説明

コンクリート改質材施工の品質管理方法

【課題】コンクリート表面保護工法が適切に施工されたことを確認し且つ記録保存する。
【解決手段】品質管理テスター10のケース11をコンクリート表面2の各測点位置に貼り付け、プレート13をケースに収容させた状態にして、貼り付けた品質管理テスターの上からコンクリート改質材3をコンクリート表面に噴霧または塗布し、測点位置ごとに品質管理テスターの反応部の変色反応状況を写真撮影または該品質管理テスターの現物保存により確認し且つ管理する。規定量のコンクリート改質材が施工されると、反応部に含まれる酸とコンクリート改質材に含まれるアルカリとが反応して変色し、目視にて容易に確認することができる。また、変色反応状態を記録保存しておくことにより、施工時の立会検収が不要となり、人的および時間的なコスト縮減がなされると共に、事後検査などの際に証明として付加価値を与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートの超寿命化やひび割れ補修などの目的でコンクリート構造物にコンクリート改質材(コンクリート保護材、コンクリート用の含浸材・吸水防止材、コンクリート緻密化材などと呼ばれるものを含む。以下同じ。)を施工するコンクリート表面保護工法に関し、より詳しくは、該コンクリート表面保護工法が適切に施工されたことを確認し且つ記録保存するためのコンクリート改質材施工の品質管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリートは耐久性・施工性に優れることから身近な構造材料として多種多様な土木構造物・建築構造物に用いられてきたが、50年の耐久性を有すると言われていたコンクリートも、近年では様々な劣化現象により30年でその耐久性が疑われるようになってきている。
【0003】
また、わが国では高度成長期時代に整備された様々な公共構造物などが大改修時代を目前に控えており、これら構造物への延命化工法の導入や、劣化初期での早期補修工法の実施など、アセットマネジメントの観点から、すべての構造物に対して長期供用を実現するための対策工法として、コンクリート表面保護工法が注目され、期待を集めている。
【0004】
たとえば、コンクリート構造物の表面に塗布または噴霧することによりコンクリート内部に深く浸透し、コンクリート成分である水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウムなどと反応して無機質結晶を形成し、コンクリート内の連続細孔を緻密化させることで酸性雨・塩分・炭酸ガスなどの有害物質の侵入を防ぎ、コンクリートの劣化を抑制しコンクリートの耐久年数を延ばすタイプのコンクリート改質材が近年着目され、需要が拡大している。このような浸透系コンクリート改質材は下記特許文献に開示されている。
【特許文献1】特許第2937309号公報
【特許文献2】特開2004−131316号公報
【特許文献3】特開2004−323333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記に例示したような浸透系コンクリート改質材はアルカリシリケートなどを主成分とする無色透明の液体であるため、これが施工されたか否か、また施工されたにしてもメーカー施工マニュアルで定められている規定塗布量や規定希釈量で施工されたか否かを視覚的に確認することが困難であり、その効果を裏付けることもまた困難である。発注者や監督員立会の下で施工するにしても、人員の手配などが面倒なだけでなく検収時間が長くかかる。また、施工状況の写真を撮影・保存して品質管理をしようとしても、それがいつの時点(施工前・施工中・施工後)の写真であるかを判別することが困難であり、適切な品質管理手法としては不十分である。
【0006】
これらの状況から、コンクリート表面保護の需要拡大に伴い、適切且つ新規な管理手法を講ずることが急務となっている。
【0007】
したがって、本発明の課題は、コンクリート表面保護工法が適切に施工されたことを確認し且つ記録保存するための品質管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、コンクリート改質材によるコンクリート表面保護工法が適切に施工されたことを確認し且つ記録保存する品質管理方法であって、
(1)規定量の前記コンクリート改質材がコンクリート表面に塗布されたときに所定の変色反応を起こす反応部を有するプレートがケースに収容可能である品質管理テスターを用意し、
(2)この品質管理テスターのケースをコンクリート表面の各測点位置に貼り付け、
(3)上記貼り付け前または後に未使用のプレートをケースに収容させた後、貼り付けた品質管理テスターの上からコンクリート改質材をコンクリート表面に噴霧または塗布し、
