説明

コンクリート供試体型枠補助具、供試体型枠、およびコンクリート供試体製造方法

【課題】供試体製造に伴う締固め処理を、供試体型枠の変形や打設コンクリートの溢れ等の不具合を抑制しつつ効率よく実行し、精度の良い供試体製造を可能とする。
【解決手段】コンクリート供試体製造に用いる供試体型枠10の補助具100を、供試体型枠外周面11に当接可能な形状の内周面101を有し、前記内周面101を供試体型枠外周面11に当接して前記供試体型枠10を内包する腕部102から構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート供試体型枠補助具、供試体型枠、およびコンクリート供試体製造方法に関し、特に、供試体型枠に打設されたコンクリートの効率的な締固め処理や、供試体型枠の適切な保護を図る技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリート供試体製造に際して用いられる型枠としては、比較的安価な金属製の円筒体が一般的である。こうした供試体型枠は、良好な端面成型や脱型のしやすさ等を考慮した改良が種々行われてきた。例えば、コンクリート圧縮強度測定のための供試体用端面成形をより安価で且つ簡便に行うことのできる成型用型枠を提供すること、及びコンクリート特にポーラスコンクリート供試体の端面成形方法を提供することを課題とした、コンクリート圧縮強度測定のための供試体端面成形に用いる底面および上面が開いた中空柱状の型枠であって、その中空側面の内周面が柱状コンクリート製供試体の側面外周面と接することを特徴とするコンクリート製供試体の端面成形用型枠(特許文献1参照)などが提案されている。
【特許文献1】特開2007−190790号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来よく用いられてきた供試体型枠は、打設コンクリートの締固め処理の観点での工夫が欠けていた。そのため例えば、供試体型枠に打設したコンクリートを締め固める為には、供試体型枠内に一般躯体用の締固めバイブレータを挿入したり、供試体型枠側面にハンマー等による打撃を加えるといった作業を必要とする。供試体型枠の内空を大きく占有するような締固めバイブレータを使用すれば、供試体型枠からの打設コンクリートの溢れが生じる惧れがあり、供試体製造の精度や作業性が良好とは言えなかった。一方、供試体型枠側面にハンマー等による打撃を加える作業を行うとすれば、供試体型枠の変形に起因する精度不良の供試体を製造してしまう懸念もあった。
【0004】
そこで本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、供試体製造時における締固め処理を効率よく行い、精度の良い供試体製造を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成する本発明のコンクリート供試体型枠補助具は、コンクリート供試体製造に用いる供試体型枠の補助具であって、供試体型枠外周面に当接可能な形状の内周面を有し、前記内周面を供試体型枠外周面に当接して前記供試体型枠を内包する腕部を備える。このコンクリート供試体型枠補助具によれば、供試体型枠の外周にわたって前記腕部を当接させて包み込むから、供試体型枠とコンクリート供試体型枠補助具とが一体となる。前記コンクリート供試体型枠補助具の腕部は、供試体型枠内の打設コンクリートに対する締固め処理用の打撃を自身の外周面で受け止めて、前記打撃により自身の内周面に所定量以上の変形(=当接している供試体型枠の外周面に塑性変形を生じさせるほど変形)が生じないほどの強度を備えることが望ましい。この場合、前記打撃は、打撃箇所のみの局所的な塑性変形を招くことなく前記腕部の全般にわたる振動を生じさせることとなり、腕部内周略全面から供試体型枠に前記打撃による振動が伝達する。つまり、コンクリート供試体型枠補助具の内周面ひいては供試体型枠外周面の(塑性)変形を招くことなく打設コンクリートに対する締固め処理が可能となる。したがって、供試体製造時における締固め処理を効率よく行い、精度の良い供試体製造が可能となる。
【0006】
また、前記コンクリート供試体型枠補助具は、前記腕部の内空を狭めて前記内周面を前記供試体型枠外周面に当接させる付勢機構を備えるとしてもよい。例えば、前記腕部を構成する素材が適宜な弾性を有している場合、腕部自体が付勢機構を自ずと備えると見ることが出来る。例えば、腕部が円弧状をなすコンクリート供試体型枠補助具を供試体型枠にセットする際、前記腕部に対してその内空を通常形態より広げる力を加えて所定の内空を確保し、供試体型枠を前記内空に導く一方、通常形態より腕部の内空を広げていた力を解除すれば、前記内空に導かれた供試体型枠に対して前記腕部は内空を狭めて密着する。或いは、前記腕部が複数部材からなる場合、前記付勢機構として、例えば前記腕部の内空(供試体型枠を内包する空間)を縮小する方向で前記複数部材同士を接近させる機構を想定できる。
【0007】
