説明

コネクタ

【課題】部品点数の削減を図る。
【解決手段】コネクタは、後端部がハウジング10の後面10Rから後方へ突出する筒状のシールタワー部14となっている第1端子収容室11と、第1端子収容室11に挿入した第1端子金具15に接続されて、ハウジング10の後方へ導出された第1電線17と、第1電線17に外嵌され、第1端子収容室11の内周面に液密状に密着する個別ゴム栓18と、第2端子収容室12に挿入された第2端子金具24に接続された複数の第2電線26と、複数のシール孔30に複数の第2電線26を液密状に貫通させた一括ゴム栓27と、一括ゴム栓27に形成されてシールタワー部14を貫通させる貫通孔31とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジング内に複数の端子金具を収容し、各端子金具に接続した電線をハウジングの後面から導出させたコネクタにおいて、各電線に個別に外嵌した個別ゴム栓を、端子収容室の内周面に密着させてシールする個別シール構造と、一括ゴム栓に形成した複数のシール孔に電線を挿通させてシールする一括シール構造とを併設する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−276992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
個別シール構造と一括シール構造が併設されているコネクタでは、ハウジングの後面が個別シール領域と一括シール領域とに分けられているが、複数の一括シール領域を個別シール領域で分断するような配置になっている場合には、複数の一括ゴム栓が必要となるため、部品点数が多くなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数の削減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ハウジングと、前記ハウジングに形成され、後端部が前記ハウジングの後面から後方へ突出する筒状のシールタワー部となっている第1端子収容室と、前記第1端子収容室に挿入された第1端子金具と、前記第1端子金具に接続されて、前記ハウジングの後方へ導出された第1電線と、前記第1電線に外嵌され、前記第1端子収容室の内周面に液密状に密着する個別ゴム栓と、前記ハウジングに形成された複数の第2端子収容室と、前記複数の第2端子収容室に挿入された複数の第2端子金具と、前記第2端子金具に接続されて、前記ハウジングの後面から外部へ導出された複数の第2電線と、複数のシール孔を有し、前記複数のシール孔に前記複数の第2電線を液密状に貫通させた一括ゴム栓と、前記一括ゴム栓に形成され、前記シールタワー部を貫通させる貫通孔とを備えているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1端子収容室と前記複数の第2端子収容室が、互いに共通する対称軸に関して対称な配置とされているところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記一括ゴム栓の後面と対向するように配置されることで前記一括ゴム栓が前記ハウジングから外れるのを規制し、前記シールタワー部を嵌合させる位置決め孔が形成されたリヤホルダを備えているところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0008】
<請求項1の発明>
一括ゴム栓には、個別シールが適用される第1端子収容室のシールタワー部を貫通させる貫通孔が形成されているので、ハウジングの後面において個別シール領域が一括ゴム栓による複数の一括シール領域を分断するような配置になっていたとしても、分断配置された複数の一括シール領域を、分断された一括シール領域の数よりも少ない数の一括ゴム栓でカバーすることが可能である。このように、本発明によれば、一括ゴム栓の数を少なくすることができ、ひいては、部品点数の削減を図ることができる。
また、シールタワー部に貫通孔が貫通することにより、一括ゴム栓がハウジングに対して位置決めされる。このように、本発明では、シールタワー部と貫通孔が一括ゴム栓を位置決めする機能を兼ね備えているので、シールタワー部及び貫通孔とは別に専用の位置決め手段を設ける場合に比べると、ハウジング及び一括ゴム栓の形状簡素化と小型化を図ることが可能である。
【0009】
<請求項2の発明>
ハウジングを相手側コネクタに嵌合する際に、第1端子金具が相手側端子と接続されるときの摩擦抵抗と、第2端子金具が相手側端子と接続されるときの摩擦抵抗とが互いに異なる大きさであった場合、ハウジング全体としての摩擦抵抗のバランスが崩れ、それが原因となって嵌合作業に支障を来すことが懸念される。その点、本発明では、第1端子収容室と複数の第2端子収容室が、互いに共通する対称軸に関して対称な配置とされているので、ハウジング全体としての摩擦抵抗のバランスがとれる。したがって、摩擦抵抗のバランスが崩れることに起因する嵌合作業性の低下を回避することができる。
【0010】
<請求項3の発明>
