説明

コネクタ

【課題】本発明は、小型化されたハウジングを提供する。
【解決手段】相手側端子と嵌合すると共に軸線方向に延びた嵌合部17を有する複数の端子11と、複数の端子11が軸線と略直交する方向に横並びに収容されたハウジング12と、ハウジング12から導出される複数の電線18と、を備えたコネクタ10であって、複数の端子11はそれぞれ、軸線方向について嵌合部17と反対側の端部が軸線方向に対して略直交する方向に延びると共に複数の電線18と接続される電線接続部19を有し、複数の電線18は、ハウジング12から、複数の端子11の並び方向に沿う方向に導出されており、且つ、複数の端子11が並べられた仮想的な端子並び平面47と略直交する、仮想的な電線並び平面48内に並んで配されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとして特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、相手側端子と軸線上で嵌合する嵌合端子と、この嵌合端子を収容するハウジングと、を備える。嵌合端子には、相手側端子と嵌合する嵌合部と軸線方向について反対側の端部に電線が接続されている。電線は、軸線に沿ってハウジングから導出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−70754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成によると、嵌合端子は、相手側端子と軸線上で嵌合する構成となっているので、相手側端子との電気的な接続を確実なものとするため、軸線方向についてある程度の長さが必要となる。また、嵌合端子には、相手側端子と嵌合する嵌合部と軸線方向について反対側の端部に、電線を接続するための構造が必要となる。このため、嵌合端子を軸線方向に小型化することが困難であるという問題がある。更に、嵌合端子に接続された電線は、軸線方向に沿ってハウジングから導出されるので、コネクタは全体として軸線方向に大型化することが懸念される。この電線の直径が比較的に大きな場合には、電線を曲げて配索することが難しくなるため、ハウジングが全体として軸線方向に大型化することが、一層、問題となりうる。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化されたハウジングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、相手側端子と嵌合すると共に軸線方向に延びた嵌合部を有する複数の端子と、前記複数の端子が前記軸線と略直交する方向に横並びに収容されたハウジングと、前記ハウジングから導出される複数の電線と、を備えたコネクタであって、前記複数の端子はそれぞれ、前記軸線方向について前記嵌合部と反対側の端部が前記軸線方向に対して略直交する方向に延びると共に前記複数の電線と接続される電線接続部を有し、前記複数の電線は、前記ハウジングから、前記複数の端子の並び方向に沿う方向に導出されており、且つ、前記複数の端子が並べられた仮想的な端子並び平面と略直交する、仮想的な電線並び平面内に並んで配されている。
【0007】
本発明によれば、端子の電線接続部は軸線に対して略直交する方向に延びているので、端子を軸線方向について小型化することができる。また、電線は、ハウジングから複数の端子の並び方向に沿う方向に導出されているので、コネクタを、複数の端子の並び方向と略直交する方向について小型化することができる。また、複数の電線は、複数の端子が並べられた仮想的な平面と略直交する仮想的な平面内に並んで配されているので、複数の電線が軸線方向に重なって配される場合に比べて、複数の電線を軸線方向についてコンパクトに配索することができる。これにより、全体としてコネクタを小型化できる。
【0008】
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記端子は、前記嵌合部と、前記嵌合部とは別体に形成された前記電線接続部とを、ボルトで固定してなることが好ましい。
【0009】
上記の態様によれば、嵌合部と電線接続部とを一体に形成する場合に比べて、コネクタのコスト低減を図ることができる。
【0010】
前記電線接続部は金属板材からなり、複数の前記電線接続部の少なくとも一つは、前記電線並び平面内で屈曲していることが好ましい。
【0011】
