説明

コミュニケーションサービス提供システム及びコミュニケーションサービス提供方法

【課題】コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末が他のユーザの端末を制御できるように統合された仮想の同期化セッションを提供するコミュニケーションサービス提供システム及びコミュニケーションサービス提供方法を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムは、複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定する同期化セッション設定部と、複数のユーザ端末のいずれか1つから受信した複数の端末制御情報に該当する制御結果データを決定し、決定された制御結果データを統合された同期化セッションを介して複数のユーザ端末に送信する制御結果データ決定部と、を備え、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メッセンジャ、映像通話、音声通話、ソーシャルネットワークサービス(Social Network Service:SNS)などのコミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末にデータを提供するコミュニケーションサービス提供システム及びコミュニケーションサービス提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術の発展に伴ってデスクトップ(desktop)パーソナルコンピュータなどの固定端末だけではなく、スマートフォン(smartphone)のような携帯端末でもメッセンジャ、映像通話、音声通話、ソーシャルネットワークサービスなどの様々なコミュニケーションサービスが用いられている。
【0003】
ソーシャルネットワークサービスは、インターネットでユーザ自身を中心に他のユーザと社会的な関係を築き、ユーザの関心及び個性などを互いに共有するサービスである。近年、ソーシャルネットワークサービスと共に、ユーザの間に情報やデータだけではなく、ユーザの関心及び個性などを互いに共有するコミュニケーションサービスの関心が高まっている。
【0004】
しかし、従来のクライアント−サーバベースのシステムは、クライアントから制御情報を受信し、制御情報に該当する制御結果データを、制御情報を要請した該当クライアントにのみ送信している。
【0005】
これによって、メッセンジャに登録されたユーザ、社会的な関係を築いたユーザ、映像または音声通話中であるユーザのように、コミュニケーションサービスを用いるユーザが有しているユーザ端末を統合して制御することのできるコミュニケーションサービス技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録特許第10−1063533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末が他のユーザの端末を制御できるように仮想の同期化セッションを提供するコミュニケーションサービス提供システム及びコミュニケーションサービス提供方法を提供することにある。
【0008】
本発明の目的は、コミュニケーションサービスを用いるユーザが有しているユーザ端末に同期化セッションを用いて広告、関心情報、検索サービス、チケット前売りサービスなどを提供することによって広告主の商品またはサービス購入を誘引し、通話するときユーザ間の共通話題を誘導するコミュニケーションサービス提供システム及びコミュニケーションサービス提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムは、コミュニケーション中である複数のユーザ端末間に同期化セッションを設定する同期化セッション設定部と、複数のユーザ端末のいずれか1つから受信した端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データを決定し、決定された制御結果データを統合された同期化セッションを介して複数のユーザ端末に送信する制御結果データ決定部とを備え、コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定される。ここに同期化セッションは、複数のユーザ端末間の統合されたセッションであるということもできる。
【0010】
また、同期化セッション設定部は、複数のユーザ端末それぞれの組込みブラウザを用いて、同期化セッションを設定してもよい。
【0011】
また、制御結果データ決定部は、複数のユーザ端末のうち第1のユーザ端末から受信した第1の端末制御情報に該当乃至対応する第1の制御結果データを複数のユーザ端末のうちの前記第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末のうち少なくとも1つに送信してもよく、これによって第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末は、第1の制御結果データを表示してもよい。
【0012】
また、制御結果データ決定部は、第1の制御結果データが第2のユーザ端末に表示されることによって、第2のユーザ端末から第1の制御結果データに対して発生した第2の端末制御情報を受信し、第2の端末制御情報を加工して第1のユーザ端末に送信してもよい。
【0013】
本発明の一実施形態に係るコミュニケーションサービス提供方法は、コミュニケーション中である複数のユーザ端末間に同期化セッションを設定し、複数のユーザ端末のいずれか1つから受信した端末制御情報に該当ないし対応する制御結果データを決定し、制御結果データを統合された同期化セッションを介して複数のユーザ端末に送信してもよい。ここで、コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されてもよい。
【0014】
