コンテナ
【課題】 他の長さのコンテナを搭載するためのラックコンテナに搭載することができる貨物コンテナを提供することを目的とする。
【解決手段】 コンテナCL(20フィート長)は、コンテナ本体Cbと、荷役車両の荷役装置と係合し荷役車両上に積降するリフトバー19と、ラックコンテナCrと係合する隅金具22a,22b,24a,24b(係合部)とを備え、係合部は、ほかの長さのコンテナ(12フィート長)の係合部と同じ間隔で配置している。
【解決手段】 コンテナCL(20フィート長)は、コンテナ本体Cbと、荷役車両の荷役装置と係合し荷役車両上に積降するリフトバー19と、ラックコンテナCrと係合する隅金具22a,22b,24a,24b(係合部)とを備え、係合部は、ほかの長さのコンテナ(12フィート長)の係合部と同じ間隔で配置している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテナ(積載物として廃棄物を例に挙げる)を、廃棄した業者から処分場へ運搬する際には、廃棄した業者から荷役車両を用いて搬出し、その後貨物船といった大量輸送手段を用いて運搬している。貨物船にコンテナを積み込むときには、複数個のコンテナをラック貨物コンテナ(以下、本願ではラックコンテナと呼ぶ)に搭載し、ラックコンテナごと運搬することで、積降作業を簡素化している。そして、コンテナは運搬しやすいように長さが例えば12フィートに統一されており、コンテナをラックコンテナに固定するには、コンテナの四隅に設けた隅金具と、ラックコンテナに同間隔をあけて配置した金具とを連結して固定するようにしている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−62845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、廃棄物は事業所により排出量が異なるため、長さ(容積)の異なるコンテナ(例えば20フィートの長さ)を使用しなければならず、港には複数種類のコンテナが集まる。20フィートコンテナを同様に複数個まとめて輸送するためには、コンテナ長さの違いからコンテナ四隅に設けた隅金具の位置が異なるため、20フィートコンテナの隅金具の位置に合わせたラックコンテナを使用しなければならない。
すると、コンテナの種類の数と同じ数のラックコンテナが用意されているため、コンテナの長さが12フィートか20フィートかにより専用のラックコンテナを探して搭載する必要があり、トータルの輸送作業に時間がかかってしまうという問題が生じる。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、他の長さのコンテナを搭載するためのラックコンテナに搭載することができるコンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明のコンテナは、コンテナ本体と、荷役車両の荷役装置と係合し荷役車両上に積降するリフトバーと、係合部とを備え、係合部は、ほかの長さのコンテナの係合部と同じ間隔で配置したことを特徴としている。
このような構成のコンテナによれば、専用のラックコンテナを用いることなくコンテナを集中搬送することができるため、専用のラックを探す手間を省くことができ、作業性を向上することができる。
【0006】
また、前記コンテナは、前記リフトバーをコンテナ前部に備えると共に、コンテナ後部にローラを有し、前記係合部は第一係合部と第二係合部とからなり、前記第一係合部はコンテナ本体の前後方向中央部に配置し、前記第二係合部はコンテナ前側の端部に配置することが好ましい。
この場合、コンテナを荷役車両に積み込む際には、荷役車両がコンテナ前部に備えたリフトバーを持ち上げるとコンテナ後部のローラを中心にコンテナ前部が持ち上がるため、コンテナ中央部に配置した第一係合部及びコンテナ前側の端部に配置した第二係合部を地面より上昇した位置に持ち上げることができる。このため、別途係合部が地面に干渉しないように係合部やローラに姿勢を変化させる機構を備えなくてもよく、コンテナを安価に製造することができる。
【0007】
前記コンテナ本体は側面にコンテナの高さ方向に延びるスチフナを有し、前記第一係合部は前記スチフナの下端に設けることが好ましい。
これによると、第一係合部をコンテナ側面の補強用のスチフナに設けたため、第一係合部をコンテナ本体に固定する箇所を強化する必要がなく、コンテナを安価に製造することができる。
【0008】
前記第二係合部はコンテナ前部に備えた接地用の支持脚に設けることが好ましい。
これにより、第二係合部をコンテナ本体に固定するための部材と支持脚とを兼用することができるため、コンテナを安価に製造することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコンテナによれば、専用のラックコンテナを用いることなくコンテナを集中搬送することができるため、専用のラックコンテナを探す手間を省くことができ、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明のコンテナの側面図である。
【図2】本発明のコンテナの平面図である。
【図3】本発明のコンテナの後面図である。