上記の態様によれば、複数の電線接続部の少なくとも一つは電線並び平面内で屈曲しているので、複数の電線接続部同士が互いに干渉し合うことを避けることができる。これにより、電線接続部同士を電線並び平面内に配することができるので、電線を、確実に、電線並び平面内に並べて配することができる。これにより、確実に、コネクタを全体として小型化できる。
【0012】
前記ハウジングには、前記軸線方向について前記嵌合部と反対側の位置に、カバーが取り付けられており、前記端子及び前記電線は、前記カバーによって、前記軸線について前記嵌合部と反対方向に移動することを規制されていることが好ましい。
【0013】
上記の態様によれば、ハウジングに、端子及び電線が軸線について嵌合部と反対方向に移動することを規制するための構成を設けなくてもよいので、ハウジングを小型化できる。これにより、全体としてコネクタを小型化できる。
【0014】
前記カバーには、前記電線接続部が導出される導出口が、前記端子並び平面と略直交する方向に開口して形成されていることが好ましい。
【0015】
上記の態様によれば、導出口から電線接続部を、端子並び平面と略直交する方向に導出することができる。これにより、確実に、電線を、端子並び平面と略直交する方向に導出することができる。これにより、確実に、コネクタを全体として小型化できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、コネクタを小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。
【図2】図2はコネクタの断面図である。
【図3】図3は嵌合部と、ナットと、保持部材を示す斜視図である。
【図4】図4は嵌合部を示す斜視図である。
【図5】図5はカバーとハウジングとを示すコネクタの断面図である。
【図6】図6は第1樹脂部材を示す斜視図である。
【図7】図7は第1電線接続部を示す平面図である。
【図8】図8は第1樹脂部材を示す背面図である。
【図9】図9は第2樹脂部材を示す斜視図である。
【図10】図10は第2電線接続部を示す平面図である。
【図11】図11は第2樹脂部材を示す背面図である。
【図12】図12はボルトキャップを示す斜視図である。
【図13】図13はコネクタからカバーを外した状態を示す斜視図である。
【図14】図14はコネクタからカバーを外した状態を示す背面図である。
【図15】図15はコネクタを示す斜視図である。
【図16】図16はコネクタを示す斜視図である。
【図17】図17はコネクタを示す正面図である。
【図18】図18はコネクタを示す側面図である。
【図19】図19はコネクタを示す背面図である。
【図20】図20はカバーを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の一実施形態を図1ないし図20を参照して説明する。本実施形態に係るコネクタ10は、電気自動車、ハイブリッド車等の車両(図示せず)に取り付けられて、充電用のコネクタ10として用いられる。コネクタ10は、金属からなる複数の端子11と、端子11が収容される合成樹脂製のハウジング12と、を備える。以下の説明においては、図2における下方を前方とし、上方を後方とする。また、図2における左方を左方とし、右方を右方として説明する。
【0019】
図1に示すように、合成樹脂製のハウジング12には、信号電流が通電される信号線13と、この信号線13に接続された信号端子14とが、収容されている。信号線13及び信号端子14は、ハウジング12に後方から取り付けられるリテーナ15により、後方への移動が規制されている。
【0020】
図2に示すように、ハウジング12には、複数(本実施形態では2つ)の端子11が収容される端子収容部16が左右方向に並んで形成されている。端子収容部16は前後方向に開口している。端子11には比較的に大きな充電電流が流れるようになっている。
【0021】
端子11は、図示しない相手側端子と嵌合する嵌合部17と、電線18に接続される電線接続部19と、を備える。嵌合部17は、前後方向に延びる筒状に形成されている。本実施形態においては、嵌合部17の軸線は前後方向に延びている。本実施形態においては、2つの端子11は、軸線の延びる方向に略直交する方向(左右方向)に並んでいる。相手側端子は前方から嵌合部17と嵌合するようになっている。一方、電線接続部19は、軸線と略直交する方向に延びて形成されている。嵌合部17と電線接続部19とはボルト20によりネジ止めされている。
【0022】
嵌合部17の前端部寄りには、前端部から後方に向かって複数のスリット21が形成されている(図3参照)。これにより、相手側端子が嵌合部17内に進入すると、スリット21により区分された複数の弾性片22が相手側端子と弾性的に接触する。これにより、相手側端子と端子11とが電気的に接続される。
