説明

コミュニケーション方法およびシステム

【課題】所望のスポットに関して特別な関係のない他人と簡単にコミュニティを構築できるコミュニケーション方法およびシステムを提供する。
【解決手段】時刻t1では、リクエスト端末1から受付サーバ3へリクエストメッセージが送信される。時刻t2では、受付サーバ3からレポータ登録サーバ4へ、メッセージに含まれる場所をキーとして、その場所に存在するレポート端末2の検索が依頼される。時刻t3では、検索結果が受付サーバへ応答される。時刻t4,t5では、受付サーバ3からメッセージサーバ6を経由してレポート端末2へ前記メッセージが送信される。時刻t6では、応答メッセージがメッセージサーバ6へ送信され、時刻t7において、受付サーバ3へ転送される。時刻t8では、当該応答メッセージがリクエスト端末1へ送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特別な関係のない人同士が簡単にコミュニケーションするための方法およびシステムに係り、特に、位置情報に基づいてコミュニケーションの相手を対応付けるコミュニケーション方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
参加者がWeb上で新たな友人関係を構築し、友人同士で様々な情報を共有するSNS(Social Networking Service)等のサービスが普及している。SNSでは、自分のプロフィールや写真を会員に公開する機能、友人に別の友人を紹介する機能、公開範囲を会員や友人のみに制限できる日記帳、友人間でメッセージ交換するための掲示板機能、位置情報を利用したコミュニティ生成機能など、様々なコミュニケーション手段が提供されている。
【0003】
特許文献1には、参加者が自身の現在位置を測位検出可能な携帯通信端末を利用して位置データログを取得し、これをサーバに送信、登録することで位置データログとしての利用を可能にする技術が開示されている。このような特許文献1の技術によれば、位置データログを利用してコミュニティを生成・登録することにより、携帯通信端末の使用者が良く行くスポットに関するコミュニティが検索できるなど、コミュニティの幅広い検索が容易になるので、参加しやすいコミュニティの生成・登録が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−306409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の先行技術では、各参加者が自身の携帯通信端末を利用して所望のスポットに関するコミュニティを生成・登録しようとする場合、自身が携帯通信端末と共に当該スポットの位置まで出向かなければならないので、スポットに関するコミュニティを生成・登録したり、そのコミュニティに参加したりすることが容易ではなかった。
【0006】
また、あるスポットに関するリアルタイムの情報を知りたい場合でも、従来のSNSでは、リアルタイムの情報が公式情報としては提供されていなかったり、コミュニケーションが友人間のみに限定されていたりする場合が多いので、友人がそのスポットにいなければ情報を取得することができないという技術課題があった。
【0007】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、所望のスポットに関して特別な関係のない他人と簡単にコミュニティを構築できるコミュニケーション方法およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、リクエスト端末から受信した情報要求をネットワーク経由でレポート端末へ依頼し、当該レポート端末から返信された情報応答を前記リクエスト端末へ提供するコミュニケーションシステムにおいて、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
【0009】
(1)レポート端末からの位置登録要求を受け付けて、その位置情報およびアドレス情報をデータベースに記憶する第1のサーバ機能と、リクエスト端末からの、特定の場所に関する情報要求を受け付ける第2のサーバ機能と、要求された特定の場所が位置登録されているレポート端末をデータベースから探索する第3のサーバ機能と、探索されたレポート端末へ、前記情報要求に対する応答を依頼する第4のサーバ機能と、前記応答依頼をレポート端末へ送信する第5のサーバ機能と、レポート端末から返信された情報応答を第4のサーバ機能へ返信する第6のサーバ機能とを具備し、前記第4のサーバ機能は、返信された情報応答をリクエスト端末へ転送するようにした。
【0010】
(2)前記第3のサーバ機能は、前記データベースから複数のレポート端末を探索し、第4のサーバ機能は、前記情報要求に対する応答を複数のレポート端末へ依頼し、第5のサーバ機能は、情報要求への応答依頼を前記複数のレポート端末へ送信し、第6のサーバ機能は、レポート端末から返信された複数の情報応答を第3のサーバ機能へ返信し、第4のサーバ機能は、前記複数の情報応答をリクエスト端末へ転送するようにした。