リヤホルダの位置決め孔をシールタワー部に嵌合すると、リヤホルダがハウジングに対し位置決めされる。シールタワー部は、リヤホルダを位置決めする機能を兼ね備えているので、シールタワー部とは別に専用の位置決め手段を設ける場合に比べると、ハウジングの形状簡素化と小型化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態1のハウジングに一括ゴム栓を取り付けた状態の背面図
【図2】ハウジングに一括ゴム栓とリヤホルダを取り付けた状態の背面図
【図3】ハウジングの背面図
【図4】図2のX−X線断面図
【図5】一括ゴム栓の背面図
【発明を実施するための形態】
【0012】
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1〜図5を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、図1〜図4に示すように、内部に2室の第1端子収容室11と39室の第2端子収容室12とが形成されたハウジング10と、第1端子金具15と、第1電線17と、個別ゴム栓18と、第2端子金具24と、第2電線26と、一括ゴム栓27と、リヤホルダ32とを備えて構成されている。
【0013】
図1〜3に示すように、2室の第1端子収容室11は、ハウジング10の後方から視たときに左右方向に離間するように配置されている。この左右一対の第1端子収容室11は、上下方向(2室の第1端子収容室11の離間方向と交差する方向)の対称軸13に関して左右対称な配置となっている。図3,4に示すように、第1端子収容室11の後端部は、ハウジング10の後面10Rから後方へ突出する円筒状のシールタワー部14となっている。図1〜3に示すように、このシールタワー部14も、上記対称軸13に関して左右対称である。
【0014】
図4に示すように、2室の第1端子収容室11内には、夫々、ハウジング10の後方から第1端子金具15が挿入されている。2室の第1端子収容室11に挿入される第1端子金具15は、寸法及び形状が同一の部品である。各第1端子金具15の後端の第1電線圧着部16には、夫々、第1電線17の前端部が圧着により接続されている。第1電線圧着部16には、円筒形をなす個別ゴム栓18が、第1電線17に外嵌した状態で固着されている。
【0015】
第1端子金具15を第1端子収容室11に正規挿入した状態では、個別ゴム栓18の内周が第1電線17の外周に液密状に密着するとともに、個別ゴム栓18の外周がシールタワー部14(第1端子収容室11)の内周面に液密状に密着する。この個別ゴム栓18は、個別シール構造を構成し、ハウジング10の後方から第1端子収容室11内に液体が浸入するのを規制する。
【0016】
図4に示すように、第2端子収容室12の後端は、ハウジング10の後面10Rに開口している。したがって、第1端子収容室11(シールタワー部14)の後端は第2端子収容室12の後端よりも後方の位置で開口している。図1〜3に示すように、39室の第2端子収容室12は、上記第1端子収容室11の対称軸13に関して左右対称に配置されている。具体的には、第2端子収容室12は、上下3段に分かれて配置されている。上段の第2端子収容室12は第1端子収容室11よりも上方に配置され、下段の第2端子収容室12は第1端子収容室11よりも下方に配置され、中段の第2端子収容室12は、上下方向において第1端子収容室11の一部とラップするように配置されている。
【0017】
上段においては、15室の第2端子収容室12が左右方向に一定ピッチで並列されている。ハウジング10の後面10Rのうち、上段の15室の第2端子収容室12が配置されている領域は、上段部一括シール領域19となっている。また、下段においても、15室の第2端子収容室12が左右方向に一定ピッチで並列されている。ハウジング10の後面10Rのうち、下段の15室の第2端子収容室12が配置されている領域は、下段部一括シール領域20となっている。対称軸13は、左から(又は右から)数えて8番目の第2端子収容室12の中央に位置する。また、左から数えて4〜6番目の第2端子収容室12が、左側の第1端子収容室11とラップするように位置し、右から数えて4〜6番目の第2端子収容室12が、右側の第1端子収容室11とラップするように位置する。
【0018】
中段においては、9室の第2端子収容室12が、3室ずつ左右に隣接するように分かれて配置されている。ハウジング10の後面10Rのうち、中段左側の3室の第2端子収容室12が配置されている領域は、中段左部一括シール領域21となっている。ハウジング10の後面10Rのうち、中段右側の3室の第2端子収容室12が配置されている領域は、中段右部一括シール領域22となっている。ハウジング10の後面10Rのうち、中段中央の3室の第2端子収容室12が配置されている領域は、中段中央部一括シール領域23となっている。
【0019】
対称軸13は、中央の3室のうち真ん中の第2端子収容室12の中央に位置する。左側の3室の第2端子収容室12は、左側の第1端子収容室11よりも左方に位置し、右側の3室の第2端子収容室12は、右側の第1端子収容室11よりも右方に位置し、中央の3室の第2端子収容室12は、左側の第1端子収容室11と右側の第1端子収容室11との間に位置する。また、上段と中段と下段の第2端子収容室12は、上下方向に揃うように(つまり、千鳥配置とならないように)並んでいる。
【0020】
