説明

ゲートウェイカードおよびゲートウェイ制御方法

【課題】消費電力を低減すること。
【解決手段】パーソナルコンピュータ部520と、該パーソナルコンピュータ部520に接続され、異なるネットワーク間(WAN200、LAN400)で通信プロトコルの調整を行うゲートウェイカード510とを備え、ゲートウェイカード510では、クライアント3001 からのアクセス要求が外部装置(サーバ1001〜100n)へのアクセスに対応している場合、パーソナルコンピュータ部520の電力モードを省電力モードに維持させた状態で、クライアント3001を外部装置へアクセスさせ、パーソナルコンピュータ部520は、所定の移行要因が発生した場合に、電力モードを通常電力モードから省電力モードに移行させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、家庭に設置され、異なるネットワーク間の通信プロトコルを調整するためのゲートウェイカード、ゲートウェイ装置、ゲートウェイ制御方法およびゲートウェイ制御プログラムに関するものであり、特に、消費電力を低減することができるゲートウェイカードおよびゲートウェイ制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知の通り、インターネットの普及に伴い、各家庭においても、パーソナルコンピュータだけでなく、テレビジョン、電話機等、さまざまな機器において、インターネットを利用できるインターネット接続機能を備えるようになっている。
【0003】
しかしながら、ユーザがインターネット接続機能を備えた機器を新たに購入した場合、それぞれの機器においてインターネットが利用できる状態とするためには、各機器をインターネットに接続するためのアクセスポイントへの接続設定等が必要であり、これには手間がかかる。
【0004】
また、これらの機器は、家庭内において通信回線の配線を行なう必要があり、これにも手間がかかるうえ、機器の台数が増えるほど配線も煩雑になるという問題がある。
【0005】
このような問題を解決できるものとして、近年、ホームゲートウェイ等と称されるゲートウェイ装置が注目されている。このゲートウェイ装置は、各家庭に一台設置され、家庭内のネットワークとインターネット等の外部ネットワークとの間の通信プロトコルの違いを調整し、相互接続を可能とする装置である。
【0006】
インターネットを利用できる各機器は、全てこのゲートウェイ装置に接続される。ゲートウェイ装置は、公衆電話回線網を介してインターネットに接続可能となっている。
【0007】
このゲートウェイ装置でインターネットへの接続に関するシステムデータの設定を行なえば、ゲートウェイ装置に接続された各機器においては、個々にインターネットへの接続設定を行なうことなくインターネットを利用できるようになる。
【0008】
このように、ゲートウェイ装置を設置することにより、インターネットへの接続設定等の手間が省けるとともに、家庭内における配線等を集約することができ、ユーザにとっては利便性が大幅に高くなる。その結果、インターネットを利用できるこれらの機器の普及にも拍車がかかると期待される。
【0009】
【特許文献1】特開平10−190855号公報
【特許文献2】特開2001−168879号公報
【特許文献3】特開平7−93061号公報
【特許文献4】特開平10−312370号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、従来においては、ゲートウェイ装置を家庭に設置する場合には、電気料金の節約の観点から、消費電力が問題となる。すなわち、信頼性に重きがおかれる企業向けのゲートウェイ装置と違って、家庭向けのゲートウェイ装置では、運用コストとしての電気料金を如何に安くできるかという点が、重要なファクタとなる。
【0011】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、消費電力を低減することができるゲートウェイカードおよびゲートウェイ制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は、情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードであって、前記情報処理部と同一の電源から電力の供給を受けて該情報処理部と共にゲートウェイ装置を構成し、前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段と、前記アクセス要求受付手段により受け付けられたアクセス要求を解析し、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応している場合に、前記情報処理部の稼動状態が省電力モードであるときは該稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、装置からのアクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、情報処理部の稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、装置からのアクセス要求を外部装置に対して行わせることとしたので、消費電力を低減することができる。
【0014】
また、本発明は、情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御方法あって、情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御方法あって、前記情報処理部と同一の電源から電力の供給を受けて該情報処理部と共にゲートウェイ装置を構成するゲートウェイカードが、前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付工程と、前記アクセス要求受付工程により受け付けられたアクセス要求を解析し、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応している場合に、前記情報処理部の稼動状態が省電力モードであるときは該稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、装置からのアクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、情報処理部の稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、装置からのアクセス要求を外部装置に対して行わせることとしたので、消費電力を低減することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、装置からのアクセス要求が外部装置へのアクセスに対応している場合、情報処理部の稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、装置からのアクセス要求を外部装置に対して行わせることとしたので、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