【0011】
(3)リクエスト端末およびレポート端末に対してコミュニティ領域を提供する第7のサーバ機能をさらに具備し、第7のサーバ機能は、リクエスト端末からのコミュニティ生成要求に応答してコミュニティ領域を生成し、このコミュニティ領域へアクセスするためのアドレス情報をリクエスト端末およびレポート端末へ通知するようにした。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
【0013】
(1)コミュニティをあらかじめ生成・登録せずに、位置情報を利用することで、ある場所に所在するユーザ(レポート端末)と、その場所に興味を持つユーザ(リクエスト端末)とを結びつけ、そのユーザ間でのコミュニケーションを手軽に実現できるようになる。また、このコミュニケーションをきっかけとして、新たなコミュニティが生み出されることも期待できる。
【0014】
(2)リクエスト端末のユーザが興味を持つ場所に複数のレポート端末が所在する場合には、リクエスト端末から送信された情報要求が複数のレポート端末へ通知されるので、複数のレポート端末から情報を取得できるようになる。
【0015】
(3)リクエスト端末とレポート端末とのコミュニケーションが開始されると、リクエスト端末およびレポート端末の双方からアクセスできるコミュニティ領域が生成されて各端末へ提供されるので、各端末はコミュニティ領域を介して手軽にコミュニケーションを継続できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のコミュニケーションシステムが適用されるネットワークの構成を示したブロック図である。
【図2】位置情報データベースの登録内容の一例を示した図である。
【図3】レポータ管理データベースの登録内容の一例を示した図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるメッセージの流れを示した図である。
【図5】リクエスト端末おけるリクエストの入力方法を示した図である。
【図6】リクエスト端末おけるメッセージの表示例を示した図である。
【図7】本発明の第2実施形態におけるメッセージの流れを示した図である。
【図8】リクエスト端末おけるメッセージの表示例を示した図である。
【図9】本発明のコミュニケーションシステムが適用される他のネットワークの構成を示したブロック図である。
【図10】本発明の第3実施形態におけるメッセージの流れを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明のコミュニケーション方法およびシステムが適用されるネットワークの構成を示したブロック図であり、本発明の説明に不要な構成は図示が省略されている。
【0018】
リクエスト端末1(1a、1b)からは、その端末使用者の操作に応答して、所望のスポット(場所)に関する情報要求がサーバ群の一つ(本実施形態では、受付サーバ3)へメッセージ形式で送信される。前記リクエスト端末1は、パソコン1aであっても良いし、あるいは携帯電話やPDAといった可搬性の移動通信端末1bであってもよい。
【0019】
レポート端末2(2a,2b)は、リクエスト端末1から送信された情報要求のメッセージに対して回答を返信する使用者により操作される。レポート端末2も、前記リクエスト端末1と同様に、パソコン2aあるいは移動通信端末2bである。
【0020】
前記レポート端末2は、予めサーバ群の一つ(本実施形態では、レポータ登録サーバ4)に接続して自身の位置情報を送信し、その位置登録を行う。このとき、レポート端末2がGPS機能を備えていれば、複数のGPS衛星より電波を受信して位置情報の算出に必要な情報を取得し、その情報をサーバ群の一つ(本実施形態では、測位サーバ5)へ送信する。測位サーバ5は、取得した情報に基づいてレポート端末2の位置情報(緯度、経度)を算出し、これをレポータ登録サーバ4へ送信する。
【0021】
また、本実施形態では、図2に一例を示したように、主要なスポットと緯度経度との関係が予め登録されている位置情報データベース8が設けられている。レポータ登録サーバ4は、前記測位サーバ5から取得した位置情報(緯度、経度)に基づいて前記位置情報データベース8を参照することで、そのスポットを識別し、前記位置情報(緯度、経度)などと共にレポータ管理データベース7へ登録する。
【0022】
この際、位置情報データベース8から取得したスポットをレポート端末2に提示し、その情報が正しければそのままレポータ管理データベース7に登録する一方、間違っていればユーザに情報を要求し、修正された情報をレポータ管理データベース7に登録するようにしても良い。
【0023】
これに対して、レポート端末2が通常のパソコン2aなどであって、自身の位置情報を自ら取得できなければ、端末使用者が自身の住所等を入力してレポータ登録サーバ4へ送信する。あるいは、GeoIPなどのIPアドレスと地理的位置情報(例えば、住所)とを対応付けるデータベース(図示せず)をレポータ登録サーバ4へ予め登録しておき、レポータ登録サーバ4が、接続してきたレポート端末2のIPアドレスを取得し、このIPアドレスに対応する地理的位置情報を取得して前記レポータ管理データベース7へ登録するようにしても良い。
