説明

コラーゲン産生抑制剤。

【課題】本発明は、コラーゲンの産生を抑制する効果が著しく優れた新規なコラーゲン産生抑制剤を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、下記一般式(1)に記載の化合物またはその塩を有効成分として含有するコラーゲン産生抑制剤を提供する:


[式中、Xは、窒素原子又は基−CH=を示す。Rは、基−Z−Rを示す。Zは、基−CO−、基−CH(OH)−等を、Rは、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜15員の単環、二項環又は三項環の飽和又は不飽和複素環基等を示す。Rは、水素原子又はハロゲン原子を示す。Yは、基−O−、基−CO−、基−CH(OH)−,低級アルキレン基等を示す。Aは、基


等を示す。Rは水素原子、低級アルコキシ基等を、pは1又は2を、Rはイミダゾリル低級アルキル基等を示す。]。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)に記載の化合物またはその塩を有効成分として含有するコラーゲン産生抑制剤:
【化1】

[式中、Xは、窒素原子又は基−CH=を示す。
は、基−Z−Rを示す。
Zは、基−N(R)−B−、基−B−N(R)−、基−B−O−、基
【化2】

、基−CO−、基−CH(OH)−、基−N(R9a)−CO−N(R9b)−、基−N=CH−、基−N(R10a)−SO−(B22a)e−、低級アルケニレン基、基−NHCO−B−、基−NHCO−B−(W)u−、基−Bo−O−B19a−、基
【化3】

、基
【化4】

、基−SO−N(R10b)−、基−S−、低級アルキニレン基、低級アルキレン基、基−N(R8d)−又は基−CO−NH−B18a−を示す。
は、水素原子、置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基又はフェニル低級アルキル基を示す。
Bは、基−CO−又は低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、置換基としてフェニル基を有することのある低級アルケニレン基を示す。
は、低級アルコキシ基及びフェニル基なる群から選ばれた基が置換していてもよい低級アルキレン基を示す。
9aは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
9bは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
10aは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
22aは、低級アルキレン基又は低級アルケニレン基を示す。
eは、0又は1を示す
18aは、低級アルキレン基を示す。
19aは、低級アルキレン基を示す。
20aは、低級アルキレン基を示す。
21aは、低級アルキレン基を示す。
kは、2又は3を示す。
cは0又は1を示す。
d’は0又は1を示す。
10bは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
8dは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
Wは、酸素原子、基−NH−又は硫黄原子を示す。
uは、0又は1を示す。
は、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜15員の単環、二項環又は三項環の飽和又は不飽和複素環基(該複素環上には、オキソ基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;ハロゲン原子;低級アルキルスルホニル基;フェニル環上にハロゲン原子を有することのある低級アルキル基が置換していてもよいフェニル基;低級アルキルチオ基;ピロリル基;ベンゾイル基;低級アルカノイル基;低級アルコキシカルボニル基;並びに置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい)、アダマンチル基、ナフチル基(ナフタレン環上に低級アルキル基、ハロゲン原子並びに置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい)、置換基として低級アルコキシ基を有することのあるアルキル基、シクロアルキル環上に低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいシクロアルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルケニル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基(フェニル環上には、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及びハロゲン原子なる群から選ばれた基が1〜3個有していてもよい)、ハロゲン原子置換低級アルキル基、シクロアルキル低級アルキル基又は基
【化5】

を示す。
は、水素原子、フェニル基、カルボキシ基、水酸基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、フェノキシ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、置換基として低級アルキル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基及びシクロアルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基、シアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、アミノスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基或いは窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜6員の飽和又は不飽和複素環基(該複素環上にはオキソ基が置換していてもよい)を示す。
mは、1〜5の整数を示す。mが2〜5を示す場合、2〜5個のRは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
は、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を示す。
Yは、基−O−、基−N(R)−、基−CO−、基−CH(OH)−,低級アルキレン基、基−S(O)n−又は基−C(=N−OH)−を示す。
は、水素原子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基、フェニル低級アルキル基又はシクロアルキル基を示す。
nは、0、1又は2を示す。
Aは、基
【化6】