図4に示すように、各第2端子収容室12内には、夫々、ハウジング10の後方から第2端子金具24が挿入されている。各第2端子金具24の後端の第2電線圧着部25には、夫々、第2電線26の前端部が圧着により接続されている。第2端子収容室12に挿入される39個の第2端子金具24は、寸法及び形状が同一の部品である。第2端子金具24は、第1端子金具15よりも寸法が小さい。そして、本実施形態のハウジング10を相手側ハウジング(図示省略)と嵌合する際に生じる、相手側ハウジングに設けた第1相手側端子(図示省略)と第1端子金具15との間の摩擦抵抗は、相手側ハウジングに設けた第2相手側端子(図示省略)と第2端子金具24との間の摩擦抵抗よりも大きい。
【0021】
図1,4に示すように、ハウジング10の後端部には一括ゴム栓27が取り付けられている。一括ゴム栓27は、ハウジング10の後面10Rのうち2室の第1端子収容室11と39室の第2端子収容室12の全ての開口部を含む略長方形領域と対応するように配置されている。図1〜4に示すように、ハウジング10には、その後面10Rから後方へ突出する周壁部28が形成され、この周壁部28で囲まれた空間は、後方へ開放された収容空間29となっている。図1,4に示すように、この収容空間29内には一括ゴム栓27が収容されている。そして、一括ゴム栓27の外周面が周壁部28(収容空間29)の内周面に液密状に密着し、これにより、周壁部28の内周と一括ゴム栓27の外周との隙間を通ってハウジング10内に液体が浸入するのを規制している。
【0022】
図1,4,5に示すように、一括ゴム栓27には、全ての第2端子収容室12と対応するように39室のシール孔30が、前後に貫通して形成されている。図4に示すように、第2端子収容室12の後方へ導出された第2電線26は、夫々、シール孔30を貫通して一括ゴム栓27の後方へ導出されている。したがって、シール孔30の内周と第2電線26の外周とは液密状に密着する。これにより、シール孔30と第2電線26との隙間を通ってハウジング10内に液体が浸入するのを規制している。
【0023】
図1,4,5に示すように、一括ゴム栓27には、2つのシールタワー部14と対応する2つの貫通孔31が形成されている。貫通孔31の内周とシールタワー部14の外周とは液密状に密着する。これにより、貫通孔31とシールタワー部14との隙間を通ってハウジング10内に液体が浸入するのを規制している。また、シールタワー部14と貫通孔31の嵌合により、一括ゴム栓27が、ハウジング10に対して上下方向及び左右方向(いずれも、貫通孔31に対するシールタワー部14の貫通方向と交差する方向)へ位置ずれするのを抑制している。
【0024】
リヤホルダ32は、収容空間29内に組み付けられ、一括ゴム栓27の後面と接近して対向(又は当接)するように配置される。このリヤホルダ32は、一括ゴム栓27がハウジング10に対して後方へ離脱するのを規制する。リヤホルダ32には、シールタワー部14を嵌合させる左右一対の位置決め孔33が形成されている。この位置決め孔33とシールタワー部14との嵌合により、リヤホルダ32が、ハウジング10に対して上下方向及び左右方向へ位置ずれするのを規制している。また、リヤホルダ32には、一括ゴム栓27を貫通した第1電線17を挿通させるための挿通孔34が、各シール孔30と対応するように形成されている。
【0025】
本実施形態のコネクタは、ハウジング10内に複数の端子金具15,24を収容し、各端子金具15,24に接続した電線17,26をハウジング10の後方へ導出させたものであって、第1電線17に個別に外嵌した個別ゴム栓18を、第1端子収容室11の内周面に密着させてシールする個別シール構造と、一括ゴム栓27に形成した複数のシール孔30に第2電線26を挿通させてシールする一括シール構造とを併設している。
【0026】
そして、ハウジング10の後面10Rにおいては、複数の一括シール領域19,20,21,22,23のうち上段部一括シール領域19と、下段部一括シール領域20が、2室の第1端子収容室11で構成される2つの個別シール領域35によって、上下に分断された配置となっている。また、中段左部一括シール領域21と中段中央部一括シール領域23が、左側の第1端子収容室11で構成される個別シール領域35によって左右に分断された配置となっている。さらに、中段中央部一括シール領域23と中段右部一括シール領域22が、右側の第1端子収容室11で構成される個別シール領域35によって左右に分断された配置となっている。
【0027】
このように複数の一括シール領域19,20,21,22,23が個別シール領域35によって分断された配置となっている場合、各一括シール領域19,20,21,22,23毎に、個別に一括ゴム栓を対応させるようにすると、複数の一括ゴム栓が必要となり、コネクタ全体として部品点数が多くなる。そこで、本実施形態では、個別シール領域35を構成する(即ち、個別シールが適用される)第1端子収容室11の後端部を、ハウジング10の後面10Rから後方へ突出する筒状のシールタワー部14とし、このシールタワー部14を、一括ゴム栓27に形成した貫通孔31に貫通させた。
【0028】
