説明

ゲーム装置

【課題】ゲーム装置のアナログ抽選装置をトルクの弱いモータであっても十分な動作を行わせる。
【解決手段】筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構を備え。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式のアナログ抽選装置を備えたゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲーム装置の一つのジャンルとして、ビンゴゲーム機等の機械式のアナログ抽選型のゲーム装置がある。また、主たるテーマは抽選でないとしても、ゲーム展開の各所に抽選の要素を取り入れることで、面白さを演出するようにしたゲーム装置も存在する。
【0003】
なお、最近ではビデオゲーム装置内のソフトウェア(コンピュータプログラム)の処理によって抽選を行い、抽選の経過をシミュレーションしてビデオスクリーン上に表示するものも増えてきているが、現実味の点で機械式のアナログ抽選装置には及ばない。特に、抽選の結果として、当選した場合に大量のメダル等が払い出されるゲーム装置にあっては、抽選にソフトウェア的な操作やごまかしがあるのではとの思いがゲームへの熱意を失わせることがある。しかし、機械式のアナログ抽選装置は直接に抽選の経過を観察できるものであることから、納得度が高く、優れている。
【0004】
一方、特許文献1には、ランダムに番号を付したボールポケットを有するターンテーブルを回転し、その上部から複数のボールを落下させ、ボールの入ったボールポケットの番号から当選番号を決めるようにしたビンゴ遊戯機が開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1のビンゴ遊戯機では、抽選毎にボールをターンテーブルから排出するためにボールの循環機構が設けられているため、装置が大型化してしまうものであった。
【0006】
このような点を考慮し、ボールの循環機構を必要としないアナログ抽選装置が特許文献2において提案されている。
【0007】
図1はアナログ抽選装置を搭載した従来のゲーム装置の外観斜視図である。図1において、ゲーム装置1'は、略直方体状に形成されたベースユニット2'と、ベースユニット2'の各辺に組み込まれた複数のサテライトユニット3'と、ベースユニット2'の上に四隅の柱(ピラー)によって支持されたルーフ/ピラーユニット4'とから構成されている。
【0008】
サテライトユニット3'は、図示の例では、ベースユニット2'の短辺に1台ずつ、長辺に2台ずつの、計6台が設けられており、個々のサテライトユニット3'は2プレイヤに対応している。
【0009】
一方、ルーフ/ピラーユニット4'の内部には、ゲーム映像を投影するプロジェクタ41'と、その投影光を下方向に反射するミラー42'とが設けられており、ベースユニット2'の上面側に一段下がって設けられたスクリーン部21'にゲーム映像を表示するようになっている。また、スクリーン部21'は、巻き取りにより開閉可能なスクリーンシート(211')と、その下部にあって、スクリーンシート(211')の開時に露出するスクリーンプレート(212')とを備えており、スクリーンプレート(212')の中央部には機械式のアナログ抽選部22'が設けられている。なお、アナログ抽選部22'の表面部分にもプロジェクタ41'からの映像が投影される。
【0010】
また、ベースユニット2'の内部には、制御部、インタフェース、オーディオアンプ、DVDドライブ等が設けられている。ルーフ/ピラーユニット4'の内部には、インタフェース、スピーカ等が設けられている。ルーフ/ピラーユニット4'の外面には、適宜、装飾用の照明装置が設けられる。
【0011】
図2はスクリーン部21'のユニット構成図であり、上方から見た図である。図2において、スクリーン部21'は、可撓性のあるスクリーンシート211'と、スクリーンシート211'の巻き取り/巻き戻しの軸となる軸213'と、軸213'を回転させるモータ214'および回転角度を検出するロータリーエンコーダ215'とを備えている。図ではスクリーンシート211'が開きつつある状態を示しており、アナログ抽選部22'およびスクリーンプレート212'が露出しかけた状態となっている。スクリーンシート211'が完全に開くことにより、アナログ抽選部22'およびスクリーンプレート212'が完全に露出することになる。なお、B'はボールである。
【0012】
図3はアナログ抽選部22'の外観斜視図である。図3において、アナログ抽選部22'は、中央部に回転体としてのクルーン221'が設けられており、クルーン221'の周囲にはボールが収まる複数(図示の例では6個)の溝状のスポット(ポケット)221a'が設けられている。また、クルーン221'を囲んで皿状のフレーム222'が設けられており、フレーム222'の内面は周囲がボールの飛び出しを防止する壁で仕切られ、内底はクルーン221'に向かって下方に緩やかに傾斜し、ボールが転がる凹部222a'を形成している。なお、クルーン221'およびフレーム222'の上面は白色等に表面処理されており、プロジェクタ41'からの投影光により映像を再現できるようになっている。また、アナログ抽選部22'の下側には、クルーン221'を回転駆動するモータ223'と、モータ223'の回転角度および回転速度を検出するためにモータ223'の回転軸にギアを介して結合されたロータリーエンコーダ224'と、クルーン221'のスポット221a'に入ったボールを検出するために発光部・受光部がペアになった複数のボールセンサ(図示せず)とが設けられている。
【0013】
