説明

ゲーム装置

【課題】 多くのスペースを必要とすることなく、フィールドの形態を簡単に変更することが可能な機構を設ける。
【解決手段】 フィールドに物品が載置されるゲーム装置において、縦方向に配設された垂直支持部材31L,31Rと、垂直支持部材31L,31Rに沿って上下方向に移動可能となるようにし、垂直支持部材31L,31Rと任意の高さで固定されるロック機構33L,33Rと、ロック機構33L,33Rと固定され、物品を載置するための載置部材を支持する水平枠部材38とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィールドに景品等の物品が載置されるクレーンゲーム装置等のゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
クレーンゲーム装置等のゲーム装置では、フィールド内に複数の景品が載置される。プレーヤは、ボタンなどを操作することによりクレーンアームの動きを制御して、景品が載置された位置まで移動させた後、景品を掴む、倒す、引き摺るといった動作をさせて景品を景品落とし口まで導くことにより、景品を獲得することができる。
【0003】
従来では、プレーヤのゲームへの挑戦意欲を向上させるために、景品が載置されるゲームフィールドの形態に変化を持たせる構成が考えられている。例えば、特許文献1に記載された景品獲得ゲーム装置では、ゲームフィールドの高さを位置を変更するゲームフィールド昇降機構が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−43286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術でのゲームフィールド昇降機構は、ゲームフィールドを支持する支持脚と、支持脚を上下方向に移動可能にガイドするガイド部と、支持脚をガイド部に所定位置でロックするロック機構とを含んでおり、ゲームフィールドと支持脚とが固定されているために、ゲームフィールドと支持脚を一緒に上下方向にガイド部に沿って移動させた後、ロック機構によりロックする必要があった。
【0006】
従来技術では、人手によりゲームフィールドを引き上げを容易にするため、ゲームフィールドを上昇方向に付勢する昇降補助機構が設けられている。昇降補助機構は、ガスダンパーと、スイングアームと、ロッドから構成されており、スイングアームが稼働可能なスペースを必要としていた。
【0007】
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、多くのスペースを必要とすることなく、フィールドの形態を簡単に変更することが可能な機構を設けたゲーム装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、フィールドに物品が載置されるゲーム装置において、縦方向に配設された支持部材と、前記支持部材に沿って上下方向に移動可能となるようにし、前記支持部材と任意の高さで固定されるロック機構と、前記ロック機構と固定され、前記物品を載置するための載置部材を支持する枠部材とを具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、多くのスペースを必要とすることなく、フィールドの形態を簡単に変更することが可能な機構を設けたゲーム装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態におけるゲーム装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】本実施形態におけるゲーム装置の正面図。
【図3】本実施形態におけるクレーンゲーム装置の右側ユニット側から見た側面図。
【図4】本実施形態におけるクレーンゲーム装置に設けられた上下傾斜調整機構の主要部分を示す斜視図。
【図5】ロック機構とロック機構の周辺の構成の詳細を示す図。
【図6】ロック機構の外観を示す図。
【図7】ロック機構の外筐体を外して内部構造を示す図。
【図8】図7の反対側から見たロック機構の外筐体を外して内部構造を示す図。
【図9】ロック機構の内部構成を示す上面図。
【図10】係合部材の先端部が垂直支持部材に挿入される様子を示す図。
【図11】枠部材ロック機構の周辺を示す図。
【図12】枠部材ロック機構の周辺を示す図。
【図13】貫通機構部の平面図。
【図14】基台の突起が通過する第2面の穴の形状を示す図。
【図15】操作レバーの状態の一例を示す図。
【図16】図15に示すA−A線の垂直支持部材を含む断面を示す図。
【図17】景品フィールドの組合せにより構成される景品フィールド全体の形態の一例を示す図。
【図18】景品フィールドの組合せにより構成される景品フィールド全体の形態の一例を示す図。
【図19】景品フィールドの組合せにより構成される景品フィールド全体の形態の一例を示す図。
【図20】景品フィールドの組合せにより構成される景品フィールド全体の形態の一例を示す図。
