説明

コラーゲン産生促進剤

【課題】真皮の重要な構成成分の一つであるコラーゲンの生合成を促進させて皮膚の老化を防止する、安全性と有効性の高い天然物由来のコラーゲン産生促進剤の提供。
【解決手段】セイヨウエビラハギ(メリロート)エキス、リュガンニクエキスから選ばれる植物から抽出したエキスの少なくとも一種を含有するコラーゲン産生促進剤、及びコラーゲン産生促進剤を含有する皮膚外用剤、老化改善剤、食品、及び化粧品。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
植物より抽出したコラーゲン産生促進剤に関する。より詳しくは、天然物由来のコラーゲン産生促進剤、及びそれを含有する皮膚外用剤、老化改善剤、食品、及び化粧品に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚の表皮及び真皮は、表皮細胞、線維芽細胞、及びコラーゲン等の細胞外マトリクスにより構成されており、これら皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことによって、皮膚の保湿機能や柔軟性、弾力性等が確保され、張りや艶のあるみずみずしい肌の状態が維持されている。これらの細胞が紫外線の照射や乾燥等の外的因子の影響、又は加齢によって、細胞外マトリックスの主要構成成分であるコラーゲンの産生量が減少してくると、皮膚の保湿機能や弾力性が低下し、皮膚の張りや艶が失われ、荒れ、シワ等の皮膚の老化症状を呈するようになる。
【0003】
老化症状は身体内部の臓器でも進行しているが、表面に露出している皮膚では、真皮の最も主要なマトリックス成分であるコラーゲン繊維が著明に減少していることが明らかとなってきた。そしてシワ・小ジワの発生、ハリの消失といった現象がコラーゲン繊維の減少と密接に関係していることも示唆されている。このように皮膚の老化に関しては、様々な皮膚老化因子によって真皮における主要な細胞である線維芽細胞の増殖活性や皮膚の中の代表的な細胞外マトリックス成分であるコラーゲン等の生合成機能が低下し、それに続いてコラーゲン等のターンオーバー速度も遅くなっている。その結果として、皮膚の弾力がなくなり、シワやたるみも増加して、皮膚の老化症状が進行するものと考えられている。このため様々な物質を起源とするコラーゲン産生促進剤が報告されている。
【0004】
特許文献1には、コラーゲン産生細胞である線維芽細胞に関し、キョウニン抽出物を有効成分とする線維芽細胞増殖促進剤の発明が開示され、パッションフラワー抽出物には、キョウニン抽出物による増殖促進効果を相乗的に高める作用効果のあることが記載されている。
【0005】
特許文献2には、多種のフラボノイド類を一種または複数種含有し、コラーゲン産生を促進するコラーゲン産生促進剤、この促進方法、コラーゲン産生促進剤を含有する香粧品、飲食品および医薬品について開示されている。
【0006】
特許文献3には、パッションフルーツの種子抽出物を有効成分とするコラーゲン産生促進剤及び化粧料並びにコラーゲン産生促進のための経口用組成物について開示されている。
【0007】
以上のように、真皮の重要な構成成分の一つであるコラーゲンの生合成を促進させることにより、皮膚の老化を防止する方法が報告されている。しかし、未だに満足されるものはなく、安全性と有効性の高いコラーゲン産生促進剤の出現が望まれている。
【特許文献1】特開2003−34631号公報
【特許文献2】特開2008−260747号公報
【特許文献3】特開2009−079004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、天然物由来の優れたコラーゲン産生促進剤を提供することである。本発明の別の目的は、このようなコラーゲン産生促進剤を含有する皮膚外用剤、老化改善剤、食品及び化粧品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、セイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスがコラーゲン産生促進作用を有することを見出した。
本発明の特徴は、セイヨウエビラハギエキス、リュガンニクエキスの少なくとも何れか1種を含有することを特徴とするコラーゲン促進剤である。
【0010】
本発明の他の特徴は、コラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュガンニクエキスを少なくとも1種を含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
【0011】
本発明の他の特徴は、コラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュガンニクエキスを少なくとも1種を含有することを特徴とする老化改善剤である。
【0012】
本発明の他の特徴は、コラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュガンニクエキスを少なくとも1種を含有することを特徴とする食品である。
【0013】
本発明の他の特徴は、コラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュガンニクエキスを少なくとも1種を含有することを特徴とする化粧品である。
【発明の効果】
【0014】
本発明のコラーゲン産生促進剤は、コラーゲン産生を促進する効果に優れ、かつ安全性の高いものである。よって本発明のコラーゲン産生促進剤は、コラーゲンの産生を促進することができる。
【0015】