抽選を行う場合、クルーン221'を高速に回転させることでボールを弾き飛ばしてフレーム222'上を転がし、クルーン221'の回転を徐々に遅くしていくことにより、ボールがいずれかのスポット221a'に入り、その位置によって抽選結果が判明する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開平11−226173号公報
【特許文献2】特開2007−98031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
従来のゲーム装置およびアナログ抽選装置(アナログ抽選部、アナログ抽選機構)は上述したように構成されるものであったが、次のような問題点が指摘されていた。
【0016】
先ず、従来はゲーム映像の投影にプロジェクタを用いていたが、プロジェクタは解像度が低いため、ゲーム映像に使用できる画像や文字の細かさに制限が生じる。また、プロジェクタは高輝度に対応できないため、天井からの照明光を遮るためにスクリーンとほぼ同サイズの大きなルーフが必要となり、ゲーム装置全体が大型化してしまうとともに、プレイヤへの圧迫感があった。これらを解決するためには、プロジェクタを廃止し、スクリーン部分に液晶パネルを使用することが効果的である。
【0017】
しかし、スクリーン部分に液晶パネルを使用することで、スクリーン部分にアナログ抽選部を埋め込み、スクリーンシートの開閉によりアナログ抽選部の露出・隠蔽を行う形態をとることができなくなる。そのため、複数のプレイヤから均等に見えるとともに、液晶パネルの映像を見るのを邪魔しない部分として、筐体の上方にアナログ抽選部を配置せざるを得なくなる。
【0018】
その場合、視認性や広告性の観点からアナログ抽選部の回転部分を大きくすることが求められることとなり、ボールを勢いよく弾き出すためにトルクの強いモータが必要となる。しかし、一般にトルクの強いモータは大型で重量があり、ゲーム装置の上方に配置されることと相俟って振動が問題となる。また、トルクの強いモータは高価であり、コストアップを招くことにもなる。
【0019】
一方、ボールの動きをプレイヤに見せるためにアクリル等の透明カバーを用い、その内底面をボールがころがる形態とならざるを得ないが、ボールの動きによって透明カバーに傷が付きやすい。そのため、ボールとしては、透明カバーに傷を付けにくい、軽いものが求められる。
【0020】
その結果、回転部分のモータのトルクは軽いボールによりある程度は軽減することができるが、それでも、ボールを勢いよく弾き出すために強いトルクが必要とされ、モータの重量増大・大型化・振動増大・コストアップの問題がある。
【0021】
また、ボールが軽くなることで、ボールが十分な回転を行わず、ボールの動きに面白味がなくなるという問題もある。
【0022】
すなわち、重いボールであれば、その自重による慣性によってアナログ抽選部の回転部分から与えられた遠心力で十分な回転を得ることができるが、軽いボールは十分な運動エネルギーを得られないため、満足な回転をする前に失速してしまう。また、軽いボールは簡単に弾かれるものの、透明カバーの底面を単に滑るだけであり、十分な回転を行わないため、透明カバーの底面を優雅に転がっていき、どこのポケットに入るのかハラハラさせるという演出を行わせることができない。
【0023】
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ゲーム装置のアナログ抽選装置をトルクの弱いモータであっても十分な動作を行わせることにある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
請求項1に記載されるように、筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構を備えるゲーム装置を要旨としている。
【0025】
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のゲーム装置において、前記バーの基部は、スプリングにより上方向に付勢されたピンプレートに固定され、当該ピンプレートの上端にはデルリンベアリングが設けられ、他のモータで駆動されるカムによりリンク機構を介して下降されるサークルプレートにより前記ピンプレートのデルリンベアリングが押圧されることで前記バーが下降するようにすることができる。
【0026】
また、請求項3に記載されるように、筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体の周囲を前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、当該バーを回転駆動する他のモータと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構を備えるゲーム装置として構成することができる。
【0027】
また、請求項4に記載されるように、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のゲーム装置において、前記回転体を回転駆動するモータの回転駆動開始初期にのみ前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールの転がりを補助するようにすることができる。
【0028】
また、請求項5に記載されるように、筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構の制御方法であって、抽選開始前に、前記ボールが前記回転体のポケット内に位置する状態で待機する工程と、抽選開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第1の速度まで回転を上げる工程と、前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させる工程と、所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第2の速度まで回転を下げる工程とを備えるアナログ抽選機構制御方法として構成することができる。