【図21】フェンスの景品載置エリアへの取り付けの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるゲーム装置の外観構成を示す斜視図、図2は、本実施形態におけるゲーム装置の正面図である。本実施形態のゲーム装置は、プレーヤの操作に応じてクレーンアームを制御して、景品を払い出すように動作するクレーンゲーム装置10を例に示す。図1及び図2に示すクレーンゲーム装置10は、上部筐体12と下部筐体13とから構成されている。上部筐体12は、前面と側面の一部がアクリル板などの透明板15(開閉部材)により覆われており、透明板15を通じて筐体内部の景品フィールド16L,16Rが視認できるようになっている。透明板15は、例えば正面側が開閉可能に構成されており、景品フィールド16L,16Rへの景品の入れ替えや補充、景品フィールド16L,16Rの形態(高さ、傾斜角度等)の変更、あるいは透明板15の内側に設けられた収納部に収納された設定機器28を利用する場合等に開放することができる。
【0012】
本実施形態におけるクレーンゲーム装置10は、同時に2人のプレーヤがゲームを実施することができるように、2つのゲームユニット(左側ユニット10L、右側ユニット10R)が搭載されている。2つのゲームユニットの景品フィールド16L,16Rは、仕切板(図示せず)によって区分されている。仕切板により区分された2つの景品フィールド16L,16Rには、それぞれ景品を積載することができる。
【0013】
本実施形態におけるクレーンゲーム装置10では、景品フィールド16L,16Rの高さと傾斜角度を変更することができる上下傾斜調整機構が設けられている。上下傾斜調整機構は、景品フィールド16L,16Rのそれぞれについて、前方側と後方側の各フィールドについて、個別に高さと傾斜角度を調整することができる。図1及び図2では、右側ユニット10Rにおいて、景品フィールド16Rの前方側と後方側のフィールドの高さが異なるように調整されている例を示している。上下傾斜調整機構の詳細については後述する(図7、図8)。
【0014】
また、景品フィールド16L,16Rには、例えば、複数の景品載置部材を組み合わせてフレームに装着することによって景品を載置することができる景品載置エリアと、景品載置部材を装着しないことにより景品を落下させるための景品落とし口が形成される。景品載置部材の形状や大きさは、フレーム(支持部材)に装着可能であれば任意に決めることができる。また、景品載置部材が容易に脱着可能となるように構成されているため、管理者は、景品載置エリアと景品落とし口を簡単に設定することができる。景品載置エリアと景品落とし口の位置を変更した場合には、管理者は、設定機器28を用いて、景品載置エリアと景品落とし口の位置に応じて各種の設定をすることができる。詳細については後述する。
【0015】
なお、景品フィールド16L,16Rは、複数の景品載置部材を組み合わせるだけでなく、景品落とし口に相当する穴あるいは角や辺の一部をくり抜いた1枚の景品載置部材を用いて形成することも可能である。また、景品載置部材は、上面部が平面となっている部材とするだけでなく、表面に凹凸や景品を支持するための形状が設けられた部材とすることも可能である。
【0016】
景品フィールド16L,16Rの下方部には、景品フィールド16L,16Rから落下した景品を、下部筐体13の前面側に設けられた景品取出口21L,21Rに誘導するための景品誘導空間が設けられている。景品フィールド16Lの下方部に設けられた景品誘導空間は、景品フィールド16Lの前方側フィールドとほぼ全面に対応した広さが設けられており、景品取出口21Lと連通されている。また、景品フィールド16Rの下方部に設けられた景品誘導空間は、景品フィールド16Rの前方側フィールドとほぼ全面に対応した広さが設けられており、景品取出口21Rと連通されている。
【0017】
左右の景品フィールド16L,16Rの上方には、プレーヤ操作に応じて動作が制御されるクレーンアーム18L,18Rが装着されている。上部筐体12内の景品フィールド16L,16Rの上方には、それぞれクレーンアーム18L,18Rを、例えばX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向(上下方向)に移動させるためのクレーン機構部(図示せず)が設けられている。クレーン機構部は、ボタン24L,24Rへのプレーヤ操作に応じて制御される。
【0018】
クレーンアーム18L,18Rの先端部には、景品を把持するための2本のアーム18La,18Ra(把持爪)が設けられている(なお、3本あるいは4本のアームを設けても良い)。アーム18La,18Raは、クレーンアーム18が下降されて景品に到達した位置で、閉じる(物を把持する)ように動作が制御される。
【0019】
下部筐体13の正面側には、景品取出口21L,21Rやプレーヤによって操作が行われるコンパネ(コントロールパネル)部23L,23Rが設けられている。
景品取出口21L,21Rは、筐体内(景品フィールド)から景品を外部に取り出すためのもので、景品フィールド16L,16Rの下方部に設けられた景品誘導空間と連通している。クレーンアーム18L,18Rを動作させることにより景品が景品落とし口に落下されることにより、景品取出口21L,21Rから景品を取り出すことができる。
【0020】