さらに、本発明のコラーゲン産生促進剤は、老化の改善剤として化粧料などの皮膚外用剤等に含有させ、投与することにより、皮膚の老化状態を改善することができる。この様に老化を改善することにより、老化により衰えた皮膚の皮質機能やバリアー機能を補う物質の作用をより高め、肌をより若々しく保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】コラーゲン産生促進に対する効果(ヒドロキシプロリン量の測定)を示す。
【図2】コラーゲン産生促進に対する効果(ELISA法によるI型コラーゲン量の測定)を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明のコラーゲン産生促進剤は、セイヨウエビハラギ(Melilotus officinalis)、リュウガン(Euphoria longana)から選ばれる植物から抽出したエキスである。上記植物は、葉、茎、芽、花、木質部、木皮部(樹皮)などの地上部および根、塊茎などの地下部、種子、果実、樹脂など全ての部位(以下「原体」と称する)が使用可能である。
【0018】
植物エキス調製方法は、原体を乾燥し又は乾燥することなく粉砕した後、常温又は加温下に、溶剤により抽出するか又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得ることができる。ここで、使用される溶剤は特に限定されず、例えば、水(精製水)、メチルアルコール、エチルアルコール等の1級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチルエステル等の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、エチルエーテル、アセトン等の公知の溶媒が挙げられ、これら溶媒は、1種又は2種以上を組み合せて使用することができる。
【0019】
原体からの好ましい抽出方法としては、各植物の乾燥粉砕物0.1〜10kgに対して1〜100倍の溶媒を加え、5〜121℃で0.5〜24時間抽出する。抽出後、濾過を行って固形物を取り除き抽出液を得る。このように得られた植物エキスは、抽出された溶液のまま使用しても良いが、さらに必要により、濾液をエバポレーター等で減圧濃縮を行った後、噴霧乾燥してエキス粉末として使用することができ、そのままでもコラーゲン産生促進剤として使用できる。
【0020】
本発明のコラーゲン産生促進剤は、賦形剤などの添加剤と混合して非経口投与,経口投与又は外部投与に適した医薬品、食品、化粧品の形で使用することができる。食品においては、油脂製品や乳化製品、清涼飲料等に添加することができる。医薬品では経口剤,外用剤,注射剤,吸入剤,点鼻・点眼剤等に添加することができ、これらの使用方法に応じて、錠剤,液剤,注射剤,軟膏,クリーム,ローション,エアゾール剤,座剤等の所望の剤型にすることができる。また、必要に応じて賦形剤,基剤,乳化剤,安定剤,溶解助剤,矯味剤,保存剤,芳香剤,着色剤,コーティング剤などを適宜配合することができる。医薬部外品・化粧品としては、化粧水,乳液,クリーム等に添加することができ、必要に応じて油分,保湿剤,紫外線吸収剤,水溶性高分子,酸化防止剤,界面活性剤,金属イオン封鎖剤,抗菌防腐剤等が配合できる。
【0021】
本発明のコラーゲン産生促進作用促進剤を医薬品として利用する場合の投与量は、患者の年齢,症状等により大きく変動するが、一般には、経口投与の場合、乾燥重量として1〜2000mg/日の範囲であることが望ましい。食品や化粧品に配合する場合は、その効果や添加した際の香り、色調の点から考え、0.01〜50重量%の濃度範囲とすることが望ましい。
【0022】
本発明のコラーゲン産生促進作用促進剤を含有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスは、コラーゲン産生を促進することから、コラーゲンが関与する疾患の予防、治療剤に有用であると考えられる。
【0023】
コラーゲンが関与する疾患の予防、治療剤に用いられる形態として錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤としての経口剤には、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩類等を配合して常法に従って製造される。これら製剤中のコラーゲン産生促進剤の配合量は特に限定されるものではなく適宜設計することができる。この種の製剤には本発明の組成物の他に、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を適宜に使用することができる。
【0024】
ここで、結合剤としてデンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール等を例示できる。崩壊剤としてはデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース等を例としてあげることができる。流動性促進剤では、軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム等を例としてあげることができる。また、コラーゲン産生促進剤は懸濁液、エマルション剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与することができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有させてもよい。
【0025】
