説明

コンクリート・コンテナハウス

【課題】 従来のコンテナハウスは、狭く圧迫感があり、見た目も悪くて、夏暑く、冬寒いという問題があった。これはコンテナの特徴で、移動性がよく丈夫なため、穴開けや、切断が容易にできないため、あまり手を加えず使う方が、安易なためである。
【解決手段】
前記コンテナを、高さを調節した、基礎又は、建築物や、鋼材の上に配置、連結、固定して不要になった前記コンテナの壁と、床を切断又は、穴開けをして、圧迫感のない高い屋根と、広い室内空間を確保し、前期コンテナ外側の外壁に防水処理を施して、その上から断熱材を張りさらに、その上に鉄筋を配筋して、前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いてその前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆するコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート建築物の施工方法の簡素化、施工期間の短縮化、低コスト、リサイクルを図った建築物コンクリート・コンテナハウスに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献6は、既存のコンテナを穴開けや、切断など余り手を加えずそのままの形で使うことが示されている。(例えば、特許文献P2009−150110A参照。)
【0003】
特許文献1は、新たに工場生産された住宅ユニット1の外壁の外部に鉄板2を張設し、外側に位置するユニットの外側に仮枠5を設置し、コンクリート打設する住宅ユニットが図示されている。(第1図、第2図を参照)
【0004】
特許文献1は、新たに工場生産された住宅ユニット1の上に、住宅ユニット1の平面とほぼ同一大きさの工場生産された床パネル(スラブ)4を配置し、住宅ユニット1の外壁の外部に鉄板2を張設し、外側に位置するユニットの外側に仮枠5を設置し、コンクリート打設する住宅ユニットの低層集合住宅が図示されている。(第一図、第二図を参照)
【0005】
又、特許文献1は、新たに工場生産された住宅ユニット1の上に住宅ユニット1の平面とほぼ同一大きさの工場生産された床パネル(スラブ)4が一体化された住宅ユニットが図示されている。
【0006】
特許文献2の図14と、特許文献3の図19には、地面より高く造った基礎の上に設置されたコンテナハウスや、住宅ユニットが図示されている。(特許文献2の図14と、特許文献3の図19を参照)
【0007】
特許文献3の図1と、図2には、上壁2、側壁5内に断熱材10を収めた構成が図示されている。(特許文献3の図1と図2を参照)
【0008】
特許文献1の第1図、第2図、第3図、には、外壁の外部に鉄板2を張設し、鉄板自体が防水性を有すると示されている。(特許文献1の第1図、第2図、第3図を参照)
【0009】
また、特許文献4の図1、図2、段落(0007)には、コンクリート壁構築用のパネルに防水処理を施した組立パネルが示されている。(特許文献4の図1と図2を参照)
【0010】
特許文献5の図6と、段落(0003)、(0047)には、軽量気泡コンクリートパネルを住宅ユニットに設置することが示されている。(特許文献5の図6と、段落(0003)、(0047)を参照)

【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開昭52−97219号 広報
【特許文献2】特開平2007−224707号 広報
【特許文献3】特開平5−321338 広報
【特許文献4】実開平5−66114 広報
【特許文献5】特開平2000−336768 広報
【特許文献6】特開平2009−150110号 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
特許文献1では、新たに工場生産された住宅ユニット1の上に住宅ユニット1の平面とほぼ同一大きさの工場生産された床パネル(スラブ)4を配置又は、床パネル(スラブ)4と一体化した住宅ユニット1の外壁の外部に鉄板2を張設し、外側に位置するユニットの外側に仮枠5を設置し、コンクリート打設する住宅ユニットの低層集合住宅が図示されているが、上記の建築施工方法だと、前記住宅ユニット低層集合住宅の建築施工に手間と、時間が掛かり作業効率も悪くコストも大幅に膨らむ恐れがある。
本発明では、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンクリート建築物の建築施工方法の改良と、施工期間の短縮、低コストまたは、リサイクルを行うものである。
【0013】
特許文献2の図14と、特許文献3の図19には、地面より高く造った基礎の上に設置されたコンテナハウスや、住宅ユニットが図示されているが、上記記載の従来の建築施工方法は、地面より高く造った基礎の上に、運んできたコンテナハウスや、住宅ユニットをそのまま設置し、固定しただけのものであるが、通常コンテナハウスや、住宅ユニットは、輸送することを考慮して生産製造されている為、従来のコンテナハウスや、住宅ユニットの高さ、横幅、奥行きの長さには、制限がある。その為に上記記載の従来のコンテナハウスや、住宅ユニットは、圧迫感があり使い勝手も悪いものであった。