コンパネ部23L,23Rには、クレーンアーム18L,18Rを動作させるためにプレーヤにより操作される複数のボタン24L,24R、プレイ料金とするコインが投入されるコイン投入口26L,26R、プレイ料金や投入されたコインに応じた残りプレイ回数を表示するための表示装置27L,27R(例えば7セグ表示器)等が設けられている。また、ゲーム実行中の効果音や音楽、メッセージ音声などを出力するためのスピーカ49が設けられている。
【0021】
また、本実施形態におけるクレーンゲーム装置10には、管理者がクレーンゲーム装置10に対して各種設定をするための設定機器28が設けられている。設定機器28は、クレーンゲーム装置10の本体筐体から着脱可能な可搬型に構成されている。図1に示す設定機器28は、透明板15の内側に設けられた収納部に収納された状態を示している。設定機器28は、各種設定のための操作をする場合には、収納部から取り出して、クレーンゲーム装置10と近接した位置で手に保持した状態で取り扱うことができる。設定機器28は、クレーンゲーム装置10の筐体内に収納された制御ユニットと、例えばケーブルを介して接続されている。なお、設定機器28は、有線によって制御ユニットと接続される構成とするだけでなく、無線通信(無線LAN(Local Area Network)など)によって接続される構成とすることも可能である。設定機器28は、左側ユニット10Lと右側ユニット10Rのそれぞれに対する各種設定を個別にすることができる。
【0022】
図3は、本実施形態におけるクレーンゲーム装置10の右側ユニット10R側から見た側面図である。
図3に示すように、景品フィールド16Rは、前方側の景品フィールド32と後方側の景品フィールド35とに分かれており、個別に上下傾斜調整機構によって上下位置、傾斜角度を調整することができる。図3に示す例では、前方側2/3の範囲が景品フィールド32、後方側1/3の範囲が景品フィールド35となっている。
【0023】
景品フィールド32に対応する上下傾斜調整機構には、垂直支持部材31と、景品フィールド32を垂直支持部材31に固定するためのロック機構33が含まれている。また、景品フィールド35に対する上下傾斜調整機構には、垂直支持部材34と、景品フィールド35を垂直支持部材34に固定するためのロック機構36が含まれている。
【0024】
また、上下傾斜調整機構には、管理者が景品フィールド32,35の位置を調整する作業をアシストするためのアシスト機構が設けられている。アシスト機構は、垂直支持部材31,34に内挿された弾性部材(例えばバネ)によって景品フィールド32,35(水平枠部材38,42)を引き上げるように作用させることにより、管理者が景品フィールド32,35の高さ調整をする際に、景品フィールド32,35の全重量が管理者にかからないようにする。これにより、景品フィールド32,35の高さ調整の作業を、腕力がない管理者であっても容易に実施できるようにしている。上下傾斜調整機構の詳細な構成については後述する。
【0025】
なお、図3に示す構成において、左側ユニット10Lと右側ユニット10Rでは、垂直支持部材31が設けられている前面からの位置が異なっている。図3に示す垂直支持部材31aは、左側ユニット10Lの左側に配置されたもので、縦方向に設けられたスリットから内挿されたバネが見えていることを表している。
【0026】
図4は、本実施形態におけるクレーンゲーム装置10に設けられた上下傾斜調整機構の主要部分を示す斜視図である。図4は、例えば左側ユニット10Lに設けられた上下傾斜調整機構として説明する。右側ユニット10Rに設けられた上下傾斜調整機構も同様の構成を有するものとして説明を省略する。
【0027】
図4に示すように、前方側の景品フィールド32に対応する上下傾斜調整機構には、左側の垂直支持部材31Lと右側の垂直支持部材31Rが設けられている。垂直支持部材31Lには、ロック機構33Lが上下方向に摺動可能となるように装着されている。同様にして、垂直支持部材31Rには、ロック機構33Rが上下方向に摺動可能となるように装着されている。ロック機構33L,33Rの底部には、水平枠部材38が固定されている。水平枠部材38は、後述する後方側の景品フィールド35に対応する上下傾斜調整機構に設けられた水平枠部材42と共に矩形枠を形成する。水平枠部材38は、前方側の景品フィールド32の外周枠を形成しており、枠内に景品載置部材が配置されることにより景品載置エリアを形成する。
【0028】
水平枠部材38は、ロック機構33L,33Rと固定されているため、ロック機構33L,33Rが垂直支持部材31L,31Rに沿って上下方向に摺動されるのに伴って上下方向に移動する。これにより、景品フィールド32の高さを調整することができる。
【0029】
ロック機構33L,33Rは、それぞれに設けられたロックスイッチ33La,33Raをオフすることによりロックが外れて上下方向に移動させることができ、オンすることによりロックされて位置が固定される。
【0030】
水平枠部材38の下部には、垂直支持部材31Lに沿って支持部材40Lが取り付けられ、垂直支持部材31Rに沿って支持部材40Rが取り付けられている。支持部材40L,40Rは、水平枠部材38をロック機構33L,33Rと一体化させると共に、上下方向の摺動時や景品フィールド32に景品を載置しても安定するように支持するための部材である。なお、図4に示す上下傾斜調整機構では、水平枠部材38を下から支持部材40L,40Rによって支えているが、水平枠部材38の上側に支持部材40L,40Rの代わりに同様の目的を持った部材を取り付けた構成としても良い。
