グレリン受容体アンタゴニストとしての置換ピラゾール
特定の新規N−アシル化スピロピペリジン誘導体は、ヒトグレリン受容体のリガンドであり、特にヒトグレリン受容体のアンタゴニスト/インバースアゴニストである。そのため、それらは、肥満、糖尿病、及びメタボリック症候群などのグレリン受容体の調節に反応する疾病及び障害の治療、抑制、又は予防に有用である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式I:
【化1】
[式中、
Xは、
(1)結合、
(2)−(CH2)m−、
(3)−(CH2)mC2−6ヘテロシクロアルキル−、
(4)−(CH2)nC2−6ヘテロシクロアルキル−(CH2)n−NR6−
(5)−NR6−(CH2)nC3−6シクロアルキル−(CH2)n−NR6−、
(6)−(CH2)mNR6−、
(7)−NR6−(CH2)m−、
(8)−(CH2)n−NR6−(CH2)m−NR6−、
(9)−NR6−C2−6アルケニル−、
(10)−NR6−C2−6アルキニル−、
(11)−NR6−フェニル−、
(12)−NR6−フェニル−NR6−、
(13)−NR6−(CH2)n−C2−6ヘテロシクロアルキル−、
(14)−NR6−(CH2)n−ヘテロアリール−、及び
(15)−NR6−ヘテロアリール−NR6−
(ここで、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、及びC1−4アルキルから選択される1〜4の置換基で置換されている)からなる群から選択され;
R1は、
(1)水素、
(2)−CF3、
(3)ハロゲン、
(4)−C1−8アルキル、
(5)−C2−8アルケニル、
(6)−C2−8アルキニル、
(7)−(CH2)nOH、
(8)−(CH2)nフェニル、
(9)−(CH2)nヘテロアリール、
(10)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(11)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(12)−(CH2)nN(R6)CH2フェニル、
(13)−(CH2)nN(R6)C(O)フェニル、
(14)−(CH2)nN(R6)C(O)ヘテロアリール、
(15)−CN、
(16)−C(O)R5、
(17)−C(O)C2−8アルケニル、
(18)−C(O)C2−8アルキニル、
(19)−C(O)C3−7シクロアルキル、
(20)−C(O)C2−9ヘテロシクロアルキル、
(21)−CO2R5、
(22)−C(O)N(R6)2、及び
(23)−(CH2)3−7R2
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びシクロアルキルは、非置換であるか、あるいは、CF3、C1−4アルコキシ、C1−4アルキル、ハロゲン、及びフェニル(ただし、当該フェニル置換基は、非置換であるか、あるいはCF3、C1−4アルコキシ、C1−4アルキル、及びハロゲンで置換されている)から独立して選択される1〜3の置換基で置換されている)からなる群から選択され;
R2は、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−C2−8アルキニル、
(5)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(6)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(7)−(CH2)nフェニル、
(8)−(CH2)nナフチル、
(9)−(CH2)nヘテロアリール、
(10)−OR6、
(11)−C(O)R6、
(12)=CHN(R6)2、
(13)−(CH2)nN(R6)2、
(14)−(CH2)nN(R6)CO2C1−8アルキル、
(15)−(CH2)nCO2H、
(16)−C(O)C1−8アルキル、
(17)−C(O)C3−7シクロアルキル、
(18)−C(O)C2−9ヘテロシクロアルキル、
(19)−C(O)(CH2)nアリール、
(20)−C(O)(CH2)nヘテロアリール、
(21)−C(O)CF3、
(22)−C(O)(CH2)nN(R6)2、
(23)−C(O)N(R6)C1−8アルキル、
(24)−C(O)N(R6)(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(25)−C(O)N(R6)(CH2)nC2−7ヘテロシクロアルキル、
(26)−C(O)N(R6)(CH2)nフェニル、
(27)−C(O)N(R6)(CH2)nナフチル、
(28)−C(O)N(R6)(CH2)nヘテロアリール、
(29)−C(S)N(R6)(CH2)nフェニル、
(30)−CO2C1−8アルキル、
(31)−CO2(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(32)−CO2(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(33)−CO2(CH2)nフェニル、
(34)−CO2(CH2)nナフチル、
(35)−CO2(CH2)nヘテロアリール、
(36)−SO2C1−8アルキル、
(37)−SO2C3−7シクロアルキル、
(38)−SO2C2−9ヘテロシクロアルキル、
(39)−SO2フェニル、
(40)−SO2ナフチル、
(41)−SO2ヘテロアリール、
(42)−S(O)N(R6)フェニル、
(43)−S−C1−8アルキル、
(44)−S−C3−7シクロアルキル、
(45)−S−C2−9ヘテロシクロアルキル、
(46)−S−フェニル、
(47)−S−ナフチル、及び
(48)−S−ヘテロアリール
