hである、請求項3または4に記載の化合物。
【請求項6】
Gが、CHまたはCClであり;
Yが、CHであり;そして
Zが、CRである、
請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
式Ia
【化5】

を有する請求項1に記載の化合物であって、式中:
Lは、O、S、SO、SO、CHOH、C(O)またはCHであり;
は、CR12またはNであり;
は、アリール、ヘテロアリール、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、または、必要に応じてオキソで置換される、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリルであり、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、単環式または二環式であり、さらに、C−Cアルキル、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、O(CHC(=O)OR、C(=O)NRおよびNOから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
は、H、Br、OR、SR、C(O)OR、C(O)NR、C(O)R、ヘテロアリールであるか、またはV−アリール、V−OR、V−C(=O)ORおよびV−NRから独立して選択される1つ以上の基で置換されるC−Cアルキルであり;
およびRは、独立して、H、C−Cアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、該アルキルは、V−ヘテロシクリル[必要に応じてC(O)O(C−Cアルキル)で置換される]、V−ヘテロアリール、V−C(=O)ORから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるか、
またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を形成し、該複素環式環は、必要に応じて、1つ以上のさらなる環窒素ヘテロ原子を含み、該複素環式環は、必要に応じて、C−Cアルキルから独立して選択される1つ以上の基で置換され;
、RおよびR10は、独立してHまたはアルキルであり;
11は、HまたはClであり;
12およびR13は、独立して、H、C−Cアルキル(必要に応じて、V−ORまたはV−C(=O)ORから独立して選択される1つ以上の基で置換される)、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール(必要に応じて、C−Cアルキルで置換される)であるか、
またはR12およびR13は、それらが結合している原子と一緒になって、飽和、部分的に不飽和または芳香族の複素環式環を形成し;
各Vは、独立して、1〜4個の炭素を有するアルキレンまたは2〜4個の炭素を有するアルケニレンであり;そして
各nは、独立して0または1である、
化合物。
【請求項8】
12およびR13が、H、CF、C−Cアルキル[必要に応じて、V−OR、V−C(=O)ORまたはV−アリールで置換される]、C−Cシクロアルキル、環酸素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル、ヘテロアリールおよびCOから独立して選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
12およびR13が、独立して、H、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、CF、シクロプロピル、シクロヘキシル、−CHCHOH、−(CHCOH、−(CHCOMe、−(CH)COEt、CHCHPh、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、3−チエニル、2−テトラヒドロフラニルまたはCOEtである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
12がHである、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
が、
(i)F、Cl、CN、C−Cアルキル(必要に応じてOHで置換される)、CF、OR、CO、O(CHC(=O)ORおよびC(=O)NRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるフェニル;
(ii)NおよびOから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環(但し、該環は、O−O結合を含まない)であって、該ヘテロアリールは、NO、Cl、Br、CN、CFおよびC−Cアルキルから独立して選択される1または2個の基で必要に応じて置換される、ヘテロアリール環;
(iii)必要に応じてオキソで置換される部分的に不飽和の5員のアザ環;
(iv)窒素原子を有し、N、OおよびSから独立して選択される1〜2個のさらなる環ヘテロ原子を必要に応じて有し、そして、C−Cアルキルで必要に応じて置換される9〜10員のヘテロアリール環、もしくは、1〜3個の窒素原子を有し、C(O)O−tBuで必要に応じて置換される、部分的に不飽和の10員の二環式複素環式環;または
(v)必要に応じてC−Cアルキルで置換される5〜6員のシクロアルキル環
である、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
が、
(i)Cl、F、CN、Me、iPr、CF、−OCH、−OH、−OCHCHOH、−CHOH、−OCHCOH、−OCHCO(t−Bu)、−COMe、−COEt、−COH、−C(O)NHCHCHNMe、−C(O)NHCHCHCHN(CH、−C(O)N(Me)CHCHN(CH、−C(O)NHCHCHNHCH(CH、−C(O)NH(CH(N−モルホリニル)、−C(O)(N−ピロリジニル)、−C(O)NHCHCH(イミダゾリル)、−OCHC(O)OC(CH、−OCHC(O)OH、
【化6】