本発明では、地面より高く造った基礎の高さを調節し、既存のコンテナを改良して、設置固定することで、既存のコンテナの高さに加え基礎の高さを含むコンテナハウスの屋根高を実現し、良質なコンテナハウスを構築するものである。
【0014】
特許文献6では、既存のコンテナを穴開けや、切断など余り手を加えずそのままの形で使うことが示されているが、通常コンテナハウスや、住宅ユニットは、輸送することを考慮して生産製造されている為、高さ、横幅、奥行きの長さに制限がある。その為に上記記載の従来のコンテナハウスや、住宅ユニットは、圧迫感があり使い勝手も悪いものであった。
本発明では、既存のコンテナを複数個連結し、その連結した複数個の前記コンテナ又は、単一のコンテナを改良して、圧迫感のない広い室内空間を確保した良質なコンテナハウスを構築するものである。
【0015】
特許文献1の第1図、第2図、第3図、には、外壁の外部に鉄板2を張設し、鉄板自体が防水性を有すると示されている。
また、特許文献4の図1、図2、段落(0007)には、コンクリート壁構築用のパネルに、防水処理を施した組立パネルが示されているが、上記記載の防水処理施工方法だと、特許文献1の第1図、第2図、第3図に図示されている鉄板2と、住宅ユニット1の平面とほぼ同一大きさの工場生産された床パネル(スラブ)4の接続部が防水施工を施されていない為、完全な防水処理を施したとは、言えないものである。又、特許文献4の図1、図2、段落(0007)に図示されているコンクリート壁構築用のパネルに、防水処理を施した組立パネルが示されているが、前記特許文献4の防水処理施工方法も前記特許文献1の防水処理施工方法と同じで、接続部に防水処理が施されていない為、完全な防水処理を施したとは、言えないものである。又、上記従来の防水処理施工方法だと施工に手間と時間または、コストも掛かり実施が難しいものである。
又、建築物に防水処理を行う場合、通常、建物の外側に防水処理を施すものである。その場合、直射日光、雨、風、外気の影響を受け防水材の劣化が早く何度も防水処理を施さないといけないものであった。
本発明では、建築物全体(既存の前記コンテナ)に通常よりも簡単に速く防水処理を施す施工方法を実施するものである。又、一度の防水処理で半永久的に防水効果を得ることができる。
【0016】
特許文献3の図1と、図2には、上壁2、側壁5内に、断熱材10を収めた構成が図示されているが、従来の外壁と内壁の間に断熱材を収める建築施工方法だと、施工に手間と時間が掛かった。
本発明では、既存のコンテナに通常よりも簡単に速く断熱材を収める施工方法を実施するものである。
【0017】
特許文献5の図6と、段落(0003)、(0047)には、軽量気泡コンクリートパネルを住宅ユニットに設置することが示されているが、通常、住宅ユニットに、軽量気泡コンクリートパネルを張るには、住宅ユニットの骨組みを造って、その住宅ユニットの骨組みに屋根材や、軽量気泡コンクリートパネルを張るので、建築施工に手間と時間が掛かってしまうものであった。
本発明では、既存のコンテナを再利用することで、住宅ユニットの骨組みを造る施工の手間と時間を省くことができる。
又、本発明では、既存のコンテナにプレキャストコンクリート壁又は、外壁材を張って固定し、前記コンテナの屋根部にコンクリートを流し込んで一体化する良質のコンテナハウスを構築するものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記目的を達成するため、以下のコンクリート建築施工方法を提案する。
【0019】
既存の頑強な箱型のコンテナを水平で平坦な地面や、コンクリート基礎の上に横置きや、縦置きで配置し又は、傾斜地に斜めに配置し固定して(図7、図8、図9の符号1、符号2に図示)、その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して(図14の符号16に図示)、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0020】
頑強な前記コンテナを、地面より高く造った水平な基礎又は、ある一定の角度を持った斜めな基礎の上に配置し固定して(図3、図4、図10の符号1に図示)、その前記コンテナの鋼製の床を切断することで、既存のコンテナの高さに加え基礎の高さを含む前記コンテナの屋根高または、天井高を確保して、その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する(図2、図3、図4、図10、図14の符号1、符号2、符号16に図示)。
【0021】
前記コンテナを、建築物、鋼材、支柱、耐震硬化ゴム、プレキャスト.コンクリート.ブロック基礎の上に配置、固定して、その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0022】