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜4の置換基で置換されており、同じ(CH2)の炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基は環化して3〜6員環を形成してもよく、ただし、Xが結合又は−(CH2)mの場合、R2は、水素、−C1−8アルキル、−C2−8アルケニル、−C2−8アルキニル、−(CH2)nC3−7シクロアルキル、−C2−9ヘテロシクロアルキル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−ヘテロアリール、−OR6,−C(O)R6、又は−S−C1−8アルキルではなく、さらに、Xが結合の場合、R2は、−NH2、−CO2C1−8アルキル、−CO2C3−7シクロアルキル、−CO2(CH2)0−1フェニルではなく、Xが−(CH2)mNR6の場合、R2は−C(O)R6ではない)からなる群から選択され;
R3は、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−(CH2)n−フェニル、
(3)−(CH2)nナフチル、
(4)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(5)−C(O)C1−8アルキル、
(6)−CO2R5、
(7)−C(O)N(R6)OC1−8アルキル、
(8)−C(O)C1−4アルケニルフェニル、
(9)−C(O)C1−4アルキニルフェニル、
(10)−C(O)フェニル、
(11)−C(O)ナフチル、
(12)−C(0)ヘテロアリール、及び
(13)−C(O)C3−7シクロアルキル
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及びシクロアルキルは、非置換であるか、あるいはR8から独立して選択される1〜3の基で置換されており、各(CH2)nは、非置換であるか、あるいはC1−4アルキル、−OH、ハロゲン、及びC1−4アルケニルから独立して選択される1〜2の基で置換されている)からなる群から選択され;
R4は、
(1)−(CH2)n−フェニル、
(2)−(CH2)n−ナフチル、
(3)−(CH2)n−ヘテロアリール、
(4)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、及び
(6)−S(O)2フェニル
(ここで、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはR9から独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から選択され;
各R5は、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−(CH2)nフェニル、及び
(3)−(CH2)nヘテロアリール
(ここで、−C1−8アルキルの各炭素原子は、非置換であるか、あるいはC1−4アルキルから独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択され;
各R6は、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−C2−8アルキニル、
(5)−(CH2)nフェニル、
(6)−C2−8アルケニルフェニル、及び
(7)−(CH2)nCO2H
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいは各炭素原子が−OC1−4アルキル、及び−C1−4アルキルから独立して選択される1又は2の置換基で置換されており、フェニルは、非置換であるか、あるいは−OC1−4アルキル及び−C1−4アルキルから選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択され;
各R7は、
(1)ハロゲン、
(2)オキソ、
(3)=NH、
(4)−CN、
(5)−CF3、
(6)−OCF3、
(7)−C1−6アルキル、
(8)−C2−6アルケニル、
(9)−C2−6アルキニル、
(10)−(CH2)nC3−6シクロアルキル、
(11)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(12)−(CH2)nOR6、
(13)−(CH2)nCO2R6、
(14)−(CH2)nCO2(CH2)nフェニル、
(15)−(CH2)nフェニル、
(16)−(CH2)n−O−フェニル、
(17)−(CH2)nナフチル、
(18)−(CH2)n−ヘテロアリール、
(19)−N(R6)2、
(20)−NR6C(O)R6、
(21)−NR6C(O)2R6、
(22)−C(O)フェニル、
(23)−C(O)ヘテロアリール、
(24)−SR5、
(25)−SO2C1−6アルキル、及び
(26)−SO2N(R6)2、
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ナフチル、シクロアルキル、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、C1−4アルキル、及びOR5から独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択され;
各R8は、
(1)−C1−6アルキル、
(2)−C1−6アルケニル、
(3)−C1−6アルキニル、
(4)−C1−6アルコキシ、
(5)−C3−6シクロアルキル、
(6)非置換あるいはハロゲンにより置換されている−(CH2)n−フェニル、
(7)−O−(CH2)n−フェニル、
(8)−CN、
(9)−OH、
(10)ハロゲン、
(11)−CF3、
(12)−NH2、
