説明

コイル部品

【課題】 振動や衝撃による成形体の割れや欠けと、基板実装後の成形体と端子部の接触による騒音を防止し、信頼性に優れたコイル部品を提供すること。
【解決手段】 磁性体からなる成形体10に導電材からなるコイル11が埋設され、成形体10より突出した端子部12は成形体10の側面から底面に沿って曲折加工を施しており、成形体10と端子部12が対向して生じる隙間の少なくとも一部が接着部材13によって固定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、通信機器等に使用するためのコイル部品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコイル部品の構成として、磁性体からなる成形体に導電材からなるコイルを埋設し、成形体の側面より突出した端子部がその側面から底面に向かって曲折加工している構成がある。この構成のコイル部品は、端子部を成形体の側面から底面に向かって曲折加工しているため、端子部が成形体から突出する突出位置近傍の成形体は応力を受けている。そのため、基板に実装された状態で基板に振動や衝撃が加わると、端子部が成形体から突出する突出位置近傍の成形体に割れや欠けが生じる恐れがある。その割れや欠けに伴う磁性粉末や成形体の欠片が基板上に散在することで、短絡や接触不良等の不具合や、信頼性を低下させる恐れがある。
【0003】
そこで、端子部が成形体から突出する突出位置近傍の成形体にかかる応力を緩和し、振動や衝撃による成形体の割れや欠けの発生を抑制する方法として、例えば、特許文献1に開示された方法がある。特許文献1に開示されている従来のコイル部品は、磁性材料を粉末にして表面を絶縁皮膜で覆い、結合剤を混ぜて加圧成形した成形体と、この成形体に埋設するとともに成形体から端部を突出させたコイルと、このコイルの端部を保持する保持部材とを備えている。コイルの端部は保持部材を重ね合わせるとともに成形体の側面から底面に向かって曲折加工しており、成形体の側面にはコイルの端部の突出位置から成形体の上面に向かって凹部を設けた構成をしている。この構成により、コイルの端部が突出している突出位置の成形体にかかる振動や衝撃による応力を緩和することで、成形体の割れや欠けの発生を抑制させようとするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−324457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、成形体から端子部が突出する突出位置から上面側に係る応力のみを緩和するため、突出位置から下面側、左面側、右面側の応力は緩和されていない。また、成形体から端子部が突出する突出位置近傍の成形体にのみ応力がかかるため、振動や衝撃で生じる成形体の割れや欠けを防止することは難しく、信頼性を低下させる恐れがあるという課題がある。さらに、基板実装後に外部から加わる振動により成形体と端子部が接触することで、騒音が発生する恐れがあるという課題もある。
【0006】
そこで本発明は、振動や衝撃による成形体の割れや欠けと、基板実装後の成形体と端子部の接触による騒音を防止し、信頼性に優れたコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明によるコイル部品は、磁性体粉末と結合剤を混合して加圧成形してなる成形体と、前記成形体に埋設するコイルを有し、前記成形体は実装面となる底面と、前記底面の端縁に一辺を接する側面とを少なくとも備え、前記コイルは前記成形体の前記側面から突出して前記底面に向かって曲折する端子部を備え、前記側面と前記端子部との隙間の少なくとも一部を接着部材によって固定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明によるコイル部品は、前記端子部は前記コイルの端部であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明によるコイル部品は、前記コイルの端部と前記端子部の接合部が接続され、前記コイルの全体と前記端子部の接合部を含む前記端子部の一部が前記成形体に埋設されることを特徴とする。
【0010】
前記成形体と前記端子部が前記接着部材によって固定されていれば特に制限されないが、前記成形体の側面とその側面に対向した前記端子部の隙間の少なくとも一部は、前記接着部材によって固定されていることが望ましい。この構造により、振動や衝撃によって生じる上面側、下面側、左面側、右面側への応力は、前記成形体と前記端子部とが前記接着部材で固定されている接着面で分散されて、前記成形体から前記端子部が突出する突出位置近傍の前記成形体にかかる応力を緩和することが可能となる。さらに、前記接着部材が前記成形体と前記端子部との緩衝材となるため、基板実装後の振動によって生じる騒音を防止することができる。
【0011】
また、本発明によるコイル部品は、前記端子部の前記接着部材で固定される面の少なくとも一部の幅が、突出した端子部の幅よりも広いことを特徴とする。
【0012】
