コミュニケーションエイド装置

【課題】多様な音声メッセージを出力することが可能であると共にシンプルで扱いやすく、安価に製造できる実用的なコミュニケーションエイド装置を提供すること。
【解決手段】ICカード10の形状に対応して少なくとも一枚を保持可能に設けられたカード保持部20と、ICカード10のデータを読み込むため、カード保持部20に対応して配設されたアンテナと、そのアンテナを作動させるために設けられたスイッチと、そのスイッチのONによって前記アンテナを介してリーダ装置で読み取られたICカード10の情報が入力され、その入力情報に対応して各部へ命令を出力する制御手段と、その制御手段の命令を受け、音声を選択してスピーカー等へ出力できる音声発生部とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、知的障害者や認知障害等により話し言葉に困難のある人々の言語訓練や、コミュニケーションを音で容易に行う手段として、シンプルで扱いやすい実用的なコミュニケーションエイド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、筆談や手話を使うことができない知的障害者や認知障害等の言語リハビリテーション、言語指導の現場では、コミュニケーションノート(またはブック)と呼ばれる簡便な会話用補助具が一般に利用されている。
一方、記号の選択に伴って音声が表出されることで、確実に相手へメッセージを伝えることができるものがある。ノートやブックによる伝達と異なり、音声の届く範囲にいる人であれば誰でも会話相手になり得る利点がある。
【0003】
しかしながら、現在市販されている物の多くは、メモリ容量の制限によって音声データの量には限界があること、多様な音声メッセージの切り替えに手間がかかるなどの問題点が多いこと、また高価であり、可搬性や取り扱いがやっかいであることなど、利用者や支援者に敬遠されがちであった。
【0004】
会話装置の先行技術としては、例文のデータを、その例文に対する回答文等の会話の流れに沿って関連づけられる別の例文の集合へのリンクを備えたデータ構造として保持し、複数の表示領域を持つ表示手段と、例文を選択させる入力手段と、選択された例文に対してその内容を表示および/または音声出力する出力手段を備えた構成とし、装置利用者に必要な情報と会話相手に必要な情報を別々の領域に表示するものが開示されている(特許文献1参照)。
また、別の先行技術として、第1の文字盤または第2の文字盤を点灯盤の前に設置して文字盤の文字をブロック毎に順次点灯させると共に入力スイッチのオンオフでブロックを選択し、次に選択したブロックの文字列を順次点灯して選択させ、選択した文字列の文字を順次点灯して選択させることによって、点灯盤の所定の部位、点灯色、点灯輝度、点灯順序、発する音声、点灯速度を変化させて意思を伝達させるものが開示されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平08−137385号公報(第1頁)
【特許文献2】特開2004−286768号公報(第1頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コミュニケーションエイド装置に関して解決しようとする問題点は、音声を出力することでコミュニケーションの支援をする装置にあって、操作性が良く実用的なものが存在しない点にある。
そこで本発明の目的は、ICカードを利用することによって、多様な音声メッセージを出力することが可能であると共にシンプルで扱いやすく、安価に製造できる実用的なコミュニケーションエイド装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、ICカードの形状に対応して少なくとも一枚を保持可能に設けられたカード保持部と、前記ICカードのデータを読み込むため、前記カード保持部に対応して配設されたアンテナと、該アンテナを作動させるために設けられたスイッチと、該スイッチのONによって前記アンテナを介してリーダ装置で読み取られた前記ICカードの情報が入力され、該入力情報に対応して各部へ命令を出力する制御手段と、該制御手段の命令を受け、音声を選択してスピーカー等へ出力できる音声発生部とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、ICカードの形状に対応して少なくとも一枚ずつを保持可能に設けられた複数のカード保持部と、前記ICカードのデータを読み込むため、前記各カード保持部に対応して配されることで複数が設けられたアンテナと、該アンテナを選択して作動させるため、前記各カード保持部及び各アンテナに対応して配されることで複数が設けられたスイッチと、該スイッチのONによって選択された前記アンテナを介してリーダ装置で読み取られた前記ICカードの情報が入力され、該入力情報に対応して各部へ命令を出力する制御手段と、該制御手段の命令を受け、音声を選択してスピーカー等へ出力できる音声発生部とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、前記複数のスイッチと、前記複数のアンテナと、該アンテナを切り替えるアンテナ切替器とから構成されるアンテナブロックを備え、前記制御手段が、前記アンテナを介して読み取った情報を受けて各部に命令を出すCPUと、該CPUからの命令を受けて前記アンテナ切替器を制御するアンテナリレー器とから成る制御ブロックを構成要素として備えることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、前記複数のカード保持部が、前記複数のICカードを平面的に並べることが可能に平面的且つ枠状に並設されていることを特徴とすることができる。