【0031】
水平枠部材38の内側には、垂直支持部材31L,31Rの近傍に設けられた回転軸を介して、回動可能な状態で傾斜枠部材39が取り付けられている。傾斜枠部材39は、回転軸によって任意に傾斜角度を変更させることができる。水平枠部材38に設けられた回転軸は、水平枠部材38がロック機構33L,33Rと固定された位置の近傍に設けられている。すなわち、傾斜枠部材39に景品載置部材を装着すること(さらには複数の景品が載置されること)により増加する荷重を、垂直支持部材31L,31Rの軸近傍においてかけるようにすることで、水平枠部材38やロック機構33L,33R、支持部材40L,40Rに対する負荷を軽減することができる。
【0032】
また、水平枠部材38に設けられた回転軸の近傍には、水平枠部材38と傾斜枠部材39とを固定する枠部材ロック機構41L,41Rが設けられている。枠部材ロック機構41L,41Rは、傾斜枠部材39を任意の角度で傾斜させた状態で回動不可能となるように、水平枠部材38と傾斜枠部材39とを固定して、傾斜した状態を維持する。
【0033】
なお、図4においては、上下傾斜調整機構の詳細な構成を図示するために図示を省略しているが、傾斜枠部材39は、景品載置エリアを形成するために、複数の景品載置部材を装着するための支持部材として使用される。傾斜枠部材39は、支持部材の外周枠を構成しており、例えば景品載置部材の形状(サイズ等)に合わせた他の支持部材を、さらに装着することが可能である。
【0034】
図4に示すように、後方側の景品フィールド35に対応する上下傾斜調整機構は、前方側の景品フィールド32に対応する上下傾斜調整機構と同様の構成を有している。すなわち、後方側の上下傾斜調整機構は、左側の垂直支持部材34Lと右側の垂直支持部材34Rが設けられ、ロック機構36L,36Rがそれぞれ上下方向に摺動可能となるように装着されている。ロック機構36L,36Rの底部には、水平枠部材42が固定されている。水平枠部材42は、前方側の景品フィールド32に対応する水平枠部材38と共に矩形枠を形成する。水平枠部材42は、後方側の景品フィールド35の外周枠を形成しており、枠内に景品載置部材が配置されることにより景品載置エリアを形成する。
【0035】
水平枠部材42は、ロック機構36L,36Rと固定されているため、ロック機構36L,36Rが垂直支持部材34L,34Rに沿って上下方向に摺動されるのに伴って上下方向に移動する。これにより、景品フィールド35の高さを調整することができる。
【0036】
ロック機構36L,36Rは、それぞれに設けられたロックスイッチ36La,36Raをオフすることによりロックが外れて上下方向に移動させることができ、オンすることによりロックされて位置が固定される。
【0037】
水平枠部材42の下部には、垂直支持部材34Lに沿って支持部材44Lが取り付けられ、垂直支持部材34Rに沿って支持部材44Rが取り付けられている。支持部材44L,44Rは、水平枠部材42をロック機構36L,36Rと一体化させると共に、上下方向の摺動時や景品フィールド35に景品を載置しても安定するように支持するための部材である。なお、図4に示す上下傾斜調整機構では、水平枠部材42を下から支持部材44L,44Rによって支えているが、水平枠部材42の上側に支持部材44L,44Rの代わりに同様の目的を持った部材を取り付けた構成としても良い。
【0038】
水平枠部材42の内側には、垂直支持部材34L,34Rの近傍に設けられた回転軸を介して、回動可能な状態で傾斜枠部材43が取り付けられている。傾斜枠部材43は、回転軸によって任意に傾斜角度を変更させることができる。水平枠部材42に設けられた回転軸は、水平枠部材42がロック機構36L,36Rと固定された位置の近傍に設けられている。すなわち、傾斜枠部材43に景品載置部材を装着すること(さらには複数の景品が載置されること)により増加する荷重を、垂直支持部材34L,34Rの軸近傍においてかけるようにすることで、水平枠部材42やロック機構36L,36R、支持部材440L,44Rに対する負荷を軽減することができる。
【0039】
また、水平枠部材42に設けられた回転軸の近傍には、水平枠部材42と傾斜枠部材43とを固定する枠部材ロック機構45L,45Rが設けられている。枠部材ロック機構45L,45Rは、傾斜枠部材43を任意の角度で傾斜させた状態で回動不可能となるように、水平枠部材42と傾斜枠部材43とを固定して、傾斜した状態を維持する。
【0040】
なお、図4においては、上下傾斜調整機構の詳細な構成を図示するために図示を省略しているが、傾斜枠部材43は、景品載置エリアを形成するために、複数の景品載置部材を装着するための支持部材として使用される。傾斜枠部材43は、支持部材の外周枠を構成しており、例えば景品載置部材の形状(サイズ等)に合わせた他の支持部材を、さらに装着することが可能である。また、傾斜枠部材43には1つの景品載置部材を装着するようにしても良い。
【0041】
