説明

コンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋

【課題】放射性物質を収納した筒状の金属製キャニスタを貯蔵するためのコンクリート製貯蔵設備(キャスク)に関し、特に冷却済空気の排気効率の向上を図る。
【解決手段】放射性物質を収納した円筒状の金属製キャニスタ25を貯蔵するための円筒状の貯蔵部を有し、該貯蔵部の下部吸気口34から自然対流により冷却用空気を吸気し、該貯蔵部に収容される前記金属製キャニスタ25の周囲の冷却流路を経由して、上部排気口から外部に冷却済空気を排気せしめる構造のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋において、前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路26から上方に前記冷却済空気を排気する排気孔27を複数箇所に設けると共に、該複数箇所の排気孔27にそれぞれ棒状の遮蔽材28を該排気孔27の開口方向で見通すことができないように複数本配置して構成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射性物質を収納した筒状の金属製キャニスタを貯蔵するためのコンクリート製貯蔵設備(キャスク)に関し、特にこのコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋の構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
原子力発電所等で使用された核燃料の使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等の再利用が計られているが、この使用済燃料は再処理するまでの間、適切に貯蔵・保管する必要がある。この使用済燃料の燃料集合体を貯蔵・保管する貯蔵設備は、通常、金属製のキャニスタに密封収容され、更に金属製のキャニスタは金属キャスク又はコンクリートキャスクに収容して、外部への放射線の遮蔽を行うと共に、空気の対流による使用済燃料の冷却を行うようにしている。
この貯蔵設備としてのキャスクは、わが国においては、金属製キャスクに比較して貯蔵設備コストの点で有利な鉄筋コンクリート製又は充填コンクリート製のコンクリートキャスクの使用が今後見込まれている。
【0003】
使用済燃料を収容する金属製のキャニスタの大きさは、通常、外径1.7m,長さ4.5m程度の円筒状であり、このキャニスタを収容するコンクリートキャスクの大きさは、外径4m,高さ6m程度の円筒状のものが多い。
従来のコンクリートキャスクの構造の一例を図5及び図6に示す。図5(a)はコンクリートキャスク1の上面図、図5(b)はその側面の縦断面図であり、図6はコンクリートキャスク1の一部を切欠した断面斜視図である。図5及び図6において2は有底の円筒状に形成されたコンクリート製のキャスク本体であり、その底部に後述する金属製のキャニスタを支持する支持台3が設けられている。
【0004】
4は円筒状の鋼板の内部に遮蔽用のコンクリートが充填された遮蔽蓋であり、コンクリート部5と鋼板6より構成されており、キャスク本体2の上面に載せられ、ボルト7で固定される。8は炭素鋼製ライナ,9は吸気口であり、キャスク本体2の下部4箇所に設けられている。10は排気口であり、キャスク本体2に遮蔽蓋4を載置したとき、両者の接触面の4箇所において階段状の開口部として形成されるようになっている。11は冷却用空気の冷却流路であり、キャスク本体2の内壁面と金属製キャニスタの外壁面との間に形成される。12は遮蔽蓋4をキャスク本体2の上面に固定するボルト、13は遮蔽蓋4を吊上げるために鋼板6の上面4箇所に設けられたアイプレートである。14はコンクリートキャスク1に収容される金属製のキャニスタである。
【0005】
この従来例のコンクリートキャスク1は、遮蔽蓋4の上面に設けられたアイプレート13を利用して、図示していないクレーンなどにより遮蔽蓋4を一時的に除去して内部にキャニスタ14を収容した後、遮蔽蓋4を固定してキャニスタ14を長期間貯蔵・保管する。この貯蔵状態においては、キャスク本体2の下部に設けられた複数(4箇所)の吸気口9から自然対流により吸気された空気は、キャニスタ14内に収納された使用済燃料から出る崩壊熱によって熱せられて、その外壁面とキャスク本体2の内壁面との間に形成される冷却用空気の冷却流路11を通って、キャスク本体2上部と遮蔽蓋4との間に形成される4箇所の複数の排気口10から排気され、長期間に亘って冷却される。また、キャニスタ14内の使用済燃料からの放射線は、吸気口9及び排気口10の形状が2段階に折れ曲っているため、外部への放射漏れの影響は軽減される(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−71896号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のコンクリートキャスク1は、キャスク本体2の上部側面に設けられている排気口10付近、及びコンクリート製の遮蔽蓋4部分の温度が高くなるという問題がある。