【0024】
図3は、前記レポータ管理データベース7の登録内容の一例を示した図であり、レポート端末2のユーザIDごとに、端末種別(固定または移動)、地理情報(住所)、現在位置の緯度経度、現在位置のスポット名および連絡先(メールアドレスや電話番号)が登録されている。
【0025】
さらに、本実施形態では、リクエスト端末1とレポート端末2との間でのメッセージ交換を中継する機能がサーバ群の一つ(本実施形態では、メッセージサーバ6)に設けられている。
【0026】
[第1実施形態]
【0027】
次いで、本発明の第1実施形態の動作について説明する。図4は、本発明の第1実施形態におけるメッセージの流れを示しており、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0028】
時刻t1では、リクエスト端末1から受付サーバ3へリクエストメッセージ(情報要求)が送信される。このリクエストメッセージは、情報を取得したい「場所」および取得したい「情報」から構成される。前記「場所」はスポット名(例えば東京タワーなど)または住所であり、住所については、都道府県、市町村名等をプルダウン形式でユーザが選択入力できるようにしてもよい。
【0029】
このようなメッセージ送信は、例えば受付サーバ3からリクエスト端末1へ、図5に一例を示した入力フォーマットを提供し、リクエスト端末1の端末使用者が所望の情報を入力することで実現できる。あるいは、図5に示したメッセージ入力インタフェースおよび当該インタフェースから入力されたメッセージを受付サーバ3へ送信する機能を提供できるソフトウェアを、リクエスト端末1に予めインストールしておくことによっても実現できる。
【0030】
受付サーバ3は、前記リクエストメッセージを受信すると、時刻t2において、レポータ登録サーバ4に対して、前記メッセージに含まれる場所をキーとして、その場所に所在するレポート端末2の検索を依頼する。レポータ登録サーバ4は、通知された場所に所在するレポート端末2を前記レポータ管理データベース7から検索し、時刻t3において、その検索結果を前記受付サーバ3へ応答する。なお、当該時点ではレポート端末2の位置情報および連絡先がレポータ管理データベース7に既登録であるものとする。
【0031】
時刻t4では、受付サーバ3からメッセージサーバ6へ、前記レポータ登録サーバ4から通知されたレポート端末2の情報およびリクエスト端末1から受信したリクエストメッセージを前記レポート端末2へ送信する依頼が送信される。メッセージサーバ6は、前記メッセージ送信依頼に応答して、時刻t5において、前記レポート端末2へ前記メッセージを送信する。このメッセージ送信には、携帯電話番号を利用したSMS(Short Message Service)やEメールを利用できる。
【0032】
前記メッセージを受信したレポート端末2の端末使用者は、メッセージの内容を確認し、時刻t6において、応答メッセージ(情報応答)をメッセージサーバ6へ送信する。メッセージサーバ6は、レポート端末2から前記応答メッセージを受信すると、時刻t7において、当該メッセージを受付サーバ3へ転送する。受付サーバ3は、メッセージサーバ6から前記応答メッセージを受信すると、時刻t8において、当該応答メッセージをリクエスト端末1へ送信する。リクエスト端末1には、図6に示すようなメッセージが表示される。この例では、リクエスト端末1から送信された「Yショップ 混雑している?」という問い合わせに対して、ユーザIDが[CCC]のレポート端末2から、「混雑していますよ」という回答が返信されている。
【0033】
なお、同一のスポットを対象に多数のリクエストが発生するような場合に、同一のレポート端末2に対して繰り返しメッセージが送信されることを防止するために、一度選択されたレポート端末2は、ある程度時間が経過するまで選択対象から外すような仕組みを持っていてもよい。
【0034】
[第2実施形態]
【0035】
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、レポータ登録サーバ4が受付サーバ3からの検索依頼に対して返信するレポート端末2の情報が一台分であったが、要求された場所に複数のレポート端末2が所在していれば、その全て又は一部の複数のレポート端末2の情報が返信されるようにしても良い。
【0036】
図7は、第2実施形態におけるメッセージの流れを示した図であり、時刻t3では、レポータ登録サーバ4から受付サーバ3に対して、要求を満足する複数のレポート端末の情報が通知される。時刻t4では、受付サーバ3からメッセージサーバ6へ、前記レポータ登録サーバ4から通知された複数のレポート端末2の情報およびリクエスト端末2から受信したリクエストメッセージを前記各レポート端末2へ送信する依頼が送信される。メッセージサーバ6は、前記メッセージ送信依頼に応答して、時刻t5において、前記各レポート端末2へ前記メッセージを送信する。
