説明

コンシューマ装置へのアクセスを提供する方法及び機構

【課題】コンシューマ装置(101)へのアクセスを提供する方法及び機構を提供する。
【解決手段】ユーザは、複数のコンテントプロバイダの中で変更することができる。変更するために、ユーザは、コンテントプロバイダ(107、108、109)による商品の表現(202−207)の組を呼び出す。ユーザはコンテントプロバイダを選択することができる。選択はゲートウェイシステム(106)に示され、ゲートウェイシステム(106)は、好ましくは選択されたコンテントプロバイダによって支払われる料金の見返りとして、選択されたコンテントプロバイダにコンシューマ装置(101)へのアクセスを提供する。変更の際にスクランブル解除ボックス、加入及び他の困難が通常は伴うときでさえ、本発明はユーザがコンテントプロバイダを変更することを一層容易にする。すべてのこれらの困難はゲートウェイ(106)によって扱われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンシューマ装置へのアクセスを提供する方法及び機構に関する。
【0002】
本発明は更に、そのような機構において使用するゲートウェイシステム及びコンシューマ装置にも関する。
【背景技術】
【0003】
民生用電子機器の世界は、アナログからデジタル技術へ、更に狭帯域から広帯域ネットワークへ移行しており、ソフトウェア及びサービスを組み入れた民生用電子機器ビジネスモデルの価値は、ハードウェアのみに基づくビジネスモデルの価値と比較して増大している。
【0004】
サービスへのこのシフトは、コンピュータの世界ではすでに生じており、ソフトウェアアプリケーション及びコンピュータサービスのプロバイダは、従来のパソコンメーカーよりも1ドルの収益又は純資産あたりの評価が高い。これは、デジタルTVを可能にする技術の開発と共にTVの世界に現れている。
【0005】
デジタルTVサービスを単にデジタルテレビジョン(HDTV又はSDTV)と同等と考えるのは一般的な間違いであり、今なおそのような考えが存在する。デジタルサービスは、デジタルフィードを受け入れるように構成された(ここではゲートウェイされた、という言い方を用いる)より高いボリュームのアナログTVを通して配信されることができる。その結果、コンテントプロバイダは、アナログテレビ上を走るデジタルアプリケーション及びサービスの開発を開始している。
【0006】
サービス価値取込みについて競争は、コンシューマハードウェアインタフェース(PC及びTV)及びネットワークアクセスのタイプに依存して、今日の民生用電子機器市場において主に4つの形態をとる(一方向のデータブロードキャスト、二方向の狭帯域ネットワーク、具体的なtelcoライン、及び米国デジタルケーブルネットワークのような二方向の商用広帯域ネットワーク)。オーディオ及びTV周辺機器のような新しいコンシューマハードウェアが現れ、「ホームネットワーク」の方向に収束し、広帯域ネットワークが共通のキャリアになるにつれて、上記のような展望が長い年月をかけて拡がっていくであろう。ホームネットワークではすべての機器が、インターネットへの1つのゲートウェイをもつホームネットワークに接続される。
【0007】
TVサービスプロバイダは、典型的に、コンシューマがある種の加入サービスを通してそれらのサービスにアクセスすることを可能にする。コンシューマは、一旦加入すると、テレビを用いてサービスにアクセスすることができる。許可されていないアクセスを防ぐためにサービスは暗号化されるか又はスクランブルされたフォーマットで提供されることが多いので、コンシューマは、多くの場合、アクセスを得るためにセットトップボックス又は復号器を取り付ける必要もある。
【0008】
サービスは、テレビ番組、映画及びインタラクティブサービスのような様々なコンテントを含んでもよい。サービスプロバイダは、さまざまなコンテントプロバイダからのプログラム、映画及びインタラクティブサービスを抱き合わせて1つの提供品(提供されるもの、商品)として販売することが多い。コンシューマは、1つ又は複数の商品、例えば映画商品及びスポーツ商品を選ぶことができるが、アダルト映画商品又はインタラクティブサービスを選択することはできない。当然ながら、多くの商品を選ぶほど値段は高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平7−334460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
さまざまなTVサービスプロバイダは、それらのサービスに加入するコンシューマを獲得するために互いに競争する。コンシューマが一旦1つのサービスプロバイダに加入すると、別のサービスプロバイダに変更するためには、加入をキャンセルし、復号器を返却し、保証金を戻してもらい、新しい加入申込書に記入し、新しい復号器を設置する必要がある。このような手間又は面倒は、変更しようとするユーザに多くの時間及び労力を費やさせる。ある技術ブランドから他のものに変更するコストが大きいと、ユーザは動きが取れなくなり、すなわち固定されてしまう。動きの取れなくなった顧客をもつことはサービスプロバイダにとって非常に好ましい状況である。そのような顧客は繰り返しの取引を確実にされるからである。競争するサービスプロバイダは、ユーザがエントリーするためのコストを低減することにより、すなわち、その復号器を賃貸するか、又は新しい復号器と交換されるあらゆる古い復号器に対してプレミアムをつけることにより、この問題を克服することができる。しかし、付随する多くの面倒はなお残ったままである。
【0011】
いくつかのサービスプロバイダは、従来のケーブルラインアクセス網を回避して、サテライトを介して事業を行っている。衛星リンクの容量は、非常に多くのチャネルが提供されることが可能なものであり、これらの衛星サービスプロバイダは、複数のコンテントプロバイダからのコンテント及びサービスへのアクセスを提供することができる。しかし、衛星サービスはパラボラアンテナ及び受信機を必要とし、これは結果として動きをとれなくする問題がここにも存在することを意味する。
【0012】
従って、本発明の目的は、柔軟性があり使い易い、コンシューマ装置へのアクセスを提供する方法を提供することである。
【0013】
また、本発明の目的は、柔軟性があり使いやすい、コンシューマ装置へのアクセスを提供する機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
この目的は、本発明により、ユーザがコンテントプロバイダによる提供品の表現の組からコンテントプロバイダを選択することを可能にし、表現の組からのコンテントプロバイダの選択を受け取り、選択されたコンテントプロバイダにコンシューマ装置へのアクセスを提供することを含む方法において達成される。コンシューマ装置が接続されるゲートウェイシステムにより典型的に実施されるこの方法によって、ユーザは、付随するいかなる困難もなく、ほぼ無限の数のコンテントプロバイダの間で変更を行うことが可能である。ユーザは、各コンテントプロバイダからの商品又はパッケージを検討することができ、そのユーザにとって最も好都合であるものを暇なときに選ぶことができる。ゲートウェイシステムは、選択されたコンテントプロバイダの商品への加入及びその後のアクセスを容易にする。ユーザは、いつでも表現の組からの選択を行い、それにより別のコンテントプロバイダに変更することができる。
【0015】
一実施例において、上記の方法は更に、選択されたコンテントプロバイダへのユーザの加入を容易にするために、選択されたコンテントプロバイダにユーザに関する登録情報を提供することを含む。このやり方で登録を処理することによって、ユーザは変更のためにコンテントプロバイダを選ぶだけでよいので、プロセスは、ユーザにとって概ねトランスペアレントになる。登録及び加入に関するすべての詳細は、ゲートウェイシステムにより処理される。
【0016】
他の実施例では、アクセスの提供が、選択されたコンテントプロバイダからコンシューマ装置に向けられた伝送を受け取り、その伝送をコンシューマ装置に転送する(さらに伝える)ことを含む。この実施例の利点は、コンテントプロバイダが、ここでそれらのコンテント及び商品をすべての個々のコンシューマ装置ではなく、ゲートウェイシステムだけに分配すればよいことである。これにより、コンテントプロバイダは、例えばケーブルネットワーク又は複数の衛星のような大きく高価な伝送インフラストラクチャを展開する必要がなくなる。ゲートウェイシステムへの1つの接続は、コンテントプロバイダが、ゲートウェイシステムのユーザベース(ユーザ層、ユーザ母体)の人口全体に(潜在的に)達することを可能にする。
【0017】
この実施例の他の変形例では、アクセスの提供が、コンシューマ装置に適したフォーマットに上記の伝送をトランスコード(変換)することを更に含む。伝送をトランスコードすることによって、ユーザが新しいコンテントプロバイダに切り替えるときにコンシューマ装置は適応化される必要がない。この実施例の付加的な利点は、他のいかなるエンティティもそのフォーマットにトランスコードすることができないことが予想されるので、ユーザがゲートウェイシステムオペレータに効果的に固定されることである。従って、別のゲートウェイシステム又は直接1つのコンテントプロバイダに切り替える又は変更することを可能にするためにユーザは新しいコンシューマ装置を必要とする。
【0018】
他の実施例では、上記の方法は更に、コンシューマ装置へのアクセスを準備したのち、選択されたコンテントプロバイダから委託料(金)を受け取ることを含む。加入者レベルにおける「勝者独り占め(winner take all)」及び莫大な利益のような要素は、デジタルコンテントプロバイダに「土地略奪」作戦による競争をもたらす。このようなデジタルコンテントプロバイダは、新しい顧客の期待される正味現在価値(NPV)の多くを、その顧客を彼らの顧客ベースに変換することに費やすことを望むであろう。株式市場は、今日まで、「土地略奪」方法を通して聡明且つ積極的に加入者ベースを成長させてきたコンテントプロバイダを非常に満足させてきた。
【0019】
近い将来、最も多くの主な市場は、いくつかのインターネットTVコンテントプロバイダに、「土地略奪」方法で顧客ベースの構築を競争させるであろう。これに関連して、ゲートウェイされたTV戦略は経済的に意味がある。それぞれのコンテントプロバイダは、コンシューマとコンテントプロバイダとの間のゲートウェイのオペレータに、その顧客ベースに追加されるコンシューマの生涯NPVの特定の量を支払うことを望むはずである。それぞれのコンシューマの価値が高まるほど、各コンテントプロバイダが支払おうとする「委託料」も高くなる。
【0020】
また、本発明の目的は、本発明によれば、コンシューマ装置が、ユーザがコンテントプロバイダによる提供品の表現の組からコンテントプロバイダを選択することを可能にする入力手段と、前記表現の組からのコンテントプロバイダの選択を、コンシューマ装置に接続されたゲートウェイシステムに示す選択手段とを有し、ゲートウェイシステムが、選択手段からコンテントプロバイダの選択を受け取る選択受け取り手段と、選択されたコンテントプロバイダにコンシューマ装置へのアクセスを提供するアクセス手段と有する、機構において達成される。
【0021】
本発明のこれら及び他の側面は、図面に示される実施例を参照して明らかになるであろう。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、柔軟性があり使い易い、コンシューマ装置へのアクセスを提供する方法及び機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】コンシューマ装置、ゲートウェイ装置、及び複数のコンテントプロバイダを有する機構の第1の実施例を示す概略図。
【図2】コンシューマ装置の実施例を示す概略図。
【図3】コンシューマ装置、ゲートウェイ装置、及び複数のコンテントプロバイダを有する機構の第2の実施例を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図面を通して、同じ参照符号は同じ又は対応する特徴又は機能を示している。図面に示されるいくつかの特徴は、典型的にソフトウェアで実現され、そういうものとして例えばソフトウェアモジュール又はオブジェクトのようなソフトウェアエンティティを表す。
【0025】
図1は、コンシューマ装置101と、ゲートウェイ装置106と、複数のコンテントプロバイダ107、108、109とを有する機構の第1の実施例を概略的に示す。図示される実施例で、コンシューマ装置101はテレビであるが、当然ながらインターネットラジオプロバイダによるスクリーンラジオ、インターネット電話プロバイダによるスクリーン電話、TVと同様のサービスプロバイダと関連するネットモニタ、TVに接続されたDVD、ゲーム、及び/又はパーソナライズされたTVアプリケーションのような他の民生用電子機器製品も同様に容易に使用することができる。コンシューマ装置101は、広帯域又は狭帯域コンテントを受け取るように構成されてもよい。
【0026】
コンシューマ装置101は更に、ビデオレコーダ又はセットトップボックス102を含んでもよい。コンシューマ装置101を制御するために、遠隔制御装置103及び/又は遠隔キーボード104が利用可能である。これらの装置は、有線の接続も使用することができるが、赤外線又は無線通信を使用してコンシューマ装置101と通信することが好ましい。
【0027】
セットトップボックス102に代わるものとして、又はそれを補うものとして、コンシューマ装置101にアクセスモジュール105を設けることができる。アクセスモジュール105は、コンシューマ装置101の製造時にコンシューマ装置101に挿入することができるが、別売りされ、コンシューマにより取り付けられてもよい。これにより、コンシューマ装置101又はアクセスモジュール105の容易なアップグレードが可能になり、xDSLのような新技術が利用可能になるべきである。
【0028】
アクセスモジュール105を通して、コンシューマ装置101はゲートウェイシステム106と通信することができる。アクセスモジュール105は、このために電話網、ローカルエリアネットワーク、ホームネットワーク、インターネット若しくは双方向(二方向)ケーブルネットワーク、又は同様のネットワークに接続されることができる。アクセスモジュール105をサーバに接続するために使用される技術は、ISDN、POTS、ADSL又は任意の同様の技術でありうる。接続は、インターネットアクセスプロバイダを使用することを含んでもよく、かかるインターネットアクセスプロバイダを通して、ゲートウェイシステム106との通信がインターネット上で容易にされうる。ゲートウェイシステム106は、ケーブルネットワークにおけるヘッドエンドシステムでありえ、コンテントプロバイダ107、108、109はコンテントをかかるヘッドエンドシステムに供給し、コンテントは、ケーブルネットワークを通して伝送するために符号化され、ケーブルサービス加入者に分配される。
【0029】
ゲートウェイシステム106は、コンテントプロバイダ107、108、109に、コンシューマ装置101へのアクセスを提供する。ゲートウェイシステム106は、例えば登録、装置管理、アップグレード、診断、構築、及びおそらく課金又は支払い請求のようなサービスをコンテントプロバイダに提供することができる。ゲートウェイシステム106を使用して、コンシューマは、以下で明らかになるように、コンテントプロバイダにより提供されるコンテントにアクセスするためにコンシューマ自身の装置101を使用することができる。
【0030】
ウェブTV(WebTV)製品は、ウェブオンTV(Web−on−TV)概念の一例を与えている。ウェブTVは、インターネットTV放送事業者としていくつかの付加価値をもつアクティビティを実行する。第1に、ウェブTVは、ブロードキャストされるプログラムを改良したいと望む放送事業者にインタフェースを提供する。第2に、ウェブTVネットワークは、ユーザとコンテントとの間のプロキシ(Proxy)サービスを提供する。これにより、ウェブTVネットワークは、ユーザの家のウェブTV装置へ配信する前にウェブコンテントを前処理することができる。コンテントがおそらく画面解像度及びカラー深度に関してPCディスプレイ用に書かれただろうという事実にもかかわらず、上記のような前処理は、ウェブTVボックスがコンテントに適したことを行う機会をウェブTVネットワークが最大源にすることを可能にする。コンテントタイプのトランスコードは、ウェブTVボックスが、PC上で通常見つけられ、コンテントをなお表示することができるデータタイプ復号器のサブセットをもつことを可能にする。
【0031】
しかし、本発明による機構は、単なるTVベースのウェブアクセスを超えるものを提供する。戦略は、インターネットの能力を使用して配信することができる改良されたTV経験をコンシューマに提供することである。この経験は、インターネットに基づくブロードキャスティングに発展するであろう。この改良されたTV経験は、パッケージされたプッシュコンテントと、カスタマイズされたプルコンテントと、コンシューマにより生成されたコンテントとの組み合わせを含む。今日利用可能なサービスの例は、インタラクティブな電子番組ガイド(EPG)、プログラム特化情報、リッチ(ビデオ)電子メール、サーチ及びチャットを含む。PCポータルの高度にインタラクティブであり情報的な方法とは異なり、「怠惰なインタラクティビティ」娯楽を求めているローテクTV視聴者にアピールするには、非常に視覚的なフォーマットを使用することができる。
【0032】
図2は、コンシューマ装置101を更に詳細に示している。コンシューマ装置101はディスプレイ201を有し、テレビ番組のようなコンテントがディスプレイ上でユーザに示されうる。現在のインターネットTVセットトップボックスは1つのコンテントプロバイダに制限されているが、本発明によれば、スイッチボード方法を使用して、ユーザにコンテントプロバイダ(例えばウェブTV又はAOL)を選ぶ能力を与える。このために、ディスプレイ201はコンテントプロバイダを選ぶための1つのコンシューマインタフェースを提供する。このインタフェース又はスイッチボードは、コンシューマに対するデジタルサービスプロバイダの選択のための「店頭」である。それぞれの利用可能なプロバイダごとに、ある種のアイコン又はピクチャでありうる表現202−207が表示され、それぞれのプロバイダごとに、コンシューマがその商品の利益を経験することを可能にするデモンストレーションが実行されうる。
【0033】
ユーザは、表現202−207のうちの1つを選択するためにディスプレイ201の上でポインタを動かすことができる。ユーザの遠隔制御装置103は、ポインタが動かされるべき(複数の)方向を示すために、前方及び後方ボタン、四方向のカーソル、ジョグシャトル、スクロールホイール、レーザーポインタ、又は他の何らかの入力装置を備えることができる。代替例として、コンシューマ装置101は、音声コマンドを通して入力を受け取るように構成されてもよい。ポインタは、適当な音声コマンドに応じてディスプレイ201上を動くように構成することができる。本発明によるシステムがコンピュータシステムにおいて具体化される場合、マウス又はキーボード上のカーソルキーのような入力装置を使用して、ディスプレイ201上でポインタを位置付けるようにしてもよい。
【0034】
ディスプレイ201上で自由にポインタを動かすのではなく、ポインタがある表現から他の表現にジャンプすることだけを可能にすることが望ましいこともある。実際上、これは、ハイライトされる1つの表現が常に存在することを意味する。ディスプレイ201上に一度に表示することができるよりも多くの表現がある場合、スクロールバー又は同様の仕組みを設けることができる。
【0035】
ある実施例では、表現202を選択することにより、対応するコンテントプロバイダに関するデモンストレーションが始まり、そののちユーザは、このコンテントプロバイダに加入したいかどうかを尋ねられる。ユーザが加入することを望まない場合、ユーザは、別の選択を行うことができるスイッチボードに戻る。このように、自宅の快適さのなかで楽しみながらの選択をユーザに認識させることにより、ユーザに対する重要な付加価値をもたらす。
【0036】
コンテントプロバイダを自宅でオンラインで選択する行為は、リラックスでき且つユーザフレンドリなものとして位置付けられなければならない。コンシューマ装置101は、例えば可能な限り多くの「案内」プロセスを生成するために音声認識技術を利用することにより、コンテントプロバイダを選択するプロセスにおいて非常にオーディオビジュアルであることが好ましい。
【0037】
ユーザは、表現202−207に関連付けられたデモンストレーションを検討した後に、加入するコンテントプロバイダを選択することができる。特定のコンテントプロバイダに加入するためには、ユーザの名前及び住所のような特定の情報、支払い請求情報等が通常は必要とされる。このために、コンシューマ装置101に登録モジュール210を設けることが有利である。例えば遠隔制御装置103又はキーボード104上のボタンを押下することにより、又はディスプレイ201上に表示されるメニューからメニューオプションを選ぶことにより、登録モジュール210をアクティブにすると、登録スクリーンが表示される。
【0038】
ユーザが、最初にコンシューマ装置101をアクティブにする際にある初期設定を実施する必要がある場合、登録スクリーンはこの初期設定の一部であることが好ましく、この場合この動作を後回しにする選択も可能である。
【0039】
いずれにせよ、登録スクリーンが呼び出されたとき、ユーザはキーボード104を介して必要な情報を供給するように要求される。登録は、個人の好み及び他の情報を入力することを含んでもよい。コンシューマ装置101は、ユーザ情報を必要とするデジタル財布のような他のモジュールを備えてもよい。そのような場合、ユーザ情報は、一度だけ入力され、それを必要とするすべてのモジュールの間で共有されることが好ましい。
【0040】
登録したのち、ユーザには、図2に示すような一覧を直ちに示すことができる。代替例として、ユーザが最初にコンテントプロバイダの選択を行うまで、登録スクリーンは後回しにされてもよい。これにより、ユーザは、いろいろな種類のフォームに記入する必要なく、コンテントプロバイダ選択操作を用いて「プレイ」することができる。登録情報は、ゲートウェイシステム106に直接に供給されてもよく、又は選択がなされたときのみ供給されてもよい。
【0041】
ユーザは更に、セットトップボックス102又はアクセスモジュール105を購入した店でこの情報をフォームに記入するように求められることもある。店は、ゲートウェイシステム106のオペレータに情報を送信する。
【0042】
ユーザが、図2に示すように表現203をハイライトすることにより選択を行うと、この選択203は、選択モジュール211により受け取られ、選択モジュール211はそののち、それをゲートウェイシステム106に示す。選択モジュール211は更に、登録モジュール210によって記録された登録情報をゲートウェイシステム106に示してもよい。ゲートウェイシステム106は、対応するコンテントプロバイダに通知し、ユーザの自動化された加入を容易にすることができる。
【0043】
ある実施例では、登録が提示され、選ばれたコンテントプロバイダへの加入が実現されたあと、コンテントプロバイダ独自のソフトウェアが、コンシューマ装置101にダウンロードされ、インストールされる。これによりコンシューマ装置101は、改良された使用に対する備えができる。コンシューマは、TVを見ながら遠隔制御装置103及び/又はキーボード104を通して改良されたコンテントに容易にアクセスすることができる。
【0044】
ユーザが、あとから別のコンテントプロバイダを選択をすることができるとき、コンシューマ装置101にそのとき存在するいかなる特定コンテントプロバイダ用のソフトウェアもディスエーブルされ、削除され、新しく選ばれたコンテントプロバイダ用の特定コンテントプロバイダ用のソフトウェアがダウンロードされ、インストールされることができる。
【0045】
この実施例は、アップグレード可能な環境をコンシューマに提供する。将来のサービスプロバイダの提案及びアプリケーションは、例えば将来のブラウザバージョンのように、既存のモジュールメモリの範囲内でオンラインでダウンロードすることができる。これは、コンシューマがその日に望んでいるコンテントプロバイダを選ぶことができる以上のものであることを意味する。コンシューマは、長い年月にわたりコンテントプロバイダを選ぶことができる。コンテントプロバイダの数及び種類が、長い年月の間に増加するという事実があるので、この提案は、そのモジュール技術の範囲内で、長期にわたってコンシューマの満足を確実にする。このような範囲は、主にモジュールのメモリに関連する。
【0046】
表現又はアイコン202−207は、コンシューマ装置101に記憶されることができるが、装置101が最初にアクティブにされゲートウェイシステム106に接続されるときにゲートウェイシステム106からダウンロードされることが好ましい。これは、ユーザがいつも最新の商品を得ることを確実にし、コンシューマ装置101に大きい記憶スペースをもつ必要性をなくす。コンシューマ装置101が初めてアクティブにされ、又はユーザがある種のメニューからこのオプションを選択するとき、装置101は、ゲートウェイシステム106から表現202−207をダウンロードし、ディスプレイ201上にそれらを示す。
【0047】
表現202−207に関連付けられたデモンストレーションは、例えば当該表現に関連付けられたコンテントプロバイダのさまざまな商品を示すショートムービークリップのように、その表現に埋め込まれることができる。コンシューマ装置101内の処理能力に依存して、コンテントプロバイダのシステムの機能のすべて又はいくつかをシミュレートするインタラクティブプログラムがダウンロードされ、デモンストレーションとして実行されることもできる。デモンストレーションは、トライアルラン又はガイドツアーを構成することもできる。これによりユーザは、試行期間中にコンテントプロバイダにより提供されるすべて又はいくつかのコンテントにアクセスすることができ、従ってユーザは実際のシステムがどのようなものであるかを知ることができる。この場合、ゲートウェイシステム106は、試行期間中は選択されたコンテントプロバイダに、コンシューマ装置101へのアクセスを提供しなければならない。
【0048】
6つの表現202−207は、6つの異なるコンテントプロバイダからのものでなくてもよい。1つのコンテントプロバイダが複数の商品を有してもよい。例えば、プロバイダは、最も人気があるTVチャネル及びインターネットアクセスのみを含むベーシックパッケージと、映画チャネル、スポーツ実況チャネル及びカスタマイズされたニュースフィードを含むプレミアムパッケージとを提供することができる。これらの商品は、2つの異なる表現として示される。
【0049】
しかし、表現202−207は、1つのTVコンテントプロバイダにより提供される異なるTVチャネル、又は単なるポータルサイトによってリンクされる異なるウェブサイト若しくはサービスを表現するだけではない。インターネットサービスのコンテクストでは、表現202−207は、Microsoft Network、America Online、CompuServe、Prodigy等の複数のポータルサイトを表現するであろう。ユーザは、これらのプロバイダの1つを選び、必要なときに別のプロバイダに変更することができる。
【0050】
インターネットTV配信のこの方法は、スタンドアロンのハードウェア方法より優れた以下のような経済的利点を与える。
・コンシューマが、テレビ受像機のための出費を予定しており(すでに新しいものを購入することを決めており)、将来のTV機能について考えているとき、コンシューマを獲得する。良い比較は、コンシューマが新車を買うときにエアコンを購入するかどうかの決定であろう。車を購入するという決定はすでになされており、コンシューマは、すでに大きな投資をするつもりであり、唯一の問題は、投資がどれぐらい「機能的に豊か」なものになるかということである。
・使用、インストール及びリビングルームのスペース管理の改善された平易さをコンシューマに提供する。
・コンシューマが初期選択に満足しない場合、インターネットTVサービスプロバイダの進行する選択をコンシューマに提供する。
【0051】
装置101により提供される改良された機能は、コンシューマにとって使いやすいものでなければならない。登録プロセス、コンテントプロバイダ選択プロセス、及び選択されたコンテントプロバイダへのアクセスは、コンシューマフレンドリーでなければならない。ホームインストールプロセスは、専用ハードウェアのインストールよりユーザーフレンドリーでなければならない。
【0052】
図3は、コンシューマ装置101、ゲートウェイシステム106及びコンテントプロバイダ107、108、109を含む機構の第2の実施例を示す。ゲートウェイシステム106は、顧客に関する加入情報を含む顧客データベース310を有する。この情報は、コンシューマ装置101の登録モジュール210から受け取られることが好ましい。ユーザは、また、セットトップボックス102又はアクセスモジュール105を購入する店でこの情報をフォームに記入するように求められることもある。店は、その情報をゲートウェイシステム106のオペレータに送り、オペレータは、顧客データベース310にそれを入力する。
【0053】
ゲートウェイシステム106は記憶装置320を更に有し、その記憶装置にはコンシューマ装置101に伝送するための表現202−207を記憶することができる。ゲートウェイシステム106は、新しいバージョンの表現をダウンロードするために、周期的に又は要求時にコンテントプロバイダ107−109と連絡することができる。このように、ゲートウェイシステム106は常に最新バージョンの表現を提供することができ、コンテントプロバイダ107−109はそれらの商品を簡単に更新することができる。
【0054】
ユーザによってなされた選択203は、選択モジュール211によってゲートウェイシステム106に送られ、ゲートウェイシステム106において選択受け取りモジュール340により受け取られる。選択受け取りモジュール340は、供給される場合には登録情報も受け取る。登録情報は選択203と共に供給されてもよいが、例えばユーザがコンシューマ装置101の登録モジュール210を使用して登録情報を入力した直後に先に供給されてもよい。登録情報は顧客データベース310に記憶される。
【0055】
ゲートウェイシステム106は、ここで、ユーザが選択されたコンテントプロバイダの商品へのアクセスを与えられ、コンテントプロバイダがコンシューマ装置101にその商品を伝送することができるように準備する。これは、通常、選択されたコンテントプロバイダにユーザが加入することを必要とする。ゲートウェイシステム106は、顧客データベース310に登録されたユーザに関する登録情報を選択されたコンテントプロバイダに供給し、ユーザの自動加入を容易にする。
【0056】
ユーザが別のコンテントプロバイダに事前に加入していた場合、ゲートウェイシステム106は、ユーザの加入を取り消すために他のコンテントプロバイダに命令を供給する。
【0057】
加入のための支払いは、ユーザとコンテントプロバイダとの間で直接行われてもよいが、これは、ユーザが別のコンテントプロバイダに変更することを望む場合に自分で加入を取り消さなければならないことを意味する。従って、支払いもまた、ゲートウェイシステム106によって自動的に処理されることが望ましい。ユーザは、登録プロセスの一部として、コンテントプロバイダの商品にアクセスするのに必要な加入料金をユーザの借方勘定に記入するようにゲートウェイシステムオペレータに権限を与えることができる。ゲートウェイシステム106は、選択されたコンテントプロバイダに、ユーザの借方勘定に記入する権限を与える。ユーザがあとで新しいコンテントプロバイダに変更するとき、ゲートウェイサーバ106は、古いコンテントプロバイダの借方記入の権限を無効にし、新しいコンテントプロバイダに権限を与える。
【0058】
代替例として、ユーザがゲートウェイサービスに加入する必要がある場合、支払いは、ユーザの加入料から差し引かれ、トランスペアレントなやり方で選択されたコンテントプロバイダに供給されてもよい。
【0059】
他のコンテントプロバイダは、加入料を要求する代わりに、利益を生むために広告を出すというようなビジネスモデルに頼ることもできる。これらのケースでは当然ながら支払いは必要でない。
【0060】
図3に示す実施例において、コンシューマ装置101及びコンテントプロバイダ107、108、109は直接は接続されていない。選択されたコンテントプロバイダがコンシューマ装置101にコンテントを伝送することを望む場合、ゲートウェイシステム106を介してそれを伝送しなければならない。このために、コンテントプロバイダ107、108、109はゲートウェイシステム106における個々の受け取りモジュール337、338、339に接続されている。受け取りモジュール337、338、339の1つによって受け取られた伝送は、どのプロバイダが選択されたコンテントプロバイダであるかに依存して伝送モジュール331に渡される。伝送モジュール331は、その伝送をコンシューマ装置101に転送する。
【0061】
さまざまなコンテントプロバイダ107、108、109が相互に異なるフォーマットでコンテントを伝送することができる。ゲートウェイシステム106が単にコンシューマ装置101に伝送を渡す場合、セットトップボックス102又はアクセスモジュール105は、すべてのこれらのフォーマットのコンテントを復号化するように構成される必要があるが、これを構築するのは非常に複雑であり費用がかかる。従って、そのような場合、ゲートウェイシステム106は、選択されたコンテントプロバイダから受け取ったコンテントを、セットトップボックス102又はアクセスモジュール105が復号化し処理することができるフォーマットに変換することが望ましい。この変換又はトランスコードプロセスは、伝送モジュール331において最も良く実現できる。
【0062】
トランスコードプロセスは更に、伝送されたコンテントをコンシューマ装置101の能力に適応させることを要求することがある。例えば、従来のテレビは、パーソナルコンピュータに関して使用される多くのモニタの解像度より低いスクリーン解像度を有する。コンピュータベースのブラウザ用に設計されたいかなるピクチャ、映画又は他のコンテントも、低いテレビスクリーン解像度にトランスコードされる必要がある。文字情報が離れた距離から読み取ることができるように、文字情報のサイズも大きくする必要がある。
【0063】
この実施例の利点は、コンテントプロバイダ107、108、109が、すべての個々のコンシューマ装置101ではなく、ゲートウェイシステム106にのみそれらのコンテント及び商品を分配すればよいということである。これにより、プロバイダは、ケーブルネットワーク又は多数の衛星のような大きく高価な伝送インフラストラクチャを展開する必要がなくなる。ゲートウェイシステム106への1つの接続は、コンテントプロバイダ107、108、109が、ゲートウェイシステムのユーザベースの人口全体に(潜在的に)達することを可能にする。
【0064】
この実施例の付加的な利点は、ユーザがゲートウェイシステム106のサービスに効果的に固定され、ゲートウェイシステムのオペレータに個々のコンテントプロバイダ107、108、109と交渉する強力な位置付けを与えるということである。これは、本機構をより一層魅力的なビジネスモデルにする。
【0065】
別の実施例では、アクセスモジュール105又はセットトップボックス102は、適当な認可コードをもたずに伝送されたいかなるコンテントへのアクセスをも防ぐ条件付きアクセスサブシステムを備える。選択されたコンテントプロバイダが、認可コードと共にコンテントを伝送することができるように、ゲートウェイシステム106は、選択されたコンテントプロバイダに認可コードを与える。ユーザが他のコンテントプロバイダに変更するとき、他のコンテントプロバイダだけがコンシューマ装置101にコンテントを供給することができるように、認可コードがゲートウェイシステム106によって変更される。
【0066】
従来のブロードキャスティングでは、ほとんどの放送事業者は、それらがコンシューマ世帯を所有する(支配する)ことを求めることはできなかった。各放送事業者は1チャネルしか提供せず、コンシューマにとって、分刻みでチャネルを切り替えることが容易だった。インターネットコンテントプロバイダは、ディジタルビデオのストリーミングの到来により一層明らかなように、放送事業者になる途中であるが、それらの競争原理は従来の放送事業者とは異なる。インターネットベースの放送事業者はそれぞれが、適切に構築されればほぼ無限である驚くほど幅広い多様な娯楽及び通信コンテントを提供するとともに、「塀で囲まれた庭」環境と、リビングルームのコンシューマがその場を離れたがらない誘導的なフォーマットとを生成する。したがって、インターネットブロードキャスティングは、「勝者独り占め」の原理にある。顧客と契約するデジタルコンテントプロバイダは、そのサービス上で、加入者のライフサイクルから加入、広告、及び電子商取引の利益のほぼすべてを得る。他のプロバイダはほとんど何も得ない。
【0067】
更に、デジタルコンテントプロバイダの経済状態のいくつかの要素はスケールに関連する。最も大きい加入者ベースをもつプロバイダは、
・その加入者が他の加入者のみに向かって話すことを可能にする「コミュニティ」アプリケーションを生成することができ、
・良く目標を定めた広告を与え、高い広告レートを要求することができ、
・ブランド構築の費用を償却することができる。
【0068】
これらの要素の組み合わせ−加入者レベルでの勝者独り占め及び莫大な利益−は、デジタルコンテントプロバイダに「土地略奪」戦略による競争をもたらす。デジタルコンテントプロバイダは、当該顧客をそれらの顧客ベースに変換することに、新しい顧客の期待される正味現在価値(NPV)の多くを費やすことを考える。株式市場は、今まで、「土地略奪」方法を通して賢明に積極的にそれらの加入者ベースを成長させてきたコンテントプロバイダを非常に満足させてきた。
【0069】
近い将来、多くの主な市場は、いくつかのインターネットTVコンテントプロバイダに、「土地略奪」のやり方で顧客ベースを築くための競争をさせるであろう。このコンテクストにおいて、ゲートウェイされたTV戦略は経済的に意味がある。それぞれのコンテントプロバイダ107−109は、ゲートウェイシステム106のプロバイダに、その顧客ベースに加えられるコンシューマの生涯NPVの特定の量を支払いたいと思うはずである。それぞれのコンシューマの価値が高まるほど、各コンテントプロバイダが支払いたいと思う「委託料」も高くなる。
【符号の説明】
【0070】
101 コンシューマ装置
106 ゲートウェイ装置
107,108,108 コンテントプロバイダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンシューマ装置(101)へのアクセスを提供する方法であって、
複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)からのサービスの表現であって、各サービスが前記複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)中の1つのコンテントプロバイダによってそれぞれ提供されたものである、サービスの表現をコンシューマに電子的に提示することと、
前記複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)中の特定の1つのコンテントプロバイダによって提供された前記サービスの特徴のデモンストレーションについて、前記コンシューマからの選択を受け取ることと、
前記選択の受け取りに応答して、前記特定の1つのコンテントプロバイダについての前記サービスの特徴のデモンストレーションを開始することと、
前記コンシューマが前記特定の1つのコンテントプロバイダに加入を望むか否かを決定するために、前記デモンストレーションの終了時に前記コンシューマに問い合わせることと、
前記コンシューマが前記特定の1つのコンテントプロバイダに加入したいという決定に応答して、前記特定の1つのコンテントプロバイダに、前記コンシューマ装置(101)へのアクセスを提供すること
を含む方法。
【請求項2】
前記選択されたコンテントプロバイダへの前記ユーザの加入を容易にするために、前記選択されたコンテントプロバイダに前記ユーザに関する登録情報を提供することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アクセスの提供が、前記選択されたコンテントプロバイダから前記コンシューマ装置(101)に向けられた伝送を受け取り、該伝送を前記コンシューマ装置(101)に転送することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アクセスの提供が、前記コンシューマ装置(101)に適したフォーマットに前記伝送をトランスコードすることを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記コンシューマ装置(101)へのアクセスを準備したのち、前記選択されたコンテントプロバイダから委託料を受け取ることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ゲートウェイシステムとコンシューマ装置との間において、前記コンシューマ装置(101)へのアクセスを、ユーザが選択したコンテントプロバイダに提供する機構であって、
前記コンシューマ装置(101)は、
複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)からのサービスの表現であって、各サービスが前記複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)中の1つのコンテントプロバイダによってそれぞれ提供されたものである、サービスの表現をユーザに電子的に提示する提示手段(201)と、
前記複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)中の特定の1つのコンテントプロバイダによって、前記コンシューマ装置(101)と通信する前記ゲートウェイシステム(106)に提供された前記サービスの特徴のデモンストレーションについて、前記ユーザからの選択を受け取るための入力手段(103,104)と、
前記デモンストレーションの終了時に、前記ユーザが前記特定の1つのコンテントプロバイダに加入したいか否かを決定する決定手段と、
前記複数のコンテントプロバイダ(107,108,109)中のユーザが選択したコンテントプロバイダを示す選択を、前記コンシューマ装置(101)と通信する前記ゲートウェイシステム(106)に提供する選択手段(211)と、
を有し、
前記ゲートウェイシステム(106)は、
前記選択手段(211)から、ユーザが選択したコンテントプロバイダを示す前記選択を受け取るための選択受け取り手段(340)と、
前記ユーザが選択したコンテントプロバイダに、前記コンシューマ装置(101)へのアクセスを提供するアクセス手段(331,337,338,339)と、
を有する機構。
【請求項7】
前記アクセス手段(331,337,338,339)が、前記選択されたコンテントプロバイダから前記コンシューマ装置(101)に向けられた伝送を受け取り、前記伝送を前記コンシューマ装置(101)に転送する、請求項6に記載の機構。
【請求項8】
前記アクセス手段(331,337,338,339)が、前記コンシューマ装置(101)に適したフォーマットに前記伝送を更にトランスコードする、請求項7に記載の機構。
【請求項9】
前記ユーザが選択したコンテントプロバイダに前記ユーザに関する登録情報を提供する登録手段(310)を更に有する、請求項6に記載の機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−16208(P2013−16208A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−228000(P2012−228000)
【出願日】平成24年10月15日(2012.10.15)
【分割の表示】特願2002−515836(P2002−515836)の分割
【原出願日】平成13年7月11日(2001.7.11)
【出願人】(509270203)シー.エイチ.アイ. ディベロプメント エムジーエムティー.リミテッド トゥエンティ・エイト, エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】