(13)−N(C1−6アルキル)2、
(14)−NO2、及び
(15)−SC1−6アルキル
からなる群から独立して選択され;
各R9は、
(1)ハロゲン、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−C2−6アルケニル、
(4)−C2−6アルキニル、
(5)フェニル、
(6)−CH2フェニル、
(7)−(CH2)nOR6
(8)−CN、
(9)−OCF3、
(10)−CF3、
(11)−NO2、
(12)−NR5COR5、
(13)−CO2R5、及び
(14)−CO2H
からなる群から独立して選択され;
nは、0、1、2、3、4、5、6、7、又は8であり、
mは、1、2、3、4、5、6、7、又は8である]
の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
R1が、ハロゲン、−C1−4アルキル及びCNからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R1が−CNである請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
R3が、
(1)−C(O)N(CH3)OCH3、
(2)−C(O)フェニル、及び (3)−C(O)−(1,3−ベンゾジオキソール)
(ここで、フェニルはCF3、Br、及びCH3から選択される1〜3の置換基で置換されている)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、−C(O)フェニル(ここで、フェニルは、CF3又はCH3で置換されている)である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
R4が、フェニル、ナフチル、及びヘテロアリール(ここで、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはハロゲン、−C1−6アルキル、−C2−6アルケニル、−C2−6アルキニル、フェニル、−CH2フェニル、−(CH2)nOR6、−CN、−OCF3、−CF3、−NO2、−NR5COR5、−CO2R5、及び−CO2Hから独立して選択される1〜3の基で置換されている)から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
R4が、4−クロロフェニル又は4−フルオロフェニルである、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
Xが、
(1)−(CH2)n−C2−9ヘテロシクロアルキル、
(2)−(CH2)n−C2−9ヘテロシクロアルキル−(CH2)n−NR6−、
(3)−NR6−(CH2)nC3−6シクロアルキル−(CH2)n−NR6−、
(4)−(CH2)n−NR6−、
(5)−NR6−(CH2)m−、
(6)−NR6−(CH2)m−NR6−、
(7)−NR6−C2−6アルケニル−、
(8)−NR6−フェニル−NR6−、
(9)−(CH2)nNR6−C2−9ヘテロシクロアルキル、及び
(10)−NR6−(CH2)n−ヘテロアリール−
(ここで、アルケニル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、及びC1−4アルキルから選択される1〜4の置換基で置換されている)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
Xが、
(1)−(CH2)nC2−6ヘテロシクロアルキル−NR6−、
(2)−NR6−C3−6シクロアルキル−NR6、
(3)−NR6−(CH2)m−NR6、−及び
(4)−NR6−(CH2)m−
(ここで、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、及びC1−4アルキルから選択される1〜4の置換基で置換されている)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
R2が、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(4)−(CH2)nフェニル、
(5)−(CH2)nナフチル、
(6)−(CH2)nヘテロアリール、
(7)−OR6、
(8)−(CH2)nN(R6)2、
(9)−(CH2)nN(R6)CO2C1−8アルキル、
(10)−C(O)C1−8アルキル、
(11)−C(O)C3−7シクロアルキル、
(12)−C(0)C2−9ヘテロシクロアルキル、
(13)−C(O)(CH2)nアリール、
(14)−C(O)(CH2)nヘテロアリール、
(15)−C(O)CF3、
(16)−C(O)N(R6)C1−8アルキル、
(17)−C(O)N(R6)(CH2)nフェニル、
(18)−C(O)N(R6)(CH2)nナフチル、
(19)−CO2C1−8アルキル、
(20)−CO2(CH2)nフェニル、
(21)−SO2C1−8アルキル、
(22)−SO2フェニル、
(23)−S(O)N(R6)フェニル、及び
(24)−S−フェニル
(ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜4の置換基で置換されており、同じ(CH2)の炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基が環化して3〜6員環を形成してもよく、ただし、Xが結合又は−(CH2)mの場合には、R2は、水素、−C1−8アルキル、−C2−8アルケニル、−C2−8アルキニル、−(CH2)nC3−7シクロアルキル、−C2−9ヘテロシクロアルキル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−ヘテロアリール、−OR6、−C(O)R6、又は−S−C1−8アルキルではなく、さらに、Xが結合の場合には、R2は、−NH2、−CO2C1−8アルキル、−CO2C3−7シクロアルキル、−CO2(CH2)0−1フェニルではなく、かつXが−(CH2)mNR6の場合には、R2は水素又は−C(O)R6ではない)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R2が、