本発明の一実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムは、コミュニケーション中である複数のユーザ端末間に同期化セッションを設定するための同期化セッション設定情報および端末制御情報を受信する情報受信部と、同期化セッション設定情報に基づいて複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定し、端末制御情報を加工して統合された同期化セッションを介して複数のユーザ端末に送信する同期化セッション設定部とを備える。ここで、コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されてもよい。
【0015】
また、同期化セッション設定部は、複数のユーザ端末それぞれの組込みブラウザを用いて統合された同期化セッションを設定してもよい。
【0016】
また、同期化セッション設定部は、複数のユーザ端末のうち第1のユーザ端末から受信した第1の端末制御情報を加工して第2のユーザ端末に送信し、第2のユーザ端末は、加工された第1の端末制御情報に該当するブラウザ画面を表示してもよい。
【0017】
本発明の一実施形態に係るコミュニケーションサービス提供方法は、コミュニケーション中である複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定するための同期化セッション設定情報および端末制御情報を受信し、同期化セッション設定情報に基づいて複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定し、端末制御情報を加工して統合された同期化セッションを介して複数のユーザ端末に送信することを含んでもよい。ここで、コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末が他のユーザの端末を制御できるように統合された仮想の同期化セッションを提供することができる。
【0019】
本発明によると、コミュニケーションサービスを用いるユーザが有しているユーザ端末に同期化セッションを用いて広告、関心情報、検索サービス、チケット前売りサービスなどを提供することによって、広告主の商品またはサービス購入を誘引し、通話するときユーザ間の共通話題を誘導するコミュニケーションサービス提供システム及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する示を示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【0023】
図1によると、コミュニケーションサービス提供システム100は、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末間に同期化セッションを設定する。例えば、コミュニケーションサービスは、映像通話サービス、音声通話サービス、ソーシャルネットワークサービス、メッセンジャサービスなどを含んでもよい。
【0024】
一例として、コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれには、コミュニケーションツールが格納されてもよい。ここで、コミュニケーションツールは、コミュニケーションサービスを提供するアプリケーションである。例えば、ユーザ端末(1)102のコミュニケーションツール(1)103に組込みブラウザ(1)(Embedded Browser)104は、ユーザ1によって同期化セッション設定情報を選択する。そして、コミュニケーションツール(1)103は、選択された同期化セッション設定情報をコミュニケーションサービス提供システム100に送信してもよい。コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されてもよい。
【0025】
これによって、コミュニケーションサービス提供システム100は、ユーザ端末(1)102と現在のコミュニケーションサービスを用いているユーザ端末(2)105を同期化するための仮想ブラウザセッション101を設定してもよい。言い換えれば、コミュニケーションサービス提供システム100は、1つの統合された仮想ブラウザセッション101を用いてユーザ端末(1)102のブラウザ(1)104とユーザ端末(2)105のブラウザ(2)107間の同期化を行なってもよい。このような同期化によって、ユーザ端末(1)102及びユーザ端末(2)105には広告などのように同一の情報が表示されてもよい。このような意味で、複数のユーザ端末間に設定された同期化セッションは、統合された同期化セッションということができる場合がある。
【0026】
また、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末のいずれか1つの端末から端末制御情報を受信した場合、コミュニケーションサービス提供システム100は、端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データを決定してもよい。ここで、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。そして、コミュニケーションサービス提供システム100は、制御結果データを複数のユーザ端末に送信してもよい。これによって、複数のユーザ端末は制御結果データをそれぞれ表示してもよい。
【0027】
一例として、ユーザ端末(1)102に表示される端末制御情報がユーザ1によって選択された場合、ユーザ端末(1)102は端末2制御情報をコミュニケーションサービス提供システム100に送信してもよい。例えば、ユーザ端末(1)102に表示される広告が選択された場合、ユーザ端末(1)102は、広告選択情報を含む端末2制御情報をコミュニケーションサービス提供システム100に送信してもよい。
【0028】
これによって、コミュニケーションサービス提供システム100は、端末2制御情報に該当乃至対応する制御結果データ1を決定してもよい。そして、コミュニケーションサービス提供システム100は、決定された制御結果データ1をユーザ端末(1)102及びユーザ端末(2)105に送信してもよい。例えば、コミュニケーションサービス提供システム100は、広告データベース(図示せず)にユーザ端末(1)102によって選択された広告に該当する広告ウェブページを決定し、決定された広告ウェブページをユーザ端末(1)102及びユーザ端末(2)105に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(1)102及びユーザ端末(2)105は、広告ウェブページを表示してもよい。このように、ユーザ端末(2)105は広告を選択していないが、ユーザ端末(1)102と同期化が設定されることでコミュニケーションサービスを用いる途中にはユーザ端末(1)102が選択した端末2制御情報に該当する制御結果データ1を表示してもよい。これによって、ブラウザ(1)104及びブラウザ(2)107それぞれは、互いに同一の制御結果データ1が表示される。これによって、ユーザ1とユーザ2との間に共通話題を誘導し、広告主の商品またはサービス購入を誘引することができる。
