説明

コネクタ用プラグ

【課題】コネクタ内部に異物が侵入するのを防止し、Oリングへの異物付着等から保護できると共に、コネクタに設けられたロック手段のクリープを防止できるコネクタ用プラグを得る。
【解決手段】コネクタ用プラグ10は挿入部12を備えており、挿入部12はOリング当接部16とクリープ防止部18とを備えている。また、コネクタ用プラグ10の挿入部12をコネクタ30の口部30Aに挿入した際に、Oリング当接部16が、コネクタ30の内部に装着されたOリングと当接し、コネクタ30の口部30Aを閉塞すると共に、クリープ防止部18によって、待機位置にいるロック部材32のクリープを防止できるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管同士の接続に用いられるコネクタの口部に差し込まれ、接続前のコネクタ内部に塵埃などの異物が侵入するのを防止するためのコネクタ用プラグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタ用プラグとしては、例えば、特許文献1がある。この従来技術では、コネクタの内部に装着されるOリングを異物から保護するためのOリング保護部と、ロック手段と干渉し、誤ってロックしないようにする干渉部とを一体的に設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4198487号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、干渉部がOリング保護部より軸径が大きい円柱形状となっている。このため、コネクタの口部にコネクタ用プラグを挿入した際に、干渉部によって待機位置にいるロック手段が変形するコネクタの場合には、ロック手段に応力が作用する。この結果、コネクタ用プラグをコネクタに長時間装着しておくと、ロック手段のクリープ(一定の応力のもとで、物体の変形量が時間の経過とともに増していく現象)により、コネクタからコネクタ用プラグを外した際に、ロック手段が元の形状に戻らなくなることが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、コネクタ内部に異物が侵入するのを防止し、Oリングへの異物付着等から保護できると共に、コネクタに設けられたロック手段のクリープを防止できるコネクタ用プラグを得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明のコネクタ用プラグは、パイプのフランジ部が通過可能な待機位置と、前記パイプのフランジ部が通過できない連結位置と、の間を移動するロック手段を備えた筒状のコネクタの口部に挿入される挿入部と、前記挿入部の一部に形成され、前記コネクタの内部に装着されるOリングの内周部と当接するOリング当接部と、前記挿入部の他の部位に形成され、前記待機位置にいる前記ロック手段のクリープを防止するためのクリープ防止部と、を有する。
【0007】
請求項1に記載の本発明のコネクタ用プラグでは、パイプのフランジ部が通過可能な待機位置と、パイプのフランジ部が通過できない連結位置と、の間を移動するロック手段を備えた筒状のコネクタの口部に、挿入部を挿入する。このとき、コネクタ用プラグの挿入部の一部に形成されたOリング当接部が、コネクタの内部に装着されたOリングの内周部と当接し、口部を閉塞する。このため、パイプを接続前のコネクタ内部に異物が侵入するのを防止し、Oリングへの異物付着等から保護できる。また、コネクタ用プラグの挿入部における他の部位に形成されたクリープ防止部によって、待機位置にいるロック手段のクリープが防止される。このため、コネクタ用プラグをコネクタに長時間装着した状態にしておいても、コネクタからコネクタ用プラグを外した際に、ロック手段が元の形状に戻らくなるのを防止できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は請求項1に記載のコネクタ用プラグにおいて、前記クリープ防止部は、前記ロック手段との干渉を防止するための切欠を形成した切欠部である。
【0009】
請求項2記載の本発明のコネクタ用プラグでは、クリープ防止部がロック手段との干渉を防止するための切欠を形成した切欠部であるため、簡単な構成で待機位置にあるロック手段との干渉を防止し、ロック手段のクリープを防止できる。
【0010】
請求項3記載の本発明は請求項1に記載のコネクタ用プラグにおいて、前記クリープ防止部は、前記Oリング当接部に比べて外径が小さい細軸部である。
【0011】
請求項3記載の本発明のコネクタ用プラグでは、クリープ防止部がOリング当接部に比べて外径が小さい細軸部であるため、簡単な構成で待機位置にあるロック手段との干渉を防止し、ロック手段のクリープを防止できる。
【0012】
請求項4記載の本発明は請求項1〜3の何れか1項に記載のコネクタ用プラグにおいて、前記Oリング当接部は中空形状である。
【0013】
請求項4記載の本発明のコネクタ用プラグでは、Oリング当接部が中空形状であるため、コネクタ用プラグを樹脂成形品とした場合に、真円を形成し易くなる。この結果、Oリング当接部が真円になることで、Oリング当接部がOリングに均等に当接するので、Oリング当接部のシール性が向上する。
【0014】
請求項5記載の本発明は請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のコネクタ用プラグにおいて、前記挿入部の端部に把持部を有する。