【0037】
前記各メッセージを受信したレポート端末2の端末ユーザは、メッセージの内容を確認し、時刻t6において、応答メッセージをメッセージサーバ6へそれぞれ送信する。メッセージサーバ6は、各レポート端末2から応答メッセージを受信すると、時刻t7において、当該メッセージを受付サーバ3へ転送する。受付サーバ3は、メッセージサーバ6から前記応答メッセージを受信すると、時刻t8において、当該各応答メッセージをリクエスト端末1へ送信する。
【0038】
リクエスト端末1には、例えば図8に示すような複数のメッセージが時系列で表示される。この例では、リクエスト端末1から送信された「Yショップ 混雑している?」という問い合わせに対して、ユーザIDが[CCC]のレポート端末2から、「混雑していますよ」という回答が返信され、ユーザIDが[EEE]のレポート端末2から、「レジ10分待ち」という回答が返信され、ユーザIDが[FFF]のレポート端末2から、「しています」という回答が返信されている。
[第3実施形態]
【0039】
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。上記の各実施形態では、リクエスト端末1とレポート端末2とのメッセージ交換が1回のみであるものとして説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、レポート端末2とのメッセージ交換が複数回に渡って連続して行われるようにしても良い。
【0040】
図9は、第3実施形態のコミュニケーション方法およびシステムが適用されるネットワークの構成を示した図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。本実施形態では、リクエスト端末1とレポート端末2との間にメッセージサーバ6を介したコミュニティが形成されると、その後は、メッセージサーバ6を介さずともコミュニティを継続できるように、リクエスト端末1およびレポート端末2に共通のコミュニティ領域を提供することで両者のコミュニケーションを支援するコミュニケーションサーバ9が新たに追加されている。
【0041】
図10は、第3実施形態におけるメッセージの流れを示した図であり、時刻t1からt8では、上記の第1実施形態と同様にしてメッセージ交換が行われるので、その説明は省略する。
【0042】
リクエスト端末1において、2回目以降のメッセージ交換を、前記メッセージサーバ6ではなくコミュニケーションサーバ9を経由して行うことが決定されると、時刻t9では、リクエスト端末1から受付サーバ3へコミュニティ生成リクエストが送信される。受付サーバ3は、前記コミュニティ生成リクエストに応答して、時刻t10において、コミュニケーションサーバ9へコミュニティ生成を依頼する。その際、前記時刻t3で通知されていたレポート端末2の連絡先情報も一緒に送信される。
【0043】
コミュニケーションサーバ9では、前記コミュニティ生成依頼に応答してコミュニティ領域が生成、確保され、当該コミュニティ領域にアクセスするための専用URLが決定される。この専用URLは、時刻t11において、前記メッセージサーバ6および受付サーバ3へ送信される。時刻t12では、前記専用URLがメッセージサーバ6からレポート端末2へ転送され、また受付サーバ3からリクエスト端末1へ転送される。
【0044】
時刻t13では、前記コミュニティ専用URLを受信したリクエスト端末1およびレポート端末2が、そのURLに基づいてコミュニティ領域へアクセスすることで、コミュニケーションサーバ経由でのコミュニケーションを行うことが可能になる。
【0045】
なお、このようにして生成されたコミュニティ(領域)は、所定の時間以上継続してコミュニケーションが発生しなかった場合に無効とされ、そのコミュニティ領域に割り当てられたURLも無効とされる。
【0046】
なお、図1,9に示したシステム構成は、一つのサービス事業者が全てを用意してサービスを単独で提供するようにしても良いし、あるいは、レポータ登録サーバ4およびメッセージサーバ6、ならびにコミュニケーションサーバ9と受付サーバ3との間のインタフェースをAPI(Application Program Interface)として公開することで、様々なサービス事業者が独自の受付サーバを構築して独自サービスを提供できるようにしても良い。
【符号の説明】
【0047】
1(1a、1b)…リクエスト端末,2(2a,2b)…レポート端末,3…受付サーバ,4…レポータ登録サーバ,5…測位サーバ,6…メッセージサーバ,7…レポータ管理データベース,8…位置情報データベース,9…コミュニケーションサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リクエスト端末から受信した情報要求をネットワーク経由でレポート端末へ送信し、当該レポート端末から返信された情報応答を前記リクエスト端末へ提供するコミュニケーションシステムにおいて、