【0029】
また、請求項6に記載されるように、筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体の周囲を前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、当該バーを回転駆動する他のモータと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構の制御方法であって、抽選開始前に、前記ボールが前記回転体のポケット内に位置する状態で待機する工程と、抽選開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第1の速度まで回転を上げる工程と、前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させる工程と、所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第2の速度まで回転を下げる工程とを備えるアナログ抽選機構制御方法として構成することができる。
【0030】
また、請求項7に記載されるように、筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構の制御方法であって、前記ボールが前記回転体のポケットから飛び出ない程度のゆっくりした第1の速度で前記回転体の回転を行う工程と、特別入賞モード開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第2の速度まで回転を上げる工程と、前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させ、前記ボールが前記回転体により弾かれてポケットに入らない程度の第3の速度まで回転を下げる工程と、所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第4の速度まで回転を下げる工程とを備えるアナログ抽選機構制御方法として構成することができる。
【0031】
また、請求項8に記載されるように、筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、当該回転体を回転駆動するモータと、前記回転体の周囲を前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、当該バーを回転駆動する他のモータと、前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサとを有する抽選機構の制御方法であって、前記ボールが前記回転体のポケットから飛び出ない程度のゆっくりした第1の速度で前記回転体の回転を行う工程と、特別入賞モード開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第2の速度まで回転を上げる工程と、前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させ、前記ボールが前記回転体により弾かれてポケットに入らない程度の第3の速度まで回転を下げる工程と、所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第4の速度まで回転を下げる工程とを備えるアナログ抽選機構制御方法として構成することができる。
【0032】
また、請求項9に記載されるように、請求項5乃至8のいずれか一項に記載のアナログ抽選機構制御方法において、前記ボールが前記回転体のポケットに入った場合に前記回転体の回転を下げ、該当するプレイヤに向けて前記回転体の回転を停止する工程を備えるようにすることができる。
【発明の効果】
【0033】
本発明のゲーム装置にあっては、ゲーム装置のアナログ抽選装置をトルクの弱いモータであっても十分な動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】従来のゲーム装置の外観斜視図である。
【図2】スクリーン部のユニット構成図である。
【図3】アナログ抽選部の外観斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるゲーム装置の外観斜視図である。
【図5】アナログ抽選部の外観斜視図である。
【図6】アナログ抽選部の内部構成の斜視図(その1)である。
【図7】アナログ抽選部の内部構成の斜視図(その2)である。
【図8】リンク機構部分の拡大図である。
【図9】下側ピンプレートおよび上側ピンプレートの周辺の拡大図である。
【図10】ゲーム装置の制御系のハードウェア構成図である。
【図11】全体的な動作を示すフローチャートである。
【図12】ゲーム画面の例を示す図である。
【図13】アナログ抽選部の制御処理例を示すフローチャートである。
【図14】アナログ抽選部の動作状態を示す外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
【0036】
<構成>
図4は本発明の一実施形態にかかるゲーム装置の外観斜視図である。
【0037】
図4において、ゲーム装置1は、略直方体状に形成されたキャビネット部2と、キャビネット部2に組み込まれた複数の端末装置であるサテライトユニット3と、キャビネット部2の上方に設けられたビルボード部4とから構成されている。サテライトユニット3は、図示の例では、キャビネット部2の長辺に2台ずつの計4台が設けられており、個々のサテライトユニット3は1プレイヤ用となっている。プレイヤは各サテライトユニット3の正面に設置される椅子(図示せず)に着座した状態で遊戯を行う。プレイヤの視線の上方にビルボード部4が位置し、プレイヤが遊戯中にビルボード部4を仰ぎ見る配置となっている。