【0023】
嵌合部17の後方には嵌合部17よりも径大な径大部23が形成されている。径大部23の外面にはゴムリング24Aが外嵌されている。このゴムリング24Aの外面と端子収容部16の内面とが密着することにより端子11とハウジング12とが液密にシールされている。
【0024】
径大部23の後方にはボルト20が挿通される挿通部25が形成されている。挿通部25には、挿通部25の後端から前方に向かって延びると共にボルト20が挿通される挿通孔26が形成されている(図4参照)。径大部23の側面には、ナット27が取り付けられる取り付け孔28が、前後方向(軸線方向)と略直交する方向に延びて形成されている(図3参照)。取り付け孔28は有底孔である。取り付け孔28の内部にはナット27が図3に示す矢線方向から収容される。取り付け孔28の開口は、取り付け孔28の内部にナット27が収容された状態で、合成樹脂製の保持部材29によって、図3に示す矢線方向から塞がれるようになっている。この保持部材29により、ナット27は取り付け孔28の内部に保持されるようになっている。保持部材29は、端子収容部16の内面と当接することにより、取り付け孔28から抜け出さないようになっている(図2参照)。上記のボルト20は、挿通孔26内に挿通されて、ナット27と螺合されるようになっている。
【0025】
図5に示すように、ハウジング12の後端部には合成樹脂製のカバー30が取り付けられる。カバー30に形成されたカバーロック部31と、ハウジング12に形成されたカバーロック受け部32とが弾性的に係合することにより、カバー30とハウジング12とは一体に組み付けられる。
【0026】
図1に示すように、右側の嵌合部17の後端部には第1樹脂部材33が取り付けられており、左側の嵌合部17には第2樹脂部材34が取り付けられている。
【0027】
図6に示すように、第1樹脂部材33は合成樹脂製であって、略直方体形状をなす。第1樹脂部材33の前面には前方に突出する円筒形状をなす第1筒部35が形成されている。第1筒部35の外面にはゴムリング24Bが外嵌されている。このゴムリング24Bの外面が端子収容部16の内面と密着することにより、第1樹脂部材33とハウジング12とが液密にシールされる。
【0028】
図7に示すように、第1樹脂部材33の内部には、金属板材を所定形状にプレス加工してなる第1電線接続部19A(電線接続部19)がインサート成形されている。第1電線接続部19Aの一方の端部にはボルト20が挿通される貫通孔36Aが形成されている。また、第1電線接続部19Aの他方の端部には、電線18の端部から露出する芯線に圧着されるバレル部37Aが形成されている。
【0029】
図8に示すように、第1樹脂部材33の後面には、円形状をなす第1窓孔38が後方に開口されている。第1窓孔38からは第1電線接続部19Aが露出している。第1窓孔38はボルト20の頭部が挿通可能になっている。
【0030】
図9に示すように、第2樹脂部材34は合成樹脂製であって、概ねL字形状に直角に折れ曲がった形状をなしている。第2樹脂部材34の前面には前方に突出する円筒形状をなす第2筒部39が形成されている。第2筒部39の外面にはゴムリング24Cが外嵌されている。このゴムリング24Cの外面が端子収容部16の内面と密着することにより、第2樹脂部材34とハウジング12とが液密にシールされる。
【0031】
図10に示すように、第2樹脂部材34の内部には、金属板材を略L字形状にプレス加工してなる第2電線接続部19B(電線接続部19)がインサート成形されている。第2電線接続部19Bの一方の端部にはボルト20が挿通される貫通孔36Bが形成されている。また、第2電線接続部19Bの他方の端部には、電線18の端部から露出する芯線に圧着されるバレル部37Bが形成されている。
【0032】
図11に示すように、第2樹脂部材34の後面には、円形状をなす第2窓孔40が後方に開口されている。第2窓孔40からは第2電線接続部19Bが露出している。第2窓孔40はボルト20の頭部が挿通可能になっている。
【0033】
第1樹脂部材33の第1窓孔38の内部、及び第2樹脂部材34の第2窓孔40の内部には、それぞれ、合成樹脂製のボルトキャップ41が嵌合される。図12に示すように、ボルトキャップ41は略板状をなしている。ボルトキャップ41にはロック受け部42が形成されている。このロック受け部42が、第1樹脂部材33及び第2樹脂部材34に形成されたロック部43と弾性的に係合することにより、ボルトキャップ41が、第1樹脂部材33及び第2樹脂部材34に対し、一体に組み付けられる。