(1)−(CH2)nフェニル、
(2)−(CH2)nヘテロアリール、
(3)−C(O)フェニル、及び
(4)−C(O)ヘテロアリール
(ここで、フェニル及びヘテロアリールは、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されており、並びに各(CH2)炭素原子は、非置換であるか、あるいはハロゲン、C1−4アルキル、オキソ、−(CH2)nOR5、−(CH2)nCO2R5から独立して選択される1つ又は2つの置換基で置換されているか、あるいは同じ(CH2)炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基が環化して3〜6員環を形成しており、ただし、Xが結合又は−(CH2)mの場合、R2は、フェニル、−ベンジル、又は−ヘテロアリールではなく、かつXが−(CH2)mNR6の場合、R2は、−C(O)フェニル又はC(O)ヘテロアリールではない)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Xが、
(1)−(CH2)−ピロリジニル−NH−、
(2)−NH−シクロブチル−NH−、
(3)−NH−(CH2)3−NH、及び
(4)−NH−(CH2)3
からなる群から選択され;
R1がCNであり;
R2が、
(1)−(CH2)nフェニル、
(2)−(CH2)nヘテロアリール、
(3)−C(O)フェニル、及び
(4)−C(O)ヘテロアリール
(ここで、フェニル及びヘテロアリールは、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜3の置換基で置換されており、並びに各(CH2)炭素原子は、非置換であるか、あるいはハロゲン、C1−4アルキル、オキソ、−(CH2)nOR5、−(CH2)nCO2R5から独立して選択される1又は2の置換基で置換されているか、あるいは同じ(CH2)炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基が環化して3〜6員環を形成しており、だたし、Xが結合又は−(CH2)mの場合、R2は−フェニル、−ベンジル、又は−ヘテロアリールではなく、Xが−(CH2)mNR6の場合、R2は、−C(O)フェニル又はC(O)ヘテロアリールではない)からなる群から選択され;
R3が、−C(O)フェニル(ここで、フェニルはCF3又はCH3で置換されている)であり;
各R7が、Br、I、F、Cl、オキソ、=NH、−CN、−CF3、−CH3、−CH2CH3、−CH(CH3)2、−C(CH3)3、シクロプロピル、スクシンアミド、−CH2OCH3、−CH2OH、−OCH3、−OCH2CH3、−O(CH2)3CH3、−OCH(CH3)2、−CO2CH3、−CO2H、−フェニル、−CH2−フェニル、−O−フェニル、ピリジン、ピラゾール、テトラゾール、−N(CH3)2、−NH2、−NHC(O)CH3、−SCH3、−SO2CH3、及び−SO2NH2(ここで、R7置換基は、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、C1−4アルキル及びOR5から独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
【化2】
からなる群から選択される請求項12に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項15】
処置を必要とする被験者において前記グレリン受容体の調節に反応する障害、疾病、又は症状を治療又は予防するのための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防有効量の請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを包含してなる方法。
【請求項16】
処置を必要とする被験者において肥満を治療又は予防するための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを包含してなる方法。
【請求項17】
処置を必要とする被験者において糖尿病を治療又は予防するための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを包含してなる方法。
【請求項18】
処置を必要とする被験者においてメタボリック症候群を治療又は予防するための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防上有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを包含してなる方法。
【請求項19】
処置を必要とする被験者においてグレリン受容体によって媒介される疾病の治療又は予防に有用な医薬の製造のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項20】
グレリン受容体によって媒介される前記疾病が肥満である、請求項19に記載の使用。
【請求項1】
構造式I:
【化1】
[式中、
Xは、
(1)結合、
(2)−(CH2)m−、
(3)−(CH2)mC2−6ヘテロシクロアルキル−、
(4)−(CH2)nC2−6ヘテロシクロアルキル−(CH2)n−NR6−