から独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるフェニル;
(ii)NO、Cl、Br、CN、CFおよびC−Cアルキルから独立して選択される1または2個の基で必要に応じて置換される、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−イミダゾリル、3−フリル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イルまたは2−オキサゾリル;
(iii)1H−ピラゾール−5(4H)−オン;
(iv)必要に応じてC−Cアルキルまたは−C(O)O(t−Bu)で置換される、キノリル、イソオキサゾロ[5,4−b]ピリジル、チエノピリジル、ピラゾロピリミジルまたは5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジル;
(v)必要に応じてメチルで置換される、シクロヘキシルまたはシクロペンチル
である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
が、構造:
【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

から選択される、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
が、H、Br、OR、SR、C(O)OR、C(O)NR、C(O)R、少なくとも1つの環窒素原子を有する5〜6員のヘテロアリール基、または、必要に応じてV−CO、V−OR、V−NRまたはV−Arで置換されるC−Cアルキル基である、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
が、
(i)H、
(ii)Br、
(iii)OH、OMe、
(iv)S−シクロヘキシル、
(v)S−フェニル、
(vi)S−(2−ピリジル)、S−(4−ピリジル)、S−(2−ピリミジル)、S−(2−チアゾリル)、
(vii)S−(チエノ[3,2−b]ピリド−7−イル)、
(viii)S−CHCHC(O)OCH
(ix)S−CH−ピリド−2−イル、
(x)SCH−(4−ピペリジル)、SCH−[N−(t−ブチルカルボキシレート)ピペリド−4−イル)、
(xi)COH、COEt、
(xii)C(O)NHCHCHN(CH、C(O)(N−エチルピペラジン−4−イル)、
(xiii)C(O)H;
(xiv)2−ピリジル、
(xv)CHCHCOMe、CH=CHC(O)OCH
(xvi)CHOH、
(xvii)CH=CHCHCHN(CH)、CH−(1−ピペリジル)、CHNMe、CHNH−シクロヘキシル、CHNHCHCHNMeまたは
(xviii)ベンジル
である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1に定義され、そして、実施例1〜11、14、16、18〜19、21、25〜29、32〜58、60〜63、65〜87、89〜90、92〜202のいずれか1つにおいて命名される式Iの化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物および薬学的に許容可能な希釈剤または担体を含んでいる組成物。
【請求項18】
治療において使用するための、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
グルコキナーゼの低活性が原因である、またはグルコキナーゼを活性化することによって処置され得る疾患または状態を処置するための薬物の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項20】
哺乳動物における、グルコキナーゼの低活性が原因であるか、またはグルコキナーゼを活性化することによって処置され得る疾患または状態を処置する方法であって、該哺乳動物に、有効量の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を含む方法。
【請求項21】
前記疾患または状態が、インスリン依存性真性糖尿病または非インスリン依存性真性糖尿病である、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物を調製する方法であって、該方法は:
(a)塩基触媒または金属触媒の存在下で、式
【化11】