図5は、ロック機構33Rとロック機構36Rの周辺の構成の詳細を示す図である。
図5において、前方側の上下傾斜調整機構のロック機構33Rは、ロックスイッチ33Raがオンされた状態にある。すなわち、水平枠部材38がロック機構33Rを介して垂直支持部材31Rに固定された状態にある。ロックスイッチ33Raがオンされることにより、ロック機構33Rの内部に設けられた係合部材が垂直支持部材31Rに設けられた係合穴(図示せず)に係合してロックすることができる。
【0042】
一方、後方側の上下傾斜調整機構のロック機構36Rは、ロックスイッチ36Raがオフされた状態にある。すなわち、水平枠部材42が移動可能な状態となっており、管理者が水平枠部材38を持って上下に移動させて位置を調整することができる状態にある。ロックスイッチ36Raがオフされることにより、ロック機構36Rの内部に設けられた係合部材が垂直支持部材34Rに設けられた係合穴(図示せず)から抜けてロックを外すことができる。
【0043】
次に、ロック機構33Rの詳細な構成について、図6〜図10を参照しながら説明する。なお、ロック機構33L,36L,36Rもロック機構33Rと同様の構成であるものとして詳細な説明を省略する。
図6は、ロック機構33Rの外観を示す図である。図6では、垂直支持部材31Rの図示を省略している。ロック機構33Rは、垂直支持部材31Rの3面を覆うように水平断面の形状が凹型となっており、凹部に垂直支持部材31Rを嵌合させる。ロック機構33Rは、ロックスイッチ33Raの操作によって、垂直支持部材31Rと係合する係合部材が筐体内部に実装されている。図6は、ロックスイッチ33Raがオンされた状態を示している。
【0044】
図7は、ロック機構33Rの外筐体を外して内部構造を示す図、図8は、図7の反対側から見たロック機構33Rの外筐体を外して内部構造を示す図である。また、図9は、ロック機構33Rの内部構成を示す上面図である。図7、図8、図9は、ロックスイッチ33Raがオフされた状態を示している。
【0045】
図7及び図8に示すように、ロックスイッチ33Raは、軸62により回動する。図6に示すオン状態にある時に上部が押されることで軸62により回動して、図7及び図8に示すように下部が跳ね上がりオフ状態となる。また、図7及び図8に示すオフ状態にある時に下部が押されるので軸62により回動して、図6に示すように上部が突出してオン状態となる。
【0046】
ロックスイッチ33Raの垂直支持部材31Rを挟んだ反対側では、バネ受け部材64と係合部材63との間にバネ65が装着されている。バネ65は、ロックスイッチ33Raの方向に付勢している。
【0047】
ロックスイッチ33Raは、オフ状態にされると係合部材63を押し込むように作用する。従って、係合部材63は、ロックスイッチ33Raにより押し込まれることで付勢に反した方向に移動する。一方、ロックスイッチ33Raがオフ状態にされると、バネ65の付勢力によって、係合部材63は、ロックスイッチ33Raの側に移動する。
【0048】
図8に示すように、係合部材63の先端部63aは、鉤状になっており、垂直支持部材31Rに設けられた複数の係合穴70−1,70−2,…に挿入可能となっている。なお、係合穴70−1,70−2,…は、ロック機構33Rが垂直支持部材31Rに沿って上下方向に移動された場合に係合部材63の先端部63aと相対するように、ロック機構33Rの移動可能範囲において、例えば一定間隔で縦方向に配列されている。
【0049】
先端部63aは、ロックスイッチ33Raがオフ状態にされて係合部材63が押し込まれた場合に係合穴70−1,70−2,…から外れる。これにより、ロック機構33Rは、ロックが解除されて、垂直支持部材31Rに沿って上下方向に移動可能となる。一方、先端部63aは、ロックスイッチ33Raがオン状態にされた場合、バネ65の付勢力により押されて係合穴70−1,70−2,…に挿入される。図10は、係合部材63の先端部63aが垂直支持部材31Rに挿入される様子を示している(分かり易くするために垂直支持部材31Rの図示を省略している)。
【0050】
このようにして、ロック機構33Rは、ロックスイッチ33Raの状態を切り替えることにより、垂直支持部材31Rへの固定(ロック)と解除を簡単に行うことができ、景品フィールド32の位置決め(高さ調整)の作業を容易にすることができる。
【0051】
次に、傾斜枠部材39を回動不可能となるように固定するための枠部材ロック機構41Rの詳細な構成について、図11〜図15(及び図6)を参照しながら説明する。なお、枠部材ロック機構41L,45L,45Rも同様の構成を有するものとして詳細な説明を省略する。
【0052】
図11及び図12は、枠部材ロック機構41Rの周辺を示す図である。図11及び図12に示すように、傾斜枠部材39は、水平枠部材38に設けられた回転軸80を介して回動可能となるように取り付けられている。枠部材ロック機構41Rは、回転軸80により回動する傾斜枠部材39を任意の傾斜角度で回動不可能に固定するための機構である。
【0053】