本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含有する組成物は、例えば、錠剤、またはトローチ剤、水性もしくは油性懸濁液、分散性散剤または顆粒剤、エマルション、シロップまたはエリキシルのような経口使用に適した形であり得る。経口使用を対象とする組成物は、本発明のエキスを含有する組成物を製造するための当技術分野で公知のいずれかの方法にしたがって調製でき、このような組成物には、甘味料、香味剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される1種以上の薬剤を含めてもよい。錠剤には、本発明のエキスを含有する組成物が、錠剤の製造に適している、非毒性の製薬上許容される賦形剤との混合物で含まれる。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、造粒および崩壊剤、結合剤、および滑沢剤であり得る。錠剤はコーティングを施してなくてもよいし、消化管における崩壊および吸収を遅延させ、それによってより長期間にわたって持続作用を提供するために、既知の技術によってコーティングを施してもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延物質を使用できる。
【0026】
水性懸濁液には、本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含有する組成物が、水性懸濁液の製造に適した賦形剤との混合物で含まれる。このような賦形剤としては、カルボキシメチル−セルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシ−プロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニル−ピロリドン、トラガカントゴムおよびアラビアゴムなどの沈殿防止剤があり、分散剤または湿潤剤としては、天然リン脂質、例えば、レシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物、例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレンオキシドと脂肪酸由来の部分エステルとヘキシトールとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール、またはエチレンオキシドと脂肪酸由来の部分エステルと無水ヘキシトールとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリエチレンソルビタンであり得る。
【0027】
また、本発明のコラーゲン産生促進剤を含有する組成物の形は果実のジュース、その抽出物、果汁濃縮物、ノニオイル、葉粉末、または葉抽出物であり得る。本発明のコラーゲン産生促進剤を含有する組成物は、哺乳類のインビボ治療に適した、種々の担体または栄養補助組成物に組み込まれる。本発明のコラーゲン産生促進剤を含有する組成物は歯磨き剤ペーストまたはゲル、散剤、顆粒剤、崩壊錠、マウスウォッシュ、トローチ剤またはチューインガムに組み込むことができる。
【0028】
本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含む組成物は、水、香味剤、活性化合物、乳化剤、アルコール、甘味料、増粘剤、界面活性剤、沈殿防止剤、収れん剤および調色薬抽出物、矯味矯正物、研磨剤または光沢剤、脱臭剤、保存料、矯味緩衝剤、増白剤、創治癒および炎症阻害物質、着色剤、染料、顔料、研磨剤、光沢剤、抗菌剤、pH緩衝剤およびその他の添加剤ならびに充填剤をさらに含んでいてもよい。
【0029】
また、コラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含有する組成物は、食品組成物として利用することができる。食品組成物としては、前述のようにして得られる本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエイビラハギエキス、リュウガンニクエキスをそのまま液状、ゲル状あるいは固形状の食品、例えばジュース、清涼飲料、茶、スープ、豆乳、サラダ油、ドレッシング、ヨーグルト、ゼリー、プリン、ふりかけ、育児用粉乳、ケーキミックス、粉末状または液状の乳製品、パン、クッキー等に添加したり、必要に応じてデキストリン、乳糖、澱粉等の賦形剤や香料、色素等とともにペレット、錠剤、顆粒等に加工したり、またゼラチン等で被覆してカプセルに成形加工して健康食品や栄養補助食品等として利用できる。これらの食品類における本発明のコラーゲン産生促進剤の配合量は、当該食品や組成物の種類や状態等により一律に規定しがたいが、0.01〜90重量%、より好ましくは0.1〜80重量%である。配合量が0.01重量%未満では経口摂取による所望の効果が小さく、90重量%を超えると食品の種類によっては風味を損なったり当該食品を調製できなくなる場合がある。
【0030】
さらに、本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含有する組成物の少なくとも何れか1種を含む皮膚外用剤として用いると、加齢や紫外線により促進される皮膚老化の防止、改善に有効な皮膚外用剤を提供することができる。
【0031】
本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクを含有する組成物を用いた皮膚外用剤としては、ローション、懸濁液、乳剤、クリーム、軟膏、粉末等の形態をとることができる。またさらに、柔軟性化粧水、収斂性化粧水、洗浄用化粧水等の化粧水類、エモリエントクリーム、モイスチュアクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メイクアップクリーム等のクリーム類、エモリエント乳液、ナリシング乳液、クレンジング乳液等の乳液類、ゼリー状パック、ピールオフパック、洗い流しパック、粉末パック等のパック類、美容液、洗顔料、化粧下地用ローションまたはクリーム、乳液状、クリーム状、軟膏状、固形状の各種ファンデーション等のメイクアップ化粧料、日焼け止めローションまたはクリーム等の日焼け止め化粧料、ハンドローションまたはクリーム、レッグローションまたはクリーム、ボディローションまたはクリーム等のボディ化粧料といった種々の製剤形態として提供することができる。(また、リポソームやマイクロカプセルに内包させた状態とすることもできる。)