【0009】
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、前記ICカードに表記されたシンボル又は単語に対応したコード番号を、前記アンテナを介して読み取り、該コード番号に対応した音声を出力する前記音声発生部を備えることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、前記複数のカード保持部に保持された前記複数のICカードの情報を順次一括的に読み込んで順次一括的に音声として出力するコマンドや、音声を切り替えるコマンドなどがコード番号として書き込まれた前記ICカードの情報を読み取り、前記コマンドを実行すべく各部へ命令を出力するように、前記制御手段が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、単語と単音節を組み合わせて文章を作成するようにコマンドが書き込まれたICカードによって、前記複数のカード保持部に保持された前記複数のICカードから複数のコード番号をブランクICカードへ書き込んで文章ICカードを作成でき、消去コマンドが書き込まれたICカードによって前記文章ICカードのコード番号を消去してブランクICカードに戻すことができるように、前記制御手段によって制御されるリーダライタ装置を備えることを特徴とすることができる。
【0010】
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、前記スイッチが、前記カード保持部に前記ICカードを置いた状態で該ICカードを上から押すことでONできるように設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の一形態によれば、前記スイッチがパネルスイッチであることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかるコミュニケーションエイド装置によれば、ICカードの選択に伴って音声が出力されることで、相手方に話をする意思がなくても音声が聞こえる範囲であれば確実に相手へメッセージを伝えることができる。手話や筆談による意思伝達とは異なり、音声の届く範囲にいる人であれば誰にでも意思伝達することができる。
また、声(音)を用いることにより、無言の意思伝達という不自然さが解決された、自然なコミュニケーションを補助できる利点がある。
そして、パソコン等を用いたときのような労力は必要なく、シンプルで扱いやすいため実用的であり、且つ安価に製造できるという利点がある。
また、ICカードを利用し、そのICカードを適宜選択することによって、多様な音声メッセージを出力することが可能であるため、種々のコミュニケーションニーズに好適に対応でき、実用性が高いという特別有利な効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の最良の形態例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるコミュニケーションエイド装置の外観を示す斜視図である。図2は、図1の形態例の構成を説明するブロック図である。また、図3は、図1の形態例の動作プログラムを説明するフローチャート図である。さらに、図4は他の形態例(アンテナとスイッチが1個の場合)の構成を説明するブロック図である。
10はICカードであり、コード番号等の情報データを記憶できる記憶媒体である。板状のプラスチック内にチップを埋め込んで形成されている。情報データを書き込み及び消去できるように設けることができる。
【0013】
図1に示すように、12は装置本体であり、矩形の箱状に形成されている。
20はカード保持部であり、ICカード10の形状に対応して少なくとも一枚ずつを保持可能に設けられている。この複数のカード保持部20が、複数のICカード10を平面的に並べることが可能に、装置本体12の上面に平面的且つ枠状に並設されている。
【0014】
図2に示すように、22はアンテナであり、各カード保持部20に対応して配設されることで複数が設けられている。このアンテナ22は、ICカード10のデータを読み込むために設けられている。
24はスイッチであり、アンテナ22を選択して作動させるため、各カード保持部20及び各アンテナ22に対応して配されることで複数が設けられている。