又は基
【化7】

を示す。
pは、1又は2を示す。
は、水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、基−CONR1112又はシアノ基を示す。
11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基又はフェニル基を示す。また、R11とR12とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、硫黄原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。
は、イミダゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基、ピラゾリル低級アルキル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデン低級アルキル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、基
【化8】

、基
【化9】

又は基−(T)−N(R14)R15を示す。
13は、水素原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、ベンゾイル基、モルホリノ置換低級アルカノイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニルカルボニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基、モルホリノカルボニル置換低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルカノイル基を示す。
13aは、水素原子又は水酸基を示す。
Tは、低級アルキレン基、基−N(R17)−B−CO−,基−B19−N(R18)−CO−,基−B−CO−,基−Q−B−CO−、基−B−N(R19)−B−CO−、基−CO−B−、基−CH(OH)−B−、基−CO−B10−CO−、基−CH(OH)−B11−CO−、基−CO−、基−SO−又は基−B23a−CO−CO−を示す。
17は、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルカルボニル基、置換基としてハロゲン原子を有することある低級アルカノイル基、低級アルケニル基、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルカノイル基又は低級アルキルスルホニル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
19は、低級アルキレン基を示す。
18は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
は、低級アルケニレン基又は置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基を示す。
Qは、酸素原子又は基−S(O)n−(nは前記に同じ)を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
19は、水素原子又は低級アルカノイル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
10は、低級アルキレン基を示す。
11は、低級アルキレン基を示す。
23aは、低級アルキレン基を示す。
lは、0又は1を示す。
14は、水素原子又は置換基として水酸基を有することのあるアルキル基を示す。R15は、(2)水酸基置換アルキル基、(3)置換基として水酸基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるシクロアルキル基、(4)フェノキシ低級アルキル基、(5)フェニル環上に低級アルキル基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシ基;水酸基置換低級アルキル基;フェニル低級アルキル基;低級アルキニル基;置換基として低級アルキルスルホニル基を有することのあるアミノ基;低級アルキルチオ基;シクロアルキル基;フェニルチオ基;アダマンチル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるアニリノ基;低級アルコキシカルボニル基;ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペラジニル基;ピロリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピロリジニル基;低級アルカノイルアミノ基;シアノ基;及びフェノキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、(6)フェノキシ基、(7)フェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルキル基、(8)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルキル基、(10)低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、(11)カルボキシ置換低級アルキル基、(12)置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、(13)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基、低級アルコキシ基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、(14)シクロアルキル低級アルキル基、(15)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基、(16)ピリジル低級アルキル基、(17)置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基置換低級アルキル基、(18)低級アルコキシ低級アルキル基、(19)イミダゾリル基、(20)イミダゾリル低級アルキル基、(21)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル置換低級アルキル基、(22)ピペリジン環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基及びフリル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペリジニルカルボニル基、(23)チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルカノイル基、(24)ピペリジン環上に低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基、低級アルキル基、ベンゾイル基及びフリル低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいピペリジニル基、(25)基
【化10】

が置換したカルボニル低級アルキル基、(26)基
【化11】

が置換したカルボニル低級アルキル基、(27)基−CO−B20−N(R36)R37、(26a)ピロリジニル低級アルキル基、(27a)モルホリノ低級アルキル基、(28a)フェニル低級アルケニル基、(29a)フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるアニリノカルボニル低級アルキル基、(30a)インドリル基、(31a)ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基、(32a)置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ低級アルキル基、(33a)フルオレニル基、(34a)カルバゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるカルバゾリル基、(35a)置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ基、(36a)ピペラジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基(フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)及びピリジル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル置換オキサリル基又は(37a)シアノ置換低級アルキル基を示す。
34は、オキソ基又はフェニル基を示す。
dは、0〜3の整数を示す。
20は、低級アルキレン基を示す。
36及びR37は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基を示す。該複素環基上には、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基が1〜3個置換していてもよい。
14とR15とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜10員の飽和又は不飽和複素環;或いは基
【化12】