【0032】
なお、本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含有する組成物には、本発明の特徴を損なわない範囲で、保湿剤、美白剤、抗酸化剤、防菌防黴剤、紫外線吸収剤、顔料、色素類、香料等、皮膚外用剤添加成分を加えることもできる。
【0033】
本発明のコラーゲン産生促進作用を有するセイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスを含有する組成物は、化粧品に利用することができ、上記成分の他、本発明の効果を損なわない範囲で通常の化粧料に配合されている油剤、界面活性剤、pH調節剤、セラミド類、擬セラミド類、保湿剤、ステロール類、アルコール類、キレート剤、抗炎症剤、一重項酸素消去剤、紫外線吸収剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等を必要に応じて配合することができる。
【0034】
ここで用いる油剤としては特に限定されないが、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、フタル酸ジエチル、乳酸ミリスチル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸セチル、乳酸セチル、1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリセロール、コレステリルイソステアレート、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、オレイン酸−2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、ジ−パラメトキシ桂皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル類;2−ヘキシルデカノール、オレイルアルコール、2−オクチルドデカノール、バチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素;ユーカリ油、ハッカ油、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油、アボガド油、ラノリン、牛脂、豚脂、卵黄脂等の油脂;その他ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、パルミチン酸デキストリン、d−δ−トコフェロール;各種シリコーン誘導体などが用いられる。
【0035】
また界面活性剤としては特に限定されないが、ポリオキシエチレン(以下POEと略記)硬化ヒマシ油、POEアルキルエーテル、POE分岐アルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油アルキル硫酸エステル、POEアルキル硫酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、POEアルキルリン酸エステル、脂肪酸アルカリ金属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、α−モノイソステアリルグリセリルエーテル、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸ナトリウム、エーテル変性シリコーン等が用いられる。
【0036】
pH調節剤としては特に限定されないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の金属酸化物、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、L−アルギニン、L−リジン等の塩基性アミノ酸、尿素、ε−アミノカプロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、乳酸、コハク酸、酒石酸等が用いられる。なお、本発明の化粧料は、これらによりpH4〜10の領域に調節することが好ましい。
【0037】
セラミド類としては、脳や皮膚から抽出、精製されたものであっても、また、化学的方法によって合成されたものでもよい。セラミド類として特に好ましいものとしては、N−オレオイルスフィンゴシン、N−(12−ヒドロキシオクタデカノイル)スフィンゴシン、N−(16−ヒドロキシヘキサデカノイル)スフィンゴシン、牛脳セラミド等が挙げられる。
【0038】
このようにして得られるコラーゲン産生促進剤、ならびにコラーゲン産生促進剤を含有してなる皮膚外用剤および食品、化粧品は、コラーゲン産生促進作用を有し、皮膚の損傷や好ましくない変化、例えば、シワやタルミを防止及び改善する目的で使用される。
【0039】
さらに、本発明のコラーゲン産生促進剤は、老化の改善剤として化粧料などの皮膚外用剤等に含有させ、投与することにより、皮膚の老化状態を改善することができる。この様な老化状態としては、例えば、老人特有のくすみ、肌の弾性消失、はりの無さなどが例示できる。この様に老化を改善することにより、老化により衰えた皮膚の皮質機能やバリアー機能を補う物質の作用をより高め、肌をより若々しく保つことができる。
【0040】
以下の実施例では、本発明を実施するいくつかの好ましい形態を例示するが、特許請求の範囲に記載された発明の範囲を限定するものではなく、代替的な材料及び方法を用いて、類似の結果を得ることが可能である。
【実施例1】
【0041】
[製造例1] セイヨウエビラハギ(メリロート)エキス
