説明

コンクリート部材のライニング用プラスチック板及びその配置

【課題】 流動媒体が流動するコンクリート部材の内側を容易に覆い、媒体に含まれる粒子がコンクリート部材の壁に堆積するおそれがなく、コンクリート部材を侵略的な媒体から保護する。
【解決手段】本発明は、流動媒体が流動するコンクリート部材のライニング用プラスチック板に関する。前記プラスチック板は、そのコンクリート部材の壁側に向いた側面(1B)に設けられ、プラスチック板をコンクリート部材に固定可能とする複数の固定素子(10)を備えている。前記プラスチックプレートの媒体側の側面(1A)には、流動方向(9)に指し向かった上流側面(4A)と反流動方向に指し向かった下流側面(4B)とを備えた隆起構造として形成されて相互に隣接配置された複数の流動素子(4)を備えている。前記流動素子間の前記プラスチック板の表面は平滑である。このため、低流量であっても粒子の堆積を防止するために、前記媒体と共に運搬される粒子の同伴現象を増大することを可能とする。好ましい実施形態では、流動素子をウェッジ形状の断面を有した狭ウェブによって形成し、個々の列となるように隣接させてプラスチック板の長手軸(5)に対して交差配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート部材、特に、流動媒体が流れるコンクリート管のライニング用プラスチック板及びコンクリート部材のライニング用プラスチック板の配置に関する。
【背景技術】
【0002】
液状またはガス状の化学物質を収容するコンクリート容器のライニング用として、化学物質からコンクリートを保護するプラスチック板が公知である。プラスチック板は、コンクリート部材に繰り返し接着される。しかしながら、プラスチック板の滑らかな表面がコンクリートと強く機械的に接合しないため、時間が経つとプラスチック板が外れるおそれがある。
【0003】
WO01/57340A1には、コンクリート部材と対向する側に複数の固定素子を備えたプラスチック板が開示されている。固定素子は、コンクリートの凝固を通じてプラスチック板をコンクリートへ固着させる。固定素子は、基部領域に支持ウェブを有する外方に開かれた羽根素子として形成される。
【0004】
WO01/57340A1より公知の固定素子を備えるプラスチック板は、化学物質から保護する必要があるコンクリート容器のライニングとして実際に試行錯誤されてきた。原理的には、流動媒体、即ち、液状またはガス状の媒体を運搬するパイプラインも、公知のプラスチック板を用いて内側を覆うことができる。
【0005】
媒体に対する抵抗を可能な限り小さくするためには、原理的に、ライニングの表面を可能な限り平滑にする設計が試みられている。しかしながら、時間が経つにつれて媒体に含まれる固体が、管壁、特に、パイプの折曲部分および分岐部分、並びに、断面が減少または拡大される部分に堆積されるといった欠点がある。堆積は、特に、流量が極度に変動する混合下水システムにおいて典型的な損傷パターンとして数えられる。
【0006】
EP1194712B1には、複数の平行六面体またはピラミッド形状の隆起部を設けて構造化された表面を備えた壁を有するパイプラインが開示されている。構造化された表面により、管壁には境界層が形成され、媒体と共に運搬される粒子の同伴容量を増加させる効果がある。従って、粒子が壁に付着する可能性が著しく低下する。この効果は一般的に、媒体と共に運搬される粒子の同伴現象の向上と称される。
【0007】
EP1194712B1は、構造化された表面を管の壁に設けるか、管状の延伸されたフィルムまたは板状挿入物を管に引き込み管に接着することを提案している。
【特許文献1】国際公開第01/57340号
【特許文献2】欧州特許出願公開第1194712号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、流動媒体が流動する異なる設計のコンクリート部材の内側を容易に覆い、媒体に含まれる粒子がコンクリート部材の壁に堆積するおそれがなく、コンクリート部材を侵略的な媒体から保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、前記課題は、請求項1〜請求項22の特徴によって解決される。
【0010】
本発明によれば、コンクリート部材の内側を覆うために、管状のフィルムまたは板状挿入物を用いず、相互に接続されることで部材の内側を覆うボディを形成するプラスチック板が用いられる。プラスチック板は、十分な柔軟性を有するため、矩形だけでなく管状のコンクリート部材の内側を覆うこともできる。プラスチック板をコンクリート部材に挿入した後は、板が相互に溶接されることが好ましい。
【0011】
本発明によるプラスチック板は、相互に隣接する複数の流動素子を媒体に面する側に備え、流動素子は、流動方向に指し向かった上流側面と反流動方向に指し向かった下流側面とを備えた隆起構造として形成されている。流動素子間のプラスチック板の表面エリアは平滑である。そのため、媒体と共に運搬される粒子の同伴現象は、低流量で断続的な動作でも増大される。反媒体側において、プラスチック板は、複数の固定素子を備え、コンクリート部材に固定される。
【発明の効果】
【0012】
多くのテストから明らかなように、媒体と共に運搬される粒子の同伴現象は、隆起構造が流動媒体に抵抗を与えると増大する。これは、流動方向に指し向かった上流側面と反流動方向に指し向かった下流側面とによって隆起構造を形成することで達成される。この効果は、特に、流動方向に指し向かった流動素子の側面が反流動方向に指し向かった側面よりも急な場合に発揮される。従って、流動素子は、ウェッジ形状の断面を示す。流動方向に指し向かった流動素子の上流側面がプラスチック板の平滑な表面エリアに対して70〜90°、好ましくは80〜90°、より好ましくは約90°の角を形成すると有利であることが判明している。反流動方向に指し向かった流動素子の下流側面は、プラスチック板の平滑な表面エリアに対して30〜60°、好ましくは40〜50°、より好ましくは約45°の角を形成することが好ましい。
【0013】
好ましい実施形態では、プラスチック板を二つのハーフ部分に分割し、流動素子をハーフ部分にミラー反転式に配置する。流動素子は、共通軸上の各セットにおいて個々の列となるように隣接配置されることが好ましい。列上の流動素子間の間隔が流動素子の長さよりも小さいことが有利である。
【0014】
別の好ましい実施形態では、流動素子が長尺状の隆起部として形成される。長尺状の隆起部とは、横方向に対する数倍で長手方向に延設された隆起部を意味する。長尺状の隆起部として形成された流動素子は、端部において一点に向けてテーパーさせることが好ましい。ただし、流動素子の端部は丸みが付けられてもよい。
【0015】
長尺状の隆起部として形成された流動素子の長手軸が、流動媒体の流動方向に沿ったプラスチック板の長手軸と30〜60°、好ましくは40〜50°、より好ましくは約45°の角を形成すると、特に大きな同伴現象が実現されることがテストより明らかとなった。好ましくは、長尺状の隆起部分を共通軸上の各セットにおいて個々の列となるように配置し、プラスチック板を二つのハーフ部分に分割し、流動素子を二つのハーフ部分にミラー反転式に配置する。従って、狭ウェブよりなるリブ形状の表面構造が形成され、長尺状の隆起部が沿った軸は流動方向に対して斜めになる。
【0016】
流動素子および固定素子の更なる好ましい構造は従属項の技術的内容である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明によるプラスチック板の一カットアウトを示す平面図である。プラスチック板は、熱可塑性材料、特に、PVC、PE、PP、PVDF、および、ECTFEよりなる。プラスチック板の板厚は1〜5mm、好ましくは2〜4mmであるため、十分な強度を発揮すると共に曲げに対して十分な柔軟性も発揮する。一実施例では、板厚は2mmとなっている。異なる長さのストリップ材料として形成可能である。
【0019】
プラスチック板は、媒体に対向する側面1Aに構造化された表面を含む領域1を備えている。領域1は、両側に非構造化の平滑な領域2が付加され、領域2は、上下で平滑な溶接縁3になっている。プラスチック板の全体表面の大部分を占める表面構造は、個々の列IVにおいて相互に隣接配置された複数の流動素子4によって形成されている。
【0020】
流動素子4は、端部において一点に向けてテーパーされた長尺状の隆起部として形成されている。流動素子は、プラスチック板と一体の狭ウェブを形成する。狭ウェブの高さは、2〜8mm、好ましくは3〜7mm、更に好ましくは4〜6mmである。一実施例において、狭ウェブの高さaは約5mmである。ウェブの長さbは、20〜140mm、好ましくは40〜120mm、更に好ましくは60〜100mmである。一実施例において、狭ウェブの長さは85mmである。狭ウェブの幅cは、好ましくは1〜40mmである。ウェブの幅は、一実施例において約5mmとなっている。
【0021】
構造化された表面を有する領域1は、左ハーフ部分1’と右ハーフ部分1’ ’に分割されている。狭ウェブ4は、プラスチック板の長手軸5に対し、左ハーフ部分と右ハーフ部分とでミラー反転式に方向付けられる。全てのウェブの長手軸6は、媒体の流動方向に対応するプラスチック板の長手軸5に対して30〜60°、好ましくは50〜45°の角αを形成する。一実施例では、約45°の角となっている。
【0022】
列IVに配置された各セットのウェブ4の長手軸は共通軸上にある。共通軸6上のウェブ4間の間隔dは、ウェブの長さbよりも小さい。ウェブの各列IV間の間隔eは、ウェブの長さbよりも小さいが、ウェブ間の間隔dよりも大きい。
【0023】
プラスチック板の左ハーフ部分および右ハーフ部分1’、1’ ’に配置されるウェブ4は、流動方向9に指し向かって方向付けられる。ウェブは、それぞれ流動方向9に指し向かった上流側面4Aおよび反流動方向に指し向かった下流側面4Bを有する。その決定的要素は、流動方向に指し向かった側面4Aが反流動方向に指し向かった側面よりも急なことである。このため、ウェブはウェッジ形状の断面を有する。一実施例において、流動方向に指し向かったウェブの側面4Aは、プラスチック板の表面と約90°の角を形成する。一実施例では、反流動方向に指し向かったウェブ4の側面4Bは、プラスチック板1の表面と約45°の角を形成する。流動方向に指し向かった側面4Aは、足点で小径に終端し、反流動方向に指し向かった側面4Bは鋭角に終端する(図3)。
【0024】
図5および図6を参照して、コンクリート部材に対向するプラスチック板の後側面1Bを以下に説明する。後側面において、プラスチック板1は、溶接縁3の領域以外に、プラスチック板と一体の突出固定素子10を有している。板の後側面にだけ位置する固定素子は、図1において輪郭のみ示される。固定素子10は、支持ウェブ13によって相互に接続されている二つの外方に広げられた羽根素子11,12を備えて各セットが形成されている。羽根素子11、12は、足点において、弧14状にプラスチック板へ連続的に遷移している。それにより、プラスチック板と羽根素子とで比較的広い接続領域が得られる。支持ウェブ13の高さは、羽根素子の高さの少なくとも70%に達し、好ましくは、少なくとも80%に達する。固定素子10を形成する羽根素子は、相互にオフセット配置されている。