【0017】
また、本発明によれば、アクセス要求が情報処理部へのアクセスに対応している場合、情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、装置からのアクセス要求を情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させることとしたので、情報処理部での無駄な電力消費を抑えることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明にかかるゲートウェイカードおよびゲートウェイ制御方法の一実施の形態について詳細に説明する。
【実施例】
【0019】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図には、通信プロトコルや規格が異なるWAN(Wide Area Network)200とLAN(Local Area Network)400とがゲートウェイパーソナルコンピュータ500を介して接続されてなる通信システムが図示されている。
【0020】
WAN200は、インターネット、公衆回線ネットワーク、無線通信ネットワーク、CATV(CAble TeleVision)ネットワーク等からなる広域ネットワークであり、所定の通信プロトコルに従って、遠隔地にあるコンピュータ同士を相互接続する。以下では、一例としてWAN200をインターネットとして説明する。
【0021】
サーバ1001〜100nは、メールサーバ、WWW(World Wide Web)サーバ等であり、WAN200に接続されている。これらのサーバ1001〜100nは、後述するゲートウェイパーソナルコンピュータ500およびLAN400を経由して、クライアント3001〜3003にメールサービス、WWWサイトサービス等を提供する。
【0022】
クライアント3001〜3003は、例えば、家庭に設置されており、パーソナルコンピュータやネットワーク接続機能を備えた電化製品(テレビジョン、電話機、オーディオ機器等)である。
【0023】
これらのクライアント3001〜3003は、家庭に敷設されたLAN400に接続されており、このLAN400、ゲートウェイカード510およびWAN200を経由して、サーバ1001〜100nへアクセスし、上述した各種サービスの提供を受ける機能を備えている。
【0024】
また、クライアント3001〜3003は、LAN400およびゲートウェイカード510を経由して、パーソナルコンピュータ部520にアクセスし、各種データを受信する等の機能も備えている。
【0025】
このように、クライアント3001〜3003は、外部装置としてのサーバ1001〜100nへアクセスする場合と、内部装置としてのパーソナルコンピュータ部520へアクセスする場合とがある。
【0026】
ここで、WAN200およびLAN400においては、異なる通信プロトコルがそれぞれ採用されている。
【0027】
ゲートウェイパーソナルコンピュータ500は、例えば、家庭に設置され、(ホーム)ゲートウェイとしての機能(例えば、ルータ機能、ブリッジ機能等)を提供するための専用のパーソナルコンピュータであり、通信プロトコルが異なるWAN200とLAN400との間に介挿されている。
【0028】
ゲートウェイは、WAN200とLAN400との間の通信プロトコルの違いを調整して相互接続を可能にするためのハードウェアやソフトウェアの総称である。
【0029】
ゲートウェイパーソナルコンピュータ500は、ゲートウェイカード510、パーソナルコンピュータ部520、電源ユニット530および共用HDD(Hard Disk Drive)540から構成されている。
【0030】
ゲートウェイカード510は、パーソナルコンピュータ部520の挿入部521に着脱自在に挿入されるカード型のゲートウェイ装置であり、上述したゲートウェイの機能を提供する。
【0031】
パーソナルコンピュータ部520は、一般のパーソナルコンピュータとしての機能を備えている。電源ユニット530は、ゲートウェイカード510およびパーソナルコンピュータ部520の各部へ電力を供給する。
【0032】
共用HDD540は、ゲートウェイカード510およびパーソナルコンピュータ部520で共用される大容量記憶装置であり、ゲートウェイカード510およびパーソナルコンピュータ部520でそれぞれ用いられるオペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラムを記憶している。この共用HDD540における切り替えは、後述する切替部516により実行される。
【0033】
ゲートウェイカード510において、WANインタフェース部511は、WAN200に接続されており、WAN200との間の通信インタフェースをとる。LANインタフェース部512は、LAN400に接続されており、LAN400との間の通信インタフェースをとる。
【0034】
入出力インタフェース部513は、パーソナルコンピュータ部520の挿入部521に着脱自在に挿入され、パーソナルコンピュータ部520との間でインタフェースをとる。
【0035】
通信プロトコル制御部514は、WAN200とLAN400との間の通信プロトコルの違いを調整するための制御(通信プロトコルの解析等)を行い、相互接続を可能にする。
【0036】
メモリ515は、バックアップ電源が不要で、記憶したデータを電気的に消去できる書き換え可能な読み出し専用メモリであり、フラッシュEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等である。
【0037】
このメモリ515には、システムデータ等が記憶されている。ゲートウェイカード510が、例えば、ルータの機能を提供する場合、システムデータは、IP(Internet Protocol)アドレス、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)データ、回線データ、フィルタリングデータ、ファームウェア等である。
【0038】
切替部516は、図2に示したように、スイッチ構成とされており、共用HDD540をゲートウェイカード510側またはパーソナルコンピュータ部520側に切り替える機能を備えている。
【0039】
切替部516がゲートウェイカード510側に切り替えられている場合、共用HDD540は、ゲートウェイカード510からアクセス可能とされる。一方、切替部516がパーソナルコンピュータ部520側に切り替えられている場合、共用HDD540は、パーソナルコンピュータ部520からアクセス可能とされる。
【0040】
図1に戻り、パーソナルコンピュータ部520において、挿入部521には、ゲートウェイカード510の入出力インタフェース部513が挿入される。主制御部522は、パーソナルコンピュータ部520の各部を制御する。