このスイッチ24は、カード保持部20にICカード10を置いた状態でそのICカード10を上から押すことでONできるように設けられている。このスイッチ24としては、例えば、パネルスイッチを用いることができる。
なお、25はアンテナブロックであり、複数のスイッチ24と、複数のアンテナ22と、そのアンテナを切り替えるマルチプレクサ(アンテナ切替器26)とから構成される。
【0015】
30は制御手段であり、スイッチ24のONによって選択されたアンテナ22を介してリーダ装置(リーダライタ装置36)で読み取られたICカード10の情報が入力され、その入力情報に対応して各部へ命令を出力する。
この制御手段30は、アンテナ22を介して読み取った情報を受けて各部に命令を出す中央演算処理装置(CPU32)と、そのCPU32からの命令を受けてアンテナ切替器26を制御するアンテナリレー器34とから成る制御ブロック35を構成要素として備える。
このように構成されていることで、アンテナ切替器26を使って1つのリーダ装置(リーダライタ装置36でいくつものアンテナ22を用いることができる。
【0016】
また、この制御手段30は、複数のカード保持部20に保持された複数のICカード10の情報を順次一括的に読み込んで順次一括的に音声として出力するコマンドや、音声を切り替えるコマンドなどがコード番号として書き込まれたICカード10の情報を読み取り、それらのコマンドを実行すべく各部へ命令を出力するように設けることができる。
【0017】
40は音声発生部であり、制御手段30の命令を受け、音声を選択してスピーカー45等へ出力できる。
この音声発生部40は、ICカード10に表記されたシンボル又は単語に対応したコード番号を、アンテナ22を介して読み取り、そのコード番号に対応した音声を出力する。
【0018】
36はリーダライタ装置であり、単語と単音節を組み合わせて文章を作成するようにコマンドが書き込まれたICカードによって、前記複数のカード保持部に保持された前記複数のICカードから複数のコード番号をブランクICカードへ書き込んで文章ICカードを作成でき、消去コマンドが書き込まれたICカードによって前記文章ICカードのコード番号を消去してブランクICカードに戻すことができるように、制御手段30によって制御される。
なお、50はLEDであり、制御手段30によって制御され、本装置のモードや動作状況を表示する。
【0019】
次に、以上の構成からなるICカードを用いるコミュニケーションエイド装置の使用方法及び動作について、図3に示したフローチャート図に基づいて説明する。
先ず、図1に示す装置本体12の上面のカード型のガイド(平面的且つ枠状に設けられたカード保持部20)にICカード10を置き、そのICカード10を上から押すと、ICカード10の下にあるスイッチ24(図2参照)も同時に押され、そのカード保持部20に対応したアンテナ22からICカード10の情報データを読み取ることができる。
そして、その情報データに基づいて、音声が再生され、その音声によって情報を伝達することができる。
【0020】
また、ICカード10の大きさ丁度のカードガイド(カード保持部20)にICカード10を並べるという動作が困難な口頭障害者は、そのカード保持部20を大きなものに付け替えてもよい。これによれば、大きいサイズのカード保持部20のどこかにICカード10を置くだけで読め、障害の程度によってカード保持部20を使い分けることで手の不自由な口頭障害者でもその人に合わせた使い方ができる。
また、スイッチ24についても、ICカード10を並べることと同様に、外部に大きい押しボタンスイッチを接続する等、使用者の障害の程度によって工夫して使用することができる。
【0021】
図1に示したカードガイド(カード保持部20)に、ICカードが置かれてスイッチを押されると(以下、「読み込み」ともいう。)、それに対応したアンテナ22が選択され、CPU32(図2参照)内にICカード10の情報データが取り込まれる。ICカード10の情報データは、単語カードやコマンドカード等のカードの種類を示す分類データと、音声のアドレスや各コマンドに対応した詳細データで構成することができる。カードの種類は、単語/単音節カード、文章カード、ブランクカード、コマンドカード等がある。
【0022】
以下に、各ICカードについて説明する。
単語/単音節カードは、日常会話等でよく使われる単語アドレスデータと、五十音の単音節アドレスデータが分類データの後に記録されている。ICカードの表面には、単語/単音節に対応したシンボルが描かれていると共に、漢字、ひらがな、英語でその言葉が書かれている。単語/単音節カードを読み込むとアドレスデータを取り込み、そのアドレスに対応した音声が出力される。
【0023】
文章カードは、単語/単音節カードを組み合わせて文章を記録したICカードである。そのICカード内には、文章の最初から順に単語/単音節のアドレスデータが、分類データの後に記録されている。文章カードを読み込むと登録されている単語/単音節のアドレスを順に読み、音声を出力する。
【0024】