【0038】
キャビネット部2は、略直方体状の筐体21から形成され、上面には液晶パネル等の表示器を保護するテーブルグラス22が設けられている。内部には、制御部等の電子機器が配置されている。
【0039】
各サテライトユニット3には、プレイヤが操作する操作部が配置されるコントロールパネル31が設けられ、コントロールパネル31上にはメダル投入口32や操作ボタンスイッチ33が設けられている。サテライトユニット3の下部にはメダル排出口34が設けられている。
【0040】
一方、ビルボード部4は、キャビネット部2の筐体21の上面より突出したアーチ状の2本のパイプ401によって機械的な抽選機構としてのアナログ抽選部402が筐体21の上方に固定されて形成されている。また、アナログ抽選部402の左右側方にはそれぞれスピーカ403が設置されている。
【0041】
図5はアナログ抽選部402の外観斜視図であり、図4のサテライトユニット3の正面側から、やや上向きに眺めた、つまり遊戯中のプレイヤの視点からアナログ抽選部402を眺めた図である。
【0042】
図5において、アナログ抽選部402は、アクリル等により形成された、底のある円筒状の透明カバー404が外側に固定されている。透明カバー404の底は下向きに凸となっている。カバーの側部と底部がそれぞれ透明に形成されていることで、プレイヤが透明カバー404の内部を視認できるようになっている。なお、透明カバー404の形状については、底があって内部にある程度の空間があればその概観形状に限定されるものではない。ただし、円筒状とすることで、ボールの回転軌道が安定するため、より円滑な抽選が行える利点がある。
【0043】
透明カバー404の内部には、中央部にクルーン405と、このクルーン405と一体となって回転する回転コーン406が設けられている。クルーン405は周囲にはボールBが収まる複数(図示の例では6個)の溝状のポケット405aが設けられた回転体である。回転コーン406は、薄手のプラスチック成型品であり、表面に抽選結果である「100」「50」「15」等の文字が描かれている。回転コーン406の下部は、クルーン405のポケット405aに入るボールBと適合するように、アーチ状の穴部406aが形成されている。
【0044】
ボールBは、一般的な抽選装置で広く用いられる木造のボールに比べて重量が軽い材質で形成されることが望ましい。ボールBの材料として、例えば、ウレタンスポンジ、硬質樹脂材、ゴム材(ラバー材)等が用いられる。なお、ボールBを中空の球体とすることで、より重量を軽くすることができる。
【0045】
また、回転コーン406の下部の一部には、上下方向に延びるスリット406bが設けられ、内部からバー407が半径方向に飛び出している。バー407の先頭にはロケット模型408が設けられている。バー407は、クルーン405および回転コーン406とともに回転するとともに、後述する制御により、上下方向に移動し、下に位置する場合には透明カバー404の底面をころがるボールBと接触可能で、ボールBの背中を押す形となり、上に位置する場合には透明カバー404の底面をころがるボールBと非接触の状態となる。
【0046】
図6および図7はアナログ抽選部402の内部構成の斜視図であり、回転コーン406を便宜上、透明にして示したものである。また、機構部を上方から支えるシャーシについても、便宜上、省略してある。
【0047】
図6および図7において、基台409に固定されたモータ410の回転軸に連結したセンターシャフト411により、相互に固定されたクルーン405、回転コーン406およびアッパープレート412が一体に回転するようになっている。なお、基台409は上方から下方に延びるシャーシ(図示せず)に両端が固定されている。また、クルーン405のポケット(405a)の上方にはセンサアーム441が回動可能に設けられており、ボールBが接触することでセンサアーム441が回動し、センサアーム441の中間片がセンサ442に入り込むことでボールBの存在を検知するようになっている。
【0048】
一方、基台413に固定されたモータ414の回転軸に設けられたカム415により、上端がシャーシ(図示せず)に回動可能に固定されたリンク機構416のソレノイドシャフト(427)が押圧され、リンク機構416が下方向に伸び、リンク機構416の下端に固定されたサークルプレート430が下降するようになっている。
【0049】
図8はリンク機構416部分の拡大図である。ソレノイドシャフト427、428の両端にリンクプレート417〜426が回動可能に連結し、リンクプレート417、419、422、424の上端はシャーシ(図示せず)に回動可能に固定され、リンクプレート418、420、423、425の下端はサークルプレート430に回動可能に固定されている。なお、リンクプレート421、426はスプリングにより上方向に付勢されている。
【0050】
図6および図7に戻り、クルーン405の一端の上面には下側ピンプレート431が固定され、この下側ピンプレート431に摺動可能に上側ピンプレート432が被せられており、この上側ピンプレート432にバー407の根本が固定されている。
【0051】
図9は下側ピンプレート431および上側ピンプレート432の周辺の拡大図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は分解斜視図である。すなわち、クルーン405上に立設された下側ピンプレート431に、スプリングシャフト433およびスプリング434を介して上側ピンプレート432が上方向から被せられている。上側ピンプレート432はスプリング434により上方向に付勢されており、上側ピンプレート432の上部に設けられたデルリンベアリング435がサークルプレート430に当接するようになっている。そして、サークルプレート430が上昇した状態にあれば、上側ピンプレート432は上方に伸びた状態となり、バー407は上方に配置される。また、サークルプレート430が下降した状態にあれば、上側ピンプレート432は下方に縮んだ状態となり、バー407は下方に配置される。