即ち、このキャスク本体2のコンクリート部の温度は、現在関係機関で検討され、このコンクリート部の温度の上限を90℃とする案が検討されているが、キャスク本体2の上部側面や遮蔽蓋4の温度は、120℃を超える場合もあるため、この種貯蔵設備へのコンクリートキャスク1は適合しなくなるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、キャスク本体2の上部側面付近やその遮蔽蓋の温度を、少なくとも90℃以下になるような構造のコンクリート製の遮蔽蓋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、本願の第1の発明によるコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋は、放射性物質を収納した円筒状の金属製キャニスタを貯蔵するための円筒状の貯蔵部を有し、該貯蔵部の下部吸気口から冷却用空気を自然対流により吸入し、該貯蔵部に収容される前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路を経由して、上部排気口から外部に冷却済空気を排気せしめる構造のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋において、
前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路の直上から鉛直方向に前記冷却済空気を排気する排気孔を複数箇所に設けると共に、該複数箇所の排気孔にそれぞれ棒状の遮蔽材を該排気孔の開口方向で見通すことができないように複数本配置して構成したものである。
【0009】
前記の目的を達成するために、本願の第2の発明によるコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋は、放射性物質を収納した円筒状の金属製キャニスタを貯蔵するための円筒状の貯蔵部を有し、該貯蔵部の下部吸気口から冷却用空気を自然対流により吸入し、該貯蔵部に収容される前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路を経由して、上部排気口から外部に冷却済空気を排気せしめる構造のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋において、
前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路の直径と同程度の直径を有する円盤状であって、該円盤の周縁部の複数箇所に厚さ方向に排気溝を設け、該各排気溝にそれぞれ棒状の遮蔽材を該排気溝の上下方向で見通すことができないように複数本配置して構成したものである。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明によれば、金属製キャニスタの外周面とコンクリートキャスクの内壁との間に形成される冷却用空気の冷却流路の直上から鉛直方向に当該冷却済空気を排気する排気孔又は排気溝を設けたものであるため、冷却済空気の排気が効率的に行えるものであり、コンクリートキャスクの上部側面やコンクリート製の遮蔽蓋の温度を低下させることができる。また、排気孔又は排気溝には棒状の遮蔽材を開口方向で見通すことができないように複数設けられているため、外部への放射漏れの影響は従来と同程度である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
〔実施例1〕
図1は、本発明の第1の実施例を示すものであり、図1(a)はコンクリートキャスク20の上面図,図1(b)はその側面縦断面図,図1(c)はコンクリート製のキャスク本体上部の斜視図,図1(d)はコンクリート製の遮蔽蓋の斜視図を示すものである。
図1において、21はコンクリート製のキャスク本体,22は円盤状の遮蔽蓋であり、内部にコンクリートが充填された鋼板製の円筒部23とその上面の鋼板製の蓋板24で構成されている。遮蔽蓋22は、図示していないボルト等によりキャスク本体21に固定されている。25は金属製のキャニスタ,26は金属製キャニスタ25の外壁面とキャスク本体21の内壁面との間に形成された冷却用空気の冷却流路である。
【0012】
27は遮蔽蓋22に複数箇所(例えば4箇所)設けられた方形の冷却済空気の排気孔、28は排気孔27に設けられた複数の棒状の遮蔽材であり、排気孔27に水平かつ平行であって、当該排気孔27の上下方向から見通すことができないように、例えば千鳥配列に設けられている。29は遮蔽蓋22を支持するキャスク本体21の支持部である。30は遮蔽蓋22をキャスク本体21に固定するボルトであり、遮蔽蓋22の鋼板24の取付孔31を介してキャスク本体21のねじ孔32にねじ込まれて固定される。33は遮蔽蓋22をキャスク本体21に着脱する際に、例えばクレーン等により吊上げる時に使用されるアイプレートである。34はキャスク本体21の下部に設けられた吸気口,35はキャニスタ25を支持する支持台である。
【0013】
このように構成されているので、キャスク本体21の下部の吸気口34から自然対流により吸気された冷却用空気は、冷却流路26でキャニスタ25の内部の崩壊熱によって熱せられて排気されるが、排気孔27は冷却流路26の直上に鉛直方向に設けられているため、自然対流が阻害されることなく効率的に排気されることになる。なお、排気孔27には前述したように複数の棒状の遮蔽材28が設けられているため、使用済燃料から出る放射線は、遮蔽材28で十分に遮蔽される。