前記成形体と前記端子部とが前記接着部材で固定される接着面積が広くなることで、前記成形体と前記端子部との接着力を強めることが可能となる。また、接着面積が広くなることで、振動や衝撃によって生じる応力をより分散することができ、前記成形体から前記端子部が突出する突出位置近傍の前記成形体にかかる応力をさらに緩和することが可能となる。
【0013】
また、本発明によるコイル部品は、前記端子部の前記接着部材で固定される面の少なくとも一部が、凹凸を有していることを特徴とする。
【0014】
前記成形体と前記接着部材で固定される前記端子部の接着面の少なくとも一部に凹凸を設けることにより、端子部の幅を広くして接着面積を広げることなく、前記成形体と前記端子部との接着力を強めることが可能となる。
【0015】
また、本発明によるコイル部品は、前記成形体の側面に対向した前記端子部の前記接着部材で固定される部分が、貫通孔を有していることを特徴とする。
【0016】
前記成形体の側面に対向した前記端子部の前記接着部材で固定される部分に貫通孔を設けることにより、前記端子部が前記成形体の側面から底面に沿って曲折加工が施された後に前記接着部材を塗布する場合、貫通孔より接着部材を塗布することができ、接着部材の塗布を容易に行うことが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、成形体と端子部が接着部材によって固定されることにより、振動や衝撃による応力が接着面で分散され、成形体から端子部が突出する突出位置近傍の成形体にかかる応力を緩和することができ、成形体の割れや欠けを防止することができる。また、接着部材が成形体と端子部の緩衝材となるため、基板実装後の振動によって生じる成形体と端子部の接触による騒音を防止することができる。
【0018】
以上のことにより、振動や衝撃による成形体の割れや欠けと、基板実装後の成形体と端子部の接触による騒音を防止し、信頼性に優れたコイル部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明によるコイル部品の端子を曲げる前の状態を示す平面図である。
【図2】本発明によるコイル部品の断面図である。
【図3】本発明によるコイル部品の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明によるコイル部品の他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明によるコイル部品の別の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明によるコイル部品の端子を曲げる前の状態を示す平面図である。図2は本発明によるコイル部品の断面図である。図3は本発明によるコイル部品の一例を示す斜視図である。図4は本発明によるコイル部品の他の例を示す斜視図である。図5は本発明によるコイル部品の別の一例を示す斜視図である。
【0022】
図1〜図5に示すように、本発明によるコイル部品は、導電材からなるコイル11の端部と端子部12、22、32、42の接合部を接続し、コイル11の全体と端子部12、22、32、42の接合部を含む端子部12、22、32、42の一部を成形体10に埋設する。また、成形体10の側面から突出した端子部12、22、32、42は、成形体10の側面から底面に向かって曲折加工を施している。さらに、端子部12、22、32、42を曲折加工してできる成形体10と端子部12、22、32、42からなる隙間の少なくとも一部に、接着部材13を塗布し、成形体10と端子部12、22、32、42を接着部材13で固定する構造としている。ここで、コイル11の端部と端子部12、22、32、42の接合部を接続する構造を示しているが、端子部12、22、32、42はコイル11の端部であってもよい。
【0023】
また、図3に示すように、端子部22は、接着部材13を塗布する面の幅が成形体10から突出した端子部22の幅より広くてもよい。成形体10から突出した端子部22の幅よりも広い接着面を含む端子部22の接着面と成形体10とを、接着部材13で固定する構造としている。端子部22を成形体10と接着部材13で固定する接着面の一部の幅が、成形体10から突出した端子部22の幅よりも広いことにより、成形体10と端子部22が接着部材13で接着される接着面積を増やすことができる。
【0024】
接着面積が増えたことにより、成形体10から突出した端子部22の突出位置近傍の成形体10にかかる振動や衝撃よる応力を、より分散させることが可能となる。応力が広い面積で分散されることで、成形体10から突出した端子部22の突出位置近傍の成形体10にかかる応力が小さくなる。これにより、端子部22の突出位置近傍の成形体10の割れや欠けを安定して防止することができる。
【0025】
また、図4に示すように、成形体10と接着部材13で固定される端子部32の一部の接着面は凹凸を有していてもよい。凹凸を有した面を含む端子部32の接着面と成形体10とを接着部材13で固定する構造としている。端子部32を成形体10と接着部材13で固定する接着面の一部に凹凸を有することにより、端子部32の幅を広くして接着面積を広げることなく、成形体10と端子部32の接着面積が増え、強い接着力を得ることが可能となる。