【0041】
電力制御部523は、電源ユニット530からの電力をパーソナルコンピュータ部520の各部へ供給する際に、通常電力モードまたは省電力モードに応じた制御を行う。
【0042】
上記通常電力モードは、パーソナルコンピュータ部520の各部へ定格電力を供給する電力モードである。省電力モードは、パーソナルコンピュータ部520のうち必要最低限の各部へ定格電力よりも低い電力を供給し、消費電力を低減させる電力モードである。
【0043】
また、省電力モードには、スタンバイモードおよび休止モードという二種類に大別される。スタンバイモードと休止モードとは、作業データを記憶させる場所が異なる。スタンバイモードは、作業データの記憶先がメモリ524であり、メモリ524に電力を供給し続ける必要がある。
【0044】
一方、休止モードは、作業データを共用HDD540に記憶して電源をオフにするので、スタンバイモードに比べて消費電力が非常に少ない。なお、以下では、省電力モードがスタンバイモードまたは休止モードであるとする。
【0045】
電力制御部523は、移行要因が発生した場合に電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させたり、復帰要因が発生した場合に省電力モードから通常電力モードへ復帰させるための制御を行う。
【0046】
ここで、移行要因は、クライアント3001〜3003からパーソナルコンピュータ部520へのアクセスが終了した場合等である。一方、復帰要因は、クライアント3001〜3003からパーソナルコンピュータ部520へのアクセス要求があった場合等である。
【0047】
メモリ524には、各種データが記憶される。入力部525は、キーボードやマウス等であり、各種データの入力に用いられる。表示部526は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)であり、主制御部522の制御の下で各種画面やデータを表示する。
【0048】
つぎに、一実施の形態の動作について、図3〜図5に示したシーケンス図を参照しつつ説明する。図3は、一実施の形態における電力モードの移行動作を説明するシーケンス図である。図4および図5は、一実施の形態における電力制御動作を説明するシーケンス図である。
【0049】
パーソナルコンピュータ部520の電力モードが通常電力モードとされた状態において、図3に示したステップSA1で前述した電力モードの移行要因が発生すると、ステップSA2では、パーソナルコンピュータ部520の主制御部522は、ゲートウェイカード510へ通常電力モードから省電力モードへの移行を通知する。
【0050】
ステップSA3では、ゲートウェイカード510の通信プロトコル制御部514は、上記移行の通知に対応して、パーソナルコンピュータ部520の主制御部522へ応答を通知する。
【0051】
ステップSA4では、主制御部522は、通常電力モードから省電力モードへの移行を電力制御部523へ指示する。ステップSA5では、電力制御部523は、電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる。これにより、パーソナルコンピュータ部520の消費電力が低減される。
【0052】
パーソナルコンピュータ部520の電力モードが省電力モードとされている状態において、図4に示したステップSB1では、クライアント3001〜3003のうち、例えば、クライアント3001は、外部装置としてのサーバ1001〜100n、内部装置としてのパーソナルコンピュータ部520のうち、例えば、外部装置としてのサーバ1001(WAN200)へのアクセス要求をゲートウェイカード510へ出す。
【0053】
ステップSB2では、ゲートウェイカード510の通信プロトコル制御部514は、クライアント3001 からのアクセス要求に関するプロトコル解析を行う。ステップSB3では、通信プロトコル制御部514は、クライアント3001へダミー応答を返す。ステップSB4では、通信プロトコル制御部514は、サーバへのアクセス要求であるか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。
【0054】
ステップSB5では、通信プロトコル制御部514は、ルータ機能を起動させる。ステップSB6では、通信プロトコル制御部514は、WANインタフェース部511およびWAN200を経由して、サーバ1001へ接続するための接続処理を実行する。なお、この場合、パーソナルコンピュータ部520を使用しないため、パーソナルコンピュータ部520の電力モードは、省電力モードのままである。
【0055】
ステップSB7では、クライアント3001は、LAN400、ゲートウェイパーソナルコンピュータ500およびWAN200を経由して、サーバ1001へアクセスし、各種サービスの提供を受ける。
【0056】
また、パーソナルコンピュータ部520の電力モードが省電力モードとされている状態において、図4に示したステップSB1では、クライアント3001〜3003のうち、例えば、クライアント3002は、内部装置としてのパーソナルコンピュータ部520へのアクセス要求をゲートウェイカード510へ出す。
【0057】
ステップSB2では、ゲートウェイカード510の通信プロトコル制御部514は、クライアント3002からのアクセス要求に関するプロトコル解析を行う。ステップSB3では、通信プロトコル制御部514は、クライアント3002へダミー応答を返す。ステップSB4では、通信プロトコル制御部514は、サーバへのアクセス要求であるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0058】
図5に示したステップSB8では、通信プロトコル制御部514は、電力モードを省電力モードから通常電力モードへ復帰させるための復帰要求をパーソナルコンピュータ部520の電力制御部523へ出す。
【0059】
ステップSB9では、電力制御部523は、電力モードを省電力モードから通常電力モードへ復帰させる。これにより、パーソナルコンピュータ部520の各部へ定格電力が供給され、パーソナルコンピュータ部520がウェイクアップする。
【0060】
ステップSB10では、電力制御部523は、ゲートウェイカード510へ復帰ステート(state)を通知する。ステップSB11では、通信プロトコル制御部514は、復帰ステートをクライアント3002へ通知する。
【0061】
ステップSB12では、クライアント3002は、パーソナルコンピュータ部520へアクセス中である旨を表示する。ステップSB13では、省電力モードから通常電力モードへの復帰を受けて、パーソナルコンピュータ部520の主制御部522は、復帰をゲートウェイカード510へ通知する。
【0062】
ステップSB14では、ゲートウェイカード510の通信プロトコル制御部514は、パーソナルコンピュータ部520の主制御部522へ応答を通知する。ステップSB15では、通信プロトコル制御部514は、ダミー応答をクライアント3002 へ通知する。