【図4】本発明のコンテナを荷役車両に搭載する状態を示す図である。
【図5】小型コンテナの側面図である。
【図6】小型コンテナを荷役車両に搭載する状態を示す図である。
【図7】ラックコンテナの側面図である。
【図8】ラックコンテナの平面図である。
【図9】ラックコンテナの後面図である。
【図10】ラックコンテナに本発明のコンテナ及び小型コンテナを搭載した状態を示す図であり、(a)は小型コンテナを3個搭載した状態を、(b)は本発明のコンテナを2個搭載した状態を示している。
【図11】ツイストロックの斜視図であり、(a)は解除状態を、(b)は固縛状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0012】
本願発明のコンテナCL(20フィート長)について図1〜図3を用いて説明する。
【0013】
図1は、コンテナCLの側面図、図2は、コンテナCLの平面図、図3は、コンテナCLの後面図である。なお、図1(側面図)における左側を前方、右側を後方、図2(平面図)における紙面下側を左側、紙面上側を右側と呼ぶ。
【0014】
コンテナCLは、底板11と、底板11の四隅に立設した支柱12a,12b,13a,13bと、底板11前端に下端を、一対の前側の支柱12a,12bに両端を固定した前壁14と、底板両側端に下端を前後の支柱12a,13a(12b,13b)に両端を固定した一対の側壁15,15と、を備えている。なお、底板11と四本の支柱12a,12b,13a,13bと前壁14と一対の側壁15,15とによりコンテナ本体Cbを構成する。
【0015】
コンテナCLはさらに、前壁14及び側壁15,15の上端部にそれぞれ固定し中央に投入口16aを有する天板16と、天板16の上面であって、投入口16aより前側及び後側にヒンジを介して固定した2枚の天蓋17,17を備えており、天蓋17,17をヒンジ回りに回転させ、投入口を開放することにより積載物(例えば塵芥)を投入することができる。天板16と天蓋17,17との間にはパッキン(図示せず)を備え内蔵した塵芥から発生した臭気が投入口16aよりコンテナCL外に放出してしまうことを防止している。天板16は固縛装置18を複数備え、固縛状態では天蓋の回動を抑えつつパッキンを圧縮して密封性を向上している。
【0016】
前壁14に備えた凹部14a(図2参照)には荷役車両Tのフックh1(図4参照)と係合しうるリフトバー19を備えている。
【0017】
コンテナCL後面は天板16に設けたヒンジを介して揺動可能に支持したテールゲート20を備えている(図3参照)。
テールゲート20と底板11及び後側の支柱13a,13bとの間にはパッキン(図示せず)を備え、内蔵した塵芥から発生した臭気や汚水がコンテナCL外に排出してしまうことを防止している。
そして、コンテナCLの後面下部にはテールゲート20をロックするテールゲートロック装置21を備えており、テールゲートロック装置21がロック状態ではテールゲート20の揺動を抑えつつパッキンを圧縮して密封性を向上している。
【0018】
底板11の下面には、車幅方向に延びた断面コ字状の型材より形成した複数の横補強桁11aと、複数の横補強桁11aの下面に前後方向に延びた断面I字状の型材より形成した縦補強桁11bとを固定している。
中央の横補強桁は、断面C型の2本の横補強桁11a,11aの開口部を向かい合うように配置し、フォークリフトのフォークを挿入できるフォークポケットfを形成しており、コンテナCLをフォークリフトを用いて運搬することができるようにしている。
【0019】
前側の支柱12a,12bはその下端が底板11から突出する長さとし、その下端部には隅金具22a,22b(第二係合部)を設けている。
なお、前側の支柱12a,12bの下端は、コンテナCLを接地する際の接地部であり、支持脚Lを兼用している。
【0020】
一方、側壁15,15の外面にはコンテナを補強するために高さ方向に延びた複数のスチフナ23を備えている。複数のスチフナ23のうち後述の小型コンテナCSの全長と同じ距離だけ離れた位置に配置したスチフナ23aはその下部を底板11より突出する長さとし、下端部に隅金具24a,24b(第一係合部)を設けている。スチフナ23aの中央部よりやや下方の箇所においてスチフナ23aの側面とフォークポケットfを形成する横補強桁11aの側面とを溶接により固定している。また、スチフナ23aの下端もコンテナCLを接地する際の接地部を兼用している。
そして底板11の後端部には接地ローラ25,25を備えている。なお、前側の支柱12a,12b及びスチフナ23aの下端(各接地部)とローラ24の下端との高さは同じ高さとし、接地時の支点を6箇所とすることで安定してコンテナCLを接地することができるようにしている。
【0021】
コンテナCLは図4の二点鎖線で示したように荷役車両Tの車体上に搭載することができる。
コンテナCLは、前壁14に設けたリフトバー19と荷役車両の荷役アームA1先端に備えたフックh1とを係合し、荷役アームA1を車両前方に回動させることで荷役車両Tの車体上に搭載する。
【0022】
