説明

コイル取付金具

【課題】まくらぎの材質や設置場所に左右されることなく確実に設置可能であって、コイルを自由に敷設することができ、必要なときにはコイルの着脱が容易な、施工性に優れたコイル取付金具を提供する。
【解決手段】軌道設備に取り付けるための基板部200と、コイルを所定の間隔で受け入れて、複数箇所でコイルを保持する複数のコイル保持部310と、コイル保持部310を互いに連絡する連絡部320と、コイル保持部310を基板部200に起立させる一対の支柱部330と、を備え、コイル保持部310と連絡部320と支柱部330とを一連に形成し、支柱部330を基板部200に固定し、基板部200には、床板取付ボルトを挿通する取付孔220を設け、基板部200の下面には床板の側縁に係止可能な回止片230を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道設備におけるコイル取付金具に関し、詳しくは、ケーブル状のコイルを鉄道軌道に敷設するためのコイル取付金具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
鉄道軌道の内側或いは外側には、列車と地上部との間で情報の授受を行なうために、コイルをケーブル状に敷設している。すなわち、この情報は、ATC(Automatic Train Control)や、列車検知、非常停止等、多種多様な設備に用いられている。
【0003】
そして、このコイルは、通常、コイル係止部を有した取付金具を、木製のまくらぎに釘止めによって固定したり、取付金具の脚部でレール等に挟着したり、或いは付近に存在するボルトなどの頭部にバインド線(ビニル被覆電線)によって縛り付けられていた。
【0004】
一方、鉄道軌道を構成するレールには、温度変化による伸縮に対応するための伸縮継目部が設けてある。この種の伸縮継目部は、例えば、特許文献1に記載さるような構造を備えている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−336003号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年、木製のまくらぎから、PC(Prestressed Concrete)まくらぎへの変更が進んでいる。このため、釘打ちなどの手法によって、従来のコイル取付金具をまくらぎに固定することは不可能になっている。
【0007】
また、伸縮継目部においては、レール底部が幅広になるため、従来の挟着に頼る固定法では、コイルの脱落、金具の破損などの取付不良が発生しているのが現状である。
【0008】
さらに、スラブ軌道箇所においては、コイル取付架台を設置してコイルを取り付けることが行なわれているが、取付部分がステンレスバンドのため、保線作業を行なう度に、付帯工事によってコイルの取外・取付作業が発生し、施工性に問題があった。
【0009】
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、まくらぎの材質や設置場所に左右されることなく確実に設置可能であって、コイルを自由に敷設することができ、必要なときにはコイルの着脱が容易な、施工性に優れたコイル取付金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明は、鉄道軌道に敷設するコイルを、着脱自在に固定するコイル取付金具であって、軌道設備に取り付けるための基板部と、コイルを所定の間隔で受け入れて、複数箇所でコイルを保持する複数のコイル保持部と、前記コイル保持部を互いに連絡する連絡部と、前記コイル保持部を前記基板部に起立させる少なくとも一対の支柱部と、を備え、前記コイル保持部と前記連絡部と前記支柱部とを一連に形成すると共に、前記支柱部を前記基板部に固定し、前記基板部には、軌道設備における固定手段を利用可能な取付孔を設け、前記固定手段により軌道設備に設置することを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコイル取付金具であって、前記基板部の下面に、回止片を設け、該回止片を、軌道設備である床板の側縁に係止可能に構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のコイル取付金具であって、前記基板部を、軌道設備に設けたコイル取付架台に対応する架台受入部を有する台座部により形成し、前記コイル保持部が前記コイル取付架台上の所定の高さに位置するように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明のコイルの取付金具によれば、ケーブル状のコイルを、コイル保持部にきわめて容易に装着することができ、コイルを所定の位置に敷設することができる。一方、コイルを取り外すには、当該コイル保持部から引き抜けばよく、軌道の保守点検の際には、簡単にコイルを取り外すことができる。そして、コイルが作業の邪魔になることがないし、コイルの着脱作業を、保線作業員が行なうことができ、施工性が優れている。また、コイルを複数箇所で保持しているので、コイルの脱落や切断の虞れがなく、コイルの不具合に起因する運行障害等の発生を防止する効果がある。
【0014】