セイヨウエビラハギ(Melilotus officinalis)の乾燥した地上部を1〜5mm程度に裁断し、その10gに対し精製水100ml加え、80℃で1時間加温し抽出した。抽出後、濾過を行い、固形物を取り除き、抽出液を得た。得られた抽出液を減圧濃縮した後、デキストリンを加え噴霧乾燥し、各種エキス1.2gを得た。
【0042】
[製造例2] リュウガンニクエキス
リュウガン(Euphoria longana)の仮種皮を1〜5mm程度に裁断し、その10gに対し精製水100ml加え、80℃で1時間加温し抽出した。抽出後、濾過を行い、固形物を取り除き、抽出液を得た。得られた抽出液を減圧濃縮した後、デキストリンを加え噴霧乾燥し、各種エキス1.2gを得た。
【実施例2】
【0043】
[試験例1]
コラーゲン産生促進に対する効果(ヒドロキシプロリン量の測定)
10%牛胎児血清添加DMEM培地にて培養した正常ヒト真皮線維芽細胞を24ウェル培養プレート(Nunc社製)に播種した。細胞がコンフレントになったところで、培地を0.1%牛胎児血清添加DMEM に交換し、エキスサンプルをそれぞれ100μg/mlの濃度で添加した。対照には溶媒の50%エタノールを添加した。48時間培養後、培養上清中のヒドロキシプロリン量をSircol Collagen Assay(biocolor社)により定量した。ヒドロキシプロリン量の定量と同時に細胞のタンパク量をDCプロテインアッセイ(バイオ・ラッドラボラトリーズ社)により定量した。コラーゲン産生促進能を、ヒドロキシプロリン量/タンパク量にて評価し、対照におけるヒドロキシプロリン量/タンパク量を1とした。
【0044】
結果は図1に示すように、ヒドロキシプロリン量の測定によって、セイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスともに正常ヒト真皮線維芽細胞のコラーゲン産生を促進することを確認した。
【0045】
[試験例2]
コラーゲン産生促進に対する効果(ELISA法によるI型コラーゲン量の測定)
10%牛胎児血清添加DMEM培地にて培養した正常ヒト真皮線維芽細胞を24ウェル培養プレート(Nunc社製)に播種した。細胞がコンフレントになったところで、培地を0.1%牛胎児血清添加DMEMに交換し、エキスサンプルをそれぞれ100μg/mlの濃度で添加した。対照には溶媒の50%エタノールを添加した。48時間培養後、培養上清中のコラーゲン量をProcollagen Type I C−peptide EIA Kit(タカラバイオ社)により定量した。コラーゲン量の定量と同時に細胞のタンパク量をDCプロテインアッセイ(バイオ・ラッドラボラトリーズ社)により定量した。コラーゲン産生促進能を、コラーゲン量/タンパク量にて評価し、対照におけるコラーゲン量/タンパク量を1とした。
【0046】
結果は図2に示すように、ELISA法によるI型コラーゲン量の測定によっても、セイヨウエビラハギエキス、リュウガンニクエキスともに正常ヒト真皮線維芽細胞のコラーゲン産生を促進することを確認した。
【実施例3】
【0047】
[処方例1]
エキス100mgをそれぞれ含有する錠剤を以下の方法で製造した。
【0048】
<処方>
成分 (100錠当たり)
エキス(実施例1) ……… 10.0g
乳糖 ……… 50.7g
小麦デンプン ……… 7.5g
ポリエチレングリコール
6000 ……… 5.0g
タルク ……… 5.0g
マグネシウム ステアレート……… 1.8g
脱イオン水 ……… 適量

まず、エキス、乳糖、タルク、マグネシウムステアレート、及び処方半量の小麦デンプンを混和した。残余半量の小麦デンプンを上記水40mLに懸濁し、ついで、前記水100mL中にポリエチレングリコールの処方量が含まれ、煮沸された溶液に加えた。得られたパスタに賦形剤(pulverulent)を加え、もし必要ならば水を追加して、この混合物を顆粒化する。得られた顆粒を35℃で一夜乾燥、1.2mmメッシュの篩を通して整粒した後、両面がレンズ状の錠剤を打錠して製造した。
【0049】
[処方例2]
エキス200mgをそれぞれ含有する錠剤を以下の方法で製造した。
【0050】
<処方>
成分 (100錠当たり)
エキス(実施例1) ……… 20.0g
乳糖 ……… 100.0g
小麦デンプン ……… 47.0g
マグネシウム ステアレート……… 3.0g

まず、エキス、乳糖、タルク、マグネシウム ステアレート、及び処方半量の小麦デンプンを混和した。残余半量の小麦デンプンを上記水40mLに懸濁し、ついで、前記懸濁液を煮沸水100mLに加えた。得られたパスタに賦形剤(pulverulent)を加え、もし必要ならば水を追加して、この混合物を顆粒化する。得られた顆粒を35℃で一夜乾燥、1.20mmメッシュの篩を通して整粒した後、両面がレンズ状の錠剤を打錠して製造した。
【0051】
[処方例3]
エキス100mgをそれぞれ含有する、チューイング錠(tablet for chewing) を以下の方法で製造した。
【0052】
<処方>
成分 (100錠当たり)
エキス(実施例1) ……… 10.0g
マンニトール ……… 230.0g
乳糖 ……… 150.0g
タルク ……… 21.0g
グリシン ……… 12.5g
ステアリン酸 ……… 10.0g
サッカリン ……… 1.5g
5%ゼラチン溶液 ……… 適量

まず、マンニトールと乳糖を混和し、ゼラチン溶液を添加して顆粒化、2mmメッシュ篩と用いて整粒化、50℃で乾燥した後、1.7mmメッシュの篩を用いて整粒した。グリシンとサッカリンとを注意深く混合したエキス、マンニトール、乳糖顆粒、ステアリン酸、及びタルクを混和した。ついで、この完全に混和した組成物を、両面がレンズ状で上面に割り溝を形成した錠剤を打錠して製造した。
【0053】
[処方例4]
エキス100mgをそれぞれ含有する、ゼラチン硬カプセル剤を以下の方法で製造した。