単一の前記コンテナ又は、複数の前記コンテナを、地面より高く造った水平な基礎又は、ある一定の角度を持った斜めな基礎の上に並べて配置し、又は、重ねて配置、連結、固定して、前記コンテナの鋼製の床、鋼製の壁を切断又は、穴あけをして、その前記コンテナの室内空間を広げたことを特徴とする(図2、図3、図4、図10の符号1、符号2、符号9に図示)。その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0023】
前記コンテナの外側を防水材で覆った、その前記コンテナを(図2、図11、図12の符号10に図示)、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したことで、コンクリート建築物の内側に防水加工を施したことを特徴とするコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0024】
上記記載の防水処理加工を施しコンクリートで被覆した、前記コンテナを、その上からさらに防水材で覆いコンクリートの内側と外側を、二重防水処理加工を施したことを特徴とするコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する(図2、図11、図12の符号10に図示)。
【0025】
前記コンテナの外壁に断熱材を貼り付けて、その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する(図2、図11、図12の符号4に図示)。
【0026】
前記コンテナの鋼製の壁や、鋼製の屋根を境に内側と外側に断熱材を貼り付けて、内側と外側を二重断熱にしたことを特徴とする(図2、図11、図12の符号4に図示)。その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。

【0027】
前記コンテナの壁に、プレキャストコンクリート壁又は、外壁材を溶接または、ボルト・ナットや、ビスで、直接取り付け固定して、前記コンテナの屋根部にコンクリートを流し込んで、一体化したことを特徴とするプレキャストコンクリート壁の構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0028】
前記コンテナを、複数個ならべて一定の間隔を空けて配置、連結、固定してその上に、同じ施工方法で、前記コンテナを複数個重ねて一定の間隔を空けて配置、連結、固定してから、その前期コンテナ同士を連結し重ねた躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階と、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体全体を複数階又は、複数個をまとめて一緒に、コンクリートを流し込んで被覆することを特徴とするコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する(図2、図5、図6、図12、に図示)。
又、前期コンテナ同士を一定の間隔を空けて配置、連結、固定することで、前記コンテナ同士が型枠の役割を担うので、前記コンテナ同士の間に型枠を造る必要がないことを特徴とする、その連結した前記コンテナ全体をコンクリートで被覆したコンテナハウスの施工方法を提案する(図2、図5、図6、図12、に図示)。
【0029】
前記コンテナを、複数個一定の間隔を空け並べて配置し、前記コンテナと、前記コンテナの間にブリッジを架け連結、固定して、前記コンテナの室内空間を広く確保したことを特徴とする(図13、図15の符号15に図示)。
又、その連結した前記コンテナの上に2階、3階と複数階、同じ施工方法で、一定の間隔を空けて、並べて配置し、ブリッジを架け連結し、固定して、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体にセパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けたその前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込んで、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0030】
前記コンテナは、コンクリート建築物を造るための型枠の内型枠として用い埋め殺して、内側からコンクリート建築物を支えて、建物内側へのコンクリートの崩落を防ぎ、前記コンテナ外側を、鉄筋又は、ワイヤーメッシュなどで細かく網のように覆いコンクリートの外側への崩落を防ぐことを目的とする特徴をもったその前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆したコンテナハウスの施工方法を提案する。
【0031】