また、回止片を備えるコイル取付金具によれば、この回止片が床板の側縁に係止することにより、コイル取付金具の回動を確実に防止することができ、作業がし易く作業性がよいし、コイル取付金具の固定が安定する。そして、コイルを簡単確実にコイル取付金具に着脱することが可能になる。
【0015】
さらに、伸縮継目部に設けたコイル取付架台に対応する架台受入部を有する台座部を形成したコイル取付金具によれば、コイル保持部を所定の高さに位置するように構成することができる。また、コイル保持部の入口部からコイルを装着することができ、装着したコイルを確実に保持することができる。そして、定期的に行なわれる伸縮継目部の保守点検作業時には、コイルを取り外して保守点検作業を行なうことができ、コイルが保守点検作業を阻害することがない。また、コイルの着脱作業を、保線作業員によって可能であり、作業効率が低下することもない。さらに、コイルを所望の高さで保持可能であるので、絶縁性能等の向上を期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るコイル取付金具を、スラブ軌道における床板に取り付けた状態を示す平面図、図2は、その右側面図である。図3は、コイル取付金具の一例を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。図4は、コイル取付金具の他の一例を示し、(a)は平面図、(b)はA−A線に沿った断面図である。
【0017】
スラブ軌道において、図示していないレールは、同じく図示していないレールブレスを介して、床板に取り付けられている。床板は、左右一対の床板取付ボルトによって、スラブに固定されている。また、レールの近傍には、列車と地上部との間で情報の授受を行なうためのコイルが、保護チューブで覆われてケーブル状に敷設してある。
【0018】
本発明に係るコイル取付金具100の基本的な構成は、軌道設備に取り付けるための基板部200と、コイルCを所定の間隔で受け入れて、複数箇所でコイルCを保持する複数のコイル保持部310と、このコイル保持部310を互いに連絡する連絡部320と、前記コイル保持部310を前記基板部200に起立させる一対の支柱部330と、を備えていることにある。
【0019】
そこで、基板部200は、例えば図5に示すような取付座201によって構成してある。この取付座201は、例えばステンレス鋼等の金属板を、切削加工或いは打ち抜き加工等によって形成してある。具体的には、取付座201の側縁に、後述するコイル取付棒300の基端部分に対応する切欠き210が設けてある。また、取付座201の所定の位置には、床板取付ボルト520を挿通して、当該取付座201を固定するための取付孔220が開設してある。
【0020】
一方、コイルCを受け入れるコイル保持部310と、このコイル保持部310を連絡する連絡部320と、前記コイル保持部310を基板部200に起立させる支柱部330とは、コイル取付棒300により一連に形成してある(図6参照)。
【0021】
コイル保持部310は、コイルCを受け入れ可能なように、円弧の一部が開放する入口部340を有している。このコイル保持部310の一端は、隣接するコイル保持部310に連絡する連絡部320に繋がり、他端は支柱部330に繋がっている。なお、連絡部320側の端部311は、入口部340を拡げるように傾斜しており、コイルCを保持部310内に案内するようになっている。
【0022】
入口部340の間隔は、コイルCの直径に比べて狭く、簡単にはコイルCが脱落しないように形成してある。一方、コイルCを装着するときには、保持部310が弾性変形することにより、入口部340が拡開して、コイルCを受け入れることができる。
【0023】
支柱部330は、コイル保持部310の他端に繋がる起立部331と、この起立部331の下端から水平方向に延出する接続部332とからなる。接続部332は、前記した取付座201に設けた切欠き210に嵌入し、溶接等の固定手段によって、取付座201に固定される。このようにして、取付座201とコイル取付棒300とを結合して、コイル取付金具100を形成する。
【0024】
そして、コイル取付金具100は、複数のコイル保持部310を備えているので、コイルCは、複数箇所で保持されることになる。このため、コイルCがコイル取付金具100から脱落する虞れがない。また、コイル保持部310でコイルCが急激に屈曲されたり、この保持部310がコイルCに食い込むこともない。したがって、このような構成のコイル取付金具100によれば、コイルCの脱落や切断等を防止することができ、ひいてはコイルCの不具合が原因となる列車の運行障害等の発生を防止することが可能である。
【0025】
前記したように構成するコイル取付棒300は、適度な弾性と加工性を備えた、例えば、ばね鋼やステンレス鋼などからなる金属製の棒材を、曲折して形成したものである。そして、この棒材の直径は、設置場所や装着するコイルCに対応して適宜設定すればよく、例えば、約2.5〜6.0mm程度の直径を有する棒材を適用することができる。
【0026】
次に、前記したような基本的な構成を備え、取り付ける位置に対応するように形成したコイル取付金具100について説明する。先ず、図1ないし図4に示す実施例は、スラブ軌道に配置するコイル取付金具100である。
【0027】