(5)−NR6−(CH2)nC3−6シクロアルキル−(CH2)n−NR6−、
(6)−(CH2)mNR6−、
(7)−NR6−(CH2)m−、
(8)−(CH2)n−NR6−(CH2)m−NR6−、
(9)−NR6−C2−6アルケニル−、
(10)−NR6−C2−6アルキニル−、
(11)−NR6−フェニル−、
(12)−NR6−フェニル−NR6−、
(13)−NR6−(CH2)n−C2−6ヘテロシクロアルキル−、
(14)−NR6−(CH2)n−ヘテロアリール−、及び
(15)−NR6−ヘテロアリール−NR6−
(ここで、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、及びC1−4アルキルから選択される1〜4の置換基で置換されている)からなる群から選択され;
R1は、
(1)水素、
(2)−CF3、
(3)ハロゲン、
(4)−C1−8アルキル、
(5)−C2−8アルケニル、
(6)−C2−8アルキニル、
(7)−(CH2)nOH、
(8)−(CH2)nフェニル、
(9)−(CH2)nヘテロアリール、
(10)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(11)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(12)−(CH2)nN(R6)CH2フェニル、
(13)−(CH2)nN(R6)C(O)フェニル、
(14)−(CH2)nN(R6)C(O)ヘテロアリール、
(15)−CN、
(16)−C(O)R5、
(17)−C(O)C2−8アルケニル、
(18)−C(O)C2−8アルキニル、
(19)−C(O)C3−7シクロアルキル、
(20)−C(O)C2−9ヘテロシクロアルキル、
(21)−CO2R5、
(22)−C(O)N(R6)2、及び
(23)−(CH2)3−7R2
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びシクロアルキルは、非置換であるか、あるいは、CF3、C1−4アルコキシ、C1−4アルキル、ハロゲン、及びフェニル(ただし、当該フェニル置換基は、非置換であるか、あるいはCF3、C1−4アルコキシ、C1−4アルキル、及びハロゲンで置換されている)から独立して選択される1〜3の置換基で置換されている)からなる群から選択され;
R2は、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−C2−8アルキニル、
(5)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(6)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(7)−(CH2)nフェニル、
(8)−(CH2)nナフチル、
(9)−(CH2)nヘテロアリール、
(10)−OR6、
(11)−C(O)R6、
(12)=CHN(R6)2、
(13)−(CH2)nN(R6)2、
(14)−(CH2)nN(R6)CO2C1−8アルキル、
(15)−(CH2)nCO2H、
(16)−C(O)C1−8アルキル、
(17)−C(O)C3−7シクロアルキル、
(18)−C(O)C2−9ヘテロシクロアルキル、
(19)−C(O)(CH2)nアリール、
(20)−C(O)(CH2)nヘテロアリール、
(21)−C(O)CF3、
(22)−C(O)(CH2)nN(R6)2、
(23)−C(O)N(R6)C1−8アルキル、
(24)−C(O)N(R6)(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(25)−C(O)N(R6)(CH2)nC2−7ヘテロシクロアルキル、
(26)−C(O)N(R6)(CH2)nフェニル、
(27)−C(O)N(R6)(CH2)nナフチル、
(28)−C(O)N(R6)(CH2)nヘテロアリール、
(29)−C(S)N(R6)(CH2)nフェニル、
(30)−CO2C1−8アルキル、
(31)−CO2(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(32)−CO2(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(33)−CO2(CH2)nフェニル、
(34)−CO2(CH2)nナフチル、
(35)−CO2(CH2)nヘテロアリール、
(36)−SO2C1−8アルキル、
(37)−SO2C3−7シクロアルキル、
(38)−SO2C2−9ヘテロシクロアルキル、
(39)−SO2フェニル、
(40)−SO2ナフチル、
(41)−SO2ヘテロアリール、
(42)−S(O)N(R6)フェニル、
(43)−S−C1−8アルキル、
(44)−S−C3−7シクロアルキル、
(45)−S−C2−9ヘテロシクロアルキル、
(46)−S−フェニル、
(47)−S−ナフチル、及び
(48)−S−ヘテロアリール
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜4の置換基で置換されており、同じ(CH2)の炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基は環化して3〜6員環を形成してもよく、ただし、Xが結合又は−(CH2)mの場合、R2は、水素、−C1−8アルキル、−C2−8アルケニル、−C2−8アルキニル、−(CH2)nC3−7シクロアルキル、−C2−9ヘテロシクロアルキル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−ヘテロアリール、−OR6,−C(O)R6、又は−S−C1−8アルキルではなく、さらに、Xが結合の場合、R2は、−NH2、−CO2C1−8アルキル、−CO2C3−7シクロアルキル、−CO2(CH2)0−1フェニルではなく、Xが−(CH2)mNR6の場合、R2は−C(O)R6ではない)からなる群から選択され;