本発明では、前記コンテナを、複数個ならべて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定して、その連結した前記コンテナ同士の躯体の屋根上にH鋼(鋼材)を載せその連結した前記コンテナ同士の躯体の周りにH鋼(鋼材)を立て連結固定し補強を入れたその上に、前記コンテナを複数個重ねて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定してから、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体の屋根上にさらにH鋼(鋼材)を載せて、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体の周りにH鋼(鋼材)を立て連結固定し補強を入れ同じ施工方法で重ねていき、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階と、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を複数階又は、複数個をまとめてH鋼(鋼材)も一緒にコンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とするコンテナハウスの施工方法を提案する(図16、図17の符号17に図示)。
又、前期コンテナ同士を一定の間隔を空けて配置、連結、固定することで、前記コンテナ同士が型枠の役割を担うので、前記コンテナ同士の間に型枠を造る必要がなくその連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を複数階又は、複数個をまとめてH鋼(鋼材)も一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とするコンテナハウスの施工方法を提案する(図16、図17の符号17に図示。)。
【発明の効果】
【0032】
上述したように本発明では、前記コンテナを、横置きや、縦置き又は、斜に配置、固定しても何ら問題のない、頑強な既存の箱型をしたコンテナをコンクリートで覆うことで、さらに頑強なコンクリート構造体を形成したコンテナハウスを造ることが出来る。
又、前記コンテナを横置きで使用する場合は、住宅、店舗、事務所、車庫、倉庫などとして使うと有効利用できる。
前記コンテナを縦置きで使用する場合は、住宅の吹き抜けや、住宅や集合住宅又は、ビルなどのエレベータ室などに使用すると有効利用ができる。
又、前記コンテナを傾斜地で斜めに置き使用する場合は、車庫や、物置などで使用することが有効である。
【0033】
本発明では、頑強な既存の箱型をしたコンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレート又は、その代用となる物を直接取り付け、セパレート又は、その代用となる物を取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したコンクリート構造体を形成したコンテナハウスを造ることで、通常、従来のコンクリート型枠工法で使う型枠の30パーセントもしくは、それ以下の型枠しか造る必要がないので、大幅に、コンクリート建築物を造る施工期間の短縮と、コストの削減、または、リサイクルにも貢献できる。
【0034】
本発明では、既存の頑強な前記コンテナを、地面より高く造った水平な基礎又は、ある一定の角度を持った斜めな基礎の上に配置し固定して、その前記コンテナの鋼製の床を切断することで、既存のコンテナの高さに加え基礎の高さを含む前記コンテナの屋根高または、天井高を確保することが出来る。屋根又は、天井高を確保できたことで、従来のコンテナハウスの欠点である低い屋根と、低い天井で、断熱材も入れられずに夏は暑く、冬寒く圧迫感があった問題点を解決でき、前記コンテナに断熱材を入れることも出来、夏涼しく、冬暖かく、圧迫感がない、コンクリートで被覆した良質なコンテナハウスを提供できる。
又、本発明では、ある一定の角度を持った斜めの基礎の上に頑強な既存のコンテナを配置し、固定して、コンクリートを流し込んで前記コンテナ全体を被覆するだけで、簡単に肩流れの良質な、コンクリートで被覆したコンテナハウスを提供できる。
【0035】
本発明は、前記コンテナを、建築物、鋼材、支柱、耐震硬化ゴム、プレキャスト.コンクリート.ブロック基礎の上に配置、固定して、その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆した良質なコンテナハウスを提供できる。
又、本発明では、コンテナを簡単に移動できるので、高いところや、離れた場所にもクレーンなどを使い簡単に、コンクリートで被覆した良質な、コンテナハウスを、建築することが出来る。
【0036】
本発明では、単一の前記コンテナ又は、複数の前記コンテナを並べて配置し、又は、重ねて配置、連結、固定して、前記コンテナの鋼製の屋根、鋼製の床、鋼製の壁を切断又は、穴あけをして、その前記コンテナの室内空間を広げることができる。
又、本発明では、上記記載の前記コンテナの室内空間を広げたことで、幅広い用途と、要望に対応することができるコンクリートで被覆した良質な、コンテナハウスを提供できる。
【0037】
本発明では、前記コンテナの外側を、防水材で覆いその上から、その前記コンテナにコンクリートを流し込み被覆したことで、コンクリート建築物の内側に防水加工を施したことを、特徴とする良質のコンテナハウスを提供できる。