このとき荷役アームA1によりコンテナCLを持ち上げ始めると接地ローラを中心にコンテナ前端が持ち上がる(図4の実線の姿勢)。すると、接地部(前側の支柱12a,12bの下端及びスチフナ23a下端)は接地ローラ25よりも前方(リフトバー19側)に配置しているため、地面より浮き上がり、コンテナCLは接地ローラ25のみによって接地した状態となる。
これにより、隅金具22a,22b,24a,24bを引きずることなくコンテナの積み込みを行うことができる。
なお、荷役アームA1を車両後方に揺動することでコンテナCLを荷役車両T上でダンプさせることができ(図示せず)、テールゲート20を開放したコンテナCL後端より塵芥を排出することができる。
【0023】
次に、小型コンテナCs(12フィート長)について図5を用いて説明する。図5は、小型コンテナの側面図である。
【0024】
小型コンテナCsは、底板31と、底板31の四隅に立設した4本の支柱32と、底板31前端に下端を一対の前側の支柱32に両端を固定した前壁33と、底板31両側端に下端を前後の支柱32に両端を固定した側壁34と、前壁33及び側壁34上端部にそれぞれ固定し中央に投入口35aを有する天板35とを備えている。
【0025】
そして、小型コンテナCsもコンテナCLと同様に天板35の上面であって、投入口35aより前側及び後側にヒンジを介して固定した2枚の天蓋36と、前壁33の左右方向中央部に備えた凹部33aには図6に示した小型荷役車両Tsのフックh2と係合しうるリフトバー37と、後面は天板35に設けたヒンジを介して揺動可能に支持したテールゲート38を備えている。
【0026】
底板31の下面には、長手方向が前後方向を向く断面コ字状の型材より形成した補強桁(図示せず)を固定している。
支柱32はその上下端が底板31及び天板35からそれぞれ突出する長さとし、その両端部には隅金具39を設けている。なお、支柱32の下端は小型コンテナCsを接地する際の接地部を兼用している。
底板31の後部には接地ローラ40を揺動自在に備え、小型コンテナCsの後方に突出させることができる(図5の一点鎖線の姿勢)。
【0027】
小型コンテナCsは図6の二点鎖線で示したように小型荷役車両Tsの車体上に搭載することができる。小型コンテナCsは、前壁32に設けたリフトバー37と小型荷役車両Tsの荷役アームA2先端に備えたフックh2とを係合し(実線の姿勢)、荷役アームA2を車両前方に回動させることで小型荷役車両Tsの車体上に搭載することができる。
【0028】
ラックコンテナCr(40フィート長)について図7〜図9を用いて説明する。
【0029】
図7は、ラックコンテナCrの側面図、図8は、ラックコンテナCrの平面図、図9は、ラックコンテナCrの背面図である。なお、図7(側面図)における左側を前方、右側を後方、図8(平面図)における紙面下側を左側、紙面上側を右側と呼ぶ。
【0030】
ラックコンテナCrは、一対の主桁51と、複数の横桁52と、4本の支柱53と、補強桁54と、フォークポケットfr,frと、ブラケット55とを備えている。
【0031】
前記一対の主桁51は、長手方向がラックコンテナCr前後方向を向く断面I字状の型材により形成されており、前記複数の横桁52は左右一対の主桁51間に配置するとともに両端をそれぞれ主桁51の側面に溶接固定している。なお、複数の横桁52は断面コ字状のチャンネル材により形成されている。
【0032】
支柱53は、角パイプにより形成され、最前端に位置する横桁52と最後端に位置する横桁52とのそれぞれの両端部に、横桁52から上方に向かって突出するように固定している。ラックコンテナCrの前面及び後面に相当する支柱53,53間にはそれぞれ2本の補強桁54を交差するように固定している。
【0033】
ラックコンテナCrの中央部にはその間隔が小型コンテナ(ISO12フィートコンテナ)の支柱と同間隔であって、小型コンテナ3個を固定しうる位置にブラケット55を介して隅金具56を備えている。そして、4本の支柱53の上下両端は、40フィートコンテナと係合しうる位置に隅金具57を備えている。
【0034】
ラックコンテナCrにコンテナCLを搭載する手順について図10及び図11を用いて説明する。
図10(a)は、小型コンテナCsを搭載したラックコンテナCrの側面図であり、図10(b)は、本発明のコンテナCLを搭載したラックコンテナCrの側面図であり、図11はラックコンテナCrにコンテナCLを固定するためのツイストロック60の斜視図であり、(a)は解除状態を示し(b)は固縛状態を示す。
【0035】
ツイストロック60は、ベース61に設けた上下一対のロック部62a,62bをレバー63の回転により回転することができる。図11(a)の状態で、例えば下ロック部62bをラックコンテナCrの隅金具に、上ロック部62aをコンテナCLの隅金具にそれぞれ挿入し、レバー63を90度回転すると図11(b)の状態となり、上下ロック部62a,62bの突出部が隅金具と係合するため、ラックコンテナCrにコンテナCLを固定することができる。
【0036】
図10を参照して搭載手順について詳細な説明をする。
ラックコンテナCrの隅金具56をラックコンテナCrの前方であって左側に位置するものから順に56a,・・・,56lとする(図8参照)。図10(a)に示すようにラックコンテナCrは小型コンテナCsを3個固定することができる。