R3は、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−(CH2)n−フェニル、
(3)−(CH2)nナフチル、
(4)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、
(5)−C(O)C1−8アルキル、
(6)−CO2R5、
(7)−C(O)N(R6)OC1−8アルキル、
(8)−C(O)C1−4アルケニルフェニル、
(9)−C(O)C1−4アルキニルフェニル、
(10)−C(O)フェニル、
(11)−C(O)ナフチル、
(12)−C(0)ヘテロアリール、及び
(13)−C(O)C3−7シクロアルキル
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及びシクロアルキルは、非置換であるか、あるいはR8から独立して選択される1〜3の基で置換されており、各(CH2)nは、非置換であるか、あるいはC1−4アルキル、−OH、ハロゲン、及びC1−4アルケニルから独立して選択される1〜2の基で置換されている)からなる群から選択され;
R4は、
(1)−(CH2)n−フェニル、
(2)−(CH2)n−ナフチル、
(3)−(CH2)n−ヘテロアリール、
(4)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CH2)nC3−7シクロアルキル、及び
(6)−S(O)2フェニル
(ここで、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはR9から独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から選択され;
各R5は、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−(CH2)nフェニル、及び
(3)−(CH2)nヘテロアリール
(ここで、−C1−8アルキルの各炭素原子は、非置換であるか、あるいはC1−4アルキルから独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択され;
各R6は、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−C2−8アルキニル、
(5)−(CH2)nフェニル、
(6)−C2−8アルケニルフェニル、及び
(7)−(CH2)nCO2H
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいは各炭素原子が−OC1−4アルキル、及び−C1−4アルキルから独立して選択される1又は2の置換基で置換されており、フェニルは、非置換であるか、あるいは−OC1−4アルキル及び−C1−4アルキルから選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択され;
各R7は、
(1)ハロゲン、
(2)オキソ、
(3)=NH、
(4)−CN、
(5)−CF3、
(6)−OCF3、
(7)−C1−6アルキル、
(8)−C2−6アルケニル、
(9)−C2−6アルキニル、
(10)−(CH2)nC3−6シクロアルキル、
(11)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(12)−(CH2)nOR6、
(13)−(CH2)nCO2R6、
(14)−(CH2)nCO2(CH2)nフェニル、
(15)−(CH2)nフェニル、
(16)−(CH2)n−O−フェニル、
(17)−(CH2)nナフチル、
(18)−(CH2)n−ヘテロアリール、
(19)−N(R6)2、
(20)−NR6C(O)R6、
(21)−NR6C(O)2R6、
(22)−C(O)フェニル、
(23)−C(O)ヘテロアリール、
(24)−SR5、
(25)−SO2C1−6アルキル、及び
(26)−SO2N(R6)2、
(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ナフチル、シクロアルキル、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、C1−4アルキル、及びOR5から独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択され;
各R8は、
(1)−C1−6アルキル、
(2)−C1−6アルケニル、
(3)−C1−6アルキニル、
(4)−C1−6アルコキシ、
(5)−C3−6シクロアルキル、
(6)非置換あるいはハロゲンにより置換されている−(CH2)n−フェニル、
(7)−O−(CH2)n−フェニル、
(8)−CN、
(9)−OH、
(10)ハロゲン、
(11)−CF3、
(12)−NH2、
(13)−N(C1−6アルキル)2、
(14)−NO2、及び
(15)−SC1−6アルキル
からなる群から独立して選択され;
各R9は、
(1)ハロゲン、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−C2−6アルケニル、
(4)−C2−6アルキニル、
(5)フェニル、
(6)−CH2フェニル、
(7)−(CH2)nOR6
(8)−CN、
(9)−OCF3、
(10)−CF3、
(11)−NO2、
(12)−NR5COR5、
(13)−CO2R5、及び
(14)−CO2H
からなる群から独立して選択され;
nは、0、1、2、3、4、5、6、7、又は8であり、