【0015】
請求項5記載の本発明のコネクタ用プラグでは、挿入部の端部に把持部を有するため、コネクタに対してコネクタ用プラグを取り付け、または取り外しする際に、把持部を把持することで、作業性が向上する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の本発明のコネクタ用プラグは、上記構成としたので、コネクタ内部に異物が侵入するのを防止し、Oリングへの異物付着等から保護できると共に、コネクタに設けられたロック手段のクリープを防止できる。
【0017】
請求項2に記載の本発明のコネクタ用プラグは、上記構成としたので、簡単な構成でコネクタに設けられたロック手段のクリープを防止できる。
【0018】
請求項3に記載の本発明のコネクタ用プラグは、上記構成としたので、簡単な構成でコネクタに設けられたロック手段のクリープを防止できる。
【0019】
請求項4に記載の本発明のコネクタ用プラグは、上記構成としたので、Oリング当接部のシール性を向上できる。
【0020】
請求項5に記載の本発明のコネクタ用プラグは、上記構成としたので、取り付けまたは取り外しの作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコネクタ用プラグのコネクタへの挿入前の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るコネクタ用プラグを示す拡大斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るコネクタ用プラグを示す側断面図である。
【図4】図3の4−4断面線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るコネクタ用プラグが使用されるコネクタを示す側面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るコネクタ用プラグのコネクタへの挿入状態を示す側断面図である。
【図7】図6の7−7断面線に沿った断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るコネクタ用プラグを示す拡大斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るコネクタ用プラグを示す図7に対応する断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るコネクタ用プラグを示す拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(第1実施形態)
次に、本発明のコネクタ用プラグの第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
なお、図中、同一又は対応する機能を有する部材(構成要素)には同じ符号を付して適宜説明を省略する。
【0023】
図1に示すように、本実施形態のコネクタ用プラグ(コネクタ用差込器具)10は、長尺形状となっている。また、コネクタ用プラグ10は、長手方向に沿って、コネクタ30の口部30Aに挿入される挿入部12と、作業時に作業者が把持する把持部14とを備えている。コネクタ用プラグ10の挿入部12は長手方向に沿って、Oリング当接部16とクリープ防止部18とを備えており、クリープ防止部18は、把持部14とOリング当接部16との間に形成されている。なお、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16は、図5に示されるパイプ50の外径と略同径の円柱状となっている。
【0024】
図3に示すように、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16は外径R1の中空形状となっている。即ち、Oリング当接部16には先端16Aからコネクタ用プラグ10の軸線10Aに沿って直径R2の断面円形の凹部20が形成されている。
【0025】
図4に示すように、コネクタ用プラグ10のクリープ防止部18は断面十字形の切欠部となっている。即ち、クリープ防止部18は、Oリング当接部16の軸径R1より小さい軸径R3(R3<R1)の円柱部に、4つの断面扇形の切欠22を形成した断面十字形状の切欠部になっている。このため、図7に示すように、コネクタ30の口部30Aにコネクタ用プラグ10を挿入した際に、クリープ防止部18によって、挿入部12がコネクタ30の待機位置にいるロック手段としてのロック部材32における弾性片35と干渉しないようになっている。
【0026】
図2に示すように、コネクタ用プラグ10の把持部14は、両端部14A、14Bが円形の板状となっており、両端部14A、14Bを連結する中間部14Cは、断面十字形となっている。
【0027】
図3に示すように、把持部14の中間部14Cの軸径R4は、Oリング当接部16の軸径R1より大きくなっており、クリープ防止部18側の端部14Aの軸径R5は、中間部14Cの軸径R4より大きくなっている。また、クリープ防止部18側の端部14Aの軸径R5より他方の端部14Bの軸径R6が大きくなっている(R1<R4<R5<R6)。
【0028】
(コネクタの構成)
次に、本実施形態のコネクタ用プラグ10が挿入されるコネクタの一例を図5及び図7に従って簡単に説明する。
【0029】