(4)測点位置ごとに品質管理テスターの反応部の変色反応状況を写真撮影または該品質管理テスターの現物保存により確認し且つ管理する、ことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載のコンクリート改質材施工の品質管理方法において、前記プレートの反応部が、コンクリート改質材に含まれるアルカリに定量的に反応して変色することを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る本発明は、請求項1または2記載のコンクリート改質材施工の品質管理方法において、コンクリート表面の各測点位置に貼り付けた品質管理テスターについて、第1の品質管理テスター装着後のコンクリート改質材の噴霧または塗布による反応部の変色反応状況を確認し且つ管理した後、第2の品質管理テスター装着後に再度コンクリート改質材を噴霧または塗布して反応部の変色反応状況を確認し且つ管理することにより、測点位置ごとに2回の変色反応状況を照合可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のコンクリート改質材施工の品質管理方法によれば、コンクリート構造物の表面に適量のコンクリート改質材が噴霧・施工されたことを容易、確実且つ客観的に確認することができ、しかもこれを写真保管や現物保存で測点位置ごとに管理することができる。しかも、従来のような施工時の立会検収が不要となるため、人的および時間的なコスト縮減を図ることができる。さらに、施工・品質記録を残し、事後検査などに証明として付加価値を与えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明のコンクリート改質管理方法を模式的・概念的に示す略図である。図中、符号10はこの方法の実施に用いる品質管理テスターであり、粘着テープ12などを介してコンクリート構造物1の表面2に点在状態で貼り付けられる。
【0013】
品質管理テスター10のケース11にはプレート13が収容可能であり、コンクリート表面2に貼り付けたケース11にプレート13が収容された状態で、その上からコンクリート表面2に向けて、コンクリート改質材3を噴霧装置4で噴霧、または塗布装置(図示せず)で塗布することにより、コンクリート改質材3をコンクリート表面2に浸透させる。浸透幅Wを20〜80mm程度とすることにより、噴霧または塗布したコンクリート改質材3がテスター10の粘着テープ12の裏面側にまで回り込んで浸透するので、コンクリート改質材3が噴霧・塗布されていない部分が残ることがない。
【0014】
品質管理テスター10の詳細構成について、図2を参照して説明する。なお、図2(a)はテスター10の平面図、図2(b)はA−A断面図であり、B−B断面図は図1に示されている。
【0015】
テスター10のケース11は左側面11aが閉じられると共にプレート13の先端部を差し込み収容可能なように右側面が開口された袋状に形成され、且つ、その表面を切除して表面開口11bを形成している。ケース11の表裏面の間隔(内寸)はプレート13の厚みと略同一である。ケース11はABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂などのプラスチックその他の任意材料から上記形状に形成される。
【0016】
粘着テープ12は、前述のように、テスター10を、コンクリート改質材3を施工すべきコンクリート構造物1の表面2に貼り付けるためのものであるので、コンクリート構造物1の粗い表面2に対して十分な接着力を発揮することが要求されるほか、ケース11の材質に対しても十分な接着力を発揮すること、コンクリート表面2の温度が夏期には50〜60℃にも達することがあることからこのような温度条件でも接着力を維持できる耐熱性を備えていること、湿潤が繰り返されることに耐えてある程度の湿りがあっても接着性を失わないこと、などが要求される。粘着テープ12はケース11の裏面に予め粘着層として設けられていても良い。
【0017】
図3にも示されるように、プレート13は、ABS樹脂などのプラスチックその他の任意材料からなる一対の薄板部材13a,13bを嵌合や接着その他任意の手段(図示せず)により上下に積層一体化して構成される。薄板部材13a,13bの各接合面側には対応する位置に方形状の凹部が形成されており、表板13aの凹部には反応シート(反応層)13cが収容され、裏板13bの凹部には吸水シート(吸水層)13dが収容され、これらを挟む込んだ状態で薄板部材13a,13bが積層一体化されている。
【0018】
表板13aは、反応層13cを収容する凹部に対応して窓13eを有する。窓13eは、表面側から噴霧または塗布されるコンクリート改質材3を確実に反応層13cに付着させるために十分な開口を与えるものでなければならないが、その作用を果たす限りにおいて任意の形状を採用することができる。図示実施形態では格子状の窓部13eとして形成されているが、単に方形状の開口であっても良い。また、表板13aの後端部には隆起部13fが設けられていて、特にプレート13をケース11から取り外す際の指掛け部として働くようにされている。表板13aは上記形状に一体成形されるか、あるいは、各部を別々に成形した後に接着などにより一体化される。たとえば、表板13aには方形状の開口を形成しておいて、この開口に、別部材として成形した格子状部材を嵌め込み一体化して格子状窓部13eとしても良い。
【0019】
各薄板部材13a,13bの後部側面には略円弧状の凹部が形成され、これらを積層一体化したときに把持部13gが形成される。把持部13gは、プレート13をケース11に着脱操作する際に滑り止め作用を与える。また、表板13aの後部表面には測点位置などを示す表示部13hがテープやシボ加工などにより設けられている。