を形成してもよい。該複素環上には、(28)フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を1〜2個有し、低級アルキル基上にピリジル基を有することのあるフェニル置換低級アルキル基、(29)カルバモイル基、(30)ピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル低級アルキル基、(31)ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリル低級アルキル基、(32)ベンゾオキサゾリル低級アルキル基、(33)ベンゾチアゾリル低級アルキル基、(34)フリル低級アルキル基、(35)フェニル環上にシアノ基、置換基として低級アルキルスルホニル基を有することのあるアミノ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニリデン低級アルキル基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいベンゾイル基、(36)ピリミジニル基、(37)ピラジニル基、(38)ピリジル基、(39)低級アルコキシカルボニル基、(40)チアゾリジン環上にオキソ基及び基
【化13】

(R及びRは、それぞれ低級アルキル基を示す。)なる群より選ばれた基が置換していてもよいチアゾリジニル低級アルカノイル基、(41)置換基として水酸基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を有することのある低級アルキル基、(42)置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、(43)フェニル環上に低級アルコキシ低級アルキル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるカルバモイル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるベンゾイル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキル基及び水酸基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、(44)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル基、(45)ナフチル低級アルキル基、(46)フェニル環上にシアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェノキシ基、(47)フェノキシ低級アルキル基、(48)フェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルコキシ基、(49)基−(B12CO)t−N(R20)R21、(50)基−(CO)o−B13−N(R22)R23、(51)1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基、(52)置換基として水酸基を有することのあるシクロアルキル基、(53)ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有していてもよいピペリジニル基、(54)キノリル低級アルキル基、(55)テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基、(56)チアゾール環上に置換基としてフェニル基を有することのあるチアゾリル低級アルキル基、(57)フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することのあるベンゾイル低級アルキル基、(58)ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルキル基、(59)イミダゾール環上に置換基としてフェニル基を1〜3個有することのあるイミダゾリル基、(60)ベンズイミダゾール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるベンズイミダゾリル基、(61)ピリジル低級アルコキシ基、(62)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル低級アルキル基、(63)1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、(64)シクロアルキル低級アルキル基、(65)テトラヒドロピラニル基、(66)チエニル低級アルキル基、(67)ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニルカルボニル基、(68)水酸基、(69)カルボキシ基、(70)低級アルコキシ低級アルキル基、(71)低級アルコキシ低級アルコキシ基、(72)ベンゾイルオキシ基、(73)低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、(74)カルボキシ低級アルコキシ基、(75)フェノキシ低級アルカノイル基、(76)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基、(77)フェニルスルホニル基、(78)イミダゾリル低級アルカノイル基、(79)イミダゾリル低級アルキル基、(80)ピリジルカルボニル基、(81)イミダゾリルカルボニル基、(82)低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、(83)カルボキシ低級アルキル基、(84)基−(O−B15)s−CO−N(R26)R27、(85)基−N(R28)−CO−B16−N(R29)R30、(86)基−N(R31)−B17−CO−N(R32)R33、(87)ベンゾオキサゾリル基、(88a)ベンゾチエニル基、(89a)オキソ基及び(90a)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
12は、低級アルキレン基を示す。
tは、0又は1を示す。
20及びR21は、同一又は異なって、水素原子;置換基として低級アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ基;フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基;低級アルキル基;フェニル環上に低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を1〜2個有する低級アルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基;低級アルコキシカルボニル基;シクロアルキル低級アルキル基;ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基;置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基;1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基;ナフチル低級アルキル基;ピリジル低級アルキル基;キノリル低級アルキル基;テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基;1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基;低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基;フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基;フェニル低級アルカノイル基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基;イミダゾリル低級アルカノイル基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;ピリジル基;カルボキシ低級アルキル基又はシクロアルキル基を示す。また、R20とR21とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及びハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニル基並びにフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
oは、0又は1を示す。
13は、低級アルキレン基を示す。
22及びR23は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるフェノキシ低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル基を示す。また、R22とR23とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
15は、低級アルキレン基を示す。
sは、0又は1を示す。
26及びR27は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルキル基を示す。また、R26とR27とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、置換基としてフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基を1〜3個有していてもよい。
28は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
16は、低級アルキレン基を示す。
29及びR30は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基を示す。該複素環上には、低級アルキル基、フェニル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
31は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
17は、低級アルキレン基を示す。
32及びR33は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基を示す。該複素環上には、低級アルキル基、フェニル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
但し、下記(i)〜(v)の要件を満たしているものとする。
(i)Xが基−CH=を示すとき、Rは水素原子を示す。
(ii)Xが基−CH=を示し、lが1を示し、Tが−CO−を示し、かつR14が水素原子又は置換基として水酸基を有することのあるアルキル基を示すとき、R15は基(24)を示す。
(iii)Xが基−CH=を示し、lが1を示し、かつTが−N(R17)−B−CO−を示すとき、R14及びR15は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜10員の飽和又は不飽和複素環を形成し、かつ該複素環上には、基(28)が1〜3個置換されている。
(iv)Xが窒素原子を示しかつlが0であるとき、又はXが窒素原子を示し、lが1であり、かつTが−CO−もしくは−SOを示すとき、R15は、基(5)、(7)、(19)及び(20)ではない。
(v)Rがシクロアルキル環上に低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいシクロアルキル基を示すとき、Rは基−(T)−N(R14)R15を示すものとする。(T及びlは、前記に同じ。R14及びR15は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜10員の飽和複素環;或いは基
【化14】