mは、1、2、3、4、5、6、7、又は8である]
の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
R1が、ハロゲン、−C1−4アルキル及びCNからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R1が−CNである請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
R3が、
(1)−C(O)N(CH3)OCH3、
(2)−C(O)フェニル、及び (3)−C(O)−(1,3−ベンゾジオキソール)
(ここで、フェニルはCF3、Br、及びCH3から選択される1〜3の置換基で置換されている)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、−C(O)フェニル(ここで、フェニルは、CF3又はCH3で置換されている)である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
R4が、フェニル、ナフチル、及びヘテロアリール(ここで、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはハロゲン、−C1−6アルキル、−C2−6アルケニル、−C2−6アルキニル、フェニル、−CH2フェニル、−(CH2)nOR6、−CN、−OCF3、−CF3、−NO2、−NR5COR5、−CO2R5、及び−CO2Hから独立して選択される1〜3の基で置換されている)から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
R4が、4−クロロフェニル又は4−フルオロフェニルである、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
Xが、
(1)−(CH2)n−C2−9ヘテロシクロアルキル、
(2)−(CH2)n−C2−9ヘテロシクロアルキル−(CH2)n−NR6−、
(3)−NR6−(CH2)nC3−6シクロアルキル−(CH2)n−NR6−、
(4)−(CH2)n−NR6−、
(5)−NR6−(CH2)m−、
(6)−NR6−(CH2)m−NR6−、
(7)−NR6−C2−6アルケニル−、
(8)−NR6−フェニル−NR6−、
(9)−(CH2)nNR6−C2−9ヘテロシクロアルキル、及び
(10)−NR6−(CH2)n−ヘテロアリール−
(ここで、アルケニル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、及びC1−4アルキルから選択される1〜4の置換基で置換されている)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
Xが、
(1)−(CH2)nC2−6ヘテロシクロアルキル−NR6−、
(2)−NR6−C3−6シクロアルキル−NR6、
(3)−NR6−(CH2)m−NR6、−及び
(4)−NR6−(CH2)m−
(ここで、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、及び(CH2)nは、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、及びC1−4アルキルから選択される1〜4の置換基で置換されている)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
R2が、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−(CH2)nC2−9ヘテロシクロアルキル、
(4)−(CH2)nフェニル、
(5)−(CH2)nナフチル、
(6)−(CH2)nヘテロアリール、
(7)−OR6、
(8)−(CH2)nN(R6)2、
(9)−(CH2)nN(R6)CO2C1−8アルキル、
(10)−C(O)C1−8アルキル、
(11)−C(O)C3−7シクロアルキル、
(12)−C(0)C2−9ヘテロシクロアルキル、
(13)−C(O)(CH2)nアリール、
(14)−C(O)(CH2)nヘテロアリール、
(15)−C(O)CF3、
(16)−C(O)N(R6)C1−8アルキル、
(17)−C(O)N(R6)(CH2)nフェニル、
(18)−C(O)N(R6)(CH2)nナフチル、
(19)−CO2C1−8アルキル、
(20)−CO2(CH2)nフェニル、
(21)−SO2C1−8アルキル、
(22)−SO2フェニル、
(23)−S(O)N(R6)フェニル、及び
(24)−S−フェニル
(ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、及び(CH2)は、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜4の置換基で置換されており、同じ(CH2)の炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基が環化して3〜6員環を形成してもよく、ただし、Xが結合又は−(CH2)mの場合には、R2は、水素、−C1−8アルキル、−C2−8アルケニル、−C2−8アルキニル、−(CH2)nC3−7シクロアルキル、−C2−9ヘテロシクロアルキル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−ヘテロアリール、−OR6、−C(O)R6、又は−S−C1−8アルキルではなく、さらに、Xが結合の場合には、R2は、−NH2、−CO2C1−8アルキル、−CO2C3−7シクロアルキル、−CO2(CH2)0−1フェニルではなく、かつXが−(CH2)mNR6の場合には、R2は水素又は−C(O)R6ではない)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R2が、
(1)−(CH2)nフェニル、
(2)−(CH2)nヘテロアリール、
(3)−C(O)フェニル、及び
(4)−C(O)ヘテロアリール
(ここで、フェニル及びヘテロアリールは、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されており、並びに各(CH2)炭素原子は、非置換であるか、あるいはハロゲン、C1−4アルキル、オキソ、−(CH2)nOR5、−(CH2)nCO2R5から独立して選択される1つ又は2つの置換基で置換されているか、あるいは同じ(CH2)炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基が環化して3〜6員環を形成しており、ただし、Xが結合又は−(CH2)mの場合、R2は、フェニル、−ベンジル、又は−ヘテロアリールではなく、かつXが−(CH2)mNR6の場合、R2は、−C(O)フェニル又はC(O)ヘテロアリールではない)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Xが、
(1)−(CH2)−ピロリジニル−NH−、
(2)−NH−シクロブチル−NH−、
(3)−NH−(CH2)3−NH、及び
(4)−NH−(CH2)3
からなる群から選択され;
R1がCNであり;
R2が、
(1)−(CH2)nフェニル、
(2)−(CH2)nヘテロアリール、
(3)−C(O)フェニル、及び
(4)−C(O)ヘテロアリール
(ここで、フェニル及びヘテロアリールは、非置換であるか、あるいはR7から独立して選択される1〜3の置換基で置換されており、並びに各(CH2)炭素原子は、非置換であるか、あるいはハロゲン、C1−4アルキル、オキソ、−(CH2)nOR5、−(CH2)nCO2R5から独立して選択される1又は2の置換基で置換されているか、あるいは同じ(CH2)炭素原子上の2つのC1−4アルキル置換基が環化して3〜6員環を形成しており、だたし、Xが結合又は−(CH2)mの場合、R2は−フェニル、−ベンジル、又は−ヘテロアリールではなく、Xが−(CH2)mNR6の場合、R2は、−C(O)フェニル又はC(O)ヘテロアリールではない)からなる群から選択され;
R3が、−C(O)フェニル(ここで、フェニルはCF3又はCH3で置換されている)であり;
各R7が、Br、I、F、Cl、オキソ、=NH、−CN、−CF3、−CH3、−CH2CH3、−CH(CH3)2、−C(CH3)3、シクロプロピル、スクシンアミド、−CH2OCH3、−CH2OH、−OCH3、−OCH2CH3、−O(CH2)3CH3、−OCH(CH3)2、−CO2CH3、−CO2H、−フェニル、−CH2−フェニル、−O−フェニル、ピリジン、ピラゾール、テトラゾール、−N(CH3)2、−NH2、−NHC(O)CH3、−SCH3、−SO2CH3、及び−SO2NH2(ここで、R7置換基は、非置換であるか、あるいはオキソ、ハロゲン、C1−4アルキル及びOR5から独立して選択される1〜3の基で置換されている)からなる群から独立して選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
【化2】
からなる群から選択される請求項12に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項15】
処置を必要とする被験者において前記グレリン受容体の調節に反応する障害、疾病、又は症状を治療又は予防するのための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防有効量の請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを包含してなる方法。
【請求項16】
処置を必要とする被験者において肥満を治療又は予防するための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを包含してなる方法。
【請求項17】
処置を必要とする被験者において糖尿病を治療又は予防するための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを包含してなる方法。
【請求項18】
処置を必要とする被験者においてメタボリック症候群を治療又は予防するための方法であって、該被験者に治療有効量又は予防上有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを包含してなる方法。
【請求項19】
処置を必要とする被験者においてグレリン受容体によって媒介される疾病の治療又は予防に有用な医薬の製造のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項20】
グレリン受容体によって媒介される前記疾病が肥満である、請求項19に記載の使用。
【公表番号】特表2009−542809(P2009−542809A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−519471(P2009−519471)
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2007/015597
【国際公開番号】WO2008/008286
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2007/015597
【国際公開番号】WO2008/008286
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]