【0020】
反応層13cは、規定量のコンクリート改質材3が噴霧または塗布されたときに所定の変色反応を起こすものである。たとえば、基材に酸と指示薬とを滴下して乾燥させ、これらを基材全体に均一に含浸させることにより形成され、反応層13cに含まれる酸がコンクリート改質材3に含まれるアルカリと中和反応したときのpH値の急激な変化を指示薬の呈色反応で検知する。吸水性基材としてはたとえばろ紙を用いることができる。反応層13cに含まれる酸と指示薬は、上記作用を通じて安定した変色反応を起こし且つそれが目視にて明確に確認できるものであれば限定的ではないが、酸にはリン酸、クエン酸、ホウ酸などを用い、指示薬にはAZY、フェノールフタレイン、メチルオレンジなどを用いることができる。
【0021】
吸水層13bは、コンクリート改質材3の施工時に使用される多量の水によって反応層13cの変色反応が影響を受けないようにするためのものであり、フェルトシートなどを用いることができる。
【0022】
以上に詳述した品質管理テスター10の使用方法の一例について、図4を参照して説明する。まず、コンクリート改質材3を噴霧または塗布すべきコンクリート表面2の泥やコケなどの汚れを高圧洗浄し(S1)、テスター10を貼り付ける測点位置にマーキング4を施した(S2)後、テスター10のケース11を粘着テープ12で該マーキング位置に貼り付ける(S3)。測点位置は、たとえば、コンクリート表面2の型枠脱型跡などを目安にしてたとえば10〜20mごとに等間隔に設定する。
【0023】
コンクリート表面2に貼り付けた各テスター10のケース11にプレート13を差し込む(S4)。これで第1回目のコンクリート改質材3を噴霧または塗布する準備が完了するので、この状態を写真撮影して第1回着工前の写真管理に供する(S5)。写真管理および後述の現物管理による品質管理は貼り付けたテスター10のすべてについて行っても良いが、たとえば10箇所の測点位置のうちの1箇所を管理測点として写真撮影・管理および現物保存・管理することが効率的である。
【0024】
次いで、コンクリート改質材3をコンクリート表面2に向けて均一に噴霧または塗布して第1回目の塗布を行う(S6)。このときの施工状況も写真撮影しておくと良い。コンクリート改質材3は、そのメーカーの施工マニュアルに従い規定希釈量(率)を規定塗布量で施工する必要があり、規定希釈されたコンクリート改質材3の塗布量が規定量に達すると、該コンクリート改質材3に含まれるアルカリがテスター10のプレート13の反応層13cに含まれる酸と当量的に中和反応して、反応層13cを変色させる。この変色反応状態(未反応の場合も含む)を第1回目の施工管理として写真撮影する(S7)。
【0025】
次いで、このテスター10のプレート13をケース11から取り外して現物管理用に保存する(S8)。
【0026】
次に、第2回目の施工管理用に新たなプレート13を差し込む(S9)。これで第2回目のコンクリート改質材3を噴霧または塗布する準備が完了するので、管理測点で写真撮影して第2回目着工前の写真管理を行う(S10)。
【0027】
次いで、第1回目と同様にして、コンクリート改質材3をコンクリート表面2に向けて均一に噴霧または塗布して(S11)、反応層13cの変色反応状態(変色しない場合も含む)を第2回目の施工管理として写真撮影する(S12)。終了後、プレート13をケースから取り外して現物管理用に保存し(S13)、最後にケース11をコンクリート表面2から取り外して(S14)、作業を終了する。
【0028】
上記した品質管理テスター10を用いて行う写真によるコンクリート品質管理の具体的手法の一例について図5を参照して説明すると、図4のS5で撮影した第1回着工前写真A1と、S6で撮影した第1回施工状況写真A0と、S7で撮影した第1回施工後写真A2と、S10で撮影した第2回着工前写真B1と、S11で撮影した第2回施工状況写真B0と、S12で撮影した第2回施工後写真B2とをセットにして、管理測点ごとに管理・保存し、ファイルしておく。第1回・第2回の施工状況写真A0,B0には、コンクリート改質材の噴霧/塗布状況のほか、必要に応じて浸透・定着散水状況なども含めて写真管理し、ファイルしておく。
【0029】
また、これら写真に加えて、各回のコンクリート改質材3の施工状況(用いたコンクリート改質材の名称・希釈量・塗布量・塗布時間、噴霧装置や塗布装置の特定、施工現場および管理測点の特定、その他)などを記入しておくことができる。
【0030】
施工後の変色状態写真A2,B2については、テスター反応層13cの変色状態を目視確認した結果の評価を記入しておくことができる。変色状態の目視確認に際しては、予め図6のような標準変色反応表を作成しておき、評価3以上の場合に規定量のコンクリート改質材3が塗布されたものとして評価する。たとえば、メーカーが定める塗布量に達しない場合はほとんど変色が見られないので評価1となり、塗布量は規定値に達しているが希釈が規定値以上である場合は明確な変色を目視確認することができないので評価2となり、規定量のコンクリート改質材3が塗布されたときには明確な変色を目視確認することができるので評価3〜5のいずれかとなる。
【0031】