【0026】
接着力を強めることで、振動や衝撃によって成形体10と端子部32の接着が外れることを防止することができる。成形体10と端子部32の接着が外れることを防止することで、成形体10から突出した端子部32の突出位置近傍の成形体10にかかる振動や衝撃による応力を、成形体10と端子部32が接着部材13で固定されている接着面で安定して分散することが可能となる。
【0027】
また、端子部32を成形体10と接着部材13で固定する接着面の一部に凹凸を有し、さらに、接着部材13を塗布する面の一部を成形体10から突出した端子部32の幅よりも広くすることもできる。端子部32を成形体10と接着部材13で固定する接着面の一部に凹凸を有し、さらに端子部32の接着面の一部の幅を広げて接着面積を広めることにより、成形体10と端子部32の接着力を強め、成形体10から突出した端子部32の突出位置近傍の成形体10にかかる応力を小さくすることが可能となる。
【0028】
成形体10と端子部32の隙間への接着部材13の塗布は、成形体10と端子部32が固定される程度に塗布すれば特に制限されないが、凹凸の隙間を埋めるように塗布することが望ましい。凹凸の隙間を埋めるように塗布することで、接着面積が広くなり、接着力を強めることが可能となる。
【0029】
また、図5に示すように、成形体10の側面と接着部材13で固定する端子部42の接着面は貫通孔を有していてもよい。貫通孔を有した面を含む端子部42の接着面と成形体10とを接着部材13で固定する構造としている。端子部42を成形体10と接着部材13で固定する接着面に貫通孔を有することにより、成形体10の側面から底面に沿って曲折加工を施した後に接着部材13を塗布する場合、接着部材13を貫通孔より成形体10と端子部42の隙間に塗布することが可能となり、接着部材13の塗布を容易に行うことができる。
【0030】
また、貫通孔を有した端子部42の接着部分の少なくとも一部が成形体10から突出した端子部42の幅よりも広くてもよい。接着面積が広くなった端子部42に貫通孔を設けることにより、端子部42を曲折加工した後に接着部材13を塗布する場合、貫通孔より成形体10と端子部42の隙間に接着部材を塗布でき、成形体10と端子部42の隙間から塗布するよりも広くなった端子部の内部に確実に塗布することが可能となる。さらに、端子部42の一部の幅を広くすることで、貫通孔を設けた部分の強度を補強することにもなる。
【0031】
また、貫通孔を有した端子部42の接着部分の少なくとも一部が凹凸を有していても、または、さらに端子部42の接着部分の少なくとも一部が成形体10から突出した端子部42の幅よりも広くてもよい。これらの端子部42に貫通孔を設けることにより、端子部42を曲折加工した後に接着部材13を塗布する場合、貫通孔より成形体10と端子部42の隙間に接着部材13を塗布でき、貫通孔より塗布した接着部材13が凹凸の溝を通って全体に行き渡る事が可能となり、凹凸の隙間を埋めるように塗布することができる。また接着部材13として液状の接着剤を用いる場合は、貫通孔の近辺で成形体10と端子部42の隙間を大きくするようにしておくことで、接着部材13の液溜りを設け、接着部材13の液垂れを防ぐと共に、成形体10と端子部42の隙間の広範囲に渡って接着部材13を浸透させることができる。
【0032】
接着部材13は成形体10と端子部12、22、32、42を固定するものであれば特に制限されないが、接着部材13が実装箇所である端子部12、22、32、42の底面に垂れない程度にチクソ性が高く、樹脂流れの少ない接着部材13を使用することが望ましい。また、貫通孔より塗布する接着部材13は、端子部42の底面への樹脂流れを防止し、さらに貫通孔より成形体10と端子部42の隙間に塗布できる程度のチクソ性を有していることが望ましい。
【実施例】
【0033】
本発明の実施例について、具体的に説明する。
【0034】
(実施例1)
本実施例は、図3のような構成である。ポリアミドイミドの絶縁被膜に覆われた0.5φの丸線を、内径2.0mmで6.5ターン巻き回したコイルの端部と、幅が3.2mmの端子部の接合部を接続した。また、端子部の一部は幅が5.0mmであった。平均粒径10〜20μmの鉄系の磁性粉末(Fe−Si−Cr)と、エポキシ系の熱硬化性樹脂を含有した結合剤を、熱硬化性樹脂が完全硬化しない非加熱状態で混合して、成形体となる粉末を得た。この成形体となる粉末でコイルと端子部の接合部を含む端子部の一部を埋設し、3.0〜10.0t/cmで加圧成形を行って7mm×7mm×高さ3mmの成形体を得た。
【0035】
この成形体を、150℃の条件で乾燥させた後、端子部を成形体の側面に沿って曲折加工した時に成形体の側面と対向する面で、端子部の幅が広くなっている部分に、チクソ性が高く、樹脂流れの少ないエポキシ樹脂の接着剤を塗布した。塗布後、端子部を成形体の側面から底面に沿って曲折加工を行い、接着剤を塗布した端子部を両側から5分間押さえることで、成形体と端子部が固定されたコイル部品を得た。