また、前記コンクリート供試体型枠補助具における前記腕部が、打撃具による打撃を受ける凹部を備えるとしてもよい。これによれば、前記コンクリート供試体型枠補助具の腕部は、供試体型枠内の打設コンクリートに対する締固め処理用の打撃を前記凹部で受け止めることになるため、前記打撃による衝撃を前記凹部に沿って自身の内周面に分散させることができる。従って、腕部の内周面において所定量以上の変形(=当接している供試体型枠の外周面に塑性変形を生じさせるほど変形)が生じることを抑制し、前記凹部から分散する方向で腕部内周面から供試体型枠に前記打撃による振動が伝達する。
【0008】
また、前記コンクリート供試体型枠補助具において、前記腕部の内周面に、当該内周面と前記供試体型枠外周との形状差異を吸収する弾性体が備わるとしてもよい。これによれば、前記腕部の内周面と前記供試体型枠の外周面とが密着して一体化しやすくなるから、前記腕部に対して加えられた打撃等による振動が、特定の箇所に偏らずに腕部内周面から前記供試体型枠へ伝達されやすくなる。
【0009】
また、前記コンクリート供試体型枠補助具は、前記腕部に振動を与える振動体を備えるとしてもよい。これによれば、供試体型枠の損傷を招きかねない打撃具(例:ハンマー等)による加振を排除でき、更には、締固め処理用に前記ハンマー等の打撃具を用意したり、打撃に人手を要することも無いから、コンクリート供試体製造時における締固め作業効率が従来より良好となる。
【0010】
また、本発明の供試体型枠は、コンクリート供試体製造に用いる供試体型枠であって、供試体型枠外周面に当接可能な形状の内周面を有し、前記内周面を供試体型枠外周面に当接して前記供試体型枠を内包する腕部を備えるコンクリート供試体型枠補助具を備える。前記コンクリート供試体型枠補助具を備える供試体型枠によれば、供試体型枠の外周にわたって前記コンクリート供試体型枠補助具の腕部を当接させて包み込むことで供試体型枠とコンクリート供試体型枠補助具とを一体とし、コンクリート供試体型枠補助具の内周面ひいては供試体型枠外周面の(塑性)変形を招くことなく打設コンクリートに対する締固め処理が可能となる。したがって、供試体製造時における締固め処理を効率よく行い、精度の良い供試体製造が可能となる。
【0011】
また、本発明のコンクリート供試体製造方法は、供試体型枠外周面に当接可能な形状の内周面を有し、前記内周面を供試体型枠外周面に当接して前記供試体型枠を内包する腕部を備えるコンクリート供試体型枠補助具を用いたコンクリート供試体の製造方法であり、供試体型枠の外周面を前記コンクリート供試体型枠補助具の腕部で内包する行程と、前記コンクリート供試体型枠補助具に対して振動を加え、当該供試体型枠に打設されたコンクリートの締固め処理を行う行程と、を備える。前記コンクリート供試体製造方法によれば、コンクリート供試体型枠補助具の内周面ひいては供試体型枠外周面の(塑性)変形を招くことなく打設コンクリートに対する締固め処理が可能となり、供試体製造時における締固め処理を効率よく行い、精度の良い供試体製造が可能となる。
【0012】
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、供試体製造に伴う締固め処理を、供試体型枠の変形や打設コンクリートの溢れ等の不具合を抑制しつつ効率よく実行でき、精度の良い供試体製造が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
−−−実施例1−−−
図1は本実施形態におけるコンクリート供試体型枠補助具(例1)の図である。このコンクリート供試体型枠補助具100は、例えば、コンクリート供試体製造に用いる従来の供試体型枠(例:ブリキ製の既製品など)の外周にセットされ、打設コンクリートの締固め処理時に主として使用されることを想定する。図1におけるコンクリート供試体型枠補助具100は、供試体型枠10が円筒形であるため、この形状にあわせて内周面を円筒形としている。勿論、この形態は一例であり、供試体型枠10の外形にあわせた内周面をコンクリート供試体型枠補助具100が備えるとすればよいのである。
【0015】
前記コンクリート供試体型枠補助具100は、上述したように供試体型枠10の外周面11に当接可能な形状の内周面101を有し、前記内周面101を供試体型枠外周面11に当接して前記供試体型枠10を内包する腕部102を備える。図1のコンクリート供試体型枠補助具100において前記腕部102は、例えばタブ103を基点として左右に延びる水平断面が円弧状の部材を指す。この円弧状の腕部102は、適宜な弾性を備えるプラスチック製であり、例えば前記タブ103を基点とし、腕部102の内空104を拡大する方向(図中の両矢印)に所定量の弾性変形が可能である。こうした前記腕部102の内空104を、前記供試体型枠10の外形寸法にあわせて適宜に拡大した状態で、腕部102の内周面101を前記供試体型枠10の外周面11に当接し、前記弾性変形の為の力を解除する。これにより、供試体型枠10とコンクリート供試体型枠補助具100とは、前記腕部102の内周面101と前記供試体型枠10の外周面11とをもって一体となる。
【0016】