【0029】
図1に示すように、コミュニケーションサービス提供システム100の仮想ブラウザセッション101が端末制御情報に該当する制御結果データを決定し、仮想ブラウザセッション101がブラウザ画面形態の制御結果データを直接ユーザ端末に提供することについて説明した。その他に、仮想ブラウザセッション101は、端末制御情報を加工してユーザ端末に送信してもよい。以下においては、端末制御情報を送信する構成について図2を参照して詳細に説明する。
【0030】
図2は、本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【0031】
図2によると、コミュニケーションサービス提供システム200は、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定してもよい。一例として、ユーザ端末(1)202に組込まれていないコミュニケーションツール(1)203は、ユーザ端末(1)202にブラウザ(1)204を生成し、ユーザ端末(1)202はブラウザ(1)204を介してユーザ1によって選択された同期化セッション設定情報をコミュニケーションサービス提供システム200に送信してもよい。コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されてもよい。
【0032】
これによって、コミュニケーションサービス提供システム200は、ユーザ端末(1)202と現在のコミュニケーションサービスを用いているユーザ端末(2)205を同期化するための統合された仮想ブラウザセッション201を設定してもよい。言い換えれば、コミュニケーションサービス提供システム200は、1つの統合された仮想ブラウザセッション201をブラウザ(1)204とブラウザ(2)207との間の同期化を設定してもよい。いいかえると、コミュニケーションサービス提供システム200は、1つの統合された仮想ブラウザセッション201をブラウザ(1)204とブラウザ(2)207との間に確立し、ブラウザ(1)204とブラウザ(2)207とを同期化する。
【0033】
ここで、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末のいずれか1つの端末から端末制御情報を受信した場合、コミュニケーションサービス提供システム200は、受信した端末制御情報を加工して他のユーザ端末に送信してもよい。ここで、他のユーザ端末は、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末のうち、端末制御情報を送信した端末を除いた端末である。そして、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0034】
一例として、ユーザ端末(1)202に表示される端末制御情報がユーザ1によって選択された場合、ユーザ端末(1)202は、端末2制御情報をコミュニケーションサービス提供システム200に送信してもよい。例えば、ユーザ端末(1)202に表示される広告が選択された場合、ユーザ端末(1)202は、広告選択情報を含む端末2制御情報をコミュニケーションサービス提供システム200に送信してもよい。これによって、コミュニケーションサービス提供システム200は、広告選択情報を加工してユーザ端末(2)205に送信してもよい。例えば、コミュニケーションサービス提供システム200は、「広告が選択される」ことを含むように広告選択情報を加工してユーザ端末(2)205に送信してもよい。これによって、コミュニケーションツール(2)206は、加工された広告選択情報に基づいてブラウザ(2)207を介して広告が選択されるように表示してもよい。
【0035】
図2を参照して説明したように、図2に示すユーザ端末(2)205は、端末制御情報を選択することなく、ユーザ端末(1)202が端末制御情報を選択した場合、ユーザ端末(2)205には、端末制御情報を選択するブラウザ画面が表示された後、端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データが表示されてもよい。そして、図1に示すユーザ端末(2)105は端末制御情報を選択することなく、ユーザ端末(1)102が端末制御情報を選択した場合、ユーザ端末(2)105には、端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データが直ちに表示されてもよい。
【0036】
図1及び図2では、ユーザ端末(1)から同期化セッション設定情報と端末制御情報をコミュニケーションサービス提供システムに送信することについて説明したが、これは本発明の一実施形態に該当し、別の実施形態においては、ユーザ端末(2)も同期化セッション設定情報及び端末制御情報をコミュニケーションサービス提供システムに送信してもよい。
【0037】
図3は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【0038】
図3に示すように、コミュニケーションサービス提供システム300は、情報受信部301、同期化セッション設定部302、および制御結果データ決定部303を備えてもよい。
【0039】
まず、情報受信部301は、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定するための同期化セッション設定情報を複数のユーザ端末のいずれか1つから受信してもよい。例えば、コミュニケーションサービスは、映像通話サービス、音声通話サービス、ソーシャルネットワークサービス及びメッセンジャサービスなどを含んでもよい。
【0040】