枠部材ロック機構41Rには、傾斜枠部材39の底部に固定された半円形の半円部材81と、半円部材81の外周に沿って設けられた穴81aに、管理者による操作レバー82の操作に応じて貫通部材83を貫通させるための貫通機構部が含まれている。半円部材81は、半円の中心が回転軸80の位置と一致するように取り付けられている。従って、半円部材81に設けられた複数の穴81aは、傾斜枠部材39が回動することに伴って同じ位置を通過する。
【0054】
貫通機構部は、水平枠部材38の底部において、固定部材84によって水平枠部材38と支持部材40Rに固定されている。図12は、貫通機構部の内部を示すために固定部材84の図示を省略している。図13は、貫通機構部の平面図である。
【0055】
貫通機構部には、コ字型の基台85が設けられ、基台85の相対する一方の面(第1面)に貫通部材83を通過可能な穴を設け、他方の面(第2面)に貫通部材83と同軸で連接された操作部材86を通過可能な穴が設けられている。基台85の相対する面(第1面、第2面)の内側において、操作部材86にバネ受け部材89が設けられており、バネ受け部材89と操作部材86側の第2面との間に、操作部材86に巻回するようにバネ88が設けられている。バネ88は、バネ受け部材89を介して、貫通部材83を半円部材81側に押し出すように付勢されている。従って、操作レバー82により操作部材86を引き抜くように操作すると、バネ88の付勢力に反して貫通部材83が半円部材81の穴81aから引き抜かれ、操作レバー82の操作を停止すると、バネ88の付勢力により貫通部材83が半円部材81の方向に押し出される。
【0056】
操作部材86の外周部には、図13に示すように、例えば2つの突起90a,90bが設けられている。突起90a,90bは、操作レバー82が操作されていない状態では、基台85の第1面と第2面との内側に位置し、貫通部材83を半円部材81から引き抜くように操作レバー82が操作された状態では、基台85の第2面を通過する位置に設けられている。
【0057】
図14(a)(b)には、基台85の突起90a,90bが通過する第2面の穴の形状を示している。図14(a)に示すように、基台85の第2面には、突起90a,90bが通過できるように切り欠きが形成されている。
【0058】
従って、例えば図15に示すように、操作レバー82が下向きにある状態で貫通部材83を引き抜くように操作した場合には、突起90a,90bは第2面を通過する。そして、突起90a,90bが通過した後、例えば図6に示すように、操作部材86(貫通部材83)を軸回転させるように操作レバー82を回すことにより、図14(b)に示すように、突起90a,90bが基台85の第2面の外側において、切り欠きが設けられていない位置において係止する。
【0059】
このため、傾斜枠部材39の傾斜角度を調整する際に、操作レバー82を操作して貫通部材83を半円部材81から引き抜き、図14に示すように、突起90a,90bを基台85の第2面の外側に係止させておけば、傾斜枠部材39を自由に回動可能な状態にすることができ調整作業を容易にすることができる。管理者は、傾斜枠部材39の傾斜角度を決めて停止させた状態で、操作レバー82を元の向き(図15に示す下向き)に戻すことにより、簡単に貫通部材83を半円部材81の穴81aに貫通させて傾斜枠部材39を固定することができる。
【0060】
なお、本実施形態におけるクレーンゲーム装置10は、前述した貫通機構部の構成に限定されるものではなく、より簡単な構成とすることも可能である。例えば、貫通部材(棒状の部材)を貫通可能な穴が形成された部材を、水平枠部材38と支持部材40Rとに固定して設け、この部材の穴と半円部材81に設けられた穴81aとを貫通部材により貫通させることにより、傾斜枠部材39が回動しないように固定することができる。
【0061】
また、前述した構成では、半円部材81の外周に沿って複数の穴81aを配設した構成としているが、半円部材81の外周部に貫通部材83と係合する複数の切り欠きを設け、この切り欠きに貫通部材83を係合させることにより、傾斜枠部材39の回動を規制する構成としても良い。
その他、傾斜枠部材39の回動を任意の傾斜角度で回動不可能とすることができれば、その他の構造とすることも可能である。
【0062】
次に、上下傾斜調整機構に設けられたアシスト機構の詳細な構成について説明する。
図16は、図15に示すA−A線の垂直支持部材31Rを含む断面を示す図である。なお、垂直支持部材31L,34L,34Rも同様に構成されるものとして詳細な説明を省略する。
【0063】
図16に示すように、垂直支持部材31Rは、内部が空洞になっており、その空間内に水平枠部材38を引き上げるように作用(上方向に付勢)させるための弾性部材が内挿されている。本実施形態では、弾性部材としてバネ92を用いているが、ゴムなどの他の部材を用いることも可能である。
【0064】
バネ92の上端部は、垂直支持部材31Rの上部において、接続部材90により固定されている。バネ92の下端部は、垂直支持部材31Rに設けられたスリットから垂直支持部材31Rに挿入された、支持部材40Rと固定された接続部材93に接続されている。支持部材40Rが水平枠部材38と固定されているため、バネ92は、水平枠部材38を上方に引き上げるように付勢する。
【0065】