【0034】
ボルトキャップ41の前面には、前方に突出する円筒形状をなす防水筒部44が形成されている。防水筒部44の外面にはゴムリング24Dが外嵌されている。ゴムリング24Dの外面と、ハウジング12の端子収容部16の内面とが密着することにより、ハウジング12と第1樹脂部材33との間、及びハウジング12と第2樹脂部材34との間とが、液密にシールされる(図13参照)。
【0035】
図14に示すように、第1樹脂部材33から電線18が導出される部分には、合成樹脂製の電線キャップ45が嵌められている。電線キャップ45の内部にはパッキン46が収容されている(図2参照)。このパッキン46が電線18の外面及び電線キャップ45の内面と密着することにより、電線18、第1樹脂部材33、及び電線キャップ45との間が液密にシールされる。
【0036】
また、第2樹脂部材34にも、第1樹脂部材33と同様に電線キャップ45が嵌められている。電線キャップ45の内部にはパッキン46が収容されている(図2参照)。このパッキン46が電線18の外面及び電線キャップ45の内面と密着することにより、電線18、第2樹脂部材34、及び電線キャップ45との間が液密にシールされる。
【0037】
図15ないし図19に示すように、ハウジング12の後端部からは、2つの電線18が、右方に導出されている。図17に示すように、本実施形態に係る2つの端子11は左右方向に並んで配されているので、2つの電線18は端子11の並び方向に沿う方向に導出されるようになっている。
【0038】
図17に示すように、2つの端子11は、上下方向に略直交する仮想的な端子並び平面47の面上に並んで配されている。第1樹脂部材33と、この第1樹脂部材33から導出される電線18は、端子並び平面47の面上においてハウジング12から導出されるようになっている。
【0039】
図17及び図19に示すように、第2樹脂部材34と、この第2樹脂部部材から導出される電線18は、端子並び平面47よりもやや下方の位置から、右方に導出されている。
【0040】
そして、図18に示すように、2つの電線18は、端子並び平面47と略直交する仮想的な電線並び平面48の面上に並んで配されている。
【0041】
また、図18及び図19に示すように、第2樹脂部材34と、第2電線接続部19Bは、電線並び平面48内において屈曲する形状となっている。
【0042】
図16に示すように、ハウジング12の後面にはカバー30が取り付けられている。このカバー30によって、第1樹脂部材33及び第2樹脂部材34が後方から支持されることにより、第1樹脂部材33及び第2樹脂部材34が後方(軸線について嵌合部17と反対方向)に移動することが規制されるようになっている。
【0043】
図20に示すように、カバー30の側壁には、第1樹脂部材33が導出される第1導出口49(導出口)が形成されている。また、カバー30の下壁には、第2樹脂部材34が導出される第2導出口50(導出口)が形成されている。
【0044】
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態においては、端子11の第1電線接続部19A及び第2電線接続部19Bは軸線に対して略直交する方向に延びているので、端子11を軸線方向について小型化することができる。
【0045】
また、電線18は、ハウジング12から複数の端子11の並び方向に沿う方向に導出されているので、コネクタ10を、複数の端子11の並び方向と略直交する方向について小型化することができる。
【0046】
また、複数の電線18は、複数の端子11が並べられた端子並び平面47と略直交する電線並び平面48内に並んで配されているので、複数の電線18が軸線方向に重なって配される場合に比べて、複数の電線18を軸線方向についてコンパクトに配索することができる。これにおり、全体としてコネクタ10を小型化できる。
【0047】
また、本実施形態によれば、第2電線接続部19Bは電線並び平面48内で屈曲している。これにより、第1電線接続部19Aと、第2電線接続部19Bとが電線並び平面48内において干渉することを避けることができる。これにより、第1電線接続部19Aと第2電線接続部19Bとを電線並び平面48内に配することができるので、電線18を、確実に、電線並び平面48内に並べて配することができる。これにより、確実に、コネクタ10を全体として小型化できる。
【0048】