まず、ラックコンテナCrの後方の隅金具56i,56j,56k,56lにそれぞれツイストロック60の下ロック部62bを挿入する。その状態で小型コンテナCsをフォークリフトによりその下方に備えた4つの隅金具39がツイストロック60の上ロック部62aにそれぞれ挿入するように搭載する。4個のツイストロックのレバー63をそれぞれ操作して、固縛状態とすればラックコンテナCrの後方に小型コンテナCsを固定することができる。同様に、前側の4箇所の隅金具56a,56b,56c,56dと、中央部の4箇所の隅金具56e,56f,56g,56hとにそれぞれツイストロック60を介して小型コンテナCsを固定することができる。
【0037】
一方、本発明のコンテナCLを搭載する場合には、ラックコンテナCrの後部に小型コンテナCsを固定した際と同じように、ラックコンテナCrの後方の隅金具56i,56j,56k,56lにそれぞれツイストロック60の下ロック部62bを挿入する。そして、コンテナCLの前壁14がラックコンテナCrの後方を向くようにした状態で、ラックコンテナCrの後方に搭載しようとすると、コンテナCLの第一係合部(隅金具24b)がラックコンテナCrの隅金具56iと、同様に第一係合部(隅金具24a)が隅金具56j、第二係合部(隅金具22b,隅金具22a)が隅金具56k,56lとそれぞれ合致する。よって、ツイストロック60のレバー63を回転し、固縛状態とすれば小型コンテナCs用のラックコンテナCrにコンテナCLを固定することができる。
これにより、本発明のコンテナCLは専用のラックコンテナを用意することなく既存の小型コンテナ用のラックコンテナCrがあればよいので、ラックコンテナの種類を少なくすることができるとともにコンテナCL用のラックコンテナを探して搭載する必要がない。よって、ラックコンテナの搭載作業を容易に行うことができる。
【0038】
コンテナCLを固定する各隅金具は、コンテナ本体Cbに強固に固定する必要がある。上記実施例においてはコンテナCLを隅金具コンテナCLの側面に備えた補強用のスチフナ23aの下部に隅金具24a,24b(第一係合部)を設けるとともに、支持脚Lの下部に隅金具22a,22b(第二係合部)を設けている。従って、隅金具をコンテナ本体Cbに固定するための部材と兼用することができるとともに、別途コンテナ本体Cbを強化する必要がない。そして、コンテナCLを安価に製造することができる。
【0039】
一方、ラックコンテナCrの前側にコンテナCLを搭載する場合は、コンテナCLの前壁14をラックコンテナCrの前方を向くようにし、隅金具56a,56b,56c,56dを用いて固定すればよい(図10(b)二点鎖線)。
【0040】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において、第二係合部をコンテナCLの前端に、第一係合部をコンテナCLの中央部にそれぞれ配置したが、第一及び第二係合部の両方をコンテナCLの中央部や、コンテナCLの後端部(ローラ側端部)と中央部など、他の位置に係合部を配置してもよい。このとき第一係合部と第二係合部との間隔を小型コンテナCsの隅金具39,39と同じ間隔にするのは言うまでもない。
また、第二係合部である隅金具22a,22bをコンテナCLに設けるための支柱12a,12bは支持脚Lを兼用し、第一係合部である隅金具24a,24bをスチフナ23aの突出させた箇所に設けているが、別途専用のブラケット等を用いてコンテナ本体Cbに固定するようにしてもよい。
また、ラックコンテナCrには隅金具56を設け、コンテナCLの隅金具と上下にロック部を備えたツイストロックを用いて固定するようにしたが、ラックコンテナCrの隅金具56にかえて固定式のツイストロックをラックコンテナCrに設けてもよい。
【0041】
上記実施例においては、ラックコンテナCrが40フィート、コンテナCLが20フィート、小型コンテナCsが12フィートの組み合わせについて説明したが、そのほかの長さのコンテナの組み合わせを選択してもよく、コンテナCLの第一係合部と第二係合部との間隔を小型コンテナCsの隅金具と同じ間隔にすればよい。
【符号の説明】
【0042】
CL コンテナ
Cb コンテナ本体
19 リフトバー
22a(22b) 第二係合部(係合部)
24a(24b) 第一係合部(係合部)
Cr ラックコンテナ
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテナ(積載物として廃棄物を例に挙げる)を、廃棄した業者から処分場へ運搬する際には、廃棄した業者から荷役車両を用いて搬出し、その後貨物船といった大量輸送手段を用いて運搬している。貨物船にコンテナを積み込むときには、複数個のコンテナをラック貨物コンテナ(以下、本願ではラックコンテナと呼ぶ)に搭載し、ラックコンテナごと運搬することで、積降作業を簡素化している。そして、コンテナは運搬しやすいように長さが例えば12フィートに統一されており、コンテナをラックコンテナに固定するには、コンテナの四隅に設けた隅金具と、ラックコンテナに同間隔をあけて配置した金具とを連結して固定するようにしている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−62845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、廃棄物は事業所により排出量が異なるため、長さ(容積)の異なるコンテナ(例えば20フィートの長さ)を使用しなければならず、港には複数種類のコンテナが集まる。20フィートコンテナを同様に複数個まとめて輸送するためには、コンテナ長さの違いからコンテナ四隅に設けた隅金具の位置が異なるため、20フィートコンテナの隅金具の位置に合わせたラックコンテナを使用しなければならない。