の化合物を、式RNHの化合物と反応させる工程;または
(b)塩基触媒または金属触媒の存在下で、式
【化12】

化合物を、Xが、ClまたはBrである式R−Xの化合物と反応させる工程
;または
(c)塩基の存在下で、式
【化13】

の化合物を、Xが脱離基である式R13COCHR12の化合物と反応させる工程
を含む方法。
【請求項23】
式Ib:
【化14】

の化合物であって、式中:
Lは、O、S、SO、SO、CHOH、C(O)またはCHであり;
は、CR12またはNであり;
は、アリール、ヘテロアリール、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキルまたは飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル(必要に応じてオキソで置換される)であり、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、単環式または二環式であり、さらに、C−Cアルキル、F、Cl、Br、I、CF、CN、OR、C(=O)R、C(=O)OR、O(CHC(=O)OR、C(=O)NRおよびNOから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
は、V−アリール、V−OR、V−C(=O)ORおよびV−NRから独立して選択される1つ以上の基で置換される、H、Br、OR、SR、C(O)OR、C(O)NR、C(O)R、ヘテロアリールまたはC−Cアルキルであり;
およびRは、独立して、H、C−Cアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、該アルキルは、V−ヘテロシクリル[必要に応じてC(O)O(C−Cアルキル)で置換される]、V−ヘテロアリール、V−C(=O)ORから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるか、
またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を形成し、該複素環式環は、必要に応じて、1つ以上のさらなる環窒素ヘテロ原子を含み、該複素環式環は、必要に応じて、C−Cアルキルから独立して選択される1つ以上の基で置換され;
、RおよびR10は、独立してHまたはアルキルであり;
11は、HまたはClであり;
12は、H、C−Cアルキル(必要に応じて、V−ORまたはV−C(=O)ORから独立して選択される1つ以上の基で置換される)、飽和もしくは部分的に不飽和のシクロアルキル、飽和もしくは部分的に不飽和のヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール(必要に応じて、C−Cアルキルで置換される)であり;
13は、N−(1−6Cアルカノイル)ピペリジン−4−イルであり;
各Vは、独立して、1〜4個の炭素を有するアルキレンまたは2〜4個の炭素を有するアルケニレンであり;そして
各nは、独立して0または1である、
化合物。
【請求項24】
13が、N−アセチルピペリジン−4−イルである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
がCHである、請求項23または24に記載の化合物。
【請求項26】
がNである、請求項23または24に記載の化合物。
【請求項27】
11がHである、請求項23〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
が、
(i)F、Cl、CN、C−Cアルキル(必要に応じてOHで置換される)、CF、OR、CO、O(CHC(=O)ORおよびC(=O)NRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるフェニル;
(ii)NおよびOから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環(但し、該環は、O−O結合を含まない)であって、該ヘテロアリールは、NO、Cl、Br、CN、CFおよびC−Cアルキルから独立して選択される1または2個の基で必要に応じて置換されるヘテロアリール環;
(iii)必要に応じてオキソで置換される部分的に不飽和の5員のアザ環式環;
(iv)1〜3個の窒素原子を有し、必要に応じてCOtBuで置換される9〜10員の部分的に不飽和の二環式複素環式環、もしくは、1個の窒素原子を有し、N、OおよびSから独立して選択される必要に応じて1〜2個のさらなる環ヘテロ原子を有し、そして、必要に応じてC−Cアルキルで置換される9〜10員の二環式ヘテロアリール環;または
(v)必要に応じてC−Cアルキルで置換される5〜6員のシクロアルキル環
である、請求項23〜27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
が、
(i)Cl、F、CN、Me、iPr、CF、−OCH、−OH、−OCHCHOH、−CHOH、−OCHCOH、−OCHCO(t−Bu)、−COMe、−COEt、−COH、−C(O)NHCHCHNMe、−C(O)NHCHCHCHN(CH、−C(O)N(Me)CHCHN(CH、−C(O)NHCHCHNHCH(CH、−C(O)NH(CH(N−モルホリニル)、−C(O)(N−ピロリジニル)、−C(O)NHCHCH(イミダゾリル)、−OCHC(O)OC(CH、−OCHC(O)OH、
【化15】

から独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるフェニル;
(ii)NO、Cl、Br、CN、CFおよびメチルから独立して選択される1または2個の基で必要に応じて置換される、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−イミダゾリル、3−フリル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イルまたは2−オキサゾリル;
(iii)1H−ピラゾール−5(4H)−オン;
(iv)必要に応じてC−Cアルキルまたは−C(O)O(t−Bu)で置換される、キノリル、イソオキサゾロ[5,4−b]ピリジル、チエノピリジル、ピラゾロピリミジルまたは5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジル;
(v)必要に応じてメチルで置換される、シクロヘキシルまたはシクロペンチル
である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
が、構造:
【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