【0063】
ステップSB16では、パーソナルコンピュータ部520は、ゲートウェイカード510へ復帰要因を問い合わせる。ステップSB17では、通信プロトコル制御部514は、ダミー応答をクライアント3002へ通知する。
【0064】
ステップSB18では、ゲートウェイカード510の通信プロトコル制御部514は、クライアント3002からパーソナルコンピュータ部520へのアクセス要求があったことを復帰要因として、主制御部522へ通知する。
【0065】
ステップSB19では、クライアント3002は、LAN400、LANインタフェース部512および入出力インタフェース部513を経由して、パーソナルコンピュータ部520へアクセスし、データのダウンロード等を行う。
【0066】
そして、クライアント3002からパーソナルコンピュータ部520へのアクセスが終了すると、ステップSB20では、通信プロトコル制御部514は、通常電力モードから省電力モードへ移行させるための移行要因(アクセス終了)をパーソナルコンピュータ部520へ通知する。
【0067】
これにより、図3に示したステップSA1では、パーソナルコンピュータ部520での電力モードの移行要因が発生する。そして、前述したステップSA2〜ステップSA5の処理が実行され、パーソナルコンピュータ部520の電力モードが通常電力モードから省電力モードへ移行される。
【0068】
以上説明したように、一実施の形態によれば、クライアント3001〜3003のうちいずれかのクライアントからのアクセス要求が外部装置(サーバ1001〜100n)へのアクセスに対応している場合、パーソナルコンピュータ部520の電力モードを省電力モードに維持させた状態で、クライアントを外部装置へアクセスさせることとしたので、消費電力を低減することができる。
【0069】
また、一実施の形態によれば、アクセス要求がパーソナルコンピュータ部520へのアクセスに対応している場合、パーソナルコンピュータ部520の電力モードを省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、クライアントをパーソナルコンピュータ部520へアクセスさせ、アクセス終了後に電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させることとしたので、パーソナルコンピュータ部520での無駄な電力消費を抑えることができる。
【0070】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0071】
例えば、前述した一実施の形態においては、ゲートウェイパーソナルコンピュータ500(ゲートウェイカード510、パーソナルコンピュータ部520)の機能を実現するためのプログラムを図6に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体700に記録して、この記録媒体700に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ600に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
【0072】
同図に示したコンピュータ600は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)610と、キーボード、マウス等の入力装置620と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)630と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)640と、記録媒体700からプログラムを読み取る読取装置650と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置660と、装置各部を接続するバス670とから構成されている。
【0073】
CPU610は、読取装置650を経由して記録媒体700に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体700としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
【0074】
(付記1)情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードであって、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段と、
前記情報処理部の稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御手段と、
を備えたことを特徴とするゲートウェイカード。
【0075】
(付記2)前記アクセス制御手段は、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を前記省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする付記1に記載のゲートウェイカード。
【0076】
(付記3)情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードであって、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段と、
前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させるアクセス制御手段と、
を備えたことを特徴とするゲートウェイカード。
【0077】
(付記4)情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御方法あって、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付工程と、
前記情報処理部の稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御工程と、
を含むことを特徴とするゲートウェイ制御方法。
【0078】
(付記5)前記アクセス制御工程では、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を前記省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする付記4に記載のゲートウェイ制御方法。
【0079】
(付記6)情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御方法であって、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付工程と、
前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させるアクセス制御工程と、
を含むことを特徴とするゲートウェイ制御方法。