なお、排気孔27に設置される棒状の遮蔽材28の配置は、図1の実施例においてはキャスク本体21の中心部から外側に向かって平行に設けられているが、円周方向に平行に設けるようにしてもよい。
【0014】
棒状の遮蔽材28の断面形状は、冷却用空気の流れをよくする(空気抵抗を少なくする)うえから、円形,流線形,半円を直線で結んだようなレーストラック形状などが適している。また、この遮蔽材28の材質は、放射線(γ線,中性子線)を遮蔽する必要があるため、γ線遮蔽用としての鉄,ステンレスなどの鋼材や鋼材と鉛の組合せなどと、中性子線遮蔽用としてのポリエチレンなどの高分子材料とを適宜組合せて使用する。
【0015】
〔実施例2〕
図2は、本発明の第2の実施例を示すものであり、図1に示した第1の実施例における複数の棒状の遮蔽材28を排気孔27に着脱自在に設置できるようにしたものである。
図2(a)はコンクリートキャスク40の上面図、図2(b)はコンクリートキャスク40の上部の側面断面図、図2(c)は遮蔽蓋に装着される遮蔽材ブロックである。図2において、41は円盤状の遮蔽蓋であり、内部にコンクリートが充填された鋼板製の円筒部42と、その上面の鋼板43からなり、この鋼板部分で図示していないボルト等によりキャスク本体21に固定されている。この遮蔽蓋41の複数(例えば4箇所)の排気孔44に着脱自在に設けられる遮蔽材ブロック45は、図2(c)に示すようにL字状の鋼板からなる2個の支持部材46,46に、複数の棒状の遮蔽材47が水平にかつ平行であって、排気孔44の上下方向から見通すことができないように、例えば千鳥配列に設けられているものである。
【0016】
なお、前述の遮蔽蓋41が装着されるキャスク本体21は、図1に示した構成と同じであるため、同一の記号を付し、その説明を省略する。
遮蔽蓋41の排気孔44は通し孔となっており、この排気孔44に遮蔽材ブロック45を上方から挿入し、図示していないボルト等により遮蔽蓋41に固定できるようになっている。従って、コンクリートキャスク40の内部の状況をテレビカメラで観察する場合は、排気孔44から遮蔽材ブロック45を外して通し孔になった排気孔44からテレビカメラ等を挿入して内部の状態を観察することが可能となる。
なお、遮蔽材ブロック45の支持部材46を、断面形状がコの字状又はロの字状の鋼板による枠体に形成して、この枠体に棒状の遮蔽材47を固定するようにしてもよい。また、遮蔽材47の設置方向は、図2に示すように円周を横切る方向に平行に設置してもよいし、円周方向に平行に設置してもよい。
【0017】
〔実施例3〕
図3は、本発明の第3の実施例を示すものであり、図3(a)はコンクリートキャスク50の上面図,図3(b)はその側面縦断面図,図3(c)はコンクリート製のキャスク本体上部の斜視図,図3(d)はコンクリート製の遮蔽蓋の斜視図であり、コンクリート製の蓋本体とその上面に固定される鋼板を分離した状態を示すものである。
図3において、51はコンクリート製のキャスク本体,52は円盤状の遮蔽蓋であり、内部にコンクリートが充填された鋼板製の円筒部53の上面に鋼板54が溶接等により固定されるものである。55は金属製のキャニスタ,56は金属製キャニスタ55の外壁面とキャスク本体51の内壁面との間に形成された冷却用空気の冷却流路である。57は遮蔽蓋52の周縁の4箇所に凹部として設けられた冷却済空気の排気用の排気溝であり、断面形状はコの字に形成されている。
【0018】
58は排気溝57に設けられた複数の棒状の遮蔽材であり、排気溝57に水平かつ平行であって、当該排気溝57の上下方向から見通すことができないように、例えば千鳥配列に設けられているものである。59は遮蔽蓋52をキャスク本体51に固定するボルトであり、遮蔽蓋52の鋼板54の取付孔60を介してキャスク本体51のねじ孔61にねじ込まれて固定される。前述の遮蔽蓋52の周縁に設けられた排気溝57の溝底部は円弧状ではなく、平らに(直線状に)して固定作業が容易に行えるようにしてある。62は遮蔽蓋52をキャスク本体51に着脱する際に、例えばクレーン等により吊上げる時に使用されるアイプレートである。
なお、キャスク本体51の下部には、金属製のキャニスタ55を支持する支持台63と、冷却用空気を自然対流により吸入する吸気口64が複数箇所(4箇所)に設けられている。
【0019】
〔実施例4〕
第4の実施例は、図3に示した第3の実施例において、遮蔽蓋52の周縁の4箇所に形成された排気溝57に設置される遮蔽材58を、着脱自在に設けることができる遮蔽材ブロックを示すものである。この遮蔽材ブロック65は、図4に示すように、一辺が円弧状に形成されている略方形の鋼板による枠体66に、複数の棒状の遮蔽材67を排気溝57に水平かつ平行であって当該排気溝57の上下方向で見通すことができないように、例えば千鳥配列に配置されるものである。
なお、図4に示した遮蔽材ブロック65は、断面形状が略方形(ロの字状)の枠体としてあるが、コの字状の枠体としてもよい。