【0052】
なお、バー407がクルーン405と一体となって回転する構成例について説明したが、バー407がクルーン405とは別のモータにより独自に回転する機構としてもよい。この場合、バー407はクルーン405と同じ速度で回転するようにしてもよいし、異なる速度で回転するようにしてもよい。
【0053】
図10はゲーム装置1の制御系のハードウェア構成図である。
【0054】
図10において、ゲーム装置1のキャビネット部2には、メイン制御部(ゲームボード/システムボード)201と表示器(液晶パネル)202とDVDドライブ203とオーディオアンプ204、205とが設けられている。また、メイン制御部201には、2個のサテライトユニット3に対して1つの計2つのサブ制御部(サテライト制御ボード)208、209がインタフェース206、207を介して接続されている。各サテライトユニット3には、メダル払い出し機構301、メンテナンスボタン302、扉開閉監視センサ303およびコントロールパネル31が接続される。コントロールパネル31には、ゲームボタン311(33)、コインセレクタ312、メダル払い出しボタン313、メンテナンススイッチ314および演出照明ボード315が設けられ、サブ制御部208、209と接続されている。
【0055】
一方、ビルボード部4には、サブ制御部(ビルボード制御ボード)451が設けられ、キャビネット部2のメイン制御部201と接続されている。サブ制御部451には、振動検知センサ452、453、照明454およびアナログ抽選部402が接続されている。アナログ抽選部402には、モータ461(410)、モータ462(414)、ボール検知センサ463、464、ポジション監視センサ465、466、モータ駆動監視センサ467、468が設けられている。
【0056】
<動作>
図11は全体的な動作を示すフローチャートであり、ゲーム装置1をスゴロクゲームに適用した例である。
【0057】
図11において、ゲーム装置1が処理を開始し(ステップS101)、プレイヤによりメダルが投入されると(ステップS102)、ルーレットを開始する(ステップS103)。図12は表示器202に表示されるゲーム画面の例を示す図であり、メダルを投入したプレイヤP1のキャラクタ表示領域にルーレットRが出現し、左または右方向から数字が流れる。ここでは、3つの数字のうち中央が大きく表示されており、止まった時点で中央にある数字に決定される。
【0058】
図11に戻り、ゲーム装置1は、プレイヤによるボタン操作があったか否か判断し(ステップS104)、ボタン操作があるまで待機する。
【0059】
ボタン操作があった場合(ステップS104のYes)、ゲーム装置1は、ルーレットを停止し(ステップS105)、ルーレットの停止した時点の数字に基づいてキャラクタの移動先を決定する(ステップS106)。
【0060】
次いで、ゲーム装置1は、その移動先が特定のマスであるか否か判断する(ステップS107)。特定のマスであるか否かは内部でテーブル等により管理されている。特定のマスでない場合(ステップS107のNo)、ゲーム装置1は、メダル投入(ステップS102)の待機に戻る。
【0061】
移動先が特定のマスである場合(ステップS107のYes)、ゲーム装置1は、JP(Jack Pot)ポイントを当該プレイヤに付与する(ステップS108)。JPポイントの付与は、ゲーム画面のJPゲージGの上昇によりプレイヤに報知される。
【0062】
次いで、ゲーム装置1は、JPポイントが所定量貯まったか否か判断する(ステップS109)。所定量貯まっていない場合(ステップS109のNo)、ゲーム装置1は、メダル投入(ステップS102)の待機に戻る。
【0063】
JPポイントが所定量貯まった場合(ステップS109のYes)、ゲーム装置1は、特別入賞モードとして、アナログ抽選部(402)によるJP抽選を行う(ステップS110)。JP抽選の中では、抽選結果に応じて大量のメダルの払い出しが行われる可能性がある。
【0064】
JP抽選(ステップS110)の後、ゲーム装置1は、メダル投入(ステップS102)の待機に戻る。
【0065】
図13はアナログ抽選部402の制御処理例を示すフローチャートである。
【0066】
図13において、処理を開始すると(ステップS201)、アナログ抽選部402のクルーン405、回転コーン406、バー407およびロケット模型408を一体として速度Aで回転を行う(ステップS202)。ここで、速度Aとは、ボールBがクルーン405のポケット405aから飛び出ない程度のゆっくりした回転速度である。なお、この状態ではバー407は上昇した状態にあり、ボールBはいずれかのポケット405aの内部に存在する状態にある。図14(a)はこの状態を示している。
【0067】
次いで、図13に戻り、特別入賞モードに入ったか否か判断し(ステップS203)、入っていない場合(ステップS203のNo)は速度Aの回転(ステップS202)を継続する。
【0068】
特別入賞モードに入った場合(ステップS203のYes)、バー407を下げる(ステップS204)。図14(b)はこの状態を示している。この時、バー407はボールBと接触することができる位置まで下げられる。
【0069】