又、本発明では、前記コンテナを防水処理加工してコンクリートを流し込み被覆したことで、地震や、コンクリートの劣化によるひび割れからの雨漏れを完全に防ぐことができる。
さらに、本発明では、その前記コンテナを防水材で覆って、その上からコンクリートを流し込み被覆したことで、コンクリート建築物の内側に防水加工を施したことになり、直射日光、雨、外気、などの影響を一切受けないので、一度の防水処理加工で、半永久的に雨漏れを防ぐことが出来る。
【0038】
本発明では、防水処理加工を施した、前記コンテナを、コンクリートを流し込み被覆し、その上からさらに防水材で覆いコンクリート建築物の内側と外側に二重に防水加工を施したことを特徴とする、コンクリート被覆した良質の、コンテナハウスを提供できる。
【0039】
本発明では、前記コンテナの外壁に、断熱材を貼り付けコンクリートを、流し込み被覆したことを特徴とする良質のコンテナハウスを提供できる。
又、上記記載の従来の外壁と内壁の間に断熱材を収める建築施工方法だと、施工に手間と時間が掛かったが、本発明を実施すれば、前記コンテナの外壁に、断熱材を貼り付けコンクリートを、流し込み被覆するだけなので、簡単に断熱材を入れることが出来、建築施工期間の大幅な短縮が望める。
【0040】
本発明では、前記コンテナの鋼製の壁や、鋼製の屋根を境に内側と外側に断熱材を貼り付けて、前記コンテナにコンクリートを流し込み被覆し、内側と外側を、二重断熱にしたことを特徴とする良質のコンテナハウスを提供できる。
又、本発明では、前記コンテナを二重断熱にしたことで、通常より、大幅に節電効果が望める。
【0041】
本発明では、前記コンテナの壁に、プレキャストコンクリート壁又は、外壁材を溶接または、ボルト・ナットやビスで、直接取り付け固定して、前記コンテナの屋根部にコンクリートを流し込んで、一体化したことを特徴とするプレキャストコンクリート壁の良質な、コンテナハウスを提供できる。
又、本発明では、前記コンテナの屋根部にコンクリートを流し込んで、一体化する時に、コンクリート建築物を造る型枠工法の型枠を造る必要がないので、建築施工期間の大幅な短縮とコストの削減が望める。
【0042】
本発明は、前記コンテナを、複数個ならべて一定の間隔を空けて配置、連結、固定して、その上に前記コンテナを複数個重ねて一定の間隔を空けて配置、連結、固定してから同じ施工方法でさらに重ねていき、その前期コンテナ同士を連結し重ねた躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階とその連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体全体を、複数階又は、複数個をまとめて一緒に、コンクリートを流し込んで被覆した、良質の、コンテナハウスを提供できる。
又、本発明では、前期コンテナ同士を一定の間隔を空けて配置、連結、固定することで、前記コンテナ同士が、コンクリート建築物を造る型枠工法の型枠の役割を担うので、前記コンテナ同士の間に型枠を造る必要がなく、建築施工期間の大幅な短縮とコストの削減が望める。
又、従来のコンクリート建築物を造る型枠工法だと、コンクリート建築物の1階部分を造り養生期間を置いて乾かしてから、2階、3階部分を造るという建築施工の工程を繰り返して、コンクリート建築物を造って行くので、建築施工に長い時間と、コストが掛かっていたが、本発明では、連結した前記コンテナ同士の躯体を、複数階又は、複数個をまとめて一緒に、コンクリートを流し込んで被覆することで、建築施工期間の大幅な短縮とコストの削減が望める。
【0043】
本発明では、前記コンテナを、複数個一定の間隔を空け並べて配置し、前記コンテナと、前記コンテナの間にブリッジを架け連結、固定して、前記コンテナの室内空間を広く確保し、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を、被覆したことを、特徴とする、良質の、コンテナハウスを提供できる。
又、その連結した前記コンテナの上に2階、3階と複数階、同じ建築施工方法で重ねて、一定の間隔を空けて、並べて配置し、ブリッジを架け連結し、固定して、その連結し重ねた前記コンテナの躯体に、コンクリートを流し込みその連結し重ねた前記コンテナ全体を、被覆した良質のコンテナハウスを提供できる。
【0044】
本発明では、前記コンテナを、コンクリート建築物を造るための型枠の内型枠として用い埋め殺して、内側からコンクリート建築物を支えて、建物内側へのコンクリートの崩落を防ぎ、前記コンテナ外側を、鉄筋又は、ワイヤーメッシュなどで細かく網のように覆いコンクリートの外側への崩落を防ぐことを目的とする特徴をもった、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆した良質の、コンテナハウスを提供できる。
【0045】