【0080】
(付記7)情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段、
前記情報処理部の稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御手段、
として機能させるためのゲートウェイ制御プログラム。
【0081】
(付記8)前記アクセス制御手段は、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を前記省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする付記7に記載のゲートウェイ制御プログラム。
【0082】
(付記9)情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段、
前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させるアクセス制御手段、
として機能させるためのゲートウェイ制御プログラム。
【0083】
(付記10)情報処理部と、該情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイ部とを備えたゲートウェイ装置であって、
前記ゲートウェイ部は、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段と、
前記情報処理部の稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御手段と、
を備え、
前記情報処理部は、
所定の移行要因が発生した場合に、稼動状態を通常電力モードから前記省電力モードに移行させる電力制御手段、
を備えたことを特徴とするゲートウェイ装置。
【0084】
(付記11)アクセス制御手段は、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応しているとき、前記情報処理部の前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させる復帰通知を出した後、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、さらにアクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる移行通知を出し、前記電力制御手段は、前記復帰通知に基づいて、前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させ、前記移行通知に基づいて、前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする付記10に記載のゲートウェイ装置。
【0085】
(付記12)情報処理部と、該情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイ部とを備えたゲートウェイ装置であって、
前記ゲートウェイ部は、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段と、
前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させる復帰通知を出した後、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、さらにアクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる移行通知を出すアクセス制御手段と、
を備え、
前記情報処理部は、
前記復帰通知に基づいて、前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させ、前記移行通知に基づいて、前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる電力制御手段、
を備えたことを特徴とするゲートウェイ装置。
【0086】
(付記13)情報処理部と、該情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイ部とを備えたゲートウェイ装置に適用されるゲートウェイ制御方法であって、
前記ゲートウェイ部では、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付工程と、
前記情報処理部の稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御工程と、
が実行され、
前記情報処理部では、
所定の移行要因が発生した場合に、稼動状態を通常電力モードから前記省電力モードに移行させる電力制御工程、
が実行されることを特徴とするゲートウェイ制御方法。
【0087】
(付記14)前記アクセス制御工程では、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応しているとき、前記情報処理部の前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させる復帰通知を出した後、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、さらにアクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる移行通知を出し、前記電力制御工程では、前記復帰通知に基づいて、前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させ、前記移行通知に基づいて、前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする付記13に記載のゲートウェイ制御方法。
【0088】
(付記15)情報処理部と、該情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイ部とを備えたゲートウェイ装置に適用されるゲートウェイ制御方法であって、
前記ゲートウェイ部では、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付工程と、
前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させる復帰通知を出し、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる移行通知を出すアクセス制御工程と、
が実行され、
前記情報処理部では、
前記復帰通知に基づいて、前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードに復帰させ、前記移行通知に基づいて、前記稼動状態を通常電力モードから前記省電力モードに移行させる電力制御工程、
が実行されることを特徴とするゲートウェイ制御方法。
【0089】