上述のような腕部102は、前記内空104を狭めて前記内周面101を前記供試体型枠外周面11に当接させる付勢機構と言える。或いは、この付勢機構として、例えば前記腕部102の内空104(供試体型枠10を内包する空間)を縮小する方向で前記腕部102の端部106を接近させて固定する、ボルト締結130を想定してもよい。この場合、腕部102の内空104を、上記のボルト締結130を用いない場合の例と比べてより大きくコントロールできる上、コンクリート供試体型枠補助具100と供試体型枠10との一体化も確実に図りやすくなる。
【0017】
こうしたコンクリート供試体型枠補助具100の腕部102は、供試体型枠内の打設コンクリートに対する締固め処理用の打撃を自身の外周面105で受け止めることとなる(換言すれば、締固め処理の作業者はこのコンクリート供試体型枠補助具100に対して木槌などの打撃具のよる打撃を加える)。コンクリート供試体型枠補助具100は上述の通り、例えば所定肉厚で、適宜な弾性を備える素材(プラスチックなど)でもって構成されており、前記外周面105に対する打撃により自身の内周面101に所定量以上の変形(=当接している供試体型枠10の外周面11に塑性変形を生じさせるほど変形)が生じない。
【0018】
この場合、前記打撃は、打撃箇所のみの局所的な塑性変形を招くことなく前記腕部102の全般にわたる振動を生じさせることとなり、腕部内周略全面から供試体型枠10に前記打撃による振動が伝達するのである。つまり、コンクリート供試体型枠補助具100の内周面101ひいては供試体型枠外周面11の(塑性)変形を招くことなく打設コンクリートに対する締固め処理が可能となる。
【0019】
なお、前記供試体型枠10にセットされたコンクリート供試体型枠補助具100は、前記付勢機構等による供試体型枠10との一体化を解くことで、前記供試体型枠10の外周に沿ってスライド可能である。こうした移動を行って供試体型枠10の垂直方向(図1における円筒長手方向)の各所で締固め処理を行うこともできる。
【0020】
−−−実施例2−−−
図2は本実施形態におけるコンクリート供試体型枠補助具(例2)の図である。他の例として、例えば、前記コンクリート供試体型枠補助具100における前記腕部102が、打撃具1による打撃を受ける凹部110を備えるとしてもよい。図2の例では、前記腕部102の外周面105に複数の凹部110を設けた例を示している。こうした凹部110は、供試体型枠内の打設コンクリートに対する締固め処理用の打撃を受け止める。前記打撃による衝撃は、前記凹部110の曲面111に沿って分散し、コンクリート供試体型枠補助具100の内周面101に伝達していく。従って、腕部102の内周面101において所定量以上の変形(=当接している供試体型枠10の外周面11に塑性変形を生じさせるほど変形)が生じることを抑制し、前記凹部110から分散する方向で腕部内周面101から供試体型枠10に前記打撃による振動が伝達することとなる。
【0021】
なお、前記コンクリート供試体型枠補助具100において、前記腕部102の内周面101に、当該内周面101と前記供試体型枠外周11との形状差異を吸収する弾性体115が備わるとしてもよい。この場合、例えば、前記内周面101の全面に弾性体115として所定厚のゴムシートを貼り付けておく。こうした弾性体115によれば、前記腕部102の内周面101が前記供試体型枠10の外周面11に当接された際、互いの微妙な形状の違い等を前記ゴムシートが吸収して密着度が良好となる。このことは前記腕部102に対して加えられた打撃等による振動が、特定の箇所に偏らずに腕部内周面101から前記供試体型枠10へ分散して伝達されやすくなることにつながる。
【0022】
−−−実施例3−−−
図3は本実施形態におけるコンクリート供試体型枠補助具(例3)の図である。他の例として、前記コンクリート供試体型枠補助具100が、前記腕部102に振動を与える振動体120を備えるとしてもよい。図3の例では、腕分102の外周を一部覆う形で振動体120を設置している。この振動体120としては、コンクリート供試体型枠補助具100に取り付け可能な薄型ないし小型のバイブレータを想定できる。この振動体120によれば、供試体型枠10の損傷を招きかねない打撃具1(例:ハンマー等)による打撃が不要となり、更には、締固め処理用に前記ハンマー等の打撃具1を用意したり、打撃に人手を要することも無い。つまりコンクリート供試体製造時における締固め作業効率が従来より良好となる。
【0023】
−−−コンクリート供試体製造方法−−−
図4は本実施形態のコンクリート供試体製造方法例を示すフロー図である。これまで述べてきたコンクリート供試体型枠補助具100を供試体型枠10に用いてコンクリート供試体の製造を行う手順について説明する。例えばまず、前記供試体型枠10を、前記腕部102の内空104に対し挿入し、更に、前記付勢機構等による供試体型枠10の外周面11と前記腕部102の内周面101との当接および密着を実行する(s100)。これにより、前記供試体型枠10はコンクリート供試体型枠補助具100により内包される。そしてこの状態で前記供試体型枠10の内空にコンクリートを打設する(s101)。勿論、先に供試体型枠10へのコンクリート打設を済ませておき、その後に供試体型枠10へのコンクリート供試体型枠補助具100のセットを行うとしても良い。