本発明では、前記コンテナを、複数個ならべて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定して、その連結した前記コンテナ同士の躯体の屋根上にH鋼(鋼材)を載せ、その連結した前記コンテナ同士の躯体の周りにH鋼(鋼材)を立て連結固定し補強をいれたその上に、前記コンテナを複数個重ねて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定してから、さらにその連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体の屋根上にH鋼(鋼材)を載せ、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体の周りにH鋼(鋼材)を立て連結固定し補強を入れ同じ施工方法で、さらに重ねていき、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階と、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を複数階又は、複数個をまとめてH鋼(鋼材)も一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とするコンテナハウスを提供できる。
又、前期コンテナ同士を一定の間隔を空けて配置、連結、固定することで、前記コンテナ同士が型枠の役割を担うので、前記コンテナ同士の間に型枠を造る必要がなく、その連結した前記コンテナ同士の躯体を複数階又は、複数個をまとめてH鋼(鋼材)も一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことで頑強なコンテナハウスの集合住宅や、ビルディングを提供できる。
【0046】
又、本発明は、前記コンテナをコンクリートで、被覆することで、鋼製(金属)の弱点の熱を防ぎ、コンクリートの弱点の曲げ、引っ張りを、鋼製(金属)のコンテナが補うことができる。コンテナの鋼製の壁や、鋼製の屋根が、面でコンクリートを支えるので、地震によるコンクリートの崩落や、倒壊を防ぎ、コンクリートが、火災いによる消失、台風による倒壊などを防ぎ、災害にも強い建築物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の立体図(イメージ図)
【図2】本発明の平面図1
【図3】本発明のA−A線断面図1
【図4】本発明のA−A線断面図2
【図5】本発明のA−A線断面図・複数階(3階建)1
【図6】本発明のA−A線断面図・複数階(3階建)2
【図7】本発明の側面図1
【図8】本発明の側面図2
【図9】本発明の側面図3
【図10】本発明の側面図2
【図11】本発明のA−A線断面図3
【図12】本発明のA−A線断面図・複数階(3階建)4
【図13】本発明の側面図4
【図14】本発明の平面図2
【図15】本発明の側面図5
【図16】本発明の平面図3
【図17】本発明のA−A線断面図・複数階(3階建)5
【発明を実施するための最良の形態】
【0048】
前記コンテナを地面より高く造った水平な基礎又は、ある一定の角度を持った斜めな基礎の上に、複数個ならべて配置、連結、固定してから、鋼製の屋根、鋼製の床、鋼製の壁を切断又は、穴あけをして、その前記コンテナの室内空間を広げて、既存のコンテナの高さに加え基礎の高さを含む前記コンテナの屋根高または、天井高を確保して、前記コンテナの外側を、防水材で覆いその上に、断熱材を貼り付けさらに、その上に鉄筋又は、ワイヤーメッシュなどで細かく網のように覆いその前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いてその前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に、型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆するコンクリート構造体を形成したコンテナハウスを提案する。
又その上に、さらに前記コンテナを複数個重ねて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定してから、その前記コンテナ同士を連結した躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結した躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階と、その連結した前記コンテナ同士の躯体全体を複数階又は、複数個をまとめて一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とするコンクリート構造体を形成したコンテナハウスを提案する。
【0049】
以下、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0050】