次いで、図13に戻り、速度Bまで回転を上げ(ステップS205)、速度Bで所定時間にわたり回転を維持する(ステップS206)。ここで、速度Bとは、ボールBがクルーン405のポケット405aから確実に飛び出る速度であり、制御上の最高速度である。この状態では、クルーン405のポケット405aから飛び出たボールBをバー407が後ろから押す形となり、ボールBを透明カバー404の底面に沿って大きく優雅に転がす。図14(c)はこの状態を示している。
【0070】
次いで、図13に戻り、所定時間の経過後、バー407をボールBと接触することができない位置まで上げ(ステップS207)、速度Cまで回転を下げ(ステップS208)、速度Cのままで回転を維持する(ステップS209)。ここで、速度Cとは、ボールBがクルーン405により弾かれてポケット405aに入らない程度の速度である。この状態では、クルーン405のポケット405aから飛び出たボールBにバー407は接触することはなく、ボールBは慣性で自由にころがり続ける。図14(d)(e)はこの状態を示している。
【0071】
次いで、図13に戻り、所定時間の経過後、速度Dまで回転を下げ(ステップS210)、ボールBがクルーン405のポケット405aに入ったか否か判断し(ステップS211)、ボールBがクルーン405のポケット405aに入るまで待機する。ここで、速度Dとは、ボールBがクルーン405により弾かれつつも、ポケット405aに入る程度の速度である。
【0072】
ボールBがクルーン405のポケット405aに入った場合(ステップS211のYes)、速度Aまで回転を下げ(ステップS212)、ボールBの入ったクルーン405のポケット405aを該当するプレイヤに向けて停止し(ステップS213)、処理を終了する(ステップS214)。図14(f)はこの状態を示している。
【0073】
<総括>
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
【符号の説明】
【0074】
1 ゲーム装置
2 キャビネット部
21 筐体
22 テーブルグラス
3 サテライトユニット
31 コントロールパネル
32 メダル投入口
33 操作ボタンスイッチ
34 メダル排出口
4 ビルボード部
401 パイプ
402 アナログ抽選部
403 スピーカ
404 透明カバー
405 クルーン
405a ポケット
406 回転コーン
406a 穴部
406b スリット
407 バー
408 ロケット模型
409 基台
410 モータ
411 センターシャフト
412 アッパープレート
413 基台
414 モータ
415 カム
416 リンク機構
417〜426 リンクプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、
当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、
前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、
当該回転体を回転駆動するモータと、
前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、
前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサと
を有する抽選機構を備えたことを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
請求項1に記載のゲーム装置において、
前記バーの基部は、スプリングにより上方向に付勢されたピンプレートに固定され、
当該ピンプレートの上端にはデルリンベアリングが設けられ、
他のモータで駆動されるカムによりリンク機構を介して下降されるサークルプレートにより前記ピンプレートのデルリンベアリングが押圧されることで前記バーが下降する
ことを特徴とするゲーム装置。
【請求項3】
筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、
当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、
前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、
当該回転体を回転駆動するモータと、
前記回転体の周囲を前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、
当該バーを回転駆動する他のモータと、
前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサと
を有する抽選機構を備えたことを特徴とするゲーム装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載のゲーム装置において、
前記回転体を回転駆動するモータの回転駆動開始初期にのみ前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールの転がりを補助する
ことを特徴とするゲーム装置。
【請求項5】
筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、
当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、
前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、
当該回転体を回転駆動するモータと、
前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、
前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサと
を有する抽選機構の制御方法であって、
抽選開始前に、前記ボールが前記回転体のポケット内に位置する状態で待機する工程と、