図5に示すように、コネクタ30はコネクタ本体31と、ロック部材32とを備えている。また、ロック部材32は、連結するパイプ50のフランジ部50Aが通過可能な待機位置(図5に示す位置)と、待機位置から図5の矢印A方向へ移動し、パイプ50のフランジ部50Aが通過できない連結位置(ロック位置)との間を移動可能となっている。
【0030】
図7に示すように、コネクタ30のロック部材32には、一対の係止片34と一対の弾性片35とが設けられている。各係止片34の先端部の対向する部位には係止部36がそれぞれ突出形成されている。また、各弾性片35の先端部35Aは互いに接近する方向へ傾斜しており、且つ、先端35Bは互いに接近する方向へ屈曲されている。さらに、ロック部材32における各弾性片35の先端35Bと対向する部位にはストッパ64、66が設けられている。
【0031】
図5に示すように、コネクタ本体31の連結部38のロック部40には突設部44が設けられている。そして、図5に示すロック部材32の待機位置では、ロック部材32の係止部36(図7参照)が、コネクタ本体31の突設部44と当接して連結位置の方向(図5の矢印A方向)へ移動しないようになっている。また、待機位置では、ロック部材32に形成した一対の爪部42(図7参照)が、コネクタ本体31側の係合部に係合することでコネクタ本体31から外れる方向(図5の矢印Aと反対方向)へ移動しないようになっている。
【0032】
次に、パイプ50がコネクタ30の口部30Aに挿入されると、パイプ50の外周部によって、各弾性片35が径方向へ広げられる。そして、パイプ50がコネクタ30の口部30Aに所定の位置まで挿入されると、各弾性片35が各係止片34の凸部34Aに当たり各係止片34を径方向へ広げることで、係止部36が突設部44を乗り越え、ロック部材32が連結位置へ移動可能になる。また、各弾性片35の撓みがパイプ50の外周部に沿うように戻るので、ロック部材32が自動で連結位置へ移動し、ストッパ64、66がパイプ50の外周部に接近すると共に、ロック部材32の各係止部36が、コネクタ本体31の突設部44の下方に配置される。このため、パイプ50が引き抜き方向へ移動した場合には、ストッパ64、66がパイプ50のフランジ部50Aと当接し、パイプ50がコネクタ30から抜けないようになっている。
【0033】
(コネクタ用プラグのコネクタへの装着)
図1に示すように、コネクタ用プラグ10の挿入部12を挿入方向(図1の矢印B方向)の前端側にして、コネクタ用プラグ10をコネクタ30の口部30Aに挿入する。この際、作業者はコネクタ用プラグ10の把持部14を把持する。
【0034】
図6に示すように、コネクタ用プラグ10の挿入部12をコネクタ30の口部30Aに挿入すると、コネクタ用プラグ10の把持部14におけるクリープ防止部18側の端部14Aが、コネクタ30のロック部材32における弾性片35の側面35Cに当接する。このため、コネクタ用プラグ10のコネクタ30への挿入方向への移動が停止し、コネクタ用プラグ10が挿入位置(図6の位置)に停止する。または、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16の先端16Aをコネクタ本体31の内壁31Aの段部33に当接させ、コネクタ用プラグ10を挿入位置に停止させる構成としてもよい。
【0035】
図3に示すように、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16の根元部は、傾斜面16Bとなっている。このため、挿入位置(図6の位置)にあるコネクタ用プラグ10を挿入方向と逆方向へ引き出すことで、コネクタ用プラグ10をコネクタ30の口部30Aから取り外すことができるようになっている。
【0036】
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用と効果について説明する。
本実施形態では、コネクタ用プラグ10の挿入部12をコネクタ30の口部30Aに挿入し、コネクタ用プラグ10が挿入位置(図6の位置)になると、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16が、コネクタ30の内部に装着されたOリング54の内周部と当接し、コネクタ30の口部30Aを閉塞する。このため、パイプ50を接続する前のコネクタ30の内部に異物が侵入するのを防止し、Oリング54への異物付着等から保護できる。
【0037】
また、図7に示すように、コネクタ用プラグ10のクリープ防止部18は、Oリング当接部16の軸径R1より小さい軸径R3(R3<R1)の円柱部に、4つの断面扇形の切欠22を形成した断面十字形状の切欠部になっている。従って、コネクタ30の口部30Aにコネクタ用プラグ10の挿入部12を挿入した際に、クリープ防止部18によって、挿入部12がコネクタ30の待機位置にいるロック部材32における弾性片35と干渉しない。このため、コネクタ用プラグ10をコネクタ30に長時間装着した状態にしておいても、弾性片35のクリープを防止できる。この結果、コネクタ30からコネクタ用プラグ10を外した際に、弾性片35が元の形状に戻らなくなるのを防止できる。
【0038】
従って、パイプ50がコネクタ30の口部30Aに所定の位置まで挿入されると、各弾性片35の撓みがパイプ50の外周部に沿うように戻るので、ロック部材32が自動で連結位置へ移動する。このため、パイプ50が引き抜き方向へ移動した場合には、ストッパ64、66がパイプ50のフランジ部50Aと当接し、パイプ50がコネクタ30から抜けない。この結果、コネクタ30とパイプ50との連結不良を防止できる。