一例として、コミュニケーションサービスで映像通話サービスが用いられる場合、情報受信部301は、映像通話中であるユーザが有しているユーザ端末のいずれか1つから同期化セッション設定情報を受信してもよい。
【0041】
これによって、同期化セッション設定部302は、同期化セッション設定情報に基づいてコミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定してもよい。ここで、コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されてもよい。ここで、同期化セッション設定部302は、仮想のブラウザセッションと複数のユーザ端末それぞれのコミュニケーションツールに組込みブラウザを用いて統合された同期化セッションを設定してもよい。このように、コミュニケーションサービス提供システム300と複数のユーザ端末間に同期化が設定されることによって、コミュニケーションサービスを利用中である複数のユーザ端末は、同一の広告などを表示するように、同一の情報を表示してもよい。
【0042】
ここで、複数のユーザ端末に表示される情報が複数のユーザのいずれか1つのユーザによって選択されることで端末制御情報が受信された場合、制御結果データ決定部303は、端末制御情報に該当する制御結果データを決定してもよい。ここで、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。そして、制御結果データ決定部303は、決定された制御結果データをコミュニケーションサービスを利用中である複数のユーザ端末に送信してもよい。ここで、制御結果データ決定部303は、ウェブブラウザ形態の制御結果データを複数のユーザ端末に送信してもよい。
【0043】
一例として、ユーザ端末(1)304から広告選択情報が受信された場合、制御結果データ決定部303は、広告データベース(図示せず)から広告選択情報に該当乃至対応する広告を決定してもよい。そして、制御結果データ決定部303は、決定された広告に対する広告ウェブページを制御結果データとしてユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(2)305のユーザ2は広告を選択しなくてもユーザ端末(1)304のユーザ1によって選択された広告に該当する広告ウェブページを表示してもよい。ここで、ユーザ端末(1)304は選択した広告に該当する広告ウェブページを表示してもよい。
【0044】
他の例として、ユーザ端末(1)304からチケット前売り情報が受信された場合、制御結果データ決定部303は、チケット前売りデータベース(図示せず)からチケット前売り情報に基づいて前売りしようとするチケットの時間、座席などを制御結果データとして決定してもよい。そして、制御結果データ決定部303は、決定された制御結果データをウェブブラウザに表示などされる形態でユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305はユーザ(1)によって選択された前売りしようとするチケットの時間、座席などの制御結果データを表示してもよい。これによって、ユーザ(1)及びユーザ(2)には、互いに満足する公演または交通手段のチケットの前売りの機会が与えられるようにしてもよい。
【0045】
他の例として、ユーザ端末(1)304から検索サービス情報が受信された場合、制御結果データ決定部303は、検索データベース(図示せず)から検索サービス情報に該当乃至対応する検索結果を制御結果データとしてユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305に送信してもよい。言い換えれば、制御結果データ決定部303は、ユーザ(1)によって入力された検索語に該当する検索結果をウェブブラウザに表示などされる形態のデータとしてユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305はユーザ1が入力した検索語に該当する検索結果を表示してもよい。
【0046】
他の例として、ユーザ端末(1)304からショッピング情報が受信された場合、制御結果データ決定部303は、ショッピング情報データベース(図示せず)からショッピング情報に該当する製品情報を決定し、決定された製品情報を制御結果データとしてユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305は、ユーザ1によって選択された製品の製品情報を表示してもよい。これによって、ユーザ1及びユーザ2は製品に対する意見を互いにやり取りして優れた製品を購入することができる。
【0047】
また、制御結果データ決定部303は、表示された制御結果データに対して発生した端末制御情報を受信し、受信された端末制御情報を加工してユーザ端末に送信してもよい。
【0048】
一例として、ユーザ端末(2)305にユーザ1によって選択された端末制御情報1に該当する制御結果データ1が表示された状態で、ユーザ2によって端末制御情報2が選択された場合、制御結果データ決定部303は端末制御情報2に該当する制御結果データ2を加工してユーザ端末(1)304に送信してもよい。例えば、ユーザ端末(2)305は、ユーザ1によって選択された公演時間に該当する制御結果データを表示してもよい。ここで、ユーザ2によって公演時間の座席が選択された場合、ユーザ端末(2)305は、選択された座席のチケット前売り情報をコミュニケーションサービス提供システム300に送信してもよい。これによって、制御結果データ決定部303は、選択された座席のチケット前売り情報に該当する制御結果データをユーザ端末(1)304及びユーザ端末(2)305に送信してもよい。
【0049】
図4は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【0050】
図4によると、サービス提供システムは、ユーザ端末1から受信した端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データをウェブブラウザ形態にユーザ端末1及びユーザ端末2に送信してもよい。
【0051】