【0054】
<処方>
成分 (100カプセル錠当たり)
エキス(実施例1) ……… 10.0g
微結晶セルロース ……… 30.0g
コーンスターチ ……… 17.5g
ラウリル硫酸ナトリウム ……… 2.0g
マグネシウム ステアレート……… 8.0g

エキス中に、ラウリル硫酸ナトリウムを加えて、両者を10分間良く混和した。 0.9mm メッシュ篩を通した微結晶セルロースを加え、全体を10分間良く混和した。最後に、0.8mm メッシュ篩を通したマグネシウム ステアレートを加えてさらに3分間混和した後、得られた混合物をゼラチン硬カプセル中にそれぞれ充填した。
【実施例4】
【0055】
[処方例1]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態の化粧水の代表的な処方は以下の通りである。
化粧水
エキス(実施例1) 0.1部
1,3−ブチレングリコール 8.0
グリセリン 2.0
キサンタンガム 0.02
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.1
エタノール 5.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
香料 適量
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分1〜6及び11と、成分7〜10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
【0056】
[処方例2]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態のクリームの代表的な処方は以下の通りである。
エキス(実施例1) 0.05部
スクワラン 5.5
オリーブ油 3.0
ステアリン酸 2.0
ミツロウ 2.0
ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
ベヘニルアルコール 1.5
モノステアリン酸グリセリン 2.5
香料 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
パラオキシ安息香酸エチル 0.05
1,3−ブチレングリコール 8.5
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分2〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び11〜14を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
【0057】
[処方例3]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態の乳液の代表的な処方は以下の通りである。
エキス(実施例1) 0.01部
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
ホホバ油 5.0
セタノール 1.5
モノステアリン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
(20E.O.) 2.0
香料 0.1
プロピレングリコール 1.0
グリセリン 2.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び10〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
【0058】
[処方例4]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態のゲル剤の代表的な処方は以下の通りである。
エキス(実施例1) 1.0部
エタノール 5.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1
香料 適量
1,3−ブチレングリコール 5.0
グリセリン 5.0
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.2
水酸化カリウム 0.2
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分2〜5と、成分1及び6〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
【0059】
[処方例5]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態のパックの代表的な処方は以下の通りである。
エキス(実施例1) 0.1〜0.3部
ポリビニルアルコール 12.0
エタノール 5.0
1,3−ブチレングリコール 8.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
香料 適量
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分1〜10を均一に溶解し製品とする。
【0060】
[処方例6]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態のファンデーションの代表的な処方は以下の通りである。
エキス(実施例1) 1.0部
ステアリン酸 2.4
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート
(20E.O.) 1.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0
セタノール 1.0
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 6.5