管理者が水平枠部材38の高さを調整する際にロック機構33Rによるロックを外すと、バネ92によって水平枠部材38が引き上げるように作用するため、水平枠部材38の荷重全てが管理者に掛からない。このため、腕力がない管理者であっても水平枠部材38(景品フィールド32)の高さ調整を容易に実施することができる。
【0066】
なお、図16に示す例では、バネ92を垂直支持部材31Rに内挿するように実装しているが、垂直支持部材31Rに沿って外周近傍に取り付けられた構成としても良い。
【0067】
このようにして、本実施形態におけるクレーンゲーム装置10では、垂直支持部材31L,31R、垂直支持部材34L,34Rを縦方向に配設して、垂直支持部材31L,31R、垂直支持部材34L,34Rに沿って、前方側の景品フィールド32、後方側の景品フィールド35をそれぞれ上下方向に移動させる構成としたので、上下傾斜調整機構を筐体内部に設けるためのスペースが少なくて済む。このため、クレーンゲーム装置10の筐体サイズを大きくすることなく、1つのユニット(左側ユニット10Lあるいは右側ユニット10R)について、前方側の景品フィールド32と後方側の景品フィールド35とを配置可能となっている。
【0068】
こうして、1つのユニットに前方側の景品フィールド32と後方側の景品フィールド35とを配置することで、それぞれの景品フィールド32,35の高さと傾斜を変更して組み合わせることによって、景品フィールド全体の形態を多彩に変形することが可能となる。
【0069】
図17〜図20は、景品フィールド32,35の組合せにより構成される景品フィールド全体の形態の一例を示している。図17〜図20では、上下傾斜調整機構の図示を省略している。景品載置エリア50,51は、景品フィールド32,35のそれぞれにおいて、複数の景品載置部材を組み合わせて構成されている。なお、図17〜図20に示す景品載置エリア50は、便宜上、単純な平面で図示しているが、複数の景品載置部材のうち何れかを取り外すことにより景品取り出し口がレイアウトされるものとする。
【0070】
図17は、水平枠部材38と傾斜枠部材43の高さを同じにすると共に、傾斜枠部材39,42を水平にして固定した例を示している。図17に示す形態にすることにより、広い景品フィールドを構成することができる。
【0071】
図18は、傾斜枠部材39,42を水平にして固定し、水平枠部材38より傾斜枠部材43の方(後方側)を高くした例を示している。景品載置エリア50と景品載置エリア51との段差の隙間には、複数のフェンス95を配置することにより景品の落下を防止している。図18に示す形態とすることにより、ひな壇状にすることができ、景品載置エリア50と景品載置エリア51のそれぞれに景品を載置することにより、少量の景品数であっても効果的に景品をプレーヤにアピールすることができる。
【0072】
図19は、傾斜枠部材39,42を同じ角度に傾斜した状態で固定し、景品載置エリア50と景品載置エリア51とが連続する平面を形成するように水平枠部材38,43の高さを調整した例を示している。図19に示す形態とすることにより、大量の景品を山積みすることなく、景品を盛り上げたように展示することができ、効果的にプレーヤにアピールすることができる。
【0073】
図20は、傾斜枠部材39よりも水平枠部材42の傾斜角度を大きくした状態で固定し、景品載置エリア50よりも景品載置エリア51方が高くなるように水平枠部材38,43の高さを調整した例を示している。景品載置エリア50と景品載置エリア51の角度と高さを大きくするによりできる段差の隙間には、複数のフェンス95を配置することにより景品の落下を防止している。図20に示す形態とすることにより、図19に示す形態よりも、さらに景品を盛り上げたように展示することができる。
【0074】
図21(a)(b)(c)には、フェンス95の景品載置エリア50,51への取り付けの一例を示している。フェンス95は、図18や図20に示すように隙間を塞ぐために用いたり、景品載置エリア50,51から景品が落下しないようにする落下防止フェンスとして用いられる。
【0075】
図21(a)は、例えば景品載置エリア50の端部にフェンス95をビス96により固定した例を示している。フェンス95の端部近傍と景品載置エリア50(傾斜枠部材39)にネジ穴を設けておくことで、フェンス95をビス96で固定して落下防止フェンスとすることができる。
【0076】
図21(b)は、例えば景品載置エリア51の端部にフェンス95をビス97により固定した例を示している。同様にして、フェンス95の端部近傍と景品載置エリア51(例えば、景品載置部材)にネジ穴を設けておくことで、フェンス95をビス97で固定して落下防止フェンスとすることができる。フェンス95は、一方の端部近傍が屈曲しており、この屈曲した側の端部を傾斜した景品載置エリア51に固定することで、落下防止フェンスをほぼ垂直に設けることができる。
【0077】
図21(c)は、例えば景品載置エリア51の面上にフェンス95をビス98により固定した例を示している。フェンス95の面部と景品載置エリア51(景品載置部材)の面部にネジ穴を設けておくことで、フェンス95を景品載置エリア51の面を合わせて固定して、景品載置エリア50,51の隙間を塞ぐことができる。
【0078】