ブランクカードは、文章カードを作成する前の何も記録されていないICカードである。後述する組み合わせのコマンドカードにより作成した文章データを、このブランクカードに記録することで文章カードを作成できる。他のカードに間違って書き込みをしないようにブランクカードにも分類データが記録されている。
【0025】
コマンドカードは、一括再生、音声切換え、組み合わせ及び消去などのコマンドが記憶されたICカードのことである。他のICカードと同様に、各コマンドに対応したコード番号が、分類データのあとに記録されている。コマンドカードを読み込むと各コード番号に対応した動作を行わせることができる。つまり、各種コマンドカードを用いることで、単語を出力するだけでなく様々な機能を使うことができる。
【0026】
次に、各コマンドカードの詳細について説明する。
一括再生コマンドカードは、装置本体上の複数のカードガイドに並べられた単語/単音節カード或いは文章カードを順々に読み込み再生していくコマンドカードである。操作手順はカードガイドに一括再生コマンドカードと音声を出力させたい順にならべ、一括再生コマンドカードを押すと、並べた順にカード情報を読み込み、音声を出力することができる。
【0027】
組み合わせコマンドカードは、単語/単音節カードを組み合わせて作成した文章を一枚のカードに記録するためのICカードである。操作手順は、始めに組み合わせコマンドカードを押し、その後で作成したい文章の順に単語/単音節カードを押す。最後にブランクカードを押すと、そこに作成した文章の順に単語/単音節のアドレスが登録される。なお、作成した文章カードは他の装置でも再生することができる。
【0028】
音声切換えコマンドカードは、女性や男性、子供、英語等に再生される音声の声を切り替えることができる。操作手順は、音声切換えコマンドカードを押すと順々に音声が切り替わる。音声が変わっても単語/単音節カード、文章カードは同じものを使用することができる。
【0029】
消去コマンドカードは、作成した文章カードをブランクカードに戻すことができる。
操作手順は、消去コマンドカードを押し、その直後に押された文章カードデータを消去する。消去した文章カードはブランクカードとなり再び文章を記録できる。
【0030】
他にも音声切換え、録音などの機能もあり、それらは全てカードにより制御でき、装置を改造することなく容易に機能を追加できる。つまり、各種機能は、全てコマンドに対応するアドレスが記録されているICカードで行い、他の特別な構成を要しない。
なお、音声データは、miniSDカード42(図2参照)にMP3方式で扱う。
【0031】
以上では、カード保持部20とアンテナ22及びスイッチ24が複数設けられた形態例について説明したが、図4に示したようなアンテナとスイッチが1個の場合の形態例によっても、同様な作用効果を得ることができる。図4について、図2の形態例と同一の構成に、同一の符号を付して説明を省略する。
図4の形態例によれば、複数のICカードを同時に平面的に並べることができないため、前述した一括再生コマンドカードを使用するようなことはできない。しかし、この形態例によっても、使用頻度の高いと考えられるICカードを用いた音声出力の基本機能は、前記の形態例と同一であり、多くの場面で好適に活用できる。そして、この形態例によれば、構成を簡素化できるため、装置を安価に提供できる。
【0032】
次に、以上に説明したコミュニケーションエイド装置による利用性と効果について説明する。
本発明のコミュニケーションエイド装置によれば、認知・運動機能が著しく低下した高齢者や進行性神経・筋疾患のある人々のリハビリテーション、およびコミュニケーション支援に幅広く適用できる。また、単語レベルの言葉の学習をしている知的障害者が、言葉の学習をする教育場面や、家庭における介助者や家族との日常会話の場面に適用できる。
また、リハビリテーション医療の現場における患者が、機能回復訓練中に利用することや、家庭における介助者や家族との日用会話、リハビリテーションによって社会復帰した時の地域や職場における会話の場面で利用できる。
【0033】
例えば、ファーストフードの店舗に本発明を設置することを考える。口頭障害者は、口頭での注文ができないため、現在は指差し等で注文を店員に伝えている。そこで、本発明にかかる装置が設置されている場合は、それぞれのメニューカードがあれば音声による注文のやり取りができ、指差し等では表せない「ありがとう」、「お願いします」などの意思を伝えることもできる。
【0034】
さらに、現在、養護学校などでも、買い物をするカリキュラムが組まれており、本発明にかかる装置を用い、より高度なコミュニケーションによる買い物等の社会勉強ができる。
また、バスやタクシーの中に設置すれば、行き先などを示したカードによって運転手へ音声で伝えることができる。特にタクシーでは、口頭によるやり取りが多いため本発明の効果が発揮できる。
【0035】
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係るコミュニケーションエイド装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の形態例の構成を説明するブロック図である。