(付記16)情報処理部と、該情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイ部とを備えたゲートウェイ装置に適用されるゲートウェイ制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段、
前記情報処理部の稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御手段、
所定の移行要因が発生した場合に、前記情報処理部の前記稼動状態を通常電力モードから前記省電力モードに移行させる電力制御手段、
として機能させるためのゲートウェイ制御プログラム。
【0090】
(付記17)前記アクセス制御手段は、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させる復帰通知を出した後、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、さらにアクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる移行通知を出し、前記電力制御手段は、前記復帰通知に基づいて、前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させ、前記移行通知に基づいて、前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする付記16に記載のゲートウェイ制御プログラム。
【0091】
(付記18)情報処理部と、該情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイ部とを備えたゲートウェイ装置に適用されるゲートウェイ制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段、
前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させる復帰通知を出し、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させる移行通知を出すアクセス制御手段、
前記復帰通知に基づいて、前記情報処理部の前記稼動状態を前記省電力モードから前記通常電力モードに復帰させ、前記移行通知に基づいて、前記情報処理部の前記稼動状態を通常電力モードから前記省電力モードに移行させる電力制御手段、
として機能させるためのゲートウェイ制御プログラム。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した切替部516の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】同一実施の形態における電力モードの移行動作を説明するシーケンス図である。
【図4】同一実施の形態における電力制御動作を説明するシーケンス図である。
【図5】同一実施の形態における電力制御動作を説明するシーケンス図である。
【図6】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0093】
1001 〜100n サーバ
200 WAN
3001〜3003 クライアント
400 LAN
500 ゲートウェイパーソナルコンピュータ
510 ゲートウェイカード
511 WANインタフェース部
512 LANインタフェース部
513 入出力インタフェース部
514 通信プロトコル制御部
520 パーソナルコンピュータ部
522 主制御部
523 電力制御部
530 電源ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードであって、
前記情報処理部と同一の電源から電力の供給を受けて該情報処理部と共にゲートウェイ装置を構成し、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付手段と、
前記アクセス要求受付手段により受け付けられたアクセス要求を解析し、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応している場合に、前記情報処理部の稼動状態が省電力モードであるときは該稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御手段と、
を備えたことを特徴とするゲートウェイカード。
【請求項2】
前記アクセス制御手段は、前記稼動状態が省電力モードである場合に前記アクセス要求を受け付け、該アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応しているとき、前記稼動状態を前記省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイカード。
【請求項3】
情報処理部に接続され、異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うゲートウェイカードに適用されるゲートウェイ制御方法あって、
前記情報処理部と同一の電源から電力の供給を受けて該情報処理部と共にゲートウェイ装置を構成するゲートウェイカードが、
前記ネットワークにより接続された装置からのアクセス要求を受け付けるアクセス要求受付工程と、
前記アクセス要求受付工程により受け付けられたアクセス要求を解析し、該アクセス要求が外部装置へのアクセスに対応している場合に、前記情報処理部の稼動状態が省電力モードであるときは該稼動状態を省電力モードに維持させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記外部装置に対して行わせるアクセス制御工程と、
を含むことを特徴とするゲートウェイ制御方法。
【請求項4】
前記アクセス制御工程は、前記アクセス要求が前記情報処理部へのアクセスに対応している場合、前記情報処理部の稼動状態を省電力モードから通常電力モードへ復帰させた状態で、前記装置からのアクセス要求を前記情報処理部に対して行わせ、アクセス終了後に前記稼動状態を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする請求項3に記載のゲートウェイ制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−112451(P2008−112451A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−280518(P2007−280518)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【分割の表示】特願2002−269256(P2002−269256)の分割
【原出願日】平成14年9月13日(2002.9.13)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】