を形成する。)]
【請求項2】
下記一般式(1−1)〜一般式(1−7)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化15】

[一般式(1−1)〜一般式(1−7)において、R、B、R、R、R、n、X及びAは、上記に同じ。Yは、低級アルキレン基を示す。]
【請求項3】
下記一般式(1−8)〜一般式(1−14)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化16】

[一般式(1−8)〜一般式(1−14)において、R、B、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項4】
下記一般式(1−15)〜一般式(1−21)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化17】

[一般式(1−15)〜一般式(1−21)において、R、B、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項5】
下記一般式(1−22)〜一般式(1−28)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化18】

[一般式(1−22)〜一般式(1−28)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項6】
下記一般式(1−29)〜一般式(1−35)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化19】

[一般式(1−29)〜一般式(1−35)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項7】
下記一般式(1−36)〜一般式(1−42)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化20】

[一般式(1−36)〜一般式(1−42)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項8】
下記一般式(1−43)〜一般式(1−49)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化21】

[一般式(1−43)〜一般式(1−49)において、R、R9a、R9b、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項9】
下記一般式(1−50)〜一般式(1−56)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化22】

[一般式(1−50)〜一般式(1−56)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項10】
下記一般式(1−57)〜一般式(1−63)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化23】

[一般式(1−57)〜一般式(1−63)において、R、R10a、B22a、e、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項11】
下記一般式(1−64)〜一般式(1−70)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化24】

[一般式(1−64)〜一般式(1−70)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。Zは、低級アルケニレン基を示す。]
【請求項12】
下記一般式(1−71)〜一般式(1−77)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化25】

[一般式(1−71)〜一般式(1−77)において、R、R、B、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項13】
下記一般式(1−78)〜一般式(1−84)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化26】

[一般式(1−78)〜一般式(1−84)において、R、W、u、B、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項14】
下記一般式(1−85)〜一般式(1−91)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化27】

[一般式(1−85)〜一般式(1−91)において、R、W、u、B、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項15】
下記一般式(1−92)〜一般式(1−98)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化28】

[一般式(1−92)〜一般式(1−98)において、R、B20a、k、d’,R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項16】
下記一般式(1−99)〜一般式(1−105)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化29】

[一般式(1−99)〜一般式(1−105)において、R、B21a、c、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項17】
下記一般式(1−106)〜一般式(1−112)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化30】

[一般式(1−106)〜一般式(1−112)において、R、R10b、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項18】
下記一般式(1−113)〜一般式(1−119)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化31】

[一般式(1−113)〜一般式(1−119)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項19】
下記一般式(1−120)〜一般式(1−126)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化32】

[一般式(1−120)〜一般式(1−126)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。Zは、低級アルキニレン基を示す。]
【請求項20】
下記一般式(1−127)〜一般式(1−133)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化33】