例えば、ユーザ端末1及びユーザ端末2が映像通話サービスを使用し、ユーザ1によって広告402が選択された場合、コミュニケーションサービス提供システムは、ユーザ端末1から受信した広告選択情報に該当乃至対応する広告ウェブページをユーザ端末1及びユーザ端末2に送信してもよい。これによって、ユーザ端末1のコミュニケーションツール1は映像通話中であるユーザ2を表示401する代わりに、ユーザ端末1の全体画面に広告ウェブページ405を表示する。同様に、ユーザ端末2のコミュニケーションツール2は、映像通話中であるユーザ1を表示403する代わりに、ユーザ端末2の全体画面に広告ウェブページ405を表示する。
【0052】
図5は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【0053】
図5によると、ユーザ端末1及びユーザ端末2が映像通話サービスを使用し、ユーザ1によって広告502が選択された場合、コミュニケーションサービス提供システムは、ユーザ端末1から受信した広告選択情報に該当乃至対応する広告ウェブページをユーザ端末1及びユーザ端末2に送信してもよい。これによって、ユーザ端末1のコミュニケーションツールはユーザ端末1の画面を分割して映像通話中であるユーザ(2)505と広告ウェブページ506とをそれぞれ表示してもよい。同様に、ユーザ端末2のコミュニケーションツール2はユーザ端末2の画面を分割して映像通話中であるユーザ(1)507と広告ウェブページ508とをそれぞれ表示してもよい。
【0054】
図6は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【0055】
図6によると、ユーザ端末1及びユーザ端末2が映像通話サービスを使用し、ユーザ1によって広告602が選択された場合、コミュニケーションサービス提供システムは、ユーザ端末1から受信した広告選択情報に該当する広告ウェブページをユーザ端末1及びユーザ端末2に送信してもよい。これによって、ユーザ端末1のコミュニケーションツール1は、ユーザ端末1の全体画面に映像通話中であるユーザ(2)605を表示し、ユーザ(2)上にオーバラップ(overlap)乃至重ねて広告ウェブページ606を表示してもよい。同様に、ユーザ端末2のコミュニケーションツール2は、ユーザ端末2の全体画面に映像通話中であるユーザ(1)607を表示し、ユーザ(1)上にオーバラップ乃至重ねて広告ウェブページ608を表示してもよい。
【0056】
以上の図4から図6では説明の便宜のためにコミュニケーションサービス中に映像通話サービスが使用され、端末制御情報のうち広告が用いられる場合に制御結果データをユーザ端末で表示する構成について説明したが、その他に、ユーザ端末は、メッセンジャサービス、ソーシャルネットワークサービスなどの様々なコミュニケーションサービスのうち選択したチケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報に該当する制御結果データを表示してもよい。
【0057】
図7は、本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【0058】
図7に示すように、コミュニケーションサービス提供システム700は、情報受信部701及び同期化セッション設定部702を備える。
【0059】
まず、情報受信部701は、コミュニケーションサービスを用いる複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定するための同期化セッション設定情報を複数のユーザ端末のいずれか1つから受信してもよい。例えば、コミュニケーションサービスは、映像通話サービス、音声通話サービス、ソーシャルネットワークサービス及びメッセンジャサービスなどを含んでもよい。
【0060】
一例として、コミュニケーションサービスで映像通話サービスが用いられる場合、情報受信部701は、映像通話中であるユーザいずれか一人のユーザ端末から同期化セッション設定情報を受信してもよい。
【0061】
これによって、同期化セッション設定部702は、同期化セッション設定情報に基づいてコミュニケーションサービスを用いている複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定してもよい。ここで、同期化セッション設定部702は、仮想のブラウザセッションと複数のユーザ端末それぞれのコミュニケーションツールに組込みブラウザを用いて統合された同期化セッションを設定してもよい。このようにコミュニケーションサービス提供システム700と複数のユーザ端末との間に同期化が設定されることによって、コミュニケーションサービスを利用中である複数のユーザ端末は、同一の広告などを表示するように、同一の情報を表示してもよい。
【0062】
ここで、複数のユーザ端末に表示される情報が複数のユーザのいずれか一人のユーザによって選択されることで端末制御情報が受信された場合、同期化セッション設定部702は受信された端末制御情報を加工して送信してもよい。これによって、加工された制御情報を受信したユーザ端末は、加工された制御情報に該当するブラウザ画面を表示してもよい。ここで、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0063】
一例として、ユーザ端末(1)703から広告選択情報が受信された場合、同期化セッション設定部702は「広告が選択される」ことを含むように広告選択情報を加工してユーザ端末(2)704に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(2)704は、加工された広告選択情報に基づいて広告が選択されるブラウザ画面を表示してもよい。
【0064】
他の例として、ユーザ端末(1)703からチケット前売り情報が受信された場合、同期化セッション設定部702は「前売りチケットが選択される」ことを含むようにチケット前売り選択情報を加工してユーザ端末(2)704に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(2)704は、加工されたチケット前売り情報に基づいて前売りしようとするチケットの時間、座席などが選択されるブラウザ画面を表示してもよい。ここで、前売りチケットは演劇、ミュージカル、映画などの公演、そして汽車、飛行機、バスなどの交通手段のチケットを含んでもよい。