図5を参照して説明した写真によるコンクリート品質管理手法に代えて、あるいは併用して、使用したテスター10のプレート13の現物を台紙に貼り付けて記録管理・保存する品質管理手法を採用することもできる。たとえば、図7に示すようにして、管理測点において図4のS8で取り外した品質管理テスター10のプレート13の現物を欄23に添付し、図4のS13で取り外した品質管理テスター10のプレート13の現物を欄24に添付して保存する。この場合、各プレート13の反応層13cには透明な保護テープなどを貼り付けておくことが好ましい。欄21は対応する写真管理番号などを記入する書誌的事項記入欄であり、欄22は測点位置を明示するための平面図・断面図などを記入する略図欄である。
【0032】
なお、既述したように、たとえば測点位置10箇所について管理測点1箇所を設定して写真管理および現物保存管理を行うので、管理測点以外の測点位置に使用した反応済プレート13についても同様にして保存管理しておくことができる。
【0033】
上述の方法は、品質管理テスター10の反応層13cに含まれる酸がコンクリート改質材3に含まれるアルカリと反応したときに該反応層13cが変色反応を起こすことに着目しているが、コンクリート構造物1から溶出したアルカリ成分が反応層13cの裏側に達すると反応層13cを変色させてしまうことがある。しかしながら、品質管理テスター10のプレート13が既述および図3に示すような構成であり、反応層13cとコンクリート表面2との間には(吸水層13dを介して)裏板13bの凹部底面13iが残されているので、この底面13iが遮断層となって、コンクリート構造物1からのアルカリ成分にが反応層13cに影響することを防止している。ポリエチレン、ポリプロピレンなどは粘着テープ12の密着性が良好であり、反応層13cに含まれる酸に侵されない耐久性を有し、高温でも変形しにくいので、プレート13(薄板部材13a.13b)の材料として好適である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明のコンクリート品質管理方法を模式的・概念的に示す略図である。
【図2】本発明のコンクリート品質管理方法に用いる品質管理テスターの一例の平面図(a)およびA−A断面図(b)である。
【図3】品質管理テスターのプレートの平面図(a)およびC−C拡大断面図(b)である。
【図4】品質管理テスターの使用方法を説明するフロー図である。
【図5】品質管理テスターを用いて行うコンクリート品質管理の具体的手法の一例(写真管理)を示す説明図である。
【図6】品質管理テスターの反応層の変色反応を評価するために用いる標準変色反応表の一例を示す図である。
【図7】品質管理テスターを用いて行うコンクリート品質管理の具体的手法の一例(現物保存管理)を示す説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1 コンクリート構造物
2 コンクリート表面
3 コンクリート改質材
4 噴霧装置
10 品質管理テスター
11 ケース
12 粘着テープ
13 プレート
13a 薄板部材(表板)
13b 薄板部材(裏板)
13c 反応層(反応部)
13d 吸水層
13e 窓部
13f 隆起部
13g 把持部
13h 表示部
13i 遮断層として働く底面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート改質材によるコンクリート表面保護工法が適切に施工されたことを確認し且つ記録保存する品質管理方法であって、
(1)規定量の前記コンクリート改質材がコンクリート表面に塗布されたときに所定の変色反応を起こす反応部を有するプレートがケースに収容可能である品質管理テスターを用意し、
(2)この品質管理テスターのケースをコンクリート表面の各測点位置に貼り付け、
(3)上記貼り付け前または後に未使用のプレートをケースに収容させた後、貼り付けた品質管理テスターの上からコンクリート改質材をコンクリート表面に噴霧または塗布し、
(4)測点位置ごとに品質管理テスターの反応部の変色反応状況を写真撮影または該品質管理テスターの現物保存により確認し且つ管理する、ことを特徴とするコンクリート改質材施工の品質管理方法。
【請求項2】
前記プレートの反応部が、コンクリート改質材に含まれるアルカリに定量的に反応して変色することを特徴とする、請求項1記載のコンクリート改質材施工の品質管理方法。
【請求項3】
コンクリート表面の各測点位置に貼り付けた品質管理テスターについて、第1の品質管理テスター装着後のコンクリート改質材の噴霧または塗布による反応部の変色反応状況を確認し且つ管理した後、第2の品質管理テスター装着後に再度コンクリート改質材を噴霧または塗布して反応部の変色反応状況を確認し且つ管理することにより、測点位置ごとに2回の変色反応状況を照合可能としたことを特徴とする、請求項1または2記載のコンクリート改質材施工の品質管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−308357(P2008−308357A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−156885(P2007−156885)
【出願日】平成19年6月13日(2007.6.13)
【出願人】(506001206)株式会社ディバイテック (3)
【Fターム(参考)】