すると、コンテナの種類の数と同じ数のラックコンテナが用意されているため、コンテナの長さが12フィートか20フィートかにより専用のラックコンテナを探して搭載する必要があり、トータルの輸送作業に時間がかかってしまうという問題が生じる。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、他の長さのコンテナを搭載するためのラックコンテナに搭載することができるコンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明のコンテナは、コンテナ本体と、荷役車両の荷役装置と係合し荷役車両上に積降するリフトバーと、係合部とを備え、係合部は、ほかの長さのコンテナの係合部と同じ間隔で配置したことを特徴としている。
このような構成のコンテナによれば、専用のラックコンテナを用いることなくコンテナを集中搬送することができるため、専用のラックを探す手間を省くことができ、作業性を向上することができる。
【0006】
また、前記コンテナは、前記リフトバーをコンテナ前部に備えると共に、コンテナ後部にローラを有し、前記係合部は第一係合部と第二係合部とからなり、前記第一係合部はコンテナ本体の前後方向中央部に配置し、前記第二係合部はコンテナ前側の端部に配置することが好ましい。
この場合、コンテナを荷役車両に積み込む際には、荷役車両がコンテナ前部に備えたリフトバーを持ち上げるとコンテナ後部のローラを中心にコンテナ前部が持ち上がるため、コンテナ中央部に配置した第一係合部及びコンテナ前側の端部に配置した第二係合部を地面より上昇した位置に持ち上げることができる。このため、別途係合部が地面に干渉しないように係合部やローラに姿勢を変化させる機構を備えなくてもよく、コンテナを安価に製造することができる。
【0007】
前記コンテナ本体は側面にコンテナの高さ方向に延びるスチフナを有し、前記第一係合部は前記スチフナの下端に設けることが好ましい。
これによると、第一係合部をコンテナ側面の補強用のスチフナに設けたため、第一係合部をコンテナ本体に固定する箇所を強化する必要がなく、コンテナを安価に製造することができる。
【0008】
前記第二係合部はコンテナ前部に備えた接地用の支持脚に設けることが好ましい。
これにより、第二係合部をコンテナ本体に固定するための部材と支持脚とを兼用することができるため、コンテナを安価に製造することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコンテナによれば、専用のラックコンテナを用いることなくコンテナを集中搬送することができるため、専用のラックコンテナを探す手間を省くことができ、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明のコンテナの側面図である。
【図2】本発明のコンテナの平面図である。
【図3】本発明のコンテナの後面図である。
【図4】本発明のコンテナを荷役車両に搭載する状態を示す図である。
【図5】小型コンテナの側面図である。
【図6】小型コンテナを荷役車両に搭載する状態を示す図である。
【図7】ラックコンテナの側面図である。
【図8】ラックコンテナの平面図である。
【図9】ラックコンテナの後面図である。
【図10】ラックコンテナに本発明のコンテナ及び小型コンテナを搭載した状態を示す図であり、(a)は小型コンテナを3個搭載した状態を、(b)は本発明のコンテナを2個搭載した状態を示している。
【図11】ツイストロックの斜視図であり、(a)は解除状態を、(b)は固縛状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0012】
本願発明のコンテナCL(20フィート長)について図1〜図3を用いて説明する。
【0013】
図1は、コンテナCLの側面図、図2は、コンテナCLの平面図、図3は、コンテナCLの後面図である。なお、図1(側面図)における左側を前方、右側を後方、図2(平面図)における紙面下側を左側、紙面上側を右側と呼ぶ。
【0014】
コンテナCLは、底板11と、底板11の四隅に立設した支柱12a,12b,13a,13bと、底板11前端に下端を、一対の前側の支柱12a,12bに両端を固定した前壁14と、底板両側端に下端を前後の支柱12a,13a(12b,13b)に両端を固定した一対の側壁15,15と、を備えている。なお、底板11と四本の支柱12a,12b,13a,13bと前壁14と一対の側壁15,15とによりコンテナ本体Cbを構成する。
【0015】