【0065】
他の例としては、ユーザ端末(1)703から検索サービス情報が受信された場合、同期化セッション設定部702は「検索語が入力される」ことを含むように検索サービス情報を加工してユーザ端末(2)704に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(2)704は、加工された検索サービス情報に基づいて検索語が入力されるブラウザ画面を表示してもよい。
【0066】
他の例としては、ユーザ端末(1)703からショッピング情報が受信された場合、同期化セッション設定部702は「購入または関心のある物品が選択される」ことを含むようにショッピング情報を加工してユーザ端末(2)704に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(2)704は、加工されたショッピング情報に基づいて購入または関心物品が選択されるブラウザ画面を表示してもよい。
【0067】
このように、コミュニケーションサービス提供システム700は、仮想ブラウザセッション形態の1つの統合された同期化セッションを用いてコミュニケーションサービスを用いるユーザ端末間に同期化を提供することができる。いいかえると、複数のユーザ端末の表示などを同期化することができる。このような同期化によって、ユーザ端末に同一に表示される端末制御情報のうち選択された端末制御情報を加工して他のユーザ端末に提供することで、ユーザの話題または関心を端末制御情報に表示される広告などに誘引し、誘引された広告に対する関心を続けさせて維持させることができる。
【0068】
図8は、本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムで同期化セッションを介して送信した制御結果データを表示する例を示す図である。
【0069】
図8に示すように、ユーザ端末1及びユーザ端末2が映像通話サービスを使用しているとする。このとき、ユーザ1によって広告802が選択された場合、コミュニケーションサービス提供システムは、ユーザ端末1から受信した広告選択情報を加工して、ユーザ端末2に送信してもよい。これによって、ユーザ端末2は、加工された広告選択情報に基づいて広告が選択されるブラウザ画面804を表示してもよい。次に、ユーザ端末2は選択された広告に該当乃至対応する広告ウェブページを表示してもよい。
【0070】
図9は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【0071】
図9によると、ステップS904において、ユーザ端末902から同期化セッション設定情報が受信された場合、ステップS905においてコミュニケーションサービス提供システム901は、コミュニケーションサービスを用いているユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903間に、統合された同期化セッションを設定してもよい。ここで、コミュニケーションサービス提供システム901は、ユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903にそれぞれ組込みブラウザを用いて同期化セッションを設定してもよい。
【0072】
一例として、コミュニケーションサービス提供システム901は、仮想のブラウザセッションを用いてユーザ端末1のコミュニケーションツール1に組込みブラウザ1とユーザ端末2のコミュニケーションツール2に組込みブラウザ2を同期化してもよい。
【0073】
次に、ステップS906において、コミュニケーションサービス提供システム901は、同期化が設定されることによってユーザ端末(1)902から端末制御情報を受信してもよい。言い換えれば、同期化が設定されることによって、コミュニケーションサービスを使用しているユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903は、広告や公演などのように同一の情報を表示してもよい。ここで、ユーザ1によって表示される情報が選択された場合、ユーザ端末1は選択された情報を含む端末制御情報をコミュニケーションサービス提供システム901に送信してもよい。ここで、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0074】
そして、ステップS907において、コミュニケーションサービス提供システム901は、端末制御情報に該当する制御結果データを決定してもよい。
【0075】
次に、ステップS908において、コミュニケーションサービス提供システム901は、制御結果データをウェブブラウザに表示などされる形態で、ユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903に送信してもよい。これによって、ステップS909において、ユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903は制御結果データを表示してもよい。
【0076】
例えば、広告選択情報が受信された場合、コミュニケーションサービス提供システム901は、ユーザ1によって選択された広告に該当する広告ウェブページを決定してもよい。そして、コミュニケーションサービス提供システム901は、広告ウェブページをユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(1)902及びユーザ端末(2)903は広告ウェブページを表示してもよい。
【0077】
ここで、ユーザ2によって広告ウェブページ上の特定情報が選択された場合、ユーザ端末(2)903は、選択された情報に対する端末制御情報をコミュニケーションサービス提供システム901に送信してもよい。これによって、コミュニケーションサービス提供システム901は、ユーザ端末(2)903から受信した端末制御情報を加工してユーザ端末(1)902に送信してもよい。これによって、ユーザ端末(1)902は、加工された端末制御情報に基づいて表示される広告ウェブページのうち、ユーザ2によって選択された情報が選択されるようにブラウザ画面を生成して表示してもよい。
【0078】