なお、図17〜図20は、1つのユニットにおける景品フィールド32,35の組み合わせのみを示しているが、左側ユニット10Lと右側ユニット10Rのそれぞれの景品フィールド32,35の組み合わせによって、さらにフィールド上の景品をプレーヤに効果的にアピールできるような、様々な形態を提供することが可能である。
【0079】
なお、前述した説明では、垂直支持部材31L,31Rと垂直支持部材34L,34Rは、それぞれ垂直に配設されるとしているが、傾斜させて配設した構成としても良い。この場合、水平枠部材38,42は、傾斜された支持部材に沿って上下方向に移動可能となる。また、前方側あるいは後方側の何れか一方の支持部材のみを傾斜させて配設した構成としても良い。
【0080】
また、前述した説明では、1つのユニット(左側ユニット10Lあるいは右側ユニット10R)において、前後に景品フィールド32,35を配置しているが、左右あるいは斜めに配置することも可能である。
【0081】
さらに、前述した説明では、1つのユニット(左側ユニット10Lあるいは右側ユニット10R)に対して、前方側の景品フィールド32と後方側の景品フィールド35のそれぞれに対応する2つの上下傾斜調整機構を設けているが、1つの上下傾斜調整機構のみを設けた構成、あるいは3つ以上の上下傾斜調整機構を設けた構成としても良い。
【0082】
また、傾斜枠部材39,43を前後方向に傾斜させるとしているが、左右方向に傾斜させる構成としても良い。
【0083】
また、前述した上下傾斜調整機構では、水平枠部材38,42を介して傾斜可能にした傾斜枠部材39,43を取り付けているが、水平枠部材38,42に代えて、ロック機構33L,33R,36L,36Rに、直接、傾斜可能となるように傾斜枠部材39,43を取り付けた構成としても良い。
【0084】
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0085】
10…クレーンゲーム機、12…上部筐体、13…下部筐体、15…透明板、16L,16R…景品フィールド、18L,18R…クレーンアーム、21L,21R…景品取出口、23L,23R…コンパネ部、24L,24R…ボタン、26L,26R…コイン投入口、31L,31R,34L,34R…垂直支持部材、38,42…水平枠部材、39,43…傾斜枠部材、33L,33R,36L,36R…ロック機構。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィールドに物品が載置されるゲーム装置であって、
縦方向に配設された支持部材と、
前記支持部材に沿って上下方向に移動可能となるようにし、前記支持部材と任意の高さで固定されるロック機構と、
前記ロック機構と固定され、前記物品を載置するための載置部材を支持する枠部材と
を具備したことを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
前記枠部材に回転軸を介して回動可能に取り付けられ、前記載置部材が装着される傾斜枠部材と、
前記傾斜枠部材を回動不可能に固定する固定部をさらに具備し、
前記枠部材は、前記傾斜部材を介して前記載置部材を支持することを特徴とする請求項1記載のゲーム装置。
【請求項3】
前記支持部材に沿って取り付けられ、前記枠部材を上方に引き上げるように付勢する弾性部材をさらに具備したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のゲーム装置。
【請求項4】
前記弾性部材は、前記支持部材に内挿され、上端部が前記支持部材の上部に固定され、下端部が前記枠部材に固定されていることを特徴とする請求項3記載のゲーム装置。
【請求項5】
前記回転軸は、前記枠部材が前記ロック機構と固定された位置の近傍に設けられた
ことを特徴とする請求項2記載のゲーム装置。
【請求項6】
フィールドに物品が載置されるゲーム装置であって、
第1のフィールドの位置を調整する第1の機構と、第2のフィールドの位置を調整する第2の機構とを有し、
前記第1の機構は、
縦方向に配設された第1の支持部材と、
前記第1支持部材に沿って上下方向に移動可能となるようにし、前記第1の支持部材と任意の高さで固定される第1のロック機構と、
前記第1のロック機構と固定され、前記物品を載置するための載置部材を支持する第1の枠部材とを有し、
前記第2の機構は、
縦方向に配設された第2の支持部材と、
前記第2支持部材に沿って上下方向に移動可能となるようにし、前記第2の支持部材と任意の高さで固定される第2のロック機構と、
前記第2のロック機構と固定され、前記物品を載置するための載置部材を支持する第2の枠部材とを有し、
前記第1の枠部材と前記第2の枠部材とが同じ高さで固定された時に近接するように、前記第1の機構と前記第2の機構が配置されたことを特徴とするゲーム装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2012−143394(P2012−143394A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−4166(P2011−4166)
【出願日】平成23年1月12日(2011.1.12)
【出願人】(310009993)株式会社タイトー (207)