【0036】
(実施例2)
本実施例は、図5のような構成である。ポリアミドイミドの絶縁被膜に覆われた0.5φの丸線を、内径2.0mmで6.5ターン巻き回したコイルの端部と、接着剤を塗布する面の一部に貫通する孔を有する幅が3.2mmの端子部の接合部を接続した。平均粒径10〜20μmの鉄系の磁性粉末(Fe−Si−Cr)と、エポキシ系の熱硬化性樹脂を含有した結合剤を熱硬化樹脂が完全硬化しない非加熱状態で混合し、1.0〜4.0t/cmで加圧成形した複数の圧粉体を得た。この圧粉体でコイルと端子部の接合部を含む端子部の一部を挟み込んで再加圧成形を行い、7mm×7mm×高さ3mmの成形体を得た。
【0037】
この成形体を150℃の条件で乾燥させた後、成形体の側面から底面に沿って端子部を曲折加工した。端子部が有する貫通孔より端子部と成形体の側面との隙間に、エポキシ樹脂の接着剤を塗布した。塗布後、接着剤を塗布した端子部を押さえ、150℃、60分の条件で硬化させて、成形体と端子部が固定されたコイル部品を得た。
【0038】
本発明のコイル部品は、上述のように、成形体の側面から底面に沿って曲折加工した端子部と成形体の少なくとも一部を接着部材により固定することで、振動や衝撃によって生じる応力を接着面で分散させることが可能となる。これにより、成形体から端子部が突出する突出位置近傍の成形体にのみ、振動や衝撃による応力が集中するのを防止する。従って、端子部の突出位置近傍の成形体にかかる応力が小さくなり、割れや欠けが発生することを防止することができる。また、成形体と端子部の隙間の接着部材が緩衝材となり、基板実装後の振動による成形体と端子部の接触による騒音の発生も防止できる。同時に、曲折加工された端子のスプリングバックを防ぎ、コイル部品の回路基板からの浮きを防ぐことも可能となる。
【0039】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、上記の実施の形態や実施例に限定されものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の変更や修正、および材料などの変更が可能である。例えば、磁性粉末にFe−Si−Crを例示したが、これに限らず、他のFe合金や、ニッケル合金、コバルト合金等であってもよい。また、接着部材にエポキシ樹脂を例示したが、成形体と端子部の接着強度が保持でき、かつ耐久性に優れるものであればよいので、アクリル樹脂系等の接着剤、粘着テープ等であってもよい。さらに、接着部材の硬化条件は例示したものに限らず、使用する接着部材が熱硬化性を有するものである場合は温度や時間の条件が必要であり、使用する接着部材の特性によって変更可能である。
【符号の説明】
【0040】
10 成形体
11 コイル
12、22、32、42 端子部
13 接着部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁性体粉末と結合剤を混合して加圧成形してなる成形体と、前記成形体に埋設するコイルを有し、前記成形体は実装面となる底面と、前記底面の端縁に一辺を接する側面とを少なくとも備え、前記コイルは前記成形体の前記側面から突出して前記底面に向かって曲折する端子部を備え、前記側面と前記端子部との隙間の少なくとも一部を接着部材によって固定することを特徴とするコイル部品。
【請求項2】
前記端子部は前記コイルの端部であることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記コイルの端部と前記端子部の接合部が接続され、前記コイルの全体と前記端子部の接合部を含む前記端子部の一部が前記成形体に埋設されることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記端子部の前記接着部材で固定される面の少なくとも一部の幅が、突出した端子部の幅よりも広いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコイル部品。
【請求項5】
前記端子部の前記接着部材で固定される面の少なくとも一部が、凹凸を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコイル部品。
【請求項6】
前記成形体の側面に対向した前記端子部の前記接着部材で固定される部分が、貫通孔を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のコイル部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−174815(P2012−174815A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−34059(P2011−34059)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(000134257)NECトーキン株式会社 (1,832)
【Fターム(参考)】