コンテナCLはさらに、前壁14及び側壁15,15の上端部にそれぞれ固定し中央に投入口16aを有する天板16と、天板16の上面であって、投入口16aより前側及び後側にヒンジを介して固定した2枚の天蓋17,17を備えており、天蓋17,17をヒンジ回りに回転させ、投入口を開放することにより積載物(例えば塵芥)を投入することができる。天板16と天蓋17,17との間にはパッキン(図示せず)を備え内蔵した塵芥から発生した臭気が投入口16aよりコンテナCL外に放出してしまうことを防止している。天板16は固縛装置18を複数備え、固縛状態では天蓋の回動を抑えつつパッキンを圧縮して密封性を向上している。
【0016】
前壁14に備えた凹部14a(図2参照)には荷役車両Tのフックh1(図4参照)と係合しうるリフトバー19を備えている。
【0017】
コンテナCL後面は天板16に設けたヒンジを介して揺動可能に支持したテールゲート20を備えている(図3参照)。
テールゲート20と底板11及び後側の支柱13a,13bとの間にはパッキン(図示せず)を備え、内蔵した塵芥から発生した臭気や汚水がコンテナCL外に排出してしまうことを防止している。
そして、コンテナCLの後面下部にはテールゲート20をロックするテールゲートロック装置21を備えており、テールゲートロック装置21がロック状態ではテールゲート20の揺動を抑えつつパッキンを圧縮して密封性を向上している。
【0018】
底板11の下面には、車幅方向に延びた断面コ字状の型材より形成した複数の横補強桁11aと、複数の横補強桁11aの下面に前後方向に延びた断面I字状の型材より形成した縦補強桁11bとを固定している。
中央の横補強桁は、断面C型の2本の横補強桁11a,11aの開口部を向かい合うように配置し、フォークリフトのフォークを挿入できるフォークポケットfを形成しており、コンテナCLをフォークリフトを用いて運搬することができるようにしている。
【0019】
前側の支柱12a,12bはその下端が底板11から突出する長さとし、その下端部には隅金具22a,22b(第二係合部)を設けている。
なお、前側の支柱12a,12bの下端は、コンテナCLを接地する際の接地部であり、支持脚Lを兼用している。
【0020】
一方、側壁15,15の外面にはコンテナを補強するために高さ方向に延びた複数のスチフナ23を備えている。複数のスチフナ23のうち後述の小型コンテナCSの全長と同じ距離だけ離れた位置に配置したスチフナ23aはその下部を底板11より突出する長さとし、下端部に隅金具24a,24b(第一係合部)を設けている。スチフナ23aの中央部よりやや下方の箇所においてスチフナ23aの側面とフォークポケットfを形成する横補強桁11aの側面とを溶接により固定している。また、スチフナ23aの下端もコンテナCLを接地する際の接地部を兼用している。
そして底板11の後端部には接地ローラ25,25を備えている。なお、前側の支柱12a,12b及びスチフナ23aの下端(各接地部)とローラ24の下端との高さは同じ高さとし、接地時の支点を6箇所とすることで安定してコンテナCLを接地することができるようにしている。
【0021】
コンテナCLは図4の二点鎖線で示したように荷役車両Tの車体上に搭載することができる。
コンテナCLは、前壁14に設けたリフトバー19と荷役車両の荷役アームA1先端に備えたフックh1とを係合し、荷役アームA1を車両前方に回動させることで荷役車両Tの車体上に搭載する。
【0022】
このとき荷役アームA1によりコンテナCLを持ち上げ始めると接地ローラを中心にコンテナ前端が持ち上がる(図4の実線の姿勢)。すると、接地部(前側の支柱12a,12bの下端及びスチフナ23a下端)は接地ローラ25よりも前方(リフトバー19側)に配置しているため、地面より浮き上がり、コンテナCLは接地ローラ25のみによって接地した状態となる。
これにより、隅金具22a,22b,24a,24bを引きずることなくコンテナの積み込みを行うことができる。
なお、荷役アームA1を車両後方に揺動することでコンテナCLを荷役車両T上でダンプさせることができ(図示せず)、テールゲート20を開放したコンテナCL後端より塵芥を排出することができる。
【0023】
次に、小型コンテナCs(12フィート長)について図5を用いて説明する。図5は、小型コンテナの側面図である。
【0024】
小型コンテナCsは、底板31と、底板31の四隅に立設した4本の支柱32と、底板31前端に下端を一対の前側の支柱32に両端を固定した前壁33と、底板31両側端に下端を前後の支柱32に両端を固定した側壁34と、前壁33及び側壁34上端部にそれぞれ固定し中央に投入口35aを有する天板35とを備えている。
【0025】
そして、小型コンテナCsもコンテナCLと同様に天板35の上面であって、投入口35aより前側及び後側にヒンジを介して固定した2枚の天蓋36と、前壁33の左右方向中央部に備えた凹部33aには図6に示した小型荷役車両Tsのフックh2と係合しうるリフトバー37と、後面は天板35に設けたヒンジを介して揺動可能に支持したテールゲート38を備えている。
【0026】
底板31の下面には、長手方向が前後方向を向く断面コ字状の型材より形成した補強桁(図示せず)を固定している。
支柱32はその上下端が底板31及び天板35からそれぞれ突出する長さとし、その両端部には隅金具39を設けている。なお、支柱32の下端は小型コンテナCsを接地する際の接地部を兼用している。