図においては、1はGL(地面)より高く造り、アンカーボルト・ナットを埋め込んだコンクリート基礎で、3は1のコンクリート基礎の上に配置し、アンカーボルト・ナットで締め付けて固定し、溶接や、ボルト・ナットで繋ぎ合わせた複数のコンテナ又は、単一のコンテナである。そのコンテナの不要になった床や、壁を切断又は、穴あけをして、11の建具を取り付けて、室内空間を広げた箇所が9である。そのコンテナ内部に住宅設備を設置し、1のコンクリート基礎の内側に、12のツーバイフォーを、アンカーボルト・ナットで固定し、8の柄を立て、13の大引きを配置して8の柄と、12のツーバイフォーに固定し、その上に14のネタを敷き7の床を張り、コンテナの鋼製の屋根と壁に、角材(木材や鋼材)を、釘や溶接で、直接取り付け、ふかし張りにして、4の断熱材を入れ、5の天井、6の内壁、を張り、実用的で、広く、綺麗な室内空間を確保することができる。コンテナの外側は、セパレートなどを溶接や、ボルト・ナットで直接取り付けて、10の防水シート(防水材)で覆い、鉄筋を配筋、又は、ワイヤーメッシュで覆い、前記コンテナの対面に、型枠の外型枠を、造り取り付け、セパレートなどを通して、専用の金具ホームタイ(登録商標)でしめつけた後さらに、ホームタイ(登録商標)にザガネをとおして、鋼管(角材)などでしめつけて、固定してから、3にコンクリートを流し込んで2のコンクリート構造体を形成したコンテナハウスとなる。
アンカーボルト・ナット、鉄筋又は、ワイヤーメッシュ、セパレート、型枠は、図面には、描いていない。
【符号の説明】
【0051】
1 コンクリート基礎
2 コンクリートの躯体
(2) コンクリートの躯体のスラブ
3 コンテナ
4 断熱材
5 天井
6 壁
7 床
8 柄
9 切断・穴あけ箇所
10 防水シート(防水材)
11 建具
12 ツーバイフォー
13 大引き
14 ネタ
15 ブリッジ
16 コンクリート建築物を造る型枠の外型枠
17 H鋼(鋼材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頑強な箱型のコンテナを横置きや、縦置き又は、斜めに配置し固定して、その前記コンテナを、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠の代わりに用いて、その前記コンテナに、セパレートを直接取り付け、セパレートを取り付けた前記コンテナの対面に、型枠の外型枠を造り付け固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆するコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項2】
前記コンテナを、地面より高く造った水平な基礎又は、ある一定の角度を持った斜めな基礎の上に配置し固定して、その前記コンテナの鋼製の床を切断することで、既存のコンテナの高さに加え基礎の高さを含む前記コンテナの屋根高または、天井高を確保して、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆したことを、特徴とする請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項3】
前記コンテナを、建築物、鋼材、支柱、耐震硬化ゴム、プレキャスト・コンクリート・ブロック基礎の上に配置、固定して、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項4】
単一の前記コンテナ又は、複数の前記コンテナを並べて配置し、又は、重ねて配置、連結、固定して、前記コンテナの鋼製の床、鋼製の壁を切断又は、穴あけをして、その前記コンテナの室内空間を広げて、コンクリートを流し込み前記コンテナを被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス
【請求項5】
前記コンテナを、複数個ならべて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定して、その上に、前記コンテナを複数個重ねて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定してからさらに同じ施工方法で重ねて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階と、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を複数階又は、複数個をまとめて一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とする請求項1ないし請求項14の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
又、前期コンテナ同士を一定の間隔を空けて配置、連結、固定することで、前記コンテナ同士が型枠の役割を担うので、前記コンテナ同士の間に型枠を造る必要がなく、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を複数階又は、複数個をまとめて一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項6】
前記コンテナを、複数個一定の間隔を空け並べて配置し、前記コンテナと、前記コンテナの間にブリッジを架け連結、固定して、前記コンテナの室内空間を広く確保して、その連結した前記コンテナにコンクリートを流し込み被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項7】