から選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
が、H、Br、OR、SR、C(O)OR、C(O)NR、C(O)R、少なくとも1つの環窒素原子を有する5〜6員のヘテロアリール基または必要に応じてV−CO、V−OR、V−NRもしくはV−Arで置換されるC−Cアルキル基である、請求項23〜30のいずれかに記載の化合物。
【請求項32】
が、H、BrまたはSRである、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が、S−フェニルまたはS−ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールが、窒素原子を有し、必要に応じて、NおよびSから選択されるさらなる原子を有する5〜6員の環、またはチエノピリジル環である、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
Lが、OまたはSである、請求項23〜33のいずれかに記載の化合物。
【請求項35】
Lが、O、S、SO、SO、CHOH、C(O)またはCHであり;
が、CR12またはNであり;
が、アリール、3−ピリジルまたは8−キノリニルであり、該アリール、ピリジルおよびキノリニルは、必要に応じて、1−6Cアルキル、Cl、CNおよびC(=O)NRから独立して選択される1つ以上の基で置換され;
が、H、Br、S−アリール、O−アリール、CH−アリール、S−ヘテロアリール、O−ヘテロアリールまたはCH−ヘテロアリールであり、該アリールおよびヘテロアリール部は、(1−3C)アルキル、F、Cl、Br、CN、CFおよびO−(1−3Cアルキル)から独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され;
およびRが、独立して、H、1−6Cアルキル、−(1−6Cアルキル)NH、−(1−6Cアルキル)NH(1−6Cアルキル)、−(1−6Cアルキル)N(1−6Cアルキル)、−(1−6Cアルキル)−ヘテロアリールおよび−(1−6Cアルキル)−複素環であり;
およびRが、独立してHまたは1−6Cアルキルであり;
11が、HまたはClであり;そして
12が、Hまたは1−6Cアルキルである、
請求項23に記載の化合物。
【請求項36】
が、CR12である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
12が、Hである、請求項35または36に記載の化合物。
【請求項38】
が、Nである、請求項35または36に記載の化合物。
【請求項39】
11が、Hである、請求項35〜38のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
が、Cl、1−6CアルキルおよびC(=O)NRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるフェニルである、請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
が、Cl、Meおよび−C(O)NHCHCHNMeから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されるフェニルである、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
が、構造:
【化20】

から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
が、(1−6Cアルキル)、CNおよびC(=O)NRから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換される3−ピリジルである、請求項23〜39のいずれかに記載の化合物。
【請求項44】
が、メチル、CNおよび−C(O)NHCHCHNMeから独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換される3−ピリジルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
が、構造:
【化21】

から選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
が、S−アリールまたはS−ヘテロアリールである、請求項23〜45のいずれかに記載の化合物。
【請求項47】
が、S−フェニル、S−(ピリド−2−イル)、S−(ピリド−4イル)、S−(ピルアミド−2−イル)、S−(チアゾール−2−イル)である、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
が、O−アリールまたはO−ヘテロアリールである、請求項23〜45のいずれかに記載の化合物。
【請求項49】
が、CH−アリールまたはCH−ヘテロアリールである、請求項45に記載の化合物。
【請求項50】
Lは、OまたはSである、請求項23〜49のいずれかに記載の化合物。
【請求項51】
請求項23〜50のいずれか1項に記載されているような化合物を除外した、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。

【公表番号】特表2009−524670(P2009−524670A)
【公表日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−552395(P2008−552395)
【出願日】平成19年1月24日(2007.1.24)
【国際出願番号】PCT/US2007/001956
【国際公開番号】WO2007/089512
【国際公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】