この実施例におけるコイル取付金具100は、取付座201の下面に床板510の取り付けたときに、不用意に回動しないように、回止片230が設けてある。この回止片230は、床板510の右側に取り付ける場合と、左側に取り付ける場合とで、異なる二つの型式としてある。すなわち、図3(a)に示す第1の型式と、図4(a)に示す第2の型式を用意してある。
【0028】
回止片230は、L字状の部材であって、横片231を取付座201の下面に溶接して、立片232を垂下させている。そして、この立片232が、床板510の側縁に係止することにより、コイル取付金具100の回動を防止している。なお、図3(b)は、コイル取付金具100の右側面図、図4(b)は、図4(a)におけるコイル取付金具100のA−A線に沿った断面図である。
【0029】
この実施例におけるコイル取付金具100は、スラブ軌道における床板510に対して、床板取付ボルト520を利用して取り付ける。そして、コイルCを、コイル保持部310に装着すれば、コイルCを所定の位置に敷設することができる。一方、コイルCを取り外すには、当該コイル保持部310から引き抜けばよい。したがって、軌道の保守点検の際には、簡単にコイルCを取り外すことができ、コイルCが作業の邪魔になることはない。そして、コイルCの着脱作業は、レール担当の作業員が行なうことができ、施工性がきわめてよい。
【0030】
また、コイル取付金具100を、床板510の左右いずれの側に取り付けるかに応じて、回止片230の配置を選択することができる。すなわち、第1の型式のコイル取付金具100または第2の形式のコイル取付金具100を選択することにより、回止片230が床板510の側縁に外側から係止して、コイル取付金具100の回動を確実に防止する。したがって、作業がし易く作業性がよいし、コイル取付金具100の固定が安定している。そして、コイルCを複数箇所で保持すること相俟って、コイルCが脱落したり切断することがなく、コイルCの不具合によって列車の運行障害等が発生することもない。
【0031】
図7ないし図9に示す実施例は、PCまくらぎによる軌道区間に、コイルCを敷設するためのコイル取付金具100を示している。このコイル取付金具100において、コイルCを受け入れるコイル保持部310と、このコイル保持部310を連絡する連絡部320と、前記コイル保持部310を基板部200に起立させる支柱部330とは、コイル取付棒300により一連に形成してある。そして、支柱部330の基端側から延出する接続部332は、後述する取付座201の折返片202の下側に位置し、先端333が内向きに屈曲している。
【0032】
一方、取付座201には、接続部332を挟着するように、折返片202が設けてあり、この折返片202と、取付座201の上面との間に、コイル取付棒300の接続部332を固定するようになっている。この固定には、溶接等を利用することができる。この実施例において、前記した実施例と同様な機能を備える部材には、同一符号を付して、説明を省略する。なお、図中、符号530はレールブレス、符号540はトングレール、符号550は基本レール、をそれぞれ示す。
【0033】
この実施例によるコイル取付金具100は、PCまくらぎに、床板510を固定する床板取付ボルト520を利用して、PCまくらぎに固定することができる。そして、このコイル取付金具100に対しても、コイルCを簡単に着脱することができる。また、軌道の保守点検作業時には、コイルCの着脱作業を、保線作業員によって可能である。
【0034】
図10ないし図13に示す実施例は、伸縮継目区間に、コイルCを敷設するためのコイル取付金具100を示している。このコイル取付金具100は、伸縮継目区間に配置したコイル取付架台400に対応するように構成している。すなわち、この実施例では、コイル取付金具100を、軌道設備に取り付けるための基板部200を、コイル取付架台400の補助桟410の外形に対応する架台受入部を有する形状の台座部250により形成している。
【0035】
この台座部250は、側面図形状がほゞ台形で、正面からみた断面図形状が縦向きのコ字状になうように、一対の側板部251と天板部252とを備えている。また、側板部251には、横方向に取付ボルト260を挿通するための、取付孔(図示せず)が開設してある。そして、側板部251に、コイル取付棒300の接続部332を溶接することにより、コイル保持部310が所定の高さに位置するように構成してある。
【0036】
また、図12に示す実施例では、2条のコイルC1,C2を装着可能に、長円形のコイル保持部310が形成してある。さらに、図13に示す実施例では、ほぼ円形のコイル保持部310が形成してあり、1条のコイルCを装着することができる。なお、この実施例において、前記した実施例と同様な機能を備える部材には、同一符号を付して、説明を省略する。
【0037】
この実施例によるコイル取付金具100の敷設は、コイル取付架台400の補助桟410に被るように台座部250をセットし、この台座部250とコイル取付架台400とに、横方向に一連に挿通した取付ボルト260によって固定すればよい。
【0038】
この実施例によるコイル取付金具100によれば、コイル保持部310の入口部340からコイルCを装着することができ、装着したコイルCを確実に保持することができる。また、定期的に行なわれる伸縮継目部の保守点検作業時には、コイルCを取り外して保守点検作業を行なうことができ、コイルCが保守点検作業を阻害することがない。また、コイルCの着脱作業を、保線作業員によって可能であるので、作業効率が低下することもない。さらに、コイルCを所望の高さで保持可能になるので、絶縁性能等の向上を期待できる。