底板31の後部には接地ローラ40を揺動自在に備え、小型コンテナCsの後方に突出させることができる(図5の一点鎖線の姿勢)。
【0027】
小型コンテナCsは図6の二点鎖線で示したように小型荷役車両Tsの車体上に搭載することができる。小型コンテナCsは、前壁32に設けたリフトバー37と小型荷役車両Tsの荷役アームA2先端に備えたフックh2とを係合し(実線の姿勢)、荷役アームA2を車両前方に回動させることで小型荷役車両Tsの車体上に搭載することができる。
【0028】
ラックコンテナCr(40フィート長)について図7〜図9を用いて説明する。
【0029】
図7は、ラックコンテナCrの側面図、図8は、ラックコンテナCrの平面図、図9は、ラックコンテナCrの背面図である。なお、図7(側面図)における左側を前方、右側を後方、図8(平面図)における紙面下側を左側、紙面上側を右側と呼ぶ。
【0030】
ラックコンテナCrは、一対の主桁51と、複数の横桁52と、4本の支柱53と、補強桁54と、フォークポケットfr,frと、ブラケット55とを備えている。
【0031】
前記一対の主桁51は、長手方向がラックコンテナCr前後方向を向く断面I字状の型材により形成されており、前記複数の横桁52は左右一対の主桁51間に配置するとともに両端をそれぞれ主桁51の側面に溶接固定している。なお、複数の横桁52は断面コ字状のチャンネル材により形成されている。
【0032】
支柱53は、角パイプにより形成され、最前端に位置する横桁52と最後端に位置する横桁52とのそれぞれの両端部に、横桁52から上方に向かって突出するように固定している。ラックコンテナCrの前面及び後面に相当する支柱53,53間にはそれぞれ2本の補強桁54を交差するように固定している。
【0033】
ラックコンテナCrの中央部にはその間隔が小型コンテナ(ISO12フィートコンテナ)の支柱と同間隔であって、小型コンテナ3個を固定しうる位置にブラケット55を介して隅金具56を備えている。そして、4本の支柱53の上下両端は、40フィートコンテナと係合しうる位置に隅金具57を備えている。
【0034】
ラックコンテナCrにコンテナCLを搭載する手順について図10及び図11を用いて説明する。
図10(a)は、小型コンテナCsを搭載したラックコンテナCrの側面図であり、図10(b)は、本発明のコンテナCLを搭載したラックコンテナCrの側面図であり、図11はラックコンテナCrにコンテナCLを固定するためのツイストロック60の斜視図であり、(a)は解除状態を示し(b)は固縛状態を示す。
【0035】
ツイストロック60は、ベース61に設けた上下一対のロック部62a,62bをレバー63の回転により回転することができる。図11(a)の状態で、例えば下ロック部62bをラックコンテナCrの隅金具に、上ロック部62aをコンテナCLの隅金具にそれぞれ挿入し、レバー63を90度回転すると図11(b)の状態となり、上下ロック部62a,62bの突出部が隅金具と係合するため、ラックコンテナCrにコンテナCLを固定することができる。
【0036】
図10を参照して搭載手順について詳細な説明をする。
ラックコンテナCrの隅金具56をラックコンテナCrの前方であって左側に位置するものから順に56a,・・・,56lとする(図8参照)。図10(a)に示すようにラックコンテナCrは小型コンテナCsを3個固定することができる。
まず、ラックコンテナCrの後方の隅金具56i,56j,56k,56lにそれぞれツイストロック60の下ロック部62bを挿入する。その状態で小型コンテナCsをフォークリフトによりその下方に備えた4つの隅金具39がツイストロック60の上ロック部62aにそれぞれ挿入するように搭載する。4個のツイストロックのレバー63をそれぞれ操作して、固縛状態とすればラックコンテナCrの後方に小型コンテナCsを固定することができる。同様に、前側の4箇所の隅金具56a,56b,56c,56dと、中央部の4箇所の隅金具56e,56f,56g,56hとにそれぞれツイストロック60を介して小型コンテナCsを固定することができる。
【0037】
一方、本発明のコンテナCLを搭載する場合には、ラックコンテナCrの後部に小型コンテナCsを固定した際と同じように、ラックコンテナCrの後方の隅金具56i,56j,56k,56lにそれぞれツイストロック60の下ロック部62bを挿入する。そして、コンテナCLの前壁14がラックコンテナCrの後方を向くようにした状態で、ラックコンテナCrの後方に搭載しようとすると、コンテナCLの第一係合部(隅金具24b)がラックコンテナCrの隅金具56iと、同様に第一係合部(隅金具24a)が隅金具56j、第二係合部(隅金具22b,隅金具22a)が隅金具56k,56lとそれぞれ合致する。よって、ツイストロック60のレバー63を回転し、固縛状態とすれば小型コンテナCs用のラックコンテナCrにコンテナCLを固定することができる。
これにより、本発明のコンテナCLは専用のラックコンテナを用意することなく既存の小型コンテナ用のラックコンテナCrがあればよいので、ラックコンテナの種類を少なくすることができるとともにコンテナCL用のラックコンテナを探して搭載する必要がない。よって、ラックコンテナの搭載作業を容易に行うことができる。