ブリッジを架け連結した前記コンテナの上に2階、3階と複数階、同じ建築施工方法で、前記コンテナを複数個一定の間隔を空け重ねて、並べ配置し、ブリッジを架け連結し、固定して、その連結し重ねた前記コンテナの躯体に、コンクリートを流し込み被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項8】
前記コンテナの外側を、防水材で覆いその上からコンクリートを流し込むことで、コンクリート建築物の内側に防水加工を施したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項9】
請求項8記載のコンクリートで被覆した前記コンテナを、その上からさらに防水材で覆いコンクリートの内側と外側を二重防水加工することを特徴とする請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項10】
前記コンテナ外壁に、断熱材を貼り付けその上からコンクリートを流し込んで被覆することを特徴とする、請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項11】
前記コンテナの鋼製の壁や、鋼製の屋根を境に内側と外側に断熱材を貼り付けて、内側と外側を二重断熱にしたことを特徴とする、請求項1ないし、請求項14のいずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項12】
前記コンテナを、コンクリート建築物を造るための型枠の内型枠として用い埋め殺して、内側からコンクリート建築物を支えコンクリートの内側への崩落を防ぎ、前記コンテナ外側を、鉄筋又は、ワイヤーメッシュなどで細かく網のように覆いコンクリートの外側への崩落を防ぐことを目的として、コンクリートを流し込み前記コンテナ全体を被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項14の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項13】
前記コンテナの壁に、プレキャストコンクリート壁又は、外壁材を、直接取り付け固定して、前記コンテナの屋根部にコンクリートを流し込んで、一体化したことを特徴とする請求項2ないし、請求項14の、いずれか1項記載のプレキャストコンクリート壁の構造体を形成したコンテナハウス。
【請求項14】
前記コンテナを、複数個ならべて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定して、その連結した前記コンテナ同士の躯体の屋根上にH鋼(鋼材)を載せ、その連結した前記コンテナ同士の躯体の周りにH鋼(鋼材)を立て連結固定し補強をいれたその上に、前記コンテナを複数個重ねて、一定の間隔を空けて配置、連結、固定してから、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体の屋根上にさらにH鋼(鋼材)を載せ、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体の周りにH鋼(鋼材)を立て連結固定し補強を入れて、同じ施工方法で重ねていき、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体を、コンクリート建築物を造る型枠の内型枠として用いて、その前記コンテナ同士を連結し重ねた躯体の対面に型枠の外型枠を造りつけ固定して、1階、2階、3階と、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体全体を複数階又は、複数個をまとめてH鋼(鋼材)も一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項12の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。
又、その連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体を一定の間隔を空けて配置、連結、固定することで、前記コンテナ同士が型枠の役割を担うので、前記コンテナ同士の間に型枠を造る必要がなくその連結し重ねた前記コンテナ同士の躯体全体を複数階又は、複数個をまとめてH鋼(鋼材)も一緒に、コンクリートを流し込んで被覆したことを特徴とする請求項1ないし、請求項12の、いずれか1項記載のコンクリート構造体を形成したコンテナハウス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−193597(P2012−193597A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−135357(P2011−135357)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(710013044)