【0039】
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は前記した各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。例えば、前記した各実施例では、一つの基板部、言い換えると一つの取付座に対して一対のコイル保持部を形成しているが、一つの基板部に3つ以上のコイル保持部を形成することもできる。また、入口部をレールに対して背中合せとなるように設定しているが、レールと対向するように設定してもよい。さらに、コイル保持部で保持するコイルの本数は、3本以上であってもよく、複数のコイルを保持する場合であっても、入口部の間隔をコイル1本分の直径よりも狭くし、着脱時に弾性変形してコイルを通過可能に構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】スラブ軌道における床板に取り付けた状態のコイル取付金具の平面図である。
【図2】スラブ軌道における床板に取り付けた状態のコイル取付金具の右側面図である。
【図3】コイル取付金具の一例を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【図4】コイル取付金具の他の一例を示し、(a)は平面図、(b)はA−A線に沿った断面図である。
【図5】コイル取付金具の取付座を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【図6】コイル取付金具のコイル取付棒を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【図7】PCまくらぎに取り付けた状態のコイル取付金具の平面図である。
【図8】PCまくらぎに取り付けた状態のコイル取付金具の右側面図である。
【図9】コイル取付金具の一例を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【図10】伸縮継目部のコイル取付架台に取り付けた状態のコイル取付金具の平面図である。
【図11】伸縮継目部のコイル取付架台に取り付けた状態のコイル取付金具の右側面図である。
【図12】コイル取付架台に対応するコイル取付金具の一例を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【図13】コイル取付架台に対応するコイル取付金具の他の一例を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【符号の説明】
【0041】
100 コイル取付金具
200 基板部
201 取付座
202 折返片
210 切欠き
220 取付孔
230 回止片
231 横片
232 立片
250 台座部
251 側板部
252 天板部
260 取付ボルト
300 コイル取付棒
310 コイル保持部
311 端部
320 連絡部
330 支柱部
331 起立部
332 接続部
333 先端
340 入口部
400 コイル取付架台
410 補助桟
510 床板
520 床板取付ボルト
530 レールブレス
540 トングレール
550 基本レール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道軌道に敷設するコイルを、着脱自在に固定するコイル取付金具であって、
軌道設備に取り付けるための基板部と、コイルを所定の間隔で受け入れて、複数箇所でコイルを保持する複数のコイル保持部と、前記コイル保持部を互いに連絡する連絡部と、前記コイル保持部を前記基板部に起立させる少なくとも一対の支柱部と、を備え、
前記コイル保持部と前記連絡部と前記支柱部とを一連に形成すると共に、前記支柱部を前記基板部に固定し、
前記基板部には、軌道設備における固定手段を利用可能な取付孔を設け、前記固定手段により軌道設備に設置することを特徴とするコイル取付金具。
【請求項2】
前記基板部の下面に、回止片を設け、該回止片を、軌道設備である床板の側縁に係止可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のコイル取付金具。
【請求項3】
前記基板部を、軌道設備に設けたコイル取付架台に対応する架台受入部を有する台座部により形成し、前記コイル保持部が前記コイル取付架台上の所定の高さに位置するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコイル取付金具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−18955(P2010−18955A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−177841(P2008−177841)
【出願日】平成20年7月8日(2008.7.8)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【出願人】(000159423)吉原鉄道工業株式会社 (36)