更に、本実施形態によれば、ハウジング12には、軸線方向について嵌合部17と反対側の位置に、カバー30が取り付けられており、端子11及び電線18は、カバー30によって、軸線について嵌合部17と反対方向に移動することを規制されている。これにより、ハウジング12に、端子11及び電線18が軸線について嵌合部17と反対方向に移動することを規制するための構成を設けなくてもよいので、ハウジング12を小型化できる。これにより、全体としてコネクタ10を小型化できる。
【0049】
また、本実施形態によれば、カバー30には、第1電線接続部19Aが導出される第1導出口49、及び、第2電線接続部19Bが導出される第2導出口50が、端子並び平面47と略直交する方向に開口して形成されている。これにより、第1電線接続部19Aを第1導出口49から、端子並び平面47と略直交する方向に導出することができると共に、第2電線接続部19Bを第2導出口50から、端子並び平面47と略直交する方向に導出することができる。これにより、確実に、電線18を、端子並び平面47と略直交する方向に導出することができる。この結果、確実に、コネクタ10を全体として小型化できる。
【0050】
また、本実施形態によれば、端子11は、嵌合部17と、嵌合部17とは別体に形成された電線接続部19とを、ボルト20で固定してなる。これにより、嵌合部17と電線接続部19とを一体に形成する場合に比べて、コネクタ10のコスト低減を図ることができる。
【0051】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)端子11及び電線18は3つ以上であってもよい。
(2)第1電線接続部19Aと、第2電線接続部19Bの双方が、電線並び平面48内で屈曲していてもよい。
(3)端子11は、嵌合部17と電線接続部19とを一体に形成する構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、嵌合部17は筒状をなす雌形状としたが、これに限られず、嵌合部17は、棒状又は板状をなす雄形状としてもよい。
【符号の説明】
【0052】
10…コネクタ
11…端子
12…ハウジング
17…嵌合部
18…電線
19A…第1電線接続部
19B…第2電線接続部
20…ボルト
30…カバー
47…端子並び平面
48…電線並び平面
49…第1導出口(導出口)
50…第2導出口(導出口)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手側端子と嵌合すると共に軸線方向に延びた嵌合部を有する複数の端子と、前記複数の端子が前記軸線と略直交する方向に横並びに収容されたハウジングと、前記ハウジングから導出される複数の電線と、を備えたコネクタであって、
前記複数の端子はそれぞれ、前記軸線方向について前記嵌合部と反対側の端部が前記軸線方向に対して略直交する方向に延びると共に前記複数の電線と接続される電線接続部を有し、
前記複数の電線は、前記ハウジングから、前記複数の端子の並び方向に沿う方向に導出されており、且つ、前記複数の端子が並べられた仮想的な端子並び平面と略直交する、仮想的な電線並び平面内に並んで配されているコネクタ。
【請求項2】
前記端子は、前記嵌合部と、前記嵌合部とは別体に形成された前記電線接続部とを、ボルトで固定してなる請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記電線接続部は金属板材からなり、複数の前記電線接続部の少なくとも一つは、前記電線並び平面内で屈曲している請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングには、前記軸線方向について前記嵌合部と反対側の位置に、カバーが取り付けられており、
前記端子及び前記電線は、前記カバーによって、前記軸線について前記嵌合部と反対方向に移動することを規制されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記カバーには、前記電線接続部が導出される導出口が、前記端子並び平面と略直交する方向に開口して形成されている請求項4に記載のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−84429(P2013−84429A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223200(P2011−223200)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】