抽選開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第1の速度まで回転を上げる工程と、
前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させる工程と、
所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第2の速度まで回転を下げる工程と
を備えたことを特徴とするアナログ抽選機構制御方法。
【請求項6】
筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、
当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、
前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、
当該回転体を回転駆動するモータと、
前記回転体の周囲を前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、
当該バーを回転駆動する他のモータと、
前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサと
を有する抽選機構の制御方法であって、
抽選開始前に、前記ボールが前記回転体のポケット内に位置する状態で待機する工程と、
抽選開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第1の速度まで回転を上げる工程と、
前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させる工程と、
所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第2の速度まで回転を下げる工程と
を備えたことを特徴とするアナログ抽選機構制御方法。
【請求項7】
筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、
当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、
前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、
当該回転体を回転駆動するモータと、
前記回転体に基部が上下動可能に取り付けられ、前記回転体とともに前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、
前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサと
を有する抽選機構の制御方法であって、
前記ボールが前記回転体のポケットから飛び出ない程度のゆっくりした第1の速度で前記回転体の回転を行う工程と、
特別入賞モード開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第2の速度まで回転を上げる工程と、
前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させ、前記ボールが前記回転体により弾かれてポケットに入らない程度の第3の速度まで回転を下げる工程と、
所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第4の速度まで回転を下げる工程と
を備えたことを特徴とするアナログ抽選機構制御方法。
【請求項8】
筐体の上方に配置され底面を有する透明カバーと、
当該透明カバーの底面内側に自由運動可能に配置されたボールと、
前記透明カバーの底面内側に、回転軸を当該透明カバーの中心軸と略一致させて回転可能に配置され、前記ボールが入る複数のポケットを周囲に有する回転体と、
当該回転体を回転駆動するモータと、
前記回転体の周囲を前記透明カバーの底面に沿って回転するバーと、
当該バーを回転駆動する他のモータと、
前記回転体における前記ボールが入ったポケットを検出するセンサと
を有する抽選機構の制御方法であって、
前記ボールが前記回転体のポケットから飛び出ない程度のゆっくりした第1の速度で前記回転体の回転を行う工程と、
特別入賞モード開始時に、前記バーを前記ボールと接触可能な位置まで下降させ、前記ボールが前記回転体のポケットから確実に飛び出る第2の速度まで回転を上げる工程と、
前記バーを前記ボールと接触不可能な位置まで上昇させ、前記ボールが前記回転体により弾かれてポケットに入らない程度の第3の速度まで回転を下げる工程と、
所定時間の経過後、前記ボールが前記回転体により弾かれつつも、ポケットに入る程度の第4の速度まで回転を下げる工程と
を備えたことを特徴とするアナログ抽選機構制御方法。
【請求項9】
請求項5乃至8のいずれか一項に記載のアナログ抽選機構制御方法において、
前記ボールが前記回転体のポケットに入った場合に前記回転体の回転を下げ、該当するプレイヤに向けて前記回転体の回転を停止する工程
を備えたことを特徴とするアナログ抽選機構制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図13】
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【図14】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−24724(P2011−24724A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−172377(P2009−172377)
【出願日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)