また、コンクリート製の蓋本体53が挿入されるキャスク本体51の内周面のうち、蓋本体53に設けられる排気溝57に対応する部分を直線状態に形成することにより、排気溝57に装着する枠体を方形に形成させて、遮蔽材67の装着を容易に行えるようにすることもできる。
【0020】
なお、図1及び図3の実施例では、コンクリート製の蓋本体23又は53に遮蔽材28又は58を直接装着するように示してあるが、例えば図2又は図4に示すように、コの字状又はロの字状等の鋼板による枠体に遮蔽材28又は58を装着して、遮蔽材ブロック45又は65として構成してから蓋本体23又は53に装着固定するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明によるコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋は、核燃料サイクル資源としての使用済核燃料を再処理するまでの貯蔵用の設備等に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施例を示すコンクリートキャスクの上面図,側面縦断面図,斜視図などである。
【図2】本発明の第2の実施例を示すコンクリートキャスクの上面図,側面の一部縦断面図,斜視図などである。
【図3】本発明の第3の実施例を示すコンクリートキャスクの上面図,側面縦断面図,斜視図などである。
【図4】本発明の第4の実施例を示すもので、遮蔽蓋に装着される遮蔽材ブロックの斜視図である。
【図5】従来のコンクリートキャスクの上面図と側面縦断面図である。
【図6】従来のコンクリートキャスクの一部切欠の斜視図である。
【符号の説明】
【0023】
1,20,40,50 コンクリートキャスク
2,21,51 コンクリート製のキャスク本体
3,35,63 支持台
4,22,41,52 遮蔽蓋
5,23,42,53 内部にコンクリートが充填された鋼板製の円筒部
6,24,43,54 円盤状の鋼板
7,12,30,59 ボルト
8 炭素鋼製のライナ
9,34,64 吸気口
10, 排気口
11,26,56 冷却用空気の冷却流路
13,33,62 アイプレート
14,25,55 金属製のキャニスタ
27,44 排気孔
28,47,58,67 遮蔽材
29 キャスク本体の遮蔽蓋の支持部
31,60 鋼板の取付孔
32,61 キャスク本体のねじ穴
45,65 遮蔽材ブロック
46 遮蔽材の支持部材
57 排気溝
66 遮蔽材装着用の枠体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射性物質を収納した円筒状の金属製キャニスタを貯蔵するための円筒状の貯蔵部を有し、該貯蔵部の下部吸気口から冷却用空気を自然対流により吸入し、該貯蔵部に収容される前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路を経由して、上部排気口から外部に冷却済空気を排気せしめる構造のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋において、
前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路の直上から鉛直方向に前記冷却済空気を排気する排気孔を複数箇所に設けると共に、該複数箇所の排気孔にそれぞれ棒状の遮蔽材を該排気孔の開口方向で見通すことができないように複数本配置して構成したコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋。
【請求項2】
放射性物質を収納した円筒状の金属製キャニスタを貯蔵するための円筒状の貯蔵部を有し、該貯蔵部の下部吸気口から冷却用空気を自然対流により吸入し、該貯蔵部に収容される前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路を経由して、上部排気口から外部に冷却済空気を排気せしめる構造のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋において、
前記金属製キャニスタの周囲の冷却流路の直径と同程度の直径を有する円盤状であって、該円盤の周縁部の複数箇所に厚さ方向に排気溝を設け、該各排気溝にそれぞれ棒状の遮蔽材を該排気溝の上下方向で見通すことができないように複数本配置して構成したコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋。
【請求項3】
前記排気孔又は排気溝にそれぞれ配置される棒状の前記遮蔽材は、該排気孔又は排気溝に着脱自在に嵌め込まれる支持部材に支持されて設けられたものである請求項1又は2に記載のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋。
【請求項4】
前記遮蔽蓋は、円筒状に形成された鋼板製の枠体にコンクリートが充填され、該コンクリートの上面に固定された円盤状の鋼板により構成された請求項1,2又は3に記載のコンクリート製貯蔵設備の遮蔽蓋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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