この構成によれば、分断配置された複数の一括シール領域19,20,21,22,23を、分断された一括シール領域19,20,21,22,23の数(5つ)よりも少ない数(1つ)の一括ゴム栓27でカバーすることが実現されている。これにより、一括ゴム栓27の数を少なくすることができ、ひいては、コネクタ全体としての部品点数の削減を図ることができる。
【0029】
また、シールタワー部14に貫通孔31が貫通することにより、一括ゴム栓27がハウジング10に対して位置決めされる。このように、本実施形態では、シールタワー部14と貫通孔31が一括ゴム栓27を位置決めする機能を兼ね備えているので、シールタワー部14及びと貫通孔31とは別に専用の位置決め手段を設ける場合に比べると、ハウジング10及び一括ゴム栓27の形状簡素化と小型化を図ることが可能である。
【0030】
また、本実施形態では、ハウジング10を相手側コネクタに嵌合する際に、第1端子金具15が相手側第1端子と接続されるときの摩擦抵抗と、第2端子金具24が相手側第2端子と接続されるときの摩擦抵抗とが互いに異なる大きさである。そのため、ハウジング10全体としての摩擦抵抗のバランスが崩れ、それが原因となって嵌合作業に支障を来すことが懸念される。その点、対策として、本実施形態では、第1端子収容室11と複数の第2端子収容室12を、互いに共通する対称軸13に関して対称な配置とした。この構成によれば、ハウジング10全体としての摩擦抵抗のバランスがとれるので、摩擦抵抗のバランスが崩れることに起因する嵌合作業性の低下を回避することができる。
【0031】
また、本実施形態のコネクタは、一括ゴム栓27の後面と対向するようにリヤホルダ32を配置することで、一括ゴム栓27がハウジング10から外れるのを規制しているが、リヤホルダ32には、シールタワー部14を嵌合させる位置決め孔33が形成されている。この構成によれば、リヤホルダ32の位置決め孔33をシールタワー部14に嵌合すると、リヤホルダ32がハウジング10に対し位置決めされる。シールタワー部14は、リヤホルダ32を位置決めする機能を兼ね備えているので、シールタワー部14とは別に専用の位置決め手段を設ける場合に比べると、ハウジング10の形状簡素化と小型化を図ることが可能である。
【0032】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第1端子収容室の数を2室としたが、第1端子収容室の数は、1室だけでもよく、3室以上であってもよい。
(2)上記実施形態では、第2端子収容室の数を39室としたが、第2端子収容室の数は、38室以下でも、40室以上でもよい。
(3)上記実施形態では、第1端子収容室と複数の第2端子収容室が、互いに共通する対称軸に関して対称な配置となるようにしたが、第1端子収容室と複数の第2端子収容室の配置は、ランダム(非対称)な形態であってもよい。
(4)上記実施形態では、シールタワー部がリヤホルダを位置決めする機能を兼ね備えるようにしたが、シールタワー部とは別に専用の位置決め手段を設けてもよい。
【符号の説明】
【0033】
10…ハウジング
10R…ハウジングの後面
11…第1端子収容室
12…第2端子収容室
13…対称軸
14…シールタワー部
15…第1端子金具
17…第1電線
18…個別ゴム栓
24…第2端子金具
26…第2電線
27…一括ゴム栓
30…シール孔
31…貫通孔
32…リヤホルダ
33…位置決め孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに形成され、後端部が前記ハウジングの後面から後方へ突出する筒状のシールタワー部となっている第1端子収容室と、
前記第1端子収容室に挿入された第1端子金具と、
前記第1端子金具に接続されて、前記ハウジングの後方へ導出された第1電線と、
前記第1電線に外嵌され、前記第1端子収容室の内周面に液密状に密着する個別ゴム栓と、
前記ハウジングに形成された複数の第2端子収容室と、
前記複数の第2端子収容室に挿入された複数の第2端子金具と、
前記第2端子金具に接続されて、前記ハウジングの前記後面から後方へ導出された複数の第2電線と、
複数のシール孔を有し、前記複数のシール孔に前記複数の第2電線を液密状に貫通させた一括ゴム栓と、
前記一括ゴム栓に形成され、前記シールタワー部を貫通させる貫通孔とを備えていることを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記第1端子収容室と前記複数の第2端子収容室が、互いに共通する対称軸に関して対称な配置とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
【請求項3】
前記一括ゴム栓の後面と対向するように配置されることで前記一括ゴム栓が前記ハウジングから外れるのを規制し、前記シールタワー部を嵌合させる位置決め孔が形成されたリヤホルダを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−114844(P2013−114844A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258752(P2011−258752)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】