【0039】
また、図6に示すように、本実施形態のコネクタ用プラグ10では、Oリング当接部16が断面円形の凹部20が形成された中空形状となっている。このため、コネクタ用プラグ10を樹脂成形品とした場合に、真円を形成し易くなる。この結果、Oリング当接部16が真円になることで、Oリング当接部16がOリング54に均等に当接するので、Oリング当接部16のシール性が向上する。
【0040】
また、図1に示すように、本実施形態のコネクタ用プラグ10は把持部14を有する。このため、コネクタ30に対してコネクタ用プラグ10を取り付け、または取り外しする際に、作業者が、把持部14を把持することで作業性が向上する。また、コネクタ用プラグ10が把持部14を有することで、把持部14側をコネクタ30に挿入するという逆方向への取付間違いを防止することができる。
【0041】
また、図4に示すように、本実施形態のコネクタ用プラグ10では、クリープ防止部18がOリング当接部16の軸径R1より小さい軸径R3(R3<R1)の円柱部に、4つの断面扇形の切欠22を形成した断面十字形の切欠部となっている。この結果、コネクタ用プラグ10の構成が簡単になるため、コネクタ用プラグ10の生産性を向上できる。
【0042】
(第2実施形態)
次に、本発明のコネクタ用プラグの第2実施形態を図8及び図9に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のコネクタ用プラグ10では、クリープ防止部18が断面円形の細軸部となっている。即ち、図9に示すように、本実施形態のコネクタ用プラグ10では、クリープ防止部18の軸径R7が、Oリング当接部16の軸径R1より小さくなっており(R7<R1)、クリープ防止部18が待機位置にいるロック部材32における弾性片35の先端35Bと干渉しないようになっている。
【0043】
従って、本実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0044】
(第3実施形態)
次に、本発明のコネクタ用プラグの第3実施形態を図10に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態では、第1実施形態のコネクタ用プラグ10における把持部14の形状を、クリープ防止部18と同じ形状とした構成となっている。
【0045】
従って、本実施形態では、第1実施形態に比べて、コネクタ用プラグ10の形状が簡単になるため、生産性を更に向上できる。
【0046】
なお、図8及び図9に示す第2実施形態のコネクタ用プラグ10における把持部14を、クリープ防止部18と同じ形状とした構成としてもよい。
【0047】
また、コネクタ用プラグ10に把持部14も設けない構成としてもよい。
【0048】
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、クリープ防止部18の断面を十字形または円形としたが、クリープ防止部18の断面は十字形または円形に限定されず、三角や四角等の他の形状としてもよい。さらに、クリープ防止部18の材質を挿入部12の他の部位及びロック部材32より変形し易い材質で構成し、クリープ防止部18が待機位置にいるロック部材32と当接した際に、自らが変形することで、ロック部材32のクリープを防止する構成としてもよい。
【0049】
また、コネクタ用プラグ10の把持部14の形状も上記各実施形態の形状に限定されない。
【0050】
また、上記各実施形態では、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16を中空形状としたが、これに代えて、コネクタ用プラグ10のOリング当接部16を中実形状としてもよい。
【符号の説明】
【0051】
10 コネクタ用プラグ
12 コネクタ用プラグの挿入部
14 コネクタ用プラグの把持部
16 コネクタ用プラグのOリング当接部
18 コネクタ用プラグのクリープ防止部(切欠部、細軸部)
20 凹部
22 切欠
30 コネクタ
30A コネクタの口部
31 コネクタ本体
32 ロック部材(ロック手段)
34 係止片
35 弾性片
50 パイプ
54 コネクタのOリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプのフランジ部が通過可能な待機位置と、前記パイプのフランジ部が通過できない連結位置と、の間を移動するロック手段を備えた筒状のコネクタの口部に挿入される挿入部と、
前記挿入部の一部に形成され、前記コネクタの内部に装着されるOリングの内周部と当接するOリング当接部と、
前記挿入部の他の部位に形成され、前記待機位置にいる前記ロック手段のクリープを防止するためのクリープ防止部と、
を有するコネクタ用プラグ。
【請求項2】
前記クリープ防止部は、前記ロック手段との干渉を防止するための切欠を形成した切欠部である請求項1に記載のコネクタ用プラグ。
【請求項3】
前記クリープ防止部は、前記Oリング当接部に比べて外径が小さい細軸部である請求項1に記載のコネクタ用プラグ。
【請求項4】
前記Oリング当接部は中空形状である請求項1〜3の何れか1項に記載のコネクタ用プラグ。
【請求項5】
前記挿入部の端部に把持部を有する請求項1〜4の何れか1項に記載のコネクタ用プラグ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate