説明

ゲルマニウム混入健康綿およびその製造方法

【課題】配合セラミック{RSR(遠赤外線用のマイナスイオン発生材)、ペー竹炭、及び、パラファインM−1(マイナスイオン発生材)}と、二酸化ゲルマニウムを適量に混ぜ合わせ、アクリル系樹脂バインダー(粘着材)とともに、綿に吹きつけ加工した、全身の疲労回復用の寝具及び、健康マットの中詰め綿として使用する綿を提供する。
【解決手段】原綿をカード機により解きほぐし、オートフィダーにより、数枚を重ね合せ、さらにローラーにより、厚みの調整を行った綿に、配合セラミック及び二酸化ゲルマニウムを適量に混ぜ合わせた溶液に、粘着材であるアクリル系バインダーを混入し、再度、よく混ぜ合わせた溶液を、高圧スプレーで両面に噴射付着させ、続いて、乾燥機内温度、150℃+−5℃で約8分間乾燥する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、配合セラミックの溶剤に、二酸化ゲルマニウムを適量に混ぜ合わせ、アクリル系樹脂バインダー(粘着材)とともに、高圧スプレーによって、綿に吹きつけ加工する、ゲルマニウム混入綿の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来では、配合セラミック(RSR(遠赤外線用のマイナスイオン発生材)や竹炭(竹炭をペースト状にし、遠赤外線の発生強化材として使用)、及びパラファインM−1(マイナスイオン発生材))をキルト(布地)に織り込み、打ち身、捻挫等の治療または、緩和するために使用する、サポーターは製造販売されていた。
【0003】
【特許文献1】特開平11−229219号公報
【特許文献2】特開平11−36132号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のキルト(布地)に配合セラミックを織り込んだ製品は、洗濯や乾燥をすると、織り込まれた配合セラミックが洗い流されたり、飛散して、その効果が長く持続しなかった。本発明は、以上の欠点を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のゲルマニウム混入健康綿の製造方法は、配合セラミック溶剤に、二酸化ゲルマニウムを適量混ぜ合わせ、バインダーと共に、高圧スプレーによって、所定厚の綿に吹きつけ加工することを特徴とする。
【0006】
本発明のゲルマニウム混入健康綿の製造方法は、配合セラミック溶剤に、二酸化ゲルマニウム及びバインダーを適量混ぜ合わせた溶剤の中に、所定厚の製綿を浸漬し、乾燥させることを特徴とする。
【0007】
本発明のゲルマニウム混入健康綿の製造方法は、厚みが調整された原綿に対して、配合セラミック及び二酸化ゲルマニウムを適量に混ぜ合わせた溶液に粘着材であるアクリル系バインダーを混合した溶液を、高圧スプレーで、その片面に噴射付着する工程と、前記溶液を前記原綿の裏面に高圧スプレーで噴射付着する工程と、前記溶液が両面に付着した原綿を乾燥機に通し、乾燥させる工程と、折機で製綿に加工する工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明のゲルマニウム混入健康綿の製造方法は、上記発明において、前記乾燥工程の乾燥温度は、150℃(プラスマイナス5℃以内)であり、乾燥時間は、8分以上9分間以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このようにして製造されたゲルマニウム混入健康綿を寝具の中詰め綿又は健康マットの中詰め材として使用することにより、保湿性及び健康増進性を有し、特に、マイナスイオン効果、放熱保温作用、脱臭効果等が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施例の構成要素には、所謂当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。
【0011】
本発明は、綿そのものに配合セラミック(RSR、竹炭、パラファイン)と二酸化ゲルマニウムを適量混ぜ合わせ、アクリル系バインダー(粘着材)とともに、吹付け加工し、寝具(主に敷き布団又は敷きマット用)として加工し、全身の疲労回復用の寝具及び、健康マットの中詰め綿として使用するものである。
【0012】
図1乃至3は、本発明の実施の形態を示す説明図である。
第1工程カード機により、原綿を解きほぐす。
第2工程オートフィダーにより数枚を重ね合せ、さらにローラーにより、厚みの調整を行う。
第3工程配合セラミック及び二酸化ゲルマニウムを適量に混ぜ合わせた溶液に、粘着材であるアクリル系バインダーを混入し、再度、よく混ぜ合わせた溶液を、高圧スプレーでまず、A面に噴射付着する。
第4工程続いて、乾燥機に入る前に、再び、B面にも高圧スプレーで噴射付着する。
第5工程A、B両面に付着した綿を乾燥機に通し、機内で乾燥する。
乾燥機内の温度は、150℃(プラスマイナス5℃)で約8分間〜9分間が適当である。
最後に、折機で製綿に加工する。
【0013】
上記実施例のほか、請求項2に係る発明の場合は、次の工程による(図示省略)。オートフィダーにより数枚を重ね合せ、さらにローラーにより、厚みの調整をした製綿を、配合セラミック(RSR(遠赤外線用のマイナスイオン発生材)や遠赤外線の発生を強化させるための、ペースト状にした竹炭、及び、パラファインM−1(マイナスイオン発生材))溶剤に、二酸化ゲルマニウム及びアクリル系樹脂バインダー(粘着材)を適量混ぜ合わせた溶剤の中に、浸し、引き上げて乾燥させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 カード機により、原綿を解きほぐす工程を示す説明図である。
【図2】 厚み調整された綿のA面に溶液を噴霧付着させる工程を示す説明図である。
【図3】 B面に溶液を噴霧付着させる工程、及び乾燥工程を示す説明図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配合セラミック溶剤に、二酸化ゲルマニウムを適量混ぜ合わせ、バインダーと共に、高圧スプレーによって、所定厚の綿に吹きつけ加工することを特徴とするゲルマニウム混入健康綿の製造方法。
【請求項2】
配合セラミック溶剤に、二酸化ゲルマニウム及びバインダーを適量混ぜ合わせた溶剤の中に、所定厚の製綿を浸漬し、乾燥させることを特徴とするゲルマニウム混入健康綿の製造方法。
【請求項3】
厚みが調整された原綿に対して、配合セラミック及び二酸化ゲルマニウムを適量に混ぜ合わせた溶液に粘着材であるアクリル系バインダーを混合した溶液を、高圧スプレーで、その片面に噴射付着する工程と、
前記溶液を前記原綿の裏面に高圧スプレーで噴射付着する工程と、
前記溶液が両面に付着した原綿を乾燥機に通し、乾燥させる工程と、
折機で製綿に加工する工程と、
を含むことを特徴とするゲルマニウム混入健康綿の製造方法。
【請求項4】
前記乾燥工程の乾燥温度は、150℃(プラスマイナス5℃以内)であり、乾燥時間は、8分以上9分間以下であることを特徴とする請求項3に記載のゲルマニウム混入健康綿の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−41173(P2009−41173A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−154617(P2008−154617)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【分割の表示】特願2003−316070(P2003−316070)の分割
【原出願日】平成15年8月4日(2003.8.4)
【出願人】(503326281)
【Fターム(参考)】