図10は、本発明の第2実施形態に係るコミュニケーションサービス提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【0079】
図10に示すように、ステップS1004からステップS1006で説明する同期化セッションを設定する構成及び同期化が設定されることによってユーザ端末(1)1002から端末制御情報を受信する構成は、図9に示すステップS904からステップS906で説明した構成と同一であるため、重複する説明は省略することにする。
【0080】
ステップS1007において、コミュニケーションサービス提供システム1001は、ユーザ端末(1)1002から受信された端末制御情報を加工してユーザ端末(2)1003に送信してもよい。ここで、端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0081】
一例として、ユーザ端末(1)1002から受信した端末制御情報が広告選択情報である場合、コミュニケーションサービス提供システム1001は「広告が選択される」ことを含むように広告選択情報を加工してユーザ端末(2)1003に送信してもよい。
【0082】
他の例として、ユーザ端末(1)1002から受信した端末制御情報がチケット前売り情報である場合、コミュニケーションサービス提供システム1001は「前売りチケットが選択される」ことを含むようにチケット前売り選択情報を加工してユーザ端末(2)1003に送信してもよい。
【0083】
他の例として、ユーザ端末(1)1002から受信した端末制御情報が検索サービス情報である場合、コミュニケーションサービス提供システム1001は「検索語が入力される」ことを含むように検索サービス情報を加工してユーザ端末(2)1003に送信してもよい。
【0084】
他の例として、ユーザ端末(1)1002から受信した端末制御情報がショッピング情報である場合、コミュニケーションサービス提供システム1001は「購入または関心のある物品が選択される」ことを含むようにショッピング情報を加工してユーザ端末(2)1003に送信してもよい。
【0085】
次に、ステップS1008において、ユーザ端末(2)1003は、加工された端末制御情報に基づいてユーザ1によって選択された情報が選択されるようにブラウザ画面を生成してもよい。そして、ユーザ端末(2)1003は生成したブラウザ画面を表示してもよい。例えば、ユーザ1によって広告が選択された場合、ユーザ端末(2)1003は、ユーザ端末(2)1003に表示されている情報のうちユーザ1が選択した広告が選択されるようにブラウザ画面を生成して表示してもよい。
【0086】
本発明の実施形態に係るコミュニケーションサービス提供方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうちの1つまたはその組合せを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり、使用可能なものであってもよい。
【0087】
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0088】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0089】
100 コミュニケーションサービス提供システム
101 仮想ブラウザセッション
102 ユーザ端末(1)
103 コミュニケーションツール(1)
104 ブラウザ(1)
105 ユーザ端末(1)
106 コミュニケーションツール(2)
107 ブラウザ(2)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コミュニケーション中である複数のユーザ端末間に同期化セッションを設定する同期化セッション設定部と、
前記複数のユーザ端末のいずれか1つから受信した端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データを決定し、決定された前記制御結果データを前記同期化セッションを介して前記複数のユーザ端末に送信する制御結果データ決定部と、
を備え、
コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されることを特徴とするコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項2】
前記同期化セッション設定部は、前記複数のユーザ端末それぞれの組込みブラウザを用いて、前記同期化セッションを設定することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項3】
前記制御結果データ決定部は、前記複数のユーザ端末のうち第1のユーザ端末から受信した第1の端末制御情報に該当乃至対応する第1の制御結果データを前記複数のユーザ端末のうち前記第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末のうち少なくとも1つに送信し、
前記第1のユーザ端末及び前記第2のユーザ端末は、前記第1の制御結果データを表示することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項4】
前記制御結果データ決定部は、前記第1の制御結果データが前記第2のユーザ端末に表示されることによって、前記第2のユーザ端末から前記第1の制御結果データに対して発生した前記第2の端末制御情報を受信し、前記第2の端末制御情報を加工して前記第1のユーザ端末に送信することを特徴とする請求項3に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項5】
前記第1のユーザ端末は、前記第2の端末制御情報に基づいて前記第2の端末制御情報に該当する前記第2の制御結果データを決定し、決定された前記第2の制御結果データを表示することを特徴とする請求項4に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項6】
コミュニケーション中である複数のユーザ端末間の同期化セッションを設定し、
前記複数のユーザ端末のいずれか1つから受信した端末制御情報に該当乃至対応する制御結果データを決定し、
前記制御結果データを統合された前記同期化セッションを介して前記複数のユーザ端末に送信し、
コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されることを特徴とするコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項7】
前記同期化セッションを設定することは、前記複数のユーザ端末の組込みブラウザを用いて、統合された前記同期化セッションを設定することを特徴とする請求項6に記載のコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項8】
前記複数のユーザ端末に送信することは、前記複数のユーザ端末のうち第1のユーザ端末から受信した第1の端末制御情報に該当乃至対応する第1の制御結果データを前記第1のユーザ端末及び前記複数のユーザ端末のうちの第2のユーザ端末の少なくとも1つに送信し、
前記第1のユーザ端末及び前記第2のユーザ端末は、前記第1の制御結果データを表示することを特徴とする請求項6に記載のコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項9】
前記複数のユーザ端末に送信することは、
前記第1の制御結果データが前記第2のユーザ端末に表示されることによって、前記第2のユーザ端末から前記第1の制御結果データに対して発生した第2の端末制御情報を受信し、
前記第2の端末制御情報を加工して前記第1のユーザ端末に送信することを特徴とする請求項8に記載のコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項10】
前記第1のユーザ端末は、前記第2の端末制御情報に基づいて、前記第2の端末制御情報に該当する第2の制御結果データを決定し、決定された前記第2の制御結果データを表示することを特徴とする請求項9に記載のコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項11】
請求項6乃至請求項10いずれか1項の方法を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【請求項12】
コミュニケーション中である複数のユーザ端末間に同期化セッションを設定するための同期化セッション設定情報および端末制御情報を受信する情報受信部と、
前記同期化セッション設定情報に基づいて前記複数のユーザ端末間の統合された前記同期化セッションを設定し、前記端末制御情報を加工して統合された前記同期化セッションを介して前記複数のユーザ端末に送信する同期化セッション設定部と、
を備え、
コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されることを特徴とするコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項13】
前記同期化セッション設定部は、前記複数のユーザ端末それぞれに組込みブラウザを用いて前記同期化セッションを設定することを特徴とする請求項12に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項14】
前記同期化セッション設定部は、前記複数のユーザ端末のうち第1のユーザ端末から受信した前記端末制御情報のうちの第1の端末制御情報を加工して第2のユーザ端末に送信し、
前記第2のユーザ端末は、加工された前記第1の端末制御情報に該当するブラウザ画面を表示することを特徴とする請求項12に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項15】
コミュニケーション中である複数のユーザ端末間の統合された同期化セッションを設定するための同期化セッション設定情報および端末制御情報を受信し、
前記同期化セッション設定情報に基づいて前記複数のユーザ端末間に前記同期化セッションを設定し、
前記端末制御情報を加工して前記同期化セッションを介して前記複数のユーザ端末に送信し、
コミュニケーション中である複数のユーザ端末それぞれに格納されたコミュニケーションツールが活性化され、前記同期化セッションは前記活性化されたコミュニケーションツール内に設定されることを特徴とするコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項16】
前記同期化セッションを設定することは、前記複数のユーザ端末それぞれの組込みブラウザを用いて統合された前記同期化セッションを設定することを特徴とする請求項15に記載のコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項17】
前記複数のユーザ端末に送信することは、前記複数のユーザ端末のうち第1のユーザ端末から受信した前記端末制御情報のうちの第1の端末制御情報を加工して第2のユーザ端末に送信し、
前記第2のユーザ端末は、加工された前記第1の端末制御情報に該当するブラウザ画面を表示することを特徴とする請求項15に記載のコミュニケーションサービス提供方法。
【請求項18】
請求項15乃至請求項17のいずれか1項の方法を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【請求項19】
前記端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または請求項12に記載のコミュニケーションサービス提供システム。
【請求項20】
前記端末制御情報は、広告選択情報、チケット前売り情報、検索サービス情報、ショッピング情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6または請求項15に記載のコミュニケーションサービス提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−12202(P2013−12202A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−143999(P2012−143999)
【出願日】平成24年6月27日(2012.6.27)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】