【0038】
コンテナCLを固定する各隅金具は、コンテナ本体Cbに強固に固定する必要がある。上記実施例においてはコンテナCLを隅金具コンテナCLの側面に備えた補強用のスチフナ23aの下部に隅金具24a,24b(第一係合部)を設けるとともに、支持脚Lの下部に隅金具22a,22b(第二係合部)を設けている。従って、隅金具をコンテナ本体Cbに固定するための部材と兼用することができるとともに、別途コンテナ本体Cbを強化する必要がない。そして、コンテナCLを安価に製造することができる。
【0039】
一方、ラックコンテナCrの前側にコンテナCLを搭載する場合は、コンテナCLの前壁14をラックコンテナCrの前方を向くようにし、隅金具56a,56b,56c,56dを用いて固定すればよい(図10(b)二点鎖線)。
【0040】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において、第二係合部をコンテナCLの前端に、第一係合部をコンテナCLの中央部にそれぞれ配置したが、第一及び第二係合部の両方をコンテナCLの中央部や、コンテナCLの後端部(ローラ側端部)と中央部など、他の位置に係合部を配置してもよい。このとき第一係合部と第二係合部との間隔を小型コンテナCsの隅金具39,39と同じ間隔にするのは言うまでもない。
また、第二係合部である隅金具22a,22bをコンテナCLに設けるための支柱12a,12bは支持脚Lを兼用し、第一係合部である隅金具24a,24bをスチフナ23aの突出させた箇所に設けているが、別途専用のブラケット等を用いてコンテナ本体Cbに固定するようにしてもよい。
また、ラックコンテナCrには隅金具56を設け、コンテナCLの隅金具と上下にロック部を備えたツイストロックを用いて固定するようにしたが、ラックコンテナCrの隅金具56にかえて固定式のツイストロックをラックコンテナCrに設けてもよい。
【0041】
上記実施例においては、ラックコンテナCrが40フィート、コンテナCLが20フィート、小型コンテナCsが12フィートの組み合わせについて説明したが、そのほかの長さのコンテナの組み合わせを選択してもよく、コンテナCLの第一係合部と第二係合部との間隔を小型コンテナCsの隅金具と同じ間隔にすればよい。
【符号の説明】
【0042】
CL コンテナ
Cb コンテナ本体
19 リフトバー
22a(22b) 第二係合部(係合部)
24a(24b) 第一係合部(係合部)
Cr ラックコンテナ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナ本体と、
荷役車両の荷役装置と係合し荷役車両上に積降するリフトバーと、
係合部とを備え、
係合部は、ほかの長さのコンテナの係合部と同じ間隔で配置したことを特徴としているコンテナ。
【請求項2】
前記コンテナは、
前記リフトバーをコンテナ前部に備えると共に、
コンテナ後部にローラを有し、
前記係合部は第一係合部と第二係合部とからなり、前記第一係合部はコンテナ本体の前後方向中央部に配置し、前記第二係合部はコンテナ前側の端部に配置することを特徴とする請求項1記載のコンテナ。
【請求項3】
前記コンテナ本体は側面にコンテナの高さ方向に延びるスチフナを有し、
前記第一係合部は前記スチフナの下端に設けたことを特徴とする請求項2記載のコンテナ。
【請求項4】
前記第二係合部はコンテナ前部に備えた接地用の支持脚に設けたことを特徴とする請求項2記載のコンテナ。
【請求項1】
コンテナ本体と、
荷役車両の荷役装置と係合し荷役車両上に積降するリフトバーと、
係合部とを備え、
係合部は、ほかの長さのコンテナの係合部と同じ間隔で配置したことを特徴としているコンテナ。
【請求項2】
前記コンテナは、
前記リフトバーをコンテナ前部に備えると共に、
コンテナ後部にローラを有し、
前記係合部は第一係合部と第二係合部とからなり、前記第一係合部はコンテナ本体の前後方向中央部に配置し、前記第二係合部はコンテナ前側の端部に配置することを特徴とする請求項1記載のコンテナ。
【請求項3】
前記コンテナ本体は側面にコンテナの高さ方向に延びるスチフナを有し、
前記第一係合部は前記スチフナの下端に設けたことを特徴とする請求項2記載のコンテナ。
【請求項4】
前記第二係合部はコンテナ前部に備えた接地用の支持脚に設けたことを特徴とする請求項2記載のコンテナ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−56620(P2012−56620A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204276(P2010−204276)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000163095)極東開発工業株式会社 (215)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000163095)極東開発工業株式会社 (215)
【Fターム(参考)】
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