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
二酸化チタン 8.0
タルク 4.0
ベンガラ 1.0
黄酸化鉄 2.0
香料 適量
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分2〜8を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分19に成分9をよく膨潤させ、続いて、成分1及び10〜13を加えて均一に混合する。これに粉砕機で粉砕混合した成分14〜17を加え、ホモミキサーで撹拌し75℃に保ち水相とする。この水相に油相をかき混ぜながら加え、冷却し、45℃で成分18を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
【0061】
[処方例7]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態の浴用剤の代表的な処方は以下の通りである。
浴用剤
エキス(実施例1) 5.0部
炭酸水素ナトリウム 50.0
黄色202号(1) 適量
香料 適量
硫酸ナトリウムにて全量を100とする
製造方法:成分1〜5を均一に混合し製品とする。
【0062】
[処方例8]
本発明のコラーゲン産生促進剤を含む組成物の実施形態の軟膏の代表的な処方は以下の通りである。
軟膏
エキス(実施例1) 0.01〜0.5部
ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
モノステアリン酸グリセリン 10.0
流動パラフィン 5.0
セタノール 6.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
プロピレングリコール 10.0
精製水にて全量を100とする
製造方法:成分3〜6を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び7〜8を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
【0063】
[処方例9]
固形石鹸の製造は、適量の水に、アルカリを溶解させ、アルカリ溶液を調製した。さらに、脂肪を加熱して、溶解し、上記のアルカリ溶液の温度まで冷まして、脂肪を液体状にし、上記アルカリ溶液を、上記の液体状の脂肪に加えて、ゆっくりと攪拌する。この段階で、約1%〜約15%(w/w)の、実施例1の植物エキスを加え、必要に応じて香料を加える。このようにして作られる固形石鹸は、植物エキスの特性であるコラーゲン産生促進作用を有している。
【0064】
グリセリン固形石鹸の場合、グリセリン、陰イオン性又は非イオン性の界面活性剤、溶剤、スキンコンディショナー、乳化剤、並びに保存剤が含まれる。これら物質は、使用前に混合されてもよく、これら物質を含む、都合のよい固形物に成型して用いてもよい。上記固形物は、80℃より低い温度で液化する。この段階で、約1%〜15%(w/w)の、実施例1の植物エキスを加え、必要に応じて、香料を加える。このようにして作られる固形石鹸は、植物エキスの特性であるコラーゲン産生促進作用を有している。
【0065】
液状石鹸の場合は、陰イオン性又は非イオン性界面活性剤、スキンコンディショナー、乳化剤、真珠光沢剤(pearlescent)、及び保存剤が含まれている。これら物質は、使用前に混合されてもよく、これら物質を含む、都合のよい液体として、用いてもよい。約0.01%〜5%(w/w)の実施例1の植物エキスを加え、必要に応じて香料を加える。このようにして作られる液状石鹸は、植物エキスの特性であるコラーゲン産生促進作用を有している。
【実施例5】
【0066】
[食品例1]
実施例1で得られた植物抽出エキス50g、デキストリン76gおよびリン酸三カルシウム24gを混合し、造粒、乾燥および16〜80メッシュにて篩過した後、常法に従って顆粒化して顆粒剤形態のコラーゲン産生促進剤を含む食品を得た。
【0067】
[食品例2]
実施例1で得られた植物抽出エキス5.0gを100mlの蒸留水に再溶解し、ガラス製瓶に充填し、液剤化して液剤形態のコラーゲン産生促進剤を含む食品を得た。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セイヨウエビラハギエキス、リュガンニクエキスの少なくとも何れか1種を含有することを特徴とするコラーゲン産生促進剤。
【請求項2】
請求項1記載のコラーゲン産生促進剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項3】
請求項1記載のコラーゲン産生促進剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする老化改善剤。
【請求項4】
請求項1記載のコラーゲン産生促進剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする食品。
【請求項5】
請求項1記載のコラーゲン産生促進剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする化粧品。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−207816(P2011−207816A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−77372(P2010−77372)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000106771)シーシーアイ株式会社 (245)
【出願人】(597112472)財団法人岐阜県研究開発財団 (25)
【Fターム(参考)】