[一般式(1−127)〜一般式(1−133)において、R、B18a、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
【請求項21】
下記一般式(1−134)〜一般式(1−140)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤:
【化34】

[一般式(1−134)〜一般式(1−140)において、R、R、R、n、X、A、R8d及びYは、上記に同じ。Zは、低級アルキレン基又は基−N(R8d)−を示す。]
【請求項22】
Yが基−O−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項23】
Yが基−N(R)−(Rは、上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項24】
Yが基−CO−、基−CH(OH)−、低級アルキレン基、基−S(O)n−(nは、上記に同じ)又は基−C(=N−OH)−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項25】
Aが基
【化35】

(R、R及びpは上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1〜24のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項26】
Aが基
【化36】

(Rは、上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1〜24のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項27】
がイミダゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基、ピラゾリル低級アルキル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデン低級アルキル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、基
【化37】

又は基
【化38】

(R13及びR13aは上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項28】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが0を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項29】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項30】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−N(R17)−B−CO−(R17及びBは上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項31】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B19−N(R18)−CO−(B19及びR18は前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項32】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B−CO−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項33】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−Q−B−CO−(Q及びBは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項34】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B−N(R19)−B−(B、R19及びBは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項35】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CO−B−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項36】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CH(OH)−B−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項37】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CO−B10−CO−(B10は前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項38】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CH(OH)−B11−CO−(B11は前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項39】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CO−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項40】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−SO−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項41】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B23a−CO−CO−(B23aは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項42】
が基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが低級アルキレン基を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項25又は26に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項43】
一般式(1)の化合物が、請求項2における一般式(1−1)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項2における一般式(1−2)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項3における(1−8)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項3における一般式(1−9)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項4における一般式(1−15)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項4における一般式(1−16)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項6における一般式(1−29)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項6における一般式(1−30)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項8における一般式(1−43)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項8における一般式(1−44)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項10における一般式(1−57)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項10における一般式(1−58)で表される芳香族化合物又はその塩、請求項11における一般式(1−64)で表される芳香族化合物又はその塩及び請求項11における一般式(1−65)で表される芳香族化合物又はその塩なる群から選ばれた化合物であり、Aが基
【化39】

(R,R及びpは前記に同じ)を示し、Rが基−(T)−N(R14)R15(T,l、R14及びR15は上記に同じ)を示す請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項44】
lが1を示し、Tが基−N(R17)−B−CO−(R17及びBは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項43に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項45】
lが1を示し、Tが基−B−CO−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項43に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項46】
lが1を示し、Tが基−CO−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項43に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項47】
lが0を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項43に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項48】
14およびR15が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される6員の飽和複素環基であり、該飽和複素環上に、フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が置換していてもよいフェニル置換低級アルキル基が置換している請求項44〜47のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項49】
飽和複素環基であるピペラジニル基上に、低級アルキレンジオキシ基が置換しているフェニル置換低級アルキル基が置換している請求項48に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項50】
X1が窒素原子、およびYが酸素原子である請求項44〜49のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項51】
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペラジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−{6−[(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェニル)メチルアミノ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−({4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェニル}メチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、1−(6−{4− [3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−エチル尿素、N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−{6−[(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェニル)メチルアミノ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−(6−{4−[(2−{4−[4−(4−フルオロベンゾイル)フェニル]ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル)メチルアミノ]−2−メトキシフェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド、2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−N−{3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}−2−オキソアセトアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド及び4−(3−{3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}−2−オキソヘキサヒドロピリミジン−1−イル)安息香酸エチルエステルからなる群から選ばれた芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項52】
線維化抑制のために用いられる、請求項1〜50のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項53】
肺線維症の予防及び/または治療に用いられる、請求項51のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項54】
肝線維症の予防及び/または治療に用いられる、請求項51のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
【請求項55】
糸球体硬化症の予防及び/または治療に用いられる、請求項51のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。

【公開番号】特開2007−231005(P2007−231005A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−21396(P2007−21396)
【出願日】平成19年1月31日(2007.1.31)
【出願人】(000206956)大塚製薬株式会社 (230)
【Fターム(参考)】