【0025】
プラスチック板1の後側面にある固定素子10の実施例は、WO01/57340A1に明白に開示されている。
【0026】
プラスチック板は、同時押出板であり、流動素子(4)を有する第1の層と、固定素子(10)を有する第2の層とを備えたサンドイッチ構造からなる。第1および第2の層は、異なる機械的及び/又は化学的及び/又は光学的特性の材料よりなる。流動素子9を含む第1の層は、色付けされたプラスチック材料よりなり、固定素子を含む第2の層は、色付けされていないプラスチック材料よりなる。従って、媒体と接触する第1の層に対する摩耗を視覚的に容易に監視することが可能となる。それにより、色に基づいて、第1の層が摩耗したか否かを検出することができる。この監視は、カメラで行うことができる。更に、第1の層のプラスチック材料は、第2の層の材料よりも耐摩耗性が高い。
【0027】
コンクリート部材、特に、コンクリート管の内側を覆う際、個々のプラスチック板がコンクリート管の骨組に配置され溶接縁3で溶接されて、管状のライニングが形成される。コンクリートの凝固を通じて、プラスチック板は、固定素子10によってコンクリート部材に固着される。この固着により、長期的強度が増加する。管状のライニングの内側にある流動素子4は、媒体と共に運搬される粒子の同伴現象を向上させ、管の内側で堆積物が形成されることを防止することができる。
【0028】
本発明によるプラスチック板の重要な利点は、コンクリート部材の内側を容易に費用効果的に覆い、高い長期的強度及び同伴現象が得られる点である。流動素子の好ましい実施例による同伴現象の向上は、それ自体が発明性において重要であることに注意する。原理的に、固定素子とは異なる方法でコンクリート部材にプラスチック板を固定することが可能となるためである。それにより、長期的強度は増加しないが、同伴現象の向上といった利点は得られる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明によるプラスチック板の一カットアウトを示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿ったプラスチック板の拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿ったプラスチック板の拡大断面図である。
【図4】図1のプラスチック板の一カットアウトを示す拡大平面図である。
【図5】図1のプラスチック板の隣接する固定素子の拡大側面図である。
【図6】図1のプラスチック板の一カットアウトを下から見た拡大図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流動可能な媒体が流れるコンクリート部材のライニング用プラスチック板であって、
前記コンクリート部材の壁に対向する前記プラスチック板の側面(1A)に、前記プラスチック板を前記コンクリート部材に固定するための複数の固定素子(10)を備え、
前記媒体に面する前記プラスチック板の側面(1B)に、相互に隣接配置された複数の流動素子(4)を備え、前記流動素子は、流動方向(9)に指し向かった上流側面(4A)と反流動方向に指し向かった下流側面(4B)とを備えた隆起構造として形成され、前記流動素子間の前記プラスチック板の表面は平滑であり、前記媒体と共に運搬される粒子の同伴現象を増大する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項2】
請求項1記載のプラスチック板であって、
前記流動方向(9)に指し向かった前記流動素子(4)の前記上流側面(4A)は、前記反流動方向に指し向かった前記下流側面(4B)よりも急である
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項3】
請求項1又は2記載のプラスチック板であって、
前記流動方向(9)に指し向かった前記流動素子(4)の前記上流側面(4A)は、前記プラスチック板の前記平滑な表面エリアに対して70〜90°、好ましくは80〜90°、より好ましくは約90°の角を形成する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記反流動方向(9)に指し向かった前記流動素子(4)の前記下流側面(4B)は、前記プラスチック板の前記平滑な表面エリアに対して30〜60°、好ましくは40〜50°、より好ましくは約45°の角を形成する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記プラスチック板は、二つのハーフ部分(1、1’)に分割され、
前記流動素子(4)は、前記二つのハーフ部分にミラー反転式に配置される
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記流動素子(4)は、共通軸(6)上の各セットにおいて個々の列(IV)となるように相互に隣接配置された
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
列(IV)上の前記流動素子(4)間の間隔(d)は、前記流動素子の長さ(b)よりも小さい
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記流動素子(4)が配置された前記共通軸(6)は、前記プラスチック板の長手軸(5)に対して30〜60°、好ましくは40〜50°、より好ましくは約45°の角を形成する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記流動素子(4)は、長尺状の隆起部分として形成される
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項10】
請求項9記載のプラスチック板であって、
前記長尺状の隆起部分として形成された前記流動素子(4)の前記長手軸(6)は、前記プラスチック板の長手軸(5)に対して30〜60°、好ましくは40〜50°、より好ましくは約45°の角を形成する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項11】
請求項9又は10記載のプラスチック板であって、
前記長尺状の隆起部分として形成された前記流動素子(4)は、端部において一点へテーパーしている
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項12】
請求項9〜11のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記長尺状の隆起部分として形成された前記流動素子(4)は、2〜8mm、好ましくは3〜7mm、より好ましくは4〜6mm、特に約5mmの高さ(a)を有する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項13】
請求項9〜12のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記長尺状の隆起部分として形成された前記流動素子(4)は、20〜140mm、好ましくは40〜120mm、より好ましくは60〜100mm、特に約80mmの長さ(b)を有する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項14】
請求項9〜13のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記長尺状の隆起部分として形成された前記流動素子(4)は、1〜40mm、好ましくは1〜10mm、特に約5mmの幅を有する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記固定素子(10)は、基部領域に支持ウェブ(13)を備え、外方に広げられた羽根素子(11,12)として形成された
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項16】
請求項15記載のプラスチック板であって、
前記支持ウェブ(13)の高さは、前記羽根素子(11,12)の高さの少なくとも70%に達し、好ましくは少なくとも80%に達する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項17】
請求項15又は16記載のプラスチック板であって、
前記羽根素子(11,12)は、前記基部領域に弧形状の遷移部(14)を有する
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項18】
請求項15〜17のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記二つの羽根素子(11,12)は、相互にオフセット配置され、少なくとも一つの支持ウェブ(13)によって相互に連結される
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記プラスチック板は、前記媒体に面する側面及び反対側の側面(1A,1B)に、平滑な溶接縁(3)を備えた
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれか一項に記載のプラスチック板であって、
前記プラスチック板は、前記流動素子(4)を有する第1の層と、前記固定素子(9)を有する第2の層を備えたサンドイッチ構造である
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項21】
請求項20記載のプラスチック板であって、
前記第1及び第2の層は、異なる機械的及び/又は化学的及び/又は光学的特性の材料よりなる
ことを特徴とするプラスチック板。
【請求項22】
請求項1〜21のいずれか一項に記載のプラスチック板の配置であって、
前記プラスチック板は相互に接続されて部材の内側を覆うボディとなる
ことを特徴とする配置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2008−537077(P2008−537077A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−507020(P2008−507020)
【出願日】平成18年4月22日(2006.4.22)
【国際出願番号】PCT/EP2006/003728
【国際公開番号】WO2006/111418
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(507208451)アーゲーエルウー クンストシュトフテヒニック ゲーエムベーハー (2)
【Fターム(参考)】