【0024】
次に、前記コンクリート供試体型枠補助具100が前記振動体120を備える場合(s102:Yes)、当該振動体120を稼働させ、前記腕部102ひいては前記打設コンクリートに対する振動を与える(s103)。前記コンクリート供試体型枠補助具100が前記振動体120を備えない場合は(s102:No)、例えば、前記腕部102の凹部110に対して、打撃具1による打撃を加える(s104)。コンクリート供試体型枠補助具100を通じて供試体型枠10に対して伝わった振動は、前記打設コンクリートを振動させることとなり、締固め処理が実行されることとなる。
【0025】
供試体型枠10の、ある箇所について締固め処理が完了したならば(s105:Yes)、次の箇所についても締固め処理を行うべく、前記コンクリート供試体型枠補助具100を前記供試体型枠10の外周上でスライドさせて必要箇所に移動させる(s106)。こうした処理を繰り返し、供試体型枠10の必要箇所について全て締固め処理が完了したならば(s107:Yes)、前記供試体型枠10からコンクリート供試体型枠補助具100を取り外し(s108)、処理を終了する。
【0026】
本実施形態によれば、本実施形態によれば、供試体製造に伴う締固め処理を、供試体型枠の変形や打設コンクリートの溢れ等の不具合を抑制しつつ効率よく実行でき、精度の良い供試体製造が可能となる。
【0027】
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本実施形態におけるコンクリート供試体型枠補助具(例1)の図である。
【図2】本実施形態におけるコンクリート供試体型枠補助具(例2)の図である。
【図3】本実施形態におけるコンクリート供試体型枠補助具(例3)の図である。
【図4】本実施形態のコンクリート供試体製造方法例を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0029】
1 打撃具
10 供試体型枠
11 供試体型枠の外周面
100 コンクリート供試体型枠補助具
101 腕部の内周面
102 腕部
103 タブ
104 腕部の内空
105 腕部の外周面
106 腕部の端部
110 凹部
111 凹部の曲面
115 弾性体
120 振動体
130 ボルト締結

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート供試体製造に用いる供試体型枠の補助具であって、
供試体型枠外周面に当接可能な形状の内周面を有し、前記内周面を供試体型枠外周面に当接して前記供試体型枠を内包する腕部を備えるコンクリート供試体型枠補助具。
【請求項2】
前記腕部の内空を狭めて前記内周面を前記供試体型枠外周面に当接させる付勢機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート供試体型枠補助具。
【請求項3】
前記腕部が、打撃具による打撃を受ける凹部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート供試体型枠補助具。
【請求項4】
前記腕部の内周面に、当該内周面と前記供試体型枠外周との形状差異を吸収する弾性体が備わることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート供試体型枠補助具。
【請求項5】
前記腕部に振動を与える振動体を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンクリート供試体型枠補助具。
【請求項6】
コンクリート供試体製造に用いる供試体型枠であって、
供試体型枠外周面に当接可能な形状の内周面を有し、前記内周面を供試体型枠外周面に当接して前記供試体型枠を内包する腕部を備えるコンクリート供試体型枠補助具を備えた供試体型枠。
【請求項7】
供試体型枠外周面に当接可能な形状の内周面を有し、前記内周面を供試体型枠外周面に当接して前記供試体型枠を内包する腕部を備えるコンクリート供試体型枠補助具を用いたコンクリート供試体の製造方法であり、
供試体型枠の外周面を前記コンクリート供試体型枠補助具の腕部で内包する行程と、
前記コンクリート供試体型枠補助具に対して振動を加え、当該供試体型枠に打設されたコンクリートの締固め処理を行う行程と、
を備えるコンクリート供試体製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−137172(P2009−137172A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−316325(P2007−316325)
【出願日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】