レポート端末からの位置登録要求を受け付けて、その位置情報およびアドレス情報をデータベースに記憶する第1のサーバ機能と、
リクエスト端末からの、特定の場所に関する情報要求を受け付ける第2のサーバ機能と、
前記特定の場所が位置登録されているレポート端末を前記データベースから探索する第3のサーバ機能と、
前記探索結果を取得し、前記情報要求に対する応答を前記レポート端末へ依頼する第4のサーバ機能と、
前記情報要求への応答依頼を前記レポート端末へ送信する第5のサーバ機能と、
前記レポート端末から返信された情報応答を前記第4のサーバ機能へ返信する第6のサーバ機能とを具備し、
前記第4のサーバ機能は、前記情報応答を前記リクエスト端末へ転送することを特徴とするコミュニケーションシステム。
【請求項2】
前記第3のサーバ機能は、前記データベースから複数のレポート端末を探索し、
前記第4のサーバ機能は、前記情報要求に対する応答を前記複数のレポート端末へ依頼し、
前記第5のサーバ機能は、前記情報要求への応答依頼を前記複数のレポート端末へ送信し、
前記第6のサーバ機能は、前記レポート端末から返信された複数の情報応答を前記第4のサーバ機能へ返信し、
前記第4のサーバ機能は、前記複数の情報応答を前記リクエスト端末へ転送することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
【請求項3】
前記第1および第3のサーバ機能を含むレポータ登録サーバを具備したことを特徴とする請求項1または2に記載のコミュニケーションシステム。
【請求項4】
前記第2および第4のサーバ機能を含む受付サーバを具備したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコミュニケーションシステム。
【請求項5】
前記第5および第6のサーバ機能を含むメッセージサーバを具備したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコミュニケーションシステム。
【請求項6】
前記メッセージサーバは、前記情報要求および情報応答をSMSまたはEメールで送受することを特徴とする請求項5に記載のコミュニケーションシステム。
【請求項7】
前記リクエスト端末およびレポート端末に対してコミュニティ領域を提供する第7のサーバ機能をさらに具備し、
前記第7のサーバ機能は、
リクエスト端末からのコミュニティ生成要求に応答して、前記クエスト端末およびレポート端末に提供するコミュニティ領域を生成し、
前記コミュニティ領域へアクセスするためのアドレス情報を前記リクエスト端末およびレポート端末へ通知することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のコミュニケーションシステム。
【請求項8】
リクエスト端末から送信された情報要求をネットワーク経由でレポート端末へ送信し、当該レポート端末から返信された情報応答を前記リクエスト端末へ返信するコミュニケーション方法において、
前記ネットワーク上に複数のサーバ機能が設けられ、
レポート端末が、第1のサーバ機能にアクセスして、自身の位置情報およびアドレス情報をデータベースに記憶する第1手順と、
リクエスト端末が、第2のサーバ機能にアクセスして、特定の場所に関する情報を要求する第2手順と、
第3のサーバ機能が、前記特定の場所が位置登録されているレポート端末を前記データベースから探索する第3手順と、
第4のサーバ機能が、前記探索結果を取得して前記情報要求に対する応答を前記レポート端末へ依頼する第4手順と、
第5のサーバ機能が、前記情報要求への応答依頼を前記レポート端末へ送信する第5手順と、
第6のサーバ機能が、前記レポート端末から返信された情報応答を前記第4のサーバ機能へ返信する第6手順と、
前記第4のサーバ機能が、前記情報応答を前記リクエスト端末へ転送する第7手順とを含むことを特徴とするコミュニケーション方法。
【請求項9】
前記リクエスト端末が、第7のサーバ機能に対して、前記レポート端末と共有するコミュニティ領域の生成を要求する第8手順と、
前記第7のサーバ機能が、前記コミュニティ生成要求に応答してコミュニティ領域を生成する第9手順と、
前記第7のサーバ機能が、前記コミュニティ領域へアクセスするためのアドレス情報を前記リクエスト端末およびレポート端末へ通知する第10手順とを含み、
前記リクエスト端末およびレポート端末は、前記アドレス情報に基づいて前記コミュニティ領域にアクセスし、当該コミュニティ領域上で情報を交換することを特徴とする請求項8に記載のコミュニケーション方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−54428(P2013−54428A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−190545(P2011−190545)
【出願日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】