【図3】図1の形態例の動作を説明するフローチャート図である。
【図4】他の形態例の構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0037】
10 ICカード
20 カード保持部
22 アンテナ
24 スイッチ
25 アンテナブロック
26 アンテナ切替器
30 制御手段
32 CPU
34 アンテナリレー器
35 制御ブロック
36 リーダライタ装置
40 音声発生部
45 スピーカー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICカードの形状に対応して少なくとも一枚を保持可能に設けられたカード保持部と、
前記ICカードのデータを読み込むため、前記カード保持部に対応して配設されたアンテナと、
該アンテナを作動させるために設けられたスイッチと、
該スイッチのONによって前記アンテナを介してリーダ装置で読み取られた前記ICカードの情報が入力され、該入力情報に対応して各部へ命令を出力する制御手段と、
該制御手段の命令を受け、音声を選択してスピーカー等へ出力できる音声発生部とを具備することを特徴とするコミュニケーションエイド装置。
【請求項2】
ICカードの形状に対応して少なくとも一枚ずつを保持可能に設けられた複数のカード保持部と、
前記ICカードのデータを読み込むため、前記各カード保持部に対応して配されることで複数が設けられたアンテナと、
該アンテナを選択して作動させるため、前記各カード保持部及び各アンテナに対応して配されることで複数が設けられたスイッチと、
該スイッチのONによって選択された前記アンテナを介してリーダ装置で読み取られた前記ICカードの情報が入力され、該入力情報に対応して各部へ命令を出力する制御手段と、
該制御手段の命令を受け、音声を選択してスピーカー等へ出力できる音声発生部とを具備することを特徴とするコミュニケーションエイド装置。
【請求項3】
前記複数のスイッチと、前記複数のアンテナと、該アンテナを切り替えるアンテナ切替器とから構成されるアンテナブロックを備え、
前記制御手段が、前記アンテナを介して読み取った情報を受けて各部に命令を出すCPUと、該CPUからの命令を受けて前記アンテナ切替器を制御するアンテナリレー器とから成る制御ブロックを構成要素として備えることを特徴とする請求項2記載のコミュニケーションエイド装置。
【請求項4】
前記複数のカード保持部が、前記複数のICカードを平面的に並べることが可能に平面的且つ枠状に並設されていることを特徴とする請求項2又は3記載のコミュニケーションエイド装置。
【請求項5】
前記複数のカード保持部に保持された前記複数のICカードの情報を順次一括的に読み込んで順次一括的に音声として出力するコマンドや、音声を切り替えるコマンドなどがコード番号として書き込まれた前記ICカードの情報を読み取り、前記コマンドを実行すべく各部へ命令を出力するように、前記制御手段が設けられていることを特徴とする請求項2、3又は4記載のコミュニケーションエイド装置。
【請求項6】
単語と単音節を組み合わせて文章を作成するようにコマンドが書き込まれたICカードによって、前記複数のカード保持部に保持された前記複数のICカードから複数のコード番号をブランクICカードへ書き込んで文章ICカードを作成でき、消去コマンドが書き込まれたICカードによって前記文章ICカードのコード番号を消去してブランクICカードに戻すことができるように、前記制御手段によって制御されるリーダライタ装置を備えることを特徴とする請求項2、3、4又は5記載のコミュニケーションエイド装置。
【請求項7】
前記ICカードに表記されたシンボル又は単語に対応したコード番号を、前記アンテナを介して読み取り、該コード番号に対応した音声を出力する前記音声発生部を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のコミュニケーションエイド装置。
【請求項8】
前記スイッチが、前記カード保持部に前記ICカードを置いた状態で該ICカードを上から押すことでONできるように設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のコミュニケーションエイド装置。
【請求項9】
前記スイッチがパネルスイッチであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のコミュニケーションエイド装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−293395(P2007−293395A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−117317(P2006−117317)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(506139060)株式会社匠電舎 (1)
【出願人】(506139163)特定非営利活動法人AACサポート (1)